JPH0780778A - レール締結ボルトのトルク管理方法およびその装置 - Google Patents

レール締結ボルトのトルク管理方法およびその装置

Info

Publication number
JPH0780778A
JPH0780778A JP23164893A JP23164893A JPH0780778A JP H0780778 A JPH0780778 A JP H0780778A JP 23164893 A JP23164893 A JP 23164893A JP 23164893 A JP23164893 A JP 23164893A JP H0780778 A JPH0780778 A JP H0780778A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tightening
bolt
time
fastening
preliminary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23164893A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Seki
洋一 関
Kanshirou Yamano
幹市郎 山野
Yoshihiro Naruse
圭弘 成瀬
Takeshi Tsutsui
健 筒井
Yoshiya Komura
佳也 甲村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP23164893A priority Critical patent/JPH0780778A/ja
Publication of JPH0780778A publication Critical patent/JPH0780778A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 締結ボルトの締め込み抵抗が異なっても締付
トルクを規定の値に管理できるレール締結ボルトのトル
ク管理方法およびその装置を提供する。 【構成】 枕木1にレール3を固定すべくネジ穴に起立
されたボルト4を昇降自在なインパクトレンチ13で締
込む装置において、ボルト4を略中間位置まで締込むの
に要する予備締付時間T1を計測する計測手段26と、
その予備締付時間T1に応じて残りのボルト4の増締時
間T2を設定する増締時間設定手段27とを備えたこと
を特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道の保線作業に際し
てレールを枕木に固定するボルトの締付トルクを管理す
るレール締結ボルトのトルク管理方法およびその装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】鉄道のレールは締結ボルトによって枕木
に固定されているが、経年使用によりレールや枕木等が
劣化した場合には、締結ボルトを緊解して着脱しレール
や枕木等を交換しなければならない。かかる保線作業は
多数の熟練技能労働者を必要とする重労働であり、近
年、作業員の高齢化と人手不足により深刻な問題となっ
ている。
【0003】そこで本出願人は、上記保線作業の中でも
かなりのウェイトを占める締結ボルトの着脱作業に着目
し、これを自動的に行う鉄道保線ロボットを開発した。
この鉄道保線ロボットは、鉄道のレール上に台車を走行
自在に設け、台車に締結ボルトを緊解するインパクトレ
ンチを設けて構成されている。
【0004】インパクトレンチによって締結ボルトを締
め込む際の締付トルクの管理は、図10に示すようにイ
ンパクトレンチの動作時間で行っていた。すなわち、イ
ンパクトレンチを作動させてからどの位の時間で規定の
締付トルクが得られるか予め実験しておき、その結果に
基づいて決定した締結終了時間aをタイマ等にセットし
て行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなタ
イマによる締付トルクの管理では、ボルト・ナットの加
工精度の善し悪しやネジ部に付着したゴミ等の影響によ
って締め込み抵抗が大きくなった場合、インパクトレン
チの動作時間を一定にするだけでは対応できず、規定の
締付トルクが得られないこともある。すなわち、締結ボ
ルトの締め込みがかたい場合には、上記締結終了時間a
より長時間インパクトレンチを作動させなければ規定の
締付トルクが得られない。よってタイマ制御では対応で
きない。
【0006】以上の事情を考慮して創案された本発明の
目的は、締結ボルトの締め込み抵抗が異なっても締付ト
ルクを規定の値に管理できるレール締結ボルトのトルク
