JPH0782862A - 畳およびその製造方法 - Google Patents

畳およびその製造方法

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JPH0782862A
JPH0782862A JP23181193A JP23181193A JPH0782862A JP H0782862 A JPH0782862 A JP H0782862A JP 23181193 A JP23181193 A JP 23181193A JP 23181193 A JP23181193 A JP 23181193A JP H0782862 A JPH0782862 A JP H0782862A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容易かつ迅速に畳床に畳表を固定することが
でき、利便性の向上した畳およびその製造方法を提供す
る。 【構成】 軟質の合成ゴムから成る畳床2の一表面2a
に、合成樹脂、天然素材および炭酸カルシウムなどの無
機素材を複合して形成した複合材から成る畳表3を乗載
して、発熱体6によって少なくとも周縁部を熱溶着し、
畳1を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴムまたは合成樹脂な
どの熱可塑性材料から成る畳床と畳表によって構成され
る畳およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の畳は、藺草(以下、イ草と記す)
から成る畳表を稲藁を積層圧縮して縫上げた畳床の一表
面に固着し、その両側縁部に布製の畳縁を縫着してい
る。このような畳は厚みが大きく極めて重いので、運搬
作業に大きな労力を要し、利便性が悪い。また、上記の
畳は、畳職人が生産工程の大部分を手作業によって製造
しており、畳の製造作業に時間がかかり生産性が悪い。
また、建物がほぼ一平面内に延びるコンクリート製の床
に和室と洋室とを隣接して間取りされた集合住宅などで
ある場合には、和室に上記畳を用いると、洋室の床面と
段差が生じ、つまずいて転倒しやすく、特に乳幼児また
は老人が居住する住宅では非常に危険であり、安全性に
劣る。
【0003】また他の先行技術では、畳の軽量化を図る
ために、発泡倍率が35〜40倍程度の発泡合成樹脂か
ら成る畳床の一表面に薄い木製合板を固着してさらに畳
表を乗載して接合し、畳表の周縁部を被覆して美感を向
上させるために周縁部に布から成る長手帯状の畳縁を手
作業で縫付けて、畳表を畳床に固定している。しかしな
がらこのような先行技術では、畳床は発泡倍率が35〜
40倍程度の発泡合成樹脂から成るので、市販のウレタ
ンフォームなどを用いて安価な材料コストで畳を製造す
ることができるけれども、発泡倍率が高いために前記稲
藁を用いた畳に比べて圧縮強度が低く、家具などを載置
するとその圧縮力によって厚みが小さくなる方向に変形
してしまうという問題がある。
【0004】さらに他の先行技術は、たとえば、実開昭
62−19330、実開昭62−69536、実開平4
−2830、実開平4−94031に開示されている。
これらの先行技術では、畳床と畳表とが接着剤または両
面テープによって接合されており、このような畳床と畳
表との接合作業は手間を要し生産性が悪いという問題が
ある。また、前記接着剤および両面テープは、畳床の一
表面上で部分的に塗布され、あるいは粘着されているた
め、換言すれば、全面にわたっては接合されていないた
め、このような畳を敷設されるべき部屋の形状に応じて
切断すると、畳床と畳表との接合されていない未接合領
域が切断部で露出し、このような未接合領域を建築現場
で接合するのは、極めて手間を要してしまい施工性が悪
いという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目
的は、軽量でかつ適度の圧縮強度を有し、安価なコスト
で容易に製造することができる畳およびその製造方法を
提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、熱可塑性材料
から成る偏平な畳床と、熱可塑性材料から成り、畳床の
一表面に熱溶着される畳表とを含むことを特徴とする畳
である。
【0007】また本発明は、前記畳床の周縁部には、吸
着部材が設けられることを特徴とする。
【0008】また本発明は、前記畳床は、ゴムから成る
ことを特徴とする。
【0009】また本発明は、前記畳床は、硬質の発泡合
成樹脂から成ることを特徴とする。
【0010】また本発明は、熱可塑性材料から成る偏平
な畳床の一表面に熱可塑性材料から成る畳表を乗載し、
この畳表の上から加熱して、前記畳表を前記畳床に熱溶
着することを特徴とする畳の製造方法である。
