JPH078192Y2 - 印字装置の活字ホイール着脱装置 - Google Patents

印字装置の活字ホイール着脱装置

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JPH078192Y2
JPH078192Y2 JP8042089U JP8042089U JPH078192Y2 JP H078192 Y2 JPH078192 Y2 JP H078192Y2 JP 8042089 U JP8042089 U JP 8042089U JP 8042089 U JP8042089 U JP 8042089U JP H078192 Y2 JPH078192 Y2 JP H078192Y2
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holder
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wheel
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JP8042089U
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祐一 原田
正和 九鬼
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、印字装置の活字ホイール着脱装置に関し、特
にその操作性と組付性とを改善したものに関する。
〔従来技術〕
従来、電子タイプライタなどの印字装置には、第7図・
第8図に示すような活字ホイール着脱装置がキャリッジ
108に設けられている。即ち、活字ホイール106を交換す
る場合には第7図の状態において合成樹脂製のレバー10
0を矢印A方向へ操作すると、レバー100の係合部101が
キャリッジ108の係止部131から外れ、第8図のようにホ
ルダ109がバネ118により傾動位置へ切換えられ、ホイー
ルモータ(図示略)のモータ軸に連結された駆動軸116
が活字ホイール106の軸孔106aから外れるので、活字ホ
イール106を上方へ取出すことが出来る。活字ホイール1
06を装着する場合には第8図の状態のように収容部121
へ活字ホイール106を上方より装着し、レバー100を矢印
B方向へ操作すると、レバー100の脚部103を介してレバ
ー100とホルダ109とが矢印B方向へ回動し、係合部101
が係止部131に係合し且つ駆動軸116の先端部が軸孔106a
に係合するので、第7図の状態に保持される。尚、レバ
ー100はそのレバー100と一体形成された合成樹脂弾性部
材104により第7図に示す係合位置へ付勢され、収容部1
21はキャリッジ108に位置微調節自在に固着されたペー
パーメータ120と底部受金具119とで構成されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記活字ホイール着脱装置において、前記ペーパーメー
タの取付位置がプラテン102側へズレている場合には、
活字ホイール装着時レバー100を押動していくと、最初
に係合部101が係止部131に係合して「カチッ」という係
合音が発生し、その直後駆動軸116が軸孔106aに係合し
て「カチッ」という係合音が発生する。そして、これら
の係合の都度その感触がオペレータの手に伝わってく
る。従って、不慣れなオペレータは最初の係合音と係合
の感触から全ての係合が完了したものと信じてレバー操
作を中止してしまうので、駆動軸と軸孔との係合不備と
いう問題が起こる。
そこで、これまでは前記の問題が生じないように、前記
2つの係合音が略同時に発生するようにペーパーメータ
の前後方向の取付位置をビス等を介して微妙に調節して
いたがその調節作業がかなり面倒であり、その調節が完
全でない場合には、依然として前記のように誤操作によ
る駆動軸と軸孔との係合不備という問題が起こる。
本考案の目的は、活字ホイールを確実に着脱でき且つ組
付け性に優れた印字装置の活字ホイール着脱装置を提供
することである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係る印字装置の活字ホイール着脱装置は、プラ
テンに沿って移動可能なキャリッジに設けられ活字ホイ
ールを収容する収容部と、収容部内の活字ホイールの軸
孔に係脱するホイール駆動軸とそのホイール駆動軸を回
転駆動するホイールモータとが装着され、且つキャリッ
ジに下端部を回動中心として活字ホイールの軸孔とホイ
ール駆動軸とが係合する基準位置と反プラテン側へ傾動
した傾動位置とに亙って回動自在に枢着されたホルダ
と、ホルダを傾動位置へ付勢する第1弾性部材と、キャ
リッジに設けられた係止部と、係止部に係脱可能な係合
部を有し、係合部が係止部に係合した係合位置と係合し
ない解除位置とに亙って回動自在にホルダに枢着された
解除レバーと、解除レバーを係合位置へ付勢する第2弾
性部材と、ホルダに固着され、ホルダを傾動位置から基
準位置へ操作してホイール駆動軸を軸孔に係合させるロ
ックレバーとを備えたものである。
〔作用〕
本考案に係る印字装置の活字ホイール着脱装置において
は、活字ホイールを取外すときには、解除レバーを解除
