JPH077891Y2 - まつり縫い用押え - Google Patents
まつり縫い用押えInfo
- Publication number
- JPH077891Y2 JPH077891Y2 JP1986022443U JP2244386U JPH077891Y2 JP H077891 Y2 JPH077891 Y2 JP H077891Y2 JP 1986022443 U JP1986022443 U JP 1986022443U JP 2244386 U JP2244386 U JP 2244386U JP H077891 Y2 JPH077891 Y2 JP H077891Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- presser foot
- work cloth
- cloth
- folded
- sewing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はまつり縫い用押えに関し、特にオーバーロック
ミシンにおいてまつり縫いを行うための布押えに関す
る。
ミシンにおいてまつり縫いを行うための布押えに関す
る。
[従来技術] 従来、ジグザグミシンにおいてまつり縫いを行うための
布押えとして種々のものが提案されており、例えば実公
昭56−41638号公報及び実公昭58−41915号公報等に記載
された布押えが知られている。
布押えとして種々のものが提案されており、例えば実公
昭56−41638号公報及び実公昭58−41915号公報等に記載
された布押えが知られている。
一方、カッターにより加工布の端縁を切揃えながら縁か
がり縫目を形成するオーバーロックミシンにおいてまつ
り縫いを行うための布押えとして、実開昭58−143678号
公報に記載されたガイド付押え金が提案されている。こ
のガイド付押え金は、前後に分離されて自由に揺動し得
る2つのガイド部材により加工布の折重ね部分を案内す
るもので、加工布の段部においてガイド部材が加工布に
抵抗を与えないように構成されている。
がり縫目を形成するオーバーロックミシンにおいてまつ
り縫いを行うための布押えとして、実開昭58−143678号
公報に記載されたガイド付押え金が提案されている。こ
のガイド付押え金は、前後に分離されて自由に揺動し得
る2つのガイド部材により加工布の折重ね部分を案内す
るもので、加工布の段部においてガイド部材が加工布に
抵抗を与えないように構成されている。
[考案が解決しようとする問題点] 前述のガイド付押え金においては加工布への抵抗を減少
させると共に加工布の折重ね部分を正確に案内するため
に、ガイド部材には積極的な押圧力が付与されておら
ず、まつり縫い時には前方ガイド部材の布すくい部を折
重ね部分に挿入した状態で布押え部にて折重ね部分を押
圧する必要がある。
させると共に加工布の折重ね部分を正確に案内するため
に、ガイド部材には積極的な押圧力が付与されておら
ず、まつり縫い時には前方ガイド部材の布すくい部を折
重ね部分に挿入した状態で布押え部にて折重ね部分を押
圧する必要がある。
しかしながら、まつり縫いの準備作業において布押え部
を上昇させた状態にて折重ね部分を縫針に対して位置決
めし、更にその位置決め姿勢を変化させることなく布す
くい部を折重ね部分に挿入しなければならず、この作業
は縫製者にとって手間のかかるものであった。また、筒
物にまつり縫いを行う際に、そのまつり縫いの終了時に
布すくい部が縫製開始部分に干渉するため、筒物の全周
にわたってまつり縫いが行えない欠点があった。
を上昇させた状態にて折重ね部分を縫針に対して位置決
めし、更にその位置決め姿勢を変化させることなく布す
くい部を折重ね部分に挿入しなければならず、この作業
は縫製者にとって手間のかかるものであった。また、筒
物にまつり縫いを行う際に、そのまつり縫いの終了時に
布すくい部が縫製開始部分に干渉するため、筒物の全周
にわたってまつり縫いが行えない欠点があった。
[考案の目的] 本考案は前述した問題点を解決するために為されたもの
で、その第1の目的は、加工布への抵抗を減少させると
共に加工布の折重ね部分を正確に案内し、更にまつり縫
