JP2969908B2 - 内燃機関のブローバイガス通路装置 - Google Patents

内燃機関のブローバイガス通路装置

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JP2969908B2
JP2969908B2 JP2289582A JP28958290A JP2969908B2 JP 2969908 B2 JP2969908 B2 JP 2969908B2 JP 2289582 A JP2289582 A JP 2289582A JP 28958290 A JP28958290 A JP 28958290A JP 2969908 B2 JP2969908 B2 JP 2969908B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は内燃機関のブローバイガス通路装置に係
り、特にブローバイガスに含有される水分の凍結を確実
に防止し得て、水分の凍結による通路閉塞を回避し得る
内燃機関のブローバイガス通路装置に関する。
〔従来の技術〕
車両等に搭載される内燃機関においては、燃焼室中の
高温・高圧のガスがピストンとシリンダとの隙間を吹き
抜けて、クランクケース内のクランク室にブローバイガ
スとして漏れ出る。この漏れ出たブローバイガスは、ブ
ローバイガス通路装置により吸気通路に戻し、再度燃焼
室に導いて燃焼させている。
内燃機関のブローバイガス通路装置としては、第6図
に示すものがある。図において、302は内燃機関、304は
シリンダブロック、306はシリンダヘッド、308はピスト
ン、310は燃焼室である。内燃機関302のシリンダヘッド
306には、ヘッドカバー312が搭載され、燃焼室310に連
通する吸気ポート314及び排気ポート316と吸気弁318及
び排気弁320とが設けられている。
前記シリンダヘッド306には、吸気マニホルド322と吸
気管(図示せず)を構成する吸気チャンバ324とが順次
に連絡され、これらの形成する吸気通路326が前記吸気
ポート314に連通されている。また、シリンダヘッド306
には、排気マニホルド328と図示しない排気管とが順次
に連絡され、これらの形成する排気通路330が前記排気
ポート316に連通されている。また、この内燃機関302に
は、ラジエータ332と冷却ファン334とが設けられてい
る。
この内燃機関302のブローバイガス通路装置は、ヘッ
ドカバー312と吸気管を構成する吸気チャンバ324とを第
1ブローバイガス管336によりPCVバルブ338を介して連
絡して設けるとともに、図示しないヘッドカバーと第1
ブローバイガス管336の連絡する部位の吸気チャンバ324
よりも上流側の吸気管とを図示しない第2ブローバイガ
ス管により連絡して設けている。
これにより、ブローバイガス通路装置は、図示しない
クランク室に連通するヘッドカバー312のカバー側通路3
40と吸気チャンバ324の吸気通路326とを、第1ブローバ
イガス管336の第1ブローバイガス通路342によりPCVバ
ルブ338を介して連通して設け、このPCVバルブ338によ
り内燃機関302の負荷に応じてブローバイガスの流量を
調整する。また、ブローバイガス通路装置は、図示しな
いヘッドカバーのカバー側通路と第1ブローバイガス通
路342の連通する部位の吸気チャンバ324よりも上流側の
吸気通路326とを、図示しない第2ブローバイガス管の
第2ブローバイガス通路により連通して設けている。
なお、符号344は、ヘッドカバー312に設けたオイルセ
パレータであり、セパレータ室346によりブローバイガ
ス中のオイルを分離して図示しないオイルパンに戻す。
前記第1ブローバイガス管336は、オイルセパレータ344
を介してヘッドカバー312に連絡されている。このた
め、第1ブローバイガス通路342は、セパレータ室346を
介してカバー側通路340に連通されている。
これにより、ブローバイガス通路装置は、内燃機関30
2の低負荷時に、図示しない第2ブローバイガス通路に
より新気を導入しつつ、図示しないクランク室からヘッ
ドカバー312のカバー側通路340に導かれたブローバイガ
スを、第1ブローバイガス通路342によりPCVバルブ338
を介して吸気チャンバ324内の吸気通路326に戻し、再度
燃焼室310に導いて燃焼させる。
また、ブローバイガス通路装置は、内燃機関302の高
負荷時に、クランク室からヘッドカバー312のカバー側
