JP4099876B2 - 内燃機関のegr装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は内燃機関のEGR装置に係り、特に、EGRガスの各燃焼室への分配を良好にし得て、コストダウンを果たし得て、スロットルボディの取付剛性を向上し得る内燃機関のEGR装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両等に搭載される内燃機関には、排気の一部をEGRガスとして吸気系に還流させるEGR装置を設けている。EGR装置は、EGR通路の途中にEGR制御弁を設け、このEGR制御弁によって吸気系に還流するEGRガスのEGR量を制御する。
【0003】
このようなEGR装置としては、図12・図13に示すものがある。図12において、202は吸気マニホルド、204サージタンク、206は分岐管、208は取付フランジである。吸気マニホルド202は、サージタンク204と複数本の第1〜第4分岐管206−1〜206−4とからなる。第1〜第4分岐管206−1〜206−4は、サージタンク204に一端側を連結されるとともに他端側を取付フランジ208に連結される。
【0004】
EGR装置210は、吸気マニホルド202の第1〜第4分岐管206−1〜206−4の並列方向一端側から他端側に延びるマニホルド側EGR通路用ボス212を、前記第1〜第4分岐管206−1〜206−4と一体的に形成して設けている。マニホルド側EGR通路用ボス212の一端側には、EGR制御弁取付座214を設け、EGR制御弁216を取付けている。
【0005】
マニホルド側EGR通路用ボス212には、図13に示す如く、一端側のEGR制御弁取付座214に開口して他端側近傍に達するマニホルド側EGR通路218を形成して設けている。マニホルド側EGR通路218の一端側は、EGR制御弁216の弁出口220が連通している。
【0006】
また、マニホルド側EGR通路用ボス212には、マニホルド側EGR通路218を第1〜第4分岐管206−1〜206−4の第1〜第4分岐通路222−1〜222−4に連通する第1〜第4連通孔224−1〜224−4を形成して設けている。
【0007】
EGR装置210は、図示しないEGR通路により供給されるEGRガスのEGR量をEGR制御弁216により調整して弁出口220からマニホルド側EGR通路218に導入し、第1〜第4連通孔224−1〜224−4により第1〜第4分岐通路222−1〜222−4に分配して供給する。
【0008】
このような内燃機関のEGR装置としては、実開平5−17148号公報、特開平7−197862号公報、特開平7−189643号公報に開示されるものがある。
【0009】
実開平5−17148号公報に開示されるものは、吸気マニホルドの壁面にEGRバルブの出口通路を上向きに開口させ、この開口の上方と前面を覆う隔壁を設け、この隔壁の下端を出口通路の開口下側まで延長したものである。
【0010】
特開平7−197862号公報に開示されるものは、サージタンクのEGRバルブ取付面にサージタンク内部に連絡する孔部を設け、孔部の取付面側に大径部を設け、EGRパイプ途中にスプール加工により大径のスプール部を形成して設け、EGRパイプの端部が取付面に対して略面一になるようEGRパイプを孔部に挿入してスプール部を大径部に圧入した後に、取付面にEGRバルブを取付けるものである。
【0011】
特開平7−189643号公報に開示されるものは、サージタンクにブローバイガス通路及びEGR通路を夫々接続し、サージタンクの内底部の吸気管路の上方位置に凝縮液の溜り部を形成し、この溜り部を小孔により吸気管路に連通し、溜り部の上方にEGR通路からのEGRガスの吹き出しパイプを配置したものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記図12・図13に示す従来の内燃機関のEGR装置210は、吸気マニホルド202のEGR制御弁取付座214にEGR制御弁216を取付け、このEGR制御弁216の弁出口220に連通するマニホルド側EGR通路218をマニホルド側EGR通路用ボス212に形成し、第1〜第4分岐通路222−1〜222−4に連通する第1〜第4連通孔224−1〜224−4を形成して設けている。
【0013】
ところが、このEGR装置210は、マニホルド側EGR通路218を第1〜第4分岐管206−1〜206−4の並列方向一端側から他端側に延びるマニホルド側EGR通路用ボス212に形成しているため、EGR制御弁216の弁出口220に最も近い第1連通孔224−1に流れるEGR量が多くなり、第2〜第4連通孔224−2〜224−4に流れるEGR量が、弁出口220から離間するに従い少なくなる問題がある。