管理方法およびその装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、枕木にレールを固定すべくネジ穴に起立さ
れたボルトを昇降自在なインパクトレンチで締込むに際
して、ボルトを略中間位置まで締込むのに要する予備締
付時間を計測し、その予備締付時間に応じて残りのボル
トの増締時間を設定するようにしたことを特徴とするレ
ール締結ボルトのトルク管理方法である。‥‥ また、枕木にレールを固定すべくネジ穴に起立されたボ
ルトを昇降自在なインパクトレンチで締込む装置におい
て、ボルトを略中間位置まで締込むのに要する予備締付
時間を計測する計測手段と、その予備締付時間に応じて
残りのボルトの増締時間を設定する増締時間設定手段と
を備えたことを特徴とするレール締結ボルトのトルク管
理装置である。‥‥ 上記増締時間設定手段が、設定された増締時間を調節す
る調節スイッチを有していてもよい。‥‥ 上記増締時間設定手段が、計測手段で求められた予備締
付時間の長短に応じて段階的に複数の増締時間を設定す
る多段設定器からなり、且つその段階的な増締時間をそ
れぞれ調節する調節スイッチを有していてもよい。‥‥
【0008】
【作用】 のトルク管理方法によれば、ネジ穴に起立されたボル
トを略中間位置まで締込むのに要する予備締付時間を計
測することにより、そのボルトの締込み固さが判別でき
る。よって、その予備締付時間の長短に応じて残りのボ
ルトの増締時間を設定するようにすれば、ボルトの締込
み固さに見合った増締時間となり、ボルトを適性なトル
クで締付けられる。
【0009】のトルク管理装置によれば、計測手段が
ネジ穴に起立されたボルトを略中間位置まで締込むのに
要する予備締付時間を計測し、増締時間設定手段がその
予備締付時間に応じて残りのボルトの増締時間を設定す
る。これにより、ボルトの締込み固さに見合った増締時
間となり、ボルトを適性なトルクで締付けられる。
【0010】の構成によれば、増締時間設定手段によ
って設定された増締時間を、調節スイッチで細かく調節
できる。これにより、ボルトの最終的な締付トルクを微
調整できる。
【0011】の構成によれば、計測手段で求めた予備
締付時間の長短に応じて、増締時間設定手段を構成する
多段設定器が段階的に複数の増締時間を設定する。そし
て、それら段階的な増締時間をそれぞれ調節スイッチで
調節できる。これにより、たとえば予備締付時間が長く
ボルトの締込み固さが固いときには増締時間を長く、予
備締付時間が短くボルトの締込み固さが柔らかいときに
は増締時間を短くできる。すなわち、個々のボルトごと
に異なる締込み固さの違いに応じて、増締時間を細かく
調節することができる。
【0012】
【実施例】以下に本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0013】図7〜図9に、レールの締結ボルトを着脱
する鉄道保線ロボットの概要を示す。図示するように、
枕木1に保持金具2を介して一対のレール3が締結ボル
ト4で固定されており、このレール3上に台車5が自走
自在に設けられている。台車5の下面には走行車輪6が
設けられている。走行車輪6は、2個の片鍔車輪6aと
1個の通常車輪6bとからなっている。片鍔車輪6aの
鍔の反対側と通常車輪6bの片側には、サイドローラ7
がガイドとして設けられている。片鍔車輪6aの1個に
はスプロケット8が取り付けられており、このスプロケ
ット8をモータ9がチェーン10を介して回転させるこ
とにより、片鍔車輪6aが回転して台車5が自走するよ
うになっている。
【0014】台車5上には、逆さU字状のメインフレー
ム11が設けられており、メインフレーム11の左右両
側には、サブフレーム12が設けられている。サブフレ
ーム12には、レール3を枕木1に止めている締結ボル
ト4を緊解するためのインパクトレンチ13が設けられ
ている。インパクトレンチ13を支持するサブフレーム
12は、メインフレーム11にネジ棒14(中心を境に
右ネジと左ネジとが刻設されている)を介して取り付け
られている。よって、ネジ棒14を回転させることによ
りインパクトレンチ13が互いに近接離間移動すること
になる。これにより2個インパクトレンチ13の間隔α
を適宜変更でき、様々な種類のボルトピッチβに対応で
きる。
【0015】インパクトレンチ13は、サブフレーム1
2に設けられたガイドレール15に嵌合され、昇降自在
になっている。インパクトレンチ13の昇降は、レンチ
13をガイドレール15に嵌合するブラケット16に固
定されたワイヤ17を、昇降モータ18により巻取り又
は繰出しすることにより行われる。このときのインパク
トレンチ13の高さは、メインフレーム11に取り付け
