JPH077915U - ホットノズルの当接構造 - Google Patents

ホットノズルの当接構造

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JPH077915U
JPH077915U JP3874093U JP3874093U JPH077915U JP H077915 U JPH077915 U JP H077915U JP 3874093 U JP3874093 U JP 3874093U JP 3874093 U JP3874093 U JP 3874093U JP H077915 U JPH077915 U JP H077915U
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JP
Japan
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nozzle
nozzle hole
heat
hot
heater
Prior art date
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Pending
Application number
JP3874093U
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English (en)
Inventor
忠正 木寺
宣芳 馬場
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH077915U publication Critical patent/JPH077915U/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ホットノズルと金型の当接構造において、ホッ
トノズルのノズル孔の詰まりを一層防止できる構造とす
る。 【構成】ノズル孔10が開口するホットノズル1の先端
に設けられた凹部14に、スプル30をもつノズルタッ
チ部3の凸部31が嵌合した構成としたことを特徴とす
る。ヒータ13の熱がノズル孔10に円滑に伝導され、
かつノズルタッチ部3を介して逃げる熱量が少なくなる
ので、ノズル孔10は充分加熱され詰まりが防止され
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、射出成形機のホットノズルと金型のノズルタッチ部との当接構造に 関する。
【0002】
【従来の技術】
図4に従来のホットノズルと金型の当接構造を示す。この構造は、ホットノズ ル100と、金型200とから構成されている。 ホットノズル100は、ノズル孔102をもつノズル本体101と、ノズル本 体101内に進退可能に配置されノズル孔102を開閉するピン103と、ノズ ル本体101の外周に設けられたヒータ104と、から構成されている。そして ノズル孔102が開口する先端には、軸方向に突出する凸部105が設けられて いる。
【0003】 また金型200は、ランナ202をもつ主型201と、主型201に固定され ランナ202と連通するスプル203をもつスプルブッシュ204とから構成さ れている。 そしてスプル203が開口するスプルブッシュ204の先端には凹部205が 形成され、凹部205に凸部105が嵌合することでホットノズル100と金型 200が結合されている。すなわち凹部205がノズルタッチ部として機能して いる。
【0004】 この当接構造では、溶融樹脂の射出後ピン103が前進してノズル孔102を 閉じると、ノズル孔102内に残留した樹脂はヒータ104の熱で溶融状態を維 持し、次の射出に備える。 ところで、スプル203内の樹脂はランナ202内の樹脂と同時に冷却固化す るのが望ましい。したがってスプルブッシュ204にはヒータ104からの熱は できるだけ伝わらないようにするのが望ましい。したがって熱伝導の面からは、 ホットノズル100と金型200の接触面積は小さい方が望ましい。しかし、射 出時の樹脂の漏れを防止するためには、ホットノズル100とスプルブッシュ2 04の当接面積は大きい方が望ましい。
【0005】 そこでこの相反する条件を満足させるために、従来はノズル本体100の先端 の凸部105と金型200の凹部205とを嵌合させ、凸部105の体積を小さ くして熱容量を小さくするとともに、凸部105の外周表面も凹部205と当接 させて当接面積を確保することでバランスをとっている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来の当接構造では、凸部105は凹部205に嵌合され る構造であり凸部105にはヒータを設けることが出来ず、ヒータ104はノズ ル本体101の大径部に設けられている。そのため、ヒータ104からノズル孔 102までの熱の移動道程の断面積は段差部分で絞られ、かつヒータ104から ノズル孔102までの距離も長くなるため、ノズル孔102への熱の伝導が阻害 されるという問題があった。
【0007】 そして凸部105先端がスプルブッシュ204から熱を奪われる作用も加わり 、ノズル孔102に詰まりが発生する場合があった。 本考案はこのような事情に鑑みてなされたものであり、ノズル孔102の詰ま りを一層防止できる構造とすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本考案のホットノズルの当接構造は、ヒータとノズル孔と ノズル孔が開口する先端に設けられた凹部とノズル孔を開閉するピンとを備えた ホットノズルと、 金型に設けられ凹部と着脱自在に嵌合された凸部と凸部に開口しノズル孔と連 通するスプルとよりなるノズルタッチ部と、から構成されたことを特徴とする。
【0009】
【作用】
本考案の当接構造では、従来の構造とは逆にノズル本体側に凹部が設けられ、 金型のノズルタッチ部側に凸部が設けられている。そのためノズル本体の外周に 設けられたヒータからノズル孔までの距離を最短とすることができ、かつ熱の移 動道程の断面積が絞られることもないため、ヒータの熱は凹部に開口するノズル 孔に充分に伝わりノズル孔の詰まりが防止される。
