JPH077869B2 - 電子装置用のデスク型ケーシング - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、電子装置用の多目的・デスク型ケーシングで
あって、多目的・デスク型ケーシングが同形の２つの側
方部、１つの上方部、及び１つの下方部から構成されて
いて、かつ構成ユニット支持体、プリント基板・支持条
片、及び挿入体・案内レールを組み込むため、並びに背
壁、扉、若しくは透視窓を取り付けるための装置を備え
ている形式のものに関する。

前記形式の多目的・デスク型ケーシングはドイツ連邦共
和国特許出願公開第3334587号公報により公知である。
フレーム若しくは架台の省略に基づき、多目的・デスク
型ケーシングの構成部材は適当な構造により互いに直接
に結合される。これにより組み込みが容易になる。構成
ユニット支持体、プリント基板・支持条片、及び挿入体
・案内レールの組み込みにとっては、それぞれ特別な装
置が必要であって、多目的・デスク型ケーシング内に設
けられねばならない。

ドイツ連邦共和国特許出願公告第2523292号公報に示し
てあるように、前記形式の多目的・デスク型ケーシング
において成形ストランドの切断片が上方部及び下方部と
して使用されている。このような切断片の内面内に規則
的な間隔でＴ字形溝が形成されており、Ｔ字形溝内にナ
ットが差し込まれて長手方向に移動可能に案内されてい
る。このようにして付加的な固定部材が上方部及び下方
部に結合される。多目的・デスク型ケーシングのこのよ
うな構造は、決められた一つの高さで唯一の構成ユニッ
ト支持体若しくは一列のプリント基板の組み込みに適し
ているものである。多目的・デスク型ケーシングの高さ
の大きい場合には構成ユニット支持体の組み込みに問題
がある。それというのは平滑な側方部には構成ユニット
支持体の取り付けが不可能であるからである。

本発明の課題は、冒頭に述べた形式の多目的・デスク型
ケーシングを改善し、構成部材の簡単かつ統一性を維持
した状態で、構成ユニット、プリント基板・支持レー
ル、及び挿入体・案内レールの組み込み、並びに背壁、
扉若しくは透視窓の取り付けが多目的・デスク型ケーシ
ングの受容室の任意の高さで可能であり、受容室が高さ
を、組み込もうとする電子装置の要求に簡単に適合でき
るようにすることである。

前記課題を解決するために本発明の構成では、側方部が
内面に、互いに同じ間隔を置いて配置されかつ垂直に一
貫して延びるＴ字形溝を備えており、少なくとも一部の
Ｔ字形溝の溝底部が開口していて、横断面ほぼ円形のね
じ通路内へ移行しており、側方部の最初と最後のＴ字形
溝が角隅部分に配置されていて、所属の側方部の内面か
ら外側へ所定の寸法だけずらされており、ねじ孔を備え
た結合条片若しくは閉鎖条片がＴ字形溝内に移動可能に
配置されている。

本発明の前記構成により、利点として、側方部にＴ字形
溝を設けてあることに基づき複数の組み込み区域が上下
に形成され、すべての組み込み区域で構成ユニット支持
体、プリント基体・支持レール若しくは挿入体・案内レ
ールを装着するためのアクセスが可能である。角隅部分
内のＴ字形溝のずらされていることによって、開いた側
に、背壁、扉若しくは透視窓を取り付けるための受容部
が形成され、背壁、扉若しくは透視窓の取り付けが容易
に行われる。これにより多目的・デスク型ケーシングは
背壁、扉若しくは透視窓を組み込んで完成された場合に
光学的及び外観的に好ましいユニットを成すものであっ
て、多様に使用される。側方部は成形ストランドの切断
片として構成されていてよく、それによって多目的・デ
スク型ケーシングの異なる構成高さに簡単に適合させら
れる。

