JP2003268703A - 鉄道レールにおけるボルト締結部補修構造、および補修装置 - Google Patents

鉄道レールにおけるボルト締結部補修構造、および補修装置

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JP2003268703A
JP2003268703A JP2002073665A JP2002073665A JP2003268703A JP 2003268703 A JP2003268703 A JP 2003268703A JP 2002073665 A JP2002073665 A JP 2002073665A JP 2002073665 A JP2002073665 A JP 2002073665A JP 2003268703 A JP2003268703 A JP 2003268703A
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rail
repair
repair device
bolt fastening
bolt
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Yoshiichi Shibano
由一 柴野
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SHIBANO SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】既存の枕木3を何ら取り外したり取り替えるこ
となくそのまま再利用して損傷したボルト締結部4を取
替え補修するすることができ、路線区内に補修を必要と
する箇所が広範囲に不特定かつまばらに発生したとして
も、作業時間の短縮とタイミング良い作業の実行を可能
とし、補修作業全体の低コスト化を図ることのできる鉄
道レールにおけるボルト締結部補修構造、および補修装
置ことを提供することを目的とする。 【解決手段】単体レール2上を走行する補修装置1にア
ンカーホール穿設ドリル5を装備させ、該ドリル5を、
必要に応じてレールの左右に配される枕木3に埋設され
たボルト締結部4に対して首振りさせて、その外周を含
む円周領域を円筒状に刳り抜いて枕木3にアンカーホー
ル302を穿設し、該アンカーホール302にケミカル
材を注入してアンカーを埋設せしめ、前記補修装置1を
走行させながら損傷したボルト締結部4を取替え補修す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道レールを枕木
に固定している既存の締結ボルトや押さえ金具が損傷
し、交換を強いられるような補修個所に好適な鉄道レー
ルにおけるボルト締結部の補修構造および補修装置に関
するものである。
【0002】
【従来技術】一般に、鉄道レールは、レール下面に敷設
される軌道パット、枕木に埋設されるアンカー部材(埋
込柱)、レールへの弾性押さえ金具や締結ボルトなどに
より枕木に固定されているが、これらボルト締結部は、
車両の振動等により緩んだボルトを適宜締め付けする保
守作業によってボルトが損傷したり、また耐用年数など
の関係で各種使用部材が破損するなどの損傷を受ける。
そして、このような損傷箇所が、ある一定区間で安全基
準を超えて生じた場合には交換が必要となる。
【0003】ところで、その交換作業にあたっては、ボ
ルトの緊緩操作が行えないため、締結ボルトの頭部を溶
断するなどして締結部を解体するなどしていたが、枕木
内には、破断の損傷したボルトや溶断したボルトが埋設
された状態で残されるため、枕木自体を交換することで
行われていた。
【0004】しかしながら、押さえ金具や締結ボルトな
どが損傷したとしても、枕木自体は継続して使用できる
ものが多く、このものまでも交換することは、コスト高
の要因となることは勿論、交換作業が大掛かりなものと
なり工費が嵩み、車両運行時間外の作業が強いられるば
かりか、かかる交換を必要とする箇所も路線区において
まばらかつ不特定箇所に発生し、特に近年、全国の路線
区で耐用年数をむかえるレール締結部材が数多く想定さ
