JP2853538B2 - 射出成形用金型装置 - Google Patents
射出成形用金型装置Info
- Publication number
- JP2853538B2 JP2853538B2 JP5299357A JP29935793A JP2853538B2 JP 2853538 B2 JP2853538 B2 JP 2853538B2 JP 5299357 A JP5299357 A JP 5299357A JP 29935793 A JP29935793 A JP 29935793A JP 2853538 B2 JP2853538 B2 JP 2853538B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- needle valve
- injection molding
- gate
- heat insulating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000001746 injection moulding Methods 0.000 title claims description 19
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 73
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 73
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 7
- 238000002844 melting Methods 0.000 claims description 3
- 230000008018 melting Effects 0.000 claims description 3
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 claims description 2
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 4
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 4
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 2
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 2
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 229920001187 thermosetting polymer Polymers 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
- B29C45/27—Sprue channels ; Runner channels or runner nozzles
- B29C45/28—Closure devices therefor
- B29C45/2806—Closure devices therefor consisting of needle valve systems
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
- B29C45/27—Sprue channels ; Runner channels or runner nozzles
- B29C2045/2766—Heat insulation between nozzle and mould
- B29C2045/2767—Heat insulation between nozzle and mould the heat insulation being provided with an axial opening being part of the melt flow channel
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
- B29C45/27—Sprue channels ; Runner channels or runner nozzles
- B29C45/28—Closure devices therefor
- B29C45/2806—Closure devices therefor consisting of needle valve systems
- B29C2045/2879—Back flow of material into nozzle channel
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はニードルバルブでゲート
の開閉を行なう射出成形用金型装置の改良に関する。
