JPH0787498B2 - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JPH0787498B2
JPH0787498B2 JP5059255A JP5925593A JPH0787498B2 JP H0787498 B2 JPH0787498 B2 JP H0787498B2 JP 5059255 A JP5059255 A JP 5059255A JP 5925593 A JP5925593 A JP 5925593A JP H0787498 B2 JPH0787498 B2 JP H0787498B2
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signal
circuit
signal line
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telephone
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武弘 吉田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信装置、特に公衆電
話回線等の音声信号の送受信を行なう通信回線を介して
所定の通信動作を行なう通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置として発呼側からの
呼出信号に応答して送信されてくる原稿を自動的に受信
したり、被呼側の原稿を自動的に送信する、所謂自動着
信機能を備えたファクシミリ装置が知られている。
【0003】一般に、自動着信機能を有するファクシミ
リ装置ではいったん発呼を付属の電話機で受け、その後
手動で回線をファクシミリ装置側に切り換える手動着信
モードも併設されるのがふつうである。
【0004】そして自動着信モードと手動着信モードの
切り換えはファクシミリ装置の操作パネルに設けた切り
換えスイッチにより行なうように構成するのがふつうで
ある。
【0005】装置を手動着信モードに設定しておくと、
ファクシミリ装置に付設された電話機は一般の電話と同
様に使え公衆電話等からの発信でももちろん着信でき
る。しかし、原稿受信を行なう場合にはオペレータの介
在が必要で、オペレータが受話器を上げた後受信ボタン
を押し、回線をファクシミリ装置側に切り換えなければ
ならない。
【0006】一方、自動着信モードに設定しておくとフ
ァクシミリ装置からの原稿送信は自動的に受信すること
ができるが、この場合には装置に接続された電話機は通
常の通話機能を奪われてしまい、公衆電話等からの通常
の音声端末からの発呼では通話が行なえないという欠点
がある。図1にこの具体例を示す。ここではCCITT
(国際電信電話諮問委貝会)勧告T3及びT4に合致の
G2,G3ファクシミリ装置が受信機として例示されて
いる。
【0007】同図に見るように、公衆電話等からの発呼
に対して自動着信に設定されたファクシミリ装置はまず
CED(トーナルの被呼局識別)信号1を回線に送出す
る。これに続いて装置はNSF(非標準装置信号)2、
CSI(デジタルの被呼局識別)信号3、DIS(デジ
タル識別)信号4を回線に送出する。
【0008】この後、ファクシミリ装置はNSF,CS
I,DIS信号に対する送信側の手順信号、すなわちN
SS(非標準装置設定)、TSI(送信局識別)、DC
S(デジタル命令)信号を受信しようとするが、通常の
電話機からの発呼であれば当然これらの信号は送信され
ないので装置は3秒待った後GI2信号5、NSF信号
2、CSI信号3、DIS信号4を回線に送出する。
【0009】この後ファクシミリ装置はGI2,NS
F,CSI,DISのそれぞれの信号に対応する送信側
の手順信号GC2,NSS,TSI,DCS信号を受信
しようとするが通常の電話機からの発呼であればこれら
の信号は当然送信されないので装置は3秒待った後、再
びGI2,NSF,CSI,DISのそれぞれの信号を
順次回線に送出することを最初のNSF,CSI,DI
S信号の送信開始から35秒間まで繰り返した後エラー
終了として回線を切断してしまう。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の自動着信は以上
のようであり、たとえば電話を1本だけしかひいていな
いユーザーでは電話機を通常の電話機としても使用でき
