JPH0786836A - ダイレクトデジタルシンセサイザ - Google Patents

ダイレクトデジタルシンセサイザ

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JPH0786836A
JPH0786836A JP22697193A JP22697193A JPH0786836A JP H0786836 A JPH0786836 A JP H0786836A JP 22697193 A JP22697193 A JP 22697193A JP 22697193 A JP22697193 A JP 22697193A JP H0786836 A JPH0786836 A JP H0786836A
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JP
Japan
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output
data
adder
waveform
input
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Application number
JP22697193A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Moro
利彦 茂呂
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Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Publication date
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】波形データテーブルに格納する一周期分のデー
タの数の自由度があるダイレクトデジタルシンセサイザ
を実現すること。 【構成】入力データを選択して出力する選択手段と、選
択手段からのデータを位相データに変換する位相演算器
と、前記位相演算器からの出力をもとにアナログの波形
を出力する波形成形手段と、外部より入力した基準クロ
ックをクロック端子に入力し、前記加算器からの桁上が
り信号をデータ端子に入力し、そのQ出力を前記選択手
段における設定信号とするDフリップフロップとを設け
たことを特徴とするダイレクトデジタルシンセサイザで
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はダイレクトデジタルシン
セサイザに関し、特にその波形データテーブルの使用方
法に改善を施したものである。
【0002】
【従来の技術】従来のダイレクトデジタルシンセサイザ
の構成を図11に示す。図において2は位相演算器で、
周波数制御データを一方の入力とする加算器201と、
その加算器の出力を外部からの基準クロックに従いラッ
チ動作を行うラッチ202から構成されるものである。
3は波形成形手段で、ラッチ202の出力をアドレスと
する波形データテーブル301とその波形データテーブ
ルのデータ出力をアナログ変換するデジタル/アナログ
変換器(以下DACと呼ぶ)302と、DACの出力の
折り返し成分である不要成分を遮断するローパスフィル
タ(以下LPFと呼ぶ)303から構成される。このよ
うな構成にあっては、加算器201に入力された周波数
制御データを累積したものが位相演算器1の出力とな
る。
【0003】このような構成において、この加算器20
1のビット数をmビットとすると、加算器201の出力
は0〜 2m−1の間の値の出力を繰り返して出力するこ
とになる。このため、波形データテーブル301に格納
されている波形を繰り返し波形として出力するにあたっ
ては、その期待される波形は2n(いわゆる2進数)の
データ数で、波形データテーブル301に格納する必要
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため、波形データ
テーブルに格納される波形のデータ数が2n以外のもの
であれば、例えば、外部より1000点のデータとして与え
られたものを用い、波形の出力を行うには、一定の繰り
返し波形として成り立つように波形データテーブルに格
納するには、その1000点のデータ(波形のデータ数が2
n以外のもの)をデータ数2nに表現し直して格納しなれ
ばならない等という問題がある。本発明は、このような
問題を解決し、波形データテーブルに格納される一周期
分を表現するデータのデータ数の自由度をもたせたダイ
レクトデジタルシンセサイザを実現することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、外部より入力
する周波数制御データと設定周波数データのいずれかを
設定信号に基づいて選択して出力する選択手段と、前記
選択手段からの出力を一方の入力とする加算器と、外部
より入力した基準クロックに従い、前記加算器の出力を
ラッチすると共に、その出力が前記加算器の他方の入力
