JP2537691Y2 - 屋根下地の断熱構造 - Google Patents
屋根下地の断熱構造Info
- Publication number
- JP2537691Y2 JP2537691Y2 JP1734291U JP1734291U JP2537691Y2 JP 2537691 Y2 JP2537691 Y2 JP 2537691Y2 JP 1734291 U JP1734291 U JP 1734291U JP 1734291 U JP1734291 U JP 1734291U JP 2537691 Y2 JP2537691 Y2 JP 2537691Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roof
- heat insulating
- crosspiece
- cross
- work
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は屋根下地の断熱構造の
改良に関する。
改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、屋根葺きに際し、屋根裏部分の結
露防止のため屋根野地裏面に発泡材などからなる断熱パ
ネルを敷設する場合がある。この断熱パネルの敷設手段
として従来では、例えば図３に示すように瓦桟あるいは
野地パネル（図示例は瓦桟）等の屋根葺き下地材Ｐを支
える、流桟あるいは横桟等の屋根骨組桟Ｑ…Ｑの間に丁
度嵌合する寸法に裁断した断熱パネルＦ…Ｆを嵌め込み
次いで前記の屋根葺き下地材Ｐを敷設することや、図示
は省略するが打設した屋根スラブまたは野地面の上に断
熱材を接着などにより敷設し、その断熱材の上に瓦を接
着しながら葺くことなどが行われている。
露防止のため屋根野地裏面に発泡材などからなる断熱パ
ネルを敷設する場合がある。この断熱パネルの敷設手段
として従来では、例えば図３に示すように瓦桟あるいは
野地パネル（図示例は瓦桟）等の屋根葺き下地材Ｐを支
える、流桟あるいは横桟等の屋根骨組桟Ｑ…Ｑの間に丁
度嵌合する寸法に裁断した断熱パネルＦ…Ｆを嵌め込み
次いで前記の屋根葺き下地材Ｐを敷設することや、図示
は省略するが打設した屋根スラブまたは野地面の上に断
熱材を接着などにより敷設し、その断熱材の上に瓦を接
着しながら葺くことなどが行われている。
【０００３】
【従来技術の問題点】しかしながら、上記断熱構造は前
者の発泡材を屋根骨組間に嵌め込む構造のものは、流桟
あるいは横桟等の屋根骨組桟の間に丁度嵌合するように
断熱パネルを裁断し嵌め込むのが困難で断熱パネルと桟
との間にどうしても隙間が出来やすく断熱効果がその分
低下する問題があった。
者の発泡材を屋根骨組間に嵌め込む構造のものは、流桟
あるいは横桟等の屋根骨組桟の間に丁度嵌合するように
断熱パネルを裁断し嵌め込むのが困難で断熱パネルと桟
との間にどうしても隙間が出来やすく断熱効果がその分
低下する問題があった。
【０００４】後者の屋根スラブ等の上に断熱材を接着敷
設する構造のものは野地面より下部構造に対しての断熱
効果には上述した問題は無い反面、瓦の葺き作業が非常
にやりづらく屋根スラブ表面の凹凸が大きい場合は不完
全な接着となって施工不良となる問題があった。
設する構造のものは野地面より下部構造に対しての断熱
効果には上述した問題は無い反面、瓦の葺き作業が非常
にやりづらく屋根スラブ表面の凹凸が大きい場合は不完
全な接着となって施工不良となる問題があった。
【０００５】
【考案が解決しようとする課題】この考案は上記問題点
に鑑み、屋根下地面における断熱が確実に行え、またそ
の施工も非常に簡単な屋根下地の断熱構造を提供するこ
とを目的としてなされたものである。
に鑑み、屋根下地面における断熱が確実に行え、またそ
の施工も非常に簡単な屋根下地の断熱構造を提供するこ
とを目的としてなされたものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】即ち、この考案の屋根下