【0011】また本発明は、前記畳表は、畳床の前記一
表面の全面にわたって前記畳床に熱溶着されることを特
徴とする。
【0012】
【作用】本発明に従えば、熱可塑性材料から成る偏平な
畳床の一表面に畳表が熱溶着される。したがって、畳表
を手作業で縫付けて畳床に固定したり、接着剤などを用
いて接合する手間と労力とをなくし、極めて容易かつ迅
速に畳床に畳表を固定することができ、生産性の向上を
図ることができる。
【0013】また本発明に従えば、前記畳床の周縁部に
は吸着部材が設けられる。したがって隣接して敷設され
た畳を相互に接続してずれをなくすことができる。
【0014】また本発明に従えば、畳床はゴムから成
り、一表面に畳表を乗載して熱溶着して畳を製造する。
このように畳床がゴムから成るので、この畳が敷設され
る床面に凹凸があってもなじみがよく、ぴったりと床面
に沿って畳を敷設することができる。
【0015】また本発明に従えば、畳床は硬質の発泡合
成樹脂材料から成る。前記発泡合成樹脂は、適度の圧縮
強度を持ち、かつ稲藁を積層圧縮した畳床を用いる畳に
比べて軽量であり、しかも安価である。このような畳床
に畳表を熱溶着して畳が構成されるので、家具などが載
置されても凹まずかつ踏んだときに従来の稲藁を積層圧
縮した畳床の畳と同程度の硬さがある適度の圧縮強度を
有する畳を安価に実現することができる。
【0016】また本発明に従えば、畳床と畳表とはそれ
ぞれ熱可塑性材料から成り、これらを熱溶着して接合す
るようにしたので、接着剤の塗布および両面テープの貼
付といった接合作業の工程がなく、生産性が向上され
る。また上記接着剤や両面テープを用いる必要がないの
で、材料コストが削減され、安価に畳を製造することが
できる。
【0017】また本発明に従えば、畳表を畳床の一表面
の全面に熱溶着する。したがって、希望する形状に切断
しても畳床と畳表との未接合領域がなく、建築現場で接
合作業を行う必要がなくなり、畳の敷設作業を迅速かつ
容易に行うことができる。
【0018】
【実施例】図1は本発明の一実施例の畳1の厚み方向に
拡大した断面図であり、図2は前記畳1の畳床2の熱溶
着部分10を示す斜視図である。これらの図面を参照し
て、畳1は畳床2と畳表3とから成り、縦幅L1はたと
えば60cm程度であり、横幅B1はたとえば40〜5
0cm程度であり、厚みT1はたとえば5〜15mmで
ある。前記畳床2は、熱可塑性材料であるたとえばブタ
ジエンスチレン共重合樹脂などのブタジエン系合成ゴ
ム、ブチルゴムなどのオレフィン系合成ゴム、多硫化系
合成ゴム、ポリウレタンゴムおよびエチレン酢酸ビニル
エラストマなどの軟質の合成ゴムから成り、耐水性およ
び難燃性を有する。前記合成ゴムにたとえばPAN(Ph
enyl-1-Naphthylamine)などのゴム用老化防止剤などの
配合剤を加えてもよい。
【0019】畳表3は、合成樹脂と、炭酸カルシウムな
どの無機素材と、天然素材との結合による複合材から成
る人造イ草を用いて織製され、前記合成樹脂としては、
オレフィン系樹脂が好適に用いられ、天然素材としては
樹木から採取されるヤニと呼ばれる樹液が好適に用いら
れる。このような畳表3は、適度の吸収性と滑り性を有
し、変色や褪色がおこらす、カビの発生がなく、汚れが
つき難い上、吸水性が低く、適度の弾性も備えている。
しかもこの新しい複合材は無毒で、燃焼しても有毒ガス
を発生することがない。
【0020】前記畳表3は畳床2の一方表面2aに載置
され、畳表3上から発熱抵抗体が内蔵された発熱体6に
よってたとえば120〜150°C程度に加熱されると
ともに加圧され、熱溶着される。本実施例では、図2の
斜線で示す熱溶着領域10が発熱体6によって熱溶融さ
れて、前記畳表3が溶着される。
【0021】図3は、図1に示す畳1を4枚並べて載置
した状態の斜視図である。前記畳1は、たとえば縦幅L
1が60cm程度、横幅の全長B2が160〜200c
m程度となるように4枚並べて載置され、病院などで入
院患者の介護者の簡易ベットとして用いることができ
る。また、列車内や長距離バス内などでも簡易ベットと
して好適に用いることができる。
【0022】図4は、前記畳1を収納袋4に収納した状
態の斜視図である。前記畳1は、たとえば透光性を有す
るポリエチレン製の収納袋4に複数枚収納して容易に持
運びすることができる。前記収納袋4の一表面の周縁部
にはコの字状にファスナ5が形成されており、前記ファ
スナ5を開閉することによって容易に畳1を取出した
り、または収納したりすることができる。以上のように
畳1は、熱可塑性材料であるゴムから成る畳床2の一方
表面2aに畳表3を熱溶着して製造されるので、安価な
コストで大量生産することができる。したがって需要者
は、ホームセンタおよび大型スーパーマーケットなどと
