JPH0536004Y2 - - Google Patents

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JPH0536004Y2
JPH0536004Y2 JP9057188U JP9057188U JPH0536004Y2 JP H0536004 Y2 JPH0536004 Y2 JP H0536004Y2 JP 9057188 U JP9057188 U JP 9057188U JP 9057188 U JP9057188 U JP 9057188U JP H0536004 Y2 JPH0536004 Y2 JP H0536004Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は建築物構造躯体外側面と外壁材との間
に設けられた通気層を、外気と連通させる横に長
い長方形の換気孔に取付けられ、通気層内に雪、
雨水等が侵入するのを防止する換気孔用部材に関
する。
〔従来の技術〕
一般に建物の耐久性向上のため、最近は通気層
工法として第11図、第12図に示すように、構
造躯体1の外側面に付け胴縁2等を介して外壁材
3を取付けて通気層4を形成し、外壁材3によつ
て形成される外壁5の上部に、横に長い長方形の
通気孔6を設けて通気を行ない構造躯体が湿気を
帯びるのを防止するのと同時に寒冷地にあつては
窯業系サイデイング材に凍害が生ずるのを防止し
ている。
従来上記換気孔6は外壁5の最上部に設けら
れ、換気孔下面および外壁内面を保護する保護板
7が取付けられ、また、換気孔6の上部にはフー
ド板8が取付けられ、外からの風圧によつて雨水
等が通気層4内に侵入するのを防止している。な
お、9は軒天井板である。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上記従来のフード板8を取付けた換気
孔6は、通気層4内の空気を置換して構造躯体を
保護するが、強風雨、地吹雪等の強風を伴う時
に、雨水、雪が通気層内に侵入するのを防止出来
ないばかりでなく、外壁外部にフード板8が突出
しているため、外観が損なわれる等の欠点があつ
た。
本考案は上記の事情に鑑み、外観、換気性が共
に優れ、しかも強風雨、地吹雪の時にも雨水、雪
が通気層内に侵入するのを防止する換気孔用部材
を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本考案の換気孔用
部材においては、換気孔の長さより長くない、長
方形で幅の狭い細幅板部、および長さが上記細幅
板部と同じで、幅が上記換気孔の高さより所定寸
法小さい広幅板部よりなるアングル材の上記広幅
板部に、これにほぼ垂直、細幅板部と同じ方向か
つ基部がアングル材の折曲線と平行で先端に係止
部を有する、細幅板部と同じ長さの邪魔板が突設
されている内側部材および外側部材からなり、そ
れぞれの細幅板部を上記換気孔の高さと同じ間隔
をおいて対向させ、かつ広幅板部の邪魔板を対向
して突出するよう配置した場合、邪魔板が間隔を
おいて位置するように構成された、換気孔用部材
本体と、この換気孔用部材本体の邪魔板の係止部
同士を係止する係止部材とを有する。
〔作用〕
本考案は上記の構成となつているので、風によ
つて吸込まれる雨水、雪が邪魔板によつて阻止さ
れ、また、内側部材と外側部材は邪魔板の係止部
同士を係止部材によつて連結すれば本考案の換気
孔用部材が形成され、また細幅板部と幅、邪魔板
の形状等を規制することによつて種々な優れた作
用が発揮され、さらに、寸法を工夫することによ
つて、内側部材と外側部材とを共通なものとする
ことが出来る。
〔実施例〕
第1図は本考案に係る換気孔用部材の内側部材
11の斜視図である。内側部材11は、換気孔の
長さより長くない長方形の細幅板部12および換
気部材取付用空隙の幅より所定の寸法だけ小さい
幅の広幅板部13によつてアングル材14が形成
されている。このアングル材14の広幅板部13
には、これにほぼ垂直、細幅板部12と同じ方向
で、かつ基部15aが上記アングル材の折曲線と
平行で、先端に横断面が円形の係止部15bを有
する2枚の邪魔板15の基部15aが間隔をおい
て突設されている。
外側部材21は邪魔板の取付け位置、寸法は異
なる場合もあるが、上記内側部材11と同じ構成
のもので、同一部分には10代を20代として示しそ
の説明を省略する。
また、第2図a,b,c,dは、内外側部材の
邪魔板15,25の係止部15b,25b同士を
係止する係止部材31の一部の例を示す斜視図
で、係止部31aは上記邪魔板の係止部15b,
25bを把持可能なように円環状となつている。
第3図は、内外側部材11,21および係止部
材31よりなる換気孔用部材を換気孔に取付けた
状態を示す縦断面図で、第11図と同一部分には
同一符号を付してその説明を省略する。
先ず、内側部材11の広幅板部13をビス42
によつて付け胴縁2に止め付け、細幅板部12と
外壁材3との間の空隙にバツクアツプ材41を装
填し、その前面にシーリング材43を充填して水
