JP2898215B2 - ローカル・エリア・ネットワーク・ケーブルの試験装置及び方法 - Google Patents
ローカル・エリア・ネットワーク・ケーブルの試験装置及び方法Info
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Description
リア・ネットワーク(LAN)ケーブルを試験する際に
用いる装置、特に、導体の総てのペアの間の容量を測定
すると共に、蓄積した測定データ上で作用するソフトウ
ェア方法を用いて銅導体のLANケーブルの関連したパ
ラメータを試験する装置及び方法に関する。
(LAN)は、近代的なオフィス内の膨大な数のパーソ
ナル・コンピュータ、ワークステーション、プリンタ及
びファイル・サーバを接続している。これら総ての機器
を銅導体ツィスト・ペア(捩った1対の銅導体)LAN
ケーブルにより物理的に接続するのが、最も一般的なL
ANシステムの実現方法である。LANケーブルの最も
一般的なものは、業界標準コネクタにてケーブルの各端
部を終端した4組のツィスト・ワイヤ・ペアで構成され
た8本のワイヤ・ケーブルである。いくつかのLANケ
ーブルでは、電気的なシールドとして作用する柔軟な金
属箔の包みを具えている。典型的な設置では、LANケ
ーブルが、ビルの壁、床及び天井に配線されている。L
ANケーブル及びコネクタが損傷したり、オフィスや機
器を移動したり、新たな機器を追加したりするので、L
ANケーブル・システムには、一定の保守、更新及び故
障修理が必要である。
置する作業は、専門のケーブル設置者や、組織内のネッ
トワーク保守員に依頼しなければならない。設置段階で
は、各ケーブルがビル内を徘徊し、コネクタが新たなケ
ーブルの各端部に取り付けられる。LAN接続が適切に
機能するためには、ケーブル内の各ワイヤをLANの両
端で適切な夫々の電気接続部に接続しなければならな
い。業界で使用されている種々のLANケーブルには、
シールドされていないツィスト・ペア(UTP)、シー
ルドされたツィスト・ペア(STP)及び同軸ケーブル
がある。LANケーブルの設置業務、ケーブルの性能規
格及びビル内の配線業務に関する標準は、電気工業協会
業務ビル電気通信配線標準(Electronic Industries As
sociationCommercial Building Telecommunications Wi
ring Standard)EIA/TIA568である。
知られている電気抵抗測定装置によりできる。抵抗計で
は、この抵抗計の試験リード線間の電気経路の直流(D
C)抵抗を試験する。抵抗計を用いてLANケーブルを
効果的に試験するには、適切な接続部の詳細な知識が必
要である。試験装置が適用されるLANケーブル・シス
テムの端部を「近い端部(near-end)」という。よっ
て、このLANケーブルの他端部は、「遠い端部(far-
end )」という。回路を完全にするために、ケーブルの
遠い端部に抵抗器の如き既知の終端を行って、短絡(シ
ョート)回路及び解放(オープン)回路の配線エラーに
関する「ワイヤ・マップ」即ち、接続の設定を見分ける
ことができる。接続部を迅速にプロービング(接続)す
る手作業技術は、極端に非効率であり、時間がかかる。
N本のワイヤのケーブルに対して、N本のワイヤの総て
のペアの間を完全に試験するためには、全部でN!/
(N−2)!回の測定が必要である。この際、各ペアを
負極性及び正極性の両方でプロービングする。
されており、最も一般的に遭遇するケーブルの問題を診
断する。この測定装置は、一連の抵抗測定を自動的に行
って、個別の接続部に手動でプロービングを行う煩わし
さから操作者(ユーザ)を解放する。また、この測定装
置は、ケーブルを連続的にチェックして、総ての接続部
が業界標準の規格通りになっているかを確認すると共
に、ケーブルを通る各ワイヤ・ペアの連続性及び適切な
接続を視覚的に操作者に示す。よって、解放回路エラ
ー、短絡回路エラー及びクロス・ペア・エラーの試験を
行える。
ブル試験装置は、EIA/TIA−568に応じて業界
標準終端及びワイヤ・マップを試験するように基本的に
特殊化された抵抗計である。かかる試験装置は、特殊終
端装置(ケーブル識別器)に応じてLANケーブルに直
接接続できる。この特殊終端装置は、ケーブルの遠い端
部に接続されている。そして、試験装置が供給した直流
試験電流が、所定値の抵抗及び所定極性のダイオードを
通過するので、各特定のワイヤ・ペアの戻り経路を容易
に知ることができる。しかし、かかる試験装置には、い
くつかの顕著な欠点がある。第1の欠点として、この試
験装置は、直流測定に限定されるので、試験装置が実行
できる1組の試験が制限され、ケーブル内の多くの潜在
的故障を検出できない。重要なパラメータは、ワイヤ・
ペア間の結合、一般的にはクロストークの量である。4
組のワイヤ・ペアの各々は、ケーブル内で互いに撚られ
ており、各ペアは、他のペアから適切に分離するように
維持されている。一般的な配線エラーは、ケーブルの一
端におけるワイヤ・ペアの交差であり、他端においても
このエラーが生じる。この場合、直流測定により接続が
適切と判断されても、ワイヤ・ペアが別々に撚られおら
ず、入り交じった状態となり、2組のワイヤ・ペア間で
のクロストークが許容できるレベルでなくなる。
2の欠点は、ケーブル識別器を被試験ケーブルの遠い端
部に接続して、直流試験電流用の戻り経路を知らなけれ
ばならないことである。ケーブルの遠い端部が数百フィ
ート(100メートル程度)離れていると、ケーブルを
試験する手順がやっかいになり、しばしば2人の操作者
が必要になる。この場合、1人が近い端部におり、別の
