JPH0780878B2 - 5―アミノアルキル―β―カルボリン誘導体及びその製法 - Google Patents

5―アミノアルキル―β―カルボリン誘導体及びその製法

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JPH0780878B2
JPH0780878B2 JP61300219A JP30021986A JPH0780878B2 JP H0780878 B2 JPH0780878 B2 JP H0780878B2 JP 61300219 A JP61300219 A JP 61300219A JP 30021986 A JP30021986 A JP 30021986A JP H0780878 B2 JPH0780878 B2 JP H0780878B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、新規な5−アミノアルキル−β−カルボリン
誘導体及びその製法に関する。
本発明による化合物は一般式I: 〔式中nは0又は1であり、 R1は水素又は低級アルキルを表わし、 R2及びR3はそれぞれ水素を表わすか又は置換されていて
よい低級アルキル、アシル又はアリールを表わすかある
いは窒素原子と一緒に5−又は6員のヘテロ環を形成
し、 R4は水素、低級アルキル又は低級アルコキシアルキルを
表わし、かつ Xは式: (式中R5は水素、低級アルキル又はシクロアルキルを表
わす)のオキサジアゾリル基か、COOR6基(R6は水素又
は低級アルキルを表わす)か又はCO−NR7R8基(R7及びR
8はそれぞれ水素を表わすかもしくは置換されていてよ
い低級アルキル、アシル又はアリールを表わし、その際
にR7及びR8は窒素原子と一緒に5−又は6員のヘテロ環
を形成してよい)を表わす〕を有する。
低級アルキルとは、C1〜C6−炭素原子数の直鎖及び分枝
鎖の基である。例えばメチル、エチル、n−プロピル、
イソプロピル、n−ブチル、イソブチル及びt−ブチル
のような優れたC1〜4−アルキル基が挙げられる。
低級アルキルR2、R3、R7及びR8の置換基としては次のも
のが好適である:ヒドロキシル、低級アルコキシ、メル
カプト、低級アルキルチオ、フエニル、場合により低級
アルキルで置換されたアミノ、例えばモルホリン、ピペ
リジン、チオモルホリン、ピペラジン、ピロリジンのよ
うな硫黄、窒素又は酸素のような他のヘテロ原子を含有
してよくかつ低級アルキル1又は2個で置換されていて
よい5〜6員ヘテロ環。付加的に、ピペラジン基では4
位の窒素は低級アルキル基により置換されていてよい。
R2とR3又はR7とR8が窒素原子と一緒にヘテロ環を形成す
る際に、ヘテロ環は5〜6員であり、かつ飽和か又は不
飽和であつてよく、硫黄、窒素又は酸素のような他のヘ
テロ原子を含有してよい。
例えば、前記の飽和ヘテロ環並びにイミダゾール、ピラ
ゾール、ピロール等のような不飽和ヘテロ環が好適であ
る。
殊に、アシル基は例えば酢酸、プロピオン酸、酪酸、蟻
酸等のような4個までの炭素原子を有する脂肪族カルボ
ン酸から誘導される。
アリールとはフエニル基及び例えばフラン、チオフエ
ン、ピリジン等のようなヘテロ芳香族基である。
R7及びR8の優れたものとしては、C1〜3−アルキルが
挙げられ、かつ窒素原子と一緒に、他のヘテロ原子を含
有してよい含窒素5〜6員の飽和ヘテロ環が挙げられ
る。
シクロアルキル基R5は炭素原子3〜7個を含有してよ
く、例えばシクロプロピル、メチルシクロプロピル、シ
クロブチル、シクロペンチル等のような炭素原子3〜5
個を有する基が優れたものとして挙げられる。
脊椎動物の中枢神経における特定の部位は1,4−及び1,5
−ベンゾジアゼピンの結合に対して高い特異的親和性を
有することが知られている〔R.F.スクワイアズ(Squire
s)及びC.ブレストラツプ(Braestrup)共著、“ネイチ
ヤー(Nature)"266巻、734頁(1977)〕。これらの部
位はベンゾジアゼピン受容器と名付けられる。
本発明による化合物の薬理特性に重要な受容器親和性は
ベンゾジアゼピン受容器から放射性標識フルニトラゼパ
ムを排除する能力を試験することにより測定した。
本発明による化合物の排除作用はIC50−及びED50値とし
て記載される。IC50値とは、例えばラツトの脳膜の懸濁
液全容量0.55mlを含有する試料中のH3−フルニトラゼパ
ム(0.1nM、0℃)の特異的結合を50%排除する濃度で
ある。
排除試験は次のように実施する: KH2PO4(pH7.1)25ml中の未処置のラツトの前脳の懸濁
液0.5ml(1試料当たり組織5〜10mg)を3H−ジアゼパ
ム(比放射能14.4Ci/ミリモル、1.9nM)又は3H−フルニ
トラゼパム(比放射能87Ci/ミリモル、1.0nM)と一緒に
0℃で40〜60分間恒温保持する。恒温保持後、懸濁液を
ガラスフリツトを通して濾過し、残渣を冷い緩衝溶液で
2回洗浄しかつシンチレーション計数計で放射能を測定
する。
この実験を繰返すが、但し放射性標識ベンゾジアゼピン
の添加前に、排除作用について測定すべき化合物を一定
量で又は過剰量で添加する。得られた数値をベースとし
てIC50値を計算することができる。
ED50値は、生きている脳においてフルニトラゼパムのベ
ンゾジアゼピン受容器への特異的結合を対照値の50%に
低下させる実験物質の用量を表わす。
