JPH0785704A - リヤコンビネーションランプ - Google Patents

リヤコンビネーションランプ

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JPH0785704A
JPH0785704A JP22849193A JP22849193A JPH0785704A JP H0785704 A JPH0785704 A JP H0785704A JP 22849193 A JP22849193 A JP 22849193A JP 22849193 A JP22849193 A JP 22849193A JP H0785704 A JPH0785704 A JP H0785704A
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reflector
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Haruhisa Suzuki
晴央 鈴木
Yuji Matsumoto
祐次 松本
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Nissan Motor Co Ltd
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  • Securing Globes, Refractors, Reflectors Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組付け作業が容易で、見栄えが良く、かつリ
フレクタの微動による擦れ粉が発生することのないリヤ
コンビネーションランプの提供。 【構成】 バルブ(17)取付け用のソケット(15)
が挿通される穴部(13)を備えたハウジング(7)を
車体パネル(5)に結合し、バルブ(15)を挿通して
外側に突出させる孔部(19)を備えたリフレクタ
(9)をハウジング(7)の外側に設け、バルブ(1
7)を覆うレンズ(11)をハウジング(7)に結合
し、ソケット(15)に、ハウジング(7)に内側から
弾性当接する弾性部(27)と、リフレクタ(9)に外
側から当接して孔部(19)の周縁に係止される係止部
(25)を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両のリヤコンビネ
ーションランプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のリヤコンビネーションラ
ンプを図4に示す(実開昭62−168502号公報参
照)。
【0003】リヤコンビネーションランプ101は、ボ
ルト103によって車体パネル105に結合されるハウ
ジング107と、ハウジング107の外側に設けられた
リフレクタ109と、リフレクタ109の外側に設けら
れたレンズ111を備えている。ハウジング107には
嵌合穴部113が形成され、嵌合穴部113にはソケッ
ト115が嵌合されている。ソケット115は略円筒状
に形成され、ソケット115の内径部には照明用のバル
ブ117が取付けられている。リフレクタ109には孔
部119が形成されている。穴部113に嵌合したバル
ブ117は、孔部119を挿通してリフレクタ109の
外側に突出し、レンズ111はバルブ117を覆ってい
る。
【0004】リヤコンビネーションランプ101の組付
けは、嵌合穴部113と孔部119の位置を合わせ、リ
フレクタ109をハウジング107に結合し、その外側
からレンズ111を組付け、レンズ111をハウジング
107に結合して行う。レンズ111の周縁部には突起
部112が形成されており、突起部112はハウジング
107に形成された凹部108に嵌め込まれ、この部分
がホットメルト120によりシールされる。このレンズ
111の組付けは、リヤコンビネーションランプ101
の外側正面方向(図中矢印P方向)から行うので、リフ
レクタ109の先端109aをレンズ111の端部11
1a内面に近接する位置まで形成すると、レンズ119
を容易に組付けることができなくなる。したがって、レ
ンズ119の組付け作業を容易とするため、リフレクタ
109の先端109aはレンズ111の端部111a内
面に近接する位置までは設けられていない。
【0005】ところが、リヤコンビネーションランプ1
01は、車体造形的上の理由により車体後方から側方へ
周り込んだ形状に形成され、また採光に色付けを施す場
合は、素通し若しくは素通し感の強いタイプのレンズ1
11が用いられる。このため、レンズ111の端部11
1aを斜め後方(図4中矢印Q方向)から視た場合、リ
フレクタ109の裏面側やハウジング107等がレンズ
111の外側から見えてしまうおそれがあり、矢印Q方
向からの見栄えが悪くなってしまう。また、リヤコンビ
ネーションランプ101の内部がリフレクタによって上