位置に操作すると、係合部と係止部との係合が外れるの
で、ホルダは第1弾性部材により傾動位置へ切換えられ
駆動軸が活字ホイールの軸孔から外れるから、活字ホイ
ールを収容部から取外すことが出来る。この状態におい
て、活字ホイールを別の活字ホイールと交換して装着す
るときには、ロックレバーを操作し、ホルダを基準位置
へ切換えると、駆動軸の先端部が活字ホイールの軸孔に
係合し、且つ解除レバーは第2弾性部材により係合位置
の方へ付勢されているので係合部はキャリッジの係止部
に係合する。
このように、ロックレバーが解除レバーとは独立のもの
でホルダに固着されているので、仮に駆動軸が軸孔に係
合するよりも先に係合部が係止部に係合してもオペレー
タの手へはその感触が伝達されないので、オペレータは
駆動軸が軸孔に係合するまでロックレバー操作すること
になる。
〔考案の効果〕
本考案に係る印字装置の活字ホイール着脱装置によれ
ば、以上説明したように解除専用の解除レバーと係合専
用のロックレバーを設けたことにより、オペレータの誤
操作に伴う駆動軸と活字ホイールの軸孔との係合不備を
解消できる。加えて、活字ホイール収容部としてのペー
パーメータの取付位置に誤差があっても前記係合不備が
生じないので、ペーパーメータの位置微調節作業を省略
でき、組付け性が著しく向上する。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例について図面に基づいて説明す
る。
第1図〜第6図に示すように、電子タイプライタのプラ
テン2の前方近傍の下側にはガイド軸3がプラテン2と
平行に配設され、リボンカセット(図示略)、活字打撃
用電磁ハンマ4、ホイールカセット5に収容された活字
ホイール6などを備えプラテン2に沿って移動駆動され
るキャリッジ8が設けられ、キャリッジ8の前端部及び
後端部は夫々ガイドレール(図示略)とガイド軸3とで
摺動自在に案内されている。
前記キャリッジ8の後端部には、ホルダ9が設けられ、
ホルダ9は、平板状のホルダ本体部10と、ホルダ本体部
10の下半部の左右両端部から後方へ延びる左板部11及び
右板部12とを一体形成してなり、ホルダ9はその左板部
11と右板部12の下端部においてガイド軸3に略鉛直の基
準位置と前方へ所定角度傾けた傾動位置とに亙って回動
自在に枢着され、ホルダ本体部10の全面下部にはホイー
ルモータ13が付設されるとともにホルダ本体部10の後面
中段部にはホイールモータ13のピニオン14に噛合したホ
イールギヤ15が付設され、ホイールギヤ15の駆動軸16は
ホルダ本体部10に直交状に配設され、駆動軸16の後端部
には係合軸部17が形成されている。前記活字ホイール6
の軸孔6aには1対の弾性針金が設けられており、係合軸
部17がこの弾性針金に係合される。更に、ホルダ9は左
板部11及び右板部12の両中段部とキャリッジ8間に張架
した1対の引張りコイルバネ18でキャリッジ8の方へ
(前方へ)弾性付勢されている。また、ホルダ本体部10
の上部中央には前記ハンマ4が固定されている。
一方、キャリッジ8の後端部下端に固着された受部材19
と、受部材19から上方へ延びたペーパーメータ20とで活
字ホイール6を所定位置に略鉛直姿勢に収容する収容部
21が形成されている。
前記ホルダ本体部10の右端部の上半部の後側に配設され
た解除レバー22は、その下端部において右板部12の上端
部に段付ネジ30を介して回動自在に枢着され、解除レバ
ー22の上端部には操作部23が形成され、下端部にはホル
ダ本体部10よりも前方へ前方下りに延びる腕部24が形成
され、前記解除レバー22にはその下端部から下方へ延び
てホルダ本体10の後面に当接して解除レバー22を第3図
にて反時計回り方向へ付勢する解除レバー22と一体成形
された合成樹脂性の弾性部材25が設けられ、腕部24の先
端部にはキャリッジ8に固定的に設けられた係止部31に
上方より係合する第1係合部26が形成され、腕部24の基
端部の下部には係止部31に係合する第2係合部27が形成
されている。
ホルダ9が基準位置にあるときに、解除レバー22は第3
図に示す係合位置と第4図に示す解除位置とに亙って回
動可能であり、係合位置のときに第1係合部26が係止部
31に係合してホルダ9を基準位置に保持し、また解除位
置のとき第1係合部26が係止部31よりも上方へ外れてホ
ルダ9が傾動位置へ傾動するのを許し、その状態でホル
ダ9がコイルバネ18の弾性力で傾動位置へ回動すると、
第2係合部27が係止部31に係合してホルダ9を傾動位置
に保持する(第2図)。ここで、解除レバー22が係合位
置に回動して第1係合部26が係止部31に係合する係合位
置は解除レバー22の回動中心より前方で且つ下方なの
で、弾性部材25の弾性力により第1係合部26と係止部31
との係合は確実に保持される。尚、解除レバー22が解除
位置のとき解除レバー22のストッパ腕28のフック部29が
ホルダ本体部10のストッパ部32に前方より当接し、それ
以上の回動を規制している。
前記ホルダ本体部10の左端部上端、つまりハンマ4をは
さんで解除レバー22の反対位置には、ロックツマミ35を
取付けたロックレバー36が一体的に設けられ、ロックツ