生体内試験は次のように実施する: いくつかの群のマウスに実験物質を異なる用量で通常の
ように腹腔内に注入する。15分後に、マウスに3H−フル
ニトラゼパムを静脈内投与する。20分後にマウスを殺
し、その前脳を摘出しかつ脳膜に特異的に結合している
放射能をシンチレーション計数計で計測する。ED50値を
用量/作用−曲線から測定する。
特に、本発明による化合物は薬理試験において不安除去
作用及び抗痙攣作用を示す。抗痙攣作用を実験するに当
り、ペンチレンテトラゾール(ペンタゾール)で誘発さ
れた痙攣の抑制を試験する。ペンタゾールを150mg/kgの
量で塩酸溶液(pH2〜3)として試験物質を投与してか
ら15〜30分後に皮下投与する。この量は、未処置の動物
を死に到らしめる交代性及び持続性の痙攣を誘発する。
痙攣するマウスの数及びペンタゾールを投与して30分間
後に死亡したマウスの数を記録する。
リツチフイールド(Litchfield)及びウイルコキソン
(Wiecoxon)による方法〔“ジヤーナル・オブ・フアー
マコロジー・エンド・エクスペリメンタル・セラピユー
テツクス(J.Pharmacol.exp.Ther.)”、96巻、99〜103
頁(1949年)〕ではED50値は、動物の50%を痙攣及び死
亡からまもる拮抗作用物質の量と定義されている。
一般式Iを有する新規化合物は有用な薬理特性を有す
る。特に、中枢神経系に対して作用し、それ故人間医学
の精神薬として好適である。特に、本化合物は不安の伴
なう抑うつ症、てんかん、睡眠障害、けいれん状態及び
知覚脱失の際の筋弛緩の治療に使用することができる。
本発明による化合物は健忘ないしは記憶回復特性も有し
ている。
本発明による化合物は、例えば公知のガレヌス法により
経口投与又は腸管外投与に好適な製薬的調剤の調製に使
用することができる。
そのための助剤としては本発明による化合物に対して不
活性である、生理的に認容性の有機及び無機の担持物質
が腸内及び腸管外投与に好適である。
例えば、担持物質としては水、塩溶液、アルコール、ポ
リエチレングリコール、ポリヒドロキシエトキシル化ヒ
マシ油、ゼラチン、ラクトース、アミロース、ステアリ
ン酸マグネシウム、タルク、珪酸、脂肪酸モノ−及び−
ジグリセリド、ペンタエリトリトール脂肪酸エステル、
ヒドロキシメチルセルロース及びポリビニルピロリドン
が挙げられる。
製薬的調剤は滅菌し及び/又は滑剤、保存剤、安定剤、
湿潤剤、乳化剤、緩衝剤及び色素のような助剤を加える
ことができる。
特に、腸管外投与には、注射溶液又は懸濁液、特にポリ
ヒドロキシエトキシル化ヒマシ油中の活性化合物の水溶
液が好適である。
特に、経口投与には、タルク及び/又は例えばラクトー
ス、トウモロコシ殿粉又はジヤガイモデンプンのような
炭化水素賦形剤又は一結合剤と共に錠剤、糖衣剤又はカ
プセルが好適である。場合により甘味剤が添加される例
えばジユースのような液状形で適用することもできる。
本発明による化合物は、生理的に認容な賦形剤中の活性
物質0.05〜100mgの用量単位で投与する。
本発明による化合物は、用量0.1〜300mg/日、殊に1〜3
0mg/日で適用する。
一般式Iの本発明による化合物の製造は公知方法により
行なう。
例えば、一般式Iの化合物の製造は次のように行なう。
a)一般式II: 〔式中R1、R4、X及びnは前記のものを表わし、 Zはハロゲン又はヒドロキシルであり、かつR9は水素又
は保護基を表わす〕の化合物を式:HNR2R3〔式中R2及び
R3は前記のものを表わす〕の化合物と反応させ、引続い
て場合により保護基を脱離するか、 b)一般式III: 〔式中R4及びXは前記のものを表わし、かつYはO2N−
C−R1又はR2−Nを表わし、その際にR1は前記のものを
表わしかつR2は置換されていてよい低級アルキル又はア
リールを表わす〕の化合物を水素化してR3が水素である
一般式Iの化合物を生成し、かつ引続いて場合により方
法a)又はb)により得られた化合物をエステル交換す
るか又はエステルをけん化しかつ所望の場合このように
して得られたカルボン酸を α)アミド化するか又はβ)式: 〔式中R5は前記のものを表わす〕の化合物と反応させ
て、Xが式: 〔式中R5は前記のものを表わす〕の基である一般式Iの
化合物に変換するか、あるいは c)一般式IV: 〔式中R1、R2、R3、R4及びnは前記のものを表わす〕の
化合物を式:(R5CO)2O〔式中R5は前記のものを表わす〕
の無水カルボン酸と反応させてXが式: 〔式中R5は前記のものを表わす〕の基である一般式Iの
化合物に変換することを特徴とする。
例えば、a)法によるアミノ基の導入は相応するハロゲ
ン化合物と第一又は第二アミンとの反応により行なう。
ハロゲンとしては塩素、臭素及び沃素が好適である。溶
剤としては、例えばジメチルスルホキシド、ジメチルホ
ルムアミド、N−メチルピロリドン等のような双極性中
性溶剤又はプロトン溶剤、例えばメタノール、エタノー
ル、プロパノール等のようなアルコールもしくは例えば
クロロホルム、塩化メチレン等のような塩素化炭化水素
が好適である。
ヒドロキシアルキレン化合物から出発して、常法により
例えば前記の溶剤中で中間的に三ハロゲン化リンで製造
したハロゲンアルキレン化合物を介して同様に相応する
アミンを製造することができる。
反応温度は0℃〜溶剤の沸騰温度である。一般に、反応
