JP2602265B2 - 縦形炉 - Google Patents

縦形炉

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JP2602265B2
JP2602265B2 JP63020830A JP2083088A JP2602265B2 JP 2602265 B2 JP2602265 B2 JP 2602265B2 JP 63020830 A JP63020830 A JP 63020830A JP 2083088 A JP2083088 A JP 2083088A JP 2602265 B2 JP2602265 B2 JP 2602265B2
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誠治 渡辺
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国際電気株式会社
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は加熱用の管状炉(ヒータ)を垂直に置いて使
用する縦形炉、例えば半導体デバイス製造に使用する縦
形拡散,CVD装置などの縦形炉に係り、特に縦形炉の中へ
処理物(ウェーハ)を出し入れする炉口部に関する。
〔従来の技術〕
従来,半導体デバイスの製造に使用する拡散,CVD装置
は、Fe,Cr,Al系の丸線を螺旋状に巻いた抵抗加熱による
管状炉を水平(横形)に配置し、この管状炉内に石英,
セラミック製等の反応管を挿入し、ウェーハを反応管内
にて処理する装置である。
また縦形炉においては、第4図示のように加熱用の管
状炉(ヒータ)1を垂直に配置し、この管状炉1内に石
英,セラミック製等の外側,内側の反応管2,3を挿設し
この両反応管2,3間を真空排気口9より排気させ、反応
管3内への空気の混入や塵埃の侵入を減少させるため
に、ウェーハ5の挿入口(炉口)16を下向きにし、多数
のウェーハ5を充填した石英、セラミック製等のボート
4をキヤップ6にのせ、またそれらを上下移動機構7に
のせて、内側反応管3内に搬入すると共に反応ガス導入
口8aより導入することにより管状炉1により加熱された
ボート4上のウェーハ5表面に生成膜を生成し、しかる
後,上下移動機構7により生成膜を生成した多数のウェ
ーハ5を充填したボート4を炉口16より搬出するもので
ある。
このような縦形炉において処理されたウェーハ5上の
生成膜は、横形炉のものより空気の混入や塵埃の侵入を
防ぐことができることや、反応ガスの導入のしかたによ
って均一になる。
10,11はそれぞれ外側の反応管2と炉口フランジ14と
の間及び炉口フランジ14とシールキヤップ13との間をシ
ールするOリング、12はヒータベースである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来の縦形炉にあっては、第5図
示のように内側の反応管3の下端開口(炉口)16からボ
ート4を搬入、搬出する過程で炉口16から鎖線で示す如
く熱対流、ボート4の搬入時の乱流及びボート4の搬出
時の炉圧力と外気圧との差圧による空気に引き込みなど
により内側の反応管3内への空気の混入や塵埃の侵入15
が起こるため、ボート4に充填された多数のウェーハ5
上に異物を生成するという課題があった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明炉口部は上記の課題を解決するため、第1図示
のように加熱用の管状炉1を垂直に設置し、この管状炉
1内に反応管3を挿設し、この反応管3内にウェーハ5
を載置したボート4を搬入し、反応ガスを導入すること
によりウェーハ5の表面に生成膜を生成する縦形炉にお
いて、炉口16の内側に筒状のインナーリングを設け、該
インナーリング17は、該インナーリング17とボート4と
の径方向の隙間がボート4と反応管3との径方向の隙間
よりも非常に小さく、且つインナーリング17の全長がボ
ート4の全長よりも短くなるよう設定されており、該イ
ンナーリング17を貫通してボート4が前記反応管3内へ
搬入される構成としたものである。
また、インナーリング17の上部には、炉口16の内側に
突出する炉口フランジ14に係止される突起部18を設ける
とよい。
〔作 用〕
このように構成したので、ボート4の搬入、搬出時の
熱対流、ボート4の搬入時の乱流、ボート4の搬出時の
炉圧力と外気圧との差圧による空気の引き込みなどによ
る、反応管3内への空気の混入や塵埃の侵入をインナー
リング17によって減少させることができる。
〔実施例〕 以下図面に基いて本発明の実施例を説明する。
第1図は本発明炉口部の一実施例を適用した縦形炉の
簡略断面図、第2図は同じく下降または上昇途中の状態
を示す簡略断面図である。
第1,第2図中1は加熱用の管状炉(ヒータ)、12はヒ
ータベース、2,3はそれぞれこの管状炉1内に挿設され
た外側,内側の反応管(アウタチューブ,インナーチュ
ーブ)、9はこれらの反応管2,3間の空間部を排気する
ための真空排気口である。内側の反応管3内には多数の
ウェーハ5を載置したボート4が炉口16より搬入出され
る。7はその搬入出を行う上下移動機構、14は炉口フラ
ンジ、10,11はそれぞれ外側の反応管2と炉口フランジ1
