JPH078494Y2 - チップ部品供給装置 - Google Patents

チップ部品供給装置

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JPH078494Y2
JPH078494Y2 JP1986191785U JP19178586U JPH078494Y2 JP H078494 Y2 JPH078494 Y2 JP H078494Y2 JP 1986191785 U JP1986191785 U JP 1986191785U JP 19178586 U JP19178586 U JP 19178586U JP H078494 Y2 JPH078494 Y2 JP H078494Y2
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JP
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separation
chip component
groove
slider
chip
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賢一 斉藤
修 熊谷
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、チップ部品をテープに配列させるチップ部品
連製造装置やチップ部品をプリント基板に装着するため
のチップ部品装着機等におけるチップ部品供給装置の改
良に関する。
(従来の技術) 従来、チップ部品供給装置としては、本出願人の出願に
係る実開昭59−81094号に提案されているものが知られ
ている。これは、チップ部品を1列に配列させる整列溝
の先端側に分離溝を形成した横移動分離部材を配置し、
この横移動分離部材で整列溝で送られて来たチップ部品
を1個毎に分離するようにしていた。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、上記のような従来のチップ部品供給装置で
は、チップ部品に欠け等の形状不良が存在する場合の対
策が不充分であって、形状不良のチップ部品が混入して
いた場合には、装置は分離不能状態で停止し、不良チッ
プ部品の除去を手作業で行う必要があった。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記の点に鑑み、形状不良のチップ部品の存
在に起因する分離不能状態を正常な状態に自動的に復帰
させる手段を設けることにより、装置の監視、保守作業
の省力化を図ることのできる高信頼度のチップ部品供給
装置を提供しようとするものである。
本考案は、 (イ)チップ部品供給源より受けた多数のチップ部品を
整列溝に1列に配列させるリニアフィーダと、 (ロ)前記整列溝と同じ幅で正常な形状のチップ部品長
さと略一致する長さの分離溝が形成され、前記整列溝に
直交する横方向に摺動自在で、チップ部品受け入れ状態
で前記整列溝に前記分離溝を接続可能とした分離スライ
ダと、 (ハ)前記分離溝内のチップ部品の浮き上がりを防止す
るシャッターと、 (ニ)該分離スライダの横移動により前記分離溝が前記
整列溝から外れたチップ部品分離状態にあるとき前記分
離溝に接続可能なガイド溝が形成された挿入ガイドと、 (ホ)前記分離溝内のチップ部品を前記ガイド溝へ押し
出すプッシャーと、 (ヘ)該プッシャー前進時のチップ部品の浮き上がりを
防止する押え部材と、 (ト)形状不良のチップ部品が前記分離溝に位置して前
記分離スライダが摺動不能となったことを検出するセン
サと、 (チ)前記センサが前記分離スライダの摺動不能を検出
したときに、前記シャッターが開いた状態になっている
前記分離溝から前記形状不良のチップ部品を吸着除去す
る吸着ピンとを備える構成により、上記従来技術の問題
点を解消している。
(作用) 本考案のチップ部品供給装置においては、正常な形状の
チップ部品の場合、リニアフィーダの整列溝先端から分
離スライダの分離溝に入ったチップ部品は分離スライダ
の横方向への摺動により1個毎に分離され、さらにプッ
シャーの前進により挿入ガイドのガイド溝に押し出され
る。そして、挿入ガイドよりチップ部品連製造装置やチ
ップ部品装着機等の移送手段に供給される。その際、前
記分離溝内のチップ部品は前記分離溝の蓋をするシャッ
ターで浮き上がりを防止され、チップ部品が前記プッシ
ャーで前記ガイド溝に押し出されるときは押え部材で浮
き上がりを防止されるので、小型軽量のチップ部品を分
離して前記ガイド溝に確実に供給できる。
また、形状不良のチップ部品の場合には、分離スライダ
の分離溝に形状不良のチップ部品と次のチップ部品が嵌
まり込み、分離スライダは分離不能となるが、この分離
不能状態を検出して吸着ピンが前記シャッターが開いた
状態の前記分離溝上に降下し、形状不良のチップ部品を