下に分割されている場合は、リフレクタ109の先端1
09aとレンズ111の端部との間において、上下間で
空洞部分が生じて漏光が発生するおそれがある。
【0006】これに対し、図5に示すリヤコンビネーシ
ョンランプ121では、リフレクタ122をハウジング
107には結合せず、図示外のクリップ等によってレン
ズ111に係止させる構成となっている。このため、リ
フレクタ122の先端122aをレンズ111の端部1
11a内面に近接して設けてもレンズ111の組付けを
容易に行うことができ、かつ見栄えが向上する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなコンビネーションランプ121では、リフレクタ1
22が完全に固定されていないので、車両走行中の振動
によりリフレクタ122が微動し、リフレクタ122の
先端122aがレンズ111と接触して、両者の擦れ粉
が発生するおそれがある。これを防止すべく、あらかじ
めリフレクタ122をレンズに完全に固定してしまう方
法も考えられるが、この場合には、嵌合穴部113に対
する孔部119の位置決めが不確実となり、バルブ11
7とリフレクタ112との組付け精度が低下するおそれ
がある。バルブ117とリフレクタ112との組付け精
度が低下すると、バルブ117からの配光に悪影響を与
えてしまうおそれがある。
【0008】そこでこの発明は、組付け作業が容易で、
見栄えが良く、かつリフレクタの微動による擦れ粉が発
生することのないリヤコンビネーションランプの提供を
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
リヤコンビネーションランプは、バルブ取付け用のソケ
ットが挿通される穴部を備えたハウジングを車体パネル
に結合し、前記バルブを挿通して外側に突出させる孔部
を備えたリフレクタを前記ハウジングの外側に設け、前
記バルブを覆うレンズを前記ハウジングに結合し、前記
ソケットに、前記ハウジングに内側から弾性当接する弾
性部と、前記リフレクタに外側から当接して前記孔部の
周縁に係止される係止部を設けたことを特徴とする。
【0010】請求項2の発明は、請求項1記載のリヤコ
ンビネーションランプであって、前記レンズに前記リフ
レクタを固定したことを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明によれば、ソケットの弾性
部がハウジングに内側から弾性当接し、係止部がリフレ
クタに外側から当接して孔部の周縁に係止されるので、
リフレクタは、弾性部の弾性力により孔部がハウジング
側に引寄せられた状態で保持される。このため、リフレ
クタが微動してもレンズと接触し難く、擦れ粉の発生を
抑制できる。
【0012】また、リフレクタをハウジングに結合する
必要がないので、リフレクタの先端をレンズの端部まで
設けてもレンズの組付けを容易に行うことができる。そ
して、リフレクタの先端をレンズの端部まで設けること
ができるので、レンズの端部を斜め後方から視た場合、
リフレクタの裏側やハウジングが見えず、見栄えが良
い。
【0013】さらに、リフレクタの先端をレンズに近接
して設けることができるので、リフレクタにより区画形
成される閉空間からの漏光を防止することができる。
【0014】請求項2記載の発明によれば、リフレクタ
をレンズに固定したので、リフレクタの微動によるレン
ズとの接触を完全に抑えることができ、擦れ粉の発生を
より完全に防止できる。そして、リフレクタの先端をレ
ンズにさらに近接して設けることができるので、リフレ
クタにより区画形成される閉空間からの漏光をより確実
に防止することができる。
【0015】またリフレクタは、弾性部の弾性力により
孔部がハウジング側に引寄せられた状態で保持されるの
で、これによりソケットに対する孔部の位置決めがなさ
れ、リフレクタをレンズに固定してからハウジングに結
合してもバルブとリフレクタとの組付け精度を確保する
ことができる。
【0016】
【実施例】以下この発明の実施例を説明する。
【0017】図1はこの発明の一実施例に係るリヤコン
ビネーションランプ1の上方位置での断面を示した斜視
図、図2は図1の矢印D方向矢視断面図、図3は図1の
矢印E方向矢視正面図である。
【0018】図1のように、本実施例のリヤコンビネー
ションランプ1は、車体パネル5に結合されるハウジン
グ7と、ハウジング7の外側に設けられたリフレクタ9
と、リフレクタ9の外側に設けられたレンズ11を備え
ている。車体パネル5にはボルト孔6が形成され、ハウ
ジング7に固着されたボルト3をボルト孔6に挿通し、
これにナット4を締結することにより、ハウジング7が
車体パネル5に結合される。ハウジング7は2つの穴部
13を備え、各穴部13にはバルブ17取付け用のソケ
ット15が挿通される。またリフレクタ9は、バルブ1
7を挿通して外側に突出させる2つの孔部19を備えて
いる。