いの準備作業を簡便にし得るまつり縫い用押えを提供す
ることにある。第2の目的は、筒物の全周にわたってま
つり縫いを容易に行い得るまつり縫い用押えを提供する
ことにあり、その外の目的は、折重ね部分と当接可能な
案内垂下部わ合成樹脂製の定規体弾性力により下方に付
勢し得る簡易な構成のまつり縫い用押えを提供すること
にある。
で、その第1の目的は、加工布への抵抗を減少させると
共に加工布の折重ね部分を正確に案内し、更にまつり縫
いの準備作業を簡便にし得るまつり縫い用押えを提供す
ることにある。第2の目的は、筒物の全周にわたってま
つり縫いを容易に行い得るまつり縫い用押えを提供する
ことにあり、その外の目的は、折重ね部分と当接可能な
案内垂下部わ合成樹脂製の定規体弾性力により下方に付
勢し得る簡易な構成のまつり縫い用押えを提供すること
にある。
[問題点を解決するための手段] 記述の目的を達成するために、本考案のまつり縫い用押
えは、押え棒の下端に取付けられ、折重ねられた加工布
を押圧する押え足本体と、加工布の移送方向と直交する
方向において位置調整可能に前記押え足本体上に設けら
れ、弾性を有する合成樹脂材料にて成形された定規体と
を含み、その定規体には、加工布の移送方向に延出し加
工布の折重ね部分と当接可能な細幅の案内垂下部と、前
記カッターより加工布の送込み側において前記案内垂下
部から前記折重ね部分の一側に突出し、且つその下端が
案内垂下部の下端より僅かに上方に位置して加工布と係
合可能な係合部と、前記折重ね部分の他側に位置し前記
押え押し本体に前記直交方向において位置調整可能に取
付けられる取付基部と、前記直交方向に延出し前記取付
基部と案内垂下部とを連結する弾性連結腕部とが一体に
形成されると共に、前記案内垂下部が前記加工布と当接
することで前記弾性連結腕部が回動する時の回動支点で
ある、前記取付基部と前記弾性連結腕部との連結部分が
前記押え足本体の布押圧面と可及的に接近した高さに位
置するように弾性連結腕部が前記折重ね部分の他側にお
いて下方に折曲されていると共に、該連結部分には加工
布の送込み側において上方に傾斜する布係合傾斜部が形
成されている。
えは、押え棒の下端に取付けられ、折重ねられた加工布
を押圧する押え足本体と、加工布の移送方向と直交する
方向において位置調整可能に前記押え足本体上に設けら
れ、弾性を有する合成樹脂材料にて成形された定規体と
を含み、その定規体には、加工布の移送方向に延出し加
工布の折重ね部分と当接可能な細幅の案内垂下部と、前
記カッターより加工布の送込み側において前記案内垂下
部から前記折重ね部分の一側に突出し、且つその下端が
案内垂下部の下端より僅かに上方に位置して加工布と係
合可能な係合部と、前記折重ね部分の他側に位置し前記
押え押し本体に前記直交方向において位置調整可能に取
付けられる取付基部と、前記直交方向に延出し前記取付
基部と案内垂下部とを連結する弾性連結腕部とが一体に
形成されると共に、前記案内垂下部が前記加工布と当接
することで前記弾性連結腕部が回動する時の回動支点で
ある、前記取付基部と前記弾性連結腕部との連結部分が
前記押え足本体の布押圧面と可及的に接近した高さに位
置するように弾性連結腕部が前記折重ね部分の他側にお
いて下方に折曲されていると共に、該連結部分には加工
布の送込み側において上方に傾斜する布係合傾斜部が形
成されている。
[作用] まつり縫いの準備のために、最初に本考案のまつり縫い
用押えの定規体の位置を加工布の種類及びその厚さに応
じて調整し、そのまつり縫い用押えを上昇させた状態に
て加工布の折重ね部分が定規体の案内垂下部に当接する
ように加工布を位置決めし、そして押えを降下させて折
重ね部分を押圧する。この時、案内垂下部は弾性連結腕
部の弾性力により下方に付勢されているので、容易に浮
上がることはなく折重ね部分との当接状態を維持して確
実に折重ね部分を案内することができ、係合部は加工布
の端縁に上方から係合してはその端縁の巻込みを防止す
ることができる。
用押えの定規体の位置を加工布の種類及びその厚さに応
じて調整し、そのまつり縫い用押えを上昇させた状態に
て加工布の折重ね部分が定規体の案内垂下部に当接する