1人が遠い端部にいることになる。そして、しばしば初
期インストレーションの完了後からかなり経った時に、
故障修理や多くのケーブルの確認業務を行うことになる
ので、この再度の作業にコストがかかる。
ばしば、近い端部のクロストーク(一般に、「NEX
T」という)の標準化した測定により、ケーブルの近い
端部でのワイヤ・ペア間のクロストークを評価するよう
になっている。NEXTは、分離したワイヤ・ペア間の
隔離レベルの尺度である。NEXT試験を典型的に行う
ためには、16MHzのように高いレンジで実際のデー
タ・レートに類似した周波数の高周波交流(AC)試験
信号をケーブルの近い端部にてワイヤ・ペアに供給す
る。そして、近い端部での測定により、他のペアの各々
に誘導された信号レベルを測定し、この誘導された信号
レベルと供給された信号とを比較して、隔離のレベルを
求める。データ通信経路間の干渉を防止するには、ワイ
ヤ・ペア間の隔離レベルが高いことが必要である。ワイ
ヤ・ペア間の隔離が不適切であると、通信の信頼性が低
下し、エラー・レートが高くなる。不適切なNEXT隔
離により多くの問題が生じる可能性がある。これら問題
には、不正確に配線されたLANコネクタや、データ通
信の規格に合わない電話等級のケーブルの問題がある。
試験装置がNEXTの読みしか出力しない場合の欠点
は、この試験装置が、問題の原因に関するいかなる付加
的情報も提供しないので、操作者がその問題を解決しな
ければならないことである。
ブル識別器を設ける必要がなく、より完全な1組の自動
診断試験により種々のLANケーブル・システムの適切
な接続を確認し、故障修理できる試験装置が望まれてい
る。しかしながら、ケーブル識別器を設けた場合には、
後述するように更に詳細なケーブル評価を行うことがで
きる。
の抵抗及び容量測定と、この測定結果を評価するソフト
ウェアとを用いて、銅ワイヤのLANケーブル・システ
ムを故障修理し、確認できるLANケーブルの試験方法
及び装置の提供にある。本発明の他の目的は、銅ワイヤ
LANケーブルの遠い端部にケーブル識別器を接続する
ことなく、このLANケーブル・システムを故障修理及
び確認できる測定装置の提供にある。本発明の更に他の
目的は、数学的に計算した差容量の技法を用いて、NE
XTパラメータを与える試験方法及び装置の提供にあ
る。本発明の別の目的は、広範囲の形式のLANケーブ
ルに容易に適用できる銅ワイヤLANケーブルを故障修
理及び確認する測定装置の提供にある。
総てのワイヤの組み合わせの間の抵抗及び容量を測定
し、この測定結果を分析するソフトウェアを用いて、銅
ワイヤLANケーブルを故障修理及び確認できる試験装
置が得られる。被試験LANケーブル・システムは、L
ANケーブルと、その各端部のコネクタとで構成され
る。LANケーブル・システムの近い端部を、いくつか
の業界標準コネクタの1つにより試験装置に結合する。
スイッチ・マトリクスは抵抗測定ユニットに結合してお
り、このスイッチ・マトリクスを用いて選択したケーブ
ルにおけるワイヤ・ペアの総ての可能な組み合わせの間
で、一連の抵抗測定を行う。この抵抗測定結果を、抵抗
マトリクスの形式でデジタル・メモリに蓄積する。
用いて、蓄積された抵抗マトリクス値を評価して、ケー
ブルの他端における遠隔ケーブル識別器の存在と共に、
いかなる短絡接続をも検出する。条件が許せば、試験装
置の抵抗測定機能を高めるように設計された遠隔ケーブ
ル識別器は、独自のケーブル識別番号に対応する所定値
の抵抗及びダイオードのシステムを含んでいる。LAN
ケーブル・システムの遠い端部にケーブル識別器を結合
することにより、逆極性エラー(ワイヤ・ペアにおい
て、ワイヤの極性が逆になったエラー)や、遠い端部で
の解放回路のエラーに関して、各ワイヤ・ペアを試験で
きる。また、特定のLANケーブル・システムを識別す
る目的で、各ケーブル識別番号を決定する。LANケー
ブル・システムの遠い端部にケーブル識別器が取り付け
られていない場合、抵抗測定により短絡回路エラーをチ
ェックする。測定した抵抗値と、所定しきい値を基にし
た短絡回路エラーの良度指数(figure of merit )とを
比較して、短絡回路エラーを試験する。測定した抵抗値
が良度指数よりも小さいと、短絡回路エラーとなる。短
絡回路エラーが検出されると、ケーブルの形式で予想さ
れる単位長当たりの抵抗により測定抵抗を除算して、ケ
ーブルの近い端部からの短絡回路エラーまでの距離を計
算する。短絡回路エラー、解放回路エラー及びダイオー
ド極性に関連した判断を、マトリクス形式で記号として
メモリ内に蓄積し、予測されるLANケーブル・システ
ムの所定パターンと更に比較して、交差したペア及び逆
極性エラーを検出する。求めた記号マトリクスのパター
ンと予測パターンとの間で不一致を検出すると、操作者
に対してエラー信号を発生する。
構成が容量測定用になる。この測定ユニットにはスイッ
チ・マトリクスが結合されており、総ての可能性のある
ワイヤ・ペアの組み合わせをこのスイッチ・マトリクス
を用いて選択する。選択されたワイヤ・ペア間で、一連
の容量測定を行い、この測定データを容量マトリクスの
形式でデジタル・メモリに蓄積する。次に、蓄積された
容量マトリクス値を評価する。この際、互いに捩られた
ワイヤ・ペアは、互いに捩られていない隣接のワイヤよ
りも容量値が極めて高いという現象を用いて、どのワイ
ヤ・ペアが互いに捩られているかを判断する。さらに、
最大測定容量値の所定の一部(所定の分数値:最大容量
値を所定の分数値と乗算した値)を基にした解放回路の
良度指数と測定した容量値とを比較して、ケーブルの近
くの端部の解放回路エラーを試験する。解放回路エラー