【0019】ソケット15は、略円筒状に形成された樹
脂製のソケット本体21と、ソケット本体21に一体的
に設けられたバルブ取付部23、係止部25、弾性部2
7、及び摘み部29により構成されている。バルブ取付
部23は、ソケット本体21の一側内径部に形成され、
照明用のバルブ17が取付けられる。係止部25は、ソ
ケット本体21の一側外周から上下2方向に突設されて
いる。弾性部27は、ソケット本体21の他側外周に設
けられ、前記一側に向かって拡がるスカート状に形成さ
れている。摘み部29は、ソケット本体21の他側端面
に突設されている。ソケット本体21の外径は、バルブ
17の径とほぼ同じか又はそれよりも僅かに大きく形成
され、弾性部27の最大径は、穴部13の径よりも大き
く形成されている。
【0020】リフレクタ9の左右両端部9a,9bに
は、レンズ11の両端11a,11b内面に近接する延
設部51,55と、ビス43によってレンズ11に締結
結合される結合部53,57がそれぞれ設けられてい
る。リフレクタ9の中間部9aはレンズ11の内面に近
接して突設され、前記延設部51,55及び中間部9c
によってリフレクタ9とレンズ11との間に、2つの閉
空間A,Bが区画形成されている。また、図3のように
リフレクタ9の下端9dはリヤコンビネーションランプ
1の内部を上下に分割し、この下端9dによって下方の
閉空間Cが区画形成されている。
【0021】図1のように、リフレクタ9の2つの孔部
19は前記閉空間A,Bにそれぞれ1つずつ設けられ、
前記ハウジング7の2つの穴部13はこれら2つの孔部
19に対応した位置に設けられている。これらの穴部1
3と孔部19は、ソケット本体21の外径よりも僅かに
大きく形成され、穴部13と孔部19には、ソケット1
5の係止部25に対応した上下2箇所に、それぞれ凹部
40,41が切欠形成されている。
【0022】レンズ11は、無色透明の外側レンズ31
と、赤色透明の内側レンズ33と、無色透明地に赤色ス
トライプの施されたシート35から構成されている。外
側レンズ31の左右両端31a,31bは車体パネル5
に当接して、レンズ11の組付け位置を規制している。
内側レンズ33の左右両端33a,33bには前記リフ
レクタ9を固定するビス43が締結され、さらにこの両
端33a,33bには、突起部61,63が設けられて
いる。突起部61,63は、ハウジング7に形成された
凹部65,67に嵌め込まれ、この部分がホットメルト
69によりシールされる。
【0023】前記ソケット15の係止部25と弾性部2
7の間隔は、リフレクタ9をレンズ11に締結固定し、
レンズ11をハウジング7に組付けた状態で、ソケット
15を穴部13及び孔部19に挿通したとき、係止部2
5がリフレクタ9の外側に突出せず、ソケット15を外
側に押圧して弾性部27を変形させたとき、係止部25
がリフレクタ9の外側に突出するように設定されてい
る。すなわち、凹部40,41に係止部25を合わせて
ソケット15を穴部13及び孔部19に挿通し、摘み部
29を押圧しながら回転させると、凹部41と係止部2
5の位置がずれる。これにより、弾性部27がハウジン
グ7に内側から弾性当接するとともに、係止部25がリ
フレクタ9に外側から当接して孔部19の周縁に係止さ
れ、ソケット15が孔部13に取付けられた状態とな
る。
【0024】なお、図2のように閉区間Aでは、バルブ
17の外側を覆う橙色透明のキャップ37がリフレクタ
9に設けられている。
【0025】次に作用を説明する。
【0026】リヤコンビネーションランプを組付けるに
は、まずハウジング7をボルト3及びナット4により車
体パネル5に締結固定するとともに、リフレクタ9をビ
ス43によりレンズ11に締結固定する。そして、レン
ズ11の突起部61,63をハウジング7の凹部65,
67に嵌め込み、ここをホットメルト69によりシール
する。
【0027】次に、バルブ17の取付けられたソケット
15を、ハウジング7の穴部13からリフレクタ9の孔
部19に挿入して押圧する。この際、ソケット15の係
止部25を、穴部13及び孔部19の凹部40,41の
位置に合わせて、係止部25をリフレクタ9の外側に突
出させる。そして、摘み部25を摘んでソケット15を
外側に押圧しながら回転させる。
【0028】これにより、ソケット15の弾性部27が
ハウジング7に内側から弾性当接し、係止部25がリフ
レクタ9に外側から当接して孔部19の周縁に係止され
るので、リフレクタ9は、弾性部27の弾性力により孔
部19がハウジング7側(内側)に引寄せられた状態で
保持される。このため、リフレクタ9が微動しても、リ
フレクタ9両端の延設部51,55がレンズ11の両端
部11a,11b内面と接触し難く、擦れ粉の発生を抑
制することができる。さらに、リフレクタ9をレンズ1
1に固定しているので、リフレクタ9の微動によるレン
ズ11との接触を完全に抑えることができ、擦れ粉の発
生を完全に防止することができる。