ように加工布を位置決めし、そして押えを降下させて折
重ね部分を押圧する。この時、案内垂下部は弾性連結腕
部の弾性力により下方に付勢されているので、容易に浮
上がることはなく折重ね部分との当接状態を維持して確
実に折重ね部分を案内することができ、係合部は加工布
の端縁に上方から係合してはその端縁の巻込みを防止す
ることができる。
ミシン運転により加工布が移送されると、折重ね部分は
案内垂下部により案内され、縫針と折重ね部分との位置
関係が一定に保持される。この時、案内垂下部は細幅で
あることから加工布の移送を妨げる程の大きな抵抗を加
工布に付与することはなく、更に係合部の下端は案内垂
下部の下端より僅かに上方に位置していることから加工
布にほとんど抵抗を与えることがない。また、係合部に
より端縁の巻込みが防止された状態にてカッターにより
端縁が切揃えられ、その切断端縁と折重ね部分との間に
縁かがり縫目が形成されてまつり縫いが実行される。
案内垂下部により案内され、縫針と折重ね部分との位置
関係が一定に保持される。この時、案内垂下部は細幅で
あることから加工布の移送を妨げる程の大きな抵抗を加
工布に付与することはなく、更に係合部の下端は案内垂
下部の下端より僅かに上方に位置していることから加工
布にほとんど抵抗を与えることがない。また、係合部に
より端縁の巻込みが防止された状態にてカッターにより
端縁が切揃えられ、その切断端縁と折重ね部分との間に
縁かがり縫目が形成されてまつり縫いが実行される。
[実施例] 本考案のまつり縫い用押えの一実施例について第1図乃
至第3図を参照して以下に説明する。
至第3図を参照して以下に説明する。
種々の布押えを図示しない押え棒の下端に交換可能に取
付けるために押えホルダー10が設けられ、本実施例のま
つり縫い用押え12はその枢軸14にて押えホルダー10に着
脱可能に取付けられる構成である。まつり縫い用押え12
は、前記枢軸14が設けられ亜鉛合金等により成形された
押え足本体16と、ポリアセタール樹脂等の弾性を有する
合成樹脂材料により成形された定規体18とから成る。
付けるために押えホルダー10が設けられ、本実施例のま
つり縫い用押え12はその枢軸14にて押えホルダー10に着
脱可能に取付けられる構成である。まつり縫い用押え12
は、前記枢軸14が設けられ亜鉛合金等により成形された
押え足本体16と、ポリアセタール樹脂等の弾性を有する
合成樹脂材料により成形された定規体18とから成る。
第2図において、押え足本体16から突出する右方突部20
は、その右側空間を縫針22の落下用空間と可動刃24及び
固定刃26から成るカッターの作動空間とに区分してお
り、押え足本体16の左側には支持突部28が起立して設け
られている。その支持突部28の左側にはねじ棒30が延出
して固設されている。
は、その右側空間を縫針22の落下用空間と可動刃24及び
固定刃26から成るカッターの作動空間とに区分してお
り、押え足本体16の左側には支持突部28が起立して設け
られている。その支持突部28の左側にはねじ棒30が延出
して固設されている。
定規体18を加工布Wの移送方向と直交する方向即ち第2
図において左右方向に位置調整可能に取付けるために、
定規体18の左側には二又状の取付基部32が起立して形成
され、その取付基部32には左右方向に貫通してねじ棒30
に嵌合可能な貫通孔34が穿設されており、その貫通項34
がねじ棒30に嵌合した状態において取付基部32の二又状
部分にはねじ棒30と螺合する調整ナット36が配置される
ようになっている。また、取付基部32の下面から加工布
Wの送込み側に延出する布係合傾斜部38が形成され、加
工布Wの送込みを円滑にするために布係合傾斜部38の前
方自由端は上方に向って傾斜している。
図において左右方向に位置調整可能に取付けるために、
定規体18の左側には二又状の取付基部32が起立して形成
され、その取付基部32には左右方向に貫通してねじ棒30
に嵌合可能な貫通孔34が穿設されており、その貫通項34
がねじ棒30に嵌合した状態において取付基部32の二又状
部分にはねじ棒30と螺合する調整ナット36が配置される
ようになっている。また、取付基部32の下面から加工布