れ、しかも、搬入・搬出に労力を要する線路上を走行さ
せる作業台車などを用いては、運行車両間隔内での作業
時間が規制され、一台あたりの単価も高値であることか
ら各管轄路線区ごとに装備することも難しいという実情
があり、このため、既存の枕木をそのまま使用し、破損
したレール締結部材のみを交換できる安価で作業性の良
い補修工法や装置の出現が望まれていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の如き
問題点を一掃すべく創案されたものであって、その一の
目的は、押さえ金具や締結ボルトなどが破損等により損
傷を受けたとしても、鉄道レール上を走行する補修装置
によって、枕木を精度良く刳り抜きして、枕木内に残さ
れた締結ボルトなどの部材を含めて取り出すことがで
き、一般の道路やコンクリートなどのケミカルアンカー
方式が容易に採用できるようになると共に、既存の枕木
を何ら取り外したり取り替えることなくそのまま再利用
することができ、しかも、補修装置は、単体レール上を
走行させながら補修作業が行え得るコンパクトかつ安価
なものとして提供でき、管轄路線区ごとへの導入を容易
ならしめ、結果、路線区内に補修を必要とする箇所が広
範囲に不特定かつまばらに発生したとしても、二本のレ
ール上に数台を適宜に配置するなどして作業が行え、作
業時間の短縮とタイミング良い作業の実行が可能となり
作業効率の向上が図れると共に、作業に伴う車両運行へ
の影響を与えることもなく、補修作業全体の低コスト化
を図ることができる鉄道レールにおけるボルト締結部の
補修構造を提供することにある。また、他の一の目的
は、上記のような補修作業をするにあたり、単体レール
を挟んで左右一対に配設された何れの側のボルト締結部
位に損傷が生じたとしても、単体レール上を走行させな
がら、反転折り返し走行することによる片側を連続的に
補修する作業と、取着体の調整範囲を大きく構成させ
て、位置決めされた補修装置を何ら移動させることなく
作業工具を左右に首振りさせて両方を順次に補修する作
業との選択的な使い分けが行い得ると共に、装置全体を
コンパクトかつ安価なものとして提供でき、管轄路線区
ごとへの導入を容易ならしめ、結果、路線区内に補修を
必要とする箇所が広範囲かつ点在して発生したとして
も、軌間に影響されることなく夫々の単体レール上に数
台を適宜に配置するなどして作業が行え、作業時間の短
縮とタイミング良い作業の実行が可能となり作業効率の
向上が図れ、しかも、作業に伴う車両運行への影響を与
えることもなく、補修作業全体の低コスト化を図ること
ができる鉄道レールにおけるボルト締結部の補修装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明が採用した技術手段は、押さえ金具等により枕
木にボルト止め固定された鉄道レールの所定箇所を補修
するに、該鉄道レール上を走行する補修装置に装備され
たアンカーホール穿設ドリルで、枕木に埋設されたボル
ト締結部の外周を含む円周領域を円筒状に刳り抜いて枕
木にアンカーホールを穿設し、該アンカーホールにケミ
カル材を注入してアンカーを埋設せしめ、前記補修装置
を走行させながら損傷したボルト締結部を取替え補修す
ることを特徴とするものである。また、上記課題を解決
するために本発明が採用した技術手段は、鉄道レールを
枕木に対して押さえ金具等によりボルト止めされた締結
部を補修するための装置であって、該補修装置は、枕木
へのアンカーホール穿設ドリルなど所定の工具を取着す
る取着体と、鉄道レール上を走行する走行ローラと、鉄
道レール側面に対して当接操作可能な当接手段を備える
と共に、前記取着体を、鉄道レールの右または左に配さ
れるボルト締結部の偏軌位置に対する前記工具の位置合
わせ調整可能に構成し、該補修装置を、単体レール上を
走行させながら締結ボルトや押さえ金具等が損傷したボ
ルト締結部の補修を行うべく構成したことを特徴とする
ものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を好適
な実施の形態として例示する鉄道レールにおけるボルト
