JPH0762603A - 鉄道保線ロボット - Google Patents

鉄道保線ロボット

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Publication number
JPH0762603A
JPH0762603A JP21157493A JP21157493A JPH0762603A JP H0762603 A JPH0762603 A JP H0762603A JP 21157493 A JP21157493 A JP 21157493A JP 21157493 A JP21157493 A JP 21157493A JP H0762603 A JPH0762603 A JP H0762603A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bolt
fastening
impact wrench
rotation speed
tightening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21157493A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Seki
洋一 関
Kanshirou Yamano
幹市郎 山野
Yoshihiro Naruse
圭弘 成瀬
Takeshi Tsutsui
健 筒井
Yoshiya Komura
佳也 甲村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
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Publication of JPH0762603A publication Critical patent/JPH0762603A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Machines For Laying And Maintaining Railways (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 締結ボルトの締め込み抵抗が大きくても(締
結ボルトの締め込みがしぶくても)規定の締付トルクで
締付けることができる鉄道保線ロボットを提供する。 【構成】 枕木1に締結ボルト4で固定されたレール3
上を走行する台車5と、該台車5に設けられ上記締結ボ
ルト4を緊解するインパクトレンチ13とを有する鉄道
保線ロボットにおいて、上記インパクトレンチ13によ
る締結ボルト4の締付け時にそのボルトソケット24の
回転速度を検出する回転速度検出手段25と、該回転速
度検出手段25から出力された回転速度が所定の回転速
度にまで落ちたときにインパクトレンチ13による締付
けを停止させる制御手段31とを備えたことを特徴とし
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道のレール交換やレ
ール設定替等の保線作業を行う際に用いられる鉄道保線
ロボットに係り、特に、レールを枕木に固定する締結ボ
ルトの締付トルクを一定に管理できる鉄道保線ロボット
に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄道のレールは締結ボルトによって枕木
に固定されているが、経年使用によりレールや枕木等が
劣化した場合には、締結ボルトを緊解して着脱しレール
や枕木等を交換しなければならない。かかる保線作業は
多数の熟練技能労働者を必要とする重労働であり、近
年、作業員の高齢化と人手不足により深刻な問題となっ
ている。
【0003】そこで本出願人は、上記保線作業の中でも
かなりのウェイトを占める締結ボルトの着脱作業に着目
し、これを自動的に行う鉄道保線ロボットを開発した。
この鉄道保線ロボットは、鉄道のレール上に台車を走行
自在に設け、台車に締結ボルトを緊解するインパクトレ
ンチを設けて構成されている。
【0004】インパクトレンチによって締結ボルトを締
め込む際の締付トルクの管理は、図6に示すようにイン
パクトレンチの動作時間で行っていた。すなわち、イン
パクトレンチを作動させてからどの位の時間で規定の締
付トルクが得られるか予め実験しておき、その結果に基
づいて決定した締結終了時間aをタイマ等にセットして
行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなタ
イマによる締付トルクの管理では、ボルト・ナットの加
工精度の善し悪しやネジ部に付着したゴミ等の影響によ
って締め込み抵抗が大きくなった場合、インパクトレン
チの動作時間を一定にするだけでは対応できず、規定の
締付トルクが得られないこともある。すなわち、締結ボ
ルトの締め込みがしぶい場合には、上記締結終了時間a
より長時間インパクトレンチを作動させなければ規定の
締付トルクが得られない。よってタイマ制御では対応で
きない。
【0006】以上の事情を考慮して創案された本発明の
目的は、締結ボルトの締め込み抵抗が大きくても(締結
ボルトの締め込みがしぶくても)規定の締付トルクで締
付けることができる鉄道保線ロボットを提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、枕木に締結ボルトで固定されたレール上を
走行する台車と、該台車に設けられ上記締結ボルトを緊
解するインパクトレンチとを有する鉄道保線ロボットに
おいて、上記インパクトレンチによる締結ボルトの締付
け時にそのボルトソケットの回転速度を検出する回転速
