JPH0544192Y2 - - Google Patents

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JPH0544192Y2
JPH0544192Y2 JP1987093218U JP9321887U JPH0544192Y2 JP H0544192 Y2 JPH0544192 Y2 JP H0544192Y2 JP 1987093218 U JP1987093218 U JP 1987093218U JP 9321887 U JP9321887 U JP 9321887U JP H0544192 Y2 JPH0544192 Y2 JP H0544192Y2
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lock
seat
seat cushion
cushion
lock wire
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、シート・クツシヨンを、その前端
縁を中心として跳ね上げることのできる形式のシ
ートのロツク装置に関する。
(従来の技術) 第5図において、セカンド・シートSは、シー
ト・クツシヨン1と、シート・バツク12とから
なつている。シート・クツシヨン1は、その前端
縁に設けられた回動軸1aを中心として、矢印a
で示すように、実線で示すロツク位置から破線で
示す跳上げ位置へ回動可能に設けられている。一
方、シートバツク12は、その下端縁に沿う軸1
2aを中心として、矢印bで示すように、実線で
示す位置から破線で示す倒伏位置へ回動可能に設
けられている。シート・クツシヨン1とシート・
バツク12を破線で示すように回動させると、シ
ート・バツク12の背面と荷室のフロア14との
間の段差がなくなつて、荷室の実質的なフロア面
積が拡大される。
シート・クツシヨン1とシート・バツク12と
は、それぞれ実線で示すシートとしての作用位置
でそれぞれロツクされる必要がある。シート・ク
ツシヨン1のロツク装置としては、実公昭54−
40573号で提案されたものが知られている。この
装置は、シート・クツシヨンとフロアとの間にロ
ツク装置を設け、シート・クツシヨンとシート・
バツクとの接合部から引き出したロツク解除用ス
トラツプを引つ張ることによつて、シート・クツ
シヨンのロツクを解除するものである。
(考案が解決しようとする問題点) 上記従来のロツク装置は、一応所期の目的であ
るシート・クツシヨンのロツクとその解除を達成
している。しかし、ロツク装置の部品点数が多い
ため、そのコストが高い、という問題点を残して
いる。また、ロツク装置がシート・クツシヨンの
クツシヨン面から浅い位置に配設されているた
め、シート・クツシヨンに座つたときに異物感が
ある、というシートとしての機能面上の問題点を
有している。
従つて、本考案の目的は、部品点数を少なくし
てコストを下げると共に異物感を与えないシー
ト・ロツク装置の提供にある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、前端縁を中心としてシート・クツシ
ヨンが跳ね上げられる形式のシートのシート・ロ
ツク装置において、シート・クツシヨンの下位の
フロアに固定されたキヤツチ・ブラケツトと、ク
ツシヨン・パンに固定されたハウジングに揺動自
在に設けられていて、上記キヤツチ・ブラケツト
に重体後方から係合する向きに付勢されたロツ
ク・ワイヤと、その一端を上記ロツク・ワイヤに
巻き掛けることにより連結され、その他端をシー
ト・クツシヨンとシート・バツクとの接合部分か
らシート・クツシヨン上に引き出されていて、上
記他端を引くことによつて、上記ロツク・ワイヤ
を上記キヤツチ・ブラケツトから外すためのロツ
ク解除用ストラツプとからなり、上記ロツク解除
用ストラツプの上記ロツク・ワイヤとの巻き掛け
連結部にプロテクタを嵌挿したことを特徴とす
る。
(作用) シート・クツシヨンがロツク位置に置かれてい
るとき、ロツク・ワイヤは、その習性によつてキ
ヤツチ・ブラケツトに係合している。ロツク解除
用ストラツプを引つ張ると、ロツク・ワイヤがキ
ヤツチ・ブラケツトとの係合を外される。更に解
除用ストラツプを引くと、シート・クツシヨン