になるラッチ回路と、前記ラッチ回路からの出力をアド
レスとし、前記設定周波数データの設定値と関連を有す
る数に一周期分の波形が表現されている波形データが格
納された波形データテーブルと、前記波形データテーブ
ルからのデータ出力を外部より入力した基準クロックに
従いアナログ変換するデジタル/アナログ変換器と、前
記デジタル/アナログ変換器からの出力の高周波成分を
遮断するローパスフィルタと、外部より入力した基準ク
ロックをクロック端子に入力し、前記加算器からの桁上
がり信号をデータ端子に入力し、その出力を前記選択手
段における設定信号とするDフリップフロップと、を設
けたことを特徴とするダイレクトデジタルシンセサイザ
である。
【0006】
【作用】加算器に入力する周波数制御データを、加算器
のキャリー出力によって制御することで、波形データテ
ーブルに格納する一周期の正弦波波形データの数の自由
度をもたせることが可能となる。
【0007】
【実施例】図1は本発明の実施例の構成図である。図に
おいて図11と同様のものは同符号をつける。1は切り
換え手段で、設定周波数データaと周波数制御データb
を切り換えて位相演算器2内の加算器201に出力す
る。11はDフリップフロップで、外部からの基準クロ
ックをクロック端子に入力し、加算器201の桁上がり
信号をデータ端子に入力する。前記した切り換え手段1
は、Dフリップフロップ11のQ出力にて切り換えられ
る。
【0008】このとき波形データテーブル301には、
図2に示すように、最終アドレスから1周期分正弦波デ
ータが格納され、また先頭アドレスから、半周期分正弦
波データが格納されている。
【0009】また設定周波数データaとは、最終アドレ
スから2π分(1周期)のサインデータが格納されてい
るアドレスの内の最小アドレスに周波数制御データb分
のアドレスを加算したアドレス(図2および図3に示す
1 )を出力するために加算器201に入力するための
データをいう。周波数制御データbは、ダイレクトデジ
タルシンセサイザ(以下、DDSと呼ぶ)で、出力波形
の周波数を定めるためのデータである。
【0010】実施例では、位相演算器2は32bit、波
形データテーブル301はアドレス14bitのROM、
また与えられたデータは10000点とする。このとき、図
2および図3に示す、波形データテーブル301のう
ち、最初から5000点分のアドレスには、正弦波の半周期
分のデータを格納し、また最後尾のアドレスから 10000
点分には、正弦波の一周期分のデータを格納する。
【0011】周波数制御データa、設定周波数データb
の値は、アナログ出力周波数と、波形データテーブル3
01の容量と格納された正弦波データ数、外部からの基
準クロックの周波数に基づいて一意的に定まるものであ
る。ここで、基準クロックの1/4の周波数の出力を得
る場合、つまり、出力を4点で構成される正弦波の場合
を想定すると、周波数制御データは”27100000”、設定
周波数データは”8AD00000”となる。
【0012】これらの値での動作を図2,3,4を用い
て説明する。図2は図1内の波形データテーブル3に格
納されたデータの概念図、図3は図4の各クロック間に
波形データテーブルから出力されるデータの概念図、図
4は図1の構成の動作を示すタイムチャートである。
【0013】図3において、初期状態ではアドレス
0、CLK1からCLK2までの期間ではアドレスa1、CLK2か
ら CLK3までの期間ではアドレスa2……に格納されたデ
ータが波形データテーブル3から読み出される様子を表
している。図4において、 (a)は外部より入力される基
準クロック、 (b)は加算器201に入力されるデータ、
(c)は加算器201から出力されるデータ、 (d)はラッ
チ202の出力、 (e)は加算器201から出力されるキ
ャリー信号、 (f)はラッチ11からの出力を示す。
【0014】まず、初期状態として、切り換え手段1に
おいては、a側にスイッチが選択されている。従って、
加算器201には設定周波数データ"8AD00000"が、入力
され、加算器201の出力は”8AD00000”となる。この
ときは、クロックの立ち上がりがまだなので、ラッチ2
02の出力は"00000000"となる。
【0015】このため、基準クロックの最初の立ち上が
り(CLK1)が発生するまでは、図3に示す波形データテ
ーブル301のアドレスa0のデータが出力され、この
デジタル値をアナログ変換した電圧値がDDSの出力波
形となる。
【0016】なお、この時の加算器201では、当然に
桁上がりが、行われていないため、Dフリップフロップ
11(図4のタイムチャートでは、簡単のためにラッチ
11と表現する)には”0”レベルが出力される。
【0017】次に基準クロックの立ち上がり(CLK1)が
あった状態を説明する。この立ち上がり(CLK1)によ
り、このときのラッチ11の出力は、”0”レベルとな
り、ラッチ202の出力は”8AD00000”となる。このと
き、ラッチ11の出力は”0”レベルであるため、同時
に切り換え手段1はb側にスイッチが選択される。