Wの送込み側に延出する布係合傾斜部38が形成され、加
工布Wの送込みを円滑にするために布係合傾斜部38の前
方自由端は上方に向って傾斜している。
定規体18には、取付基部32から右側に延出する弾性連結
腕部40が形成され、その連結腕部40は押え足本体16の上
面を通ってその押え足本体16の右側縁部まで延びてい
る。弾性連結腕部40の右側には、細幅の案内垂下部42が
連続して形成され、第1図においてその案内垂下部42の
左側面は加工布Wの移送方向に延びており、加工布Wの
折重ね部分TFと当接して案内する案内面を構成し、案内
垂下部42の下端は折重ね部分TFから右側に延出する加工
布Wに弾性係合するように押え足本体16の下面より下方
に位置している。案内垂下部42の右側には係合部44が突
出して形成され、その係合部44は前記カッターよりも加
工布の送込み側に配置され、第1図から明らかなように
係合部44の下端は案内垂下部42の下端より僅かに上方に
位置し、前記カッターに送込まれる加工布Wの端縁の巻
込みを防止するためにその端縁と係合可能になってい
る。
腕部40が形成され、その連結腕部40は押え足本体16の上
面を通ってその押え足本体16の右側縁部まで延びてい
る。弾性連結腕部40の右側には、細幅の案内垂下部42が
連続して形成され、第1図においてその案内垂下部42の
左側面は加工布Wの移送方向に延びており、加工布Wの
折重ね部分TFと当接して案内する案内面を構成し、案内
垂下部42の下端は折重ね部分TFから右側に延出する加工
布Wに弾性係合するように押え足本体16の下面より下方
に位置している。案内垂下部42の右側には係合部44が突
出して形成され、その係合部44は前記カッターよりも加
工布の送込み側に配置され、第1図から明らかなように
係合部44の下端は案内垂下部42の下端より僅かに上方に
位置し、前記カッターに送込まれる加工布Wの端縁の巻
込みを防止するためにその端縁と係合可能になってい
る。
また、定規体18がねじ棒30の周りに回動することなく押
え足本体16の上方を移動し得るように、弾性連結腕部40
に穿設された左右方向の長溝46が支持突部28と嵌合する
と共に、第2図に示すように案内垂下部42の後端が右方
突部20と摺接するようにされている。更に、第2図に示
すように案内垂下部42が加工布Wの厚さに応じて垂直平
面に対して大きく傾斜することのないように、案内垂下
部42が加工布Wと当接することで弾性連結腕部40が回動
する時の回動支点である取付基部32と弾性連結腕部40と
の連結部分が押え足本体16の布押圧面と可能な限り接近
した高さに配置されている。
え足本体16の上方を移動し得るように、弾性連結腕部40
に穿設された左右方向の長溝46が支持突部28と嵌合する
と共に、第2図に示すように案内垂下部42の後端が右方
突部20と摺接するようにされている。更に、第2図に示
すように案内垂下部42が加工布Wの厚さに応じて垂直平
面に対して大きく傾斜することのないように、案内垂下
部42が加工布Wと当接することで弾性連結腕部40が回動
する時の回動支点である取付基部32と弾性連結腕部40と
の連結部分が押え足本体16の布押圧面と可能な限り接近
した高さに配置されている。
次に、1本針3本糸の縁かがり縫目を形成する公知のオ
ーバーロックミシンにおいて、本実施例の布押えを使用
してまつり縫いを行う場合について説明する。
ーバーロックミシンにおいて、本実施例の布押えを使用
してまつり縫いを行う場合について説明する。
ズボンの裾等を折返してまつり縫いを行う際には、先ず
まつり縫い用押え12を上昇させた状態において縫針22に
対する案内垂下部42の左右方向の位置を加工布Wの厚さ
に応じて調整ナット36の回動操作により定める。そし
て、折重ね部分TFが案内垂下部42と当接し得る状態にて
加工布WをベッドB上において位置決めし、その後にま
つり縫い用押え12を降下させて折重ね部分TFを押え足本
体16の下面にて押圧すると共に折重ね部分TFから右側に
延出する布端縁を案内垂下部42の下端にて押圧する。そ
の布端縁の押圧は弾性連結腕部42自体の弾性によってな
され、案内垂下部42は加工布Wから浮上がることがな
い。縫製を行うためにミシンを運転すると、加工布Wは
第3図おいて右方に向って移送され、折重ね部分TFは案
内垂下部42に当接して縫針22の落下点に案内されると共
に、係合部44により巻込みが防止された布端縁は前記カ
ッターによって切揃えられる。そして、折重ね部分TFの
僅かに落下する縫針22の針糸と上下両ルーパー糸とによ
り前記切断された端縁に公知の縁かがり縫目が形成され
る。
まつり縫い用押え12を上昇させた状態において縫針22に
対する案内垂下部42の左右方向の位置を加工布Wの厚さ
に応じて調整ナット36の回動操作により定める。そし
て、折重ね部分TFが案内垂下部42と当接し得る状態にて
加工布WをベッドB上において位置決めし、その後にま
つり縫い用押え12を降下させて折重ね部分TFを押え足本
体16の下面にて押圧すると共に折重ね部分TFから右側に
延出する布端縁を案内垂下部42の下端にて押圧する。そ
の布端縁の押圧は弾性連結腕部42自体の弾性によってな
され、案内垂下部42は加工布Wから浮上がることがな
い。縫製を行うためにミシンを運転すると、加工布Wは
第3図おいて右方に向って移送され、折重ね部分TFは案
内垂下部42に当接して縫針22の落下点に案内されると共
に、係合部44により巻込みが防止された布端縁は前記カ
ッターによって切揃えられる。そして、折重ね部分TFの
僅かに落下する縫針22の針糸と上下両ルーパー糸とによ
り前記切断された端縁に公知の縁かがり縫目が形成され
る。
以上説明した本実施例においては、取付基部32と弾性連
結腕部40との連結部分が押え足本体16の下面に接近した
高さに位置しているので、案内垂下部42が布厚の変化に
応じて大きく傾斜することはなく折重ね部分TFを正確に
位置決めして案内することができる。そして、前記連結
部分に布係合傾斜部38を設けているので、その連結部分
に加工布Wが引掛かることはなく円滑に移送される。
結腕部40との連結部分が押え足本体16の下面に接近した
高さに位置しているので、案内垂下部42が布厚の変化に
応じて大きく傾斜することはなく折重ね部分TFを正確に
位置決めして案内することができる。そして、前記連結
部分に布係合傾斜部38を設けているので、その連結部分
に加工布Wが引掛かることはなく円滑に移送される。
また、弾性連結腕部40の長溝46を支持突部28に嵌合させ
ているので、定規体18の回止めを簡易な構成にて達成す
ることができる。
ているので、定規体18の回止めを簡易な構成にて達成す
ることができる。
本考案は以上詳述した実施例に限定されるものではな
く、その趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を
加えることができる。
く、その趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を
加えることができる。
[考案の効果] 以上詳述したことから明らかなように、本考案は、押え
足本体上にて位置調整可能な合成樹脂製の定規体に、加
工布の折重ね部分と当接可能な細幅の案内垂下部と、折
重ね部分の一側に突出し案内垂下部より僅かに上方に位
置する係合部と、折重ね部分の他側に位置し押え足本体
に位置調整可能に取付けられる取付基部と、その取付基
部と案内垂下部とを連結する弾性連結腕部とを一体に形
成しているので、案内垂下部は弾性連結腕部自体の弾性
力を利用する簡易な構成により下方に付勢され、加工布
から浮上がることなく折重ね部分を正確に案内すること
ができる。また、加工布と弾性係合する部分は案内垂下
部の細幅な部分のみであるので、加工布の移送を妨げる
程の大きな抵抗を加工布に付与することはない。
足本体上にて位置調整可能な合成樹脂製の定規体に、加
工布の折重ね部分と当接可能な細幅の案内垂下部と、折
重ね部分の一側に突出し案内垂下部より僅かに上方に位
置する係合部と、折重ね部分の他側に位置し押え足本体
に位置調整可能に取付けられる取付基部と、その取付基
部と案内垂下部とを連結する弾性連結腕部とを一体に形
成しているので、案内垂下部は弾性連結腕部自体の弾性
力を利用する簡易な構成により下方に付勢され、加工布
から浮上がることなく折重ね部分を正確に案内すること
ができる。また、加工布と弾性係合する部分は案内垂下
部の細幅な部分のみであるので、加工布の移送を妨げる
程の大きな抵抗を加工布に付与することはない。
更に、折重ね部分を案内するためにガイド部材の一部を
折重ね部分に挿入する必要はなく、案内垂下部を上方か
ら加工布に係合させるのみであるので、まつり縫いの準
備が容易になり、しかも筒物の全周にわたってまつり縫
いを連続して実行することを可能にすることができる。
また、案内垂下部が加工布と当接することで弾性連結腕
部が回動する時の回動支点である、取付基部と弾性連結
腕部との連結部分が押え足本体の布押圧面と可及的に接
近した高さに位置するように弾性連結腕部が加工布の折
重ね部分において下方に折曲されているので、案内垂下
部が加工布の厚さに応じて垂直平面に対して大きく傾斜
することはなく、折曲重ね部分を正確に位置決めして案
内することができる。更に連結部分に布係合傾斜部が形
成されているので、その連結部分に加工布が引掛かるこ
とはなく、円滑に移送される。
折重ね部分に挿入する必要はなく、案内垂下部を上方か
ら加工布に係合させるのみであるので、まつり縫いの準
備が容易になり、しかも筒物の全周にわたってまつり縫
いを連続して実行することを可能にすることができる。
また、案内垂下部が加工布と当接することで弾性連結腕
部が回動する時の回動支点である、取付基部と弾性連結
腕部との連結部分が押え足本体の布押圧面と可及的に接
近した高さに位置するように弾性連結腕部が加工布の折
重ね部分において下方に折曲されているので、案内垂下
部が加工布の厚さに応じて垂直平面に対して大きく傾斜
することはなく、折曲重ね部分を正確に位置決めして案
内することができる。更に連結部分に布係合傾斜部が形
成されているので、その連結部分に加工布が引掛かるこ
とはなく、円滑に移送される。
そして定規体には、案内垂下部から加工布の折重ね部分
の一側に突出し、かつその下端が案内垂下部の下端より
僅かに上方に位置して加工布と係合可能な係合部が設け
られているため、加工布にほとんど抵抗を与えることな
く加工布の端縁の巻込みの防止ができる。
の一側に突出し、かつその下端が案内垂下部の下端より
僅かに上方に位置して加工布と係合可能な係合部が設け
られているため、加工布にほとんど抵抗を与えることな
く加工布の端縁の巻込みの防止ができる。
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は本実施
例のまつり縫い用押えにより加工布を押圧した状態を示
す正面図、第2図は上記まつり縫い用押えにより案内さ
れた加工布の端縁に縁かがり縫目が形成される状態を示
す上面図、第3図は第2図に示すまつり縫い用押えの右
側面図である。 16:押え足本体、18:定規体、24:可動刃、26:固定刃、3
2:取付基部、40:弾性連結腕部、42:案内垂下部、44:係
合部
例のまつり縫い用押えにより加工布を押圧した状態を示
す正面図、第2図は上記まつり縫い用押えにより案内さ
れた加工布の端縁に縁かがり縫目が形成される状態を示
す上面図、第3図は第2図に示すまつり縫い用押えの右
側面図である。 16:押え足本体、18:定規体、24:可動刃、26:固定刃、3
2:取付基部、40:弾性連結腕部、42:案内垂下部、44:係
合部
Claims (2)
- 【請求項1】加工布(W)の端縁を切断するカッター
(24,26)を備え、その切断された端縁に沿って縁かが
り縫目を形成するオーバーロックミシンにおいて、 押え棒の下端に取付けられ、折重ねられた加工布(W)
を押圧する押え足本体(16)と、 加工布(W)の移送方向と直交する方向において位置調
整可能に前記押え足本体(16)上に設けられ弾性を有す
る合成樹脂材料にて成形された定規体(18)とを含み、 その定規体(18)には、加工布(W)の移送方向に延出
し加工布(W)の折重ね部分(TF)と当接可能な細幅の
案内垂下部(42)と、前記カッター(24,26)より加工
布(W)の送込み側において前記案内垂下部(42)から
前記折重ね部分(TF)の一側に突出し、且つその下端が
案内垂下部(42)の下端より僅かに上方に位置して加工
布(W)と係合可能な係合部(44)と、前記折重ね部分
(TF)の他側に位置し前記押え足本体(16)に前記直交
方向において位置調整可能に取付けられる取付基部(3
2)と、前記直交方向に延出し前記取付基部(32)と案
内垂下部(42)とを連結する弾性連結腕部(40)とが一
体に形成され、更に、 前記案内垂下部(42)が前記加工布(W)と当接するこ
とで前記弾性連結腕部(40)が回動する時の回動支点で
ある、前記取付基部(32)と前記弾性連結腕部(40)と
の連結部分が、前記押え足本体(16)の布押圧面と可及
的に接近した高さに位置するように弾性連結腕部(40)
が前記折重ね部分(TF)の他側において下方に折曲され
ていると共に、該連結部分には加工布(W)の送込み側
において上方に傾斜する布係合傾斜部(38)が形成され
ていることを特徴とするまつり縫い用押え。 - 【請求項2】前記取付基部(32)を押え足本体(16)に
取付けるために押え足本体(16)から起立する支持突部
(28)と、前記折重ね部分(TF)の他側に前記支持突部
(28)から突出するねじ棒(30)と、そのねじ棒(30)
に螺合する調整ナット(36)とが設けられ、前記取付基
部(32)は調整ナット(36)が嵌入し得る間隔を置いて
二又状に形成されると共に前記ねじ棒(30)の挿通が可
能な貫通孔(34)を有しており、前記定規体(18)の回
止めのために前記弾性連結腕部(40)に穿設された長溝
(46)が前記支持突部(28)と嵌合することを特徴とす
る実用新案登録請求の範囲第1項記載のまつり縫い用押
え。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986022443U JPH077891Y2 (ja) | 1986-02-19 | 1986-02-19 | まつり縫い用押え |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986022443U JPH077891Y2 (ja) | 1986-02-19 | 1986-02-19 | まつり縫い用押え |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62134569U JPS62134569U (ja) | 1987-08-25 |
JPH077891Y2 true JPH077891Y2 (ja) | 1995-03-01 |
Family
ID=30819829
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986022443U Expired - Lifetime JPH077891Y2 (ja) | 1986-02-19 | 1986-02-19 | まつり縫い用押え |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH077891Y2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6239692Y2 (ja) * | 1979-07-13 | 1987-10-09 | ||
JPS5641638U (ja) * | 1979-08-20 | 1981-04-16 | ||
JPS5932459Y2 (ja) * | 1979-09-12 | 1984-09-11 | 工業技術院長 | 線材スカ−ト式水中溶接ト−チのガス・ノズル |
JPS6044774U (ja) * | 1983-09-02 | 1985-03-29 | ブラザー工業株式会社 | 布ガイド付押え装置 |
JPS615253U (ja) * | 1984-06-15 | 1986-01-13 | 株式会社クボタ | 車輌ボンネツトの前部構造 |
-
1986
- 1986-02-19 JP JP1986022443U patent/JPH077891Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62134569U (ja) | 1987-08-25 |
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