は、他の測定容量値よりも大幅に小さい測定容量値とな
る。解放回路エラー及びワイヤ・ペアに関する判断をマ
トリクス形式でメモリに記号として蓄積して、予測され
るLANケーブル・システムの所定パターンとの別の比
較を行い、分離ペア・エラーを検出する。不一致を検出
すると、操作者にエラー信号を発生する。
差容量マトリクスを計算する。ケーブル内の総ての他の
ワイヤに対するペアの各ワイヤ間での容量の差を計算し
て、近い端部のクロストーク(NEXT)に対する相対
良度指数を求める。NEXTは、1つのワイヤ・ペア内
の信号が容量結合を介して他のワイヤ・ペア内に電圧を
誘導するというワイヤ・ペア間の相対的な電圧分離の尺
度である。ワイヤ・ペアの各々ワイヤと他のワイヤとの
間の容量値が完全に平衡していると、容量値が一致し、
容量差マトリクス内への各入力がゼロになる。ワイヤ・
ペア及び他のワイヤ・ペア間の容量結合を介して誘導さ
れる差電圧がゼロになるので、低い差容量は、ワイヤ・
ペア及び他のワイヤ・ペア間の高い電圧分離の程度に正
確に相関している。これとは逆に、大きな差容量値が、
許容できない低いレベルのNEXT分離を表す。低いN
EXT分離に関する可能性のある原因には、被試験ワイ
ヤ・ペアにおける分離ペア配線エラー(ペア内のワイヤ
の組み合わせが間違った配線エラー)及び解放回路エラ
ーがあり、その結果がワイヤの電気的長さの差となる。
較して、ワイヤ・ペア間の分離を直接測定する従来のN
EXT測定とは異なり、本発明の測定装置は、容量マト
リクス内に蓄積された容量測定値を用いて、可能性のあ
る各ワイヤ・ペアに対する差容量を計算し、この結果を
差容量マトリクスに蓄積する。許容できるNEXT分離
のしきい値と相関する経験的な測定に基づいた所定の良
度指数を用いて、差容量マトリクス内の値に対する比較
を行う。良度指数よりも高い差容量マトリクス内の任意
の値は、故障を示し、エラー信号の発生となる。
付図を参照した以下の説明から当業者には明らかになろ
う。
の間の絶縁された銅導体ワイヤ40を含む一般的なLA
Nケーブル10を示す。ワイヤの絶縁をカラー・コード
にして、コネクタ30へのケーブルの適切な接続を容易
に行えるようにできる。ワイヤは、互いに捩られてLA
Nケーブル内のワイヤ・ペアとなり、各ペアを他のペア
からの電気的分離を最大にしている。捩りのレートと、
他の電気的及び機械的なパラメータを特定するが、これ
らは、LANケーブルの等級に応じたデータとして業界
で周知である。LANケーブルをシールドしてもよく、
これは、シールド20が導電体のカバーとして、ケーブ
ルのワイヤを巻いていることを意味し、外部干渉に対す
る感度を低下させると共に、データ伝送により誘導され
るケーブルからの電磁放射も低下させる。コネクタ30
は、典型的には、8本の導体の電話型コネクタであり、
業界ではRJ−45コネクタとして一般的である。
のコネクタ30を具えたエラーのない完全なLANケー
ブル・システムを示す図である。ワイヤ40は、EIA
/TIA−568に適合して図示のように接続されてい
る。ツイスト・ワイヤ・ペアは、ケーブルの長さに沿っ
て互いに捩られた2本の個別のワイヤから構成されてお
り、ケーブル内の他のツィスト・ペア及び外部の干渉源
から電磁気的に絶縁されている。LANケーブル10
は、典型的には4組のツイスト・ワイヤ・ペアとして形
成された8本のワイヤ40を具えている。シールド20
が存在するならば、このシールドをLANケーブル10
の両方の端部にあるコネクタ30のシールド接続部に接
続する。LANケーブル・システムを試験する際、LA
N試験装置が接続されたLANケーブル10の端部を
「近い端部」とし、LANケーブル10の他方の端部を
「遠い端部」とする。
けるいくつかの共通配線エラーの例を示す。ケーブルの
両端部で、コネクタ30の接続部2及び3へのワイヤの
接続が逆になっており、分離ペア配線エラー50aとな
って、これら2つのデータ経路間が許容できない程の貧
弱な絶縁となる。LANケーブル10の一端における接
続部7及び8に対する接続部4及び5の如き2組のデー
タ経路の全体的な置き換えは、クロス・ペア配線エラー
50bとなる。
けるいくつかのより一般的な配線エラーを示す。解放回
路は、非常に高い直流抵抗の電流路であり、LANケー
ブル・システムのワイヤ40の任意のペア間で通常予測
される状態は、遠い端部で電流路を与える終端がない状
態である。解放回路の配線エラー50cは、LANケー
ブル・システムのいかなる位置でも発生するが、最も一
般的なのは、コネクタ30での電気的接続におけるワイ
ヤ40の配線の失敗である。短絡回路は、比較的低い直
流抵抗の電流路である。短絡回路配線エラー50dがL
ANケーブル・システム内の任意の2本のワイヤ間で生
じるが、これは、ワイヤの絶縁の欠陥又はLANケーブ
ル10の長さに沿ったある点で物理的に破損したLAN
ケーブルの結果である。LANケーブル10の一端での
ワイヤ・ペアのワイヤが逆になると、極性反転エラー5
0eとなる。シールド20が存在する場合、シールド2
0とコネクタ30のシールド接点との間の電気的接続の
故障により、解放シールド・エラー50fとなる。
本発明に係る実施例のブロック図である。入力コネクタ
(入力手段)110は、実施例では、DB−9、RJ−
45及びBNCなどの種々の形式の業界標準コネクタで
あるコネクタ30(図11)を受ける。入力コネクタ1
10の各接点は、1〜8の番号を付した並列入力線のシ
ステム120を介して、スイッチ・マトリクス(第1ス
イッチ手段)130の入力端及びスイッチ・マトリクス
(第2スイッチ手段)140の対応する入力端に結合す
る。LANケーブル10のシールド20(図11)は、