の開閉を行なう射出成形用金型装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】ニードルバルブでゲートの開閉を行なう
射出成形用金型装置は、例えば特開昭59−15073
6号公報において提案されている。図3は上記構成を備
える従来の射出成形用金型装置の縦断面図、図4はその
要部拡大図である。
射出成形用金型装置は、例えば特開昭59−15073
6号公報において提案されている。図3は上記構成を備
える従来の射出成形用金型装置の縦断面図、図4はその
要部拡大図である。
【0003】射出成形用金型装置1は、固定型板2、可
動型板3、および駆動装置4から構成されている。可動
型板3は雄型が加工してあり、雌型が加工してある固定
型板2に対して上下動可能に支持されており、可動型板
3と固定型板2との間には成形品に対応する形状のキャ
ビティ5が形成されている。
動型板3、および駆動装置4から構成されている。可動
型板3は雄型が加工してあり、雌型が加工してある固定
型板2に対して上下動可能に支持されており、可動型板
3と固定型板2との間には成形品に対応する形状のキャ
ビティ5が形成されている。
【0004】固定型板2の上面には凹部6が形成され、
この凹部6の底部にキャビティ5に開口するゲート7を
形成している。
この凹部6の底部にキャビティ5に開口するゲート7を
形成している。
【0005】また、固定型板2にはランナ部材8と駆動
装置4が取付けられ、駆動装置4がランナ部材8の上方
に配置される。このランナ部材8には、射出ノズル(図
示せず)と連絡する分配樹脂通路10が形成される。
装置4が取付けられ、駆動装置4がランナ部材8の上方
に配置される。このランナ部材8には、射出ノズル(図
示せず)と連絡する分配樹脂通路10が形成される。
【0006】ノズルブッシュ9は、内筒部分9aと外筒
部分9bとを一体に組み付けて構成され、ランナ部材8
が固定型板2に取付けられた状態で凹部6内に位置して
凹部6内部の下側に所定の大きさの断熱空間11を形成
している。
部分9bとを一体に組み付けて構成され、ランナ部材8
が固定型板2に取付けられた状態で凹部6内に位置して
凹部6内部の下側に所定の大きさの断熱空間11を形成
している。
【0007】このノズルブッシュ9の外周にはバンドヒ
ータ12が巻き付けられ、ノズルブッシュ9およびラン
ナ部材8を上下に貫通する樹脂通路13は分配樹脂通路
10から分岐して形成されている。
ータ12が巻き付けられ、ノズルブッシュ9およびラン
ナ部材8を上下に貫通する樹脂通路13は分配樹脂通路
10から分岐して形成されている。
【0008】バンドヒータ12はヒータ駆動回路(図示
せず)に接続され、このヒータ駆動回路からの給電で発
熱して樹脂通路13内の樹脂を加熱する。
せず)に接続され、このヒータ駆動回路からの給電で発
熱して樹脂通路13内の樹脂を加熱する。
【0009】樹脂通路13は、その下端に芯合せのため
の下方へ向かうに従って縮小する円錐形状のガイド部材
14を設けており、このガイド部材14には図5に示す
ように、互いに120度隔てて均等に3本の溝15が上
下方向に形成されている。
の下方へ向かうに従って縮小する円錐形状のガイド部材
14を設けており、このガイド部材14には図5に示す
ように、互いに120度隔てて均等に3本の溝15が上
下方向に形成されている。
【0010】この樹脂通路13にはガイドブッシュ(図
示せず)を貫通してニードルバルブ16が上下動可能に
挿通されている。
示せず)を貫通してニードルバルブ16が上下動可能に
挿通されている。
【0011】ニードルバルブ16は、上部に樹脂通路1
3の大径部13a内に遊挿する大径部16aを、下部に
小径部13b(直径:D2)と略液密的に嵌合可能な小
径部16b(直径:D1)を有し、小径部16bの下端
に前記ゲート7を開閉可能なゲートシール部16cが形
成されている。
3の大径部13a内に遊挿する大径部16aを、下部に
小径部13b(直径:D2)と略液密的に嵌合可能な小
径部16b(直径:D1)を有し、小径部16bの下端
に前記ゲート7を開閉可能なゲートシール部16cが形
成されている。
【0012】液密的に嵌合可能となるのは、上記ニード
ルバルブ16の小径部16bの直径D1と樹脂通路13
の小径部13bの直径D2とが、正確にはD1<D2で
あるが、略等しいことによるものである(図2参照)。
ルバルブ16の小径部16bの直径D1と樹脂通路13
の小径部13bの直径D2とが、正確にはD1<D2で
あるが、略等しいことによるものである(図2参照)。
【0013】ニードルバルブ16は、上端がランナ部材
8に形成された挿通孔17を挿通して駆動装置4と係合
してこの駆動装置4によって駆動され、上下に変位して
下端のゲート7の開閉を行なう。
8に形成された挿通孔17を挿通して駆動装置4と係合
してこの駆動装置4によって駆動され、上下に変位して