ねじ通路が側方部の水平な縁部のところで直接に上方部
及び下方部のための固定ねじを受容する。この場合、例
えばアルミニウムから成る金属側方部においては材料内
にひとりでに切り込む（食い込む）ような固定ねじが有
利である。

本発明の実施態様では、各側方部がＴ字形溝を備えた板
状の成形ストランドの切断片と２つの角隅部分とから構
成されており、角隅部分が角隅成形ストランドの切断片
として構成され、板状の成形ストランドの切断片の垂直
な縁部の区分の外面に取り付けられ、板状の成形ストラ
ンドの切断片の垂直な縁部を越えて突出していて、この
突出区分の、板状の成形ストランドの切断片の内面に対
して平行に延びる面内にＴ字形溝を備えている。この場
合、角隅成形ストランドが有利には箱型中空成形体とし
て構成される。

板状の成形ストランドの切断片と両方の角隅部分とを結
合するために本発明の実施態様では、板状の成形ストラ
ンドの切断片が垂直な縁部の区分の外面にそれぞれ１つ
の結合溝を備えており、角隅部分が板状の成形ストラン
ドの切断片に向いた面に結合ウエブを備えており、結合
ウエブが板状の成形ストランドの切断片の結合溝内に差
し込まれており、板状の成形ストランドの切断片の結合
溝と角隅部分の結合ウエブとの互いに向き合っていて切
断片に対して垂直な面が結合ピンのための垂直に一貫し
て延びる横断面円形の結合通路を備えている。

角隅部分が閉鎖ウエブで以て板状の成形ストランドの切
断片の垂直な縁部を覆っている場合には、背壁、扉若し
くは透視窓のための受容部の垂直側が連続的に移行して
いる。

構成費用が、側方部の板状の成形ストランドの切断片と
両方の角隅部分とを側壁・成形ストランドの一体の切断
片としてまとめることによってさらに節減される。

さらに本発明の実施態様では、すべてのＴ字形溝が互い
に同じ横断面を有しており、Ｔ字形溝のアンダーカット
部が側方部の内面に向かって傾斜する移行区分を介して
Ｔ字形溝の案内スリット内へ移行しており、これによっ
て統一的な横断面の結合条片及び閉鎖条片が使用され
る。

多目的・デスク型ケーシングの組立が、上方部及び下方
部を互いに同じ形状に構成して、側方部の垂直の縁部の
範囲にストッパとしての段部を備えることによってさら
に簡単になる。それというのは段部が側方部の位置を規
定するからである。

さらに本発明の別の実施態様では、結合条片のねじ孔の
直径がＴ字形溝の溝底部の開口の幅よりも大きくなって
いると、結合条片がねじ孔内にねじ込まれた止めねじ若
しくは類似のものを用いてＴ字形溝内に固定され、それ
は止めねじ若しくは類似のものがＴ字形溝の溝底部に支
えられるからである。

多数の取り付け箇所、若しくは多目的・デスク型ケーシ
ングの高さ全体にわたるＴ字形溝の完全な閉鎖が、結合
条片及び閉鎖条片の長さを側方部の切断片及び角隅部分
の高さに相応させることによって簡単に達成される。

側方の固定フランジを備えた構成ユニット支持体を組み
込むために、本発明の実施態様では固定アングル材を用
いてあり、固定アングル材がそれぞれ一方の脚部で以て
結合条片を介して側方部にねじ固定されており、構成ユ
ニット支持体の固定フランジが固定アングル材の互いに
逆方向に向いた脚部に取り外し可能に結合されている。

プリント基板・支持条片がＵ字形の固定部材及び結合条
片を介して側方部に結合されている。

ねじの締め付けを容易にするために本発明の実施態様で
は、固定アングル材及び固定部材が付加的な固定ウエブ
を備えており、固定ウエブがＴ字形溝内に差し込まれて
固定アングル材及び固定部材を唯一のねじによる締め付
けに際して回動しないように側方部に保持している。