られたドラム状の高さセンサ19からインパクトレンチ
13に固定された別のワイヤ20を送り出し、その送出
長によって検出される。これにより、締結ボルト4のネ
ジ込み深さを検出できる。
【0016】メインフレーム11には、締結ボルト4の
位置を検出するボルトセンサ21(光学式)が設けられ
ている。ボルトセンサ21は、台車5がレール3上を走
行するときに締結ボルト3の位置を検出するものであ
る。また、台車5上には、台車5の自走モータ9やイン
パクトレンチ13の電源等に用いられるエンジン発電機
22が設けられていると共に、各種スイッチが設けられ
た制御盤23が設けられている。
【0017】この鉄道保線ロボットによれば、予め締結
ボルト4を枕木1に緩く立て込んでおきそのレール3上
に台車5を走行させると、ボルトセンサ21が締結ボル
ト4の位置を検出してインパクトレンチ13を下げ、そ
のボルトソケット24で締結ボルト4を回転させること
により、締結ボルト4が自動的に締め込まれる。このと
きの締結ボルト4の締付トルクを規定の値に管理する構
成(請求項1および2の発明)を図1に示す。
【0018】図示するように、インパクトレンチ13の
高さを検出する高さセンサ19には、タイマ25が接続
されており、ボルト4の締込み深さとそれに要した時間
とを検出できるようになっている。よって、これら高さ
センサ19とタイマ25とからなる計測手段26によ
り、枕木1に緩く立て込まれたボルト4を略中間位置
(有効ネジ長の約半分:図中S位置からE位置)まで締
込むのに要する予備締付時間T1を計測できる。計測さ
れた予備締付時間T1は増締時間設定手段27に送られ
る。増締時間設定手段27には、予備締付時間T1の長
短に応じて増締時間T2を設定する表28(またはマッ
プ)が書き込まれている。
【0019】すなわち、予備締付時間T1がA秒未満の
ときは増締時間T2をa秒とし、T1がA秒〜B秒のと
きはT2をb秒とし、T1がB秒〜C秒のときはT2を
c秒とする(A<B<C,a<b<c)。そして、イン
パクトレンチ13がその予備締付時間T1に応じた増締
時間T2だけボルト4の増締を行う。この増締は図1
中、MS位置以降とする。なお、E位置からMS位置ま
では所定のαmm、MS位置のボルト4頭部下面から保持
金具2まではβmmとなっている。また、予備締付時間T
1がC秒以上のときはタイムオーバとし、次のボルト4
へ向かう。この場合、ボルト4が斜めに立て込まれてい
るとか、ネジ部に大きなゴミが付着していること等が考
えられる。
【0020】この構成によれば、計測手段26が枕木1
のネジ穴に起立されたボルト4を略中間位置まで締込む
のに要する予備締付時間T1を計測することにより、そ
のボルト4の締込み固さが判別できる。よって、予備締
付時間T1の長短に応じて増締時間設定手段27が残り
のボルト4の増締時間T2を設定すれば、ボルト4の締
込み固さに見合った増締時間T2となり、ボルト4を適
性なトルクで締付けられる。
【0021】別の実施例(請求項3の発明)を図2およ
び図3に示す。
【0022】図2に示すように、この実施例は増締時間
設定手段27に書き込まれた表28が前実施例と異なっ
ている。増締時間設定手段27は前実施例と同様に計測
手段26で計測された予備締付時間T1の長短に応じて
増締時間T2を設定するものであるが、本実施例の特徴
は、上記増締時間設定手段27が、設定された増締時間
T2を調節する調節スイッチ29を有している点にあ
る。調節スイッチ29は、図3(b) に示すようにダイヤ
ル状のものが用いられており、 0〜9 まで10段階に切り
替えられるようになっている。この調節スイッチ29を
切り替えることにより、増締時間T2を調節できる。上
記調節スイッチ29は図8に示す制御盤23に設けられ
ている。
【0023】本実施例にあっては、調節スイッチ29の
2の位置が基準となっており、 3以上にすると増締時間
T2が基準時間より長くなり、 1以下にすると増締時間
T2が基準時間より短くなる。この 2の位置における基
準時間は、ボルト4のネジ部にゴミ等がない状態で予め
工場で実験した結果、適性な締付トルクが得られる増締
時間T2になっている。すなわち、調節スイッチ29が
2の位置のときには、前実施例と同様に予備締付時間T
1がA秒未満で増締時間T2がa秒となり、T1がA秒
〜B秒でT2がb秒となり、T1がB秒〜C秒でT2が
c秒となっている。図中、T2はそれぞれ、a-2<a-1
<a<a1 <…<a7 ,b-2<b-1<b<b1 <…<b
7 ,c-2<c-1<c<c1 <…<c7 の関係にある。
【0024】ところで、実際の保線現場においては、予
め工場で実験した結果得られた増締時間T2よりもボル