締結部の補修装置、および補修構造に基づいて詳細に説
明する。図面において、1は枕木へのボルト用アンカー
ホールを穿設するドリル、破損ボルトを除去する電動ハ
ツリ機、電動トルクレンチなどのボルト止め作業(補
修)用工具をセットして鉄道レール2を枕木3に対して
押さえ金具等によりボルト止めされた締結部4を補修す
るする補修装置であって、該補修装置1は、前記レール
2を跨るよう下向き略コ字状に形成された板状の本体ベ
ース11を有し、該本体ベース11の外部上面に設けら
れて前記ボルト止め作業用工具を取着するための取着体
12と、本体ベース11の内部下面に設けられて鉄道レ
ール2上を転動する前後の走行ローラ13、13とを備
えることで天部が構成される。
【0008】前記取着体12は、板状体で形成され、前
記本体ベース11に対して、基端側を支点として左右方
向首振りスライド自在であり、かつ、前記工具のボルト
締結部4への位置合わせ調整が行えるようボルト121
によって枢着され、先端側に前記ボルト121を中心と
して穿設形成された円弧状の長孔122にボルト123
を挿入して前記首振り位置決めし、ボルトの緊緩操作で
位置固定する位置決め手段が設けられている。中央に
は、前記ボルト止め作業用工具を取着するための都合4
箇所のナット孔124が設けられている。また、前記走
行ローラ13は、軸受け131,131に回転可能に支
持される支軸132とその外周に設けられる硬質ウレタ
ン樹脂製タイヤ部133とからなる。なお、走行ローラ
13は、転動可能なものを用いたが、これに限定される
ことなくスライド部材であっても良く、また、前後への
配設でなく左右への配設や配置数は適宜変更できること
は言うまでもない。
【0009】一方、前記天部の左右両側部を構成する前
記本体ベース11の両側面には、前記レール2の側面部
に対して当接操作可能な当接手段14が備えられると共
に、該当接手段14は、レール2に対する左右一対の当
接体141、141と該当接体141を緊緩操作により
進退動作すべく設けられた一対の操作ボルト142,1
42からなり、前記本体ベース11の前後2箇所にナッ
ト部143に螺入されて設けられている。前記当接体1
41は、レール2の頭部と基部との上下面に当接するよ
う上下面が傾斜する台形状に形成されており、前記操作
ボルト142の先端に対して自由端の如く揺動可能に軸
支されており、これにより本体ベース11(補修装置
1)は、前記走行ローラ13によりボルト締結部4への
位置決め微調整が行われると共に、走行ローラ13に負
荷がかからぬようレール2に対して左右方向および上下
方向にしっかりとホールドされ挟持固定されることにな
る。なお、操作ボルト142の一方にダブルナットを設
けて位置決めさせておき、当該一方の操作ボルト142
を緩めて補修装置1を走行させ再び締め付けすれば、そ
の締め付け位置が位置決めされるので、その後、他方の
操作ボルト142を締め付け操作するだけで、ボルト締
結部4に対する作業用工具のセット位置合わせが行える
ので便利である。さらに、当接体141は、操作ボルト
142のようなボルト緊緩式によらず油圧式、レバー式
等種々の方式により押圧当接させる構成としても良いこ
とは勿論であり、要はレール2に対してしっかりと固定
させ解離させることができるもので有ればよい。
【0010】15は前記本体ベース11の内側部におい
てレール2の頭部両側面に近設配置された案内体であっ
て、該案内体15は、略L字状に形成されており、その
立上り片が補修装置1を走行させた際にレール2の頭部
両側面に摺接し、横ズレ規制されながらレール2に沿っ
て案内するようになっている。また、本体ベース11の
内側には、前記操作ボルト142の締め付けにより両側
外方に拡開変形しないよう前後及び中央の3箇所に補強
フレーム111が設けられている。
【0011】図3において、前記取着体12には、作業
工具であるアンカーホール穿設ドリルとしてコアドリル
5が取り付けられている。このコアドリル5は、角形厚
板の基台501にスタンド柱502が立設されており、
該スタンド柱502に高さ位置調整可能に嵌挿されるモ