【0014】
このため、このEGR装置210は、EGRガスの第1〜第4分岐通路222−1〜222−4への分配に偏りを生じるため、各燃焼室にEGRガスを均等に供給することができず、各燃焼室間の燃焼に不均衡を生じ、排気有害成分値や燃費、出力等の機関性能に悪影響を及ぼす不都合がある。
【0015】
また、このEGR装置210は、吸気マニホルド202のマニホルド側EGR通路用ボス212にマニホルド側EGR通路218を形成する際に、EGR通路専用中子(図示せず)を使用して鋳造により形成する必要がある。
【0016】
このため、このEGR装置210は、EGR通路専用中子を必要とすることにより、コストアップを招く不都合がある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
そこで、上述の不都合を除去するために、この発明は、内燃機関のスロットルボディが取付けられるサージタンクとこのサージタンクに一端側を連結されるとともに他端側を取付フランジに連結される複数本の分岐管とからなる吸気マニホルドを設け、前記複数本の分岐管の並列方向一側から中間部位に延びる分岐管側EGR通路用ボスを前記分岐管と一体的に設け、この分岐管側EGR通路用ボスの一端側にEGR制御弁取付座を設け、前記分岐管側EGR通路用ボスの一端側の前記EGR制御弁取付座に開口して前記分岐管側EGR通路用ボスの他端側近傍に達する分岐管側EGR通路を機械加工により形成し、前記分岐管側EGR通路用ボスの他端側から前記分岐管の並列方向と交差する方向に延びて前記サージタンクの壁部内面に沿い上部の内面近傍に達するタンク側EGR通路用ボスを設け、このタンク側EGR通路用ボスを機械加工により前記分岐管側EGR通路に連通させ、前記タンク側EGR通路に前記上部の内面に対向するEGRガス出口を設け、EGRガスをこのEGRガス出口から流出してEGRガスをタンク室中央に指向させる仕切り部を設けた内燃機関のEGR装置において、前記タンク側EGR通路用ボスが、前記スロットルボディの取付けられるボディ取付座に隣接するとともに、このスロットルボディの取付けられるボディ取付座に設けたボディ取付ボスと結合していることを特徴とする。
【0018】
前記EGRガス出口、前記サージタンクに連結される複数本の分岐管の各分岐通路入口に対して略等距離に位置させるとともに、各分岐通路入口に対して非対向方向に指向させたことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
この発明のEGR装置は、EGRガスをタンク室内において吸気と混合させることができ、また、EGRガスが分岐管に直接流入することを防止して吸気と混合させることができ、複数本の分岐管に流入するEGRガスの偏りを是正することができる。
【0020】
このEGR装置は、EGRガスが分岐管に直接流入することをさらに確実に防止して吸気と混合させることができ、複数本の分岐管に流入するEGRガスの偏りを是正することができる。
【0021】
また、このEGR装置は、EGR通路専用中子を不要にして廃止することができる。さらに、このEGR装置は、ボディ取付ボスの強度を向上することができる。
【0022】
【実施例】
以下図面に基づいて、この発明の実施例を説明する。図1〜図9は、この発明の実施例を示すものである。図9において、2は車両に搭載される内燃機関である。内燃機関2は、シリンダブロック4とシリンダヘッド6とピストン8とにより燃焼室10を形成し、シリンダヘッド6に燃焼室10に連通する吸気ポート12及び排気ポート14を設け、ヘッドカバー16に図示しない点火プラグに飛火させるイグニションコイル18を取付けている。
【0023】
内燃機関2は、吸気装置20としてエアクリーナ22と吸気管24とスロットルボディ26とサージタンク28及び分岐管30からなる吸気マニホルド32とスワール弁組立体34とを順次に接続し、吸気ポート12に連通する吸気通路36を形成している。スロットルボディ26には、スロットルバルブ38を設けている。スワール弁組立体34には、スワール弁40を設けている。
【0024】
また、内燃機関2は、排気装置42として排気マニホルド44と排気管46と触媒コンバータ48とを順次に接続し、排気ポート14に連通する排気通路50を形成している。
【0025】