ト4の締込みが全体的に固い場合や柔らかい場合があ
る。この場合に調節スイッチ29のダイヤルを適宜切り
替えて増締時間T2の微調節を行えば、各現場ごとに微
妙に異なるボルト4の締込み固さに対応できる。たとえ
ば、ある現場においてボルト4の締込み固さが全体的に
工場基準より固い場合には、調節スイッチ29を 3以上
にして予備締付時間T1に対する増締時間T2を長めに
する。調節スイッチ29を 3以上のどのポジションにす
るかは、実際に何本かボルト4を締めてみてその締まり
具合をみて判断する。
【0025】このように、増締時間設定手段27によっ
て設定された増締時間T2を、調節スイッチ29で細か
く調節できるので、現場現場によって異なるボルト4の
締込み固さに対応でき、ボルト4の最終的な締付トルク
を微調整できる。なお、図3(a) はボルト固さと増締時
間との関係を、調節スイッチ29の位置ごとに表したも
のである。
【0026】更に別の実施例(請求項4の発明)を図4
および図5に示す。
【0027】図4に示すように、この実施例は増締時間
設定手段27に書き込まれた表28が前実施例と異なっ
ている。本実施例の特徴は、図5に示すように、上記増
締時間設定手段27が計測手段26で求められた予備締
付時間T1の長短に応じて増締時間T2を三段階に設定
する多段設定器30からなり、且つその三段階の増締時
間T2をそれぞれ調節する調節スイッチ31a,31
b,31cを有している点にある。すなわち、予備締付
時間T1を短・中・長と分けて、それぞれボルト4の締
込み固さを柔らかい・普通・固いと分けている。
【0028】この多段設定器30には、予備締付時間T
1の短・中・長ごとにそれぞれ増締時間T2を調節する
ダイヤル状の調節スイッチ31a,31b,31cが設
けられている。各調節スイッチ31a,31b,31c
の下には、現在インパクトレンチ13が締めているボル
ト4の固さを表示するLED32a,32b,32cが
設けられている。たとえば、現在インパクトレンチ13
が締めているボルト4の締込み固さが柔らかい場合には
図中左端のLED32aが点灯することになる。また、
このLED32は赤と緑の2色ランプからなっており、
レール3の内側のボルト4aが赤、外側のボルト4bが
緑に対応している(図8参照)。よって、LED32が
赤色点灯したときはレール3の内側のボルト4aの固さ
を表し、緑色点灯したときはレール3の外側のボルト4
bの固さを表す。
【0029】なお、2個のインパクトレンチ13が同時
に作動してレール3の両側のボルト4a,4bを同時締
め込んだときで、双方のボルト4a,4bの固さが同じ
だった場合(たとえば双方のボルトがともに柔らかかっ
た場合)には、図中左端のLED32aの赤色および緑
色ランプが同時に点灯するので全体として橙色の発光す
る。上記多段設定器30や調節スイッチ31やLED3
2などは、図8に示す制御盤23に設けられている。
【0030】上記構成によれば、たとえば左端の調節ス
イッチ32aを 1のポジションにし、中央の調節スイッ
チ32bを 2のポジションにし、右端の調節スイッチ3
2cを 3のポジションにしておけば、予備締付時間T1
がA′秒未満のときには増締時間T2が工場の基準時間
(a′秒)より若干短くなり、予備締付時間T1がA′
秒以上B′秒以下のときには増締時間T2が工場の基準
時間(b′秒)となり、予備締付時間T1がB′秒以上
C′秒以下のときには増締時間T2が工場の基準時間
(c′秒)より若干長くなる。これにより、個々のボル
ト4の締込み固さに応じて増締時間T2を微調節でき、
前実施例よりさらに細かいトルク管理ができる。ここ
で、図4の表28の数値A′〜C′及びa′-2
a′7 ,b′-2〜b′7 ,c′-2〜c′7 が図2の表2
8と異なるのは、例えば新幹線用と在来線用とでは数値
が変ってくるからである。
【0031】実際に使用する場合には、インパクトレン
チ13でボルト4を締め付けている最中にLED32が
点灯した位置の調節スイッチ31のポジションを調整す
ることで、何本かボルト4を締めているうちに、ボルト
4の固さごとに最適な増締時間T2を探り当てることが
できる。これにより、個々のボルト4ごとに異なる締込
み固さの違いに応じて、増締時間T2を細かく調節する
ことができる。図6にこの実施例のフローチャートを示
す。
【0032】なお、この実施例にあっては、ボルト4を
図1に示すS位置からE位置まで締め込むのに要する予
備締付時間T1がC秒以上のときには予備締付オーバタ
イムとし、次のボルト4へ向かうようにする。また、ボ
ルト4をE位置からMS位置まで締め込むのに要する中
間締結時間がD秒以上のときにも中間締結オーバタイム