は約10〜24時間後に終結している。
9位に例えばアシル−又はトシル保護基のような常用の
保護基が存在する場合、これらはアミンとの反応の際に
脱離するか又は常法で例えば炭酸ナトリウムは−カリウ
ム/ヒドロキシド又は−アルコラートのような塩基で処
理することにより除去する。
アミン化は例えばアルゴン又は窒素のような不活性ガス
を用いるか又は用いないで実施することができる。
a)法でβ−カルボリン−3−カルボン酸を使用する場
合、相応するβ−カルボリン−3−カルボン酸アミドが
得られる。
b)法による一般式IIIの化合物の水素化は、殊に接触
的に、例えば活性炭のような好適な担体上の白金又はパ
ラジウムのような貴金属触媒を用いて又はラニーニツケ
ルを用いて行なう。
水素化をアルコール、例えばメタノール、エタノール、
プロパノール等のようなプロトン溶剤中で室温乃至溶剤
の沸騰温度で常圧下又はH2圧下に行なうと優れている。
エステル交換を回避するために、溶剤としてその都度の
エステル成分のアルコール中で作業する。一般に、反応
は5〜7時間後に終結する。
b)法により、ニトロ化合物の水素化の際には第一アミ
ンが、イミンの水素化の際には第二アミンが得られる。
エステル交換をしようとする場合、例えば相応するアル
コール又はアルコラートと反応させることができ、場合
により無水アルコール中の触媒としてのチタンテトライ
ソプロピラートを加えることができる。一般に、エステ
ル交換は温度60〜120℃で実施しかつ約2〜6時間後に
終結している。
例えば、t−ブチルエステル基の導入はカルボン酸をt
−ブトキシ−ビス(ジメチルアミノ)メタンと反応させ
ることにより行なう。一般に、反応をアルゴン又は窒素
のような不活性ガス雰囲気下及び湿分の排除下に高めら
れた温度で行なう。
エステル基のけん化は酸性あるいはアルカリ性で行な
う。エステルを例えばメタノール、エタノール又はエチ
レングリコールのようなプロトン溶剤中で水酸化カリ又
は水酸化ナトリウムのような稀水性アルカリ溶液と共に
反応混合物の還流温度までの温度に加熱してアルカリ性
でけん化すると有利である。
例えばカルボン酸アミドは、中間的にカルボン酸とカル
ボニル−又はチオニルジイミダゾールとから製造される
相応するイミダゾリドから、アミンとの反応によつても
得られる。この反応は例えばジメチルホルムアミド、ジ
メチルアセトアミド等のような双極性中性溶剤中、室温
で行なう。
1,2,4−オキサジアゾール−5−イル基の導入に当り、
β−カルボリン−カルボン酸を式:R5−C(=NOH)NH2
のアミドキシムと、100℃以上で沸騰しかつ反応生成物
に対して不活性である不活性溶剤中で反応混合物の還流
温度で縮合させる。例えば、この縮合反応に好適な溶剤
はトルエン及びジメチルホルムアミドである。遊離β−
カルボリン−3−カルボン酸を縮合反応前に好適な方法
で活性化する。例えば、遊離酸を混合無水物、活性化さ
れたエステル又は塩化物に変換することができる。
イミダゾール/塩化チオニル又はカルボニルジイミダゾ
ールを用いてジオキサン、テトラヒドロフラン、ジメチ
ルホルムアミド又はN−メチルピロリドンのような中性
溶剤中で0〜50℃、殊に室温でイミダゾリドに活性化す
ることも有利であることが判明した。
例えば、1,2,4−オキサジアゾール−3−イル基の導入
に当つては、一般式IVのβ−カルボリン−3−カルボキ
サミドキシムを酸無水物(R5CO)2Oと室温で反応させ、引
続いて沸騰温度まで加熱する。反応は約7時間後に終結
しかつ常法で後処理する。
本発明による化合物はラセミ体として存在するかあるい
は常法により対掌体に分離することができる。
出発化合物の製造は公知であるか又は公知方法により行
なう。
例えば3−カルボキサミドキシムは、3−カルボン酸ニ
トリルをヒドロキシルアミンと反応させてβ−カルボリ
ンカルボン酸から製造する。
例えば、一般式IIの5−ハロゲンメチル出発化合物は5
−メチルカルボリン化合物をN−ハロゲンスクシンイミ
ド、特にN−ブロム−スクシンイミドと常用の反応条件
下に製造することができる。
実施例 次に本発明方法を実施例により詳説する。
例1 5−フエニルアミノメチル−β−カルボリン−3−カル
ボン酸−エチルエステル 5−フエニルイミノメチル−β−カルボリン−3−カル
ボン酸エチルエステル(0.25g)をエタノール100ml中で
ラニーニツケルの添加下に常圧及び温度25℃で水素化す
る。水素1モルの吸収には約40分間を必要とする。触媒
の濾別及び濾液の蒸発後に残る残渣を珪酸ゲルによりジ
クロルメタン10部とエタノール1部とからの混合物を用
いてクロマトグラフイ処理を行なう。5−フエニルアミ
ノメチル−β−カルボリン−3−カルボン酸エチルエス
テル0.15gが得られる。融点256〜258℃ 出発物質は次のように生成する: a)5−ホルミル−β−カルボリン−3−カルボン酸−
エチルエステル 5−ヒドロキシメチル−β−カルボリン−3−カルボン
酸−エチルエステル(1.0g)をジクロルメタン(250m
l)中で二酸化マンガン(1.5g)と室温(25℃)で16時
間攪拌する。更に二酸化マンガン(0.75g)の添加後、
反応混合物を再度16時間攪拌する。引続いて不溶分の濾
別後、蒸発濃縮し、残渣を酢酸エステルから2回再結晶
させる。このようにして融点273〜276℃の5−ホルミル
−β−カルボリン−3−カルボン酸−エチルエステル0.
