JPS6191575A - 多芯ケ−ブル試験装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電気設備等の配線試験装置に係り、特にコネク
タ付多芯ケーブルの配線照合および配線検査に利用して
好適な多芯か一プルの試験装置に関するものである。

近年、電気設備等例えば電子計算機システムは中央処理
装置、記憶装置、入出力装置等を共通バス（Ｃ−Ｂ’Ｕ
Ｓ）に接続し、各々の入出力情報しよすべてこの共通バ
スを通じて送受信するという共通バス形式を用いている
。

この共通バスは多芯ケーブルで構成されており、さらに
この共通バスケーブルはキャビネット内部で結線されて
おり、ケーブルの断線や短絡等の障害時におけるケーブ
ルの検査には多大な調査時間を必要とするため、容易か
つ迅速に検査する装置の開発が要望されている。

〔従来の技術〕

第３図は従来の多芯ケーブルのＩｇｒ線や短絡を検査す
る方法を示した図であり、図において１は多芯ケーブル
、２は一方のコネクタ端子、３は他方のコネクタ端子、
４は断線、短絡の試験器で５はプローブである。

次に断線および短絡試験法について説明する。

まず、断線の有無はコネクタ端子２の端子ｂ１〜ｂ、の
相互間に短絡ピン６を挿入し、該短絡ピン６を挿入した
短絡端子の番号に対応するコネクタ端子３の端子にプロ
ーブ５を当接して試験器４で導通試験を行い断線の有無
を試験する。

次に短絡試験の場合には一方のコネクタ端子２を開放に
して、他方のコネクタ端子３の端子ａｌ〜ａ、の相互間
にプローブ５を挿入し、試験器４にて導通試験を行い短
絡の有無を試験する。

以上のようにして短絡や断線の有無を試験する従来の試
験法では、試験端子の測定を多数の組合せを実施しなけ
れば完全でないため試験工数が非常に大きく、試験の信
頼性も低いという欠点がある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明は上記従来の欠点に鑑み、試験工数の削減と試験
の信頼性を向上することのできる試験装置の提供を目的
とする。

〔問題を解決するための手段〕

そしてこの目的は、入出力端にそれぞれコネクタを接続
されてなる被測定多芯ケーブルの導通状態を検出する多
芯ケーブル試験装置であって、前記２個のコネクタを着
脱自在に接続する２個の接続手段と、前記ケーブルの入
力端の芯線に対応する第１の接続手段の接続端子を順次
選択して信号を送出するライン選択回路と、該ライン選
択回路から送出された信号により順次点灯される複数個
の表示素子からなる入力端ライン表示灯と、前記ケーブ
ルの出力側に対応する接続手段の各接続端子にそれぞれ
直列接続され、前記ライン選択回路の信号により点灯さ
れる複数個の表示素子からなる出力端ライン表示灯と、
前記第１の接続手段の各入力端と第２の接続手段の各出
力端との信号状態を比較して異常の有無を検出する比較
回路と、前記第２の接続手段の全出力内容により被試験
ケーブルの異常内容の種別を判定する解読器と、この解
読器の出力と前記比較回路の異常出力とにより異常種別
毎の表示を行う異常警報器とから構成されたことを特徴
とする本発明の多芯ケーブル試験装置を提供することに
より達成される。

〔作用〕

すなわち、芯線の番号順にライン選択回路から信号を送
ることにより正常ならば選択された芯線の入出力端にそ
れぞれ付設したライン表示灯が点灯し、その他の芯線に
対応するライン表示灯は点灯しない。そこで入力端と出
力端との点灯内容が等しいかどうかを比較回路で比較し
て、等しいときは次の芯線の比較試験に移り等しくない
ときは異常信号を出力し、この異常信号により異常内容
が断線、短絡、誤接続のいずれであるかを解読する解読
器の出力を保持して当該種別の障害表示灯を点灯すると
共に、当該障害の種別に対応する音色を出力するブザー
を駆動せしめ、次にその保持警報を解除する継続スイッ
チをＯＮ“することにより次の芯線の試験を開始せしめ
、全芯線の試験を終了した時点でその旨を終了表示灯に
表示するように構成されている。

〔実施例〕

以下本発明の実施例を図面によって詳述する。

なお、構成、動作の説明を理解し易くするために第３図
と同一部分には同一符号を付してその重複説明を省略す
る。

第１図は本発明にかかる多芯ケーブル試験装置のブロッ
ク図を示す。本実施例では５芯ケーブルの場合について
説明する。図において、７と８はそれぞれケーブル側の
コネクタ２と３に対応する第１と第２の接続手段であっ
て、試験接続用のコネクタを用いている。ここではコネ
クタ７を多芯ケーブル１の入力端側、コネクタ８を同ケ
ーブルの出力端側とする。

