JPS6030101Y2 - 車両用座席の背当折り畳み装置 - Google Patents

車両用座席の背当折り畳み装置

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JPS6030101Y2
JPS6030101Y2 JP1981075952U JP7595281U JPS6030101Y2 JP S6030101 Y2 JPS6030101 Y2 JP S6030101Y2 JP 1981075952 U JP1981075952 U JP 1981075952U JP 7595281 U JP7595281 U JP 7595281U JP S6030101 Y2 JPS6030101 Y2 JP S6030101Y2
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JP
Japan
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bracket
back support
hinge
backrest
seat
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JP1981075952U
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JPS57187233U (ja
Inventor
健一 安田
久男 豊嶋
昌信 森藤
Original Assignee
トヨタ車体株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は座席の背当が座部に対し前傾及び後傾自在に
折り畳みされる、車両用座席の背当折り畳み装置の改良
に関するものである。
従来、たとえばキャブオーバ−型等車両の前座席の背当
折り畳み装置は、第8図及び第9図に示すように、座部
2側に取付けられる座部ブラケット21と背当3側に取
付けられる背当ブラケット22がヒンジピン23により
枢着され、また座部ブラケット21には板バネ24を介
してロックピン・25が固着されていて〜背当3が起立
した正規の座席状態では座部ブラケット21と背当ブラ
ケット22のロック孔21A、22A内にロックピン2
5が挿入され、背当ブラケット22の回動が阻止される
ものであり、背当3を座部2に重ね合せる場合は、板バ
ネ24の先端のつまみ部24Aヲ外方へ引くことにより
、ロックピン25がロック孔21A、22Aより外れ、
ヒンジピン23を回動中心として背当ブラケット22す
なわち背当3が前傾可能になる。
ようにされている。しかしながら、上記した従来の背当
折り畳み装置は背当を傾動させる場合、及び元の状態に
戻す場合にロックピンの係脱操作が必要であり、操作し
にくい欠点があり、かつ座部に重合された背当は押さえ
手段がないため車の走行時にバタツク欠点があった。
本考案の目的は背当折り畳み装置における従来欠点を解
決することにあり、背当の傾動操作がし易く、かつ背当
を座部に重合した際、背当が座部に適度に押圧されてい
て車両の走行時においてバタツクことのない、車両用座
席の背当折り畳み装置を提供することにある。
また、本考案の他の目的は部品点数が少なくて組付けし
易い、車両用座席の背当折り畳み装置を提供することに
ある。
以下に、本考案を図示の実施例により説明する。
なお、本例の背当折り畳み装置は自動車の座席の座部雨
後側部付近に各々配設されても良いし、座席の左右いづ
れか一方の後側部に配設することも出来る構造であり、
本例では座席の左側部に取付けられた装置について説明
する。
第1図〜第7図において、脚台1の座部2後側部付近に
はヒンジブラケット4が立設されていて、ヒンジブラケ
ット4の中央部にはたて長の長孔5が設けられ、長孔5
の周面にはブツシュによるフランジ5Aが設けられてい
る。
ヒンジブラケット4の上端部4Aには凹状に切欠いた係
合凹部6がその開口側を少し前方向き(図において左方
向き)にして形成されている。
ヒンジブラケット4の長孔5の下方部位にはトーション
スプリング13の一端部13Bを係止する係止孔7が貫
通されている。
背当ブラケット9は背当3の下側部において背当3内の
フレーム8に固着されていて、背当ブラケット9の外側
面の中央には前記長孔5に係合させるヒンジピン10が
突設され、外側面の上部には前記係合凹部6に係脱させ
るための係合ピン11が突設されていて、係合ピン11
は長孔5に係合されたヒンジピン10が長孔5内の下端
に位置する時には係合凹部6内に充分に係合され、ヒン
ジピン10が長孔5内の上端に位置する時には係合ピン
11が係合凹部6より離脱し得るようにされている。
背当ブラケット9の外側面の前方側、図示左方側の、下
部には付勢状態のトーションスプリング13の輪状の端
部13Aを係止する係止ピン12が突設されている。
前記トーションスプリング13は環状に巻いたバネ線の
端部13A、13B側が常に拡開するようにされている