ータを含むドリル本体(図示せず)と、ドリル本体にハ
ンドレバー操作で上下動可能に設けられ(図示せず)先
端にドリル刃504を備えた回転筒体503とを有して
いる。前記ドリル刃504は、ダイヤモンドドリル刃と
呼ばれ、コンクリートや内部の鉄筋棒鋼を含めて穿設で
きるもので、当該ドリル5は、主に建築用手摺りを取付
するための穴を開けるものとして市販されている公知の
ものである。前記基台501には、前記ナット孔124
へ螺入される取付ボルト505が4箇所設けられてい
る。なお、301はレール下地用軌道パット、401は
締結ボルト、402はアンカー部材(埋込柱)、403
は板バネ状のレール押さえ金具、404は押さえ金具4
03の受け台であり、公知の鉄道レール構造の一例を示
している。
【0012】次に、図4に基づいて、ボルト締結部の補
修方法および補修構造について説明する。所定の路線区
間における締結ボルト401や押さえ金具403などが
損傷し、交換作業が必要なボルト締結部4において、ま
ず、締結ボルト401の頭部をガスなどで溶断し、レー
ル押さえ金具403を取り除く。鉄道レール2上に載置
された前記補修装置1を当該ボルト締結部4まで走行さ
せ、前記取着体12を首振り移動させて取着体12に取
り付けられた前記回転筒体503の中心に締結ボルト4
01がセットされるよう走行ローラ13を若干動かしな
がら位置合わせを行い、前記ボルト123を締め付け位
置固定する。次いで、操作ボルト142をレール2の両
サイドから締め付けて補修装置1をしっかりと固定す
る。しかる後、図4(A)に示す如く枕木3に埋設され
た締結ボルト401やアンカー部材402を含むボルト
締結部4の外周となる円周領域を円筒状に刳り抜く。そ
の際、未だ底部がくっついた状態であるため図4(B)
に示す如くハンマーなどて埋設ボルトの突出部を叩くな
どして割り、図4(C)に示す如く抜き取れば枕木3に
アンカーホール302が穿設される。前記アンカーホー
ル302にケミカルアンカー方式と呼ばれる無機質ボン
ド等の速乾性凝固材6を流し込むと共に、図4(D1)
または(D2)に示すアンカーとしてのアンカーボルト
411またはアンカー部材412を埋設する。左右共に
取替えが必要な場合は前記取着体12を首振りスライド
移動させて同様のアンカー取替え作業を行い、操作ボル
ト142を緩めて次の取替え箇所まで前記補修装置1を
走行させ、同様に損傷した締結ボルト401等の取替え
を順次行っていく。その後、押さえ金具403を取り付
けて締結ボルト(ナット)401を締め付けて取り替え
補修作業が完了する。なお、締結ボルト(ナット)40
1の締め付け作業は、所定の路線区間のアンカー取替え
作業を完了した後、コアドリル5を取り外し、前記取着
体12に電動トルクレンチを装着させて行うことは勿
論、電動トルクレンチを装着させたものを別途用意して
おいても良く、また、アンカーホール穿設ドリル(コア
ドリル)5を装着した補修装置1を数台用意して軌間レ
ールの夫々に複数配置して作業を行うようにしても良
い。更に、コアドリル5に替えて他の穿設機を用いても
良く、要は、枕木3を破損することなくアンカーホール
302が穿設できればよい。
【0013】叙述の如く構成された本発明の実施例の形
態において、いま、所定の路線区間において、緩んだ締
結ボルト(ナット)401の締め付けなどの保守点検・
作業により締結ボルト401や押さえ金具403などの
損傷が複数の箇所で発生し、当該損傷箇所が所定の安全
基準を越える前にボルト締結部4の補修作業が必要とな
るのであるが、本発明におけるボルト締結部4の補修装
置1は、枕木3へのアンカーホール穿設ドリル5など所
定の工具を取着する取着体12と、鉄道レール2上を走
行する走行ローラ13と、鉄道レール2側面に対して当
接操作可能な当接手段14を備えると共に、前記取着体
12は、鉄道レール2の右または左に配されるボルト締
結部4の偏軌位置に対する位置合わせ調整が可能に構成
されていて、該補修装置1を、単体レール2上を走行さ
せながら締結ボルト(ナット)401や押さえ金具40
3が損傷した個所の補修を行うべく構成してあるので、