なければならない。したがって装置を自動着信モードに
常時設定しておくわけにはいかず、自動着信モードは全
く無駄な機能となってしまう。
【0011】この点に鑑みて着信時に相手側の音声信号
を検出した場合(すなわち発呼側が通常の音声端末であ
る場合)、ファクシミリ通信を中断しスピーカからこの
音声信号を出力するような自動着信機能を設けた装置も
提案されている。そしてこのような装置では音声を出力
しながら電話機のフックの状態を検出し、操作者が電話
機のフックを上げた場合に回線をファクシミリ装置から
電話機に切り換える。
【0012】このような構成によれば相手側の端末の種
別に応じて自動受信に設定してあっても通常の通話とフ
ァクシミリ通信を切り換えて用いることができるが、着
信側の操作者が不在の場合には前記同様に呼設定が無効
になってしまうという欠点がある。上記ではファクシミ
リ装置を例に説明したが、このような事情は電話回線の
ような音声信号の伝送を主目的とした通信回線を用いる
通信装置に共通する欠点である。
【0013】本発明の課題は、以上の問題を解決し、自
動着信モードに設定されていた場合でも回線接続を無駄
にすることなく所定のデータ通信あるいは通話を切り換
えて実行でき、効率的に回線を使用できる通信装置を提
供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明においては、データ通信を行うデータ通信
手段と、通話を行なう通話手段と、自機の状態を示す信
号を送出する信号送出手段と、相手からの信号を検出す
る検出手段と、前記信号送出手段による信号送出中に前
記検出手段により検出された信号に応じて前記データ通
信手段によりデータ通信を行なうか前記通話手段により
通話を行なうかを切り換える切換手段とを有する構成を
採用した。
【0015】
【作用】以上の構成によれば、自機の状態を示す信号の
送出中に、前記検出手段により検出された信号に応じて
データ通信手段によりデータ通信を行なうか通話手段に
より通話を行なうかを切り換えることができる。
【0016】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づき本発明を詳
細に説明する。但し以下ではCCITT勧告T3及びT
4に準拠したG2、G3ファクシミリ装置を実施例とし
て説明する。
【0017】図2に本発明によるファクシミリ装置の一
実施例をブロック図として示す。図2において符号10
で示されているものは電話網をデータ通信等に使用する
ためその回線の端末に接続して電話交換網の接続制御を
行なったり、データ通信路(すなわちファクシミリ装置
側)への切り換えを行なったり、あるいは回線ループの
保持を行なうNCU(網制御装置)である。NCU10
に接続された信号線10aは電話回線である。電話回線
10aはNCU10によって付属の電話機12側の信号
線10b及びハイブリッド回路16以下のファクシミリ
装置側に接続された信号線10cの間で接続を切り換え
られる。NCU10の接続制御は制御回路60によって
信号線60aを介して制御される。すなわち信号線60
aがレベル「0」の場合には信号線10a(電話回線)
を信号線10b側に切り換える。また信号線60aがレ
ベル「1」の場合に信号線10aを信号線10cに切り
換える。通常の状態では信号線60aはレベル「0」と
なっており、電話回線は電話機12側に接続されてい
る。
【0018】電話機12側の信号線10bには電話機と
共に呼出信号検出回路14が接続されている。通常、交
換機は着信側の電話が話し中でないことを確認した後呼
出信号を着信側の電話機に送信するが、この呼出信号は
検出回路14により検出される。呼出信号検出回路14
は呼出信号を検出した場合に信号線14aを介して制御
回路60にパルスを出力する。
【0019】一方、信号線10cにはハイブリツド回路
16が接続されている。ハイブリツド回路16は送信信
号と受信信号を分離する公知の回路である。ここでは受
信系の回路として音声録音回路18、スピーカ回路2
0、音声認識回路22、GC2信号検出回路24及びN
SS・TSI・DCS信号検出回路26が接続されてい
る。一方送信される信号は後述の送信回路の信号を加算
回路36で加算した信号が信号線36aを介してハイブ
リッド回路16に入力される。信号線10cから入力さ
れた信号はハイブリッド回路16により信号線16a側
にのみ伝達され、また信号線36aから入力される信号
はハイブリツド回路16を介して信号線10c側にのみ
