JPH068542U - 屋根パネル - Google Patents
屋根パネルInfo
- Publication number
- JPH068542U JPH068542U JP9990291U JP9990291U JPH068542U JP H068542 U JPH068542 U JP H068542U JP 9990291 U JP9990291 U JP 9990291U JP 9990291 U JP9990291 U JP 9990291U JP H068542 U JPH068542 U JP H068542U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roof panel
- crosspieces
- roof
- heat insulating
- insulating material
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 施工性が良く建築物を湿気から保護する屋根
パネルを提供する。 【構成】 高さ寸法が異なる複数の桟1を、枠体2の表
面に一端3から他端4にかけて上面が傾斜角θの傾斜面
となるように並設する。下面に断熱材5を設けた表面材
6を、複数の桟1の上面に貼着する。 【効果】 屋根パネル10を傾斜姿勢とすることなく水
勾配が設けられるので、施工が容易である。しかも、断
熱材6により冬季における屋根パネル10の裏面の結露
および積雪時の眇漏を防止し、湿気による腐食から小屋
裏の建材等を保護する。
パネルを提供する。 【構成】 高さ寸法が異なる複数の桟1を、枠体2の表
面に一端3から他端4にかけて上面が傾斜角θの傾斜面
となるように並設する。下面に断熱材5を設けた表面材
6を、複数の桟1の上面に貼着する。 【効果】 屋根パネル10を傾斜姿勢とすることなく水
勾配が設けられるので、施工が容易である。しかも、断
熱材6により冬季における屋根パネル10の裏面の結露
および積雪時の眇漏を防止し、湿気による腐食から小屋
裏の建材等を保護する。
Description
【0001】
この考案は、建築物の屋根部を構成する屋根パネルに関するものである。
【0002】
従来、屋根パネルは、溝形鋼を枠組した枠体の上面にパーティクルボード等か ら成る表面材を貼着したものであった。
【0003】
従来この種の屋根パネルでは、裏面の結露および眇漏が起こり易く、湿気によ り小屋裏の建材等の腐食を早めた。すなわち、冬季などに外気温が著しく低下す ると、屋根パネルの裏面の温度も低下するため、小屋裏の空気に含まれる水蒸気 が屋根パネルの裏面で凝結し水滴が発生した。また、暖房等により室内に発生し た熱は、屋根パネルを経て屋根瓦等に達し、積雪時に部屋の真上に積もった雪が 部分的に解けて眇漏を引き起こした。
【0004】 また、建築物に取付けるに際して水勾配を設けるには、屋根パネルを傾斜姿勢 で屋根梁に載置しなければならなかった。このため、屋根梁の上部に小屋組等を 設ける必要があり、施工が煩雑であった。 この考案の目的は、施工性が良く建築物を湿気から保護する屋根パネルを提供 することである。
【0005】
この考案の屋根パネルは、高さ寸法が異なる複数の桟を、枠体の表面に一端か ら他端にかけて上面が傾斜面となるように並設する。複数の桟の上面に、断熱材 を下面に設けた表面材を貼着する。
【0006】
【作用】 この考案の屋根パネルは、高さ寸法が異なる複数の桟を、枠体の表面に一端か ら他端にかけて上面が傾斜面となるように並設し、複数の桟の上面に表面材を貼 着したので、表面材が傾斜姿勢を成す。また、表面材の下面に断熱材を設けるこ とによって、表面側および裏面側の間で熱を遮断できる。
【0007】
この考案の一実施例の屋根パネルについて説明する。図1に示すように屋根パ ネル10は、高さ寸法が異なる複数の桟1を、枠体2の表面に一端3から他端4 にかけて上面が傾斜角θの傾斜面となるように並設し、下面に断熱材5を設けた 表面材6を、複数の桟1の上面に貼着したものである。
【0008】 枠体2は、図2に示すように、溝形鋼をこのフランジが内側を向くように枠組 した外枠2aと、この外枠2aの間に掛け渡して設けた補強材2bから成るもの で、補強材2bの両側に間隔をあけて木製の横桟8を設けている。補強材2bは 、外枠2aと同じ一対の溝形鋼を互いにウェブの外面で接合したものである。横 桟8は、図3に示すように枠体2の厚みと同じ縦寸法を有している。横桟8の上 面は、枠体2の上面と面一を成している。図1に示すよに、外枠2aの一端3, 補強材2bおよび横桟8の各上面には、桟1を高さ寸法の大さによって順次一本 ずつタッピングねじ13(図3)で固定している。
【0009】 桟1は、図3に示すように、上面1aが水平面に対して傾斜角度θを成し木製 の角材で、上面1aを表面材6の裏面に接着している。表面材6は、パーティク ルボード等からなるもので、表面に化粧仕上げが施されている。表面材6の両側 部には、側板7を設けて表面材6と枠体2との間を密閉している。断熱材5は、 発泡ポリスチレンから成るもので、桟1を避けるようにして表面材6に接着して いる。
【0010】 図1に示すように、屋根パネル10を、水平方向に架設した屋根梁11の上面 に載置すると、表面材6が水平面に対して傾斜角度θの傾斜姿勢となる。このた め、建築物の屋根部に水勾配を設けるに当たって、屋根梁11の上部に小屋組等 (図示せず)を設け屋根パネル10を傾斜姿勢とする必要がなく施工が容易であ る。しかも、断熱材6により屋根パネル10の表面側および裏面側の間で熱を遮 断できるので、冬季における屋根パネル10の裏面の結露および積雪時の眇漏を 防止し、湿気から小屋裏の建材等(図示せず)を保護する。なお、12は横架材 、13は柱を示す。
【0011】