【0018】従って、加算器201には周波数制御デー
タ”27100000”が入力され、加算器201の出力は”8A
D00000”に”27100000”を加えた”B1E00000”となる。
このときは、ラッチ202の出力は”8AD00000”とな
る。このため、(CLK1)からその次のクロックの立ち上
がり(CLK2)が発生するまでは、図3に示す波形データ
テーブル301のアドレスa1のデータを基に出力波形
を得る。
【0019】同様にして、その次に基準クロックの立ち
上がり(CLK2)があった状態を説明する。この立ち上が
り(CLK2)では、ラッチ11の出力は、同様に”0”レ
ベルであり、ラッチ202の出力は”B1E00000”とな
る。このときも切り換え手段1はb側にスイッチが選択
されるため、加算器201には通常の周波数制御デー
タ”27100000”が入力される。従って、加算器201の
出力は”B1E00000”に”27100000”を加えた”D8F0000
0”となる。
【0020】このため、(CLK2)からその次のクロック
の立ち上がり(CLK3)では、がくるまでは、図3に示す
波形データテーブル301のa2の部分のデータが出力
され、この値に基づいた出力値を得る。
【0021】さらに、次の基準クロックの立ち上がり
(CLK3)があった状態を説明する。この立ち上がり(CL
K3)では、ラッチ11の出力は、同様に”0”レベルで
あり、ラッチ202の出力は”D8F00000”となる。この
ときも切り換え手段1はb側にスイッチが選択されるた
め、加算器201には通常の周波数制御データ”271000
00”が入力される。
【0022】加算器201では”D8F00000”に”271000
00”を加算するが、この時はその加算された値が32bi
tで表現できる値をこえるため、加算器201の出力は
下位32bitの”00000000”となる。
【0023】このとき、同時に加算器201では、キャ
リー信号を出力するため、Dフリップフロップ11(ラ
ッチ11と表現する)には”1”レベルが出力される。
このようにして、(CLK3)からその次のクロックの立ち
上がり(CLK4)が発生するまでは、図3に示す波形デー
タテーブル301のアドレスa3のデータを基に出力波
形を得る。
【0024】最後に、基準クロックの立ち上がり(CLK
4)があった状態を説明する。この立ち上がり(CLK4)
で、ラッチ11の出力は、”1”レベルとなり、ラッチ
202の出力は”00000000”となる。このときは、ラッ
チ11の出力は、”1”レベルなので、切り換え手段1
はa側にスイッチが選択されるため、設定周波数デー
タ"8AD00000"が入力される。
【0025】従って、再び、加算器201では”8AD000
00”に”00000000”を加算し、加算器201の出力は”
8AD00000”となる。このとき、ラッチ202の出力は”
00000000”なので、図3に示す波形データテーブル30
1のa0の部分のデータが出力され、この値に基づいて
出力波形を得る。
【0026】このような動作を繰り返すことで、位相演
算器出力が2進数で表現される場合においても、一周期
分を10000点で与えられている波形データをそのまま用
いて、繰り返し波形を出力することが可能となる。
【0027】図5は本発明の第2の実施例の構成図であ
る。図において図1と同様のものは同符号をつける。1
1はDフリップフロップで、遅延素子12からの出力を
クロック端子に入力し、加算器201の桁上がり信号を
データ端子に入力する。1は切り換え手段で、Dフリッ
プフロップ11のQ出力によって切り換わる。この場合
は、遅延素子12を介して基準クロックがDフリップフ
ロップ11に入力される。この遅延時間は、基準クロッ
クの一周期よりも短いものとする。
【0028】図6は第1の実施例における図2に、図7
は図3に該当する。タイムチャート図8において図5が
図1と同一の符号が付けられている部分の動作について
は、同一の記号を付す。また図8の (g)は、遅延素子1
2の出力である。
【0029】この実施例では、位相演算器2は32bi
t、波形データテーブル301は10bitのROM、また
正弦波データテーブルは1000点で与えられるものとす
る。また、波形データテーブル301には、図6に示す
ように、正弦波データが一周期分最終アドレスから格納
され、残りのアドレスには、先頭アドレスから同一の正
弦波データを格納する。設定周波数データaは、図1の
実施例と同様に、最終アドレスから2π分(1周期)サ
インデータが格納されているアドレス(図6に示すa
1)を出力するために加算器201に入力するデータを
いう。この構成で、図1の実施例と同様に出力を4点で
構成される正弦波の場合を想定すると、周波数制御デー
タは”3E800000”となり、設定周波数データは、”4480
0000”となる。
【0030】この実施例における動作を、図6,7,
8,を用いて説明する。まず、初期状態として、切り換
え手段1においては、a側にスイッチが選択されてい
る。従って、加算器201には設定周波数データ”4480