背壁を取り付けるために本発明の実施態様では、箱型の
背壁が掛け金を用いて側方部に保持されるようになって
おり、掛け金が背壁に回動可能に支承されていて、背壁
の垂直な縁部内の孔を通って突出しかつ角隅部分のＴ字
形溝内に旋回させられるようになっている。

扉、若しくは透視窓を多目的・デスク型ケーシングに枢
着するために本発明の実施態様では、扉若しくは透視窓
が垂直な縁部の区分で蝶番の一方の旋回可能な蝶番部分
に堅く結合されており、蝶番の一方の蝶番部分とヒンジ
結合された他方の定置の蝶番部分が結合条片及びねじを
用いて角隅部分のＴ字形溝内に固定されている。この場
合有利には、定置の蝶番部分が結合条片に一体に形成さ
れており、結合条片がねじ孔を備えている。

さらに本発明の実施態様では、Ｌ字形の挿入体・案内レ
ールが一方の脚部で以て各側方部のそれぞれ少なくとも
２つのＴ字形溝内の結合条片を介して側方部に水平に取
り付けられている。

次に図面を用いて本発明の実施例を詳細に説明する。

第１図は側方部の切断片10の前部を示しており、側方部
はプレート状の下方部28に取り付けられている。プレー
ト状の成形ストランドから多目的・デスク型ケーシング
の内室の所望の高さに切り詰められた切断片10の内側
は、互いに一様な間隔を置いて配置されたＴ字形溝11を
備えている。この垂直に一貫して延びるＴ字形溝11の幅
の広い部分は、傾斜した移行区分12,13を介して案内ス
リットに移行している。Ｔ字形溝の溝底部15は開口を有
しており、この開口が横断面円形のねじ通路14に通じて
いる。切断片10の水平の縁部から切り込み式の固定ねじ
がねじ通路14内にねじ込まれ、これによって下方部28及
び下方部と同じに構成された上方部が側方部とねじ固定
される。側方部は有利には金属、例えばアルミニウムか
ら成っているのに対して、上方部及び下方部はダイカス
ト品として金属若しくはプラスチックから製造されてい
る。一部のＴ字形溝11は同じく溝底部15に、横断面方形
の貫通した受容通路16に通じる開口を有しており、この
受容通路は接続ケーブルの案内に用いられる。

切断片10は同じ２つの角隅部分20と一緒に側方部（側
壁）を形成している。角隅部分20は１つの角隅成形スト
ランドから同じ長さに切り詰められる。この場合、角隅
成形ストランドは箱型中空成形ストランドであり、箱型
中空成形ストランドに閉鎖ウエブ24が一体成形されてい
る。切断片10の垂直の両方の縁部の範囲で外側に少なく
とも１つの結合溝19を形成してあり、この結合溝19が角
隅部分20に一体成形された結合ウエブ21を受容してい
る。

結合溝19と結合ウエブ21との、切断片10に対して垂直で
かつ互いに向き合った面に半円形の切欠きを設けてあ
り、これらの切欠きが結合ピン23のための横断面円形の
一貫して延びる結合通路22を形成している。このように
して、角隅部分20が切断片10に容易に結合され、この場
合閉鎖ウエブ24が切断片10の垂直の端面を覆い、切断片
10の隣接のＴ字形溝11に対するピッチ、すなわち距離Ｔ
を補償する。角隅部分20は切断片10の垂直な縁部を越え
て突出していて、切断片10の内側に対して平行に延びる
面にＴ字形溝25を有しており、このＴ字形溝は切断片10
のＴ字形溝11に対して切断片10の厚さだけ外側へずらさ
れている。このようにして、角隅部分20が２つの側方
部、上方部、及び下方部28によって構成されたフレーム
の開いた側に背壁、扉若しくは透視窓を装着するための
受容部を形成している。この場合、上方部及び下方部28
が段部29を有しており、この段部が多目的・デスク型ケ
ーシングの組立を容易にする。