呼ばれる販売店で容易に購入することができ、利便性が
向上する。
【0023】図5は、本発明の他の実施例の建物の床9
上に載置された畳11の断面図であり、畳11は建物の
内部で和室を構成する建具として用いられている。畳1
1は前述の畳1とほぼ同様の構成を有し、対応する部分
には同一の参照符号を付す。注目すべきは、畳11は、
縦幅が80〜95.5cmであり、横幅が170〜19
1cmである従来からの畳と同様の大きさを有する。た
だし厚みT1は、前述の畳1と同様にたとえば5〜20
mmと薄く形成されている。したがってたとえばマンシ
ョンなどの集合住宅で一平面内に延びるコンクリート製
の床9の上に洋室と和室とが隣接して間取りされている
建物であっても、畳11、敷居8およびフローリング板
7の各上面に段差が生じることなしに敷設することがで
きる。したがって、和室の床面と洋室の床面とに段差が
生じず、つまずいて転倒するというような事故が起こら
ず、特に乳幼児や老人のいる家庭において好適な生活空
間を得ることができる。
【0024】また、ゴムから成る畳床2を有する畳11
は、加工が容易であり、たとえば現場などで切断して希
望する形状にすることができるので、利便性が向上す
る。また、畳床2はゴムから成るので、この畳1が敷設
される床面に凹凸があってもなじみがよく、ぴったりと
床面に沿って畳を敷設することができる。
【0025】図6は、本発明のさらに他の実施例の畳1
3を示す斜視図であり、図7は図6に示す畳13a〜1
3dを4枚、縦幅方向Lに2枚および横幅方向Bに2枚
連結したときの上方から見た平面図である。なお、畳1
3a〜13dは、前述の図1〜図4に示す畳と類似して
いるので対応する部分には同一の参照符号を付す。畳1
3a〜13dの畳床2の各隅部A,B,C,Dにはたと
えば永久磁石で実現される磁気吸着部材14〜17が埋
込まれている。互いに対角線方向にある隅部Aに設けら
れた磁気吸着部材14と隅部Cに設けられた磁気吸着部
材16とは外方に臨む磁極が同一極性を有し、隅部Bに
設けられた磁気吸着部材15と隅部Dに設けられた磁気
吸着部材17とは、前記隅部Aに設けられた磁気吸着部
材14と外方に臨む磁極の極性が異なっている。たとえ
ば、磁気吸着部材14および16の外方に臨む極性がN
極であり、磁気吸着部材15および17の外方に臨む極
性はS極である。
【0026】畳13aの縦幅方向Lには畳13bが連結
される。このとき前記畳13aの前記畳13bに隣接し
ている一方の隅部Bは、畳13bの隅部Aと連結され、
畳13aの他方の隅部Cは畳13bの隅部Dと連結され
ている。同様にして、畳13aの横幅方向Bには畳13
dが連結され、畳13dの縦幅方向Lおよび畳13bの
横幅方向Bには畳13cが連結されている。
【0027】このように畳床2の各隅部A〜Dには、外
方に臨む極性が対角線方向に同一極性を有する磁気吸着
部材14〜17が設けられているので、図7に示すよう
に外方に臨む極性が異なる磁気吸着部材が設けられた各
隅部、たとえば隅部Aおよび隅部Bまたは隅部Aおよび
隅部Dなどを隣接するようにして畳13を複数枚を希望
する形状に連結し、ずれを防ぐことができる。また、前
述の図3に示すように複数枚の畳13を一列に並べて、
前記磁気吸着部材14〜17によって連結し、簡易ベッ
トとして用いてもよく、畳13が不用意にずれることな
く安心して就寝することができる。
【0028】本発明のさらに他の実施例として、前記磁
気吸着部材を前記畳の各側面の幅方向中心部付近に設
け、対向する側面に設けられる磁気吸着部材は、外方に
臨む磁極が異なるように配置してもよい。
【0029】また、外方に臨む磁極がすべてN極である
畳と、前記磁極がすべてS極である畳とを交互に組合わ
せて連結するようにしてもよい。
【0030】図8は、本発明のさらに他の実施例の畳2
1を示す斜視図である。畳21は、図1〜図4に示す畳
1と同様の材料から成り、同様の製造方法によって製造
され、対応する部分には同一の参照符を付す。注目すべ
きは、畳21は、厚みT1がたとえば5〜20mmの円
柱状である。図9は、本発明のさらに他の実施例の畳2
2を示す斜視図である。畳22は、図1〜図4に示す畳
1と同様の材料から成り、同様の製造方法によって製造
され、対応する部分には同一の参照符を付す。注目すべ
きは、畳22は、厚みT1がたとえば5〜20mmの三
角柱状である。図10は、本発明のさらに他の実施例の
畳23を示す斜視図である。畳23は、図1〜図4に示
す畳1と同様の材料から成り、同様の製造方法によって
製造され、対応する部分には同一の参照符を付す。注目
すべきは、畳23は、厚みT1がたとえば5〜20mm
の上面および底面が同一の大きさの楕円形である。
【0031】図8〜図10に示すように本発明に従う畳