伝達される。
【0020】音声録音回路18は制御回路60によって
信号線60bを介して制御される。すなわち音声録音回
路18は信号線60bのレベルが「1」のとき信号線1
6aの信号を録音する回路である。信号線60bがレベ
ル「0」の場合には録音を行なわない。
【0021】スピーカ回路20は同様に制御回路60に
よって信号線60cを介して制御される。すなわち信号
線60cのレベルが「1」の場合信号線16aの信号を
出力する。また信号線60cのレベルが「0」の場合に
は音声信号の出力を行なわない。
【0022】音声認識回路22は信号線16aの信号を
入力し、人間の音声を認識した場合に信号線22aを介
してレベル「1」を、また音声を認識していない場合に
レベル「0」をそれぞれ制御回路60に出力するもので
ある。
【0023】またGC2信号検出回路24は信号線16
aの信号を入力し、GC2信号を検出した場合に信号線
24aを介して制御回路60にパルスを出力する検出回
路である。すなわち相手側からGC2信号が送信された
場合に信号線24aを介して制御回路60にこの信号の
受信を報知する。
【0024】更にNSS・TSI・DCS信号検出回路
26は上記のGC2信号検出回路と同様にこれらのNS
S・TSI・DCSの連結された手順信号を検出した場
合に信号線26aを介して制御回路60に対して信号の
受信を報知するものである。
【0025】一方、送信側の加算回路36の入力にはC
ED信号送出回路28、GI2信号送出回路30、NS
F・CSI・DIS信号送出回路32、及び音声発生回
路34が信号線28a,30a,32a及び34aをそ
れぞれ介して接続されている。これらの回路は制御回路
60によって信号線60d〜60hを介して制御され
る。
【0026】すなわちCED信号送出回路28は信号線
60dにパルスが発生した時信号線28aにCED信号
を出力し、この出力が終了した場合に信号線28bを介
して制御回路60にパルスを出力するものである。GI
2信号送出回路30及びNSF・CSI・DIS信号送
出回路32も同様に信号線60e,60fにパルスが発
生した際に当該の信号を信号線30a,32aにそれぞ
れ出力し出力が終了した場合に信号線30b,32bを
それぞれ介して出力終了を制御回路60に報知する。
【0027】音声発生回路34はたとえばテープレコー
ダや音声合成回路などから構成するもので、上記の回路
と同様に信号線60g,60hにより制御され、所定の
音声を信号線34aに出力した後出力終了を信号線34
bを介して制御回路60に報知するものである。信号線
60g,60hは音声発生回路34に録音乃至記録され
た2種類の音声の切り換え及び出力を制御するものであ
る。このうち信号線60hはパルスの入力により音声発
生回路34を起動するものである。また信号線60gは
音声発生回路34に記録された3種類の音声の切り換え
を行なうものである。すなわち信号線60gがレベル
「0」の場合にはたとえば「操作者が不在ですのでメッ
セージを録音します。必要なことを3分以内でお話しく
ださい。」等の音声を発生する。
【0028】また信号線60gのレベルが「1」の場合
には音声発生回路34はたとえば「オペレータが応答す
るまでお話を続けてください。」等の音声を発生する。
また信号線60gのレベルが「2」の場合には「オペレ
ータを呼び出しますので少々お待ちください。」等の音
声を発生する。
【0029】制御回路60はマイクロコンピュータ及び
メモリ等から構成され、装置全体の動作を制御するもの
で、後述する制御のために符号38,40,41,42
及び44で示されるタイマ回路及び検出回路が接続され
ている。タイマ回路38は3秒の計時を行なうもので信
号線60iのパルスによりスタートされ、3秒の計時が
終了した場合に信号線38aにパルスを発生する。また
タイマ回路40は同様に35秒の計時を行なうもので、
信号線60jのパルスによりスタートされ計時終了時に
信号線40aにパルスを発生する。またタイマ回路41
も同様に信号線60kのパルスによりスタートされ、3
分の計時終了時に信号線41aにパルスを発生する。
【0030】不在検出回路42は操作パネルに設けたス
イッチの状態を検出する公知のスイッチ入力回路等から
構成するもので、操作者はこのスイッチを装置の近傍が
無人になる時オンにする。またこの操作者が装置の近傍
にいることができる時にはこのスイッチをオフにしてお