とし、次のボルト4へ向かうようにする(D>C)。こ
れらの場合はボルト4のネジ部に付着したゴミなどによ
りそれ以上締め込むのは不可能と判断できるからであ
る。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ボ
ルトの締め込み抵抗の大小に拘らず(即ちボルトの締め
込みが柔らかくても固くても)、ボルトを規定の締付ト
ルクで締付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1および請求項2のレール締結
ボルトのトルク管理方法およびその装置の一実施例を示
す説明図である。
【図2】本発明の請求項3のレール締結ボルトのトルク
管理装置の一実施例を示す図である。
【図3】(a) は上記トルク管理装置の調節スイッチを切
り替えたときのグラフ、(b) は調節スイッチを示す図で
ある。
【図4】本発明の請求項4のレール締結ボルトのトルク
管理装置の一実施例を示す図である。
【図5】上記トルク管理装置の増締時間設定手段である
多段設定器、および調節スイッチを示す図である。
【図6】上記トルク管理装置のフローチャートを示す図
である。
【図7】鉄道保線ロボットの側面図である。
【図8】図7のVIII-VIII 線矢視図である。
【図9】図8のIX-IX 線矢視図である。
【図10】従来の鉄道保線ロボットに設けられたインパ
クトレンチの締込トルクの管理を示す流れ図である。
【符号の説明】
1 枕木 3 レール 4 ボルト 13 インパクトレンチ 26 計測手段 27 増締時間設定手段 T1 予備締付時間 T2 増締時間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 成瀬 圭弘 愛知県名古屋市港区昭和町13番地 石川島 播磨重工業株式会社名古屋工場内 (72)発明者 筒井 健 愛知県名古屋市港区昭和町13番地 石川島 播磨重工業株式会社名古屋工場内 (72)発明者 甲村 佳也 愛知県名古屋市港区昭和町13番地 石川島 播磨重工業株式会社名古屋工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枕木にレールを固定すべくネジ穴に起立
    されたボルトを昇降自在なインパクトレンチで締込むに
    際して、ボルトを略中間位置まで締込むのに要する予備
    締付時間を計測し、その予備締付時間に応じて残りのボ
    ルトの増締時間を設定するようにしたことを特徴とする
    レール締結ボルトのトルク管理方法。
  2. 【請求項2】 枕木にレールを固定すべくネジ穴に起立
    されたボルトを昇降自在なインパクトレンチで締込む装
    置において、ボルトを略中間位置まで締込むのに要する
    予備締付時間を計測する計測手段と、その予備締付時間
    に応じて残りのボルトの増締時間を設定する増締時間設
    定手段とを備えたことを特徴とするレール締結ボルトの
    トルク管理装置。
  3. 【請求項3】 上記増締時間設定手段が、設定された増
    締時間を調節する調節スイッチを有することを特徴とす
    る請求項2記載のレール締結ボルトのトルク管理装置。
  4. 【請求項4】 上記増締時間設定手段が、計測手段で求
    められた予備締付時間の長短に応じて段階的に複数の増
    締時間を設定する多段設定器からなり、且つその段階的
    な増締時間をそれぞれ調節する調節スイッチを有するこ
    とを特徴とする請求項2記載のレール締結ボルトのトル
    ク管理装置。
JP23164893A 1993-09-17 1993-09-17 レール締結ボルトのトルク管理方法およびその装置 Pending JPH0780778A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23164893A JPH0780778A (ja) 1993-09-17 1993-09-17 レール締結ボルトのトルク管理方法およびその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23164893A JPH0780778A (ja) 1993-09-17 1993-09-17 レール締結ボルトのトルク管理方法およびその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0780778A true JPH0780778A (ja) 1995-03-28

Family

ID=16926795