は、その前端縁を中心として跳ね上げられる。
(実施例) 以下、図示の実施例に基づいて本考案を詳細に
説明する。
第1図及び第3図において、セカンド・シート
のシート・クツシヨン1は、前端縁に設けられた
支持軸1a(第5図参照)を中心として矢印a方
向に跳ね上げ可能に設けられている。このシート
クツシヨン1の構造としては、車幅方向に分割さ
れているか否かは問わない。シート・クツシヨン
1の車幅方向略中央部の下位に位置しているフロ
ア・パン2には、キヤツチ・ブラケツト3が固着
されている。キヤツチ・ブラケツト3は、車体後
方(図にて右方)に向けて開いた係合部3aを形
成されている。キヤツチ・ブラケツト3の上位に
位置するクツシヨン・パン4には、ハウジング5
が固着されている。このハウジング5には、支軸
6によつてロツク7が揺動自在に支持されてい
る。ロツク7には、U字状に折り曲げられたロツ
ク・ワイヤ8の両端8a,8aが固着されてい
る。ハウジング5とロツク7との間の支軸には、
一端をハウジングに他端をロツク7にそれぞれ係
合させていて、ロツク・ワイヤ8に対してその係
合端8bをキヤツチ・ブラケツト3の係合部3a
に車体後方から係合する向きの回動習性を与える
ねじりばね9(第3図参照)が巻装されている。
ロツク・ワイヤ8は、ねじりばね9による付勢に
よつて、その係合端8bをキヤツチ・ブラケツト
3に係合させるのであるが、第1図においては、
係合端8bとキヤツチ・ブラケツト3とは互いに
離して示してある。ハウジング5の一側には、後
述するロツク解除時にロツク7の一部7aが係合
するストツパ5aが形成されている。シート・ク
ツシヨン1の厚さ方向において、ハウジング5
は、可及的底部(クツシヨン・パン4)寄りに配
設することが異物感を与えないという点で要求さ
れるが、この点を、本考案においては少ない部品
点数で達成している。
ロツク・ワイヤ8の係合端8bには、ロツク解
除用ストラツプ10の一端10aが連結されてい
る。一端10aの巻付け部外周には、第4図にも
示すように、ロツク・ワイヤ8(ストラツプの巻
掛け部分)とキヤツチ・ブラケツト3との間の接
触部分に樹脂製や板金製のプロテクタ11が嵌挿
されている。従つて、ロツク・ワイヤ8は、プロ
テクタ11をキヤツチ・ブラケツト3に係合させ
ることになり、ストラツプ10の摩耗が防止され
る。ロツク解除用ストラツプ10の他端10b
は、シート・クツシヨン1とシート・バツク12
との接合部分13からシート・クツシヨン1の上
に引き出されている。他端10bには、指掛け用
の輪が端部を折り返して形成されている。
以上のように構成されたシート・ロツク装置の
作用を説明する。
第1図はシート・クツシヨン1がロツク位置に
置かれた状態を示していて、ロツク・ワイヤ8は
ばね9の弾力によつてそのプロテクタ11をキヤ
ツチ・ブラケツト3の係合部3aに係合させてい
る。かかる状態において、シート・クツシヨン1
を、第5図に破線1Aで示すように跳ね上げるに
は、ストラツプ10の他端10bを矢印c方向
(第2図参照)に引つ張る。ストラツプ10が矢
印c方向に引かれると、ロツク・ワイヤ8が支軸
6を中心としてばね9の弾力に抗して反時計方向
に回動させられて、キヤツチ・ブラケツト3との
係合を外される。ストラツプ10を更に引くと、
ロツク・ワイヤ8が回動してロツク7の一部7a
がストラツプ5aに衝合する。ロツク7とストツ
パ5aが係合した状態でストラツプ10を更に引
つ張ると、シート・クツシヨン1は、矢印a方向
に回動させられる。ストラツプ10は、第5図に
符号1Aで示すようにシート・クツシヨン1を完
全に跳ね上げるまで引つ張る必要はなく、ロツク
を解除した後はシート・クツシヨン1に手を掛け
て回動させてもよい。
跳上げ位置に置かれたシート・クツシヨン1を
ロツク位置へ回動させるときに、ロツク解除用ス
トラツプ10の操作は不要である。すなわち、シ
ート・クツシヨンをロツク位置へ回動させると、
ロツク・ワイヤ8具体的にはプロテクタ11がキ
ヤツチ・ブラケツト3の斜面3bに衝合して係合
部3aに進入する。
(考案の効果) 以上のように、本考案のシート・ロツク装置に
よれば、少ない部品点数で構成したからコストが
安い。また、部品点数が少ないということは、ロ
ツク装置をシート・クツシヨン表面から深い位置