吸着して除去する。これにより、分離スライダは次のチ
ップ部品を受け入れて分離動作を継続することができ
る。従って、形状不良のチップ部品により装置が停止す
ることを防止でき、形状不良のチップ部品の除去に手作
業を必要としないから、運転時の監視、保守作業を省力
化することができる。
(実施例) 以下、本考案に係るチップ部品供給装置の実施例を図面
に従って説明する。
第1図は本考案の全体構成を示す概略斜視図、第2図は
リニアフィーダ及びこの先端の分離機構部分の斜視図で
ある。これらの図において、チップ部品供給装置は、内
部に多数のチップ部品を入れたチップ部品供給源として
のパーツボウル1、これより受けた多数のチップ部品を
整列溝に1例に配列させるリニアフィーダ2、リニアフ
ィーダ2の先端側に配設されていてチップ部品を1個毎
に分離してチップ部品の形状不良を検出する分離機構
3、及び形状不良のチップ部品を除去する不良品除去機
構4を具備している。
前記パーツボウル1はリニアフィーダ2内のチップ部品
量がほぼ一定となるようにリニアフィーダ2にチップ部
品を供給する。
第3図及び第4図に示すように、リニアフィーダ2は、
振動を利用してチップ部品10を前進させ、最終的に整列
溝5に沿って1列に整列させて前記分離機構3に送り込
む機能を持ち、板ばね6Aで基台7上方に支持された前進
用振動台8Aと、板ばね6Bで支持された戻し用振動台8Bと
を有する。前進用振動台8Aは振動でチップ部品10を徐々
に前進させ、この前進用振動台8A側に形成された整列溝
5に送り込むもので、戻し用振動台8Bは整列溝5に入り
きれないチップ部品10を前進用振動台8Aの後部、すなわ
ちパーツボウル1から矢印Jのようにチップ部品10が供
給される出発位置に戻すものである。なお、図示は省略
したが、各振動台8A,8Bに振動を付与するために、交流
電源で励磁される電磁石が設けられる。
さらに、前記整列溝中におけるチップ部品の前進を円滑
化するために、エアージェットを利用している。すなわ
ち、第2図及び第5図のようにリニアフィーダ2の天井
部に配置されたエアージェット・ノズル18よりエアーを
チップ部品10の前進方向に吹き付け、リニアフィーダ2
の推進力を補助し、チップ部品10の連続状態がとぎれて
も最先端部のチップ部品10が押されて分離機構3に送出
されるようにしている。
前記分離機構3の詳細は、第2図、第4図、第6図及び
第7図に示される。これらの図において、分離スライダ
22はチップ部品受け入れ状態でリニアフィーダ2の整列
溝に接続可能な分離溝21を有し、該分離スライダ22はリ
ニアフィーダ2の整列溝に垂直な方向に摺動自在に設け
られ、摺動後のチップ部品分離状態の分離溝21に接続可
能なようにガイド溝23が形成された挿入ガイド24が分離
機構フレーム25に固定されている。
第8図に示すように、リニアフィーダ2のチップ部品10
を1列に整列させた溝、すなわち整列溝5と、分離スラ
イダ22の分離溝21とは同じ幅で、しかも分離溝21は正常
な形状のチップ部品10の長手方向寸法と略一致する長さ
を有している。そして、分離溝21は分離スライダ22の摺
動前(チップ部品受け入れ状態)においてはリニアフィ
ーダ側の整列溝5に接続し、スライダ22の摺動後(チッ
プ部品分離状態)は挿入ガイド24側のガイド溝23に接続
する。
前記分離機構フレーム25の前面には、分離レバー27が枢
支され、分離レバー27の上端は第6図及び第7図のよう
に分離スライダ22に連結され、下端のローラー28は回転
軸29に固着されたカム30に当接するようになっている。
分離機構フレーム25と分離レバー27との間の伸長ばね31
は前記ローラー28をカム30に圧接する方向に付勢するも
のである。
また、前記分離機構フレーム25には第4図のようにプッ
シャーレバー35が枢支され、該プッシャーレバー35の上
端はリニアフィーダ2に平行な向きに摺動する第2図及
び第7図に図示のプッシャー用スライダ36に連結され、
該スライダ36の先端にプッシャー37が取り付けられてい
る。このプッシャー37は分離スライダ22の分離溝21で分
離された正しい形状のチップ部品10を挿入ガイド24のガ
イド溝23に押し出すものである。前記プッシャーレバー
35の下端のローラー40は第4図及び第6図に示す回転軸
29に固着されたカム41に当接するようになっている。
なお、第2図のように、分離溝21内のチップ部品が浮き
上がらないようにシャッタ38が設けられている。
また、分離スライダ22で分離後のチップ部品をプッシャ
ー37で押す際にチップ部品が浮き上がらないように、第
2図及び第7図の押え部材としての押さえレバー39がプ
ッシャー用スライダ36上に枢支されている。その押さえ
レバー39の後端にはローラー42が枢着され、該ローラー
42に当接するようにカム43が分離機構フレーム25上に固
着されている。これにより、プッシャー用スライダ36の
後退位置、すなわちプッシャー後退位置では押さえレバ
ー39の先端は持ち上がり、分離スライダ22の分離動作に
支障がないようにしている。
分離スライダ22の分離動作原理は第8図及び第9図に示
される。リニアフィーダ2より送り込まれたチップ部品
10が正常な形状であれば、第8図のように分離溝21にチ
ップ部品10がぴったり入り、分離レバー27の回動により
分離スライダ22は矢印Pの向きに摺動する。すなわち、
チップ部品10の1個毎の分離が正常に実行できる。
逆に、チップ部品の形状寸法が異常の場合、すなわち、
異種のチップ部品が混入した場合や割れ、欠けがあった
場合には、第9図のように形状不良のチップ部品10Aに
続いて次のチップ部品10まで分離溝21に入り込み、分離
スライダ22は動くことができない。
このような分離スライダ22の動きを検出するために、第
2図及び第10図に示すように、スライダ22と一体に動く
検出バー45と分離機構フレーム25に固定された分離検出
センサ(近接センサ等)46とが設けられている。
前述の第9図の説明からあきらかなように、形状不良の
チップ部品が到来すると分離スライダ22は停止してしま
い、分離動作を継続できない。このため、第2図のよう
に、不良品除去機構4が設けられている。この不良品除
去機構4は、リカバリー用吸着ピン47をモーター48で回
動されるアーム49の先端に取り付けたもので、モーター
48はフレーム25側に固定されている。そして、この不良
品除去機構4は、前記分離検出センサ46が分離スライダ
22の分離不能を検出すると、モーター48の回転により第
11図のように吸着ピン47をシャッタ38が開いた状態の分
離溝21上に下降させ、吸着ピン47の真空吸引力で形状不
良のチップ部品10Aを分離溝21から吸着し、然る後アー
ム49を270度程度回動させて除去するようになってい
る。なお、吸着ピン47は真空吸引ホース44を介して真空
ポンプに接続される。
以上の実施例の動作をまとめると次の通りである。パー
ツボウル1内のチップ部品10はリニアフィーダ2に供給
され、これにより分離機構3の分離スライダ22に形成さ
れた分離溝21に送り込まれる。チップ部品10が正常の場
合、第8図のように分離スライダ22は矢印P方向に摺動
し、分離溝21は挿入ガイド24のガイド溝23に接続する。
そして、分離されたチップ部品10は第12図(A)のよう
に押さえレバー39で押さえられた状態でプッシャー37で
ガイド溝23に押し込まれる。そして、ガイド溝23を介し
てインデックステーブル50、パレット等の移動手段にチ
ップ部品が1個毎送出される。なお、押さえレバー39は
プッシャー37が後退した待機状態では第12図(B)のよ
うに先端が上がっており、次のチップ部品10が分離され
て来るのを妨げないようになっている。
第9図のように形状不良のチップ部品が分離溝21に入っ
たときは、分離スライダ22は摺動不能となり、このこと
は第10図の検出バー45が検出センサ46に近接不能となる
ことで検出され、第11図の如く分離溝21を蓋していたシ
ャッタ38が開くとともにモーター48が作動してリカバリ
ー用吸着ピン47が下降して不良チップ部品10Aを吸着、
移送して除去する。これによって、次の正常のチップ部
品10の分離、挿入ガイド24への送出が継続される。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案のチップ部品供給装置によ
れば、チップ部品供給源より受けた多数のチップ部品を
整列溝に1列に配列させるリニアフィーダと、チップ部
品受け入れ状態で前記整列溝に接続可能な分離溝が形成
された分離スライダと、前記分離溝内のチップ部品の浮
き上がりを防止するシャッターと、該分離スライダの横
移動により前記分離溝が前記整列溝から外れたチップ部
品分離状態にあるとき前記分離溝に接続可能なガイド溝
が形成された挿入ガイドと、前記分離溝内のチップ部品
を前記ガイド溝へ押し出すプッシャーと、該プッシャー
前進時のチップ部品の浮き上がりを防止する押え部材
と、形状不良のチップ部品が前記分離溝に位置して前記
分離スライダが摺動不能となったことを検出するセンサ
と、前記センサが前記分離スライダの摺動不能を検出し
たときに、前記シャッターが開いた状態になっている前
記分離溝から前記形状不良のチップ部品を吸着除去する
吸着ピンとを備える構成としたので、小型軽量のチップ
部品を分離して確実に前記ガイド溝に供給できるととも
に、形状不良のチップ部品の存在に起因する分離不能状
態を正常な状態に自動的に復帰させることができ、装置
の監視、保守作業の省力化が可能で、信頼性の向上を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るチップ部品供給装置の実施例の全
体構成を示す概略斜視図、第2図は実施例におけるリニ