下端のゲート7の開閉を行なう。
【0014】上記駆動装置4としては、例えば従来既知
の構成を有するエアシリンダを用いることができる。
の構成を有するエアシリンダを用いることができる。
【0015】従来の射出成形用金型装置は、上述した構
成であることから、ニードルバルブ16を下降させてキ
ャビティ5に開口するゲート7を閉じようとするとき、
ニードルバルブ16が図4に一点鎖線で示すように偏倚
したとしても、ニードルバルブ16のガイドとなる小径
部16bの段部16dがガイド部材14の円錐面18に
接触し、ニードルバルブ16のゲートシール部16cは
ガイド部材14の円錐面18に接触することがない。
成であることから、ニードルバルブ16を下降させてキ
ャビティ5に開口するゲート7を閉じようとするとき、
ニードルバルブ16が図4に一点鎖線で示すように偏倚
したとしても、ニードルバルブ16のガイドとなる小径
部16bの段部16dがガイド部材14の円錐面18に
接触し、ニードルバルブ16のゲートシール部16cは
ガイド部材14の円錐面18に接触することがない。
【0016】さらにニードルバルブ16を図4に二点鎖
線で示すように、ニードルバルブ16の小径部16bを
樹脂通路13の小径部13bと液密的に嵌合させながら
下降させてゲート7を閉めると、ニードルバルブ16先
端側の行き場のなくなった樹脂19がガイド部材14に
形成した3本の溝15を介して上方へ逆流して流れるよ
うになり、ゲート7による過充填を防止し、成形品の残
留応力を減少させる。
線で示すように、ニードルバルブ16の小径部16bを
樹脂通路13の小径部13bと液密的に嵌合させながら
下降させてゲート7を閉めると、ニードルバルブ16先
端側の行き場のなくなった樹脂19がガイド部材14に
形成した3本の溝15を介して上方へ逆流して流れるよ
うになり、ゲート7による過充填を防止し、成形品の残
留応力を減少させる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した射出
成形用金型装置を用いて色替えや樹脂替えを行なおうと
すると、次に述べるような不都合が生じる。
成形用金型装置を用いて色替えや樹脂替えを行なおうと
すると、次に述べるような不都合が生じる。
【0018】色替えや樹脂替えを行なうため、ニードル
バルブ16を下降させてゲート7を閉めたとき、溝15
を介して逆流する、ニードルバルブ16の先端側の行き
場のなくなった樹脂は溝15の壁面20に付着して残り
易い。
バルブ16を下降させてゲート7を閉めたとき、溝15
を介して逆流する、ニードルバルブ16の先端側の行き
場のなくなった樹脂は溝15の壁面20に付着して残り
易い。
【0019】これは、断熱空間11の冷却に伴ってこれ
に隣接するガイド部材14の前記断熱空間11に近い方
の部分の温度、換言すれば溝15の壁面15に接する部
分14aの樹脂の温度が下がることに起因するものであ
る。
に隣接するガイド部材14の前記断熱空間11に近い方
の部分の温度、換言すれば溝15の壁面15に接する部
分14aの樹脂の温度が下がることに起因するものであ
る。
【0020】これに対し、内側にニードルバルブ16が
挿通されている樹脂通路13を有するノズルブッシュ9
は、その外側からバンドヒータ12によって加熱されて
おり、樹脂通路13内の加熱された樹脂は完全な溶融状
態となっているため、現在金型内へ供給している樹脂と
異なる樹脂を供給したとき、樹脂通路13内の前の樹脂
を完全に押出すことができる。
挿通されている樹脂通路13を有するノズルブッシュ9
は、その外側からバンドヒータ12によって加熱されて
おり、樹脂通路13内の加熱された樹脂は完全な溶融状
態となっているため、現在金型内へ供給している樹脂と
異なる樹脂を供給したとき、樹脂通路13内の前の樹脂
を完全に押出すことができる。
【0021】ところが、ノズルブッシュ9と固定型板2
間に形成された断熱空間11は固定板型2(通常、この
固定板型2には冷却孔(図示せず)が設けられている)
によって冷却されているため、樹脂通路13を介してこ
の断熱空間11に流れ込んだ樹脂は、断熱空間11が固
定板型2に接していることから通常固化状態となる。
間に形成された断熱空間11は固定板型2(通常、この
固定板型2には冷却孔(図示せず)が設けられている)
によって冷却されているため、樹脂通路13を介してこ
の断熱空間11に流れ込んだ樹脂は、断熱空間11が固
定板型2に接していることから通常固化状態となる。
【0022】しかし、断熱空間11は高温の樹脂が流れ
る樹脂通路13にも接しているため、樹脂は樹脂通路1
3の近くでは溶融状態となり、樹脂通路13から遠ざか
るに従って樹脂の温度が下がって半溶融状態、固化状態
となる。
る樹脂通路13にも接しているため、樹脂は樹脂通路1
3の近くでは溶融状態となり、樹脂通路13から遠ざか
るに従って樹脂の温度が下がって半溶融状態、固化状態