内燃機関2は、燃料系として燃料噴射弁52を設けている。燃料噴射弁52は、燃料タンク54の燃料ポンプ56が送給する燃料を燃料通路58によりデリバリパイプ60を介して供給される。また、燃料噴射弁52には、アシストエア通路62により吸気管24からアシストエアを供給される。アシストエア通路62には、アシストエア制御弁64を設けている。
【0026】
前記燃料タンク54は、エバポ通路66によりキャニスタ68に連通して設けている。キャニスタ68は、パージ通路70によりスロットルボディ26に連通して設けている。パージ通路70には、パージ制御弁72を設けている。
【0027】
この内燃機関2は、EGR装置74を設けている。EGR装置74は、排気マニホルド44とサージタンク28とを連通するEGR通路76にEGR制御弁78を設けている。EGR制御弁78には、作動圧である吸気負圧を供給するEGR作動圧通路80を連通している。EGR作動圧通路80には、EGR作動圧制御弁82を設けている。EGR作動圧制御弁82は、EGR作動圧通路80の供給する吸気負圧を制御し、EGR制御弁78を開閉動作させてEGR量を制御する。
【0028】
前記スワール弁組立体34のスワール弁40は、スワール弁アクチュエータ84により開閉動作される。スワール弁アクチュエータ84には、作動圧である吸気負圧を供給するアクチュエータ作動圧通路86を連通している。アクチュエータ作動圧通路86には、アクチュエータ作動圧制御弁88を設けている。アクチュエータ作動圧制御弁88は、アクチュエータ作動圧通路86の供給する吸気負圧を制御し、スワール弁アクチュエータ84を作動させてスワール弁40を開閉動作させる。
【0029】
前記EGR作動圧通路80とアクチュエータ作動圧通路86とは、負圧供給通路90によりスワール弁組立体34の負圧タンク室92に連通している。負圧タンク室92は、負圧導入通路94によりスワール弁組立体34の吸気通路36に連通している。負圧導入通路94には、負圧タンク室92への吸気負圧の導入を許容する逆止弁96を設けている。
【0030】
前記イグニションコイル18と燃料噴射弁52と燃料ポンプ56とアシストエア制御弁64とパージ制御弁72とEGR作動圧制御弁82とアクチュエータ作動圧制御弁88とは、制御手段98に接続されている。
【0031】
制御手段98には、スロットル開度センサ100と吸気圧センサ102とアクセル開度センサ104とクランク角センサ106と水温センサ108とノックセンサ110とO2 センサ112とが接続され、イグニションスイッチ114を介してバッテリ116が接続されている。
【0032】
制御手段98は、各種センサ100〜112から信号を入力し、イグニションコイル18と燃料噴射弁52と燃料ポンプ56とアシストエア制御弁64とパージ制御弁72とEGR作動圧制御弁82とアクチュエータ作動圧制御弁88とを動作制御する。
【0033】
この内燃機関2のEGR装置74は、吸気マニホルド32にEGR制御弁78を取付けている。吸気マニホルド32は、図5〜図8に示す如く、スロットルボディ26が取付けられるサージタンク28と、このサージタンク28に一端側を連結されるとともに他端側を取付フランジ120に連結される複数本の第1〜第3分岐管30−1〜30−3とからなる。
【0034】
前記サージタンク28は、図3・図4に示す如く、幅方向において対向する前壁部122及び後壁部124と、長手方向において対向する一側壁部126及び他側壁部128と、上下方向において対向する上部130及び底部132と、により吸気通路36の一部を形成するタンク室134を区画している。
【0035】
前壁部122には、長手方向の中心から一側壁部126側且つ底部132側に偏らせて、スロットルボディ26の取付けられるボディ取付座136を設けている。ボディ取付座136には、スロットルボディ26の吸気通路36をタンク室134に連通する吸気入口138を設けている。
【0036】
一側壁部126は、対向する他側壁部128に対して傾斜して設けられ、第1・第2分岐管30−1・30−2の第1・第2分岐通路140−1・140−2に連通する第1・第2分岐通路入口142−1・142−2を設けている。他側壁部128は、上部130に対して略直角に設けられ、第3分岐管30−3の第3分岐通路140−3に連通する第3分岐通路入口142−3を設けている。
【0037】
第1〜第3分岐管30−1〜30−3は、サージタンク28の各側壁部126・128に一端側を連結され、中間部位をサージタンク28の長手方向に対して各々適宜に湾曲させつつ互いに並列に延長し、他端側を略長四角板形状の取付フランジ120の長手方向に沿って連結させている。取付フランジ120には、第1〜第3分岐通路140−1〜140−3の夫々2つに分離された第1〜第3分岐通路出口144−1〜144−3を設けている。第1〜第3分岐管30−1〜30−3には第1〜第3補強リブ146−1〜146−3を設けている。