ずらされたＴ字形溝25は、使用されない場合には閉鎖条
片26を挿入される。Ｔ字形溝25も一貫した結合通路27を
備えていて、横断面で見て切断片10のＴ字形溝11と同一
のものである。Ｔ字形溝11内には結合条片17を挿入して
あり、この結合条片は所定のピッチで形成された一列の
ねじ孔18を備えている。閉鎖条片26及び結合条片17は側
方部の高さにわたって配置されていてよい。また、短い
結合条片17がＴ字形溝11の任意の箇所に取り付けられて
もよい。このために、ねじ孔18は溝底部15の開口の幅よ
りも大きな直径を有している。従って、ねじ込まれた止
めねじが常に溝底部15に支持されて、結合条片17をＴ字
形溝11内に固定する。側方部は垂直の両方の縁部の範囲
で同じに構成されているので、開いた両方の側に同じ受
容部が存在しており、内室がその深さ全体にわたって結
合条片17を備えていてよく、その結果適当な深さで両側
から装備可能及びアクセス可能な多目的・デスク型ケー
シングも製造でき、このような多目的・デスク型ケーシ
ングは２つの扉若しくは透視窓を用いて閉鎖可能であ
る。また、多目的・デスク型ケーシングは内室の高さを
容易に適合させられる。このためには、切断片10及び角
隅部分20のみが必要な長さに切り詰められる。切断片10
と両方の角隅部分20とは、相応の１つの成形ストランド
の一体の区分として構成されてよく、これによって部品
コストが相応に減少される。組合わされた側方部の使用
は、切断片10が異なる深さの多目的・デスク型ケーシン
グにとって異なる幅で与えられる場合に有利である。

第２図は、固定フランジ34を備えた構成ユニット支持体
33が２つの固定アングル材30を用いてどのように組み込
まれるかを示している。固定アングル材30のそれぞれ一
方の脚部がねじ35を用いて１つのＴ字形溝11内に挿入さ
れた結合条片17を介して側方部に結合されている。固定
アングル材30の他方の脚部32は互いに逆方向に向けられ
ており、構成ユニット支持体33の固定フランジ34が固定
アングル材30の脚部32に取り外し可能に結合、例えばね
じ結合されている。この場合、固定アングル材30は構成
ユニット支持体33の固定フランジ34が側方部の角隅部分
20の閉鎖ウエブ24と同一平面を成すように寸法決めされ
ており、従って扉若しくは透視窓の受容部が損なわれな
いようになっている。固定アングル材30の取り付けは、
固定アングル材30に一体成形された固定ウエブ31が空い
ているＴ字形溝11内に案内されて固定アングル材30を回
動不能に保持している場合には、唯一のねじ35によって
行われる。

第３図に示してあるように、プリント基板・支持条片40
がＵ字形の２つの固定部材36を介して多目的・デスク型
ケーシングの側方部に結合されている。ねじ35が固定部
材36の脚部37を切断片10に固定している。固定ウエブ39
が固定部材36の回動のない固定を保証し、ねじ41が固定
部材36の脚部38とプリント基板・支持条片40とを結合し
ている。この場合にも、固定部材36は角隅部分20の閉鎖
ウエブ24と同一平面を成している。

第４図に示すように、環状の縁部43を備えた背壁42が掛
け金47を用いて多目的・デスク型ケーシングに取り付け
られる。背壁42の孔49内に支承ピン（ボルト）44が回転
可能に支承されている。ねじ46が掛け金47と支承ピン44
とを結合するようになっており、支承ピンが相応のねじ
受容部45を備えている。背壁の垂直な縁部が開口48を備
えており、この開口を通って掛け金47が背壁42から突出
してかつ側方部の角隅部分20のずらされたＴ字形溝25内
へ旋回させられる。背壁42は例えば４つの掛け金47によ
って容易に取り外し可能に多目的・デスク型ケーシング
に装着され、多目的・デスク型ケーシングの開放側の受
容部と同一平面を成す。支承ピン44はスリットを有して
おり、このスリットに外側から工具を差し込んで支承ピ
ンが支承ピンに取り付けられた掛け金47と一緒に回動さ
せられる。

