JPH078108U - 車両用座席のシ−トベルトバックル格納装置 - Google Patents
車両用座席のシ−トベルトバックル格納装置Info
- Publication number
- JPH078108U JPH078108U JP3695293U JP3695293U JPH078108U JP H078108 U JPH078108 U JP H078108U JP 3695293 U JP3695293 U JP 3695293U JP 3695293 U JP3695293 U JP 3695293U JP H078108 U JPH078108 U JP H078108U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- belt buckle
- seat belt
- cushion
- vehicle seat
- Prior art date
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- Pending
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- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 車両用座席のシ−トベルトバックルを、クッ
ションシ−トの上面より出ないように格納することによ
り、着座者の尻部とシ−トベルトバックルとの干渉を避
けるとともに、クッションシ−トとバックシ−トの抉り
量を少なくして座席の有効面積を増やすことを目的とす
る。 【構成】 車両用座席のシ−トベルトバックル格納装置
は、車両用座席1のシ−トベルトバックル5のア−ム6
を車両用座席1の前方方向に回動させ、クッションシ−
ト2の上面より出ないようにヒンジカバ−3の空間部に
格納できるように構成されている。
ションシ−トの上面より出ないように格納することによ
り、着座者の尻部とシ−トベルトバックルとの干渉を避
けるとともに、クッションシ−トとバックシ−トの抉り
量を少なくして座席の有効面積を増やすことを目的とす
る。 【構成】 車両用座席のシ−トベルトバックル格納装置
は、車両用座席1のシ−トベルトバックル5のア−ム6
を車両用座席1の前方方向に回動させ、クッションシ−
ト2の上面より出ないようにヒンジカバ−3の空間部に
格納できるように構成されている。
Description
【0001】
本考案は、車両用座席のバックシ−トがクッションシ−ト側に倒されたときに バックシ−トと干渉しない位置にシ−トベルトバックルを格納させるためのシ− トベルトバックル格納装置に関する。
【0002】
従来、商用車等の折り畳み式座席において、シ−トベルトの差し込み金具が差 し込まれるシ−トベルトバックルは、クッションシ−トの側面部に自立状に配設 されている。 図4は、商用車等の折り畳み式の座席21における従来のシ−トベルトバック ル22の配設状態を示した斜視図である。
【0003】 図4に示すように、隣接する折り畳み式座席21のクッションシ−ト23の相 対する側面部には、それぞれシ−トベルトバックル22が自立状に取り付けられ ている。尚、シ−トベルトバックル22は法規上、自立することが求められてい る。 一方、座席21のクッションシ−ト23及びバックシ−ト24の相対する側面 部には、大きく抉り23A,24Aが形成されている。この抉り23Aは、シ− トベルトバックル22を配設するためのスペ−スを確保するために形成されてお り、抉り24Aは、バックシ−ト24が前倒しされたとき、バックシ−ト24と シ−トベルトバックル22の干渉、及びシ−トベルトバックル22どうしの干渉 を避けるためのスペ−スを確保するものである。
【0004】
上記従来の車両用座席21におけるシ−トベルトバックル22を自立状に配設 するため、座席21のクッションシ−ト23及びバックシ−ト24の側面部に前 述の大きな抉り23A,24Aを形成する必要がある。そのため、座席21のク ッションシ−ト23及びバックシ−ト24の幅方向が短く、有効面積が小さくな り、乗り心地が悪いという問題がある。 また、シ−トベルトバックル22が突出されているため、着座時に着座者の尻 部が干渉し、着座が容易でないことは勿論、時にはシ−トベルトバックル22が 破損することがあるという問題がある。
【0005】 そこで本考案では、シ−トベルトバックルがクッションシ−トの上面より突出 しないように回動させ、格納可能にすることを解決すべき技術的課題とするもの である。
【0006】
上記課題解決のための技術的手段は、車両用座席のシ−トベルトバックル格納 装置を、シ−トベルトの差し込み金具が差し込まれるシ−トベルトバックルを、 車両用座席のクッションシ−ト上面より上に出ない位置まで回動可能にさせ、そ の位置に格納するための回動格納機構を車両用座席のクッションシ−ト側部に設 けた構成にすることである。
【0007】
上記構成の車両用座席のシ−トベルトバックル格納装置によれば、車両用座席 のクッションシ−ト側部に回動格納機構を設けたため、バックシ−トが前倒しさ れた場合でもシ−トベルトバックルは、バックシ−トと干渉しない位置まで回動 させ、格納させることができるとともに、着座者の尻部とシ−トベルトバックル との干渉を避けることができる。
【0008】
次に、本考案の一実施例を図面を参照しながら説明する。 図1は、折り畳み式の車両用座席1の全体的な構成を示した斜視図である。図 1に示すように、車両用座席1のクッションシ−ト2の図示していないフレ−ム に取り付けられたヒンジをカバ−するヒンジカバ−3がクッションシ−ト2及び バックシ−ト4の側面部に亘って配設されている。 上記ヒンジカバ−3は箱体状に形成されており、内部に空間が形成されている とともに上面に開口部3Aが形成されている。