コネクタ110のハウジングに結合する。入カコネクタ
110は、実施例において8本の入力線を受けるが、こ
の技術は、より多くの入力線を含むように容易に拡張で
きる。スイッチ・マトリクスであるアナログ・マルチプ
レックサ130の出力端は、測定ユニット(測定手段)
150の第1入力端に結合し、スイッチ・マトリクス1
40の出力端は、測定ユニット150の第2入力端に結
合する。コネクタ110のハウジングを測定ユニット1
50の「シールド」と付した入力端に結合する。スイッ
チ・マトリクス130及び140は、測定ユニット15
0にスイッチング機能を与えるものであり、測定入力に
対して単に「入力」と総称的に付した各入力端を入力線
120の任意の2本に結合して、これら入力端における
電気的なパラメータを測定する。これらパラメータに
は、選択したワイヤ・ペアを通しての抵抗や、選択した
ワイヤ・ペア間の容量がある。測定ユニット150の出
力端からの測定データをマイクロコントローラ160の
入力チャンネルに結合する。
御、測定処理及びユーザとの相互作用を行う。実施例に
おいて、マイクロコントローラ160は、単一の集積回
路内にRAM(ランダム・アクセス・メモリ)及びRO
M(リード・オンリ・メモリ)を含むマイクロプロセッ
サである。RAMは、測定データ及び試験結果を蓄積す
るのに用い、ROMは、試験装置100の全体的な動作
を制御するためにマイクロコントローラ160が実行す
るソフトウェア・プログラムであるシステム制御命令を
記憶している。これらRAM及びROMがメモリ手段と
なる。マイクロコントローラ160の代わりに、独立し
たマイクロプロセッサ、RAM及びROMの集積回路を
使用することも可能である。マイクロコントローラ16
0は、測定制御バス190を介して、測定ユニット15
0、スイッチ・マトリクス130及び140に結合して
おり、被試験ワイヤ・ペアの選択を制御すると共に、測
定ユニット150の動作も制御する。測定を行う処理期
間中、マイクロコントローラ160は、測定機能を抵抗
又は容量のいずれかから選択すると共に、トリガ信号を
供給して測定を開始させ、測定データを受けるなどし
て、測定ユニット150を制御する。同時に、マイクロ
コントローラ160は、測定制御バス190を介して、
スイッチ・マトリクス130及び140に命令を送るこ
とにより、どの入力線120を測定ユニット150に結
合させるかを決定する。測定処理期間中、測定ユニット
150が得た測定値を従来方法でマイクロコントローラ
160内のRAM内に蓄積する。例えば、入力線120
の線1及び2間の容量測定期間中、マイクロコントロー
ラ160は、適切なデジタル制御信号をアナログ・マル
チプレックサ(スイッチ・マトリクス)130及び14
0に送って、測定ユニット150の入力端を線1及び2
に結合させると共に、測定ユニット150を容量モード
に設定する。そして、容量測定値を得て、RAM内にC
12のような記号として蓄積する。RAM内には、独立
したメモリ記憶場所があり、容量及び抵抗測定値を蓄積
する。
に結合して、ユーザと通信を行い、命令状態及び試験結
果をユーザ(操作者)のために表示器170上に表示す
ると共に、ユーザ制御インタフェース180を介しての
ユーザ入力に応答する。実施例の場合、表示器170
は、液晶表示器(LCD)であり、ユーザ制御インタフ
ェース180は、キーパッド及び回転スイッチである。
オーディオ・トーン発生器、外部表示器、キーボードな
どの他の周辺装置を追加してもよいことは、明らかであ
る。
して、被試験LANケーブル・システムが故障か否かの
結論に達するための過程を示す流れ図である。これら図
の流れは、A及びBの符号で連結している。この処理
は、論理的には、3つの大きな部分に分かれている。第
1の部分では、図2に示すように、短絡回路配線エラー
50dを見つけるために、可能な総てのワイヤ・ペア間
の抵抗を測定し、評価する。ケーブル識別器が存在すれ
ば、より詳細な評価を行える。第2の部分は、図3に示
すように、解放回路配線エラー50cを見つけるため
に、可能な総てのワイヤ・ペア間の容量を測定し、評価
して、ワイヤ・ペアを決定し、良度指数を基準にペアを
評価する。第3の部分は、図4に示すように、測定した
容量値に基づいて計算した値のマトリクスを用いて、識
別した総てのワイヤ・ペア間のクロストーク分離を評価
する。
である。試験手順は、ステップ200で開始する。この
試験は、ユーザの制御によってか、又は1つの試験の後
に次の他の試験が自動的に続く連続試験状態で開始す
る。
210に進み、シールドのされていないツィスト・ペア
(UTP)、シールドされたツィスト・ペア(STP)
又は同軸であるかのワイヤ形式及びケーブルの構造など
の如き被試験LANケーブルの形式を読み取る(選択す
る)。表示器170上に表示されたメニュを制御インタ
フェース180を介してユーザが確定選択することによ
るユーザ要求によって、LANケーブルの形式を変更で
きる。LANケーブル形式のこの設定は、実行する試験
の形式に主に影響する。UTPの規格ならば、最も一般
的なケーブル形式である。STPが選択されたならば、
試験装置100は、UTPケーブル用に実行する測定の
他に、解放シールド・エラーもチェックする。同軸が選
択されれば、測定の限定された一部の項目を用いて、わ
ずか1本のワイヤとシールドとを試験する。
ア間の抵抗値の測定を管理する。図5は、データ構造を
示す。すなわち、抵抗マトリクス500は、デジタル・
メモリに蓄積された抵抗測定データを示す。全部で56
個の測定値が集められて、このマトリクスを埋めてい
る。R11、R22、R33などのようにこのマトリク
スを斜めに埋めるドットは、これら特定の値が有効でな