5gが得られる。
b)5−フエニルイミノメチル−β−カルボリン−3−
カルボン酸−エチルエステル 5−ホルミル−β−カルボリン−3−カルボン酸−エチ
ルエステル(0.153g)を酢酸(3ml)中のアニリン(0.1
12g)と窒素下に25℃で1時間攪拌する。析出した結晶
を吸引濾取する。収率は融点298〜302℃の5−フエニル
イミノメチル−β−カルボリン−3−カルボン酸エチル
エステル0.111gである。
例2 5−(1−イミダゾリルメチル)−4−メトキシメチル
−β−カルボリン−3−カルボン酸−エチルエステル 5−ブロムメチル−4−メトキシメチル−β−カルボリ
ン−3−カルボン酸−エチルエステル(0.35g)をジメ
チルスルホキシド(4ml)中のイミダゾール(0.13g)と
共に3日間室温で放置する。水(40ml)の添加後、析出
した沈殿をエタノールから再結晶させかつ珪酸ゲルでジ
クロルメタン19部及びメタノール1部からの混合物を用
いてクロマトグラフイ処理を行なう。このようにして融
点220〜222℃の5−(1−イミダゾリルメチル)−4−
メトキシメチル−β−カルボリン−3−カルボン酸−エ
チルエステル0.2gが得られる。
出発物質は次のように製造する: a)4−アセトキシメチルインドール 4−ヒドロキシメチルインドール(17g)をピリジン(1
2ml)中で無水酢酸(11.9ml)と蒸気浴上で3時間加熱
する。エーテルで稀釈後、反応混合物を初めに1N−塩酸
で、次に飽和重炭酸ナトリウム溶液、最後に水で振出す
る。このエーテル性溶液を蒸発濃縮する。4−アセトキ
シメチルインドール20gが残留する。
b)3−(4−アセトキシメチルインドール−3−イ
ル)−4−メトキシ−2−ニトロ酪酸エチルエステル 4−アセトキシ−メチルインドール(189g)をトルエン
(6l)及び酢酸(0.7l)からの混合物中に溶かす。この
溶液に3−ヒドロキシ−2−ニトロ−5−オキサ−ヘキ
サン酸−エチルエステル(570ml)を加える。この混合
物を含有するフラスコを水流ポンプにより排気する。そ
の後、アルゴンで常圧への調整をもたらす。排気と圧力
調整を4回くり返す。引続いて、反応混合物を無水アル
ゴン雰囲気中で2時間還流沸騰させる。2lに濃縮後、溶
液を酢酸エチルエステルで稀釈しかつその都度1の1N
−塩酸で3回振出する。その後、飽和食塩溶液で中性に
なるまで洗浄する。硫酸ナトリウム上で乾燥させた溶液
を蒸発濃縮する。残渣を珪酸ゲルでジクロルメタンによ
りクロマトグラフイ処理をする。表題化合物393gが油状
形で得られる。
c)3−(4−アセトキシメチルインドール−3−イ
ル)−2−アミノ−4−メトキシ−酪酸−エチルエステ
ル 3−(4−アセトキシメチルインドール−3−イル)−
2−ニトロ−4−メトキシ−酪酸−エチルエステル(22
6g)をエタノール(2.3l)中で触媒としてラニーニツケ
ルを用いて常圧の水素下に熱供給せずに水素化する。水
素3モルが3 1/2時間で吸収され、その際に温度は最高4
5℃に達する。触媒を濾別しかつ残分を蒸発濃縮した後
で、粗製生成物を珪酸ゲルでジクロルメタン(97.5%)
及びエタノール(2.5%)からの混合物を用いてクロマ
トグラフイ処理をする。表題化合物130gが非結晶性ジア
ステレオマー混合物として得られる。
d)5−アセトキシメチル−4−メトキシメチル−1,2,
3,4−テトラヒドロ−β−カルボリン−1,3−ジカルボン
酸−3−エチルエステル 水(30ml)中のグリオキシル酸1水化物(2.4g)の0℃
に冷却した溶液にアルゴン保護及び攪拌下に酢酸エチル
エステル(40ml)中の3−(4−アセトキシメチルイン
ドール−3−イル)−2−アミノ−4−メトキシ−酪酸
−エチルエステル(8.7g)の溶液を徐々に滴加する。重
炭酸カリウム(約1g)の添加により溶液のpH値を4に調
節する。混合物を2時間攪拌し、その際に室温に昇温さ
せる。酢酸エステル−及び水相を分離し、水相を酢酸エ
ステルで3回振出する。合した酢酸エステル抽出物を1
回水洗し、硫酸ナトリウムで乾燥させかつ蒸発濃縮す
る。表題化合物9gが残留する。
e)5−アセトキシメチル−4−メトキシメチル−β−
カルボリン−3−カルボン酸−エチルエステル 酸素を含まないジクロルメタン(0.6l)中の5−アセト
キシメチル−4−メトキシメチル−1,2,3,4−テトラヒ
ドロ−β−カルボリン−1,3−ジカルボン酸−3−エチ
ルエステル(76g)の溶液にアルゴン保護下に90%アジ
ゾカルボン酸ジエチルエステル(76ml)を熱供給せずに
攪拌下に滴加する。温度は約10℃高まる。9時間還流沸
騰させ、その後、混合物を室温で60時間放置する。沈殿
を吸引濾取し、蒸発濃縮した母液から珪酸ゲルでジクロ
ルメタン(95%)とメタノール(5%)とからの混合物
を用いてクロマトグラフイ処理すると更に最終生成物が
得られる。表題化合物合計65gが融点129〜133℃の無色
の結晶の形で得られる。
(f)5−ヒドロキシメチル−4−メトキシメチル−β
−カルボリン−3−カルボン酸−エチルエステル 5−アセトキシメチル−4−メトキシメチル−β−カル
ボリン−3−カルボン酸エチルエステル(7.9g)をエタ
ノール(100ml)中のナトリウム(1.4g)の溶液中に取
りかつ4日間+4℃で放置する。溶液を濃縮し、十分な
酢酸エチルエステル中に取り、水でアルカリを含まなく
なるまで洗い、硫酸ナトリウムで乾燥しかつ真空中で蒸
発濃縮する。残渣をエタノールで処理すると表題化合物
6.6gが融点139〜140℃の無色の結晶として生じる。
g)5−ブロム−メチル−4−メトキシメチル−β−カ
ルボリン−3−カルボン酸−エチルエステル 5−ヒドロキシメチル−4−メトキシメチル−β−カル
ボリン−3−カルボン酸−エチルエステル(1g)をジク