の侵入を防止する。次いで、外側部材21の細幅
板部を換気孔6の上面に向けるとともに係止部材
31を適宜選んで係止部31aに、上記邪魔板の
係止部15b,25bを嵌合し外側部材を固定す
る。この操作によつて換気孔6に換気孔用部材5
1がセツトされるが、外側部材21は換気孔上面
等、外側からも支持され得るので、その被支持力
は強い(特に図示はしていない)。なお、第3図
の場合は軒天井9は換気部材取付施工する。
上記係止部材31は幅が小さく、相当数使用し
て、内外側部材11,21を強固に接続しても通
気には何等影響なく、通気層4は、内外側部材1
1,21によつて形成される上孔51a、邪魔板
15,25によつて形成されるジクザグ孔51
b、下孔51cによつて外気と連通され、通気層
4内の換気はスムースに行われる。また吹雪など
が換気孔に吹付けても、雪等はジクザク孔51b
に阻止され、通気層4には達しない。
上記図では、外側部材の係止部25bのうちの
1つは係止部材31によつて係止されていない
が、風が比較的強くない地方ではこれで充分な強
度が得られる。しかし、激しい吹雪があるような
地方では、第4図に示すように、内外側部材の係
止部15b,25bをすべて連結する第2図bに
示す係止部材31が用いられる。その際ビス42
を2段として内側部材11の留付け強度を高める
のが好ましい。
第5図は、付け胴縁2と内側部材11の広幅板
部13との間にスペーサ52を入れて留め付け、
ジクザグ孔51bの間隔を狭くしたもの、第6図
は、内外側部材の細幅板部12,22の先端に、
細幅板部に対して直角に所定幅の立上り板部12
a,22aを形成し、これを外壁外面または内面
に当接して雨水の浸入を防止し、シーリング材等
を使用しなくてもよいようにしたものである。
上記換気孔用部材は、邪魔板の長さを変えそれ
と対応した係止部材を用いることによりジグザグ
の程度をさらに高めることが出来、また邪魔板の
枚数を増加することも可能である。
また、上記、換気孔用部材51において内側部
材11の細幅板部12と広幅板部13と内側面の
なす角度を90°より僅か大きくしておくと、ジク
ザグ孔51bで捕集された水は外壁外側に流れ
る。さらに邪魔板15,25の上面を係止部15
b,25b方向に、下方に向つて僅か傾斜した
り、或いは、邪魔板15,25を係止部15b,
25bに向つて次第に薄くなるように形成してお
けば、邪魔板15,25に捕集された水は流れて
下方に落下する。この際、係止部材31が係合し
ていない部分の邪魔板の係合部15b,25bの
一部を切欠いておくことが更に有効である。
さらに、換気孔用部材51の上記内外側部材1
1,21は位置的に逆対称となつているので、換
気孔の高さ寸法に対する内外側部材の寸法とを適
宜選ぶことによつて共通の部材とすることも出来
る。
また、上記説明は、換気孔中に内側部材11を
取付け、次いで外側部材21を取付けたが、予め
工場等で内側部材11と外側部材21とを係止部
材31で組立てた換気孔用部材51を現場に持込
んで換気孔に取付けると、施工を速やかに行なう
ことが出来る。この場合、換気孔用部材51は、
第7図に示すように外側部材および内側部材の広
幅板部13,23を挿通するビス42によつて付
け胴縁2に留付けられる。
上記ビス42を挿通する広幅板部13,23の
ビス挿通部分は第8図に示すように、肉厚を厚く
した肉厚部53として強度を高めることが好まし
い。また、このように、内外側部材を挿通してビ
ス留めする場合には、第9図に示すように、ビス
を打つ場所を示すマーク54を凹形等で示してお
けば、正確、かつ能率よくビス留することができ
るので便利である。
さらに、上記ビス留めする位置は、第10図に
示すように、外側部材21の邪魔板25を挿通す
る位置とすると留付け力は極めて強くなる。
なお、上記内外側部材11,21および係止部
材31は、いずれもアルミニウム、合成樹脂等の
押出成形品を、それぞれ所定の長さに切断するこ
とによつて容易に作製することが出来る。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案の換気孔用部材は、押
出成形によつて容易かつ安価に製造出来る部品を
用い、取付けが容易で風雨、吹雪等の激しい地方
においても、通気層に雨水、雪等が浸入するのが
防止されるので、構造躯体の劣化が防止されると
共に、窯業系建材の凍害が防止され、また外観が
優れている等多くの長所を有し、建築業界に寄与
することが極めて大きいものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は内側部材、外側部材の形状を示す斜視
図、第2図a,b,c,dは、それぞれ種々な係
止部材を示す斜視図、第3図ないし第6図は、本
考案の代表例を示す図で、第3図は内外側部材の
邪魔板の係止部の一部を係止していない図、第4
図は全部の係止部を係止した図、第5図はスペー
サを用いた図、第6図は立上り板部を設けた内外
側部材を用いた図、第7図ないし第10図は組立
てられた換気孔用部材を取付ける場合の説明図