は、ゴムから成る畳床3を有するので、容易にあらゆる
形状の畳を作成することができる。
【0032】また、本発明のさらに他の実施例として、
畳床2と畳表3との溶着部分51を図11において斜線
で示すように、前記畳床2の周縁部および対角線方向に
間隔をあけて並ぶようにしてもよく、図12において斜
線で示されるように、周縁部52aと、千鳥状に形成さ
れる溶着部52bから成る溶着部52とを熱溶着しても
よい。
【0033】また、畳床2の一表面全面にわたって畳表
3を熱溶着してもよく、このような畳は畳床2と畳表3
との未接合領域がないので、現場で希望する形状に切断
しても接合作業を行う必要がなくなり、畳の敷設作業を
迅速かつ容易に行うことができる。
【0034】図13は、本発明のさらに他の実施例の畳
20の断面図である。畳20は、前述の図1〜図4に示
す畳1とほぼ同様の構成を有し、対応する部分は、同一
の参照符号を付す。注目すべきは、畳床2上に畳表3を
乗載し、畳20の側面20aに平行な軸部24aと前記
畳20の側面20aに近接する方向に傾斜している発熱
部23aとが一体的に形成されている発熱体26aを矢
符D1で示されるように畳20に近接する方向に移動さ
せ、発熱部23aを畳20の畳表3が乗載されている面
の一方の角部25aに当接させて、前記角部25aの全
長にわたってたとえば5mm程度の幅Wを持たせて、た
とえば120〜160°Cの温度で熱溶着する。同様に
して畳20の側面20aと反対の側面20bにも発熱体
26bを近接する方向、矢符D2方向に移動させ、発熱
部23bを前記一方の側部25aとは反対側の他方の側
部25bに当接させて熱溶着する。さらに、前記畳20
の側部25a,25bと垂直な角部も同様に熱溶着さ
れ、畳表3は周縁部全周にわたって熱溶着される。
【0035】以上のように畳20では、畳20の畳表3
が乗載された側の周縁部を僅かに熱溶着すればよく、熱
溶着によって圧縮される領域が小さく、畳21の美感が
向上している。
【0036】図14は、本発明のさらに他の実施例の畳
床27を示す一部の斜視図である。畳床27は、図1〜
図4で示す畳床2とほぼ同様の構成を有するが、畳床2
7は網目状の透孔29を有しており、通気性に優れてい
る。なお前記透孔29は、一辺の長さL2がたとえば2
〜8mm程度の正方形であり、前記透孔29の大きさ
は、前記畳床27上に畳表3と熱溶着させて畳を形成し
た状態で踏んだときの感触が従来からの畳と変わらない
程度のものである。以上のような畳床27は透孔29を
有するので、通気性に優れているとともに畳床27に必
要とされる材料が少なくて済み、軽量化されている。
【0037】図15は、本発明のさらに他の実施例の畳
床28を示す一部の斜視図である。畳床28は、畳表3
を乗載する面とは反対側の底面30に半円筒状の凹溝3
1が複数、平行に形成されている。このような畳床28
は、必要とされる材料が少なくて済み、軽量化されてい
る。
【0038】本発明のさらに他の実施例として、図16
に示すように畳33は底面34の周縁部に吸着部材とし
ていわゆるマジックテープと呼ばれる塩化ビニルやその
他の合成繊維から成る細幅のテープに、合成樹脂の細い
繊維を用いて、一方の吸着部材36には細かいループ状
の線状体が無数に植設され、他方の吸着部材37には細
かいフック状の線状体が植設されたテープ35が取付け
られている。前記一方の吸着部材36は接着剤などを用
いて前記底面30に取付けられており、前記他方の吸着
部材37を2枚の畳33に取付けられている2本の一方
の吸着部材36にわたって貼合わせることで2枚の畳3
3を連結することができる。同様にして複数枚の畳33
を連結して希望する形状にすることができる。
【0039】また、本発明は、厚み方向に拡大した図1
7に示すように、靴および草履などの靴底としても好適
に用いることができる。このとき、畳床42と畳表43
との間に、たとえば木炭粉末、やしがら活性炭およびも
みがら炭などの多孔性炭素粉粒体から成る脱臭剤および
吸湿剤のシート44を畳床と畳表との熱溶着領域を避け
て介在させておくとよい。畳表43の人造イ草は、繊維
の方向が靴および草履の長手方向と垂直にして並べられ
ていると、脚と靴および草履との間に大きな摩擦力が生
じ、畳表43上で足の裏が滑らず快適に前記靴および草
履を使用することができる。
【0040】また本発明のさらに他の実施例として、椅
子、たとえば着座部と背板とがヒンジによって角変位自
在に連結されているいわゆる折畳み椅子において、前記
着座部および/または背板に前述の畳を好適に用いるこ
とができる。また、前記椅子の着座部から背板にわたる
全表面に前述の畳を用いてもよい。
【0041】図18は本発明のさらに他の実施例の畳6
1の厚み方向に拡大した断面図である。畳61は畳床6