ロルメタン(50ml)中に溶かす。乾燥アルゴン雰囲気中
でジクロルメタン(50ml)中の三臭化リン(0.86g)の
溶液を滴加する。室温で20時間攪拌した後で、沈殿を吸
引濾取しかつ酢酸エチルエステルで洗う。融点223〜225
℃の表題化合物1.2gが得られる。
例3 4−メトキシメチル−5−(4−モルホリニルメチル)
−β−カルボリン−3−カルボン酸−エチルエステル 5−ヒドロキシメチル−4−メトキシメチル−β−カル
ボリン−3−カルボン酸−エチルエステル(0.20g)を
ジクロルメタン(5ml)中に溶かす。攪拌下にジクロル
メタン(3ml)中の三臭化リン(0.17g)の溶液を滴加す
る。3時間の攪拌後に混合物を+10℃に冷却しかつエタ
ノール(5ml)中のモルホリン(1.0ml)の溶液を滴加す
る。一晩滞留させた後、溶剤を蒸発させ、残渣を珪酸ゲ
ルでジクロルメタン(19部)とエタノール(1部)とか
らの混合物を用いてクロマトグラフイ処理をし、融点19
5〜196℃の表題化合物(0.16g)が得られる。
同様にして、次のものが得られる: 4−メトキシメチル−5−(4−メチル−1−ピペラジ
ニルメチル)−β−カルボリン−3−カルボン酸−エチ
ルエステル、融点249〜252℃。
4−メトキシメチル−5−(1−ピペリジニルメチル)
−β−カルボリン−3−カルボン酸エチルエステル、 4−メトキシメチル−5−(2,6−ジメチル−4−モル
ホリニルメチル)−β−カルボリン−3−カルボン酸エ
チルエステル、 4−メトキシメチル−5−ジエチルアミノメチル−β−
カルボリン−3−カルボン酸−エチルエステル、 4−メチル−5−(4−モルホリニルメチル)−β−カ
ルボリン−3−カルボン酸エチルエステル、融点226〜2
27℃ 4−メトキシメチル−5−ジメチルアミノメチル−β−
カルボリン−3−カルボン酸−エチルエステル、 4−メトキシメチル−5−〔2−(4−モルホリニル)
−エチル〕−アミノメチル−β−カルボリン−3−カル
ボン酸−エチルエステル、 5−〔N−(2−エトキシエチル)−アミノエチル〕−
4−メトキシメチル−β−カルボリン−3−カルボン酸
−エチルエステル、融点193〜195℃ 5−〔N,N−ビス(2−メトキシエチル)−アミノメチ
ル〕−4−メトキシメチル−β−カルボリン−3−カル
ボン酸−エチルエステル、融点103〜105℃ 例4 4−メトキシメチル−5−(4−モルホリニルメチル)
−β−カルボリン−3−カルボン酸 例3により得られたエチルエステル(0.30g)をエタノ
ール(30ml)中で1N−カセイソーダ(2.3ml)と4時間
還流沸騰させる。冷却後、1N−酢酸(2.3ml)を添加し
かつ蒸発濃縮しする。結晶の蒸発濃縮残渣を吸引濾取し
かつ十分に水洗する。このようにして表題化合物0.27g
が得られる。融点253〜255℃ 同様にして次のものが得られる: 4−メトキシメチル−5−(2,6−ジメチル−4−モル
ホリニル−メチル)−β−カルボリン−3−カルボン酸 例5 4−メトキシメチル−5−(4−モルホリニルメチル)
−β−カルボリン−3−カルボン酸−t−ブチルエステ
ル 例4により得られた酸(0.35g)をt−ブトキシ−ビス
−(ジメチルアミノ)−メタン(7ml)中でアルゴン保
護下に2時間120℃に加熱する。t−ブトキシ−ビス−
(ジメチルアミノ)−メタンを蒸発させた後で、残渣を
酢酸エチルエステル中に取る。溶液を飽和食塩溶液で振
出し、乾燥させかつ蒸発濃縮する。残渣を珪酸ゲルで同
量部のヘキサンとアセトンとからの混合物を用いてクロ
マトグラフイ処理をする。表題化合物の収量は0.2gであ
る。
同様にして次のものが得られる: 4−メトキシメチル−5−(2,6−ジメチル−4−モル
ホリニル−メチル)−β−カルボリン−3−カルボン酸
−t−ブチルエステル 例6 4−メトキシメチル−5−(4−モルホリニルメチル)
−β−カルボリン−3−カルボン酸−イソプロピルエス
テル 5−ブロム−メチル−4−メトキシメチル−β−カルボ
リン−3−カルボン酸−イソプロピルエステル(0.53
g)をエタノール(10ml)中に懸濁させる。モルホリン
(2.6ml)の添加後に生成する溶液を25℃で20時間滞留
させる。それを酢酸エチルエステル(60ml)で稀釈し、
かつそれがアルカリ反応をしなくなるまで水で振出す
る。中性溶液を真空中で蒸発濃縮し、残渣を酢酸エチル
エステルから再結晶させる。収量は0.16gで、融点214〜
216℃である。
出発物質は次のように製造する: a)5−ヒドロキシメチル−4−メトキシメチル−β−
カルボリン−3−カルボン酸−イソプロピルエステル 5−ヒドロキシメチル−4−メトキシメチル−β−カル
ボリン−3−カルボン酸−エチルエステル(7.27g)を
イソプロパノール (1000ml)中でチタン−テトライソプロピラート(7.1m
l)と共に5時間還流沸騰させる。溶液を蒸発濃縮し、
残渣を酢酸エチルエステル中に溶かす。1N−塩酸の添加
により完全な溶液が達成される。引続いて、1N−カセイ
ソーダでアルカリ性にする。それにより生成した沈殿を
吸引濾取する。濾液を蒸発濃縮すると表題化合物6.0gの
残渣が得られる。
同様にして、4−メチル−5−(4−モルホリニルメチ
ル)−β−カルボリン−3−カルボン酸エチルエステル
から4−メチル−5−(4−モルホリニルメチル)−β
−カルボリン−3−カルボン酸−イソプロピルエステル
が得られる。
b)5−ブロムメチル−4−メトキシメチル−β−カル
ボリン−3−カルボン酸イソプロピルエステル 5−ヒドロキシメチル−4−メトキシメチル−β−カル
ボリン−3−カルボン酸−イソプロピルエステル(1.0
g)をジクロルメタン中に溶解する。ジクロルメタン(1