いことを示す。これは、これらドットがワイヤ・ペア間
の測定でないので、無視されるためである。(なお、R
mnは、ワイヤmとワイヤnとの間の抵抗を意味する。)
抵抗測定値は、上側の三角形範囲の値と下側の三角形範
囲の値とで対称ではない。例えば、直流試験電流を供給
する抵抗測定試験は、これら測定間で逆極性のために、
R12は必然的にR21と同じでない。電流路にダイオ
ード接合があれば、このダイオード接合は、一方の方向
で順バイアスされ、他方の方向で逆バイアスされて、こ
れら2つの極性間で現れる抵抗には大きな差がある。L
ANケーブル・システムの接続を確認する目的でケーブ
ルの遠い端部にケーブル識別器が接続された際に、この
現象を効果的に利用できる。
160は、判断ステップ230に進む。短絡回路エラー
に対する所定の良度指数と各抵抗測定値とを比較する。
なお、良度指数の値は、ケーブル識別器が表す値のよう
な通常の抵抗値から、本当の短絡回路エラーを分離する
ように選択された値であり、指示値の最小値には故障の
可能性がある。抵抗測定値が短絡回路エラーに対する良
度指数よりも小さければ、マイクロコントローラ160
は、表示ステップ240に分岐して、発見した短絡回路
エラーの詳細を表示器170によりユーザに知らせる。
プ250に進むと、LANケーブル・システムの遠い端
部にケーブル識別器が存在するかを判断する。ケーブル
識別器が検出されなければ、抵抗測定試験が、ワイヤ・
ペア間の短絡回路エラーの検出に限定される。これらワ
イヤ・ペアは、短絡回路でなければ、総て解放状態であ
る。
ムに結合していると、実施例におけるケーブル識別器
は、予測されるワイヤ・ペア1−2、3−6、4−5及
び7−8の各々において、半導体ダイオードが直列にな
った所定の抵抗値を試験装置100に与える。所定の抵
抗値は、ケーブル識別器番号の特定の識別となり、実施
例では、8個以上の異なるケーブル識別器が利用可能で
ある。マイクロコントローラ160は、抵抗測定値の各
々を、上限定数及び下限定数の対を構成する一連の良度
指数と比較する。これら1組の定数は、与えられたケー
ブル識別器の値の予測範囲を基にしており、1000フ
ィート(約300メートル)までの長さのケーブルに対
して挿入されたLANケーブル・システムの抵抗の存在
にもかかわらず、ケーブル識別器の存在及びその識別器
番号を高い確度で決定できるように、注意深く選択され
る。例えば、測定した抵抗値がケーブル識別器1に対し
て下限値よりも大きく、上限値よりも大きければ、マイ
クロコントローラ160は、ケーブル識別器1が存在す
ると判断する。次に、マイクロコントローラ160は、
このケーブル識別器の存在を基にした一連のステップに
分岐して、表示ステップ260を開始する。
0を用いてケーブル識別器の番号(ロケータ番号)をユ
ーザに表示する。前の例では、ケーブル識別器1の存在
をユーザに示す。マイクロコントローラ160は、判断
ステップ270に進み、LANケーブル・システムのワ
イヤ・マップ内のエラーをチェックする。ワイヤ・マッ
プは、試験装置100及びケーブル識別器間に結合され
たLANケーブル・システム内の接続を完全に特徴付け
たものである。ワイヤ・マップには、ケーブル識別器内
のダイオード・ペアが示す予測電流方向を用いて、可能
性のある総ての配線エラーをチェックし、その方向に応
じた指示値を発生できるようにする。予測したケーブル
・ペアの各々に対する指示値と対応する予測指示値とを
比較して、ワイヤ・マップをチェックする。例えば、R
12及びR21を夫々の所定上限値及び下限値と比較し
て、ペア1−2をチェックする。ペア1−2は、ケーブ
ル識別器による直列ダイオード及び所定の抵抗値がある
ので、R12及びR21の値により、このペアが正しい
極性で適切に接続されているかを判断できる。ワイヤ・
マップ・エラーが検出されると、マイクロコントローラ
160は、表示ステップ280に進み、表示器170に
より、ワイヤ・マップのエラーをユーザに表示する。
抵抗マトリクス500に対して作用したステップ230
〜280で実行した判断処理の結果の蓄積である。抵抗
マトリクス500の抵抗測定値を、先ず、任意の2本の
ワイヤ間での短絡回路配線エラー50dに関して調べ
る。所定の良度指数未満の測定抵抗値を短絡回路とし、
記号マトリクス510内の各位置で指示値「0」を割り
当てる。次に、抵抗マトリクス500における抵抗測定
値を所定の良度指数と比較して、ダイオード及び解放回
路の存在を調べる。なお、所定の良度指数は、対応する
1組のケーブル識別器の1つが与えた予測抵抗を基にし
た得た一連の高い抵抗値及び低い抵抗値のペアである。
抵抗値が上限値及び下限値の間ならば、記号マトリクス
510内の各位置に指示値「+」を割り当て、ドットを
中心に対称となるマトリクス位置に指示値「−」を割り
当てる。測定値がケーブル識別器用に予測した最高の抵
抗値よりも上ならば、記号マトリクス510の対応位置
を解放回路と判断して、識別値「*」を割り当てる。例
としての記号マトリクス510に示したように、各ワイ
ヤ・ペアを介した各方向に割り当てた極性の夫々の経路
において、ワイヤ・ペア1−2、3−6、4−5及び7
−8がダイオードを有することが判り、短絡回路配線エ
ラー50dのないことが判る。
眺め、既知の良好なLANケーブル用に作成した予測パ
ターンと識別したパターンとを比較すれば、ワイヤ・マ
ップのエラーを特定できる。遠い端部にケーブル識別器
のないLANケーブル・システムでは、全体的に解放回
路の「*」指示値のパターンとなる。遠い端部にケーブ
ル識別器のあるLANケーブル・システムは、主に解放
回路のパターンとなるが、記号マトリクスの適当な位置