となる。
【0023】このため、色替えや樹脂替えのために新し
い樹脂を供給したときでも、半溶融状態の古い樹脂が断
熱空間11内に滞留してしまい、古い樹脂を完全に押し
流すことはなかなかできない。
い樹脂を供給したときでも、半溶融状態の古い樹脂が断
熱空間11内に滞留してしまい、古い樹脂を完全に押し
流すことはなかなかできない。
【0024】即ち、上述した断熱空間11に滞留する古
い半溶融樹脂とガイド部材14の溝15(壁面20)へ
の樹脂の付着によって、色替えや樹脂替えを容易かつ速
やかに行なうことができなくなり、樹脂・時間の無駄が
生じてしまう。
い半溶融樹脂とガイド部材14の溝15(壁面20)へ
の樹脂の付着によって、色替えや樹脂替えを容易かつ速
やかに行なうことができなくなり、樹脂・時間の無駄が
生じてしまう。
【0025】この発明はこのような課題を解決するため
なされたもので、金型装置内に残留する古い樹脂を容易
かつ速やかに除去して成形品の色替えや樹脂替えを容易
として、樹脂・時間の無駄をなくした射出成形用金型装
置を提供することを目的とする。
なされたもので、金型装置内に残留する古い樹脂を容易
かつ速やかに除去して成形品の色替えや樹脂替えを容易
として、樹脂・時間の無駄をなくした射出成形用金型装
置を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明に係る射出成形用金型は、断熱空間に開口する樹
脂通路に上下動可能に設けられたニードルバルブでゲー
トの開閉を行なう射出成形用金型であって、前記ニード
ルバルブと前記ゲートとの芯合せをニードルバルブ外径
とゲート近傍の樹脂通路内径によって行なう射出成形用
金型において、前記ニードルバルブの外周に溶融樹脂を
逆流させるための少なくとも1つの溝を設けるととも
に、前記断熱空間のうち樹脂通路を除いた空間に非溶融
性材料からなる断熱材を充填することを特徴とする。
本発明に係る射出成形用金型は、断熱空間に開口する樹
脂通路に上下動可能に設けられたニードルバルブでゲー
トの開閉を行なう射出成形用金型であって、前記ニード
ルバルブと前記ゲートとの芯合せをニードルバルブ外径
とゲート近傍の樹脂通路内径によって行なう射出成形用
金型において、前記ニードルバルブの外周に溶融樹脂を
逆流させるための少なくとも1つの溝を設けるととも
に、前記断熱空間のうち樹脂通路を除いた空間に非溶融
性材料からなる断熱材を充填することを特徴とする。
【0027】
【作用】この発明に係る射出成形用金型装置は、断熱空
間に非溶融性材質を充填して断熱層としたため、断熱空
間に半溶融層が生じない。
間に非溶融性材質を充填して断熱層としたため、断熱空
間に半溶融層が生じない。
【0028】また、ニードルバルブは高温の溶融樹脂中
で加熱されているため、ゲートを閉めるためニードルバ
ルブを下降させたとき、行き場のなくなったニードルバ
ルブ先端側の樹脂はニードルバルブに形成した溝の壁面
に付着して残ることなく速やかに逆流する。
で加熱されているため、ゲートを閉めるためニードルバ
ルブを下降させたとき、行き場のなくなったニードルバ
ルブ先端側の樹脂はニードルバルブに形成した溝の壁面
に付着して残ることなく速やかに逆流する。
【0029】よって、色替えや樹脂替えを容易かつ速や
かに行なうことができ、樹脂・時間の無駄がなくなる。
かに行なうことができ、樹脂・時間の無駄がなくなる。
【0030】
【実施例】以下この発明の実施例を添付図面に基いて説
明する。図1はこの発明に係る射出成形用金型装置の概
略断面図であり、従来と同一部分は同一符号を付して示
す。
明する。図1はこの発明に係る射出成形用金型装置の概
略断面図であり、従来と同一部分は同一符号を付して示
す。
【0031】射出成形用金型装置1の可動型板3および
駆動装置4の構成は従来と同様であるので省略する。
駆動装置4の構成は従来と同様であるので省略する。
【0032】本発明においては可動型板3に対向して配
設される固定型板2の構成を次のとおりとした。
設される固定型板2の構成を次のとおりとした。
【0033】この実施例においては、従来ガイド部材1
4に設けていた溝15の代りに、常時高温の溶融樹脂中
にあるニードルバルブ16の小径部16bの周囲に上下
方向に延びる複数の溝21を設ける。
4に設けていた溝15の代りに、常時高温の溶融樹脂中
にあるニードルバルブ16の小径部16bの周囲に上下
方向に延びる複数の溝21を設ける。
【0034】また、従来ランナ部材側から断熱空間11
に流れ込んだ樹脂によって形成していた断熱空間11
を、半溶融状態を生じない材料で充填するようにした。
に流れ込んだ樹脂によって形成していた断熱空間11
を、半溶融状態を生じない材料で充填するようにした。
【0035】半溶融状態を生じない材料として熱硬化性
樹脂やセラミック等の断熱性の高い材料を用い、樹脂通