第５図は多目的・デスク型ケーシングの受容部内への透
視窓55の枢着を示している。蝶番の一方の可動の蝶番部
分53がねじ54を用いて透視窓55に堅く結合されている。
蝶番の他方のヒンジ的に連結された定置の蝶番部分50が
側方部の角隅部分20のずらされたＴ字形溝25内に固定さ
れている。この場合には、蝶番部分50自体が結合条片を
備えており、ねじ52が蝶番部分50のねじ孔51内にねじ込
まれ、これによって蝶番部分50がずらされたＴ字形溝25
内に緊定される。透視窓55は多目的・デスク型ケーシン
グの開いた側と同一面を成して該開いた側を閉鎖してい
る。透視窓の他方の側では、錠止部材が第４図の掛け金
と同じ形式で透視窓55及び他方の側の側方部の角隅部分
に取り付けられている。閉鎖ウエブ24の外側が切断片10
の隣接のＴ字形溝11の中心に対して所定の距離Ｔに位置
しており、その結果ずらされたＴ字形溝25が透視窓、
扉、若しくは背壁（第４図）の厚さに適合させられた所
定の距離に規定されている。

第６図に示してあるように、横断面Ｌ字形の挿入体・案
内レール56が垂直な脚部57で以て切断片10にねじ固定さ
れている。このために、ねじ59が挿入体・案内レールの
孔58を通って結合条片17のねじ孔18内にねじ込まれてい
る。結合条片17が切断片10の高さ全体にわたって延びて
いない場合には、結合条片は所望の位置に調節され、ね
じを用いてＴ字形溝11内に緊定される。各挿入体・案内
レール56は少なくとも２箇所で水平に側方部に取り付け
られる。挿入体が挿入体・案内レール56の水平な脚部に
支えられる。挿入体は伸縮自在な機構を介して多目的・
デスク型ケーシングの側方部に取り付けられてもよい。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すものであって、第１図は多
目的・デスク型ケーシングの側方部の部分断面図、第２
図は構成ユニットの取り付けられた多目的デスク型ケー
シングの側方部の部分断面図、第３図はプリント基板・
支持レールの組み込まれた多目的・デスク型ケーシング
の側方部の部分断面図、第４図は背壁の組み込まれた多
目的・デスク型ケーシングの側方部の部分断面図、第５
図は透視窓の組み込まれた多目的・デスク型ケーシング
の側方部の部分断面図、及び第６図は挿入体・案内レー
ルの組み込まれた多目的・デスク型ケーシングの側方部
の部分断面図である。 10……切断片、11……Ｔ字形溝、12,13……移行区分、1
4……ねじ通路、15……溝底部、16……受容溝、17……
結合条片、18……ねじ孔、19……結合溝、20……角隅部
分、21……結合ウエブ、22……結合通路、23……結合ピ
ン、24……閉鎖ウエブ、25……Ｔ字形溝、26……閉鎖条
片、27……結合通路、28……下方部、30……固定アング
ル材、31……固定ウエブ、32……脚部、33……構成ユニ
ット支持体、34……固定フランジ、35……ねじ、36……
固定部材、37,38……脚部、39……固定ウエブ、40……
プリント基板・支持条片、41……ねじ、42……背壁、43
……縁部、44……支承ピン、45……ねじ受容部、47……
掛け金、48……開口、49……孔、50……蝶番部分、51…
…ねじ孔、52……ねじ、53……蝶番部分、55……透視
窓、56……挿入体・案内レール、57……脚部、58……
孔、59……ねじ