【0029】またリフレクタ9は、弾性部27の弾性力
により孔部19がハウジング7側に引寄せられた状態で
保持されるので、これによりソケット15に対する孔部
19の位置決めがなされる。すなわち、リフレクタ9の
孔部19とハウジング7の穴部13との多少の位置ずれ
は、弾性部27の弾性力によって吸収することができ、
リフレクタ9をレンズ11に固定してからレンズ11を
ハウジング7に結合しても、バルブ15とリフレクタ9
との組付け精度を確保することができる。
【0030】また、リフレクタ9をハウジング7に結合
していないので、リフレクタ9両端の延設部51,55
をレンズ11の両端11a,11bまで設けても、レン
ズ11の組付けを容易に行うことができ、かつ、リフレ
クタ9の延設部51,55、突起部9c、及び下端9d
をレンズ11に近接して設けても、両者の接触は完全に
防止される。このため、リフレクタ9の延設部51,5
5、突起部9c、及び下端9dによって区画形成された
閉区間A,B,Cの相互間での漏光を防止することがで
きる。そして、リフレクタ9の突起部51,55をレン
ズ11の端部11aまで設けることができるので、レン
ズ11の端部11aを斜め後方(図中矢印Q方向)から
視た場合の見栄えも良い。
【0031】
【発明の効果】このように請求項1記載の発明によれ
ば、リフレクタは、弾性部の弾性力により孔部がハウジ
ング側に引寄せられた状態で保持されので、リフレクタ
が微動してもレンズと接触し難く、擦れ粉の発生を抑制
できる。また、リフレクタをハウジングに結合する必要
がないので、リフレクタの先端をレンズの端部まで設け
てもレンズの組付けを容易に行うことができる。そし
て、リフレクタの先端をレンズの端部まで設けることが
できるので、レンズの端部を斜め後方から視た場合の見
栄えが良い。さらに、リフレクタの先端をレンズに近接
して設けることができるので、リフレクタにより区画形
成される閉空間からの漏光を防止することができる。
【0032】請求項2記載の発明によれば、リフレクタ
をレンズに固定したので、リフレクタの微動によるレン
ズとの接触を完全に抑えることができ、擦れ粉の発生を
より完全に防止できる。そして、リフレクタの先端をレ
ンズにさらに近接して設けることができるので、リフレ
クタにより区画形成される閉空間からの漏光をより確実
に防止することができる。また弾性部の弾性力により、
ソケットに対する孔部の位置決めがなされるので、リフ
レクタをレンズに固定してからハウジングに結合しても
バルブとリフレクタとの組付け精度を確保することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る斜視図である。
【図2】図1のD方向矢視断面図である。
【図3】図1のE方向矢視正面図である。
【図4】従来例の断面図である。
【図5】他の従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 リヤコンビネーションランプ 5 車体パネル 7 ハウジング 9 リフレクタ 11 レンズ 13 穴部 15 ソケット 17 バルブ 19 孔部 25 係止部 27 弾性部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブ取付け用のソケットが挿通される
    穴部を備えたハウジングを車体パネルに結合し、 前記バルブを挿通して外側に突出させる孔部を備えたリ
    フレクタを前記ハウジングの外側に設け、 前記バルブを覆うレンズを前記ハウジングに結合し、 前記ソケットに、前記ハウジングに内側から弾性当接す
    る弾性部と、前記リフレクタに外側から当接して前記孔
    部の周縁に係止される係止部を設けたことを特徴とする
    リヤコンビネーションランプ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のリヤコンビネーションラ
    ンプであって、 前記レンズに前記リフレクタを固定したことを特徴とす
    るリヤコンビネーションランプ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001101909A (ja) * 1999-09-30 2001-04-13 Matsushita Electric Works Ltd 照明装置
JP2011243354A (ja) * 2010-05-17 2011-12-01 Koito Mfg Co Ltd 車両用灯具と車両用灯具の組立方法

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JP2011243354A (ja) * 2010-05-17 2011-12-01 Koito Mfg Co Ltd 車両用灯具と車両用灯具の組立方法

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