９はライントライバであって多芯ケーブル１の各芯線（
以下ラインと略称する）毎に印加される信号をそれぞれ
独立して反転増幅するダーリントントランジスタの集合
を示している。１０は受信回路であって各ライン毎に受
信した信号を再反転減衰して次段の比較回路１３や解読
器１４に入力するためのものである。このライントライ
バにより所要の電流容量と耐圧を得ることができる。

比較回路１３はライン数と同等の数の排他的論理和回路
と各排他的論理和回路の出力のオアを取るオア回路とか
ら構成され、各排他的論理和回路の一方の入力端子には
それぞれ各ライントライバ９の入力端が接続され、他方
の入力端子には各ライントライバ９の入力端に対応する
受信回路１０のライン出力端が接続されると共に、表示
灯（ここでは発光ダイオードを用い以下ランプと略称す
る）Ｌ６〜Ｌ１゜を点灯させるための駆動回路であるラ
ンプドライバ１２ｂと解読器Ｉ４の接続路間に接続され
ている。また、ライントライバ９の各入力端はランプド
ライバ１２ａおよびライン選択回路１１にそれぞれ接続
されている。

Ｌ、〜ＬＩ４は発光ダイオードであってこれらを点灯せ
しめるための駆動回路としてランプドライバ１２、〜１
２ｄが用いられ、いずれもライントライバ９と同じくラ
イン毎に独立して反転増幅する素子にて構成されている
。Ｌ＋−Ｌｓは多芯ケーブル１０入力端の印加信号を表
示するライン表示灯（以下送信ラインランプと称する）
を示し、Ｌ６〜Ｌ１゜は前記Ｌｌ　−ｔ、ｓにそれぞれ
対応する多芯ケーブル１の出力端の受信信号を表示する
ライン表示灯（以下受信データランプと称する）を示す
。

Ｌ＋＋　、　ｌ＋□およびＬＩ３はそれぞれ断線、誤接
続、短絡の種別を示す障害ランプ、Ｌ、イは全芯線の試
験終了を表示する終了ランプを示している。１５はゲー
ト回路、１６は継続スイッチ、１７はスタートスイッチ
、１８は電源スィッチ、１９は電源の電池を示す。

２０は約４ＫＨｚの周波数信号を出力する発振器であり
、その出力は分周器２１にて分周され、所要の周期信号
として次段の音色合成回路２４に入力し、ゲート回路１
５の出力信号と共働して異常警報器例えばブザーＢｚを
鳴動する。また、分周器２１の一部はゲート回路２２を
介してカウンタ２３に入力され、かつカウンタ２３はラ
イン選択回路１１の出力信号を一定周期で順次各ライン
に出力するタイミング信号を作る構成になっている。

第２図は上記構成の試験装置の試験手順を示すフローチ
ャートでありこれに従って多芯ケーブルの試験例を説明
する。

まず、電源スィッチ１８を投入してからスタートスイッ
チ１７を“ＯＮ”にすると分周器２１とカウンタ２３の
各リセット端子Ｒにリセット信号が入力され、これによ
りライン選択回路１１はクリアされると共に、各表示ラ
ンプもクリアされる。この後、発振器２０の出力は分周
器２１にて所要の周期信号に変換され、ゲート回路２２
を介してカウンタ２３に入力する。カウンタ２３ではラ
イン選択回路１１を一定の周期でトリガするタイミング
信号をつくり、ライン選択回路に入力する。

ライン選択回路はデコーダで構成され、ラインが５本の
場合は０番から６番までの選択位置を設け、０番を指定
された場合は信号の出力は無く、各ライン表示ランプも
クリア状態である。６番を指定された場合には試験工程
がすべて完了したことになり、ＥＮＤ信号を出力してカ
ーウンタ２３と分周器２１の動作を停止すると共に、ラ
ンプドライバ１２ｄを介して終了ランプＬｅａを点灯す
る。

１番から５番までが順次選択された場合ライン°選択回
路１１は各ライン毎に一定周期の信号を順次送信すると
共に、ランプドライバ１２ａを介して選択したラインの
送信ラインランプをＬ＋、　ＬＩ　Ｌ３゜Ｌ、、、　Ｌ
、の順で点灯する。

この間、送信ラインランプＬ、〜し、に入力する信号は
ライントライバ９にも供給されて増幅され、コネクタ２
から５芯ケーブル１．コネクタ３を介して受信回路１０
に送出される。