に「+」及び「−」指示値が現れる。異なるケーブル形
式も利用可能なので、短絡回路エラー、ダイオード経路
及び解放回路エラーに対する測定値と比較するための良
度指数を変更してもよく、新たな全体的な指示値の判断
パターンは、当業者により新たなケーブル形式に合うよ
うにあつらえることができる。
容量測定値が蓄積されたデータ構造である。全部で28
個の測定値を集めて、マトリクスを埋めている。なお、
Cmnは、ワイヤm及びワイヤn間の容量を示す。このマ
トリクスを斜めに横切る位置で、C11、C22、C3
3などの斜めの値の位置に代わって配置されたドット
は、これら特定の値が有効でないことを示す。これは、
ドットがワイヤ・ペア間の測定を含まないためであるの
で、無視される。容量測定は、単一極性ではない交流
(AC)形式の測定であるために、C12及びC21の
ように容量マトリクス520を斜めに横切る位置を対称
にしたマトリクス値は等しい。
量値の測定は、測定ステップ290で管理される。マイ
クロコントローラ160は、ステップ300に進み、近
い端部に解放回路エラーがあるかを見つける。LANケ
ーブル・システム内の近い端部接続での解放ワイヤは、
適切に接続されたワイヤ・ペアの容量測定よりも極端に
小さい容量測定となる。先ず、最大容量値を測定して、
他の総ての容量値を最大値の所定の一部(最大容量値を
所定値で分割した値)と比較する。任意の他の容量値が
最大値の所定の部分値(最大値を所定の分数値と乗算し
た値)よりも小さければ、これらは解放回路を意味し、
対応するエラー表示を行う。この所定の部分値は、ケー
ブル・パラメータ及び近い端部からのケーブルの最大長
により決まる良度指数であり、解放回路エラーを判断で
きる。例えば、実施例の場合、最大値の10%未満の容
量は、解放回路配線エラーと見なされる。この場合、所
定値が0.1であり、最大容量値と所定値0.1とを乗
算した結果が良度指数となる。解放回路を検出すると、
マイクロコントローラ160は、表示ステップ310に
分岐して、表示器170により操作者に解放回路を表示
する。
ップ320に進み、4組の有効なワイヤ・ペアをチェッ
クする。ツイスト・ワイヤ・ペアの相互容量は、互いに
捩れていない同じケーブル内のワイヤの容量よりも高
い。測定データ間の4つの最高の容量値を選択して、こ
れら値を他のペアでない容量測定の値と比較して、マッ
チしたペアとしての有効性をチェックする。有効なマッ
チしたペアであるためには、総ての測定におけるペアで
ない容量に対するペアの容量の最小の比における所定の
良度指数を各比が越えなければならない。本発明の実施
例では、標準データ等級のLANケーブルの最小予測比
の値は、2.0である。他の良度指数は、当業者が過度
の実験を行うことなく、容易に得られる。2.0の良度
指数未満の比は、音声等級電話ケーブルのようにデータ
通信に適切でないケーブルを含むかもしれないという多
くの間題のいくつかを示す。4組の有効なペアを求める
際に問題を検出すると、マイクロコントローラ160
は、表示ステップ330に分岐して、表示器170によ
り操作者にエラー・メッセージを表示する。LANケー
ブルのいくつかの形式は、4組ではなく8組の有効ペア
となるように互いに捩れている。この特別な状態では、
判断ステップ320にて、エラーがなく、多くのマッチ
したペアとなる。
断ステップ340に進み、発見した有効ワイヤ・ペアが
予測したペア(所望ペア)に対応するかを判断する。こ
の場合、ワイヤ1−2、3−6、4−5及び7−8が識
別した有効なペアである。4組の有効ペアを得る際に間
題を検出すれば、マイクロコントローラ160は表示ス
テップ350に分岐して、表示器170により、操作者
にエラー・メッセージを表示する。
容量マトリクス520で作用するステップ290〜35
0にて実行された判断処理の結果を蓄積する。容量マト
リクス520の容量測定値を、先ず、任意の2本のワイ
ヤ間の近い端部の解放回路配線エラー50cについて調
べる。所定の良度指数未満の測定容量値は、解放回路配
線エラーと判断され、記号マトリクス530内の夫々の
位置に「*」の指示値が割り当てられ蓄積される。ツイ
スト・ワイヤ・ペアに関連した高い値の容量を、互いに
捩られていないワイヤの容量に対して判断する。ツイス
ト・ワイヤ・ペアには、記号マトリクスに指示値「H」
が割り当てられ、他のワイヤには、指示値「L」が割り
当てられる。記号マトリクス530内に試験結果の例と
して示すように、ワイヤ・ペア1−2、3−6、4−5
及び7−8は、ツイスト・ワイヤ・ペアであると判り、
解放回路エラーが識別されない。
め、既知の良好なLANケーブルに対する指示値の予測
パターンと求めた指示値のパターンとを比較すれば、ワ
イヤをペアにする際にエラーを特定できる。ケーブルの
遠い端部に接続されたケーブル識別器の存在又は不存在
は、指示値パターンに影響しない。異なるケーブル形式
を使用できるので、解放回路エラー及びツイスト・ワイ
ヤのペアリング(ペアの組み合わせ)を検出するための
良度指数を変更して、新たなケーブル形式にマッチする
ように、全体的な判断パターンを当業者があつらえても
よい。
0は、容量マトリクス520からのデータを基にして容
量差マトリクス540を計算する。容量差マトリクスに
おける各入力は、各ペアの各ワイヤから第3ワイヤで測
定した容量間の差である。ワイヤ・ペア1−2のNEX
T分離は、差容量マトリクス540の第1行にて評価す
る。夫々C11−C21及びC12−C22である最初
の2つの入力は意味のない値である。すなわち、これら
値は、元の容量マトリクス520からの意味のない値で
ある斜めの値C11及びC22を各々含んでいるので、
代わりにドットを配置して無視する。差容量マトリクス
540の上の行における第3入力は、ワイヤ・ペア1−
2及びワイヤ3間の分離の良度指数であるC13−C2
3である。同様に、差容量マトリクス540の上の行の
第4入力は、ペア1−2及びワイヤ4間の分離の良度指
数であるC14−C24である。容量差マトリクス54
0の他の入力は、第2行、第3行及び第4行の夫々の割
り当てワイヤ・ペア3−6、4−5及び7−8で、同様
に行われる。容量差マトリクス540の値を用いて、識
別したワイヤ・ペア及びLANケーブルの他の総てのワ
イヤ間の近い端部のクロストーク(NEXT)分離を確
認する。この確認には、NEXT分離の許容レベルのし
きい値に相関する良度指数と各値とを比較し、良度指数
を超えた値に対して、エラー信号を発生する。
ル10の断面図において、各入力に対する容量差の物理
的意味を表す。図示の如く、第3ワイヤ3に対して測定
した容量の差についてワイヤ・ペア1−2を評価する。
この第3ワイヤ3に対する容量は、差容量マトリクスで
の適切な入力に対応するC13−C23として示す。同
様に、ペア1−2及びワイヤ4間の差容量を図示のよう
に示すが、点線で容量が接続されている。容量差マトリ
クス540内の他の入力も同様な方法で計算する。容量
差の値は、従来のアナログ技法により測定したNEXT
値に相関する。なお、このアナログ技法では、ワイヤ・
ペアに電圧を誘導し、供給した信号に対する誘導信号の
比を測定して、信号分離を直接測定する。容量差が比較
的低ければ、ワイヤ3によるワイヤ・ペア1−2内のC
12に誘導された電圧は等しいので、ワイヤ3内に存在
する電圧からワイヤ・ペアに容量的に誘導された差電圧
がない。しかし、差容量が大幅に大きいと、ワイヤ3へ
のワイヤ・ペア1−2のNEXT分離が比例的に悪化す
る。よって、最大差容量に対する良度指数は、NEXT
分離の許容レベルに相関して得られる。なお、このNE
XT分離の許容レベルは、業界規格で決まる。
0は、処理ステップ360に進み、上述のように容量差
マトリクス540を計算する。次に、マイクロコントロ
ーラ160は、判断ステップ370に進み、NEXT分
離のチェックを行う。ここでは、容量差マトリクス54
0内の各入力をNEXT分離の良度指数と比較し、任意
の入力が良度指数を超せば、マイクロコントローラ16
0が表示ステップ380に分岐して、表示器170によ
り、検出したNEXT問題を操作者に表示する。
ップ390に進み、全体的な試験過程期間中に、上述の
エラーの任意のものに遭遇したかを判断する。エラーが
検出されなければ、マイクロコントローラ160は、表
示ステップ400に分岐して、エラーが見つからなかっ
たこと(合格)を知らせる。図2、図3及び図4に示し
た試験シーケンスは、ステップ410で終了する。
る方法を示した。これを要約すれば、次のようになる。
すなわち、一連の抵抗測定を可能性のある総てのワイヤ
・ペア間で行い、抵抗マトリクスに蓄積する。この抵抗
マトリクスでは、短絡回路エラーに関する判断を行う。
ケーブル識別器が存在すれば、抵抗測定値を所定の1組
の良度指数と比較して、ダイオード極性及びケーブル識
別番号を知ることができる。個々の判断を指示値として
記号マトリクス内に記号的に蓄積して、指示値のパター
ンを既知の良好なパターンと比較する。一連の容量測定
を可能性のある総てのワイヤ・ペア間で行い、容量マト
リクスに蓄積する。ここでは、容量測定値を所定の1組
の良度指数と比較して、解放回路エラー及びワイヤのペ
アリング(ペアの組み合わせ)に関する判断を行う。個
別の判断を他の記号マトリクス内に記号的に蓄積して、
記号のパターンを既知の良好なパターンと比較する。最
後に、容量マトリクス内に蓄積された値から差容量を計
算して、識別したケーブル・ペア間の近い端部のクロス
トーク分離を評価し、その結果の差容量値を、NEXT
分離の許容可能なしきい値レベルに相関する所定の良度
指数と比較する。
いて説明したが、本発明の要旨を逸脱することなく、本
発明に係る上述の好適実施例の細部において種々の変更
が可能なことが当業者には明らかであろう。例えば、ス
イッチ・マトリクス130及び140の代わりに異なる
形式のスイッチを用いてもよい。また、表示器170及
びユーザ制御インタフェース180の代わりに、異なる
ユーザ・インタフェース技法を用いてもよい。新たな形
式のLANケーブル構造及びシステムが生じた際に、こ
れらに適合するように、抵抗及び容量測定を評価する方
法を容易に準備でき、プログラムした試験シーケンスも
容易に変更できる。したがって、本発明の要旨は、特許
請求の範囲に指摘したようになる。
容量を測定し、これら測定結果をソフトウェアで評価す
ることにより、銅ワイヤLANケーブルの遠い端部にケ
ーブル識別器を接続しなくても、銅ワイヤのLANケー
ブル・システムの故障修理や確認を容易に行える。ま
た、本発明では、数学的に計算した差容量の技法を用い
て、NEXTパラメータを得ることができ、広範囲の形
式のLANケーブルに容易に適用できる。
量を測定する方法を用いた本発明のLANケーブル試験
装置の好適実施例のブロック図である。
ーラが実行するプログラムを示す流れ図である。
ーラが図2に引き続き実行するプログラムを示す流れ図
である。
ーラが図3に引き続き実行するプログラムを示す流れ図
である。
造のフォーマットを示す図である。
して、抵抗測定データを処理する際の説明図である。
造のフォーマットを示す図である。
して、容量測定データを処理する際の説明図である。
示すマトリクス・フォーマットの説明図である。
物理的容量要素の関係を示す8本のワイヤLANケーブ
ルの物理的端部を示す図である。
