JPH078677Y2 - 屋根パネル - Google Patents

屋根パネル

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Publication number
JPH078677Y2
JPH078677Y2 JP1991099902U JP9990291U JPH078677Y2 JP H078677 Y2 JPH078677 Y2 JP H078677Y2 JP 1991099902 U JP1991099902 U JP 1991099902U JP 9990291 U JP9990291 U JP 9990291U JP H078677 Y2 JPH078677 Y2 JP H078677Y2
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JP
Japan
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roof panel
frame
roof
surface material
frame body
Prior art date
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Application number
JP1991099902U
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English (en)
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JPH068542U (ja
Inventor
和浩 平畑
Original Assignee
ナショナル住宅産業株式会社
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Filing date
Publication date
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Panels For Use In Building Construction (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、建築物の屋根部を構
成する屋根パネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、屋根パネルは、溝形鋼を枠組した
枠体の上面にパーティクルボード等から成る表面材を貼
着したものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来この種の屋根パネ
ルでは、裏面の結露および眇漏が起こり易く、湿気によ
り小屋裏の建材等の腐食を早めた。すなわち、冬季など
に外気温が著しく低下すると、屋根パネルの裏面の温度
も低下するため、小屋裏の空気に含まれる水蒸気が屋根
パネルの裏面で凝結し水滴が発生した。また、暖房等に
より室内に発生した熱は、屋根パネルを経て屋根瓦等に
達し、積雪時に部屋の真上に積もった雪が部分的に解け
て眇漏を引き起こした。
【0004】また、建築物に取付けるに際して水勾配を
設けるには、屋根パネルを傾斜姿勢で屋根梁に載置しな
ければならなかった。このため、屋根梁の上部に小屋組
等を設ける必要があり、施工が煩雑であった。この考案
の目的は、施工性が良く建築物を湿気から保護する屋根
パネルを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案の屋根パネル
は、高さ寸法が異なる複数の木製の桟を、金属製の枠体
の表面に一端から他端にかけて上面が傾斜面となるよう
に並設する。複数の桟の上面に、断熱材を下面に設けた
表面材を貼着する。
【0006】
【作用】この考案の屋根パネルは、高さ寸法が異なる複
数の桟を、枠体の表面に一端から他端にかけて上面が傾
斜面となるように並設し、複数の桟の上面に表面材を貼
着したので、表面材が傾斜姿勢を成す。また、表面材の
下面に断熱材を設けることによって、表面側および裏面
側の間で熱を遮断できる。さらに、枠体と表面材との間
に配置する桟が木製であるため、桟がヒートブリッジと
はならず、枠体と表面材との間の熱の伝達を防ぐことが
でき、かつ枠体が金属製であるためパネル強度が向上す
る。
【0007】
【実施例】この考案の一実施例の屋根パネルについて説
明する。図1に示すように屋根パネル10は、高さ寸法
が異なる複数の桟1を、枠体2の表面に一端3から他端
4にかけて上面が傾斜角θの傾斜面となるように並設
し、下面に断熱材5を設けた表面材6を、複数の桟1の
上面に貼着したものである。
【0008】枠体2は、図2に示すように、溝形鋼をこ
のフランジが内側を向くように枠組した外枠2aと、こ
の外枠2aの間に掛け渡して設けた補強材2bから成る
もので、補強材2bの両側に間隔をあけて木製の横桟8
を設けている。補強材2bは、外枠2aと同じ一対の溝
形鋼を互いにウェブの外面で接合したものである。横桟