2と畳表63とから成り、畳表63は畳床62の一表面
69に乗載されている。前記畳床62は、硬質の発泡合
成樹脂、たとえば発泡ポリスチレンから成る板状体で、
側部にその厚み方向のほぼ中央部から内方に向かって周
方向全周にわたって切欠かれた切欠き64が形成されて
いる。前記発泡合成樹脂は硬質、たとえば発泡倍率が1
0〜15倍程度に発泡成形される。ここで、発泡倍率と
は、合成樹脂の発泡の程度を示すもので、通常発泡前の
素材合成樹脂の密度を発泡後の見掛け密度で除した値で
あり、前記発泡合成樹脂は、発泡倍率が10〜15倍程
度と低く、大きな圧縮硬さおよび圧縮強度を有してい
る。すなわち、JISによる試験方法において、前記発
泡合成樹脂の密度はたとえば0.05〜0.15g/c
3であり、引張り強度は8.0kg/cm2以上であ
り、引張り強度は3.0kg/cm2以上であり、圧縮
硬さは1.0kg/cm2に向上している。前記畳床6
2の厚みT2は、たとえば5〜20mmに選ばれ、前記
畳床62の側部62a,62bのほぼ中央部には、幅T
3がたとえば2〜8mmであり、奥行きD3が10〜3
0mmである切欠き64が全周にわたって形成されてい
る。
【0042】畳表63は、合成樹脂、天然素材および無
機素材を複合した複合材を編んだものであり、畳表63
の挿入部67は、周方向全周にわたって前記切欠き64
に挿入され熱溶着されて固定されている。
【0043】図19は、図18に示す畳61の製造工程
を示す断面図である。図19(1)に示されるように、
畳表63を切欠き64が形成された畳床62の一表面6
9に乗載し、押圧部材65によって畳表63を固定し位
置決めする。このとき前記畳表63は畳床62の周縁部
から外方に延びている。
【0044】図19(2)に示されるように、発熱抵抗
体を内蔵した薄い板状の発熱体66を前記畳床62の切
欠き64aに近接する方向Xに変位させて、図19
(3)に示されるように畳表63の長手方向Pに延びて
いる挿入部67aを切欠き64a内に挿入する。この状
態で、前記発熱体66を発熱させ、畳床62の切欠き6
4aに臨む表面が熱によって溶融し、発熱体66が畳床
62と離反する方向、すなわち矢符Y方向に引抜かれた
後、前記畳表63の挿入部67aが前記畳床62に熱溶
着される。同様にして挿入部67bも切欠き64b内に
挿入され、熱溶着される。
【0045】図20は、前述の畳61の製造工程を示す
一部の斜視図である。図20(1)に示されるように、
畳表63の長手方向Pに垂直な幅方向Rに延びている一
方の挿入部67cは、前述の長手方向Pに延びている挿
入部67a,67bと同様にして発熱体66によって切
欠き64cに挿入されてその切欠き64c内で熱溶着さ
れる。その後、折曲げ線68bを内側にして折曲げ線6
8a上に折曲げ線68cが重なるように折曲げて、この
折曲げ線68aと折曲げ線68cとが重なった重なり部
分71が露出長L3にわたって熱溶着される。同様にし
て、図示しない幅方向Rに延びている他方の挿入部が切
欠き64に挿入されて熱溶着され、また前記畳表63の
残余の重なり部分71も熱溶着される。畳床62の側部
全周にわたる切欠き64および畳表63の挿入部67、
ならびに畳表63の重なり部分71を熱溶着することに
よって、上方すなわち畳表63側に畳表63および畳床
62の各端面を露出させることなしに確実に畳床62に
畳表63を固着することが可能となる。
【0046】なお、発熱体66を挿入するに先立って、
前記切欠き64内に市販の溶着剤を充填しておいてもよ
い。
【0047】また、図18〜図20に示される実施例で
は、畳表63の畳床62の周縁部から外方に延びている
部分を折曲げ線68a〜68cで折曲げて重なり部分7
1を露出長L3にわたって熱溶着したが、前記折曲げ線
68a,68cで畳表63を切断して角部120を除去
し、重なり部分71を露出長L3にわたって熱溶着して
もよい。
【0048】以上のように本実施例によれば、従来のよ
うに畳表63を畳床62に手作業で縫付ける必要がなく
なるので、生産性の向上を図ることができる。
【0049】図21は、本発明のさらに他の実施例の畳
70の断面図である。図18〜20に示す実施例では、
畳床62の側部にその厚み方向のほぼ中央部から内方に
向かって周方向全周にわたって切欠かれた切欠き64を
形成し、この切欠き64に畳表63の挿入部67を挿入
して熱溶着したが、本実施例では、畳床72の畳表73
が乗載される一表面72aとは反対側の他表面72bか
ら前記一表面72aに向けて切欠かれた切欠き121を
形成する。また前記切欠き121は、畳床72の他表面
72bの周縁部の周方向全周にわたって設けられ、該切
欠き121に畳表73の挿入部77を挿入して前述の実
施例と同様に熱溶着する。
【0050】以上のように図21に示される本実施例に
