JPH0783982A - 多対コネクタ接続検査装置 - Google Patents

多対コネクタ接続検査装置

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JPH0783982A
JPH0783982A JP5230176A JP23017693A JPH0783982A JP H0783982 A JPH0783982 A JP H0783982A JP 5230176 A JP5230176 A JP 5230176A JP 23017693 A JP23017693 A JP 23017693A JP H0783982 A JPH0783982 A JP H0783982A
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JP
Japan
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pair
connection
cable core
cable
connector
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Application number
JP5230176A
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English (en)
Inventor
Yoshitoshi Yamazaki
恵俊 山崎
Yasushi Ubukata
裕史 生方
Akio Miyano
明朗 宮野
Takashi Kaneko
隆 金子
Etsurou Bamishin
悦郎 馬見新
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 一対のケーブル心線からなるケーブル心線対
を多数撚り合わせて構成される通信ケーブルの端部に設
けられる多対コネクタの、ケーブル心線との接続の良否
を一人の検査者でもって、短時間の内に簡単、確実に検
査できるようにする。 【構成】 通信ケーブル2の端部に設けた多対コネクタ
6を線番切換器10に電気的に接続し、各ケーブル心線
対5の心線対番号順に線番切換器10を順次切り換え
て、静電容量検出手段12でそのケーブル心線対5の静
電容量を検出する。多対コネクタ6の一対の接続端子に
所定のケーブル心線対5が接続されている場合には、静
電容量検出手段12から接続良信号が出力されるので、
これに応じて制御手段18によって、線番切換器10が
自動的に切り換えられて検査が継続される。一方、多対
コネクタ6のケーブル心線対5との接続が不良の場合
は、静電容量検出手段12から接続不良信号が出力され
るので、これに応じて報知手段16が多対コネクタ6と
のケーブル心線3の接続不良を報知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一対のケーブル心線か
らなるケーブル心線対を多数撚り合わせて構成される通
信ケーブルの端部に設けられる多対コネクタの、ケーブ
ル心線との接続の良否を検査するための多対コネクタ接
続検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、通信ケーブルには、一対のケー
ブル心線からなるケーブル心線対を多数撚り合わせて一
つのケーブルユニットとし、このケーブルユニットをさ
らに複数撚り合わせた、いわゆるユニット型多対ケーブ
ルがある。そして、この種の通信ケーブルでは、各ケー
ブル心線が識別できるように、各ケーブル心線ごとに、
黒、黄、白、…等の着色がなされている。
【0003】ところで、通信ケーブルを長距離にわたっ
て布設するためには、各通信ケーブルの各端部を順次互
いに接続することが必要となる。このような通信ケーブ
ルの接続には、ケーブル心線対の複数個(たとえば10
対)を一度に接続するための多対コネクタが使用される
ことがある。
【0004】従来、このような多対コネクタを使用した
通信ケーブルの接続は、通信ケーブルの布設現場におい
て、そのケーブル心線を個別に多対コネクタに接続した
後、さらに、各々の多対コネクタ同士を互いに接続する
ことにより行われる。
【0005】しかしながら、布設現場において、各通信
ケーブルの相互の接続端において、ケーブル心線を個別
に多対コネクタに接続するのは、手間と時間がかかり、
接続作業が極めて煩雑になる。たとえば、通信ケーブル
が3,000対のケーブル心線対で構成されている場合
には、互いに接続しようとする通信ケーブルの各端部に
ついて6,000本、したがって、相互の接続端では2
×6,000=12,000本ものケーブル心線を個別に