通路340に導かれたブローバイガスを、第1ブローバイ
ガス通路342によりPCVバルブ338を介して吸気チャンバ3
24内の吸気通路326に戻すとともに、第2ブローバイガ
ス通路により第1ブローバイガス通路342の連通する部
位の吸気チャンバイン324よりも上流側の吸気通路326に
戻し、再度燃焼室310に導いて燃焼させる。
このような内燃機関のブローバイガス通路装置として
は、実開昭59−107012号公報に開示のものがある。この
公報に開示のブローバイガス通路装置は、第1ブローバ
イガス通路と第2ブローバイガス通路とを連通するブロ
ーバイガス連通路を設け、このブローバイガス連通路に
第1ブローバイガス通路側から第2ブローバイガス通路
側に向かってのみブローバイガスの流通を許容する一方
向弁を設けたものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、第6図に示す如く、内燃機関302のシリン
ダブロック304やシリンダヘッド306、ピストン308等
は、低温時の運転においても比較的温度が安定してい
る。
ところが、ブローバイガス通路装置を構成する第1ブ
ローバイガス管336やPCVバルブ338、図示しない第2ブ
ローバイガス管等は、前記のシリンダブロック304等か
ら比較的離間して配設されており、エンジンルーム内を
流れる空気の温度の影響を受け易い。
このため、これら第1ブローバイガス管336やPCVバル
ブ338、第2ブローバイガス管等が、機関搭載条件の制
約等によって、ラジエータ332からの昇温された空気
(矢印A)が接触されない位置や、また、走行時の冷た
い走行風(矢印B)が直接的に接触する位置に配設され
ている場合に、冬季等の低温時においてブローバイガス
に含有される水分が凍結することがあり、この凍結が進
行すると通路閉鎖が生起されて内燃機関302の運転を継
続し得なくなる場合がある。
そこで、特開昭59−39914号公報に開示の如く、ブロ
ーバイガス通路の一部を吸気管の温水ライザ部や排気管
に接近させて配設したブローバイガス通路装置がある。
しかし、この公報に開示のブローバイガス通路装置
は、温水ライザ部にブローバイガス通路を接近させるた
めに、内燃機関の構成部材である温水ライザ部に別途に
ブローバイガス通路を貫通加工しなければならないこと
により、構造が複雑になる不都合があった。また、排気
管にブローバイガス通路を接近させるために、ブローバ
イガス通路を遠回りに配設しなければならないことによ
り、取回しが煩雑になる不都合があった。
〔発明の目的〕
そこで、この発明の目的は、ブローバイガスに含有さ
れる水分の凍結を確実に防止し得て、水分の凍結による
通路閉塞を回避し得て、運転を継続し得ない不都合を解
消し得て、しかも、構造の複雑化や取回しの煩雑化を招
くことのない簡単な構造の内燃機関のブローバイガス通
路装置を実現することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するためにこの発明は、内燃機関のヘ
ッドカバーと吸気管とを第1ブローバイガス管によりPC
Vバルブを介して連絡して設けるとともに前記内燃機関
のヘッドカバーと前記第1ブローバイガス管の連絡する
部位よりも上流側の前記吸気管とを第2ブローバイガス
管により連絡して設けた内燃機関のブローバイガス通路
装置において、少なくとも前記第1ブローバイガス管及
びPCVバルブを前記内燃機関のラジエータを通過して昇
温した空気により加温する加温手段を設けたことを特徴
とする。
〔作用〕
この発明の構成によれば、加温手段によって、ブロー
バイガス通路装置を構成する少なくとも第1ブローバイ
ガス管及びPCVバルブを内燃機関のラジエータを通過し
て昇温した空気により加温することにより、ブローバイ
ガスを加温することができる。また、この加温手段は、
内燃機関の構成部材への別途の加工やブローバイガス管
の遠回りの配設を要しない。
〔実施例〕
次にこの発明の実施例を図に基づいて詳細に説明す
る。
第1〜4図は、この発明の実施例を示すものである。
図において、2は内燃機関、4はシリンダブロックであ
る。この実施例における内燃機関2は、クランクケース
6と第1シリンダ部8及び第2シリンダ部10とからなる
略Y字形状のシリンダブロック4を備えるとともに第1
・第2シリンダ部8・10に夫々第1・第2シリンダヘッ
ド12・14を搭載した、いわゆるV型の内燃機関2であ
る。
前記第1・第2シリンダ部8・10には、夫々第1・第