【0038】
EGR装置74は、第1〜第3分岐管30−1〜30−3の並列方向一側の第1分岐管30−1から中間部位の第2分岐管30−2に延びる分岐管側EGR通路用ボス148を、前記第1・第2分岐管30−1・30−2と一体的に設けている。この分岐管側EGR通路用ボス148の一端側には、EGR制御弁取付座150を設けている。EGR制御弁取付座150には、EGR制御弁78が取付けられる。
【0039】
前記分岐管側EGR通路用ボス148には、一端側のEGR制御弁取付座150に開口し、他端側近傍に達する分岐管側EGR通路152をドリル等の機械加工により形成して設けている。
【0040】
また、EGR装置74は、図1・図2に示す如く、分岐管側EGR通路用ボス148の他端側から第1〜第3分岐管30−1〜30−3の並列方向と交差する方向に延びてサージタンク28の一側壁部126を貫通するとともに、前壁部122の内面154に沿い上部130の内面156近傍に達するタンク側EGR通路用ボス158を設けている。
【0041】
タンク側EGR通路用ボス158は、前壁部122の長手方向に対して中央位置に設けている。このタンク側EGR通路用ボス158には、スロットルボディの取付けられるボディ取付座136に設けたボディ取付ボス160を結合して設けている。
【0042】
前記タンク側EGR通路用ボス158には、上部130の内面156近傍に達する他端側に開口し、一端側の分岐管側EGR通路152に連通するタンク側EGR通路162をドリル等の機械加工により形成して設ける。タンク側EGR通路162の他端側には、上部130の内面156に対向するEGRガス出口166を設ける。
【0043】
EGRガス出口166は、図3に示す如く、サージタンク28に連結される第1〜第3分岐管30−1〜30−3の第1〜第3分岐通路入口142−1〜142−3に対して略等距離に位置させて設けるとともに、第1〜第3分岐通路入口142−1〜142−3に対して対向しないように非対向方向に指向させて設けている。
【0044】
前記タンク側EGR通路用ボス158の他端側と上部130の内面156との間には、EGRガス出口166から流出するEGRガスをタンク室134の中央に指向させる仕切り部168を設けている。仕切り部168は、EGRガス出口166を両側から挟むように一対設けられ、前壁部122から後壁部124に向かって突出させて設ける。
【0045】
なお、タンク側EGR通路162を機械加工により形成する際には、図2に矢印で示す如く、ドリル等を上部130から貫通させて、タンク側EGR通路用ボス158にタンク側EGR通路162を形成する。上部130には、機械加工の際に形成される加工穴170の周囲に嵌合穴172を設け、盲栓174を嵌合する。
【0046】
次に作用を説明する。
【0047】
EGR装置74は、図9に示す如く、EGR作動圧制御弁82によりEGR作動圧通路80の供給する吸気負圧を制御し、EGR制御弁78を開閉動作させてEGR通路76を流れるEGRガスのEGR量を制御する。EGR制御弁78によりEGR量を調整されたEGRガスは、図1に示す如く、EGR制御弁78の弁出口176から分岐管側EGR通路152に流入し、タンク側EGR通路162に流れる。
【0048】
タンクEGR通路162のEGRガスは、図1〜図4に示す如く、タンク室134中央の上部130の内面156近傍且つこの内面156に対向するEGRガス出口166からタンク室134に流出する。
【0049】
EGRガス出口166からタンク室134の上方且つ中央に流出するEGRガスは、仕切り部168によりタンク室134の中央に指向され、タンク室134の中央においてスロットルボディ26の吸気通路36に連通する吸気入口138から流入する吸気と混合される。吸気と混合されたEGRガスは、第1〜第3分岐通路入口142−1〜142−3から第1〜第3分岐通路140−1〜140−3に流入し、各燃焼室10に供給される。
【0050】
このように、EGR装置74は、吸気マニホルド32の複数本の第1〜第3分岐管30−1〜30−3の並列方向に形成した分岐管側EGR通路152にサージタンク28の上部130の内面156近傍に達するタンク側EGR通路162を連通し、タンク側EGR通路162の他端側にサージタンク28の上部130の内面156に対向するEGRガス出口166を設けている。
【0051】
