JPH078042U - ４輪駆動式走行車両のパワーロス低減装置 - Google Patents

４輪駆動式走行車両のパワーロス低減装置

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JPH078042U
JPH078042U JP3832993U JP3832993U JPH078042U JP H078042 U JPH078042 U JP H078042U JP 3832993 U JP3832993 U JP 3832993U JP 3832993 U JP3832993 U JP 3832993U JP H078042 U JPH078042 U JP H078042U
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JP
Japan
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driven
clutch
power loss
wheel drive
hydraulic
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Application number
JP3832993U
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English (en)
Inventor
康一 岡
哲 小河
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 ２輪駆動時にパワーロスを低減する。 【構成】 エンジン１で駆動される油圧ポンプ６の吐出
圧油で油圧モータ７を駆動し、この油圧モータ７の出力
側をクラッチ８を介して前輪９に連結し、補助油圧ポン
プ１４の吐出圧油を切換弁１５でクラッチ８の受圧室８
ａに供給してクラッチ８を接・切することで、後輪５の
みによる２輪駆動時に前輪９で油圧モータが回転されな
いようにしてパワーロスを低減する。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】
本考案は、前輪と後輪の一方を油圧モータにより駆動し、他方をエンジン出力 で機械式に駆動する４輪駆動式走行車両、詳しくは油圧モータを停止して機械式 駆動のみで走行する２輪駆動時のパワーロスを低減する装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
４輪駆動式走行車両としては、例えば特開昭６３−３０５０３３号公報に示す ようにエンジン出力を主変速機を介して一方の車輪に連結し、エンジンで駆動さ れる油圧ポンプの吐出圧油で駆動される油圧モータにより他方の車輪を駆動する ようにしたものが知られている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】
かかる４輪駆動式走行装置では一方の車輪を機械式に駆動するのみでスリップ なしに走行できる場合には他方の車輪を油圧モータで駆動する必要がない。 このために、従来の４輪駆動式走行装置ではエンジンと油圧ポンプとの間にク ラッチを設け、前述の場合にはクラッチを切として一方の車輪のみを機械式に駆 動し、つまり２輪駆動として走行している。
【０００４】 しかしながら、前述のように２輪駆動する場合に油圧モータは他方の車輪によ り回転されるからポンプ作用し、油圧モータと油圧ポンプを接続する管路に油が 流れて圧力が発生するので、その油圧モータと油圧ポンプを接続する管路に発生 する圧力が前輪の回転抵抗となってパワーロスが生じる。
【０００５】 そこで、本考案は２輪駆動時に油圧ポンプと油圧モータを接続する管路に圧力 が発生しないようにしてパワーロスを低減できるようにした４輪駆動式走行車両 のパワーロス低減装置を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
エンジン１の出力側を機械式に後輪５に連結し、前記エンジン１で駆動される 油圧ポンプ６の吐出圧油で左右の油圧モータ７、７を駆動し、その左右の油圧モ ータ７，７の出力側をクラッチ８を介して左右の前輪９にそれぞれ連結し、前記 クラッチ８を油圧作動式とし、その受圧室８ａに補助油圧ポンプ１４の圧油を供 給する切換弁１５を設けた４輪駆動式走行車両のパワーロス低減装置。
【０００７】
【作 用】
左右の油圧モータ７，７をクラッチ８を介して左右の前輪９，９にそれぞれ連 結したので、クラッチ８を切として２輪駆動とした時に前輪９により油圧モータ ７が駆動されることがなく、その油圧モータ７と油圧ポンプ６を接続する管路に 圧力が発生せずにパワーロスを低減できる。
【０００８】
【実 施 例】
図１に示すように、エンジン１の出力軸２は変速機３、差動機４を介して左右 の後輪５，５に連結され、そのエンジン１によって回転される油圧ポンプ６の吐 出圧油で左右の油圧モータ７，７を駆動し、その油圧モータ７の出力側はクラッ チ８を介して左右の前輪９，９に連結してある。 前記左右の油圧モータ７，７は第１・第２主管路１０，１１で閉回路接続され 、油圧ポンプ６の第１ポート６ａが第１管路１２で第１主管路１０に接続し、第 ２ポート６ｂが第２管路１３で第２主管路１１に接続している。
【０００９】 前記クラッチ８は油圧切換式のクラッチとなり、受圧室８ａに圧油が供給され ると接、その油圧が排出されると切となる。 前記エンジン１で駆動される補助油圧ポンプ１４の吐出路１４ａは切換弁１５ で前記左右のクラッチ８の受圧室８ａに接続制御され、この切換弁１５はばね１ ６で連通位置Ａ、ソレノイド１７が通電されると遮断位置Ｂとなり、そのソレノ イド１７はコントローラ１８で通電制御される。
【００１０】 このコントローラ１８は走行モード切換スイッチ１９より２輪駆動信号が入力 された時にソレノイド１７に通電し、４輪駆動信号が入力された時には後輪スリ ップ判定回路２０のスリップ判定結果によりソレノイド１７に通電コントロール する。 すなわち、後輪スリップと判定した時にはソレノイド１７に通電し、後輪スリ ップと判定しない時にはソレノイド１７に通電しない。
【００１１】
【考案の効果】
左右の油圧モータ７，７をクラッチ８を介して左右の前輪９，９にそれぞれ連 結したので、クラッチ８を切として２輪駆動とした時に前輪９により油圧モータ ７が駆動されることがなく、その油圧モータ７と油圧ポンプ６を接続する管路に 圧力が発生せずにパワーロスを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案の実施例を示す線図的構成説明図であ
る。
【符号の説明】
１…エンジン、５…後輪、６…油圧ポンプ、７…油圧モ
ータ、８…クラッチ、８ａ…受圧室、９…前輪、１４…
補助油圧ポンプ、１５…切換弁、２１…圧力調整弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 エンジン１の出力側を機械式に後輪５に
    連結し、 前記エンジン１で駆動される油圧ポンプ６の吐出圧油で
    左右の油圧モータ７，７を駆動し、その左右の油圧モー
    タ７，７の出力側をクラッチ８を介して左右の前輪９に
    それぞれ連結し、 前記クラッチ８を油圧作動式とし、その受圧室８ａに補
    助油圧ポンプ１４の吐出圧油を供給する切換弁１５を設
    けたことを特徴とする４輪駆動式走行車両のパワーロス
    低減装置。
JP3832993U 1993-07-13 1993-07-13 ４輪駆動式走行車両のパワーロス低減装置 Pending JPH078042U (ja)

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