く。不在検出回路42はこの不在スイッチの状態に応じ
不在スイッチがオンの場合にレベル「1」をまた不在ス
イッチがオフの場合にレベル「0」を信号線42aを介
して制御回路60に出力する。
【0031】オフフック検出回路44は公知の電話機1
2のフックの状態を検出する回路で、電話機12のフッ
クがオンになっている場合(すなわち受話器が置かれて
いる場合)に信号線44aにレベル「0」を出力する。
また電話機12のフックがオフ(すなわち受話器が取り
上げられた場合)に信号線44aにレベル「1」を出力
する。
【0032】次に制御回路60の制御手順の概略につい
て述べる。待機状態においては制御回路60は従来同様
NCU10によって電話回線を電話機12及び呼出信号
検出回路14側に接続しておく。電話回線から呼出信号
が入力されると呼出信号検出回路14により信号線14
aにパルスが発生され、これにより制御回路60は電話
回線をハイブリッド回路16に接続する。
【0033】続いて35秒間の初期識別時間の間に図1
に示した従来例と同様の手順信号を発呼側からの音声信
号乃至有意な手順信号を検出するまで繰り返し送信す
る。
【0034】手順信号を検出した場合には従来同様のフ
ァクシミリ通信を行なう。一方発呼側からの音声信号を
認識回路22により確認した場合には操作パネルに設け
られた不在スイッチの操作状態により次のような制御を
行なう。
【0035】操作者が不在スイッチをオンにしている場
合制御回路60は音声発生回路34から操作者の不在及
びメッセージの録音を促す音声信号を出力する。不在ス
イッチがオフになっている場合はスピーカ回路20によ
り発呼側からの音声信号を出力し操作者を呼び出す。そ
してオフフック検出回路44によって電話機12のフッ
クがオフとなったことが確認された時点でNCU10に
より再び電話回線を電話機12に接続し操作者同志の会
話を行なわせる。
【0036】続いて図3〜図5を参照して以上の制御回
路の動作をより詳細に説明する。図3〜図5において同
一番号の付された箇所はその箇所でそれぞれ接続されて
いるものとする。
【0037】待機状態において制御回路60は図3のス
テップS70〜ステップS74に示すように、信号線6
0a,60b,60cにそれぞれレベル「0」を出力す
る。すなわち、NCU10により電話回線を電話機側に
接続し、音声録音回路18及びスピーカ回路20の動作
を禁止する。
【0038】続いてステップS76で信号線14aにパ
ルスが発生するのを待つ。つまり呼出信号の受信を待
つ。
【0039】呼出信号を受信すると、制御回路60はス
テップS78で信号線60aにレベル「1」を出力して
電話回線をハイブリッド回路16側に接続する。続いて
ステップS80で信号線60dにパルスを発生して送出
回路28によってCED信号を送信させる。
【0040】次にステップS82では信号線28bにパ
ルスが発生したかどうかを調べ、CED信号の送信が終
了したかどうかを確認する。送信が終了している場合に
はステップS84に、終了していない場合にはステップ
S100に移る。
【0041】ステップS100では信号線22aがレベ
ル「1」か、すなわち発呼側の音声信号を検出している
かどうかを判定する。音声信号を検出した場合には図5
のステップS122に移行する。音声信号を検出してい
ない場合にはステップS82に戻る。普通、操作者は呼
出音の停止と共に話し始めるので発呼側が音声端末の場
合にはここからステップS122以降の制御に移る。
【0042】一方、ステップS84ではプログラム内の
ループ等を用いて75ms待機する。ステップS86で
は信号線60jにパルスを発生して35秒のタイマ回路
40をスタートさせる。
【0043】続いてステップS88では信号線60fに
パルスを発生し送出回路32からNSF・CSI及びD
IS信号を送信させる。
【0044】ステップS90では信号線32bへのパル
ス出力を検出する。すなわち上記の信号の送信終了を確
認する。このステップでの判定結果に応じて信号送信が
行なわれている間はステップS100と同様にステップ
S102で相手側の音声信号を検出する。音声信号を検
出した場合にはステップS122に移り、音声信号を検
出せずに手順信号の送信が終了した場合にはステップS
90からステップS92に移る。
【0045】ステップS92では信号線60iにパルス
を発生して3秒のタイマ回路38をスタートさせる。
【0046】ステップS94では信号線40aにパルス