0000”が、入力され、加算器201の出力は”4480000
0”となる。このときは、クロックの立ち上がりが発生
していないので、ラッチ202の出力は”00000000”と
なる。
【0031】このため、基準クロック(a)の最初立ち上
がりの(CLK1)が発生するまでは、図6および図7に示
す波形データテーブル301のaSの部分のデータが出
力され、この値を基に出力波形が得られる。
【0032】次に基準クロックの立ち上がり(CLK1)が
あった状態を説明する。この立ち上がり(CLK1)によ
り、ラッチ202の出力は”44800000”となる。このた
め、(CLK1)からその次のクロックの立ち上がり(CLK
2)が発生し、図7に示す波形データテーブル301の
1の部分のデータを基に出力波形が得られる。
【0033】このとき、クロックの立ち上がり(CLK1)
から、しばらく後に遅延素子12から出力される基準ク
ロック (a)の遅延した立ち上がり(CLK1')が発生す
る。この遅延クロックの立ち上がり(CLK1')により、
ラッチ11の出力が”0”レベルとなるため、切り換え
手段1はb側にスイッチが選択される。このため、加算
器201には通常の周波数制御データ”3E800000”が、
入力され、加算器201では”3E800000”と”4480000
0”加算するから、加算器201の出力は”83000000”
となる。
【0034】同様にして、その次に基準クロックの立ち
上がり(CLK2)があった状態を説明する。この立ち上が
り(CLK2)で、ラッチ202の出力は”83000000”とな
る。このため、(CLK2)からその次のクロックCLKの立
ち上がりがくるまでは、図3に示す波形データテーブル
301のアドレスa2のデータを基にして出力波形を得
る。立ち上がり(CLK2)のしばらく後に遅延した立ち上
がり(CLK2')があり、加算器201では”83000000”
と”3E800000”を加算するようになる。このため、加算
器201の出力は”C1800000”となる。
【0035】さらに、次の基準クロックの立ち上がり
(CLK3)があった状態を説明する。この立ち上がり(CL
K3)で、ラッチ202の出力は”C1800000”となる。こ
れにより、(CLK3)からその次のクロックの立ち上がり
(CLK4)が発生するまでは、図3に示す波形データテー
ブル301のアドレスa3のデータを基にして出力波形
を得る。一方、加算器201では”C1800000”と”3E80
0000”を加算するようになる。このため、加算器201
では、桁あがり信号を出力するため、Dフリップフロッ
プ11(ラッチ11と表現する)には”1”レベルが入
力される。
【0036】立ち上がり(CLK3)の、しばらく後に遅延
した立ち上がり(CLK3')があり、ラッチ11から”
1”レベルが出力される。このため、切り換え手段1で
はa側にスイッチが選択される。これにより、加算器2
01では”83000000”と”44800000”を加算するように
なる。このため、加算器201の出力は”06000000”と
なる。
【0037】最後に、基準クロックの立ち上がり(CLK
4)があった状態を説明する。これにより、ラッチ20
2の出力は”06000000”となる。従って、図7に示す波
形データテーブル301のアドレスa0のデータを基に
して出力波形を得る。このアドレスaS〜a0−1までに
格納されたデータは、アドレスa0以降の同数のアドレ
スの部分に格納されたデータと共通である。
【0038】このとき同時に加算器201では、”0600
0000”と”44800000”を加算するから、キャリー信号は
生じないので、ラッチ11には”0”レベルが入力され
る。
【0039】立ち上がり(CLK4)の、しばらく後に遅延
した立ち上がり(CLK4')があり、ラッチ11から”
0”レベルが出力される。このため、切り換え手段1で
はb側にスイッチが選択される。これにより、加算器2
01では”06000000”と”3E800000”を加算するように
なる。このため加算器201の出力は”44800000”とな
る。
【0040】次に基準クロックの立ち上がり(CLK5)で
は、ラッチ202の出力は”44800000”となり、再び、
波形データテーブル301のa1の部分のデータが出力
されることになる。このようにして、クロック動作毎に
一定の電圧出力がなされるから、繰り返し波形の出力を
得られることになる。
【0041】なお、この構成にあっては、図1の構成と
異なり、一周期分の正弦波のデータの格納されていない
部分すなわち、図7内のaSの部分のデータは最初の基
準クロックの立ち上がり(CLK1)以前に出力されるだけ
なので(すなわち、繰り返し信号を出力するのにあたっ
ては用いられないので)”0600000”によるアドレスよ
り小さいアドレスに格納されるデータ数は任意のもので
あっても構わない。
【0042】図9は請求項2に示す発明の実施例の構成
図である。22はラッチで、基準クロックにより、選択
手段1等から入力した値をラッチする。本実施例では、