【0010】 なお、凹部に嵌合した凸部に熱が奪われるが、凹部と凸部の接触面積をできる だけ小さくしたり、凸部を熱伝導率の小さな材質から形成したり、あるいは凹部 の内周表面を熱伝導率の小さな材質から形成したりすることにより、奪われる熱 量を少なくすることができ、ノズル孔を一層効率良く加熱することができる。
【0011】
【実施例】
以下、実施例により具体的に説明する。 図1に本考案の一実施例のホットノズルの当接構造の断面図を示す。この当接 構造は、ホットノズル1と、金型2とから構成されている。 ホットノズル1は、先端にノズル孔10をもちBe−Cu合金から形成され たノズル本体11と、ノズル本体11内に進退可能に配置されノズル孔10を開 閉するピン12と、ノズル本体11の外周に設けられたヒータ13と、から構成 されている。そしてノズル本体11の先端には凹部14が設けられ凹部14の底 面にノズル孔10が開口している。
【0012】 また金型2は、固定型20と可動型21とからなり、固定型20と可動型21 の間にランナ22が形成されている。固定型20にはスプルブッシュ3が固定さ れている。 スプルブッシュ3はSUSから形成され、中心にスプル30が貫通する円柱状 の軸部31と、軸部31から径方向に突出する鍔部32とから構成されて、軸部 31の一端が固定型20に保持固定されるとともに他端が凹部14に嵌合してい る。そしてスプル30は、一端がノズル孔10と連通し他端がランナ22と連通 している。また、鍔部32表面とノズル本体11の先端表面の間には、クリアラ ンスが設けられている。
【0013】 上記のように構成された当接構造では、射出時にはピン12が後退してノズル 孔10が開かれ、溶融樹脂はノズル孔10からスプル30及びランナ22を通過 して図示しないキャビティに充填される。 このとき、凹部14の内周表面はスプルブッシュ3の軸部31に密接され、溶 融樹脂の漏れが防止されている。しかしノズル本体11の熱がスプルブッシュ3 に逃げ、ノズル孔10が冷えて溶融樹脂が固化する恐れがある。そこで、ヒータ 13に通電されヒータ13が発熱してノズル本体11先端部を加熱している。
【0014】 ヒータ13は、ノズル本体11先端の外周表面全体を被覆するように設けられ ている。したがってヒータ13の熱はノズル孔10に集中するように伝導され、 ノズル孔10の詰まりが防止されている。 またスプルブッシュ3の熱伝導率はノズル本体11の熱伝導率より小さいため 、ヒータ13の熱はスプルブッシュ3よりもノズル本体11に早く伝導され、ノ ズル孔10を速やかに加熱するとともにスプルブッシュ3への熱の逃げが防止さ れている。
【0015】 さらに、鍔部32表面とノズル本体11の先端表面の間にはクリアランスが設 けられ、スプルブッシュ3とノズル本体11の接触面積はできる限り小さくされ ているため、スプルブッシュ3を介する熱の逃げが防止されている。 (実施例の他の態様) なお、図2に示すように軸部31の先端を円錐台形状とするとともに、凹部1 4の底部にリング状の溝15を設ければ、スプルブッシュ3とノズル本体11の 接触面積を一層小さくすることができ、かつ形成されたリング状の空間16によ る断熱作用も働くため、スプルブッシュ3を介しての熱の逃げを一層防止するこ とができる。
【0016】 また図3に示すように、凹部14の内周表面又は軸部31の外周表面に、チタ ン合金などの熱伝導率が特に小さい金属からなる断熱部17を形成しても、スプ ルブッシュ3を介しての熱の逃げを一層防止することができる。
【0017】
【考案の効果】
すなわち本考案のホットノズルの当接構造によれば、ノズル孔の詰まりが防止 されているため、詰まりによる成形工程のロス時間を低減することができ、生産 性が格段に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のホットノズルの当接構造の
断面図である。
【図2】本考案の実施例の他の態様を示し、ホットノズ
ルの当接構造の断面図である。
【図3】本考案の実施例の他の態様を示し、ホットノズ
ルの当接構造の断面図である。
【図4】従来のホットノズルの当接構造の断面図であ
る。
【符号の説明】
1:ホットノズル 2:金型 3:スプルブッシ
ュ(ノズルタッチ部) 10:ノズル孔 11:ノズル本体 1
2:ピン 13:ヒータ 14:凹部 1
6:空間 17:断熱部 22:ランナ 3
0:スプル 31:軸部(凸部)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒータとノズル孔と該ノズル孔が開口す
    る先端に設けられた凹部と該ノズル孔を開閉するピンと
    を備えたホットノズルと、 金型に設けられ該凹部と着脱自在に嵌合された凸部と該
    凸部に開口し該ノズル孔と連通するスプルとよりなるノ
    ズルタッチ部と、から構成されたことを特徴とするホッ
    トノズルの当接構造。
JP3874093U 1993-07-15 1993-07-15 ホットノズルの当接構造 Pending JPH077915U (ja)

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JP3874093U JPH077915U (ja) 1993-07-15 1993-07-15 ホットノズルの当接構造

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006175828A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Toyota Boshoku Corp 射出成形用ノズルおよび射出成形装置
JP2010064489A (ja) * 2009-09-30 2010-03-25 Komatsulite Mfg Co Ltd 熱硬化性樹脂用の射出成形装置
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JP2011245873A (ja) * 2011-08-19 2011-12-08 Komatsulite Mfg Co Ltd 熱硬化性樹脂用の射出成形装置

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