が発生したか、すなわち初期識別時間35秒を定めるタ
イマ回路40の計時が終了したかどうかを判定する。初
期識別時間が終了した場合にはステップS70からの待
機ループに戻る。
【0047】一方、ステップS94で初期識別時間35
秒が経過していない場合には図4のステップS104に
移り、信号線38aにパルスが発生したかどうかを調べ
る。すなわち、先にスタートさせた3秒のタイマ回路3
8の計時が終了したかどうかを判定する。ここで3秒が
経過している場合にはステップS106へ、経過してい
ない場合にはステップS110へ移る。
【0048】ステップS106では信号線60eにパル
スを発生し送出回路30にGI2信号を送信させる。こ
こでGI2信号送信中はステップS108及びステップ
S120に示されるように相手側の音声信号を前述同様
にして検出する。ステップS120で音声信号を検出し
た場合にはステップS122に移り、音声を検出せずに
信号送信が終了した場合はステップS88に戻り以上の
動作を繰り返す。
【0049】一方、ステップS110では信号線24a
にパルスが発生したか、すなわち相手側のGC2信号を
検出したかどうかが判定される。また、ステップS12
2では信号線26aにパルスが発生したか、すなわちN
SS・TSI・DCS信号を受信したかどうかを調べ
る。またステップS114では信号線22aの状態を調
べ音声信号を受信しているかどうかを調べる。ステップ
S110,S112のいずれかが肯定されるとステップ
S116又はS118に移りG2モード乃至G3モード
の受信動作を行なう。ステップS114に移った場合に
は音声信号の検出に応じてステップS122に移るか、
ステップS104に戻るかが決められる。
【0050】発呼側の音声信号を検出した場合には図5
のステップS122で信号線42aのレベルを調べる。
前述のようにオペレータが不在の場合には不在検出回路
42の出力はレベル「1」になっている。また不在でな
い場合にはそのレベルは「0」になっている。オペレー
タが装置のそばにいる場合にはステップS140に、い
ない場合にはステップS124に移る。
【0051】ステップS124では信号線60kにパル
スを発生し3分間のタイマ回路41をスタートさせる。
次にステップS126,S128では信号線60gにレ
ベル「0」を、信号線60hにパルスを発生する。即ち
音声発生回路34からオペレータの不在とメッセージの
録音を促す音声信号を送信させる。次にステップS13
0で上記のメッセージの送信終了を確認した後ステップ
S132に移る。
【0052】ステップS132では信号線60bにレベ
ル「1」を出力して音声録音回路18を起動して相手側
の音声を録音する。
【0053】ステップS134ではメッセージが3分よ
りも短い時間で終了する場合を考えて、音声認識回路2
2の出力信号線22aが連続して10秒間レベル「0」
になったかどうかを判定する。ステップS136では信
号線41aにパルスが発生したか、即ち3分のタイマ回
路41の計時が終了したかどうかを判定する。ステップ
S134でメッセージの終了が確認された場合またはス
テップS136で規定の3分間が終了したことが確認さ
れた場合には、ステップS70の待機ループに戻る。
【0054】一方、ステップS122でオペレータの不
在が確認された場合にはステップS140に移り信号線
60jにパルスを発生して35秒のタイマ回路40をス
タートさせる。次にステップS142,S144におい
ては信号線60g,60hにそれぞれレベル「1」とパ
ルスを発生し、音声発生回路34から音声信号を出力さ
せる。ここでは信号線60gのレベル「1」により「オ
ペレータが応答するまでお話を続けて下さい」の音声を
発生する。
【0055】次に、ステップS146では信号線34b
にパルスが発生したか、即ち上記の音声信号の送信が終
了したかどうかを調べる。音声信号の送信が終了した場
合には続いてステップS148で信号線60cにレベル
「1」を出力してスピーカ回路20を作動させる。これ
により相手側の音声がスピーカ回路20から出力され
る。
【0056】続いてステップS150及びS152のル
ープでは信号線40aの状態を調べながら、つまり35
秒の初期識別時間の経過を調べながら操作者の応答を待
つ。操作者が電話機12のフックを外して応答するとオ
フフック検出回路44の信号線44aがレベル「1」に
なるのでステップS154に移行する。一方操作者の応
答がないまま初期識別時間35秒が終了した場合にはス