度検出手段と、該回転速度検出手段から出力された回転
速度が所定の回転速度にまで落ちたときにインパクトレ
ンチによる締付けを停止させる制御手段とを備えたこと
を特徴としている。
【0008】
【作用】インパクトレンチで締結ボルトを締付けると、
そのボルトソケットの回転速度が回転速度検出手段に計
測され、その検出値が制御手段に入力される。ここで、
ボルトソケットの回転速度は締結ボルトの締め込みに伴
って遅くなり、所定の回転速度にまで落ちたときに制御
手段がインパクトレンチを停止する。
【0009】
【実施例】以下に本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0010】図3〜図5に、レールの締結ボルトを着脱
する鉄道保線ロボットの概要を示す。図示するように、
枕木1に保持金具2を介して一対のレール3が締結ボル
ト4で固定されており、このレール3上に台車5が自走
自在に設けられている。台車5の下面には走行車輪6が
設けられている。走行車輪6は、2個の片鍔車輪6aと
1個の通常車輪6bとからなっている。片鍔車輪6aの
鍔の反対側と通常車輪6bの片側には、サイドローラ7
がガイドとして設けられている。片鍔車輪6aの1個に
はスプロケット8が取り付けられており、このスプロケ
ット8をモータ9がチェーン10を介して回転させるこ
とにより、片鍔車輪6aが回転して台車5が自走するよ
うになっている。
【0011】台車5上には、逆さU字状のメインフレー
ム11が設けられており、メインフレーム11の左右両
側には、サブフレーム12が設けられている。サブフレ
ーム12には、レール3を枕木1に止めている締結ボル
ト4を緊解するためのインパクトレンチ13が設けられ
ている。インパクトレンチ13を支持するサブフレーム
12は、メインフレーム11にネジ棒14(中心を境に
右ネジと左ネジとが刻設されている)を介して取り付け
られており、ネジ棒14を回転させることにより互いに
近接離間移動するようになっている。これにより2個イ
ンパクトレンチ13の間隔αを適宜変更でき、様々な種
類のボルトピッチβに対応できる。
【0012】インパクトレンチ13は、サブフレーム1
2に設けられたガイドレール15に嵌合され、昇降自在
になっている。インパクトレンチ13の昇降は、レンチ
13をガイドレール15に嵌合するブラケット16に固
定されたワイヤ17を、ウインチ18により巻取り又は
繰出しすることにより行われる。このときのインパクト
レンチ13の高さは、メインフレーム11に取り付けら
れたドラム19からレンチ13に固定された別のワイヤ
20を送り出し、その送出長によって検出される。これ
により、締結ボルト4のネジ込み深さを検出できる。
【0013】メインフレーム11には、締結ボルト4の
位置を検出するボルトセンサ21(光学式)が設けられ
ている。ボルトセンサ21は、台車5がレール3上を走
行するときに締結ボルト4の位置を検出するものであ
る。また、台車5上には、台車5の自走モータ9やイン
パクトレンチ13の電源等に用いられるエンジン発電機
22が設けられていると共に、各種スイッチが設けられ
た制御盤23が設けられている。
【0014】この鉄道保線ロボットによれば、予め締結
ボルト4を枕木1に緩く立て込んでおきそのレール3上
に台車5を走行させると、ボルトセンサ21が締結ボル
ト4の位置を検出してインパクトレンチ13を下げ、そ
のボルトソケット24で締結ボルト4を回転させること
により、締結ボルト4が自動的に締め込まれる。このと
きの締結ボルト4の締付トルクを一定に管理する構成を
図1に示す。
【0015】図示するように、ウインチ18により昇降
自在に吊り下げられたインパクトレンチ13には、締結
ボルト4の締付け時にボルトソケット24の回転速度
(回転数/秒)を検出する回転速度検出手段25が設け
られている。この回転速度検出手段25は、ボルトソケ
ット24に被嵌された第1歯付プーリ26と、インパク
トレンチ13のボデー部27にブラケット28を介して
取り付けられたロータリエンコーダ29と、ロータリエ
ンコーダ29の検出軸に取り付けられた第2歯付プーリ
30と、第1歯付プーリ26と第2歯付プーリ30とに
巻き掛けられた歯付ベルト31とから構成されている。
この構成によれば、ボルトソケット24の回転速度がロ
ータリエンコーダ29によって検出される。
【0016】ロータリエンコーダ29の出力は、その検
出値(ボルトソケットの回転速度)が制御手段31に入
力されるようになっている。制御手段31は、マイクロ
コンピュータ等からなり、ボルトソケット24の回転速
度が予め設定された所定の回転速度にまで落ちたとき
に、インパクトレンチ13を停止させてその締付けを停
止させるものである。
【0017】インパクトレンチ13の締付時間とボルト
ソケット24の回転速度との関係を図2に示す。図示す
るように、締付時間が長くなる程、ボルト4が締まって
くるため、ボルトソケット24の回転が落ちてくる。そ
れに伴い締付トルクが増してくる。よって、ボルトソケ
ット24の回転速度が所定の回転速度Nにまで落ちたと
きにインパクトレンチ13の作動を停止させるようにす
れば、そのときの締付トルクを一定(規定)のトルクT
に管理することができる。
【0018】規定の締付トルクが得られる回転速度N
(回転数/秒)は、予め行われる実験によって設定され
るが極めて小さな値である。よって、例えばボルト・ナ
ットの加工精度が悪かったりネジ部にゴミが付着したり
して締め込み抵抗が大きくなってボルトソケット24の
回転速度が締込途中で低下したとしても、上記回転速度
Nはこれより遥かに小さいため、ボルト4の締込途中で
誤作動してインパクトレンチが停止することはない。