単体レールを挟んで左右一対に配設された何れの側のボ
ルト締結部4に損傷が生じたとしても、単体レール2上
を走行させながら、反転折り返し走行することによる片
側を連続的に補修する作業と、取着体12の調整範囲を
大きく構成させることで、位置決めされた補修装置1を
何ら移動させることなく作業工具を左右に首振りさせて
両方を順次に補修する作業との選択的な使い分けが行い
得ると共に、装置全体をコンパクトかつ安価なものとし
て提供でき、管轄路線区ごとへの導入を容易ならしめ、
結果、路線区内に補修を必要とする箇所が広範囲かつ点
在して発生したとしても、軌間(2本のレール間隔)に
影響されることなく夫々の単体レール2,2上に数台を
適宜に配置するなどして作業が行え、作業時間の短縮と
タイミング良い作業の実行が可能となり作業効率の向上
が図れ、しかも、作業に伴う車両運行への影響を与える
こともなく、補修作業全体の低コスト化を図ることがで
きる。なお、補修装置1は、ボルト締め付け作業など保
全作業用に供するなど種々の作業に応じて使用できるこ
とは勿論、前記取着体12は、レール2のボルト締結部
4の偏軌位置に対して斜め上方に位置させたがこれに限
定されず、レール2と垂直方向(左右方向)にセットさ
せるようにしても良い。
【0014】そして、上記の如き補修装置1にアンカー
ホール穿設ドリル5を装備し、該ドリル5を、レール2
の左右に配されるボルト締結部4に対して必要に応じて
首振りさせ、枕木3に埋設されたボルト締結部4の外周
を含む円周領域を円筒状に刳り抜いて枕木3にアンカー
ホール302を穿設し、該アンカーホール302にケミ
カル材6を注入してアンカー411または412を埋設
せしめ、前記補修装置1を走行させながら損傷したボル
ト締結部4を取替え補修する構造となっているため、締
結ボルト401や押さえ金具403などが破損等により
損傷を受けたとしても、レール2上を走行する補修装置
1によって、枕木3を傷めることなく精度良く刳り抜き
掘削して、枕木3内に埋設された締結ボルト401など
の部材を含めて取り出すことができ、一般の道路やコン
クリートなどのケミカルアンカー方式が容易に採用でき
るようになると共に、既存の枕木3を何ら取り外したり
取り替えることなくそのまま再利用することができ、し
かも、補修装置1は、単体レール上を走行させながら補
修作業が行え得るコンパクトかつ安価なものとして提供
でき、管轄路線区ごとへの導入を容易ならしめることが
できる。その結果、路線区内に補修を必要とする箇所が
広範囲に不特定かつまばらに発生したとしても、軌間の
夫々の単体レール上に数台を適宜に配置するなどして作
業が行え、また、従来のように路線区間内における損傷
箇所数が安全基準値に近づくのを待って作業を行うので
なく、少数箇所であっても適宜に補修作業が行え保全作
業の一環として管理可能となって、作業時間の短縮とタ
イミング良い作業の実行が可能となり作業効率の向上が
図れると共に、作業に伴う車両運行への影響を与えるこ
ともなく、工費、枕木導入費用など補修作業全体の低コ
スト化を図ることができる。
【0015】さらに、前記アンカーホール302の刳り
抜きは、既存の押さえ金具403または締結ボルト(ナ
ット)401が装着されたままの状態から行う構造とす
ることで、押さえ金具自体が埋設されるなど取り外しが
困難な場合であっても、また、枕木内部にスプリング等
の部材が埋設されていたとしても、その様な部材を含め
てそのままアンカーホール302を穿設してしまうこと
ができ、枕木の種類やボルト締結部の構造に殆ど影響さ
れず、どの様な補修箇所であっても採用することができ
る利点がある。また、前記アンカーホール302は、円
筒状に掘穿することで残される底部を割分し、埋設ボル
トと共に抜き取ることで形成されるので、底部以外の周
面は平滑なものとでき、掘穿粉などによる速乾性凝固材
6との接着性に悪影響を与えることもなく、抜き取られ
たものの廃材処理などの取扱いが容易である。
【0016】一方、前記取着体12は、単体レール2を
挟んで左右に配される一対のボルト締結部4、4に対し
て首振り動作可能に構成されているので、損傷箇所がボ
