JPH0786262A - 半導体製造装置の反応炉 - Google Patents
半導体製造装置の反応炉Info
- Publication number
- JPH0786262A JPH0786262A JP18202293A JP18202293A JPH0786262A JP H0786262 A JPH0786262 A JP H0786262A JP 18202293 A JP18202293 A JP 18202293A JP 18202293 A JP18202293 A JP 18202293A JP H0786262 A JPH0786262 A JP H0786262A
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- Japan
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- furnace
- semiconductor manufacturing
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- gas introduction
- manufacturing equipment
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Abstract
(57)【要約】
【目的】複数の反応ガスを導入する半導体製造装置の反
応炉に於いて、導入された複数の反応ガスの混合状態を
改善し、炉口部近傍のウェーハの膜厚均一性を向上す
る。 【構成】ガス導入ノズル12,13を複数有し、複数の
反応ガスを炉内に導入する半導体製造装置の反応炉に於
いて、ガス導入ノズルの先端を近接させ、導入されたガ
スが直ちに混合される様にする。
応炉に於いて、導入された複数の反応ガスの混合状態を
改善し、炉口部近傍のウェーハの膜厚均一性を向上す
る。 【構成】ガス導入ノズル12,13を複数有し、複数の
反応ガスを炉内に導入する半導体製造装置の反応炉に於
いて、ガス導入ノズルの先端を近接させ、導入されたガ
スが直ちに混合される様にする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体製造装置の反応
炉、特に反応炉の反応ガス導入ノズルの改良に関するも
のである。
炉、特に反応炉の反応ガス導入ノズルの改良に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図2、図3に於いて、従来の半導体製造
装置の反応炉について説明する。
装置の反応炉について説明する。
【0003】半導体製造装置の反応炉は外管1、該外管
1内に同心に挿入された内管2、前記外管1の下端に設
けられた炉口フランジ3、及び前記外管1を囲繞して設
けられたヒータ(図示せず)から構成され、前記内管2
内にはボート4がボートエレベータ(図示せず)により
装入される。該ボート4にはウェーハ5が水平姿勢で多
段に装入され、該ボート4はボートキャップ6を介して
炉口蓋7に乗載され、該炉口蓋7は前記図示しないボー
トエレベータに設けられ昇降可能であり、上昇時には前
記炉口フランジ3に密着し、炉口を閉塞する。
1内に同心に挿入された内管2、前記外管1の下端に設
けられた炉口フランジ3、及び前記外管1を囲繞して設
けられたヒータ(図示せず)から構成され、前記内管2
内にはボート4がボートエレベータ(図示せず)により
装入される。該ボート4にはウェーハ5が水平姿勢で多
段に装入され、該ボート4はボートキャップ6を介して
炉口蓋7に乗載され、該炉口蓋7は前記図示しないボー
トエレベータに設けられ昇降可能であり、上昇時には前
記炉口フランジ3に密着し、炉口を閉塞する。
【0004】前記炉口フランジ3には前記内管2内部に
開口する第1ガス導入ノズル8、第2ガス導入ノズル9
が設けられ、又前記外管1と内管2が成す円筒状の空間
11には排気口10が設けられている。
開口する第1ガス導入ノズル8、第2ガス導入ノズル9
が設けられ、又前記外管1と内管2が成す円筒状の空間
11には排気口10が設けられている。
【0005】前記第1ガス導入ノズル8、第2ガス導入
ノズル9は図3に見られる様に、直管であり、内管2に
対して放射状に設けられている。
ノズル9は図3に見られる様に、直管であり、内管2に
対して放射状に設けられている。
【0006】ウェーハ5の成膜処理は図示しないヒータ
により炉内を加熱した状態で、ウェーハ5を装填したボ
ート4をボートエレベータにより炉内に装入し、前記炉
口蓋7により炉口を閉塞して前記排気口10より排気す
る。真空排気後、前記第1ガス導入ノズル8、前記第2
ガス導入ノズル9より第1反応ガス、第2反応ガスがそ
れぞれ導入され、導入後ボート下部に於いて混合して上
昇し、混合した反応ガスが加熱され、ウェーハ5に接触
することでウェーハ表面に蒸着し、薄膜を生成する。更
に、反応後のガスは前記内管2の上端より前記円筒状の
空間11に回込み、下降後前記排気口10から排気され
る。
により炉内を加熱した状態で、ウェーハ5を装填したボ
ート4をボートエレベータにより炉内に装入し、前記炉
口蓋7により炉口を閉塞して前記排気口10より排気す
る。真空排気後、前記第1ガス導入ノズル8、前記第2
ガス導入ノズル9より第1反応ガス、第2反応ガスがそ
れぞれ導入され、導入後ボート下部に於いて混合して上
昇し、混合した反応ガスが加熱され、ウェーハ5に接触
することでウェーハ表面に蒸着し、薄膜を生成する。更
に、反応後のガスは前記内管2の上端より前記円筒状の
空間11に回込み、下降後前記排気口10から排気され
る。
【0007】前記ボートエレベータ5の成膜処理に於い
て、HTO膜(High Temperature O
xidation Film)を成膜する場合は、第
1、第2反応ガスとしてSiH4 又はSi2 H6 とN2
Oを導入し、Si3 N4 膜を成膜する場合は、第1、第
2反応ガスとしてSiH2 Cl2 とNH3 を導入し、P
−Doped Poly Si膜を生成する場合は、第
1、第2反応ガスとしてSiH4 とPH3 を導入する。
て、HTO膜(High Temperature O
xidation Film)を成膜する場合は、第
1、第2反応ガスとしてSiH4 又はSi2 H6 とN2
Oを導入し、Si3 N4 膜を成膜する場合は、第1、第
2反応ガスとしてSiH2 Cl2 とNH3 を導入し、P
−Doped Poly Si膜を生成する場合は、第
1、第2反応ガスとしてSiH4 とPH3 を導入する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例に於いて
は、第1反応ガス、第2反応ガスが導入された近傍では
混合状態が充分でなく、ボート4上のウェーハ5に関し
て炉口部に近い位置にあるウェーハ程ウェーハ内での膜
厚均一性が悪いという問題があった。
は、第1反応ガス、第2反応ガスが導入された近傍では