で、第7図は内外側部材を挿通するビスで留付け
た状態を示す図、第8図はビスを挿通する部分を
肉厚とした図、第9図はビスを挿通する位置を示
すマークを付した図、第10図はマークを外側部
材の中間の邪魔板部分としてビスを挿通した図、
第11図、第12図はフード板を取付けた従来の
換気孔を示す図で、第11図は縦断面図、(第1
2図の−線矢視断面図)第12図は第11図
の−矢視断面図である。 1……構造躯体、2……付け胴縁、3……外壁
材、4……通気層、5……外壁面、6……換気
孔、7……保護孔、8……フード板、9……軒天
井板、11……内側部材、12……細幅板部、1
2a……立上り板部、13……広幅板部、14…
…アングル材、15……邪魔板、15a……基
部、15b……係止部、21……外側部材、22
……細幅板部、22a……立上り板部、23……
広幅板部、24……アングル材、25……邪魔
板、25a……基部、25b……係止部、31…
…係止部材、31a……係止部、41……バツク
アツプ材、42……ビス、43……シーリング
材、51……換気孔用部材、51a……上孔、5
1b……ジグザグ孔、51c……下孔、52……
スペーサ、53……厚肉部、54……マーク。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 建築物の構造躯体外側面と、これに間隔を設
    けて取付けられた外壁材とによつて形成される
    通気層を外気に連通させる、上記外壁材に設け
    られた横に長い長方形の換気孔に取付けられる
    換気孔用部材であつて、 上記換気孔の長さより長くない、長方形で幅
    の狭い細幅板部、および長さが上記細幅板部と
    同じで、幅が上記換気孔の高さより所定寸法小
    さい広幅板部よりなるアングル材の上記広幅板
    部に、これにほぼ垂直、細幅板部と同じ方向か
    つ基部がアングル材の折曲線と平行で先端に係
    止部を有する、細幅板部と同じ長さの邪魔板が
    突設されている内側部材および外側部材からな
    り、それぞれの細幅板部を上記換気孔の高さと
    同じ間隔をおいて対向させ、かつ広幅板部の邪
    魔板を対向して突出するよう配置した場合、邪
    魔板が間隔をおいて位置するように構成され
    た、換気孔用部材本体と、この換気孔用部材本
    体の邪魔板の係止部同士を係止する係止部材と
    を有することを特徴とする換気孔用部材。 (2) 細幅板部の幅が、外壁材の厚さより大きくな
    い請求項(1)記載の換気孔用部材。 (3) 換気孔用部材本体の邪魔板の上面が係止部に
    向つて下方に傾斜している請求項(1)または(2)記
    載の換気孔用部材。 (4) 換気孔用部材本体の邪魔板が係止部に向つて
    徐々に薄く形成されている請求項(1)または(2)記
    載の換気孔用部材。 (5) 内側部材の細幅板部と広幅板部の内面のなす
    角度が90°より僅か大きく形成されている請求
    項(1)、(2)、(3)または(4)記載の換気孔用部材。 (6) 内側部材および外側部材の細幅板部先端に、
    それぞれ広幅板部に対して反対方向、かつ平行
    な所定幅の立上り板部が設けられている請求項
    (1)、(2)、(3)、(4)または(5)記載の換気孔用部材。 (7) 内側部材および外側部材が同じ形状の部材で
    ある請求項(1)、(2)、(4)または(6)記載の換気孔用
    部材。 (8) 邪魔板係止部の横断面が円形で、これらを係
    止する係止部材の係止部が、これらを把持する
    円環状係止部である請求項(1)、(2)、(3)、(4)、
    (5)、(6)または(7)記載の換気孔用部材。 (9) 外側部材と内側部材とを係止部材によつて組
    合わせ固定してなる請求項(1)、(2)、(4)、(5)、
    (6)、(7)または(8)記載の換気孔用部材。 (10) 係止部材によつて固定された外側部材および
    内側部材の広幅板部の対向する部分がビス留付
    けるための肉厚部となつている請求項(9)記載の
    換気孔用部材。 (11) 係止部材によつて固定された外側部材と内側
    部材の外側部材の広幅板部外面にビスを挿通す
    る位置を決めるマークが設けられている請求項
    (9)または(10)記載の換気孔用部材。 (12) 外側部材の広幅板部外面のマークの位置が外
    側部材の中間の邪魔板が取付けられている部分
    の外側である請求項(11)記載の換気孔用部
    材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0735931Y2 (ja) * 1989-10-17 1995-08-16 昭和電工建材株式会社 換気孔用部材
JPH0722430Y2 (ja) * 1990-01-29 1995-05-24 昭和電工建材株式会社 コーナ用部材

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