テップS70の待機状態に戻る。
【0057】ステップS154では信号線60cにレベ
ル「0」を出力してスピーカ回路20の動作を禁止した
後、ステップS156で信号線60aにレベル「0」を
出力してNCU10により電話回線をハイブリッド回路
から電話機12側に切り換える。この後ステップS15
8で双方の操作者の間で通話が行なわれる。
【0058】以上のようにしてオペレータが不在の場合
でも発呼側操作者のメッセージを記録することができる
ので、一旦接続された呼設定を無駄にすることがなく回
線を有効に利用できる。また、音声発生回路34によ
り、制御状態が発呼側に報知されるので、発呼者を困惑
させることがない。
【0059】以上の実施例では発呼側端末が通常の音声
端末であることを示す回路としてスピーカ回路20を、
又メッセージの記録手段として録音回路18を例示した
がこれらを図6の符号(A)、あるいは(B)に示すよ
うに変更してもよい。
【0060】すなわちスピーカ回路20は、図6の符号
(A)に示すように、発振器及び適当な変調回路などか
ら構成した公知の疑似ベル音発生回路46に置き換えて
もよい。この変更により前記のフローチャートに示した
手順のうち、例えばステップS148で信号線60cに
レベル「1」が出力された際に疑似ベル音が発生され
る。従って発呼側操作者は呼び出しのために話し続ける
必要がなくなるため、ステップS142において音声発
生回路34に対して制御回路60から信号線60gにレ
ベル「2」を出力し、「オペレータを呼び出しますので
少々お待ちください」のメッセージを出力させればよ
い。
【0061】又、音声録音回路18は図6(B)に示す
ように音声−パターン変換回路48と記録回路50に置
き換えることができる。記録回路50は例えばランダム
アクセスメモリなどのような記憶手段から構成し、音声
−パターン変換回路48により所定の方式によりデジタ
ル信号のパターンに変換した発呼側の音声信号を記録す
るようにする。これらの回路の動作はともに信号線60
bを介して制御回路60により制御する。このような構
成はテープレコーダのように機械的作動部を省略できる
ので、構成が簡単,安価になる利点がある。
【0062】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明によれ
ば、データ通信を行うデータ通信手段と、通話を行なう
通話手段と、自機の状態を示す信号を送出する信号送出
手段と、相手からの信号を検出する検出手段と、前記信
号送出手段による信号送出中に前記検出手段により検出
された信号に応じて前記データ通信手段によりデータ通
信を行なうか前記通話手段により通話を行なうかを切り
換える切換手段とを有する構成を採用しているので、相
手がデータ通信を行なおうとしているか通話を行なおう
としているかを迅速に判断して対応することができ、効
率的に回線を使用できる優れた通信装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のファクシミリ装置の通信手順の一例を示
す説明図である。
【図2】本発明を採用したファクシミリ装置の構成を示
すブロック図である。
【図3】図2中の制御回路の処理手順を示したフローチ
ャート図である。
【図4】図2中の制御回路のデータ通信制御手順を示し
たフローチャート図である。
【図5】図2中の制御回路の通信制御手順を示したフロ
ーチャート図である。
【図6】図2の構成の一部を変形した構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
10 NCU 12 電話機 18 音声録音回路 20 スピーカ回路 22 音声認識回路 34 音声発生回路 42 不在検出回路 44 オフフック検出回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ通信を行うデータ通信手段と、 通話を行なう通話手段と、 自機の状態を示す信号を送出する信号送出手段と、 相手からの信号を検出する検出手段と、 前記信号送出手段による信号送出中に前記検出手段によ
    り検出された信号に応じて前記データ通信手段によりデ
    ータ通信を行なうか前記通話手段により通話を行なうか
    を切り換える切換手段とを有することを特徴とする通信
    装置。
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