よれば、畳床72の他表面72bに切欠きを形成したの
で、図18〜20に示される前述の実施例と同様の効果
が得られ、畳表73が畳床72の側部を全周にわたって
被覆するので、美感が向上されるとともに、より大きな
強度で確実な畳表の装着が可能となる。
【0051】また、本発明のさらに他の実施例として、
前述の畳床62,72と畳表63,73との間に多孔質
炭素粉粒体および遠赤外線発生物質を混合した吸湿性遠
赤外線発生シートを介在させてもよい。吸湿性遠赤外線
発生シートは、活性化された多孔質炭素粉粒体(以下、
炭素粉粒体という)に遠赤外線発生物質を所定量混合し
て成る。炭素粉粒体と遠赤外線発生物質との混合量は各
50重量%を原則とするが、用途によって適宜増減でき
る。
【0052】炭素粉粒体としては、木炭粉末、やしがら
活性炭、もみがら炭などの一種または複数種が混合され
て用いられる。炭素粉粒体は、空気中の湿気や臭気を吸
収し、吸収した湿気は周囲が乾燥したとき徐々に放散さ
れる。臭気は分解して消臭される。
【0053】遠赤外線発生物質は、たとえばセラミック
粉粒体が使用される。このセラミック粉粒体は熱を吸収
して蓄え、この蓄熱を遠赤外線に変換して放散する性質
を有する。
【0054】これらの炭素粉粒体と遠赤外線発生物質と
は、バインダとなるたとえば発泡ポリスチレンなどの合
成樹脂などと混合され、吸湿性遠赤外線発生シートに形
成される。
【0055】以上のように本実施例によれば、畳床6
2,72と畳表63,73との間に多孔質炭素粉粒体お
よび遠赤外線発生物質を混合した吸湿性遠赤外線発生シ
ートを用いたので、室内に発生する水分や過剰の湿気を
一時吸収して貯留し、室内を乾燥状態に保つとともに室
内の臭気を吸収し、貯留された水分や湿気は乾燥したと
きに徐々に発散して室内湿気の調整を図ることができ、
臭気は分解消失される畳を容易かつ迅速に製造すること
ができる。
【0056】図22は本発明のさらに他の実施例の畳8
1の一部の断面図であり、図23は前記畳81の畳床8
3を示す斜視図である。畳81は、畳表82と畳床83
とから成り、畳表82は畳床83上に乗載され、その周
縁部が熱溶着されている。畳表82は人造イ草を用いた
素材、たとえば合成樹脂、天然素材および無機素材を複
合した複合材を編んだものから成る。
【0057】畳床83は、硬質の発泡合成樹脂材料から
成り、板状部110および脚部111を有する。また畳
床83には、図23に示すように千鳥状の多数の直円筒
状の内周面を有する透孔87が等間隔で設けられてい
る。この透孔87は、その内径D4が、たとえば2〜5
mmで、隣接する各透孔87の間隔L4は、たとえば1
5〜30mmである。発泡合成樹脂には、発泡ポリスチ
レン、硬質発泡ポリウレタン、発泡ポリエチレンなどが
あるが、本実施例では発泡ポリスチレンを用いている。
前記発泡ポリスチレンは、硬質、たとえば発泡倍率が1
0〜15倍程度に発泡成形される。前記硬質発泡ポリス
チレンは、発泡倍率が10〜15倍程度と低く圧縮強度
が向上されており、後述するように家具などの大重量を
大きな強度で支持することができる圧縮強度を有してい
る。
【0058】図22の実施例では、家具などの重い物品
85を畳81に載置した状態が示されている。物品85
の重量によって畳81が凹むのを避けるため、物品85
が載置されている領域の透孔87には、畳床83と同一
材料またはさらに硬質の合成樹脂から成る図23に示さ
れる補強用挿入片86aおよび86bが挿入される。補
強用挿入片86aは、直円柱状の挿入部112と、挿入
部112より大径で直円柱状の支持部113とから成
り、挿入部112の高さH1は板状部110の厚みT4
に等しい。補強用挿入片86bは直円柱状であり、これ
らの挿入片86aおよび86bは、前記畳床83と同一
の材料から成り、挿入片86aの挿入部112および挿
入片86bの外径は透孔87の内径D4と等しく、前記
挿入片86aおよび86bの高さH2は畳床83の厚み
T5に等しい。畳床83の厚みT5は、たとえば5〜2
0mmである。
【0059】以上のように畳床に発泡合成樹脂を用いた
ので、加工が容易で、軽く、製造コストの低い畳を得る
ことができる。また該発泡合成樹脂は硬質であるので、
適度な硬さと圧縮強度を持ち、従来の稲わらを積層圧縮
した畳と同じ感触が得られるとともに、家具などを載置
することもできる。さらに畳床83に多数の透孔87を
設けることで、通気性が高まり快適である。また、重い
物品85が載置される領域は、補強用挿入片86aおよ
び86bを嵌着して圧縮強度を向上させることができ
る。
【0060】図24は本発明のさらに他の実施例の畳床
88を示す一部の斜視図であり、図25は図24の下方
から見た底面図である。畳床88は、図22および図2