多対コネクタに手作業で接続せねばならず、このような
大量の接続処理を、作業環境のあまり良くないマンホー
ル内で長時間に渡って行なうことになるので、作業者の
安全衛生や道路占有による交通の妨げ等の問題がある。
【0006】そこで、このような現場での接続作業の手
間をできるだけ省くために、通信ケーブルの製品出荷時
に、予め多対コネクタを通信ケーブルの端部に取り付け
ておくことが考えられている。
【0007】現場での多対コネクタとケーブル心線との
接続作業の手間を完全に省くには、ドラム巻きされる通
信ケーブルの巻き始め側と、巻き終わり側の両端部にそ
れぞれ多対コネクタを予め取り付けた上で製品出荷をす
ればよい。しかし、巻き終わり側の他端部にも多数の多
対コネクタが接続された状態では、通信ケーブルを地下
に埋設された管道内に挿通することができず、通信ケー
ブルの布設を行えない。
【0008】したがって、実際には、ドラム巻きして出
荷される通信ケーブルの巻き始め側の一端部にしか多対
コネクタを取り付ることができず、依然として巻き終わ
り側の他端部は現場において、多対コネクタを接続する
作業が必要となる。
【0009】しかし、製品出荷時に、通信ケーブルの一
端部に多対コネクタを予め接続しておくだけでも、現場
での接続作業の手間は従来に比べて半減するので、現場
施工における省力化の面で依然有効である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、通信ケーブ
ルの製品出荷に際して、事前に多対コネクタを端部に取
り付ける場合には、通信ケーブルを構成する各ケーブル
心線が多対コネクタの所定の接続端子に個別的に間違い
なく接続されているか否かを検査することが必要とな
る。
【0011】多対コネクタとケーブル心線との接続の良
否を検査するには、たとえば市販されている多対コネク
タ専用の導通検査装置を使用することが考えられる。
【0012】しかし、このような市販の導通検査装置を
使用するには、通信ケーブルの巻き始め側のみならず、
巻き終わり側の端部にも多対コネクタを別途取り付け、
この状態で検査することが必要である。そして、通信ケ
ーブルの製品出荷時には、せっかく取り付けた巻き終わ
り側の多対コネクタは、取り外すことになるので、多対
コネクタの取り付け、取り外しの手間が余分にかかる。
【0013】また、2人の検査者が連絡を取りながら、
通信ケーブルの多対コネクタが取り付けられた巻き始め
側の端部と、多対コネクタを取り付けていない側の端部
とで声を掛け合って、その都度、該当する線番同士のケ
ーブル心線を確認し合って、接続の良否を個別に確認す
る方法が考えられる。しかし、この場合には、検査者が
2人必要となり、しかも、検査のために時間がかかると
いう不都合がある。
【0014】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
もので、通信ケーブルの端部に接続される多対コネクタ
のケーブル心線との接続の良否を一人の検査者でもっ
て、短時間の内に確実に検査できるようにすることを課
題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、一対のケーブル心線からなるケーブル
心線対を多数撚り合わせて構成される通信ケーブルの端
部に設けられる多対コネクタの、前記ケーブル心線との
接続の良否を個別に検査する多対コネクタ接続検査装置
において、次の構成を採る。
【0016】すなわち、本発明に係る装置では、多対コ
ネクタのケーブル心線との各接続端子を、前記ケーブル
心線対ごとに順次個別に選択する線番切換器と、この線
番切換器で選択された多対コネクタの一対の接続端子を
介して接続されるケーブル心線対に生じる静電容量Cを
検出し、その静電容量Cと標準的な静電容量C0との差
の絶対値が所定の値ε以内(|C−C0|≦ε)の場合に
は接続良信号を、所定の値を外れる場合(|C−C0|>
ε)には接続不良信号をそれぞれ出力する静電容量検出
手段と、この静電容量検出手段から接続良信号が出力さ
れた場合には、この信号に基づいて前記線番切換器を順
次切り換える制御手段と、前記静電容量検出手段から接
続不良信号が出力された場合には、この信号に基づい
て、多対コネクタの接続端子に対するケーブル心線の接
続不良を報知する報知手段とを備えている。
【0017】
【作用】上記構成において、多対コネクタの接続検査に
際しては、通信ケーブルの端部に設けられた多対コネク
タを線番切換器に電気的に接続する。
【0018】そして、接続検査が開始されると、線番切
換器は多対コネクタのケーブル心線との各接続端子を、
各ケーブル心線対ごと(つまり一対のケーブル心線ごと)