地の断熱構造は、断面「工」字型の流桟材が屋根上に一
定間隔を隔てて平行に配列され、該流桟材は中心桁部を
貫通する締結部材で該流桟材上に敷設される屋根葺き下
地材と共に前記屋根上に固定され、前記流桟材間には互
いに対向する断面「工」字型の流桟材の側方開口間に断
熱材が嵌合固定されてなることを特徴とするものであ
る。
地の断熱構造は、断面「工」字型の流桟材が屋根上に一
定間隔を隔てて平行に配列され、該流桟材は中心桁部を
貫通する締結部材で該流桟材上に敷設される屋根葺き下
地材と共に前記屋根上に固定され、前記流桟材間には互
いに対向する断面「工」字型の流桟材の側方開口間に断
熱材が嵌合固定されてなることを特徴とするものであ
る。
【０００７】
【実施例】次にこの考案の実施例を説明する。図１はこ
の考案の実施例の断面図、図２は実施例の要部斜視図で
ある。
の考案の実施例の断面図、図２は実施例の要部斜視図で
ある。
【０００８】この考案の屋根下地の断熱構造は、図１に
示すように断面「工」字型の流桟材１が屋根Ｒ上に一定
間隔ｄを隔てて平行に配列され、流桟材１は中心桁部１
Ａ（図２）に設けた貫通孔１Ｃ（図２）を貫通するアン
カーボルト等の締結部材２で、この流桟材１上に敷設さ
れる瓦桟あるいは野地パネル等（図示例は瓦桟）の屋根
葺き下地材３と共に屋根Ｒ上に固定され、流桟材１、１
間には互いに対向するコ字状をなす側方開口１Ｂ、１Ｂ
間に発泡材などからなる断熱材４が嵌合固定されて構成
されている。
示すように断面「工」字型の流桟材１が屋根Ｒ上に一定
間隔ｄを隔てて平行に配列され、流桟材１は中心桁部１
Ａ（図２）に設けた貫通孔１Ｃ（図２）を貫通するアン
カーボルト等の締結部材２で、この流桟材１上に敷設さ
れる瓦桟あるいは野地パネル等（図示例は瓦桟）の屋根
葺き下地材３と共に屋根Ｒ上に固定され、流桟材１、１
間には互いに対向するコ字状をなす側方開口１Ｂ、１Ｂ
間に発泡材などからなる断熱材４が嵌合固定されて構成
されている。
【０００９】なお、上記実施例において図２に示した断
面「工」字型の流桟材１はいわゆるＨ型鋼、Ｉ型鋼の
他、プラスチックによる成形体、セメント等の成形体な
ど任意材質の成形体が使用可能である。また図１におい
て５は屋根Ｒ下地を構成するレジンコンクリート製スラ
ブを示すが、これに限らず他の構造、例えば鉄骨または
木造の桁構造の屋根Ｒであっても同様に適用可能であ
る。図中６はルーフィングシートを示す。
面「工」字型の流桟材１はいわゆるＨ型鋼、Ｉ型鋼の
他、プラスチックによる成形体、セメント等の成形体な
ど任意材質の成形体が使用可能である。また図１におい
て５は屋根Ｒ下地を構成するレジンコンクリート製スラ
ブを示すが、これに限らず他の構造、例えば鉄骨または
木造の桁構造の屋根Ｒであっても同様に適用可能であ
る。図中６はルーフィングシートを示す。
【００１０】
【作用】この考案の屋根下地の断熱構造を実施するに
は、屋根Ｒ上に断面「工」字型の流桟材１を配列するに
当たり、その配列位置決めと同時に側方開口１Ｂ、１Ｂ
間に断熱材４を挟むように配置して断熱材４と流桟材１
とを同時に施工するか、予め配設固定した流桟材１の側
方開口１Ｂ、１Ｂ間に断熱材４を差し込んで行く。次い
で、流桟材１、１上に瓦桟等の屋根葺き下地材３を敷設
し、最後にボルトを流桟材１の中心桁部を貫通させて屋
根Ｒ上に固定していくのである。
は、屋根Ｒ上に断面「工」字型の流桟材１を配列するに
当たり、その配列位置決めと同時に側方開口１Ｂ、１Ｂ
間に断熱材４を挟むように配置して断熱材４と流桟材１
とを同時に施工するか、予め配設固定した流桟材１の側
方開口１Ｂ、１Ｂ間に断熱材４を差し込んで行く。次い
で、流桟材１、１上に瓦桟等の屋根葺き下地材３を敷設
し、最後にボルトを流桟材１の中心桁部を貫通させて屋
根Ｒ上に固定していくのである。
【００１１】この施工後は、断熱材４は多少の幅方向の
大小があってもその両端４Ａ、４Ａは断面「工」字型を