路13に段差が生じないように樹脂通路13を除いた断
熱空間11と合致する形状に形成し、固定型板2および
ノズルブッシュ9と一体に組み付けて構成する(図1参
照)。
樹脂やセラミック等の断熱性の高い材料を用い、樹脂通
路13に段差が生じないように樹脂通路13を除いた断
熱空間11と合致する形状に形成し、固定型板2および
ノズルブッシュ9と一体に組み付けて構成する(図1参
照)。
【0036】上記構成において、先ず、ニードルバルブ
16を下降させてゲート7を閉めて、ニードルバルブ1
6の小径部16bに設けた溝21を介してニードルバル
ブ16の先端側の行き場のなくなった樹脂を滞ることな
く逆流させる。
16を下降させてゲート7を閉めて、ニードルバルブ1
6の小径部16bに設けた溝21を介してニードルバル
ブ16の先端側の行き場のなくなった樹脂を滞ることな
く逆流させる。
【0037】その後、ニードルバルブ16を上昇させて
ゲート7を開け、新たな樹脂を供給して前記逆流した古
い樹脂とともに押出す。
ゲート7を開け、新たな樹脂を供給して前記逆流した古
い樹脂とともに押出す。
【0038】この動作によって、古い樹脂は速やかに押
出されるため、新たな樹脂や色の変更を時間・樹脂を無
駄にすることなく容易に行なうことができる。
出されるため、新たな樹脂や色の変更を時間・樹脂を無
駄にすることなく容易に行なうことができる。
【0039】なお、ニードルバルブ16に溝を形成した
ことに伴い、従来ガイド部材14に形成していた溝15
は不要となる。
ことに伴い、従来ガイド部材14に形成していた溝15
は不要となる。
【0040】また、溝15が不要となったガイド部材1
4をノズルブッシュ9と一体に形成してもよい。なお、
上記各動作はシーケンサやマイクロコンピュータを使用
してプログラム制御を行なうのがよい。
4をノズルブッシュ9と一体に形成してもよい。なお、
上記各動作はシーケンサやマイクロコンピュータを使用
してプログラム制御を行なうのがよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明に係る射出
成形用金型装置は、溶融しない材料で断熱層を構成する
とともに、高温の溶融樹脂中のニードルバルブに樹脂を
逆流させるための溝を形成した。
成形用金型装置は、溶融しない材料で断熱層を構成する
とともに、高温の溶融樹脂中のニードルバルブに樹脂を
逆流させるための溝を形成した。
【0042】よって、半溶融状態の樹脂層をなくすこと
ができるとともに、逆流時においても樹脂が溝(壁面)
に残らないため、新たな樹脂による色替えや樹脂替えを
容易かつ速やかに行なえ、樹脂・時間の無駄を減らすこ
とができる。
ができるとともに、逆流時においても樹脂が溝(壁面)
に残らないため、新たな樹脂による色替えや樹脂替えを
容易かつ速やかに行なえ、樹脂・時間の無駄を減らすこ
とができる。
【図1】本発明に係る射出成形用金型装置の概略断面図
【図2】従来の射出成形用金型装置のニードルとガイド
部材の関係を説明する要部断面図
部材の関係を説明する要部断面図
【図3】従来の射出成形用金型装置の縦断面図
【図4】従来の射出成形用金型装置の要部拡大図
【図5】ガイド部材を挿入した状態を示す平面図
1…射出成形用金型装置、2…固定型板、3…可動型
板、4…駆動装置、5…キャビティ、6…凹部、7…ゲ
ート、8…ランナ部材、9…ノズルブッシュ、9a…内
筒部材、9b…外筒部材、10…分配樹脂通路、11…
断熱空間、12…バンドヒータ、13…樹脂通路、13
a,16a…大径部、13b,16b…小径部、14…
ガイド部材、15,21…溝、16…ニードルバルブ、
16c…ゲートシール部、16d…段部、17…挿通
孔、18…円錐面、19…樹脂、20,22…壁面。
板、4…駆動装置、5…キャビティ、6…凹部、7…ゲ
ート、8…ランナ部材、9…ノズルブッシュ、9a…内
筒部材、9b…外筒部材、10…分配樹脂通路、11…
断熱空間、12…バンドヒータ、13…樹脂通路、13
a,16a…大径部、13b,16b…小径部、14…
ガイド部材、15,21…溝、16…ニードルバルブ、
16c…ゲートシール部、16d…段部、17…挿通
孔、18…円錐面、19…樹脂、20,22…壁面。
Claims (1)
- 【請求項1】 断熱空間に開口する樹脂通路に上下動可
能に設けられたニードルバルブでゲートの開閉を行なう
射出成形用金型であって、前記ニードルバルブと前記ゲ
ートとの芯合せをニードルバルブ外径とゲート近傍の樹
脂通路内径によって行なう射出成形用金型において、前
記ニードルバルブの外周に溶融樹脂を逆流させるための
少なくとも1つの溝を設けるとともに、前記断熱空間の
うち樹脂通路を除いた空間に非溶融性材料からなる断熱