0ml)中の三臭化リン(0.83g)の溶液を添加する。20時
間後に、生成した沈殿を吸引濾取する。収量は、不明瞭
な融点を有する黄色結晶1.0gである。
同様にして次のものを製造する: 4−メトキシメチル−5−(1−ピロリジニルメチル)
−β−カルボリン−3−カルボン酸−イソプロピルエス
テル、融点173〜174℃ 4−メトキシメチル−5−(4−チオモルホリニルメチ
ル)−β−カルボリン−3−カルボン酸−イソプロピル
エステル、融点217〜219℃ 4−メトキシメチル−5−(2,6−ジメチル−4−モル
ホリニルメチル)−β−カルボリン−3−カルボン酸−
イソプロピルエステル 例7 5−モルホリノ−メチル−β−カルボリン−3−カルボ
ン酸エチルエステル 窒素下にエタノール(5ml)中の9−アセチル−5−ブ
ロムメチル−β−カルボリン−3−カルボン酸−エチル
エステル(0.19g)の溶液にモルホリン(1ml)を加えか
つ室温で一晩攪拌する。水添後、結晶を吸引濾取しかつ
エタノール/ジエチルエーテルから再結晶させる。0.11
g(64%)が得られる。融点285℃ 出発物質は次のように製造する: 四塩化炭素(550ml)中の9−アセチル−5−メチル−
β−カルボリン−3−カルボン酸−エチルエステル(常
法で5−メチル−β−カルボリン−3−カルボン酸−エ
チルエステルからピリジン中の無水酢酸を作用させるこ
とにより得られる)(6.2g)の懸濁液にN−ブロムスク
シンイミド(4.5g)及びアゾビス(イソブチロ)ニトリ
ル(0.17g)を加えかつ500Wランプ(Nitraphot BT、オ
スラム)で2時間照射すると、混合物は沸騰する。熱時
に濾過しかつ濾液を濃縮する。粗製生成物を2回四塩化
炭素から再結晶させる。5−ブロムメチル誘導体5.9g
(75%)が得られる。融点193℃ 例7と同様にして次のものを生成する: 5−(4−メチルピペラジニルメチル)−β−カルボリ
ン−3−カルボン酸−エチルエステル、融点287℃ 5−〔N−(1−フエニルエチル)−アミノメチル〕−
β−カルボリン−3−カルボン酸−エチルエステル、融
点232℃ 例7と同様にして、但し溶剤としてのジメチルスルホキ
シド中でイミダゾールを用いて次のものが得られる。
9−アセチル−5−(1−イミダゾリルメチル)−β−
カルボリン−3−カルボン酸エチルエステル、融点195
℃ 例8 5−(1−イミダゾリルメチル)−β−カルボリン−3
−カルボン酸−エチルエステル エタノール(5ml)中の9−アセチル−5−(1−イミ
ダゾリルメチル)−β−カルボリン−3−カルボン酸−
エチルエステル(0.11g)の懸濁液にK2CO3(10mg)を加
えかつ2時間還流加熱する。濾過後に、溶液を真空中で
濃縮し、残渣に水を加え、吸引濾取しかつ水から再結晶
させる。収量70mg(71%)、融点248℃ 例9 5−(2−アミノエチル)−4−メチル−β−カルボリ
ン−3−カルボン酸−エチルエステル 5−(2−ニトロビニル)−4−メチル−β−カルボリ
ン−3−カルボン酸−エチルエステル(1g)をエタノー
ル(20ml)中に溶かしかつ水素雰囲気中攪拌下にエタノ
ール(50ml)及び硫酸(0.1ml)中の10%−パラジウム
活性炭(0.25g)の懸濁液に徐々に滴加する。最後に、
半時間更に攪拌する。引続いて、触媒を吸引濾別しかつ
濾液を蒸発濃縮する。常法の後処理後、表題化合物0.6g
が得られる。
出発化合物は次のように生成する: a)5−ホルミル−4−メチル−β−カルボリン−3−
カルボン酸−エチルエステル 合成は例1に記載の方法により5−ヒドロキシメチル−
4−メチル−β−カルボリン−3−カルボン酸エチルエ
ステルから行ない、このエステルは例2により2−ニト
ロ−3−ヒドロキシ酪酸−エチルエステルから5工程で
生成する。
b)5−(2−ニトロビニル)−4−メチル−β−カル
ボリン−3−カルボン酸−エチルエステル エタノール(50ml)中の5−ホルミル−4−メチル−β
−カルボリン−3−カルボン酸−エチルエステル(10
g)、ニトロメタン(2ml)及びメチルアミンヒドロクロ
リド(0.2g)の溶液に炭酸ナトリウム(0.3g)を加えか
つときどき振盪して5日間20℃で放置する。引続いて、
結晶化が開始するまで蒸発濃縮する。氷水で冷却した溶
液から表題化合物5gが結晶する。
例10 5−(2−アミノプロピル)−4−メチル−β−カルボ
リン−3−カルボン酸−エチルエステル 例9と同様にして5−ホルミル−4−メチル−βーカル
ボリン−3−カルボン酸−エチルエステルをニトロエタ
ンと縮合しかつ生成した4−メチル−5−(2−ニトロ
プロペニル)−β−カルボリン−3−カルボン酸−エチ
ルエステルを水素化することにより製造する。
例11 4−メトキシメチル−5−モルホリノメチル−3−(3
−エチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−β
−カルボリン 無水ジメチルホルムアミド(10ml)中の4−メトキシメ
チル−5−モルホリノメチル−β−カルボリン−3−カ
ルボン酸(例4により生成)(0.36g)の溶液にカルボ
ニル−ジイミダゾール(0.2g)を加えかつ30分間60℃で
攪拌する。引続いてDMF(2ml)中のプロピオアミドキシ
ム(0.4g)を添加し、かつ反応混合物を3時間100℃に
加熱する。真空中で溶剤を留去させた後で残渣にキシレ
ン(20ml)を加えかつ3時間水分離機で還流沸騰させ
る。反応混合物を熱時に濾過し、濾液を濃縮しかつ珪酸
ゲルでクロマトグラフイ処理をする。オキサジアゾール
誘導体0.25g(60%)が得られる。融点161〜163℃ 4−メチル−5−(4−モルホリニルメチル)−3−
(3−エチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)