ここで比較回路１３はライントライバ９に入力される信
号と受信回路１０からの出力信号とを比較して双方の信
号の状態が選択した同じライン上に等しく存在するかど
うかを判定する。すなわち、送信ラインランプＬ＋と受
信データランプＬ、のみが点灯している状態が正常状態
であって、この場合比軸回路１３は比較が等しいとして
正常信号“０”を出力する。以後、ライン選択回路１１
はカウンタ２３が送出する次のトリガ信号により送信ラ
インランプＬ２に対応するライントライバ９を選択して
一定周期の信号を送出し以下同様の試験を繰り返す。

もしも比較結果が等しくない場合には、比較回路１３の
出力は異常信号“１”を出力し、この異常信号によりゲ
ート回路のゲートを閉じてカウンタ２３のカウント状態
を保持すると共に、ゲート回路１５のゲートを開放し、
解読器１４の出力を対応する障害ランプＬｌｌ〜ＬＩ３
および異常警報器Ｂｚに入力して駆動する。

解読器１４は選択されたラインを除く残り４ラインの信
号の有無の組合せを１６通りの出力に解読し、さらにそ
の結果を３つの状態に選別する解読器である。すなわち
、受信回路１０の受信データがすべて“０″の場合は断
線と判定し、断線ランプＬ、を点灯すると共に、その信
号で音色合成回路２４をトリガし、あらかじめ合成した
断線音（例えば連続音）により異常警報器Ｂｚを鳴動さ
せる。

受信データが１つだけの場合は誤接続と判定し、誤接続
ランプＬ、□を点灯すると共に、断線のときと同様にあ
らかじめ合成した誤接続台（例えば長音の断続音）を鳴
動させる。

受信データが複数の場合は短絡と判定し、短絡ランプＬ
Ｉ３を点灯すると共に、断線のときと同様にあらかじめ
合成した短絡台（例えば短音の断続音）を鳴動させる。

異常状態は各送信ラインランプＬ、〜Ｌ、と各受信デー
タランプし６〜ＬＩＯの点灯状態を目視で具体的内容を
確認することができる。確認が終わった時点で継続スイ
ッチ１６を“ＯＮ”することによりゲート回路２２のゲ
ートが解放され次の芯線の試験が開始される。

全芯線の試験が終了すれば前述のように終了ランプＬＩ
４が点灯し、その後にスタートスイッチか“ＯＮ゛にな
るまですべての機能を停止する。

本発明の多芯ケーブル試験装置はＭＯ３論理ＩＣを多用
し、ランプに発光ダイオード、異常警報器に圧電素子を
利用し電源に乾電池を用いた結果、小型軽量化が実現可
能となった。

〔発明の効果〕

以上詳細に説明したように本発明の多芯ケーブル試験装
置によれば、小型化可能で携帯に便利であり、非常に短
時間で多芯ケーブルの良否が判定でき、かつ不良があれ
ばその線香と不良内容を表示できるので試験工数の短縮
に効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明にかかる多芯ケーブル試験装置のブロッ
ク図、 第２図は第１図の試験装置の試験手順を示すフローチャ
ート、 第３図は従来の多芯ケーブルの断線や短絡を検査する方
法を示した図を示す。 図において、１は多芯ケーブル、２と３はケーブルコネ
クタ、７と８はそれぞれ第１と第２の接続手段のコネク
タ、１１はライン選択回路、１３は比較回路、１４は解
読器、１６は継続スイッチ、Ｌ＋−Ｌｓは入力端ライン
表示灯（送信ラインランプ）、し６〜Ｌ５．３は出力端
ライン表示灯（受信データランプ）、Ｌｌ＋　””’Ｌ
Ｉ３は障害表示灯（Ｌ＋＋　は断線ランプ、Ｌ１２は誤
接続ランプ、ＬＩ３は短絡ランプ）　、Ｂｚは異常警報
器のブザーをそれぞれ示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 入出力端にそれぞれコネクタを接続されてなる被測定多
   芯ケーブルの導通状態を検出する多芯ケーブル試験装置
   であって、前記２個のコネクタを着脱自在に接続する２
   個の接続手段と、前記ケーブルの入力端の芯線に対応す
   る第１の接続手段の接続端子を順次選択して信号を送出
   するライン選択回路と、該ライン選択回路から送出され
   た信号により順次点灯される複数個の表示素子からなる
   入力端ライン表示灯と、前記ケーブルの出力側に対応す
   る接続手段の各接続端子にそれぞれ直列接続され、前記
   ライン選択回路の信号により点灯される複数個の表示素
   子からなる出力端ライン表示灯と、前記第１の接続手段
   の各入力端と第２の接続手段の各出力端との信号状態を
   比較して異常の有無を検出する比較回路と、前記第２の
   接続手段の全出力内容により被試験ケーブルの異常内容
   の種別を判定する解読器と、この解読器の出力と前記比
   較回路の異常出力とにより異常種別毎の表示を行う異常
   警報器とから構成されたことを特徴とする多芯ケーブル
   試験装置。