2ピストン16・18が内蔵され、第1・第2燃焼室20・22
を区画形成している。前記第1・第2シリンダヘッド12
・14には、夫々第1・第2ヘッドカバー24・26が搭載さ
れ、第1・第2吸気ポート28・30及び第1・第2排気ポ
ート32・34が設けられるとともに、第1・第2吸気弁36
・38及び第1・第2排気弁40・42が設けられている。
前記第1・第2シリンダヘッド12・14には、夫々第1
・第2吸気マニホルド44・46が連絡されている。これら
第1・第2マニホルド44・46は、単一の吸気チャンバ48
を介して吸気管50が連絡されている。吸気チャンバ48と
吸気管50とにより形成される吸気通路52は、吸気管50の
上流側を図示しないエアクリーナに連通するとともに、
吸気チャンバ48の下流側を第1・第2吸気マニホルド44
・46により第1・第2マニホルド吸気通路54・56に形成
され、前記第1・第2吸気ポート28・30に連通されてい
る。
また、前記第1・第2シリンダヘッド12・14には、夫
々第1・第2排気マニホルド58・60と図示しない第1・
第2排気管とが順次に連絡され、これらの形成する第1
・第2排気通路62・64が前記第1・第2排気ポート32・
34に連通されている。
この内燃機関2のクランクケース8には、オイルパン
66が取付けられてクランク室68を区画形成している。ま
た、内燃機関2には、冷却水の熱を放熱するラジエータ
70が設けられるとともに、このラジエータ70に空気を吸
引接触させる冷却ファン72が設けられている。なお、符
号74は、ファンシュラウドである。
この内燃機関2のブローバイガス通路装置は、シリン
ダブロック4の第1・第2シリンダ部6・8に夫々第1
・第2ブロック側通路76・78を設け、前記クランク室68
に連通している。第1・第2ブロック側通路76・78は、
第1・第2シリンダヘッド12・14に設けた第1・第2ヘ
ッド側通路80・82に夫々連通されている。第1・第2ヘ
ッド側通路80・82は、第1・第2ヘッドカバー24・26に
設けた第1・第2カバー側通路84・86に夫々連通されて
いる。
前記第1・第2ヘッドカバー24・26には、夫々第1・
第2オイルセパレータ88・90が設けられ、第1・第2セ
パレータ室92・94に前記第1・第2カバー側通路84・86
が夫々連通されている。
前記第1・第2オイルセパレータ88・90には、第1・
第2ブローバイガス管96・98の一端側が夫々連絡されて
いる。したがって、第1ブローバイガス管96は、第1オ
イルセパレータ88を介して第1ヘッドカバー24に連絡さ
れている。また、第2ブローバイガス管98は、第2オイ
ルセパレータ90を介して第2ヘッドカバー26に連絡され
ている。
前記第1ブローバイガス管96の他端側は、PCVバルブ1
00を介して吸気チャンバ48に連絡されている。また、前
記第2ブローバイガス管98の他端側は、第1ブローバイ
ガス管96の連絡する部位の吸気チャンバ48よりも上流側
の吸気管50に連絡されている。
これにより、第1ブローバイガス管96の第1ブローバ
イガス通路102は、一端側を第1セパレータ室92を介し
て第1カバー側通路84に連通されるとともに、他端側を
PCVバルブ100を介して吸気チャンバ48の吸気通路52に連
通されている。また、第2ブローバイガス管98の第2ブ
ローバイガス通路104は、一端側を第2セパレータ室94
を介して第2カバー側通路86に連通されるとともに、他
端側を吸気チャンバ48よりも上流側の吸気管50の吸気通
路52に連通されている。
このブローバイガス通路装置は、内燃機関2の低負荷
時に、第2ブローバイガス通路104により第2カバー側
通路86等を介してクランク室68に新気を導入しつつ、ク
ランク室68から第1ブロック側通路76等を介して第1カ
バー側通路84に導かれたブローバイガスを、第1ブロー
バイガス通路102によりPCVバルブ100を介して吸気チャ
ンバ48の吸気通路52に戻し、再度第1・第2燃焼室20・
22に導いて燃焼させる。
また、このブローバイガス通路装置は、内燃機関2の
高負荷時に、クランク室68から第1・第2ブロック側通
路76・78等を介して第1・第2カバー側通路84・86に導
かれたブローバイガスを、第1ブローバイガス通路102
によりPCVバルブ100を介して吸気チャンバ48の吸気通路
52に戻すとともに、第2ブローバイガス通路104により
第1ブローバイガス通路102の連通する部位の吸気チャ
