JPH0781505A - バンパー構造 - Google Patents

バンパー構造

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Publication number
JPH0781505A
JPH0781505A JP23315793A JP23315793A JPH0781505A JP H0781505 A JPH0781505 A JP H0781505A JP 23315793 A JP23315793 A JP 23315793A JP 23315793 A JP23315793 A JP 23315793A JP H0781505 A JPH0781505 A JP H0781505A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protrusion
wall portion
bumper
upper retainer
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23315793A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoaki Watanabe
聡朗 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP23315793A priority Critical patent/JPH0781505A/ja
Publication of JPH0781505A publication Critical patent/JPH0781505A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アッパーリテーナの捩じれ剛性の高いバンパ
ー構造とする。 【構成】 バンパーフェイシャ(3)とアッパーリテー
ナ(5)とを備えたバンパー構造において、前の縦壁部
(9)の上部に、前方へ突出する上突部(25)を車幅
方向に沿って設けると共に、同下部に、上突部(25)
と同程度に前方へ突出して上下幅が上突部(25)より
大きな下突部(27)を設け、前のフランジ部(13)
を下突部(27)から後方へ指向させたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車の前後部に取
り付けるバンパー構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のバンパー構造としては、例えば図
6,図7に示すものがある(実開昭63−130355
号公報参照)。
【0003】図6は、自動車を前方から見た正面図であ
り、図7は図6のVII−VII線矢視における一部省
略断面図である。そして、図6のように配置されるバン
パー1の断面構造は図7のようになっている。すなわ
ち、このバンパー構造は、バンパーフェイシャ3とアッ
パーリテーナ5とを備えている。前記アッパーリテーナ
5は前記バンパーフェイシャ3の上壁部3a下面に車幅
方向に沿って設けられ、頂壁部7と、前後の縦壁部9,
11と、前後のフランジ部13,15とからなってい
る。前記頂壁部7は前記バンパーフェイシャ3の上壁部
3a下面に、ボルトナット17によって固定されてい
る。前記前後の縦壁部9,11は、前記頂壁部7の車体
前後方向両縁部から垂下形成されている。前記前後のフ
ランジ部13,15は、前後の縦壁部9,11の下端縁
部から車体前後方向に指向して突出形成されている。
【0004】そして、バンパー1には図示しないブラケ
ットが取り付けられ、このブラケットを介して車体側に
取り付けられている。
【0005】したがって、樹脂製のバンパーフェイシャ
3はアッパーリテーナ5によって形状保持が行なわれ、
その剛性が確保されている。
【0006】そして、車両衝突によって図8(a)のよ
うに前方から衝突入力Fがあると、樹脂製のバンパーフ
ェイシャ3によって入力Fの吸収を行なうことができ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、衝突入
力Fが過大となった場合、アッパーリテーナ5が捩じれ
て衝突入力Fがヘッドランプ等に波及する恐れがあっ
た。すなわち、バンパーフェイシャ3が図8(b)のよ
うに大きく変形すると、内面3bがアッパーリテーナ5
の前のフランジ部13に干渉し、アッパーリテーナ5の
固定部であるボルトナット17部分に大きな回転モーメ
ントが作用する。このモーメントでアッパーリテーナ5
が図8(b)、図9のように捩じれ、その変形により図
6で示すヘッドランプ19やラジエータグリル21に力
が及ぶ恐れがある。このため、アッパーリテーナ5の捩
じれによってヘッドランプ19、ラジエータグリル21
の破損を招く恐れがあり、その改善が望まれていた。
【0008】そこでこの発明は、バンパーフェイシャに
衝突入力があったときアッパーリテーナの捩じれを抑制
することができるバンパー構造の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
にこの発明は、車体後方へ指向して突出する上壁部を有
したバンパーフェイシャと、バンパーフェイシャの上壁
部下面に車幅方向に沿って設けられ、前記上壁部下面に
固定される頂壁部と、前記頂壁部の車体前後方向両縁部
から垂下する前後の縦壁部と、前記前後の縦壁部の下端
縁部から車体前後方向に指向して突出する前後のフラン
ジ部とからなるアッパーリテーナとを備えてなるバンパ
ー構造において、前記前の縦壁部の上部に、前方へ突出
する上突部を車幅方向に沿って設けると共に、同下部
に、前記上突部と同程度に前方へ突出して上下幅が前記
上突部より大きな下突部を設け、且つ前記前のフランジ
部を下突部から後方へ指向させたことを特徴とする。
【0010】
【作用】上記手段によれば、アッパーリテーナの前の縦
壁部に設ける上突部及び下突部は、前方へ同程度に突出
しているため、バンパーフェイシャが衝突入力によって
大きく変形したとき、その内面を上下突部双方で受け止
めることができる。また、下突部の上下幅は上突部のそ
れよりも大きいため、アッパーリテーナの剛性の中心は
従来よりも下方に設定されることとなる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を説明する。
【0012】なお上記構成と同一構成部分には同符号を
付して説明し、また重複した説明は省略する。
【0013】図1はこの発明のバンパー構造を適用した
一実施例に係るバンパーの一部切欠斜視図を示してい
る。この図1のようにアッパーリテーナ5はバンパーフ
ェイシャ3の上壁部3a下面に車幅方向に沿って設けら
れ、クリップ4によって固定されている。なお、クリッ
プ4は、車幅方向に沿って所定間隔で複数設けられてい
る。
【0014】アッパーリテーナ5は例えばロール成形で
形成されてコスト低減が図られ、車幅方向同一断面とな