に順次個別に選択する。
【0019】このとき、線番切換器で選択された多対コ
ネクタの接続端子に所要のケーブル心線対が接続されて
いる場合には、線番切換器で選択されたそのケーブル心
線対に生じる静電容量は予め設定されているバラツキの
範囲内となるので、静電容量検出手段からはこれに応じ
て接続良信号が出力される。また、線番切換器で選択さ
れた多対コネクタの接続端子に所要のケーブル心線対が
接続されていない場合には、線番切換器で選択されたそ
のケーブル心線対に生じる静電容量は予め設定されてい
るバラツキの範囲を越えるので、静電容量検出手段から
はこれに応じて接続不良信号が出力される。
【0020】制御手段は、この接続良信号が入力された
場合には、線番切換器を次のケーブル心線対に対応する
多対コネクタの他の一対の接続端子に順次接続を切り換
える。
【0021】一方、制御手段は、接続不良信号が入力さ
れた場合には、これに応じて報知手段を駆動するので、
ケーブル心線の接続不良がランプ、ブザー等によって報
知される。したがって、この場合には、ケーブル心線が
多対コネクタの所定の接続端子に接続されるように、修
復を行える。
【0022】
【実施例】図1は、本発明の実施例に係る多対コネクタ
接続検査装置の構成図である。
【0023】同図において、符号1は多対コネクタ接続
検査装置の全体を示し、2は通信ケーブル、3はこの通
信ケーブル2が巻き付けられたドラムである。
【0024】この実施例の通信ケーブル2は、1対のケ
ーブル心線4からなるケーブル心線対5を多数撚り合わ
せて一つのケーブルユニットとし、このケーブルユニッ
トをさらに複数撚り合わせた、いわゆるユニット型多対
ケーブルである。
【0025】そして、この通信ケーブル2のドラム3へ
の巻き始め側の一端部に多対コネクタ6が設けられてお
り、各多対コネクタ6は、10対のケーブル心線対5
(したがって、ケーブル心線4では20本)が一度に接続
できるようになっている。
【0026】8は各多対コネクタ6を接続するためのレ
セクタプル、10は多対コネクタ6のケーブル心線4と
の各接続端子(図示省略)を、ケーブル心線対5ごと(つ
まり撚り合わされた2本のケーブル心線4ごと)に順次
個別に選択する線番切換器である。
【0027】12は線番切換器10で選択された多対コ
ネクタ6の一対の接続端子を介して接続されるケーブル
心線対5に生じる静電容量を検出し、その静電容量が所
定のバラツキの範囲内の場合にはたとえばハイレベルの
接続良信号を、所定のバラツキの範囲を越える場合には
たとえばローレベルの接続不良信号をそれぞれ出力する
静電容量検出手段である。
【0028】14は静電容量検出手段12から接続良信
号が出力された場合には、この信号に基づいて線番切換
器10を順次切り換える制御手段であって、たとえばマ
イクロコンピュータが適用される。
【0029】16は静電容量検出手段12から接続不良
信号が出力された場合には、この信号に基づいて、多対
コネクタ6の接続端子に対するケーブル心線4の接続不
良を報知する報知手段であって、たとえば、警報ランプ
や警報ブザーが適用される。18は接続不良箇所のケー
ブル心線3の線番等のデータをプリントアウトしたり、
そのデータを画像表示するためのデータ出力装置で、プ
リンタやCRTディスプレイが適用される。
【0030】上記構成の多対コネクタ接続検査装置1を
使用して、多対コネクタ6の接続端子に対するケーブル
心線3の接続の良否を検査する場合の動作について、図
2に示すフローチャートを参照して説明する。
【0031】検査に先立って、予め通信ケーブル2のド
ラム3の巻き始め側の端部に設けられた多対コネクタ6
を、多対コネクタ接続検査装置1のレセクタプル8に対
して、コネクタ番号順にそれぞれ接続する(ステップ
1)。
【0032】そして、図示しない開始スイッチ等が操作
されて検査が開始されると、まず、制御手段14は、各
ケーブル心線対5に対応する心線対番号iを“1”にセ
ットした後(ステップ2)、この心線対番号i(=1)に対
応するケーブル心線対5が多対コネクタ6の一対の接続
端子に電気的に接続されるように、線番切換器10を切
り換える(ステップ3)。
【0033】この状態で、静電容量検出手段12は線番
切換器10で選択された多対コネクタ6の一対の接続端
子に接続されているケーブル心線対5の静電容量Cを検
出し、この検出した静電容量の値Cと通信ケーブル2の
静電容量の標準値C0との差の絶対値を予め設定されて
いるバラツキの制限値εと比較する。
【0034】ここで、2つの導体間の静電容量Cは、近
似的に次式で与えられる。
【0035】 C≒πεL/[ln(2a/ri)・{(rn 2−a2)/(rn 2+a2)}] (1) ただし、εは導体間の絶縁体の実効誘電率、riは導体の