図1の構成と同様に位相演算器2は32bit、波形デー
タテーブル301はアドレスが14bitのROM、また
与えられたデータは10000点とする。従って、図1と同
様に、周波数制御データaは”27100000”、設定周波数
データbは”8AD00000”となる。また、波形データテー
ブル301では正弦波データは図2と同様の位置に格納
されている。
【0043】このような構成における動作を図2,図3
および図10のタイムチャートを用いて説明する。波形
データテーブル3の格納状態および読みだし順序は図
2,3と共通である。まず、初期状態として、切り換え
手段1においては、b側にスイッチが選択されている。
また、ラッチ22では”8AD00000”がすでにラッチされ
ているものとする。このため、加算器201の出力は”
8AD00000”となる。このときは、クロックの立ち上がり
がまだなので、ラッチ202の出力は”00000000”とな
る。
【0044】このため、最初の基準クロック(図10の
タイムチャートでは、簡単のためにCLKと表現する)の
立ち上がりが発生するまでは、図3に示す波形データテ
ーブル301のa0の部分のデータを基に出力波形を得
る。なお、この時の加算器201では、当然に桁上がり
が、行われていないため、キャリー信号は”0”レベル
となる。
【0045】次に基準クロックの立ち上がり(CLK1)が
発生した状態を説明する。この立ち上がり(CLK1)によ
り、ラッチ22の出力は”27100000”となる。従って、
加算器201の出力は”8AD00000”に”27100000”を加
えた”B1E00000”となる。
【0046】このときは、ラッチ202の出力は”8AD0
0000”となる。このため、(CLK1)からその次のクロッ
クの立ち上がり(CLK2)が発生するまでは、図3に示す
波形データテーブル301のアドレスa1のデータを基
として出力波形を得る。
【0047】同様にして、その次に基準クロックの立ち
上がり(CLK2)があった状態を説明する。この立ち上が
り(CLK2)では、ラッチ202の出力は”B1E00000”と
なる。このときも切り換え手段1はb側にスイッチが選
択されるため、ラッチ22には通常の周波数制御デー
タ”27100000”が入力される。従って、加算器201の
出力は”B1E00000”に”27100000”を加えた”D8F0000
0”となる。
【0048】このため、(CLK2)からその次のクロック
の立ち上がり(CLK3)が発生するまでは、図3に示す波
形データテーブル301のアドレスa2のデータを基に
して出力波形を得る。
【0049】さらに、次の基準クロックの立ち上がり
(CLK3)があった状態を説明する。この立ち上がり(CL
K3)でラッチ202の出力は”D8F00000”となる。ラッ
チ22からは、通常の周波数制御データ”27100000”が
出力される。加算器201では”D8F00000”に”271000
00”を加算するが、この時はその加算された値が32bi
tで表現できる値をこえるため、加算器201の出力は
下位32bitの”00000000”となる。
【0050】このとき、同時に加算器201では、キャ
リー信号を出力するため、切り換え手段1はa側にスイ
ッチが選択される。従って、ラッチ22には、”8AD000
00”が入力されることになる。このようにして、(CLK
3)からその次のクロックの立ち上がり(CLK4)が発生
するまでは、図3に示す波形データテーブル301のア
ドレスa3のデータを基に出力波形を得る。
【0051】最後に、基準クロックの立ち上がり(CLK
4)があった状態を説明する。この立ち上がり(CLK4)
で、ラッチ202の出力は”00000000”となる。また、
ラッチ22の出力は、”8AD00000”になる。従って、再
び、加算器201では”8AD00000”に”00000000”を加
算し、加算器201の出力は”8AD00000”となる。
【0052】このとき、ラッチ202の出力は”000000
00”なので、図3に示す波形データテーブル301のア
ドレスa0の部分のデータを基に出力波形を得る。
【0053】このような動作を繰り返すことで、位相演
算器出力が2進数で表現される場合においても、一周期
分を10000点で与えられている波形データをそのまま用
いて、繰り返し波形を出力することが可能となる。
【0054】本発明の動作にあたり、重要な役目をなす
設定周波数データの値の算出について説明する。前提と
して、基準クロックの周波数と、得たい出力波形の周波
数から周波数制御データが定まる。
【0055】例えば、 出力周波数 =(周波数制御データ)/(10000×218
×基準クロックの周波数(fclk) といった関係である。
【0056】ここで218とは、218=(232[位相演算
器bit数]÷214[波形データテーブルアドレスbit
数])を意味する。これは、DDSにおいて通常行われ
ている技術であるので具体的な説明は省略する。
【0057】設定周波数データaは、この周波数制御デ