ルト締結部4の何れか一方または両方といった不特定か
つまばらな状態で路線区内に生じたとしても、単体レー
ル2上を走行させながら、当該損傷箇所の状態に対応し
て順次首振り選択して適宜に補修作業を行うことができ
る。
【0017】また、前記補修装置1は、前記レール2を
跨るよう下向き略コ字状に形成された本体ベース11を
有し、前記取着体12は本体ベースの外部に設けられ、
前記走行ローラ13は転動可能に本体ベースの内部に設
けられているので、本体ベース11がレール2上を走行
する走行動作と、取着体12の独立した前記首振り動作
との共同作用による補修作業が行え、一対のボルト締結
部4、4に対して単体レール2上を走行させながら、当
該損傷箇所の状態に対応して順次首振り選択して適宜に
補修作業を行うことができ、作業時間の短縮とタイミン
グ良い作業の実行が可能となり作業効率の向上を図るこ
とができる。
【0018】前記取着体12は、プレート状に形成さ
れ、前記本体ベース11に対して一端側を前記ボルト1
21により回転可能に枢支し、他端側を所定の首振り位
置で位置決め手段(122、123)により固定するよ
う構成されていることにより、ボルト締結部の構造や配
置パターンが夫々の路線区において異なっていても、任
意の角度で適格に取着体12を位置決めすることができ
るばかりか、取着体12の形状変更、枢支位置や位置決
め手段の配設などのバリエーション化を図ることができ
る。例えば、前記ボルト121を取着体12の基端側で
なく中心側に配設して首振り範囲を大きく設定し、円弧
状の長孔122を中央面にでなく端面にU字状に形成す
るなどしてボルト123位置を変更するなどすれば18
0度の角度変更ができ、また、円盤状とすれば360度
の首振り動作を行わせることもできる。
【0019】また、前記走行ローラ13は、樹脂製より
なり、前後に夫々所定間隔を存して配設されていること
により、鉄道レール2の頭部天面が車輪を脱線させない
ために湾曲面となっていても、スムーズな走行が行える
と共に、前記当接手段14を構成する当接体141は、
少なくともレール2頭部の下面域に当接させて、補修装
置1を左右方向および上下方向に移動規制可能に構成さ
れているので、補修装置1はレール2をしっかりとチャ
ッキングして挟持され、枕木3への穿設に際し前記穿設
ドリル5がブレることなく安定して使用でき、良好なア
ンカーホール302の穿設作業が行える。
【0020】さらに、前記当接体141は、操作ボルト
142の緊緩操作により進退動作してレール2の基部傾
斜面域にも当接するようになっており、結果、レール2
の頭部下面域と基部傾斜面域との間にくさび状に締め付
けられて上下に突張り状に当接することになり、レール
側面形状を有効利用した上下左右にしっかりと挟持固定
ができ、作業工具使用時にブレを生じさせずにアンカー
ホール穿設作業等を行え、しかも、走行ローラ13に負
荷が加わるのを回避できる。
【0021】また、前記本体ベース11の内側部には、
補修装置1をレール2の頭部に沿わせて摺接走行させて
横ズレ規制する案内体15が設けられていることによ
り、補修装置1を、補修が必要なボルト締結部4が不特
定かつまばらな状態であったとしても、順次スムーズに
走行移動させることができる。
【0022】
【発明の効果】本発明は、押さえ金具403等により枕
木3にボルト止め固定された鉄道レール2の所定箇所を
補修するに、該鉄道レール2上を走行する補修装置1に
装備されたアンカーホール穿設ドリル5で、枕木3に埋
設されたボルト締結部4の外周を含む円周領域を円筒状
に刳り抜いて枕木3にアンカーホール302を穿設し、
該アンカーホール302にケミカル材を注入してアンカ
ー411、412を埋設せしめ、前記補修装置1を走行
させながら損傷したボルト締結部4を取替え補修する構
造となっているので、押さえ金具403や締結ボルト4
01などが破損等により損傷を受けたとしても、鉄道レ
ール2上を走行する補修装置1によって、枕木3を精度
良く刳り抜きして、枕木3内に残された締結ボルト40
1などの部材を含めて取り出すことができ、一般の道路
やコンクリートなどのケミカルアンカー方式が容易に採
