JP2525069Y2 - 車体外装部品の組付け構造 - Google Patents

車体外装部品の組付け構造

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JP2525069Y2
JP2525069Y2 JP617491U JP617491U JP2525069Y2 JP 2525069 Y2 JP2525069 Y2 JP 2525069Y2 JP 617491 U JP617491 U JP 617491U JP 617491 U JP617491 U JP 617491U JP 2525069 Y2 JP2525069 Y2 JP 2525069Y2
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grommet
outer plate
air spoiler
hole
fitting leg
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克光 難波
良宏 小倉
茂雄 大井
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Togo Seisakusho Corp
Toyota Motor Corp
Uchihama Kasei Co Ltd
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Togo Seisakusho Corp
Toyota Motor Corp
Uchihama Kasei Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えば車両走行時の
空力特性改善のために使用されるエアスポイラで代表さ
れる車体外装部品の組付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に従来のエアスポイラ組付け構造が
断面図で示されている。この図面で示されているように
車体の外板12には、エアスポイラ30の組付け箇所に
おいて貫通孔14があけられている。この貫通孔14に
はグロメット50が装着されている。またこのグロメッ
ト50の挿入孔52内周には、係止突起54が一体に形
成されている。前記エアスポイラ30の外板12との接
合面(裏面)側には、ピン60の頭部61がインサート
などによってセットされている。このピン60の外周の
一部には、テーパ状の係止面62が形成されている。そ
こで前記ピン60をグロメット50の挿入孔52に挿入
すれば、このピン60の係止面62がグロメット50の
係止突起54に係止して抜け止め状態に保持され、エア
スポイラ30は車体の外板12に組付けられる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】図5で示されている組
付け構造においては、前記係止面62と係止突起54と
を係止させるために必要なピン60の挿入寸法Lが一義
的に決まっている。つまりこの挿入寸法Lの許容範囲が
狭い。このことは外板12の曲面のばらつき、あるいは
グロメット50に対するピン60の取付け寸法の誤差な
どに伴い、ピン60が係止面62と係止突起54との正
規の係止位置を越えて挿入されたり、逆に係止面62と
係止突起54との係止位置までピン60が挿入されなか
ったりする場合がある。エアスポイラ30のピン60が
挿入され過ぎた場合は、前記係止面62と係止突起54
との間に隙間により、組付け状態のエアスポイラ30が
がたつき、かつエアスポイラ30の端部と外板12との
間に隙間ができる。またピン60の挿入量が足りない場
合は、エアスポイラ30の組付けが不能となる。なお前
記係止面62と係止突起54との間には、ピン60を挿
入するために一定の隙間が必要であり、ピン60が係止
面62と係止突起54との正規の係止位置に挿入された
場合でもエアスポイラ30の端部と外板12との間に僅
かな隙間が発生することがある。
【0004】この考案の技術的課題は、エアスポイラな
どの外装部品側あるいは車体の外板側の寸法誤差などを
吸収してこの外装部品を組付けることができ、もって外
装部品の組付け不能あるいは組付け状態での外装部品の
がたつきを解消できる組付け構造を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案における車体外
装部品の組付け構造は、外装部品の嵌合脚の挿入方向に
関するグロメットと嵌合脚との係止可能な領域を拡大し
たことを特徴とする。詳しくは車体の外板にあけられた
貫通孔を利用して所定の外装部品が組付けられる車体外
装部品の組付け構造において、前記外板の貫通孔に装着
されるグロメットと、このグロメットに対しその挿入孔
と同芯に取付けられるリング形状のスプリングと、この
スプリングの内周に形成された弾性爪と、前記外装部品
に設けられて前記グロメットの挿入孔に挿入可能な嵌合
脚とを備えている。そして前記弾性爪と嵌合脚とが、こ
の嵌合脚を前記グロメットの挿入孔に挿入させたときの
挿入量に応じた位置で互いに係止するように設定されて
いる。
【0006】
【作用】前記構成によれば、グロメットの挿入孔に外装
部品の嵌合脚を挿入したとき、その挿入量に応じた位置
で、この嵌合脚と前記スプリングの弾性爪とが互いに係
止する。したがって外装部品は車体の外板に対し、外装
部品側あるいは外板側の寸法誤差などを吸収して正規の
状態に組付けられる。
【0007】
【実施例】次にこの考案の実施例を図1〜図4にしたが
って説明する。なお以下の実施例は車両用エアスポイラ
の組付け構造に本考案を適用したものである。 実施例1 図1に外装部品としてのエアスポイラ30の組付け構造