半径、2aは導体間の距離、rhは他導体を、遮蔽体とみ
なしたときの等価遮蔽半径、Lはケーブル長である。
【0036】いま、図3(a)に示すように、一対のケー
ブル心線4からなるケーブル心線対5を2つ(ケーブル
心線4の4本分)を撚り合わせてなるカッド20,21
の2束分に着目したとき、たとえば、一方のカッド20
中の“青”と“白”に各々着色された一対のケーブル心
線4と、他方のカッド21中の“黄”と“白”に各々着
色された一対のケーブル心線4とは、それぞれ多対コネ
クタ6の所定の接続端子22に良好に接続されている
が、一方のカッド20中の“茶”に着色されたケーブル
心線4と、他方のカッド21中の同じ“茶”に着色され
たケーブル心線4は誤って入れ違いに接続されていたと
する。
【0037】この場合、一方のカッド20の“青”と
“白”に着色されたケーブル心線4に対応する多対コネ
クタ6の接続端子22が線番切換器10で選択された場
合には、その一対のケーブル心線4は通信ケーブル2の
軸方向に沿って略同じ間隔を保っているので、(1)式に
おけるε、ri、a、rhはそれぞれ通信ケーブル2の固有
の値となり、したがって、この選択された一対のケーブ
ル心線4に生じる静電容量Cと静電容量の標準値C0
の差の絶対値は予め設定されているバラツキの制限値ε
の範囲内(|C−C0|≦ε)となる。
【0038】これに対して、一方のカッド20の“茶”
と“黒”に着色されたケーブル心線4に対応する多対コ
ネクタ6の接続端子22が線番切換器10で選択された
場合には、その一対のケーブル心線4同士の間隔は、良
好に接続されているケーブル心線4同士の間隔よりも大
きくなるので、(1)式におけるε、riは変わらないが、
a、rhが大きくなる結果、この一対のケーブル心線4に
生じる静電容量Cと静電容量の標準値C0との差の絶対
値は予め設定されているバラツキの制限値εを越える
(|C−C0|>ε)。
【0039】また、図3(b)に示すように、線番切換器
10で選択された多対コネクタ6の一対の接続端子22
に接続されるべき2本のケーブル心線4の一方が断線し
ているような場合は、このケーブル心線対5に生じる静
電容量Cは略零であり、静電容量検出手段12で検出さ
れる静電容量Cと静電容量の標準値C0との差の絶対値
は予め設定されているバラツキの制限値εを越える(|
C−C0|>ε)。
【0040】また、図3(c)に示すように、線番切換器
10で選択された多対コネクタ6の一対の接続端子22
にそれぞれ個別に接続されるべき2本のケーブル心線4
が同一の接続端子22に共通に接続されているような場
合も、この一対のケーブル心線4に生じる静電容量Cは
略零であり、静電容量検出手段12で検出される静電容
量Cと静電容量の標準値C0との差の絶対値は予め設定
されているバラツキの制限値εを越える(|C−C0|>
ε)。
【0041】さらに、図3(d)に示すように、線番切換
器10で選択された多対コネクタ6の一対の接続端子2
2に接続されるべき2本のケーブル心線4の一方が別の
接続端子23に共通に接続されているような場合には、
接続端子23に生じる静電容量Cと静電容量の標準値C
0との差の絶対値は、予め設定されているバラツキの制
限値εを越える(|C−C0|>ε)。
【0042】そして、静電容量検出手段12からは、一
対のケーブル心線4に生じる静電容量Cと静電容量の標
準値C0との差の絶対値が予め設定されたバラツキの制
限値εの範囲内にある(|C−C0|≦ε)場合には、こ
れに応じてハイレベルの接続良信号が、バラツキの制限
値εを越える(|C−C0|>ε)場合にはローレベルの
接続不良信号がそれぞれ出力される。
【0043】制御手段14は、静電容量検出手段12か
らハイレベルの接続良信号が入力された場合には、多対
コネクタ6の接続端子に所定のケーブル心線対5が良好
に接続されているものと判断し(ステップ5)、心線対番
号iを1つだけインクリメントする(ステップ6)。そし
て、心線対番号i(=2)がこの通信ケーブル2を構成す
るケーブル心線対5の総本数imaxになっているか否かを
判断し(ステップ7)、総本数imaxに該当していなけれ
ば、ステップ3に戻り、その心線対番号i(=2)に対応
する多対コネクタ6の一対の接続端子に静電容量検出手
段12が接続されるように、線番切換器10を切り換え
る。
【0044】以下、制御手段14は、静電容量検出手段
12からのハイレベルの接続良信号が入力されるたび
に、ステップ3〜ステップ7を順次繰り返すことによ
り、自動的に線番切換器10が切り換えられて各心線対
番号iのケーブル心線対5について接続検査が継続され