8は、図3に示すように枠体2の厚みと同じ縦寸法を有
している。横桟8の上面は、枠体2の上面と面一を成し
ている。図1に示すよに、外枠2aの一端3,補強材2
bおよび横桟8の各上面には、桟1を高さ寸法の大さに
よって順次一本ずつタッピングねじ13(図3)で固定
している。
【0009】桟1は、図3に示すように、上面1aが水
平面に対して傾斜角度θを成し木製の角材で、上面1a
を表面材6の裏面に接着している。表面材6は、パーテ
ィクルボード等からなるもので、表面に化粧仕上げが施
されている。表面材6の両側部には、側板7を設けて表
面材6と枠体2との間を密閉している。断熱材5は、発
泡ポリスチレンから成るもので、桟1を避けるようにし
て表面材6に接着している。
【0010】図1に示すように、屋根パネル10を、水
平方向に架設した屋根梁11の上面に載置すると、表面
材6が水平面に対して傾斜角度θの傾斜姿勢となる。こ
のため、建築物の屋根部に水勾配を設けるに当たって、
屋根梁11の上部に小屋組等(図示せず)を設け屋根パ
ネル10を傾斜姿勢とする必要がなく施工が容易であ
る。しかも、断熱材により屋根パネル10の表面側お
よび裏面側の間で熱を遮断できるので、冬季における屋
根パネル10の裏面の結露および積雪時の眇漏を防止
し、湿気から小屋裏の建材等(図示せず)を保護する。
また、枠体2と表面材6との間に配置する桟1が木製で
あるため、桟1がヒートブリッジとはならず、枠体2と
表面材6との間の熱の伝達を防ぐことができる。これに
より、冬季に外気の低温が表面材6ならびに桟1を介し
て枠体2に伝わり、室内との温度差で枠体2に結露が発
生するのを未然に防ぐことができ、あるいは室内の暖房
等による熱が枠体2ならびに桟1を介して表面材6に伝
わり、屋根に積もった雪が溶けて眇漏をを引き起こすの
も未然に防ぐことができる。さらに、枠体2が金属製で
あるためパネル強度が向上する。なお、12は横架材、
14は柱を示す。
【0011】
【考案の効果】この考案の屋根パネルは、高さ寸法が異
なる複数の桟を、枠体の表面に一端から他端にかけて上
面が傾斜面となるように並設し、複数の桟の上面に表面
材を貼着したので、表面材が傾斜姿勢を成す。このた
め、建築物の屋根部に水勾配を設けるに当たって、屋根
梁の上部に小屋組等を設ける必要がなく施工が容易であ
る。しかも、表面材の下面に断熱材を設けることによっ
て、表面側および裏面側の間で熱を遮断できるので、裏
面の結露および眇漏を防止し湿気から小屋裏の建材等を
保護することができる。また、枠体と表面材との間に配
置する桟が木製であるため、桟がヒートブリッジとはな
らず、枠体と表面材との間の熱の伝達を防ぐことがで
き、枠体の結露および眇漏を防止できる。さらに、枠体
が金属製であるためパネル強度が向上するという効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はこの考案の一実施例の屋根パネルを屋
根梁に載置した状態を示す横断面図、(b)はその縦断
面図。
【図2】この考案の一実施例の屋根パネルを破断した状
態の平面図。
【図3】(a)は図2の屋根パネルのA−A断面図、
(b)はB−B断面図。
【符号の説明】
1 複数の桟 2 枠体 3 一端 4 他端 5 断熱材 6 表面材 10 屋根パネル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高さ寸法が異なる複数の木製の桟を、
    属製の枠体の表面に一端から他端にかけて上面が傾斜面
    となるように並設し、下面に断熱材を設けた表面材を、
    前記複数の桟の上面に貼着した屋根パネル。
JP1991099902U 1991-12-04 1991-12-04 屋根パネル Expired - Lifetime JPH078677Y2 (ja)

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JP1991099902U JPH078677Y2 (ja) 1991-12-04 1991-12-04 屋根パネル

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JPH068542U JPH068542U (ja) 1994-02-04
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JPS589318U (ja) * 1981-07-11 1983-01-21 古林紙工株式会社 包装用密封容器
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JP6148659B2 (ja) * 2014-12-19 2017-06-14 大和ハウス工業株式会社 屋根の構造および束材
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JPH068542U (ja) 1994-02-04

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