材を充填することを特徴とする射出成形用金型装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5299357A JP2853538B2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 射出成形用金型装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5299357A JP2853538B2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 射出成形用金型装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07148786A JPH07148786A (ja) | 1995-06-13 |
JP2853538B2 true JP2853538B2 (ja) | 1999-02-03 |
Family
ID=17871514
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5299357A Expired - Fee Related JP2853538B2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 射出成形用金型装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2853538B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102218803A (zh) * | 2011-06-09 | 2011-10-19 | 厦门博诺热流道科技有限公司 | 可直接换色的热流道热嘴组件 |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE29809855U1 (de) * | 1998-06-03 | 1998-08-20 | Günther Heißkanaltechnik GmbH, 35066 Frankenberg | Nadelverschlußdüse |
US6769901B2 (en) | 2000-04-12 | 2004-08-03 | Mold-Masters Limited | Injection nozzle system for an injection molding machine |
AU2001252074A1 (en) * | 2000-04-12 | 2001-10-30 | Mold-Masters Limited | Injection nozzle system and injection molding machine incorporating same |
DE10392298B4 (de) | 2002-02-21 | 2016-04-28 | Mold-Masters (2007) Limited | Spritzgießvorrichtung mit einer Ventilnadelführung für eine ventilbetätigte Düse |
CA2485039C (en) | 2002-04-12 | 2011-06-07 | Jobst Ulrich Gellert | Mold gate insert with a thermal barrier |
US7025586B2 (en) | 2002-07-30 | 2006-04-11 | Mold-Masters Limited | Valve pin guidance and alignment system for an injection molding apparatus |
DE20302845U1 (de) * | 2003-02-20 | 2003-05-22 | Guenther Gmbh & Co | Nadelverschlußdüse |
NL1024099C1 (nl) * | 2003-08-13 | 2005-02-15 | Guenther Herbert Gmbh | Spuitgiet-injecteur met losse spuitkop. |
US7513772B2 (en) | 2007-05-09 | 2009-04-07 | Mold-Masters (2007) Limited | Injection molding nozzle with valve pin alignment |
US7972132B2 (en) | 2008-10-10 | 2011-07-05 | Mold-Masters (2007) Ltd | Injection molding valve gated hot runner nozzle |
WO2012097452A1 (en) * | 2011-01-20 | 2012-07-26 | Husky Injection Molding Systems Ltd. | Nozzle-tip apparatus including a nozzle-tip body having pressure-relief feature |