アフィーダ、分離機構及び不良品除去機構部分を示す斜
視図、第3図はリニアフィーダの上部の覆いを省略した
概略平面図、第4図はリニアフィーダ及び分離機構を示
す一部を省略した右側面図、第5図はエアージェット・
ノズル部分の側断面図、第6図は分離機構を示す一部を
省略した正面図、第7図は分離機構を示す一部を省略し
た左側面図、第8図及び第9図は分離機構の動作を示す
説明図、第10図は分離機構に設けた分離検出センサを示
す斜視図、第11図は不良品除去機構の動作を示す説明
図、第12図は分離機構におけるプッシャーの動作説明図
である。 1…パーツボウル、2…リニアフィーダ、3…分離機
構、4…不良品除去機構、5…整列溝、10…チップ部
品、18…エアージェット・ノズル、21…分離溝、22…分
離スライダ、23…ガイド溝、24…挿入ガイド、36…プッ
シャー用スライダ、37…プッシャー、47…吸着ピン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05K 13/02 P 8509−4E (72)考案者 猪股 芳夫 東京都中央区日本橋1丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−74812(JP,A) 実公 昭55−46678(JP,Y2)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】チップ部品供給源より受けた多数のチップ
    部品を整列溝に1列に配列させるリニアフィーダと、 前記整列溝と同じ幅で正常な形状のチップ部品長さと略
    一致する長さの分離溝が形成され、前記整列溝に直交す
    る横方向に摺動自在で、チップ部品受け入れ状態で前記
    整列溝に前記分離溝を接続可能とした分離スライダと、 前記分離溝内のチップ部品の浮き上がりを防止するシャ
    ッターと、 該分離スライダの横移動により前記分離溝が前記整列溝
    から外れたチップ部品分離状態にあるとき前記分離溝に
    接続可能なガイド溝が形成された挿入ガイドと、 前記分離溝内のチップ部品を前記ガイド溝へ押し出すプ
    ッシャーと、 該プッシャー前進時のチップ部品の浮き上がりを防止す
    る押え部材と、 形状不良のチップ部品が前記分離溝に位置して前記分離
    スライダが摺動不能となったことを検出するセンサと、 前記センサが前記分離スライダの摺動不能を検出したと
    きに、前記シャッターが開いた状態になっている前記分
    離溝から前記形状不良のチップ部品を吸着除去する吸着
    ピンとを備えたことを特徴とするチップ部品供給装置。
  2. 【請求項2】前記リニアフィーダは、前記整列溝に配列
    されたチップ部品に対してエアーを前進方向に吹き付け
    るエアージェット・ノズルを備えるものである実用新案
    登録請求の範囲第1項記載のチップ部品供給装置。
JP1986191785U 1986-12-15 1986-12-15 チップ部品供給装置 Expired - Lifetime JPH078494Y2 (ja)

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JP1986191785U JPH078494Y2 (ja) 1986-12-15 1986-12-15 チップ部品供給装置

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JP1986191785U JPH078494Y2 (ja) 1986-12-15 1986-12-15 チップ部品供給装置

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Publication Number Publication Date
JPS6396032U JPS6396032U (ja) 1988-06-21
JPH078494Y2 true JPH078494Y2 (ja) 1995-03-01

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ID=31146250

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JPS5546678U (ja) * 1978-09-21 1980-03-27
JPS5974812A (ja) * 1982-10-15 1984-04-27 Matsushita Electric Works Ltd 部品連続供給装置

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JPS6396032U (ja) 1988-06-21

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