3に示す実施例の畳床83と同様な硬質合成発泡樹脂材
料から成り、ほぼ同様の透孔89を有している。畳床8
8は脚部90と板状部91とを有し、脚部90には円弧
状の下面90a、図25において斜線を付して示す支持
面90bおよび切欠き90cが形成される。脚部90
は、縦横に相互に間隔をあけて格子状に配列されて形成
されており、隣接する各支持面90bの間隔L5は、た
とえば50〜150mm程度である。また、本実施例の
支持面90bは、四角形の形状を有しているが、円形な
どの任意の形状を適宜選択して用いるようにしてもよ
い。また、前記脚部90の一部を希望する厚みに切断す
ることによって、畳床88が敷設される床面の凹凸形状
に適合させて、畳の上面が平坦となるように畳を設置す
ることができる。
【0061】以上のように脚部90を設けることによっ
て畳と床面の間に空間を形成することができ、この空間
を利用して電気コードなどを挿入することができ、さら
に通気性を高めることができる。また、脚部90の厚み
を調整して、畳が敷設される床面に凹凸があっても、畳
の上面が平坦となるように畳を設置することができる。
【0062】図26は本発明のさらに他の実施例の畳床
92を示す一部の斜視図であり、図27はその断面図で
ある。一般に、畳には、本間(ほんけん)間(幅95.
5×長さ191.0×厚み5.5cm)、三六(きょろ
く)間(幅91.0×長さ182.0×厚み5.5c
m)、五八(ごはち)間(幅88.0×長さ176.0
×厚み5.5cm)および五八間より小さい団地間など
がある。畳床92には、前記各サイズに対応した複数の
溝93が形成されている。前記溝93はV字形をしてお
り、その深さdは、たとえば2〜5mmであり、その幅
B3は、たとえば2〜5mmである。畳床92は、最も
大きな本間間と同じ大きさであり、最も外周寄りの溝9
4aは三六間に対応する寸法に形成され、その内側の溝
94bは五八間に対応する寸法に形成され、最も内側の
溝94cは団地間に対応する寸法に形成される。これに
よって、一種類の金型で畳床を製造することができる。
また作業者は、希望するサイズの畳の溝に沿って畳床9
2を切断することによって、建築中の建物の中などでも
容易に希望するサイズの畳を得ることができる。
【0063】図28は、本発明のさらに他の実施例の畳
96を示す一部の断面図である。畳96は、畳表97と
畳床98とから成り、図22および図23に示す畳81
とほぼ同じ断面構成を有している。畳96は、コンセン
ト100が嵌まり込む挿入孔99が設けられ、該挿入孔
99の内周面に接着剤などを用いてコンセント100が
接着されている。
【0064】以上のように畳床98に発泡合成樹脂を用
いたので加工が容易で、畳96にコンセント100を取
付けることもできる。
【0065】本発明のさらに他の実施例として、図29
に示されるように、平坦な板状部103とこの板状部1
03の一表面に一体的に形成される脚部104とを有
し、脚部114にはその長手方向に延びる複数の長孔1
05が形成される畳床106を用いるようにしてもよ
い。このような長孔105を形成することによって材料
を少なくすることができるとともに、電話線および/ま
たは電気コードを挿通させて床面上の希望する経路に沿
って配線を行うことができる。
【0066】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、熱可塑性
材料から成る偏平な畳床の一表面に、熱可塑性材料から
成る畳表が熱溶着されるので、接着剤などを用いて接合
するというような手間と労力とを削減し、生産性が向上
される。
【0067】また本発明によれば、畳床の周縁部に吸着
部材が設けられるので、周縁部を近接させることによっ
て希望する大きさに前記畳を接続することができ、たと
えば複数の畳を並べて簡易ベットなどとして用いたとき
に不用意にずれることなく、好適に使用することができ
る。
【0068】また本発明によれば、畳床はゴムから成る
ので、加工が容易であり希望する形状の畳床を製造する
ことができるとともに、畳床の厚みを薄くすることがで
きるので、本発明に従う畳を敷き詰めた和室を洋室に隣
接して間取りされた建物であっても、前記洋室の床面と
和室の床面とに段差が生じず、非常に安全な生活空間を
提供することができる。また、加工が容易であるので、
建築現場で切断して希望する形状にすることができる。
また床面に凹凸があってもなじみがよく、ぴったりと床
面に沿って畳を敷設することができる。
【0069】また本発明によれば、畳床は硬質の合成発
泡樹脂であるので、家具などが載置されても凹まずかつ
踏んだときに従来の稲藁を積層圧縮した畳床の畳と同程
度の硬さがある適度の圧縮強度を有する畳を安価に実現
することができる。
【0070】また本発明によれば、畳床の一表面に畳表