この考案の屋根パネルは、高さ寸法が異なる複数の桟を、枠体の表面に一端か ら他端にかけて上面が傾斜面となるように並設し、複数の桟の上面に表面材を貼 着したので、表面材が傾斜姿勢を成す。このため、建築物の屋根部に水勾配を設 けるに当たって、屋根梁の上部に小屋組等を設ける必要がなく施工が容易である 。しかも、表面材の下面に断熱材を設けることによって、表面側および裏面側の 間で熱を遮断できるので、裏面の結露および眇漏を防止し湿気から小屋裏の建材 等を保護することができる。
【図1】(a)はこの考案の一実施例の屋根パネルを屋
根梁に載置した状態を示す横断面図、(b)はその縦断
面図。
根梁に載置した状態を示す横断面図、(b)はその縦断
面図。
【図2】この考案の一実施例の屋根パネルを破断した状
態の平面図。
態の平面図。
【図3】(a)は図2の屋根パネルのA−A断面図、
(b)はB−B断面図。
(b)はB−B断面図。
1 複数の桟 2 枠体 3 一端 4 他端 5 断熱材 6 表面材 10 屋根パネル
Claims (1)
- 【請求項1】 高さ寸法が異なる複数の桟を、枠体の表
面に一端から他端にかけて上面が傾斜面となるように並
設し、下面に断熱材を設けた表面材を、前記複数の桟の
上面に貼着した屋根パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991099902U JPH078677Y2 (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | 屋根パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991099902U JPH078677Y2 (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | 屋根パネル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH068542U true JPH068542U (ja) | 1994-02-04 |
JPH078677Y2 JPH078677Y2 (ja) | 1995-03-06 |
Family
ID=14259708
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991099902U Expired - Lifetime JPH078677Y2 (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | 屋根パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH078677Y2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS589318U (ja) * | 1981-07-11 | 1983-01-21 | 古林紙工株式会社 | 包装用密封容器 |
JPS58160243A (ja) * | 1982-02-26 | 1983-09-22 | ユニリ−バ−・ナ−ムロ−ゼ・ベンノ−トシヤ−プ | 粉末洗剤用包装箱 |
JP2016118012A (ja) * | 2014-12-19 | 2016-06-30 | 大和ハウス工業株式会社 | 屋根の構造および束材 |
WO2018163430A1 (ja) * | 2017-03-10 | 2018-09-13 | 日鉄住金鋼板株式会社 | 建築物 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS508899U (ja) * | 1973-03-27 | 1975-01-29 | ||
JPS53110220A (en) * | 1977-03-08 | 1978-09-26 | Nat Jutaku Kenzai | Roof panel |
-
1991
- 1991-12-04 JP JP1991099902U patent/JPH078677Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS508899U (ja) * | 1973-03-27 | 1975-01-29 | ||
JPS53110220A (en) * | 1977-03-08 | 1978-09-26 | Nat Jutaku Kenzai | Roof panel |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS58160243A (ja) * | 1982-02-26 | 1983-09-22 | ユニリ−バ−・ナ−ムロ−ゼ・ベンノ−トシヤ−プ | 粉末洗剤用包装箱 |
JPS6335512B2 (ja) * | 1982-02-26 | 1988-07-15 | Unilever Nv | |
JP2016118012A (ja) * | 2014-12-19 | 2016-06-30 | 大和ハウス工業株式会社 | 屋根の構造および束材 |
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AU2017402917B2 (en) * | 2017-03-10 | 2019-08-22 | Nippon Steel Coated Sheet Corporation | Building Structure |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH078677Y2 (ja) | 1995-03-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19950822 |