これにより、このEGR装置74は、EGRガスをタンク室134内において吸気と混合させることができ、また、EGRガス出口166から流出するEGRガスをタンク室134中央に指向させる仕切り部168を設けたことにより、EGRガスが第1〜第3分岐管30−1〜30−3に直接流入することを防止して吸気と混合させることができ、複数本の第1〜第3分岐管30−1〜30−3に流入するEGRガスの偏りを是正することができる。
【0052】
この場合に、EGRガス出口166は、図3・図4に示す如く、サージタンク28に連結される第1〜第3分岐管30−1〜30−3の第1〜第3分岐通路入口142−1〜142−3に対して略等距離に位置させて設けるとともに第1〜第3分岐通路入口142−1〜142−3に対して非対向方向に指向させて設けることにより、EGRガスが第1〜第3分岐管30−1〜30−3に直接流入することをさらに確実に防止して吸気と混合させることができ、第1〜第3分岐管30−1〜30−3に流入するEGRガスの偏りを是正することができる。
【0053】
このため、この内燃機関2のEGR装置74は、各燃焼室10にEGRガスを均等に供給することができ、EGRガスの分配を良好にし得て、各燃焼室10間の燃焼に不均衡を生じることがなく、排気有害成分値や燃費、出力等の機関性能に悪影響を及ぼす不都合を回避することができる。
【0054】
また、このEGR装置74は、吸気マニホルド32の第1〜第3分岐管30−1〜30−3の並列方向に延びる分岐管側EGR通路152を機械加工により形成して設け、この分岐管側EGR通路152に連通してサージタンク28の上部130の内面156近傍に開口するタンク側EGR通路162を機械加工により形成して設けたことにより、EGR通路専用中子を不要にして廃止することができる。
【0055】
このため、このEGR装置74は、EGR通路専用中子を不要にして廃止することができることにより、コストダウンを果たすことができる。
【0056】
さらに、このEGR装置74は、タンク側EGR通路用ボス158にスロットルボディ26のボディ取付ボス160を結合して設けることにより、ボディ取付ボス160の強度を向上することができる。
【0057】
このため、このEGR装置74は、スロットルボディ26の取付けられるボディ取付ボス160の強度を向上し得ることにより、スロットルボディ26の取付剛性を向上することができる。
【0058】
図10・図11は、EGR装置74の別の実施例SG1を示すものである。この別の実施例のEGR装置74は、第1〜第3分岐管30−1〜30−3の並列方向一側の第1分岐管30−1から上方に傾斜して延びてサージタンク28の一側壁部126を貫通するとともに、前壁部122の内面154に沿い上部130の内面156近傍に達する単一のマニホルドEGR通路用ボス178を設けている。
【0059】
マニホルドEGR通路用ボス178の一端側には、EGR制御弁78が取付けられるEGR制御弁取付座150を設けている。このマニホルドEGR通路用ボス178には、一端側のEGR制御弁取付座150に開口し、他端側の上部130の内面156近傍に開口するマニホルドEGR通路180をドリル等の機械加工により形成して設ける。
【0060】
マニホルドEGR通路180の他端側には、上部130の内面156に対向するEGRガス出口182を設ける。EGRガス出口182は、第1〜第3分岐通路入口142−1〜142−3に対して略等距離に位置させて設けるとともに、第1〜第3分岐通路入口142−1〜142−3に対して対向しないように非対向方向に指向させて設けている。
【0061】
また、マニホルドEGR通路用ボス178の他端側には、EGRガス出口182から流出するEGRガスをタンク室134の中央に指向させる仕切り部184を設けている。仕切り部184は、EGRガス出口182を両側から挟み且つ上側から覆うように門形状に設けられ、前壁部122から後壁部124に向かって突出させて設けている。
【0062】
この別の実施例のEGR装置74は、サージタンク28の上部130の内面156に対抗するEGR出口182を設け、EGRガスをタンク室134の中央に指向させる仕切り部184を設けていることにより、EGRガスを吸気と混合させ、EGRガスの偏りを是正することができ、また、タンク室134の上方に延びるマニホルドEGR通路180を機械加工によって形成したことにより、EGR通路専用中子を不要にして廃止することができ、分岐管側EGR通路用ボス148を廃止することができ、盲栓174を廃止することができ、一度の機械加工によりマニホルドEGR通路182を形成することができる。