る。
【0045】一方、制御手段14は、静電容量検出手段
12からのローレベルの接続不良信号が入力された場合
には、多対コネクタ3の接続端子に対して所定のケーブ
ル心線4が接続されておらず、接続が不良であると判断
し(ステップ5)、接続不良のあるケーブル心線対5の心
線対番号iをデータ出力装置18に出力して、それを表
示するとともに、報知手段16を駆動してブザー等によ
り接続不良を報知する(ステップ8)。接続不良の報知後
は、ステップ6に移行して心線対番号iを1つだけイン
クリメントし、次の心線対番号iに該当するケーブル心
線対5に静電容量検出手段12が電気的に接続されるよ
うに、線番切換器10を切り換える。
【0046】こうして、通信ケーブル2を構成するケー
ブル心線対5の総本数imax分だけ線番切換器10が切り
換えられて、静電容量検出手段12で静電容量が検出さ
れ後は、検査終了となる(ステップ9)。
【0047】上記の検査後は、ステップ8においてデー
タ出力装置24に出力されているデータを参照して、接
続不良箇所のある心線対番号iに該当するケーブル心線
対5の各ケーブル心線4が多対コネクタ6の所定の接続
端子に接続されるように修復を行う。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、通信ケーブルの端部に
接続される多対コネクタのケーブル心線との接続の良否
を一人の検査者でもって、短時間の内に確実に検査でき
るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る多対コネクタ接続検査装
置の構成図である。
【図2】同装置の検査手順を説明するためのフローチャ
ートである。
【図3】多対コネクタの接続端子に対するケーブル心線
の接続状態と、この場合のケーブル心線対に生じる静電
容量との関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1…多対コネクタ接続検査装置、2…通信ケーブル、3
…ドラム、4…ケーブル心線、5…ケーブル心線対、6
…多対コネクタ、10…線番切換器、12…静電容量検
出手段、14…制御手段、16…報知手段、22…接続
端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金子 隆 兵庫県伊丹市池尻4丁目3番地 三菱電線 工業株式会社伊丹製作所内 (72)発明者 馬見新 悦郎 兵庫県伊丹市池尻4丁目3番地 三菱電線 工業株式会社伊丹製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のケーブル心線からなるケーブル心
    線対を多数撚り合わせて構成される通信ケーブルの端部
    に設けられる多対コネクタの、前記ケーブル心線との接
    続の良否を個別に検査するためのものであって、 前記多対コネクタのケーブル心線との各接続端子を、前
    記ケーブル心線対ごとに順次個別に選択する線番切換器
    と、 この線番切換器で選択された多対コネクタの一対の接続
    端子を介して接続される各ケーブル心線対に生じる静電
    容量Cを検出し、その静電容量Cと標準的な静電容量C
    0との差の絶対値が所定の値ε以内(|C−C0|≦ε)の
    場合には接続良信号を、所定の値を外れる場合(|C−
    0|>ε)には接続不良信号をそれぞれ出力する静電容
    量検出手段と、 この静電容量検出手段から接続良信号が出力された場合
    には、この信号に基づいて前記線番切換器を順次切り換
    える制御手段と、 前記静電容量検出手段から接続不良信号が出力された場
    合には、この信号に基づいて、多対コネクタの接続端子
    に対するケーブル心線の接続不良を報知する報知手段
    と、 を備えることを特徴とする多対コネクタ接続検査装置。
JP5230176A 1993-09-16 1993-09-16 多対コネクタ接続検査装置 Pending JPH0783982A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008093314A (ja) * 2006-10-16 2008-04-24 Pentax Corp 超音波診断装置
JP2008264121A (ja) * 2007-04-18 2008-11-06 Aloka Co Ltd 超音波プローブ
JP2019207192A (ja) * 2018-05-30 2019-12-05 株式会社島津製作所 材料試験機

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