混合状態が充分でなく、ボート4上のウェーハ5に関し
て炉口部に近い位置にあるウェーハ程ウェーハ内での膜
厚均一性が悪いという問題があった。
【0009】本発明は斯かる実情に鑑み、導入された複
数の反応ガスの混合状態を改善し、炉口部近傍のウェー
ハの膜厚均一性を向上しようとするものである。
数の反応ガスの混合状態を改善し、炉口部近傍のウェー
ハの膜厚均一性を向上しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、ガス導入ノズ
ルを複数有し、複数の反応ガスを炉内に導入する半導体
製造装置の反応炉に於いて、ガス導入ノズルの先端を近
接させたことを特徴とするものである。
ルを複数有し、複数の反応ガスを炉内に導入する半導体
製造装置の反応炉に於いて、ガス導入ノズルの先端を近
接させたことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】ガス導入ノズルの先端が近接してあるので、導
入されたガスは直ちに混合し、ウェーハには均質な混合
ガスが供給される。
入されたガスは直ちに混合し、ウェーハには均質な混合
ガスが供給される。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本発明の一実施例を
説明する。
説明する。
【0013】図1は本実施例の要部を示すものであり、
図中、図3と同一のものには同符号を付してある。
図中、図3と同一のものには同符号を付してある。
【0014】炉口フランジ3に内管2内部に開口する第
1ガス導入ノズル12、第2ガス導入ノズル13を設け
る。前記第1ガス導入ノズル12の先端部をL字状に屈
曲させ、該第1ガス導入ノズル12の先端を第2ガス導
入ノズル13先端に近接させる。
1ガス導入ノズル12、第2ガス導入ノズル13を設け
る。前記第1ガス導入ノズル12の先端部をL字状に屈
曲させ、該第1ガス導入ノズル12の先端を第2ガス導
入ノズル13先端に近接させる。
【0015】而して、第1ガス導入ノズル12、第2ガ
ス導入ノズル13から導入された第1、第2反応ガスは
導入直後に混合し、内管2に供給される。又、導入後早
期に混合することで均質な混合ガスが得られる。
ス導入ノズル13から導入された第1、第2反応ガスは
導入直後に混合し、内管2に供給される。又、導入後早
期に混合することで均質な混合ガスが得られる。
【0016】単一ウェーハ内に於ける本実施例と従来例
との膜厚の均一性の比較を表1に示す。
との膜厚の均一性の比較を表1に示す。
【0017】
【表1】 表1中、測定したウェーハはボートに装入されたものの
内、最も均一性の悪かったものである。
内、最も均一性の悪かったものである。
【0018】尚、第1ガス導入ノズル12、第2ガス導
入ノズル13は先端の開口位置が近接しておればよく、
第1ガス導入ノズル12、第2ガス導入ノズル13がそ
れぞれL字状をしていても、或は第1ガス導入ノズル1
2、第2ガス導入ノズル13を共に直管とし一方の管を
他方の管に対して傾斜させ、先端の開口位置を近接させ
てもよい等、種々変更が可能であることは言う迄もな
い。又、本発明は縦型炉の他、横型炉にも実施可能であ
ることも勿論である。
入ノズル13は先端の開口位置が近接しておればよく、
第1ガス導入ノズル12、第2ガス導入ノズル13がそ
れぞれL字状をしていても、或は第1ガス導入ノズル1
2、第2ガス導入ノズル13を共に直管とし一方の管を
他方の管に対して傾斜させ、先端の開口位置を近接させ
てもよい等、種々変更が可能であることは言う迄もな
い。又、本発明は縦型炉の他、横型炉にも実施可能であ
ることも勿論である。
【図1】本発明の一実施例の要部を示すA−A矢視図相
当図である。
当図である。
【図2】縦型反応炉を示す断面概略図である。
【図3】従来例の要部を示すA−A矢視図である。
1 外管 2 内管 3 炉口フランジ 4 ボート 10 排気口 11 円筒状の空間 12 第1ガス導入管 13 第2ガス導入管
Claims (1)
- 【請求項1】 ガス導入ノズルを複数有し、複数の反応
ガスを炉内に導入する半導体製造装置の反応炉に於い
て、ガス導入ノズルの先端を近接させたことを特徴とす
る半導体製造装置の反応炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18202293A JP3305818B2 (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 半導体製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18202293A JP3305818B2 (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 半導体製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0786262A true JPH0786262A (ja) | 1995-03-31 |
JP3305818B2 JP3305818B2 (ja) | 2002-07-24 |
Family
ID=16110978
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18202293A Ceased JP3305818B2 (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 半導体製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3305818B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007081186A (ja) * | 2005-09-15 | 2007-03-29 | Ricoh Co Ltd | Cvd装置 |
-
1993
- 1993-06-28 JP JP18202293A patent/JP3305818B2/ja not_active Ceased
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007081186A (ja) * | 2005-09-15 | 2007-03-29 | Ricoh Co Ltd | Cvd装置 |
JP4698354B2 (ja) * | 2005-09-15 | 2011-06-08 | 株式会社リコー | Cvd装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3305818B2 (ja) | 2002-07-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RVOP | Cancellation by post-grant opposition |