−β−カルボリン 4−メチル−5−(4−モルホリニルメチル)−β−カ
ルボリン−3−カルボン酸−ヒドロクロリド(0.46g)
をジメチルホルムアミド(35ml)中に懸濁しかつカルボ
ニルジイミダゾール(0.46g)を加える。澄明な溶液に
室温で24時間後にプロピオンアミドキシム(0.5g)を添
加する。室温で48時間後に、ジメチルホルムアミドを真
空中で留去させる。残留油状物をキシレン(50ml)中で
3時間水分離機を用いて還流沸騰させ、引続いてキシレ
ンをデカンテーシヨンしかつ蒸発濃縮する。残渣を酢酸
エステルから再結晶させる。収量0.3g、融点189〜190℃ 出発物質は次のように製造する: エタノール(40ml)及び1N−カセイソーダ(4.3ml)中
の4−メチル−5−(4−モルホリニルメチル)−β−
カルボリン−3−カルボン酸−エチルエステル(0.5g)
の溶液を4時間還流沸騰させる。冷却後、1N−塩酸(8.
7ml)を添加する。澄明濾過した溶液を2日間+4℃で
放置し、引続いて析出した沈殿を吸引濾取する。収量は
0.47g、融点270〜273℃である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/535 AAM 31/54 (72)発明者 ラルフ・シュミーヒエン ドイツ連邦共和国ベルリン42・バイエルン リング27 (72)発明者 デイーター・ザイデルマン ドイツ連邦共和国ベルリン41・シュテイー ルシュトラーセ 14 (72)発明者 デヴイツド・ノーマン・ステーブンス ドイツ連邦共和国ベルリン31・ヒルデガル トシュトラーセ 16アー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式I: [式中nは0又は1であり、 R1は水素又は低級アルキルを表わし、 R2及びR3はそれぞれ水素を表わすか又は置換されていて
    よい低級アルキル、アシル又はアリールを表わすかある
    いは窒素原子と一緒に5−又は6員のヘテロ環を形成
    し、 R4は水素、低級アルキル又は低級アルコキシアルキルを
    表わし、かつ Xは式: (式中R5は水素、低級アルキル又はシクロアルキルを表
    わす)のオキサジアゾリル基か、COOR6基(R6は水素又
    は低級アルキルを表わす)か又はCO−NR7R8基(R7及びR
    8はそれぞれ水素を表わすかもしくは置換されていてよ
    い低級アルキル、アシル又はアリールを表わし、その際
    にR7及びR8は窒素原子と一緒に5−又は6員のヘテロ環
    を形成してよい)を表わす]の5−アミノアルキル−β
    −カルボリン誘導体。
  2. 【請求項2】5−フェニルアミノメチル−β−カルボリ
    ン−3−カルボン酸−エチルエステル、 5−(1−イミダゾリルメチル)−4−メトキシメチル
    −β−カルボリン−3−カルボン酸−エチルエステル、 4−メトキシメチル−5−(4−モルホリニルメチル)
    −β−カルボリン−3−カルボン酸−エチルエステル 4−メトキシメチル−5−(4−メチル−1−ピペラジ
    ニルメチル)−β−カルボリン−3−カルボン酸−エチ
    ルエステル 4−メトキシメチル−5−(1−ピペリジニルメチル)
    −β−カルボリン−3−カルボン酸−エチルエステル、 4−メトキシメチル−5−(2,6−ジメチル−4−モル
    ホリニルメチル)−β−カルボリン−3−カルボン酸−
    エチルエステル、 4−メトキシメチル−5−ジエチルアミノメチル−β−
    カルボリン−3−カルボン酸−エチルエステル、 4−メトキシメチル−5−[2−(4−モルホリニル)
    −エチル]−アミノメチル−β−カルボリン−3−カル
    ボン酸−エチルエステル、 5−[N−(2−エトキシエチル)−アミノメチル]−
    4−メトキシメチル−β−カルボリン−3−カルボン酸
    −エチルエステル、 4−メトキシメチル−5−ジメチルアミノメチル−β−
    カルボリン−3−カルボン酸−エチルエステル、 5−[N,N−ビス(2−メトキシエチル)−アミノメチ
    ル]−4−メトキシメチル−β−カルボリン−3−カル
    ボン酸−エチルエステル、 4−メトキシメチル−5−(4−モルホリニルメチル)
    −β−カルボリン−3−カルボン酸、 4−メトキシメチル−5−(2,6−ジメチル−4−モル
    ホリニル−メチル)−β−カルボリン−3−カルボン
    酸、 4−メトキシメチル−5−(4−モルホリニルメチル)
    −β−カルボリン−3−カルボン酸−t−ブチルエステ
    ル、 4−メトキシメチル−5−(2,6−ジメチル−4−モル
    ホリニルメチル)−β−カルボリン−3−カルボン酸−
    t−ブチルエステル、 4−メトキシメチル−5−(4−モルホリニルメチル)
    −β−カルボリン−3−カルボン酸−イソプロピルエス
    テル、 4−メトキシメチル−5−(1−ピロリジニルメチル)
    −β−カルボリン−3−カルボン酸−イソプロピルエス
    テル、 4−メトキシメチル−5−(4−チオモルホリニルメチ
    ル)−β−カルボリン−3−カルボン酸−イソプロピル
    エステル、 4−メトキシメチル−5−(2,6−ジメチル−4−モル
    ホリニルメチル)−β−カルボリン−3−カルボン酸−
    イソプロピルエステル、 5−モルホリノ−メチル−β−カルボリン−3−カルボ
    ン酸−エチルエステル、 5−(4−メチルピペラジニルメチル)−β−カルボリ
    ン−3−カルボン酸エチルエステル、 5−[N−(1−フェニルエチル)−アミノメチル]−