用できるようになると共に、既存の枕木3を何ら取り外
したり取り替えることなくそのまま再利用することがで
き、しかも、補修装置1は、単体レール2上を走行させ
ながら補修作業が行え得るコンパクトかつ安価なものと
して提供でき、管轄路線区ごとへの導入を容易ならし
め、結果、路線区内に補修を必要とする箇所が広範囲に
不特定かつまばらに発生したとしても、二本のレール
2,2上に数台を適宜に配置するなどして作業が行え、
作業時間の短縮とタイミング良い作業の実行が可能とな
り作業効率の向上が図れると共に、作業に伴う車両運行
への影響を与えることもなく、補修作業全体の低コスト
化を図ることができる。
【0023】また、本発明は、鉄道レール2を枕木3に
対して押さえ金具403等によりボルト止めされた締結
部4を補修するための装置であって、該補修装置1は、
枕木3へのアンカーホール穿設ドリル5など所定の工具
を取着する取着体12と、鉄道レール2上を走行する走
行ローラ13と、鉄道レール2側面に対して当接操作可
能な当接手段14を備えると共に、前記取着体12を、
鉄道レールの右または左に配されるボルト締結部4の偏
軌位置に対する前記工具の位置合わせ調整可能に構成
し、該補修装置1を、単体レール2上を走行させながら
締結ボルト401や押さえ金具403等が損傷したボル
ト締結部4の補修を行うべく構成したことにより、単体
レール2を挟んで左右一対に配設された何れの側のボル
ト締結部位に損傷が生じたとしても、単体レール2上を
走行させながら、反転折り返し走行することによる片側
を連続的に補修する作業と、取着体の調整範囲を大きく
構成させて、位置決めされた補修装置1を何ら移動させ
ることなく作業工具を左右に首振りさせて両方を順次に
補修する作業との選択的な使い分けが行い得ると共に、
装置全体1をコンパクトかつ安価なものとして提供で
き、管轄路線区ごとへの導入を容易ならしめ、結果、路
線区内に補修を必要とする箇所が広範囲かつ点在して発
生したとしても、軌間に影響されることなく夫々の単体
レール2上に数台を適宜に配置するなどして作業が行
え、作業時間の短縮とタイミング良い作業の実行が可能
となり作業効率の向上が図れ、しかも、作業に伴う車両
運行への影響を与えることもなく、補修作業全体の低コ
スト化を図ることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】作業具を取り外した状態の補修装置の上面図
【図2】補修装置の底面図
【図3】レールへの装着状体を示す正面図
【図4】ボルト締結部の補修工程および状態を示す説明
【符号の説明】
1 補修装置 11 本体ベース 111 補強フレーム 12 取着体 121 ボルト 122 長孔 123 ボルト 124 ナット孔 13 走行ローラ 131 軸受け 132 支軸 133 硬質ウレタン樹脂製タイヤ部 14 当接手段 141 当接体 142 操作ボルト 143 ナット部 15 案内体 2 鉄道レール 3 枕木 301 レール下地用軌道パット 302 アンカーホール 4 ボルト締結部 401 締結ボルト 402 アンカー部材 403 金具 404 受け台 411 アンカーボルト 412 アンカー部材 413 ナット部 5 アンカーホール穿設ドリル 501 基台 502 スタンド柱 503 回転筒体 504 ドリル刃 505 取付ボルト 6 ケミカル材(速乾性凝固材)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押さえ金具等により枕木にボルト止め固
    定された鉄道レールの所定箇所を補修するに、該鉄道レ
    ール上を走行する補修装置に装備されたアンカーホール
    穿設ドリルで、枕木に埋設されたボルト締結部の外周を
    含む円周領域を円筒状に刳り抜いて枕木にアンカーホー
    ルを穿設し、該アンカーホールにケミカル材を注入して
    アンカーを埋設せしめ、前記補修装置を走行させながら
    損傷したボルト締結部を取替え補修することを特徴とす
    る鉄道レールにおけるボルト締結部の補修構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記アンカーホール
    の刳り抜きは、既存の押さえ金具または締結ボルトが装
    着されたままの状態から行われることを特徴とする鉄道
    レールにおけるボルト締結部の補修構造。
  3. 【請求項3】 請求項1乃至2において、前記アンカー
    ホールは、円筒状に掘穿することで残される底部を割分
    し、埋設ボルトと共に抜き取ることで形成されることを
    特徴とする鉄道レールにおけるボルト締結部の補修構
    造。
  4. 【請求項4】 鉄道レールを枕木に対して押さえ金具等
    によりボルト止めされた締結部を補修するための装置で
    あって、該補修装置は、枕木へのアンカーホール穿設ド
    リルなど所定の工具を取着する取着体と、鉄道レール上
    を走行する走行ローラと、鉄道レール側面に対して当接
    操作可能な当接手段を備えると共に、前記取着体を、鉄
    道レールの右または左に配されるボルト締結部の偏軌位
    置に対する前記工具の位置合わせ調整可能に構成し、該
    補修装置を、単体レール上を走行させながら締結ボルト
    や押さえ金具等が損傷したボルト締結部の補修を行うべ
    く構成したことを特徴とする鉄道レールにおけるボルト
    締結部の補修装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至3において、前記補修装置
    は、請求項4に記載の補修装置であることを特徴とする
    鉄道レールにおけるボルト締結部の補修構造。
  6. 【請求項6】 請求項4乃至5において、前記取着体
    は、鉄道レールを挟んで左右に配される一対のボルト締
    結部位に対して首振り動作可能に構成してあることを特
    徴とする鉄道レールにおけるボルト締結部の補修装置。
  7. 【請求項7】 請求項4乃至6において、前記補修装置
    は、前記レールを跨るよう下向き略コ字状に形成された
    本体ベースを有し、前記取着体は本体ベースの外部に設
    けられ、前記走行ローラは転動可能に本体ベースの内部
    に設けられていることを特徴とする鉄道レールにおける
    ボルト締結部の補修構造および補修装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記取着体は、プレ
    ート状に形成され、前記本体ベースに対して一端側を回
    転可能に枢支し、他端側を所定の首振り位置で位置決め
    手段により固定するよう構成されていることを特徴とす
    る鉄道レールにおけるボルト締結部の補修構造および補
    修装置。
  9. 【請求項9】 請求項4乃至8において、前記走行ロー
    ラは、樹脂製よりなり、前後に夫々所定間隔を存して配
    設されていることを特徴とする鉄道レールにおけるボル
    ト締結部の補修構造および補修装置。
  10. 【請求項10】 請求項4乃至9において、前記当接手
    段は、少なくともレール頭部の下面域に当接させて、補
    修装置を左右方向および上下方向に移動規制可能に構成
    されていることを特徴とする鉄道レールにおけるボルト
    締結部の補修構造および補修装置。
  11. 【請求項11】 請求項4乃至10において、前記当接
    手段は、レールへの当接体と該当接体を緊緩操作により
    進退動作すべく前記本体ベースの側面に設けられた操作
    ボルトからなることを特徴とする鉄道レールにおけるボ
    ルト締結部の補修構造および補修装置。
  12. 【請求項12】 請求項4乃至11において、前記本体
    ベースの内側部には、補修装置をレールに沿わせて走行
    させるべく前記レールの頭側部に摺接して横ズレ規制す
    る案内体が設けられていることを特徴とする鉄道レール
    におけるボルト締結部の補修構造および補修装置。
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