っている。このアッパーリテーナ5の断面は図2(a)
で明らかとなっている。すなわち前の縦壁部9の上部に
上突部25が設けられている。上突部25は前の縦壁部
9から前方へ突出し、車幅方向に沿って設けられてい
る。上突部25の上下幅はhに設定されている。前記前
の縦壁部9の下部には下突部27が設けられている。下
突部27は前記上突部25と同程度に前方へ突出してい
る。この実施例では上突部25と下突部27との前面2
5a,27aがほぼ面一となって当り面29が構成され
ている。下突部27の上下幅Hは上突部25の上下幅h
よりも大きく設定されている。
【0015】そして下突部27の上下幅Hを上突部25
の上下幅hよりも大きく設定しているためアッパーリテ
ーナ5の剛性の中心Cを下方側に設定し、全体的に捩じ
れ剛性の高い断面形状となっている。これは図2(b)
で示す従来のアッパーリテーナ5との比較でも明らかで
ある。この図2(b)では剛性の中心Cが比較的上部に
位置している。
【0016】前記上下突部25,27の間は上下幅Bの
凹部31となっている。前のフランジ部13は下突部2
7の下端から後方へ指向して突出している。
【0017】次に作用を説明する。
【0018】まず、図3(a)のようにバンパーフェイ
シャ3に軽微な衝突入力Fが作用したときバンパーフェ
イシャ3はその変形によって衝突入力Fを吸収する。こ
の時バンパーフェイシャ3の内面は当り面29に干渉し
ないが、バンパーフェイシャ3の変形力がアッパーリテ
ーナ5にも及ぶこととなる。この時アッパーリテーナ5
は前記のように高い捩じれ剛性を有しているためバンパ
ーフェイシャ3を確実に支えることができる。
【0019】次に、バンパーフェイシャ3に、図3
(b)のように大きな衝突入力Fが作用したとき、バン
パーフェイシャ3は大きく変形する。この変形によって
バンパーフェイシャ3の内面3bはアッパーリテーナ5
に干渉することとなる。この時、上突部25の前面25
aと下突部27の前面27aとで構成される面一の当り
面29全体でバンパーフェイシャ3の内面3bが受け止
められることとなる。このような当り面29の作用と剛
性の中心Cが図2(a)のように下方側に設定される捩
じれにくい形状となっていることと相俟ってバンパーフ
ェイシャ3がアッパーリテーナ5に干渉してもアッパー
リテーナ5の捩じれは抑制され、バンパーフェイシャ3
とアッパーリテーナ5とによって衝突入力を確実に受け
止めることができる。このため従来のようにバンパーフ
ェイシャ3の上方に存在するヘッドランプ19、ラジエ
ターグリル21(図6参照)が損傷されることはない。
【0020】図4、図5は他の実施例に係るアッパーリ
テーナの断面構造を示している。なお、上記実施例と同
一構成部分は同符号を付し、説明は省略する。
【0021】図4のアッパーリテーナ33では、後の縦
壁部11を段付き状に形成したものである。このような
形状によってアッパーリテーナ33の剛性の中心点が上
記実施例よりもさらに下方に設定され、より捩じれにく
いアッパーリテーナ33とすることができる。
【0022】図5の実施例に係るアッパーリテーナ35
では、後の縦壁部11を前の縦壁部9よりも下方へ延長
したものである。このような構造によって上記実施例よ
りも剛性の中心を下方に設定することができ、且つ断面
形状を簡単にすることができる。
【0023】
【発明の効果】以上より明らかなように、この発明の構
成によればバンパーフェイシャへの衝突入力に対して捩
じれ剛性の高いアッパーリテーナとすることができ、衝
突入力をバンパーによって確実に受け止めることがで
き、ヘッドランプやラジエータグリルの破損を抑制する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る斜視図である。
【図2】アッパーリテーナの断面図であり、(a)は一
実施例に係るアッパーリテーナの断面図であり、(b)
は従来例に係る断面図である。
【図3】作用説明図である。
【図4】他の実施例に係る断面図である。
【図5】他の実施例に係る断面図である。
【図6】自動車を前方から見た正面図である。
【図7】図6のVII−VII線矢視断面図である。
【図8】作用説明図である。
【図9】作用説明図である。
【符号の説明】
3 バンパーフェイシャ 5,33,35 アッパーリテーナ 3a 上壁部 7 頂壁部 9 前の縦壁部 11 後の縦壁部 13 前のフランジ部 15 後のフランジ部 25 上突部 27 下突部 29 当り面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体後方へ指向して突出する上壁部を有
    したバンパーフェイシャと、 バンパーフェイシャの上壁部下面に車幅方向に沿って設
    けられ、前記上壁部下面に固定される頂壁部と、前記頂
    壁部の車体前後方向両縁部から垂下する前後の縦壁部
    と、前記前後の縦壁部の下端縁部から車体前後方向に指
    向して突出する前後のフランジ部とからなるアッパーリ
    テーナとを備えてなるバンパー構造において、 前記前の縦壁部の上部に、前方へ突出する上突部を車幅
    方向に沿って設けると共に、同下部に、前記上突部と同
    程度に前方へ突出して上下幅が前記上突部より大きな下
    突部を設け、且つ前記前のフランジ部を下突部から後方
    へ指向させたことを特徴とするバンパー構造。
JP23315793A 1993-09-20 1993-09-20 バンパー構造 Pending JPH0781505A (ja)

Priority Applications (1)

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JP23315793A JPH0781505A (ja) 1993-09-20 1993-09-20 バンパー構造

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JP23315793A JPH0781505A (ja) 1993-09-20 1993-09-20 バンパー構造

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Publication Number Publication Date
JPH0781505A true JPH0781505A (ja) 1995-03-28

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ID=16950618

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23315793A Pending JPH0781505A (ja) 1993-09-20 1993-09-20 バンパー構造

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