    β−カルボリン−3−カルボン酸−エチルエステル、 5−(1−イミダゾリルメチル)−β−カルボリン−3
    −カルボン酸−エチルエステル、 5−(2−アミノエチル)−4−メチル−β−カルボリ
    ン−3−カルボン酸−エチルエステル、 5−(2−アミノプロピル)−4−メチル−β−カルボ
    リン−3−カルボン酸−エチルエステル、 4−メトキシメチル−5−モルホリノメチル−3−(3
    −エチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−β
    −カルボリンである特許請求の範囲第1項記載の誘導
    体。
  3. 【請求項3】一般式I: [式中nは0又は1であり、 R1は水素又は低級アルキルを表わし、 R2及びR3はそれぞれ水素を表わすか又は置換されていて
    よい低級アルキル、アシル又はアリールを表わすかある
    いは窒素原子と一緒に5−又は6員のヘテロ環を形成
    し、 R4は水素、低級アルキル又は低級アルコキシアルキルを
    表わし、かつ Xは式: (式中R5は水素、低級アルキル又はシクロアルキルを表
    わす)のオキサジアゾリル基か、COOR6基(R6は水素又
    は低級アルキルを表わす)か又はCO−NR7R8基(R7及びR
    8はそれぞれ水素を表わすかもしくは置換されていてよ
    い低級アルキル、アシル又はアリールを表わし、その際
    にR7及びR8は窒素原子と一緒に5−又は6員のヘテロ環
    を形成してよい)を表わす]の5−アミノアルキル−β
    −カルボリン誘導体を製造する方法において、一般式I
    I: [式中R1、R4、X及びnは前記のものを表わし、 Zはハロゲン又はヒドロキシルであり、かつ R9は水素又は保護基を表わす]の化合物を式:HNR2R
    3[式中R2及びR3は前記のものを表わす]の化合物と反
    応させ、引続いて場合により保護基を脱離し、かつ引続
    いて場合により生成化合物をエステル交換するか又はエ
    ステルをけん化し、かつ所望の場合このようにして得ら
    れたカルボン酸をα)アミド化するか又はβ)式: [式中R5は前記のものを表わす]の化合物と反応させ
    て、Xが式: [式中R5は前記のものを表わす]の基である一般式Iの
    化合物に変換することを特徴とする5−アミノアルキル
    −β−カルボリン誘導体の製法。
  4. 【請求項4】一般式I: [式中nは0又は1であり、 R1は水素又は低級アルキルを表わし、 R2及びR3はそれぞれ水素を表わすか又は置換されていて
    よい低級アルキル、アシル又はアリールを表わすかある
    いは窒素原子と一緒に5−又は6員のヘテロ環を形成
    し、 R4は水素、低級アルキル又は低級アルコキシアルキルを
    表わし、かつ Xは式: (式中R5は水素、低級アルキル又はシクロアルキルを表
    わす)のオキサジアゾリル基か、COOR6基(R6は水素又
    は低級アルキルを表わす)か又はCO−NR7R8基(R7及びR
    8はそれぞれ水素を表わすかもしくは置換されていてよ
    い低級アルキル、アシル又はアリールを表わし、その際
    にR7及びR8は窒素原子と一緒に5−又は6員のヘテロ環
    を形成してよい)を表わす]の5−アミノアルキル−β
    −カルボリン誘導体を製造する方法において、一般式II
    I: [式中R4及びXは前記のものを表わし、かつ YはO2N−C−R1又はR2Nを表わし、その際R1は前記のも
    のを表わしかつR2は置換されていてよい低級アルキル又
    はアリールを表わす]の化合物を水素化してR3が水素で
    ある一般式Iの化合物を生成し、かつ引続いて場合によ
    り生成化合物をエステル交換するか又はエステルをけん
    化しかつ所望の場合このようにして得られたカルボン酸
    α)アミド化するか又はβ)式: [式中R5は前記のものを表わす]の化合物と反応させ
    て、Xが式: [式中R5は前記のものを表わす]の基である一般式Iの
    化合物に変換することを特徴とする5−アミノアルキル
    −β−カルボリン誘導体の製法。
  5. 【請求項5】一般式I: [式中nは0又は1であり、 R1は水素又は低級アルキルを表わし、 R2及びR3はそれぞれ水素を表わすか又は置換されていて
    よい低級アルキル、アシル又はアリールを表わすかある
    いは窒素原子と一緒に5−又は6員のヘテロ環を形成
    し、 R4は水素、低級アルキル又は低級アルコキシアルキルを
    表わし、かつ Xは式: (式中R5は水素、低級アルキル又はシクロアルキルを表
    わす)のオキサジアゾリル基か、COOR6基(R6は水素又
    は低級アルキルを表わす)か又はCO−NR7R8基(R7及びR
    8はそれぞれ水素を表わすかもしくは置換されていてよ
    い低級アルキル、アシル又はアリールを表わし、その際
    にR7及びR8は窒素原子と一緒に5−又は6員のヘテロ環
    を形成してよい)を表わす]の5−アミノアルキル−β
    −カルボリン誘導体を製造する方法において、一般式I
    V: [式中R1、R2、R3、R4及びnは前記のものを表わす]の
    化合物を式: (R5CO)2O[式中R5は前記のものを表わす]の無水カルボ
    ン酸と反応させてXが式: [式中R5は前記のものを表わす]の基である一般式Iの
    化合物に変換することを特徴とする5−アミノアルキル
    −β−カルボリン誘導体の製法。
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