ンバイン48よりも上流側の吸気管50の吸気通路52に戻
し、再度第1・第2燃焼室20・22に導いて燃焼させる。
このようなブローバイガス通路装置において、ブロー
バイガス通路装置を構成する少なくとも第1ブローバイ
ガス管96及びPCVバルブ100を内燃機関2のラジエータ70
を通過して昇温した空気により加温する加温手段とし
て、昇温空気導入ダクト106を設けている。
昇温空気導入ダクト106は、昇温空気導入通路108の入
口110をラジエータ70の下流側に開口して設けるととも
に、出口112を吸気チャンバ48に取付けられたPCVバルブ
100に指向させて開口して設け、昇温空気導入通路108内
に第1ブローバイガス管96を配設している。なお、符号
114は、昇温空気導入ダクト106を固定するためのダクト
用ブラケットである。
このように、この実施例の昇温空気導入ダクト106
は、入口110をラジエータ70の下流側に開口した昇温空
気導入通路108内に第1ブローバイガス管96を配設する
とともに、昇温空気導入通路108の出口112をPCVバルブ1
00に指向させて開口して設けていることにより、第1ブ
ローバイガス管96及びPCVバルブ100をラジエータ70を通
過して昇温した空気によって加温することができる。
このため、第1ブローバイガス管96やPCVバルブ100
が、機関搭載条件の制約等によって、第3図に示す如
く、ラジエータ70からの昇温された空気(矢印A)が接
触されない位置や、また、走行時の冷たい走行風(矢印
B)が直接的に接触する位置に配設されている場合であ
っても、昇温空気導入ダクト106によりラジエータ70を
通過して昇温した空気を導入して第1ブローバイガス管
96やPCVバルブ100を加温することができ、冬季等の低温
時にブローバイガスに含有される水分が凍結することが
ない。これにより、ブローバイガスに含有される水分の
凍結を確実に防止し得て、水分の凍結による通路閉塞を
回避することができ、内燃機関2の運転を継続し得ない
不都合を解消することができる。
また、昇温空気導入ダクト106は、内燃機関2の構成
部材である例えば温水ライザ部への別途の加工や、排気
管に接近させるべくブローバイガス通路を遠回りに配設
する必要がない。このため、構造の複雑化や取回しの煩
雑化を招くこともなく、構造が簡単である。
第5図は、この発明の別の実施例を示すものである。
図において、202は内燃機関、204はシリンダブロック
である。この内燃機関202は、クランクケース206と直列
に配列されたシリンダ部208とからなるシリンダブロッ
ク204を備えるとともにシリンダ部208にシリンダヘッド
210を搭載した、いわゆる直列型の内燃機関202である。
シリンダ部208には、ピストン212が内蔵され、燃焼室
214を区画形成している。シリンダヘッド210には、ヘッ
ドカバー216が搭載され、燃焼室214に連通する吸気ポー
ト218及び排気ポート220と吸気弁222及び排気弁224とが
設けられている。
前記シリンダヘッド210には、吸気マニホルド226と吸
気管228とが順次に連絡されている。吸気管228により形
成される吸気通路230は、気化器232を介して上流側をエ
アクリーナ234に連通するとともに、下流側を吸気マニ
ホルド226によりマニホルド吸気通路236に形成され、吸
気ポート218に連通されている。
また、前記シリンダヘッド210には、排気マニホルド2
38と図示しない排気管とが順次に連絡され、これらの形
成する排気通路240が前記排気ポート220に連通されてい
る。
この内燃機関202のクランクケース206には、オイルパ
ン242が取付けられてクランク室244を区画形成してい
る。また、内燃機関202には、ラジエータ246と冷却ファ
ン248とが設けられている。なお、符号250は、ファンシ
ュラウドである。
この内燃機関202のブローバイガス通路装置は、シリ
ンダブロック204のシリンダ部208にブロック側通路252
を設け、前記クランク室244に連通している。ブロック
側通路252は、シリンダヘッド210に設けたヘッド側通路
254に連通されている。ヘッド側通路254は、ヘッドカバ
ー216に設けたカバー側通路256に連通されている。
前記ヘッドカバー216には、オイルセパレータ258が設
けられ、セパレータ室260にカバー側通路256が連通され
ている。前記オイルセパレータ258には、第1・第2ブ
ローバイガス管262・264の一端側が夫々連絡されてい
る。したがって、第1・第2ブローバイガス管262・264
は、夫々オイルセパレータ258を介してヘッドカバー216
に連絡されている。
前記第1ブローバイガス管262の他端側は、PCVバルブ
266を介して気化器232下流側の吸気管228に連絡されて
いる。また、前記第2ブローバイガス管264の他端側
は、第1ブローバイガス管262の連絡する部位よりも上
流側の吸気管228であるエアクリーナ234に連絡されてい
る。
これにより、第1ブローバイガス管262の第1ブロー
バイガス通路268は、一端側をセパレータ室260を介して
カバー側通路256に連通されるとともに、他端側をPCVバ
ルブ266を介して気化器232下流側の吸気通路230に連通
されている。また、第2ブローバイガス管264の第2ブ
ローバイガス通路270は、一端側をセパレータ室260を介
してカバー側通路256に連通されるとともに、他端側を
第1ブローバイガス管262の連絡する部位よりも上流側
の吸気管228であるエアクリーナ234の吸気通路230に連
通されている。
このブローバイガス通路装置は、内燃機関202の低負
荷時に、第2ブローバイガス通路270により新気を導入
しつつ、クランク室244からブロック側通路252等を介し
てカバー側通路256に導かれたブローバイガスを、第1
ブローバイガス通路268によりPCVバルブ266を介して気
化器232下流側の吸気通路230に戻し、再度燃焼室214に
導いて燃焼させる。
また、このブローバイガス通路装置は、内燃機関202
の高負荷時に、クランク室244からブロック側通路252等
を介してカバー側通路256に導かれたブローバイガス
を、第1ブローバイガス通路268によりPCVバルブ266を
介して気化器232下流側の吸気通路230に戻すとともに、
第2ブローバイガス通路270により第1ブローバイガス
通路268の連通する部位よりも上流側の吸気管228である
エアクリーナ234の吸気通路230に戻し、再度燃焼室214
に導いて燃焼させる。
このようなブローバイガス通路装置において、この別
の実施例においては、ブローバイガス通路装置を構成す
る第1ブローバイガス管262及びPCVバルブ266と第2ブ
ローバイガス管264とを内燃機関202のラジエータ246を
通過して昇温した空気により加温する加温手段として、
昇温空気導入ダクト272を設けている。
昇温空気導入ダクト272は、主ダクト部274に第1・第
2分岐ダクト部276・278を連絡して設けている。昇温空
気導入ダクト272は、主ダクト部274の主昇温空気導入通
路たる主導入通路280の入口282をラジエータ246の下流
側に開口して設け、第1分岐ダクト部276の第1分岐昇
温空気導入通路たる第1分岐導入通路284の第1出口286
を気化器232下流側の吸気管228に取付けられたPCVバル
ブ266に指向させて開口して設けるとともに、第2分岐
ダクト部278の第2分岐昇温空気導入通路たる第2分岐
導入通路288の第2出口290を気化器232上流側の吸気管2
28であるエアクリーナ234に開口して設けている。
第1分岐ダクト部276の第1分岐導入通路284内には、
前記第1ブローバイガス管262を配設している。また、
主ダクト部274の主導入通路280内及び第2分岐ダクト部
278の第2分岐導入通路288内には、前記第2ブローバイ
ガス管264を配設している。
なお、符号292は、主ダクト部274を固定するための主
ダクト用ブラケットである。また、符号294は、第2分
岐ダクト部278を固定するための第2分岐ダクト用ブラ
ケットである。
このように、昇温空気導入ダクト272は、入口282をラ
ジエータ246の下流側に開口した主ダクト部274に連絡す
る第1分岐ダクト部276の第1分岐導入通路284内に第1
ブローバイガス管262を配設するとともに、この第1分
岐導入通路284の第1出口286をPCVバルブ266に指向させ
て開口して設けていることにより、第1ブローバイガス
管262及びPCVバルブ266をラジエータ246を通過して昇温
した空気によって加温することができる。
また、昇温空気導入ダクト272は、入口282をラジエー
タ246の下流側に開口した主ダクト部274の主導入通路28
0内及び主ダクト部274に連絡する第2分岐ダクト部278
の第2分岐導入通路288内に、第2ブローバイガス管264
を配設していることにより、第2ブローバイガス管264
を加温することができる。
このため、第1ブローバイガス管262やPCVバルブ26