ータbおよび、波形データテーブル301の全アドレス
数と、与えられたデータ数により求まるものである。波
形データテーブル3の格納状態を示す図2および図6か
らも理解されるように、 設定周波数データ ={(波形データテーブルの全アドレ
スのビット数)−(一周期データ数)}×218+周波数制
御データ … となる。
【0058】従って、図1および図9の実施例のよう
に、位相演算器2は32bit、波形データテーブル30
1はアドレスが14bitのROM、与えられたデータは1
0000点、周波数制御データは”27100000”である場合
は、式にこれらの値を代入し、 8AD000000 ={(214)−(10000)}×218 +27100000 という、設定周波数データが得られる。
【0059】また、図5の例であれば、位相演算器2は
32bit、波形データテーブル301はアドレスが10b
itのROM、与えられたデータは1000点、周波数制御デ
ータは”3E800000”であるので、式にこれらの値を代
入し、 44800000 ={(210)−(1000)}×222 +3E800000 という設定周波数データが得られる。ここで、222=2
32[位相演算器bit数]÷210[波形データテーブルア
ドレスbit数]である。
【0060】
【発明の効果】本発明により、波形データテーブルに格
納する一周期分のデータの数に自由度があるダイレクト
デジタルシンセサイザが実現できる。なお、波形データ
テーブルに格納する一周期分のデータの数に自由度があ
ることにより、出力波形の分解能の設計、あるいは、基
準クロックの周波数の選定にも自由度があることにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成図である。
【図2】図1および図9に示す実施例の構成部分の説明
図である。
【図3】図1および図9に示す実施例の動作の説明図で
ある。
【図4】本発明の第1の実施例の動作の説明図である。
【図5】本発明の第2の実施例の構成図である。
【図6】本発明の第2の実施例の構成部分の説明図であ
る。
【図7】本発明の第2の実施例の動作の説明図である。
【図8】本発明の第2の実施例の動作の説明図である。
【図9】請求項2にかかる発明の実施例の構成図であ
る。
【図10】請求項2にかかる発明の実施例の動作の説明
図である。
【図11】従来例の構成図である。
【符号の説明】
1 切り換え手段 2 位相演算器 3 波形成形手段 11 Dフリップフロップ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部より入力する周波数制御データと設定
    周波数データのいずれかを設定信号に基づいて選択して
    出力する選択手段と、 前記選択手段からの出力を一方の入力とする加算器と、 外部より入力した基準クロックに従い、前記加算器の出
    力をラッチすると共に、その出力が前記加算器の他方の
    入力になるラッチ回路と、 前記ラッチ回路からの出力をアドレスとし、前記設定周
    波数データの設定値と関連を有する数に一周期分の波形
    が表現されている波形データが格納された波形データテ
    ーブルと、 前記波形データテーブルからのデータ出力を外部より入
    力した基準クロックに従いアナログ変換するデジタル/
    アナログ変換器と、 前記デジタル/アナログ変換器からの出力の高周波成分
    を遮断するローパスフィルタと、 外部より入力した基準クロックをクロック端子に入力
    し、前記加算器からの桁上がり信号をデータ端子に入力
    し、その出力を前記選択手段における設定信号とするD
    フリップフロップと、 を設けたことを特徴とするダイレクトデジタルシンセサ
    イザ。
  2. 【請求項2】外部より入力する周波数制御データと設定
    周波数データのいずれかを設定信号に基づき選択して出
    力する選択手段と、 外部より入力した基準クロックに従い、前記選択手段か
    ら出力されたデータをラッチする第1のラッチ回路と、 前記第1のラッチ回路からの出力を一方の入力とし、そ
    の桁上がり信号を選択手段における設定信号とする加算
    器と、 外部より入力した基準クロックに従い、前記加算器の出
    力を保持すると共にその出力は前記加算器の他方の入力
    になる第2のラッチ回路と、 前記第2のラッチ回路からの出力をアドレスとし、前記
    設定周波数データの設定値と関連を有する数に一周期分
    の波形が表現されている波形データが格納された波形デ
    ータテーブルと、 前記波形データテーブルからのデータ出力を外部より入
    力した基準クロックに従いアナログ変換するデジタル/
    アナログ変換器と、 前記デジタル/アナログ変換器からの出力の高周波成分
    を遮断するローパスフィルタと、 を設けたことを特徴とするダイレクトデジタルシンセサ
    イザ。
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