に配設できるから、当該クツシヨンに座つたとき
にさらに、ロツク解除用ストラツプのロツク・ワ
イヤとの巻き掛け連結部にプロテクタが嵌挿され
ているので、そのプロテクタがキヤツチ・ブラケ
ツトに係合することとなり、そのためロツク解除
用ストラツプが摩耗することなく、またプロテク
タを樹脂製にすれば金属同士の接触がなくなり、
振動による騒音もなくなるばかりでなく、ロツ
ク・ワイヤにより係合部の強度も損なわれない。
さらにまた、シート・クツシヨンを跳ね上げた場
合、ロツク・ワイヤが露出するが、このロツク・
ワイヤは、ストラツプ、プロテクタで覆われてい
るので、見栄えも比較的よく、乗員や荷物を傷つ
けるおそれもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すシート・ロツ
ク装置のロツク位置を示す断面図、第2図はロツ
ク解除時の作用を示す断面図、第3図は第1図中
の矢印A方向から見たシート・ロツク装置の背面
図、第4図はロツク・ワイヤとストラツプとの結
合部を示す斜視図、第5図は前端縁を中心として
跳ね上げられる形式のシートを具備した車両の一
例を示す側面図である。 1……シート・クツシヨン、2……フロア、3
……キヤツチ・ブラケツト、4……クツシヨン・
パン、5……ハウジング、8……ロツク・ワイ
ヤ、10……ロツク解除用ストラツプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 その前端縁を中心としてシート・クツシヨンが
    跳ね上げられる形式のシートにおいて、 上記シート・クツシヨンの下位のフロアに固定
    されたキヤツチ・ブラケツトと、 クツシヨン・パンに固定されたハウジングに揺
    動自在に設けられていて、上記キヤツチ・ブラケ
    ツトに重体後方から係合する向きに付勢されたロ
    ツク・ワイヤと、 その一端を上記ロツク・ワイヤに巻き掛けるこ
    とにより連結され、その他端をシート・クツシヨ
    ンとシート・バツクとの接合部分からシート・ク
    ツシヨン上に引き出されていて、上記他端を引く
    ことによつて、上記ロツク・ワイヤを上記キヤツ
    チ・ブラケツトから外すためのロツク解除用スト
    ラツプとからなり、 上記ロツク解除用ストラツプの上記ロツク・ワ
    イヤとの巻き掛け連結部にプロテクタ11を嵌挿
    した ことを特徴とするシート・ロツク装置。
JP1987093218U 1987-06-17 1987-06-17 Expired - Lifetime JPH0544192Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987093218U JPH0544192Y2 (ja) 1987-06-17 1987-06-17

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987093218U JPH0544192Y2 (ja) 1987-06-17 1987-06-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS641036U JPS641036U (ja) 1989-01-06
JPH0544192Y2 true JPH0544192Y2 (ja) 1993-11-09

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ID=30955612

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987093218U Expired - Lifetime JPH0544192Y2 (ja) 1987-06-17 1987-06-17

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5320093Y2 (ja) * 1973-10-12 1978-05-27

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JPS641036U (ja) 1989-01-06

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