6、第2ブローバイガス管264が、機関搭載条件の制約等
によって、ラジエータ246からの昇温された空気が接触
されない位置や、また、走行時の冷たい走行風が直接的
に接触する位置に配設されている場合であっても、昇温
空気導入ダクト272によりラジエータ246を通過して昇温
した空気を導入して、第1ブローバイガス管262やPCVバ
ルブ266のみならず、第2ブローバイガス管264をも加温
することができ、冬季等の低温時にブローバイガスに含
有される水分が凍結することがない。これにより、ブロ
ーバイガスに含有される水分の凍結を確実に防止し得
て、水分の凍結による通路閉塞を回避することができ、
内燃機関202の運転を継続し得ない不都合を解消するこ
とができる。
また、昇温空気導入ダクト272は、内燃機関202の構成
部材である例えば温水ライザ部への別途の加工や、排気
管に接近させるべくブローバイガス管を遠回りに配設す
る必要がない。このため、構造の複雑化や取回しの煩雑
化を招くこともなく、構造が簡単である。
〔発明の効果〕
このように、この発明によれば、加温手段によって、
ブローバイガス通路装置を構成する少なくとも第1ブロ
ーバイガス管及びPCVバルブを内燃機関のラジエータを
通過して昇温した空気により加温することにより、ブロ
ーバイガスを加温することができる。また、この加温手
段は、内燃機関の構成部材への別途の加工やブローバイ
ガス管の遠回りの配設を要しない。
このため、ブローバイガスに含有される水分の凍結を
確実に防止し得て、水分の凍結による通路閉塞を回避し
得て、運転を継続し得ない不都合を解消し得る。しか
も、内燃機関の構成部材への別途の加工やブローバイガ
ス管の遠回りの配設を要しないことにより、構造の複雑
化や取回しの煩雑化を招くこともなく、構造が簡単であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図はこの発明の実施例を示し、第1図はブロー
バイガス通路装置の断面図、第2図はブローバイガス通
路装置の一部省略平面図、第3図はブローバイガス通路
装置の要部拡大断面図、第4図はブローバイガス通路装
置の要部拡大斜視図である。 第5図は、この発明の別の実施例を示すブローバイガス
通路装置の断面図である。 第6図は、従来例を示すブローバイガス通路装置の要部
拡大断面図である。 図において、2は内燃機関、4はシリンダブロック、8
・10は第1・第2シリンダヘッド、24・26は第1・第2
ヘッドカバー、44・46は第1・第2吸気マニホルド、48
は吸気チャンバ、50は吸気管、52は吸気通路、68はクラ
ンク室、70はラジエータ、88・90は第1・第2オイルセ
パレータ、96・98は第1・第2ブローバイガス管、100
はPCVバルブ、102・104は第1・第2ブローバイガス通
路、106は昇温空気導入ダクト、108は昇温空気導入通
路、110は入口、112は出口、202は内燃機関、204はシリ
ンダブロック、210はシリンダヘッド、216はヘッドカバ
ー、226は吸気マニホルド、228は吸気管、230は吸気通
路、232は気化器、234はエアクリーナ、244はクランク
室、246はラジエータ、258はオイルセパレータ、262・2
64は第1・第2ブローバイガス管、266はPCVバルブ、26
8・270は第1・第2ブローバイガス通路、272は昇温空
気導入ダクト、274は主ダクト部、276・278は第1・第
2分岐ダクト、280は主導入通路、282は入口、284は第
1分岐導入通路、286は第1出口、288は第2分岐導入通
路、290は第2出口である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関のヘッドカバーと吸気管とを第1
    ブローバイガス管によりPCVバルブを介して連絡して設
    けるとともに前記内燃機関のヘッドカバーと前記第1ブ
    ローバイガス管の連絡する部位よりも上流側の前記吸気
    管とを第2ブローバイガス管により連絡して設けた内燃
    機関のブローバイガス通路装置において、少なくとも前
    記第1ブローバイガス管及びPCVバルブを前記内燃機関
    のラジエータを通過して昇温した空気により加温する加
    温手段を設けたことを特徴とする内燃機関のブローバイ
    ガス通路装置。
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