【0019】また、図3に示すドラム19から繰り出さ
れるワイヤ20の長さからボルト4の締込量を検出し、
上記ボルトソケット24の回転速度による制御に加えて
さらにボルト4の締込量が所定の値になったときにイン
パクトレンチ13を停止させるようにしてもよい。これ
により、締込トルク不足を完全に解消できる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る鉄道保
線ロボットによれば、締結ボルトの締め込み抵抗が大き
くても(即ち締結ボルトの締め込みがしぶくても)、締
結ボルトを規定の締付トルクで締付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す鉄道保線ロボットの要
部概略図である。
【図2】インパクトレンチの回転速度とインパクトレン
チの作動時間と締込トルクとの関係を示す図である。
【図3】上記鉄道保線ロボットの側面図である。
【図4】図3のIV-IV 線矢視図である。
【図5】図4のV-V 線矢視図である。
【図6】従来の鉄道保線ロボットに設けられたインパク
トレンチの締込トルクの管理を示す流れ図である。
【符号の説明】
1 枕木 3 レール 4 締結ボルト 5 台車 13 インパクトレンチ 24 ボルトソケット 25 回転速度検出手段 31 制御手段
フロントページの続き (72)発明者 成瀬 圭弘 愛知県名古屋市港区昭和町13番地 石川島 播磨重工業株式会社名古屋工場内 (72)発明者 筒井 健 愛知県名古屋市港区昭和町13番地 石川島 播磨重工業株式会社名古屋工場内 (72)発明者 甲村 佳也 愛知県名古屋市港区昭和町13番地 石川島 播磨重工業株式会社名古屋工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枕木に締結ボルトで固定されたレール上
    を走行する台車と、該台車に設けられ上記締結ボルトを
    緊解するインパクトレンチとを有する鉄道保線ロボット
    において、上記インパクトレンチによる締結ボルトの締
    付け時にそのボルトソケットの回転速度を検出する回転
    速度検出手段と、該回転速度検出手段から出力された回
    転速度が所定の回転速度にまで落ちたときにインパクト
    レンチによる締付けを停止させる制御手段とを備えたこ
    とを特徴とする鉄道保線ロボット。
JP21157493A 1993-08-26 1993-08-26 鉄道保線ロボット Pending JPH0762603A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21157493A JPH0762603A (ja) 1993-08-26 1993-08-26 鉄道保線ロボット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21157493A JPH0762603A (ja) 1993-08-26 1993-08-26 鉄道保線ロボット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0762603A true JPH0762603A (ja) 1995-03-07

Family

ID=16608028

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21157493A Pending JPH0762603A (ja) 1993-08-26 1993-08-26 鉄道保線ロボット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0762603A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0733433A1 (de) * 1995-03-18 1996-09-25 DYCKERHOFF & WIDMANN AG Verfahren zum Ausrüsten von Schienenauflagekörpern, insbesondere Betonschwellen mit Schienenbefestigungsteilen
FR2745216A1 (fr) * 1996-02-23 1997-08-29 Turripinoise De Mecanique Sa S Machine de vissage et de devissage de boulons ou de tire-fonds
CN109986496A (zh) * 2019-04-03 2019-07-09 宁波永航铁路机电科技有限公司 一种数控定扭矩立螺栓扳手

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0733433A1 (de) * 1995-03-18 1996-09-25 DYCKERHOFF & WIDMANN AG Verfahren zum Ausrüsten von Schienenauflagekörpern, insbesondere Betonschwellen mit Schienenbefestigungsteilen
FR2745216A1 (fr) * 1996-02-23 1997-08-29 Turripinoise De Mecanique Sa S Machine de vissage et de devissage de boulons ou de tire-fonds
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