【0063】
このため、この別の実施例のEGR装置74は、EGRガスの分配を良好にし得て、機関性能に及ぼす不都合を回避し得るとともにEGR通路専用中子を不要にして廃止することができ、また、分岐管側EGR通路用ボス148・盲栓174の廃止や加工数の削減により、さらなるコストダウンを果たすことができる。
【0064】
【発明の効果】
このように、この発明の内燃機関のEGR装置は、EGRガスをタンク室内において吸気と混合させることができ、また、EGRガスが分岐管に直接流入することを防止して吸気と混合させることができ、複数本の分岐管に流入するEGRガスの偏りを是正することができる。
【0065】
このため、このEGR装置は、各燃焼室にEGRガスの均等に供給することができ、EGRガスの分配を良好にし得て、各燃焼室間の燃焼に不均衡を生じることがなく、排気有害成分値や燃費、出力等の機関性能に悪影響を及ぼす不都合を回避することができる。
【0066】
また、このEGR装置は、EGR通路専用中子を不要にして廃止することができることにより、コストダウンを果たし得て、さらに、スロットルボディの取付けられるボディ取付ボスの強度を向上し得ることにより、スロットルボディの取付剛性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による内燃機関のEGR装置の実施例を示すEGR制御弁を取付けた吸気マニホルドの正面図である。
【図2】図1のII−II線による拡大断面図である。
【図3】図2のIII−III線による拡大断面図である。
【図4】図3のIV−IV線による断面図である。
【図5】吸気マニホルドの平面図である。
【図6】吸気マニホルドの正面図である。
【図7】図6の矢印VIIによる吸気マニホルドの側面図である。
【図8】図6の矢印VIIIによる吸気マニホルドの側面図である。
【図9】内燃機関の概略構成図である。
【図10】別の実施例を示すEGR制御弁を取付けた吸気マニホルドの正面図である。
【図11】図10のXI−XI栓による断面図である。
【図12】従来例を示すEGR制御弁を取付けた吸気マニホルドの正面図である。
【図13】図12のXII〓−XII〓線による断面図である。
【符号の説明】
2 内燃機関
4 シリンダブロック
6 シリンダヘッド
8 ピストン
10 燃焼室
26 スロットルボディ
28 サージタンク
30−1〜30−3 第1〜第3分岐管
32 吸気マニホルド
74 EGR装置
78 EGR制御弁
134 タンク室
148 分岐管側EGR通路用ボス
150 EGR制御弁取付座
152 分岐管側EGR通路
158 タンク側EGR通路用ボス
162 タンク側EGR通路
166 EGRガス出口
168 仕切り部

Claims (2)

  1. 内燃機関のスロットルボディが取付けられるサージタンクとこのサージタンクに一端側を連結されるとともに他端側を取付フランジに連結される複数本の分岐管とからなる吸気マニホルドを設け、前記複数本の分岐管の並列方向一側から中間部位に延びる分岐管側EGR通路用ボスを前記分岐管と一体的に設け、この分岐管側EGR通路用ボスの一端側にEGR制御弁取付座を設け、前記分岐管側EGR通路用ボスの一端側の前記EGR制御弁取付座に開口して前記分岐管側EGR通路用ボスの他端側近傍に達する分岐管側EGR通路を機械加工により形成し、前記分岐管側EGR通路用ボスの他端側から前記分岐管の並列方向と交差する方向に延びて前記サージタンクの壁部内面に沿い上部の内面近傍に達するタンク側EGR通路用ボスを設け、このタンク側EGR通路用ボスを機械加工により前記分岐管側EGR通路に連通させ、前記タンク側EGR通路に前記上部の内面に対向するEGRガス出口を設け、EGRガスをこのEGRガス出口から流出してEGRガスをタンク室中央に指向させる仕切り部を設けた内燃機関のEGR装置において、前記タンク側EGR通路用ボスが、前記スロットルボディの取付けられるボディ取付座に隣接するとともに、このスロットルボディの取付けられるボディ取付座に設けたボディ取付ボスと結合していることを特徴とする内燃機関のEGR装置。
  2. 前記EGRガス出口、前記サージタンクに連結される複数本の分岐管の各分岐通路入口に対して略等距離に位置させるとともに、各分岐通路入口に対して非対向方向に指向させたことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のEGR装置。
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