マミ35を操作してロックレバー36によってホルダ9を傾
動位置から基準位置へ回動操作可能になっている。
以上説明した活字ホイール着脱装置1の作用について説
明する。
第3図・第6図に示すように、ホルダ9が基準位置にあ
るときホイールギヤ15の駆動軸16の係合軸部17が活字ホ
イール6の軸孔6aに係合しており、第1係合部26と係止
部31との係合によりホルダ9は基準位置に保持されてい
るので、ホイールモータ13によりピニオン14とホイール
ギヤ15を介して駆動軸16を回転させて活字ホイール6を
回転駆動できる。
活字ホイール6を交換するときには、解除レバー22の操
作部23を後方へ押動して第4図に示すように解除レバー
22を弾性部材25の付勢力に抗して解除位置へ切換える
と、第1係合部26が係止部31かか上方へ外れ、ホルダ9
は引張りコイルバネ18の弾性力により、キャリッジ8の
方へ引張られ、第2図の状態に切換えられる。この時、
駆動軸16は軸孔6aから外れることから、この状態で活字
ホイール6を交換することが可能になる。活字ホイール
6の交換後、ロックツマミ35を操作してロックレバー36
を後方へ押動操作すると、ロックレバー36によりホルダ
9が第3図・第6図のように基準位置に切換えられ、駆
動軸16の係合軸部17が軸孔6aに係合して印字可能な状態
になる。このとき、第1係合部26が係止部31に係合する
のと同時に或いは係合してから係合軸部17が軸孔6aに係
合するが、ロックレバー36は解除レバー22とは独立のも
のなので、第1係合部26と係止部31の係合の感触はロッ
クツマミ35へ伝播しないので、オペレータはロックツマ
ミ35を最大限つまり係合軸部17が軸孔6aに係合してその
感触が感じられるまで押動操作するので、係合軸部17の
軸孔6aへの係合不備が発生することはない。
ここで、活字ホイール6の交換後、ホルダ9を第4図に
示す基準位置に切換えるために、ロックレバー36に代え
て解除レバー22を押動操作した場合には、ホルダ9は基
準位置に回動するが解除レバー22は解除位置である。従
って、この状態で解除レバー22の押動操作を中止すると
前述したようにホルダ9は引張りコイルバネ18により第
2図に示す傾動位置に戻る。このようにロックレバー36
操作でのみ確実に印字可能な状態にすることができる。
加えて、ホイール収容部21としてのペーパーメータ20の
取付位置に誤差があっても、係合不備が生じないので、
ペーパーメータ20の位置微調節作業を省略でき、組付け
性が著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図はキャリッ
ジの背面図、第2図はホルダが傾動位置のときの縦断部
分右側面図、第3図はホルダが基準位置のときの第2図
相当図、第4図はホルダが基準位置且つ解除レバーが解
除位置のときの第2図相当図、第5図はホルダが傾動位
置のときの縦断部分左側面図、第6図はホルダが基準位
置のときの第5図相当図、第7図・第8図は夫々従来技
術に係りホルダが基準位置及び傾動位置のときの縦断部
分右側面図である。 1……活字ホイール着脱装置、2……プラテン、3……
ガイド軸、6……活字ホイール、6a……軸孔、8……キ
ャリッジ、9……ホルダ、13……ホイールモータ、16…
…駆動軸、17……係合軸部、18……引張りコイルバネ、
20……ペーパーメータ、21……ホイール収容部、22……
解除レバー、25……弾性部材、26……第1係合部、27…
…第2係合部、31……係止部、36……ロックレバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラテンに沿って移動可能なキャリッジに
    設けられ、活字ホイールを収容する収容部と、 前記収容部内の活字ホイールの軸孔に係脱するホイール
    駆動軸とそのホイール駆動軸を回転駆動するホイールモ
    ータとが装着され、且つ前記キャリッジに下端部を回動
    中心として、活字ホイールの軸孔とホイール駆動軸とが
    係合する基準位置と反プラテン側へ傾動した傾動位置と
    に亙って回動自在に枢着されたホルダと、 前記ホルダを傾動位置へ付勢する第1弾性部材と、 前記キャリッジに設けられた係止部と、 前記係止部に係脱可能な係合部を有し、係合部が係止部
    に係合した係合位置と係合しない解除位置とに亙って回
    動自在にホルダに枢着された解除レバーと、 前記解除レバーを係合位置へ付勢する第2弾性部材と、 前記ホルダに固着され、ホルダを傾動位置から基準位置
    へ操作してホイール駆動軸を軸孔に係合させるロックレ
    バーとを備えたことを特徴とする印字装置の活字ホイー
    ル着脱装置。
JP8042089U 1989-07-08 1989-07-08 印字装置の活字ホイール着脱装置 Expired - Lifetime JPH078192Y2 (ja)

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JPH0320155U JPH0320155U (ja) 1991-02-27
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