【0009】 ヒンジカバ−3の開口部3Aから突出されたシ−トベルトバックル5は、ア− ム6の先端に取着されている。尚、このシ−トベルトバックル5は、図示してい ないシ−トベルトの差し込み金具(シ−トベルトタング)が差し込まれるもので ある。
【0010】 図2は、ヒンジカバ−3におけるシ−トベルトバックル5及びア−ム6の配設 状態を示した斜視図である。また、図3は、図2におけるA−A矢視断面図であ る。 ア−ム6の基端部はボルト7に取り付けられている。このボルト7は、図3の 断面図に示すように段付き形に形成されている。即ち、ボルト7は先端部にネジ が切られている一方、ネジ部より太い円形状に形成された首下部7Aにはネジが 切られていない。そしてア−ム6の基端部に明けられた孔がボルト7の首下部7 Aに挿通されており、ア−ム6がボルト7の首下部7Aを中心として回動可能に 取り付けられている。
【0011】 上記ボルト7は、クッションシ−ト2のクッションフレ−ム8に先端ネジ部が 挿通され、ナット9により固定されている。そして、図3に示すようにボルト7 の頭部とナット9の間には、スプリングワッシャ10、平ワッシャ11、ワッシ ャ12及びウエ−ブワッシャ13等が介装されている。
【0012】 上記のようにア−ム6の基端部をボルト7の首下部7Aに回動可能に取着する ことにより、シ−トベルトバックル5を約60度、車両前方に回動させると、図 2に示すようにシ−トベルトバックル5は、クッションシ−ト2の上面より上に 出ないようにヒンジカバ−3の空間位置に格納される。
【0013】 尚、上記ヒンジカバ−3、ボルト7、ナット9の間には、スプリングワッシャ 10、平ワッシャ11、ワッシャ12及びウエ−ブワッシャ13等により、請求 項1に記載した回転格納機構が構成されている。
【0014】 図2に示すように、シ−トベルトバックル5がヒンジカバ−3の空間位置に格 納された状態で、その格納状態を保持するために、ヒンジカバ−3の開口面にス トッパ−部14が形成されており、シ−トベルトバックル5の一面と当接するよ うになっている。尚、シ−トベルトバックル5がストッパ−部14の下側に位置 することが可能な理由は、ア−ム6が回動方向と直角の方向に容易に傾動できる ようになっているためである。
【0015】
以上のように本考案によれば、シ−トベルトの差し込み金具が差し込まれるシ −トベルトバックルを、車両用座席のクッションシ−ト上面より上に出ない位置 まで回動可能にさせ、その位置に格納するための回動格納機構を車両用座席のク ッションシ−ト側部に設けたため、バックシ−トが前倒しされた場合でもシ−ト ベルトバックルは、バックシ−トと干渉しないとともに着座者の尻部とシ−トベ ルトバックルとの干渉を避けることが可能になり、更にシ−トベルトバックルの 破損を防止することができるという効果がある。 また、クッションシ−ト及びバックシ−トの抉り量を少なくすることができる ため、クッションシ−ト及びバックシ−トの有効面積が大きくなり、車両の乗り 心地が良くなるという効果がある。
【図1】本考案の一実施例の構成を略体的に示した斜視
外観図である。
外観図である。
【図2】図1の部分詳細図である。
【図3】図2のA−A矢視図である。
【図4】従来のシ−トベルトバックルの取り付け状態を
示した斜視外観図である。
示した斜視外観図である。
1 車両用座席 2 クッションシ−ト 3 ヒンジカバ− 4 バックシ−ト 5 シ−トベルトバックル 6 ア−ム 7 ボルト 7A 首下部 8 クッションフレ−ム 9 ナット 12 ワッシャ 13 ウエ−ブワッシャ
Claims (1)
- 【請求項1】 シ−トベルトの差し込み金具が差し込ま
れるシ−トベルトバックルを、車両用座席のクッション
シ−ト上面より上に出ない位置まで回動可能にさせ、そ
の位置に格納するための回動格納機構を車両用座席のク
ッションシ−ト側部に設けたことを特徴とする車両用座
席のシ−トベルトバックル格納装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3695293U JPH078108U (ja) | 1993-07-06 | 1993-07-06 | 車両用座席のシ−トベルトバックル格納装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3695293U JPH078108U (ja) | 1993-07-06 | 1993-07-06 | 車両用座席のシ−トベルトバックル格納装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH078108U true JPH078108U (ja) | 1995-02-03 |
Family
ID=12484090
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3695293U Pending JPH078108U (ja) | 1993-07-06 | 1993-07-06 | 車両用座席のシ−トベルトバックル格納装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH078108U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007112229A (ja) * | 2005-10-19 | 2007-05-10 | Toyota Auto Body Co Ltd | シートベルト装置 |
-
1993
- 1993-07-06 JP JP3695293U patent/JPH078108U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007112229A (ja) * | 2005-10-19 | 2007-05-10 | Toyota Auto Body Co Ltd | シートベルト装置 |
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