なす流桟材１の側方開口部１Ｂ、１Ｂに囲まれて嵌合す
るので空気流通を許す隙間が殆ど出来ず、断熱効率が高
められる。
大小があってもその両端４Ａ、４Ａは断面「工」字型を
なす流桟材１の側方開口部１Ｂ、１Ｂに囲まれて嵌合す
るので空気流通を許す隙間が殆ど出来ず、断熱効率が高
められる。
【００１２】また、屋根Ｒを図示のようにレジンコンク
リート製の基礎面とした場合は、断熱材４下面と屋根Ｒ
基礎面との間に流桟１の「工」字型部分の厚みに応じた
隙間ｓが生じるのでこれが通気空間となる。
リート製の基礎面とした場合は、断熱材４下面と屋根Ｒ
基礎面との間に流桟１の「工」字型部分の厚みに応じた
隙間ｓが生じるのでこれが通気空間となる。
【００１３】
【考案の効果】この考案は以上説明したように、断熱材
を断面「工」字型をなす流桟材間に嵌合して取付けたた
め、断熱材と流桟材との間には空気が流通する隙間が出
来ず断熱効果の向上が図られる。
を断面「工」字型をなす流桟材間に嵌合して取付けたた
め、断熱材と流桟材との間には空気が流通する隙間が出
来ず断熱効果の向上が図られる。
【００１４】さらに、断熱材の下面には流桟材の断面
「工」字型部分の肉厚に応じて通気空間となる隙間が出
来、これが結露防止のための通気経路となるので屋根基
礎面の湿潤も防止できるなど種々の実用的効果を有す
る。
「工」字型部分の肉厚に応じて通気空間となる隙間が出
来、これが結露防止のための通気経路となるので屋根基
礎面の湿潤も防止できるなど種々の実用的効果を有す
る。
【図１】この考案の実施例の要部斜視図である。
【図２】この考案の実施例の断面図である。
【図３】従来例の断面図である。
１ 流桟材 １Ａ 中心桁部 １Ｂ 側方開口 ２ 締結部材 ３ 屋根葺き下地材 ４ 断熱材４
Claims (1)
- 【請求項１】 断面「工」字型の流桟材が屋根上に一定
間隔を隔てて平行に配列され、該流桟材は中心桁部を貫
通する締結部材で該流桟材上に敷設される屋根葺き下地
材と共に前記屋根上に固定され、前記流桟材間には互い
に対向する断面「工」字型の流桟材の側方開口間に断熱
材が嵌合固定されてなることを特徴とする屋根下地の断
熱構造
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1734291U JP2537691Y2 (ja) | 1991-02-27 | 1991-02-27 | 屋根下地の断熱構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1734291U JP2537691Y2 (ja) | 1991-02-27 | 1991-02-27 | 屋根下地の断熱構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04107323U JPH04107323U (ja) | 1992-09-16 |
| JP2537691Y2 true JP2537691Y2 (ja) | 1997-06-04 |
Family
ID=31904121
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1734291U Expired - Lifetime JP2537691Y2 (ja) | 1991-02-27 | 1991-02-27 | 屋根下地の断熱構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2537691Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-02-27 JP JP1734291U patent/JP2537691Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04107323U (ja) | 1992-09-16 |
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