ブル・コネクタを夫々示す図である。
コネクタから構成されるLANケーブル・システムであ
って、各端部がワイヤの予測ペアとなっている場合の回
路図である。
を示すLANケーブルの回路図である。
極性反転配線エラー及び解放シールド配線エラーを示す
LANケーブルの回路図である。
Claims (12)
- 【請求項1】 被試験ローカル・エリア・ネットワーク
・ケーブルのツイスト・ワイヤ・ペアをなす複数のワイ
ヤの近端部に接続される入力手段と、 該入力手段に接続され、上記複数のワイヤから第1及び
第2のワイヤを夫々選択する第1及び第2スイッチ手段
と、 該第1スイッチ手段を介して上記第1ワイヤに接続され
る第1の入力端と、上記第2スイッチ手段を介して上記
第2ワイヤに接続される第2の入力端とを有し、上記第
1及び第2ワイヤ間の抵抗及び容量を測定して抵抗値及
び容量値を出力する測定手段と、 該測定手段に接続して上記抵抗値及び容量値を記憶する
記憶手段と、 該記憶手段に接続し、上記抵抗値及び容量値に基づいて
上記ローカル・エリア・ネットワーク・ケーブル内のツ
イスト・ワイヤ・ペアの接続状態を試験するマイクロプ
ロセッサとを有するローカル・エリア・ネットワーク・
ケーブルの試験装置。 - 【請求項2】 上記記憶手段は、上記第1及び第2ワイ
ヤとして選択された上記複数のワイヤの各ペアの上記抵
抗値及び容量値を記憶する請求項1に記載のローカル・
エリア・ネットワーク・ケーブルの試験装置。 - 【請求項3】 上記マイクロプロセッサは、上記記録手
段に記憶されている容量値に基づいて容量値の差を表す
マトリックスを求めて各ツスイト・ワイヤ・ペアのクロ
ストークを評価する請求項2に記載のローカル・エリア
・ネットワーク・ケーブルの試験装置。 - 【請求項4】 上記マイクロプロセッサは、上記抵抗値
及び容量値を第1の所定値と比較し、上記第1及び第2
ワイヤ間の短絡回路を検知する請求項1に記載のローカ
ル・エリア・ネットワーク・ケーブルの試験装置。 - 【請求項5】 上記マイクロプロセッサは、上記抵抗値
及び容量値を第2の所定値と比較し、上記第1及び第2
ワイヤ間の開放回路を検知する請求項1に記載のローカ
ル・エリア・ネットワーク・ケーブルの試験装置。 - 【請求項6】 上記マイクロプロセッサに接続し、ロー
カル・エリア・ネットワーク・ケーブルの各ツスイト・
ワイヤ・ペアに関する測定結果を表示する表示器を更に
有する請求項1に記載のローカル・エリア・ネットワー
ク・ケーブルの試験装置。 - 【請求項7】 識別番号を有するケーブル識別器を更に
有し、該ケーブル識別器は被試験ローカル・エリア・ネ
ットワーク・ケーブルの遠端部に接続され、上記第1及
び第2ワイヤを介して上記識別番号に関連した所定の抵
抗値を与える請求項1に記載のローカル・エリア・ネッ
トワーク・ケーブルの試験装置。 - 【請求項8】 上記マイクロプロセッサは、上記所定の
抵抗値を一連の良度指数と比較して上記識別番号を測定
する請求項7に記載のローカル・エリア・ネットワーク
・ケーブルの試験装置。 - 【請求項9】 被試験ローカル・エリア・ネットワーク
・ケーブルのツイスト・ワイヤ・ペアをなす複数のワイ
ヤの近端部に接続される入力手段と、 該入力手段に接続され、上記複数のワイヤから第1及び
第2のワイヤを夫々選択する第1及び第2スイッチ手段
と、 該第1スイッチ手段を介して上記第1ワイヤに接続され
る第1の入力端と、上記第2スイッチ手段を介して上記
第2ワイヤに接続される第2の入力端とを有し、上記第
1及び第2ワイヤ間の抵抗及び容量を測定して抵抗値及
び容量値を出力する測定手段と、 該測定手段に接続して上記抵抗値及び容量値を記憶する
記憶手段と、 該記憶手段に接続し、上記抵抗値及び容量値に基づいて
上記ローカル・エリア・ネットワーク・ケーブル内のツ
イスト・ワイヤ・ペアの接続状態を試験すると共に、上
記記録手段に記憶されている容量値に基づいて容量値の
差を表すマトリックスを求めて各ツスイト・ワイヤ・ペ
アのクロストークを評価するマイクロプロセッサとを有
するローカル・エリア・ネットワーク・ケーブルの試験
装置。 - 【請求項10】 上記マイクロプロセッサは、上記抵抗
値を所定値と比較し、上記第1及び第2ワイヤ間の短絡
回路を検知する請求項1に記載のローカル・エリア・ネ
ットワーク・ケーブルの試験装置。 - 【請求項11】 上記マイクロプロセッサは、上記容量
値を所定値と比較し、上記第1及び第2ワイヤ間の開放
回路を検知する請求項1に記載のローカル・エリア・ネ
ットワーク・ケーブルの試験装置。 - 【請求項12】 ローカル・エリア・ネットワーク・ケ
ーブルを試験する方法であって、 (a)被試験ローカル・エリア・ネットワーク・ケーブ
ルのツイスト・ワイヤ・ペアをなす複数のワイヤの近端
部に入力手段を接続し、 (b)上記入力手段に接続された第1及び第2スイッチ
手段を用いて上記複数のワイヤから第1及び第2のワイ
ヤを夫々選択し、 (c)上記工程(b)で選択された上記第1及び第2ワ
イヤを測定手段に接続し、該接続手段により上記第1及
び第2ワイヤ間の抵抗及び容量を測定して抵抗値及び容
量値を出力し、 (d)上記抵抗値及び容量値を記憶手段に記憶し、 (e)該記憶手段に記憶されている上記抵抗値及び容量
値に基づいて上記ローカル・エリア・ネットワーク・ケ
ーブルのツイスト・ワイヤ・ペアの接続状態を試験し、 (f)上記記録手段に記憶されている容量値に基づいて
容量値の差を表すマトリックスを求めて各ツスイト・ワ
イヤ・ペアのクロストークを評価するローカル・エリア
・ネットワーク・ケーブルの試験方法。
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