を乗載して、少なくとも周縁部を熱溶着することによっ
て畳を製造することができるので、畳表を手作業で縫付
けて畳床に固定したり、接着剤などを用いて接合すると
いうような手間と労力とを削減し、容易かつ迅速に畳床
に畳表を固定することができ、生産性の向上を図ること
ができる。
【0071】また本発明によれば、畳表を全面にわたっ
て畳床に熱溶着するので、未接合領域がなく、建築現場
で切断し、希望する形状の畳を得ることができる。
【0072】以上のように本発明によれば、容易に希望
する形状に畳を製造することができ、利便性が非常に向
上するとともに、接着剤を多量に用いる必要がなく、製
造コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の畳1の断面図である。
【図2】図1に示す畳1の畳床2の熱溶着部分10を示
す斜視図である。
【図3】図1に示す畳1を複数枚並べて載置した状態の
斜視図である。
【図4】図1に示す畳1を収納袋4に収納した状態の斜
視図である。
【図5】本発明の他の実施例の建物の床構造9上に載置
された畳11の断面図である。
【図6】本発明のさらに他の実施例の畳13を示す斜視
図である。
【図7】図6に示す畳13を4枚連結したときの上方か
ら見た平面図である。
【図8】本発明のさらに他の実施例の畳21を示す斜視
図である。
【図9】本発明のさらに他の実施例の畳22を示す斜視
図である。
【図10】本発明のさらに他の実施例の畳23を示す斜
視図である。
【図11】本発明のさらに他の実施例の畳床2の熱溶着
部分51を示す斜視図である。
【図12】本発明のさらに他の実施例の畳床2の熱溶着
部分52を示す斜視図である。
【図13】本発明のさらに他の実施例の畳20の断面図
である。
【図14】本発明のさらに他の実施例の畳床27を示す
一部の斜視図である。
【図15】本発明のさらに他の実施例の畳床28を示す
一部の斜視図である。
【図16】本発明のさらに他の実施例の畳33の側面図
である。
【図17】本発明に従う畳を靴や草履などの靴底として
用いたときの斜視図である。
【図18】本発明のさらに他の実施例である畳61の長
手方向Pに対して垂直な断面図である。
【図19】図18で示す畳61の製造工程を示す断面図
である。
【図20】図18に示す畳61の製造工程を示す一部の
斜視図である。
【図21】本発明のさらに他の実施例の畳70の斜視図
である。
【図22】本発明のさらに他の実施例の畳81の一部の
断面図である。
【図23】図22に示す畳81の畳床83の斜視図であ
る。
【図24】本発明のさらに他の実施例の畳床88を示す
一部の斜視図である。
【図25】図24の下方から見た底面図である。
【図26】本発明のさらに他の実施例の畳床92を示す
一部の斜視図である。
【図27】図26に示す畳床92の断面図である。
【図28】本発明のさらに他の実施例の畳96の一部の
断面図である。
【図29】本発明のさらに他の実施例の畳床106の一
部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,11,13,20〜23,33,61,70,8
1,96 畳 2,27,28,42,62,72,83,90,9
2,98,106 畳床 3,43,63,73,82,97 畳表 6,66 発熱抵抗体 10,51,52 溶着部分 14〜17 磁気吸着部材 64,64a,64b,64c,121 切欠き

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性材料から成る偏平な畳床と、 熱可塑性材料から成り、畳床の一表面に熱溶着される畳
    表とを含むことを特徴とする畳。
  2. 【請求項2】 前記畳床の周縁部には、吸着部材が設け
    られることを特徴とする請求項1に記載の畳。
  3. 【請求項3】 前記畳床は、ゴムから成ることを特徴と
    する請求項1または2に記載の畳。
  4. 【請求項4】 前記畳床は、硬質の発泡合成樹脂から成
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の畳。
  5. 【請求項5】 熱可塑性材料から成る偏平な畳床の一表
    面に熱可塑性材料から成る畳表を乗載し、この畳表の上
    から加熱して、前記畳表を前記畳床に熱溶着することを
    特徴とする畳の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記畳表は、畳床の前記一表面の全面に
    わたって前記畳床に熱溶着されることを特徴とする請求
    項5に記載の畳の製造方法。
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