4との間及び炉口フランジ14とシールキヤップ13との間
のシールするOリングである。
炉口16の内側に筒状のインナーリング17を設け、筒状
のインナーリング17は、第1図の状態、即ちボート4を
内側の反応管3内に挿入した状態において、反応管3と
ボート4を支持するキャップとの間に挿設され、前記筒
状のインナーリング17は、上下移動機構7によって上下
動せしめられると共に、このインナーリング17の上部に
は炉口フランジ14の係止部14aに係止される突起部18が
設けられている(第3図参照)。インナーリング17は石
英またはセラミック製で、管状炉1の高温に耐える構造
となっている。19は突起部18の間に形成された反応ガス
ノズル8の逃げ部である。図示のように、インナーリン
グ17は、該インナーリング17とボート4との径方向の隙
間がボート4と反応管3との径方向の隙間よりも非常に
小さく、且つインナーリング17の全長がボート4の全長
よりも短くなるよう設定されている。
上記の構成において上下移動機構7によりキヤップ6
上のボート4及びインナーリング17を上動させ、ボート
4をインナーリング17に完全に貫通させて、炉口フラン
ジ14にシールキヤップ13を対接させた第1図示の状態、
即ちボート4を内側の反応管3内に搬入した状態にす
る。この状態で真空排気口9より外側,内側の反応管2,
3間の空間部を真空排気し、反応ガスを反応ガス導入口8
aより導入し、反応ガスノズル8より吐出させると共
に、ボート4上に載置した多数のウェーハ5を加熱用の
管状炉1により加熱することにより各ウェーハ5の表面
に生成膜が生成される。
しかる後、上下移動機構7によりキヤップ6上のボー
ト4及びインナーリング17を下動させ、インナーリング
17が第2図示のように炉口フランジ14の係止部14aに対
接して係止された状態になり、更にキヤップ6上のボー
ト4を上下移動機構7により下動することによりボート
4とこれに載置され表面に生成膜が生成された多数のウ
ェーハ5を炉口16より搬出することができる。
内側の反応管3とキヤップ6との間に挿設されたイン
ナーリング17が、炉口16からボート4を搬入,搬出する
過程で、ボート4の搬入,搬出時の熱対流、ボート4の
搬入時の乱流、ボート4の搬出時の炉圧力と外気圧との
差圧による空気の引き込み等を抑制する役目を果し、内
側反応管3内への空気の混入や塵埃の侵入を減少させる
ことができる。
〔発明の効果〕
上述のように本発明によれば、加熱用の管状炉1を垂
直に設置し、この管状炉1内に反応管3を挿設し、この
反応管3内にウェーハ5を載置したボート4を搬入する
と共に反応ガスを反応ガス導入口8aより導入することに
よりウェーハ5の表面に生成膜を生成する縦形炉におい
て、炉口16の内側に筒状のインナーリング17を設け、該
インナーリング17は、該インナーリング17とボート4と
の径方向の隙間がボート4と反応管3との径方向の隙間
よりも非常に小さく、且つインナーリング17の全長がボ
ート4の全長よりも短くなるよう設定されており、該イ
ンナーリング17を貫通してボート4が前記反応管3内へ
搬入されるので、筒状のインナーリング17により反応管
3内への空気の混入や塵埃の侵入を大幅に減少させるこ
とができ、ウェーハ5の生成膜に異物が混入することを
回避することができるため、ウェーハ5上の生成膜を均
一にしかもクリーンにすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明炉口部の一実施例を適用した縦形炉の簡
略断面図、第2図は同じく下降または上昇途中の状態を
示す簡略断面図、第3図は本発明におけるインナーリン
グ斜視図、第4図は縦形炉の従来例を示す簡略断面図、
第5図は同じく下降または上昇途中の状態を示す簡略断
面図である。 1……管状炉(ヒータ)、2……外側の反応管(アウタ
チューブ)、3……内側の反応管(インナーチュー
ブ)、4……ボート、5……ウェーハ、6……キヤッ
プ、7……上下移動機構、8a……反応ガス導入口、8…
…反応ガスノズル、9……真空排気口、13……シールキ
ヤップ、14……炉口フランジ、14a……係止部、16……
炉口、17……筒状のインナーリング、18……突起部。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱用の管状炉を垂直に設置し、この管状
    炉内に反応管を挿設し、この反応管内にウェーハを載置
    したボートを搬入し、反応ガスを導入することによりウ
    ェーハの表面に生成膜を生成する縦形炉において、炉口
    の内側に筒状のインナーリングを設け、該インナーリン
    グは、該インナーリングとボートとの径方向の隙間がボ
    ートと反応管との径方向の隙間よりも非常に小さく、且
    つインナーリングの全長がボートの全長よりも短くなる
    よう設定されており、該インナーリングを貫通してボー
    トが前記反応管内へ搬入されることを特徴とする縦形
    炉。
  2. 【請求項2】前記インナーリングの上部には、炉口の内
    側に突出する炉口フランジに係止される突起部を設けて
    なる請求項1記載の縦形炉。
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