ものである。
しかして、木刀の背当折り畳み装置15はヒンジブラケ
ット4の長孔5に背当ブラケット9のヒンジピン10が
挿着され、ヒンジブラケット4と背当ブラケット9間に
は環状部分を後方側、図示右方側に向けたトーションス
プリング13が配置され、トーションスプリング13の
環状の端部13Aが背当ブラケット9の係止ピン12に
嵌着され、かつトーションスプリング13の他端部13
Bはヒンジブラケット4の係止孔7に挿通させ、ヒンジ
ブラケット4の外側にて折り曲げて抜は止めされ、トー
ションスプリング13はその両端部13A、13Bが拡
開方向に付勢させた状態となるようにして組付けられる
しかして、本例の背当折り畳み装置15は、いま背当ブ
ラケット9のヒンジピン10がヒンジブラケット4長孔
5の下端に位置し、係合ピン11は係合凹部6に係合し
ていて、背当3が座部2に対し起立した、正規の座席の
状態、すなわち背当ブラケット9はニュートラル位置に
ある(第3図参照)。
このニュートラル位置にあっては、前記トーションスプ
リング13は係止ピン12を介して背当ブラケット9を
下方向に弾圧する(第3図矢印P1参照)ので、係合ピ
ン11は係合凹部6内に係合され、解離しにくくされて
いる。
さて、背当3を前方(座部側)に倒すに際しては、トー
ションスプリング13の下方への弾圧力(第3図矢印P
1参照)に抗して背当3を上方(第5図矢印P2参照)
へ引き上げ、ヒンジピン10を長孔5内の上端に移動さ
せるとともに、係合ピン11を係合凹部6より解離させ
る(第5図参照)。
なお、背当3の上方への移動により、トーションスプリ
ング13はヒンジブラケット4の係止孔7を中心として
時計方向に回動される。
次いで、引き上げた背当3の上端を座部2前端側に倒す
ことにより、背当3はヒンジブラケット4の長孔5に係
合されたヒンジピン10を回動中心として座部2に重合
させることができる(第6図参照)。
この背当3の前倒しに際しては、係止ピン12はヒンジ
ブラケット4の係止孔7より後方でかつ上方に押し上げ
られた位置にされるので、トーションスプリング13の
弾圧は第6図矢印Q1方向に作用し、ヒンジピン10を
中心に回転モーメントが生じ、保合ピン11側に下向き
の力(図示矢印Q2)が働き、倒された背当3は座部2
側に押圧され、背当3のバタツキが生じない。
また、背当3を座部2後方に倒す場合には、上方に引き
上げた背当3(第5図参照)の上端を、座部2後方に倒
すことにより、背当3はヒンジブラケット4の長孔5に
係合されたヒンジピン10を回動中心として座部2上面
を背当3の背当面が一致するフルフラット状に後倒しす
ることができる(第7図参照)。
すなわち、このフルフラット状態においては、係止ピン
12がヒンジブラケット4の係止孔7より前方でかつ上
方に押し上げられた位置にされるので、トーションスプ
リング13の弾圧は第7図矢印R1方向に作用し、ヒン
ジピン10を中心に回転モーメントが生じ、係合ピン1
1側に下向きの力(図示矢印R2)が働き、倒された背
当3は下方に押圧され背当3のガタッキが生じない。
本例のヒンジブラケット4の係合凹部6はその開口側を
自動車の前部側に向けて斜状に形成しであるので、正規
の座部の状態即ち背当ブラケット9がニュートラル位置
において、背当ブラケット9の係合ピン11がヒンジブ
ラケット4の係合凹部6に対し係合性がよく都合がよい
が、ヒンジブラケット4の係合凹部6は必ずしも斜状に
形成する必要はなく、上下方向に真っすぐに形成し、深
目になした凹状の係合凹部(図示せず)となしてもよい
また、その位置は、ヒンジブラケット4の上端部に限る
必要もない。
また、本例においては背当を前傾及び後傾しうるように
なしたが、背当は前傾のみを行ない、後傾させない場合
にも適用される。
なお、本例の背当の折り畳み装置15はヒンジブラケッ
ト4側に長孔5と係合凹部6を設け、背当ブラケット9
側にヒンジピン10及び係合ピン11を設けたが、長孔
5及び係合凹部6は背当ブラケット9側に形成し、ヒン
ジピン10及び係合ピン11はヒンジブラケット4内面
側に形成し各々係合可能な構造(図示せず。
)になすことができる。
ただし、この時、背当ブラケット9側に形成される係合
凹部6の切欠きは、本例とは逆の向き即ち、下方向に向
けて凹状となる。
以上説明したように本考案は、脚体部あるいは座部後側
部に固定されるヒンジブラケットと、背当の下側部に固
着される背当ブラケットが、たて長の長孔とヒンジピン
による係合手段にて上下方向に移動及び回動可能に係合
され、かつヒンジブラケットと背当ブラケットは背当ブ
ラケットの下方向の移動により係合され、上方向の移動
により解離される係合ピンと係合凹部よりなる係脱手段
を有し、この係脱手段が解離された際、背当ブラケット
が前傾及び後傾自在にされた背当の折り畳み装置となし
たため、背当ブラケットの保合ピンがヒンジブラケット
の係合凹部に係合され、起立状態の背当は、背当を上方
へ引き上げた後、前方へ倒すことにより背当は容易に座
部に重合状に折り畳むことができる。
そして、本考案はヒンジピンの下方位置でかつヒンジブ
ラケット及び背当ブラケット間には一端がヒンジブラケ
ットに取付けられ、他端がヒンジブラケット取付は部位
より低位において背当ブラケットに取付けられかつ背当
ブラケットを下方向に弾圧するトーションスプリングを
介装せしめた背当折り畳み装置となしたため、背当が起
立状態においてはトーションスプリングの弾圧により背
当は下方へ引かれ、係合ピンと係合凹部との係合性がよ
く、かつ背当を前倒しして座部に重合させた場合には背
当は座部側に押圧されるので、車両の走行時において背
当がバタツクことのないものである。
また本発明の背当の折り畳み装置はその構造が単純であ
るので、部品数も少なく組付けに際し都合がよい。
特に、この考案は、ヒンジブラケットに対しヒンジピン
を支点として背当を前倒したときには、トーションスプ
リング一端の第1取付部に対し他端の第2取付部が上方
に位置するとともにヒンジピンの後方に位置し、前記背
当を後倒したときには、前記第1取付部に対し第2取付
部が上方に位置するとともにヒンジピンの前方に位置す
るように、トーションスプリングの第1、第2の両取付
部の配設位置を設定した。
したがって、この考案によれば、背当を前倒したときに
は、該背当の前倒方向にトーションスプリングの弾圧が
作用する一方、背当を後倒したときには、該背当の後側
方向にトーションスプリングの弾圧が作用する。
このため、背当を前倒位置並びに後側位置に付勢保持し
て、これら各位置における背当の浮上がりゃ上下方向の
ガタッキを防止することができるとともに、背当を前倒
位置並びに後側位置に保持するtコめの係脱可能な係止
手段を配設する必要性も解消され、この分だけ構造を簡
単になし得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図は本考案の背当折り畳み装置の実施例を
示すもので、第1図は本例装置を取付けた座席の側面図
、第2図は本例装置のパーツを示す分解図、第3図は本
例装置の正規状態を示す正面図、第4図は第3図IV−
IV線における拡大した断面図、第5図は背当を引き上
げた状態の説明図、第6図は背当を前傾し座部に重合さ
せた状態の説明図、第7図は背当を後傾し座席をフルフ
ラット状態にした場合の説明図である。 第8図及び第9図は従来座席の背当折り畳み装置を示す
もので、第8図は背当折り畳み装置の正面図、第9図は
第8図IX−IX線における断面図である。 1・・・・・・脚台、2・・・・・・座部、3・・・・
・・背当、4・曲・ヒンジブラケット、5・・間長孔、
6・・・・・・係合凹部、7・・・・・・係合孔、9・
曲・背当ブラケット、1゜・・・・・・ヒンジピン、1
1・・・・・・係合ピン、12・・・・・・係止ピン、
13・曲・トーションスプリング、15・・・・・・背
当折り畳み装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 脚体あるいは座部後側部に固定されるヒンジブラケット
    と、背当の下側部に固着される背当ブラケットが、たて
    長の長孔とヒンジピンによる係合手段にて上下方向に移
    動及び回動可能に係合され、かつヒンジブラケットと背
    当ブラケットは背当ブラケットの下方向の移動により係
    合され、上方向の移動により解離される係合ピンと係合
    凹部よりなる係脱手段を有腰この係脱手段が解離された
    際、背当ブラケットが前傾及び後傾自在にされた背当の
    折り畳み装置であって、ヒンジピンの下方位置でかつ前
    記ヒンジブラケット及び背当ブラケット間には一端の第
    1取付部がヒンジブラケットに取付けられ、他端の第2
    取付部がヒンジブラケット取付は部位より低位において
    背当ブラケットに取付けられかつ背当ブラケットを下方
    向に弾圧するトーションスプリングを介装せしめ、しか
    も前記ヒンジブラケットに対してヒンジピンを支点とし
    て背当を前倒したときには、トーションスプリング一端
    の第1取付部に対し他端の第2取付部が上方に位置する
    とともにヒンジピンの後方に位置し、前記背当を後側し
    たときには、前記第1取付部に対し第2取付部が上方に
    位置するとともにヒンジピンの前方に位置するように、
    トーションスプリングの第1、第2の両取付部の配設位
    置を設定したことを特徴とする車両用座席の背当折り畳
    み装置。
JP1981075952U 1981-05-25 1981-05-25 車両用座席の背当折り畳み装置 Expired JPS6030101Y2 (ja)

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JPS57187233U JPS57187233U (ja) 1982-11-27
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