CN104842519B (zh) * | 2015-04-22 | 2017-07-28 | 苏州好特斯模具有限公司 | 一种先导式阀针封胶系统 |
CN109159381A (zh) * | 2018-11-09 | 2019-01-08 | 哈希斯热流道科技(苏州)有限公司 | 一种注塑模具胶口阀针控制装置 |
CN109501155A (zh) * | 2019-01-09 | 2019-03-22 | 柳道万和(苏州)热流道系统有限公司 | 热嘴组件、热流道系统及其阀针 |
-
1993
- 1993-11-30 JP JP5299357A patent/JP2853538B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102218803A (zh) * | 2011-06-09 | 2011-10-19 | 厦门博诺热流道科技有限公司 | 可直接换色的热流道热嘴组件 |
CN102218803B (zh) * | 2011-06-09 | 2013-07-17 | 厦门博诺热流道科技有限公司 | 可直接换色的热流道热嘴组件 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07148786A (ja) | 1995-06-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2853538B2 (ja) | 射出成形用金型装置 | |
US7037103B2 (en) | Apparatus for injection molded articles | |
JPH0144140B2 (ja) | ||
US4034952A (en) | Hot plastic injection bushing | |
JPS60187458A (ja) | バルブゲート型射出成形装置 | |
JPS63236615A (ja) | 間欠冷却方式によるランナ−レス合成樹脂射出成形方法およびその装置 | |
US6135757A (en) | Valve gated injection molding system | |
CA2004683C (en) | Multi-gate molding heater assembly | |
US5736171A (en) | Fluid injecting nozzle having spaced projections | |
US3231938A (en) | Injection molding apparatus | |
EP0255522A1 (en) | Thermally insulated heated sprue bushing in plastic molding apparatus | |
JP2783320B2 (ja) | ニードル案内を有するニードル閉鎖型ノズル | |
US4406609A (en) | Valve pin and method of manufacture | |
US6174158B1 (en) | Injection molding shut-off bushing with separate material flow path | |
US20060159798A1 (en) | Method for producing mould parts by injection and plugged needle nozzle for an injection mould | |
CN212331710U (zh) | 一种热嘴组件及热流道模具 | |
JPH08309797A (ja) | 側面ゲート式射出成形装置 | |
JPH11170308A (ja) | 射出成形機のバルブゲート装置 | |
JP4104779B2 (ja) | 射出成形用金型 | |
JP3173852B2 (ja) | 射出成形用金型 | |
JP3160876B2 (ja) | バルブゲート式金型 | |
KR102367983B1 (ko) | 팁히터가 구비된 핫런너 시스템 | |
JP2000167882A (ja) | バルブゲート式金型装置 | |
JPS5816839Y2 (ja) | 合成樹脂射出成形金型のスプル構造 | |
JPH11170310A (ja) | 射出成形用金型 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071120 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081120 Year of fee payment: 10 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |