JPH078555U - エンジンの排気還流装置 - Google Patents

エンジンの排気還流装置

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JPH078555U
JPH078555U JP3742293U JP3742293U JPH078555U JP H078555 U JPH078555 U JP H078555U JP 3742293 U JP3742293 U JP 3742293U JP 3742293 U JP3742293 U JP 3742293U JP H078555 U JPH078555 U JP H078555U
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JP
Japan
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exhaust gas
intake
exhaust
engine
gas recirculation
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Pending
Application number
JP3742293U
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English (en)
Inventor
義男 前田
有登 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP3742293U priority Critical patent/JPH078555U/ja
Publication of JPH078555U publication Critical patent/JPH078555U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2吸気弁型のエンジンにおいて、エンジン本
体の吸気口を2分する分岐壁に液体燃料が付着するのを
防止する。 【構成】 吸気口8を2分する分岐壁9の内部にV字形
の排気注入路204を設け、還流調節弁16から流入す
る高温の排気を排気注入路204に流して分岐壁9を加
熱し、分岐壁9に付着する液体燃料の気化を促進する。
該排気注入路204を通った排気は、注入口2041から
吸気口8からシリンダ54に流入してNOx低減作用を
行う。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、NOxの発生量を低下させるために、排気の一部を還流ガスとして 吸気中に還流し、燃焼温度を低下させるようにした排気還流装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の排気還流装置においては、吸気路に入る還流ガスの還流口は、吸気管の 上流のサージタンクの入口に設けられるか、実開昭62−24050号に示され るように、吸気マニホルドの中間位置を横切る分配管を介して設けられるのが一 般である。
【0003】 しかし、前記の各従来技術においては、燃料噴射式のエンジンでは燃料噴射口 よりかなり上流側で吸気流に排気が還流されるので、噴射された燃料の気化を促 進するために、排気の熱を積極的かつ充分に利用することができないことがある 。また、燃料噴射式又は気化器式のいずれのエンジンにあっても、各吸気管まで の排気還流通路の距離が異なって、流路抵抗が不均一になり、還流排気分配量が 不均一になったり、構造上排気分配管が嵩張るという問題がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、還流ガスの熱を有効に利用できる上に、嵩張らず構造簡単な排気還 流装置を得ることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための手段の一つは、請求項1に記載したとおり、吸気口 を分岐壁で区画して形成した吸気分路のそれぞれに吸気弁を設けたエンジン本体 と、該エンジン本体の吸気口側の接続面に接続された吸気管と、吸気通路に連通 する排気還流通路と、を備えたエンジンの排気還流装置において、エンジン本体 の吸気口の分岐壁の内部を通り、吸気口内に開口する排気注入路を設けたこと、 を特徴とする。
【0006】 また、別の手段は、請求項2に記載したとおり、複数個のシリンダのそれぞれ に連通する吸気口を設けたエンジン本体と、該エンジン本体の吸気口側の接続面 に接続された吸気マニホルドと、吸気通路に連通する排気還流路と、を備えた排 気還流装置において、吸気マニホルドとエンジン本体の接続面に、排気還流路に 通じる排気分配室と、該排気分配室から各吸気口に通じる略同一長さの排気分配 路と、を設けたことを特徴とする。
【0007】
【作用】
前記請求項1の考案においては、還流ガスは、エンジン本体の吸気口の分岐壁 に設けた排気注入路に流入して該分岐壁を加熱したのち吸気口に流入し、吸気と 共にシリンダに吸入される。吸気中に噴射された燃料は、分岐壁面に衝突したと き、該分岐壁面に付着して液状に戻ろうとするが、該分岐壁は、その内部を通る 高温の還流ガスで加熱されているので、燃料は気化されて液状には戻らずシリン ダに吸入される。
【0008】 前記請求項2の考案においては、高温の還流ガスが、エンジン本体と吸気マニ ホルドの接続面に設けた排気分配室に流入し、該排気分配室から略同一長さの排 気分配路を経て吸気口に流入し、吸気と共にシリンダに吸入される。各排気分配 路は、略同一長さで均一の流路抵抗をもつから各シリンダに分配される還流ガス 量も略均一になり、吸気中の燃料に対する還流ガスによる加熱量も均等化される と共に、接続面に通路を配置したので嵩張らずに構成される。
【0009】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。図1は4気筒のエンジン1 の平面図で、該エンジン1は、エンジン本体2の両側に吸気マニホルド3と排気 マニホルド4が接続されている。エンジン本体2には、第1シリンダないし第4 シリンダ51、52、53、54が設けられ、各シリンダには、一対ずつの吸気弁6 1 、62と排気弁71、72が設けられている。
【0010】 吸気口8の内部は、吸気弁61、62寄りの分岐壁9で一対の吸気分路81、82 に分岐され、各吸気分路81、82は、前記吸気弁61、62に通じている。また、 吸気口8の入口側は吸気マニホルド3の吸気管31〜34に連通して吸気路IN( 図3)を形成している。そして、各排気弁71、72は、分岐壁10で分岐された 排気分路111、112を経て排気口11に通じ、更に排気マニホルド4に通じて いる。
【0011】 排気の一部を吸気中に還流するために、第4シリンダ54の排気口11に、排 気還流路13が連通され、吸気マニホルド3のフランジ14にも、接続面14a の中央に開口する排気還流路15が内設され、両排気還流路13、15間に還流 調節弁16が介設される。
【0012】 エンジン本体2の吸気マニホルド3側の接続面17には、図2に示すように吸 気口8の上部の中央位置に排気分配室18が凹設され、ここから4本の排気分配 路191〜194が凹設される。第1と第4の排気分配路191、194は段形に湾 曲されて第1と第4の吸気口8の上部に伸び、第2と第3の排気分配路192、 193は、前記分配路191、194と同じ長さとするためにU字形に湾曲されて 第2と第3の吸気口8の上部に伸び、各分配路191〜194の終端には、浅い連 通穴1911〜1941が穿設されている。
【0013】 そして、各吸気口8を2分する分岐壁9に、図3に示すようにV字を横にした 形の排気注入路201〜204が穿設されており、該注入路201〜204は、前記 連通穴1911〜1941側から開けた孔20aと、接続面17の下部から開けた孔 20bが奥部で連絡したもので、孔20bの前端には上向きの溝の注入口2011 〜2041が堀設されている。図中21は、吸気マニホルド取付け用のねじ穴であ る。
【0014】 接続面17に吸気マニホルド3を取付けると、排気分配室18、排気分配路1 91〜194及び連通穴1911〜1941の前面は、排気マニホルド3の接続面14 aで閉じられるが、排気分配室18内には排気分配路15が開口し、注入口22 11 〜2241は、吸気路IN内に開口している。
【0015】 したがって、還流調節弁16が開放すると、高温の排気は、排気還流路13、 15、排気分配室18、排気分配路191〜194、排気注入路201〜204を経 て吸気路IN中に還流される。還流経路は、各シリンダ51〜54について略同じ 長さであるから、流通抵抗が均等であり、略等量の排気が各シリンダに還流され る。
【0016】 なお、排気注入口2011〜2041に示す位置のほかに、22又は23で示す位 置に設けることは任意である。
【0017】 エンジンの作動中、燃料噴射弁24から噴出する燃料の霧は、吸気路INを通 る空気に運ばれて各シリンダ51〜54に流入するが、その前に分岐壁9に衝突し て付着しようとする。しかし、該分岐壁9は、排気注入路201〜204を通る還 流排気によって加熱されているので、燃料は気化して空気に混合して流れ、シリ ンダ51〜54内で良好に燃焼することができる。そして、吸気と共にシリンダ5 1 〜54に還流された排気は、所期のとおりNOxの低減のために作用する。
【0018】 なお、この実施例において排気注入路201〜204を設けることなく、排気分 配路191〜194の終端から直接吸気路IN中に排気を還流させてもよく、この ようにしても、燃料噴射弁24の噴射口近くに高温の排気が放出されるので熱交 換は充分に行われる。
【0019】 また、前記還流調節弁16に代えて図4又は図5に示す装置を用いることがで きる。
【0020】 図4の還流調節弁25は、前記連通穴1911〜1941の背後にガイド孔26を 有し、該ガイド孔26に弁穴271〜274を有する弁板27が駆動部28で進退 するようにされており、連通穴1911〜1941と弁穴271〜274が一致したと きは排気が還流され、両穴がずれたときは還流は停止する。特に高出力が要求さ れる高負荷時には、この還流の停止により、吸気特性に悪影響を及ぼすことなく 出力の確保ができる。
【0021】 この還流調節弁25は、図1〜3の装置のみならず、吸気マニホルドの途中に これを横切って設ける排気還流装置にも用いることができる。
【0022】 次に、図5の還流調節弁30は、前記図4の還流調節弁25と同等の機能を有 するものであるが、吸気マニホルド31と排気還流路32の間の圧力差に応動す るものであり、弁穴33を開閉する弁体34の弁軸34aがガイド35によって 案内され、常時はバネ34bで閉弁方向に付勢されている。排気還流領域は、吸 気マニホルド31の負圧が大のときとされるから、バネ34bの弾力を所定の負 圧で開弁するように設定しておくと、該負圧に達すると弁体34は弁穴33から 離れて排気が吸気マニホルド31に導入され、シリンダに吸入される。
【0023】 前記還流調節弁25、30をエンジン本体の吸気口近くに設けると、排気の熱 によって該吸気口を加熱し、燃料の気化が促進される。
【0024】
【考案の効果】
以上のとおり、請求項1の考案においては、NOx低減のために還流する排気 で、エンジン本体の吸気口内の分岐壁を加熱するため、該分岐壁に付着する燃料 の気化を促進して燃焼を良好にする効果を奏する。
【0025】 また、請求項2の考案においては、排気分配室と排気分配路を、エンジン本体 と吸気マニホルドの接続面の内部に設けたから、これらの部分を嵩張ることなく 配置できる効果を有し、その上、各シリンダの排気分配路が同一長さにしてある から、流路抵抗も均一になり、排気還流量が各シリンダに対して均等になり、所 望の燃焼状態が維持される効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例の平面図
【図2】 同上2−2線矢視図
【図3】 同上3−3線矢視図
【図4】 他の実施例の要部断面図
【図5】 更に他の実施例の要部断面図
【符号の説明】
1 エンジン 2 エンジン本体 3 吸気マニホルド 4 排気マニホルド 51〜54 シリンダ 61、62 吸気弁 8 吸気口 81、82 吸気分路 9、10 分岐壁 13、15 排気還流
路 14a、17 接続面 16 還流
調節弁 191〜194 排気分配路 201〜204 排気
注入路 2011〜2041 注入口

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気口を分岐壁で区画して形成した吸気
    分路のそれぞれに吸気弁を設けたエンジン本体と、該エ
    ンジン本体の吸気口側の接続面に接続された吸気管と、
    吸気通路に連通する排気還流通路と、を備えたエンジン
    の排気還流装置において、エンジン本体(2)の吸気口
    (8)の分岐壁(9)の内部を通り、吸気口(8)内に
    開口する排気注入路(201〜204)を設けたこと、を
    特徴とするエンジンの排気還流装置。
  2. 【請求項2】 複数個のシリンダのそれぞれに連通する
    吸気口を設けたエンジン本体と、該エンジン本体の吸気
    口側の接続面に接続された吸気マニホルドと、吸気通路
    に連通する排気還流路と、を備えた排気還流装置におい
    て、吸気マニホルド(3)とエンジン本体(2)の接続
    面に、排気還流路(13、15)に通じる排気分配室
    (18)と、該排気分配室(18)から各吸気口(8)
    に通じる略同一長さの排気分配路(191〜194)と、
    を設けたことを特徴とするエンジンの排気還流装置。
JP3742293U 1993-07-08 1993-07-08 エンジンの排気還流装置 Pending JPH078555U (ja)

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JP3742293U JPH078555U (ja) 1993-07-08 1993-07-08 エンジンの排気還流装置

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JPH078555U true JPH078555U (ja) 1995-02-07

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JP3742293U Pending JPH078555U (ja) 1993-07-08 1993-07-08 エンジンの排気還流装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4815169Y1 (ja) * 1968-08-23 1973-04-26
JP2013524071A (ja) * 2010-03-31 2013-06-17 ヴァレオ システム テルミク エンジンのシリンダヘッド内にガスを分散させるためのマニホールド、およびガス分散のためのこのマニホールドとエンジンのシリンダヘッドとのアセンブリ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4815169Y1 (ja) * 1968-08-23 1973-04-26
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