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23164893A Pending JPH0780778A (ja) 1993-09-17 1993-09-17 レール締結ボルトのトルク管理方法およびその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0780778A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005324263A (ja) * 2004-05-12 2005-11-24 Matsushita Electric Works Ltd インパクト回転工具
JP2009023070A (ja) * 2007-07-23 2009-02-05 Mazda Motor Corp 締付制御システム
KR20170004977A (ko) 2014-03-29 2017-01-11 고쿠리츠다이가쿠호진 니이가타 다이가쿠 당뇨병에 의한 지방간 및 신장 비대를 억제하는 조성물 및 그의 제조방법
JP2020200745A (ja) * 2019-06-05 2020-12-17 威海火峰電脳有限公司 レール安定性測定装置
WO2022239229A1 (ja) 2021-05-14 2022-11-17 三洋機工株式会社 締付機

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005324263A (ja) * 2004-05-12 2005-11-24 Matsushita Electric Works Ltd インパクト回転工具
JP2009023070A (ja) * 2007-07-23 2009-02-05 Mazda Motor Corp 締付制御システム
KR20170004977A (ko) 2014-03-29 2017-01-11 고쿠리츠다이가쿠호진 니이가타 다이가쿠 당뇨병에 의한 지방간 및 신장 비대를 억제하는 조성물 및 그의 제조방법
JP2020200745A (ja) * 2019-06-05 2020-12-17 威海火峰電脳有限公司 レール安定性測定装置
WO2022239229A1 (ja) 2021-05-14 2022-11-17 三洋機工株式会社 締付機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0780778A (ja) レール締結ボルトのトルク管理方法およびその装置
JPH06331468A (ja) 軌道レールの締結ボルトゆるみ検査方法およびその装置
US6968786B2 (en) Tamping tool unit for tamping ballast
US4283828A (en) Endless track support tool
CA2501100A1 (en) Device and method for monitoring the state of the sub-structure of fixed tracks
JP2002212903A (ja) 跨座式モノレール軌道桁及びその設置方法
US4800817A (en) Rail joint alignment system and method of connection
JP2003268703A (ja) 鉄道レールにおけるボルト締結部補修構造、および補修装置
JPH0762603A (ja) 鉄道保線ロボット
CN108492743A (zh) 一种城市规划设计用指示牌
KR102447654B1 (ko) 교량 신축이음 장치 및 그 교체방법
RU98420U1 (ru) Роликовая опора
EP1347098B1 (en) Device for Connecting Rails
RU128204U1 (ru) Роликовая опора
KR100389562B1 (ko) 철도 분기 구간에 사용되는 레일 가조립장치 및 그 방법
CN219152747U (zh) 一种粗格栅维修用连接轴拉力器
CN111775289B (zh) 一种智能换取切坯钢丝方法
CN217992327U (zh) 一种施工顶托架调节螺母快拆装置
CN217166832U (zh) 攻丝机
JP2733031B2 (ja) 壁体取付方法および壁体取付装置
JP2970271B2 (ja) レール締結ボルト緊解装置
KR20120013655A (ko) 콘크리트 도상 선로의 궤간정정기
CN207060067U (zh) 一种火车钢轨用道岔进路提示装置
JPH07267553A (ja) エレベータ乗場ドアハンガーケース用取付雇
JPH0395086A (ja) エレベータの緩衝装置