が断面図(図3のA−A線拡大断面図)で示され、図2
にこの組付け構造が分解斜視図で示され、図3にエアス
ポイラ30の組付け完了状態が斜視図で示されている。
これらの図面において車体10の外板12には貫通孔1
4があけられている。この貫通孔14に装着されるグロ
メット16は、図1及び図2で明らかなように底の有る
挿入孔18を持った筒状に形成されている。またこのグ
ロメット16は、その挿入孔18の入口側(図面の上
側)において一体に形成された鍔部20を備えている。
そしてこの鍔部20には、片側(図2の右側)に開放さ
れた取付溝22が形成されている。
【0008】リング形状のスプリング24は、前記鍔部
20の取付溝22に対しその開放側から差し込まれ、グ
ロメット16の挿入孔18と同芯状に取付けられる。し
かもこのスプリング24の内周には複数個の弾性爪26
がそれぞれ一体に形成されている。前記エアスポイラ3
0は合成樹脂製であり、前記外板12との接合面(図1
の下面)には、グロメット16の挿入孔18に挿入可能
な嵌合脚34が一体に形成されている。なおこのエアス
ポイラ30における接合面側の製品外周部位32は前記
外板12に向けて突出している。
【0009】前記構成においてエアスポイラ30を車体
10の外板12に組付けるには、前記グロメット16に
おける鍔部20の取付溝22にスプリング24を取付
け、この状態のグロメット16を前記外板12の貫通孔
14に差し込んで図1のように装着する。次に外板12
に対する前記エアスポイラ30のボルト止めの箇所(図
示しない)を組付け基準として、この外板12の前記嵌
合脚34を前記グロメット16の挿入孔18に挿入す
る。このとき、嵌合脚34の前記挿入孔18への挿入量
は、車体10の外板12との組付けに関する寸法で決定
される。嵌合脚34はスプリング24の弾性爪26に対
し、この挿入量に応じた位置で係止した状態にあり、相
互の係止可能な領域は拡大される。したがって車体10
の外板12あるいはエアスポイラ30の寸法誤差などに
よる精度のばらつきは、記嵌合脚34のスプリング24
の弾性爪26への係止位置の変位で吸収される。このた
めエアスポイラ30の組付け不能、あるいは外板12の
表面とエアスポイラ30の前記製品外周部位32との間
に隙間ができる等の事態が解消され、エアスポイラ30
は常に正規の状態に組付けられる。
【0010】実施例2 図4に異なる組付け構造の例が図1との対応により示さ
れている。この図4で明らかなように本実施例では、エ
アスポイラ30とその嵌合脚34とが別個に形成されて
いる。すなわち嵌合脚34は樹脂製のリテーナ40と一
体に形成されていて、このリテーナ40が複数本のビス
42によりエアスポイラ30に固定されている。このよ
うにエアスポイラ30と嵌合脚34とを分離すること
で、個々の成形型が簡素化される。なおその他の構成は
実施例1と同様であるので、図4に図1と同一符号を付
して重複する説明は省略する。
【0012】
【考案の効果】この考案は、外装部品の嵌合脚の挿入方
向に関するグロメットと嵌合脚との係止可能な領域を拡
大したことにより、外装部品側あるいは外板側の寸法誤
差などを吸収してこの外装部品を正規の状態に組付ける
ことができ、もって外装部品の組付け不能あるいは組付
け状態での外装部品のがたつきといった事態が解消され
る。
【0013】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1におけるエアスポイラの組付け構造を
表した断面図(図3のA−A線拡大断面図)である。
【図2】図1の組付け構造の部材を分解して表した斜視
図である。
【図3】エアスポイラの組付け完了状態を表した斜視図
である。
【図4】実施例2の組付け構造を図1と対応させて表し
た断面図である。
【図5】従来のエアスポイラの組付け構造を表した断面
図である。
【符号の説明】
10 車体 12 外板 14 貫通孔 16 グロメット 18 挿入孔 24 スプリング 26 弾性爪 30 外装部品(エアスポイラ) 34 嵌合脚
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 小倉 良宏 愛知県豊田市四郷町宮下川原1番地 内 浜化成株式会社内 (72)考案者 大井 茂雄 愛知県愛知郡東郷町大字春木字蛭池1番 地 株式会社東郷製作所内

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の外板にあけられた貫通孔を利用し
    て所定の外装部品が組付けられる車体外装部品の組付け
    構造において、前記外板の貫通孔に装着されるグロメッ
    トと、このグロメットに対しその挿入孔と同芯に取付け
    られるリング形状のスプリングと、このスプリングの内
    周に形成された弾性爪と、前記外装部品に設けられて前
    記グロメットの挿入孔に挿入可能な嵌合脚とを備え、前
    記弾性爪と嵌合脚とが、この嵌合脚を前記グロメットの
    挿入孔に挿入させたときの挿入量に応じた位置で互いに
    係止するように設定されていることを特徴とした車体外
    装部品の組付け構造。
JP617491U 1991-01-21 1991-01-21 車体外装部品の組付け構造 Expired - Lifetime JP2525069Y2 (ja)

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JPH0499181U JPH0499181U (ja) 1992-08-27
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