Claims (19)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】電子装置用の多目的・デスク型ケーシング
   であって、多目的・デスク型ケーシングが同形の２つの
   側方部、１つの上方部、及び１つの下方部から構成され
   ていて、かつ構成ユニット支持体、プリント基板・支持
   条片、及び挿入体・案内レールを組み込むため、並びに
   背壁、扉、若しくは透視窓を取り付けるための装置を備
   えている形式のものにおいて、側方部が内面に、互いに
   同じ間隔（Ｔ）を置いて配置されかつ垂直に一貫して延
   びるＴ字形溝（11）を備えており、少なくとも一部のＴ
   字形溝（11）の溝底部（15）が開口していて、横断面ほ
   ぼ円形のねじ通路（14）内へ移行しており、側方部の最
   初と最後のＴ字形溝（25）が角隅部分（20）に配置され
   ていて、所属の側方部の内面から外側へ所定の寸法だけ
   ずらされており、ねじ孔（18）を備えた結合条片（17）
   若しくは閉鎖条片（26）がＴ字形溝（11,25）内に移動
   可能に配置されていることを特徴とする、電子装置用の
   デスク型ケーシング。
2. 【請求項２】各側方部がＴ字形溝（11）を備えた板状の
   成形ストランドの切断片（10）と２つの角隅部分（20）
   から構成されており、角隅部分（20）が角隅成形ストラ
   ンドの切断片として構成され、板状の成形ストランドの
   切断片（10）の垂直な縁部の区分の外面に取り付けら
   れ、板状の成形ストランドの切断片（10）の垂直な縁部
   を越えて突出していて、この突出区分の、板状の成形ス
   トランドの切断片（10）の内面に対して平行に延びる面
   内にＴ字形溝（25）を備えている特許請求の範囲第１項
   記載の多目的・デスク型ケーシング。
3. 【請求項３】角隅成形ストランドが箱型中空成形体とし
   て構成されている特許請求の範囲第２項記載の多目的・
   デスク型ケーシング。
4. 【請求項４】板状の成形ストランドの切断片（10）が垂
   直な縁部の区分の外面にそれぞれ１つの結合溝（19）を
   備えており、角隅部分（20）が板状の成形ストランドの
   切断片（10）に向いた面に結合ウエブ（21）を備えてお
   り、結合ウエブが板状の成形ストランドの切断片（10）
   の結合溝（19）内に差し込まれており、板状の成形スト
   ランドの切断片（10）の結合溝（19）と角隅部分の結合
   ウエブ（21）との互いに向き合っていて切断片（10）に
   対して垂直な面が結合ピン（23）のための垂直に一貫し
   て延びる横断面円形の結合通路（22）を備えている特許
   請求の範囲第１項から第３項のいずれか１項記載の多目
   的・デスク型ケーシング。
5. 【請求項５】角隅部分（20）が閉鎖ウエブ（24）で以て
   板状の成形ストランドの切断片（10）の垂直な縁部を覆
   っている特許請求の範囲第４項記載の多目的・デスク型
   ケーシング。
6. 【請求項６】すべてのＴ字形溝（11,25）が互いに同じ
   横断面を有しており、Ｔ字形溝（11,25）のアンダーカ
   ット部が側方部の内面に向かって傾斜する移行区分を介
   してＴ字形溝（11,25）の案内スリット内へ移行してい
   る特許請求の範囲第１項から第５項のいずれか１項記載
   の多目的・デスク型ケーシング。
7. 【請求項７】上方部及び下方部（28）が互いに同じ形状
   に構成されていて、側方部の垂直の縁部の範囲にストッ
   パとしての段部（29）を備えている特許請求の範囲第１
   項から第６項のいずれか１項記載の多目的・デスク型ケ
   ーシング。
8. 【請求項８】結合条片（17）のねじ孔（18）の直径がＴ
   字形溝（11,25）の溝底部（15）の開口の幅よりも大き
   くなっている特許請求の範囲第１項から第７項のいずれ
   か１項記載の多目的・デスク型ケーシング。
9. 【請求項９】結合条片（17）及び閉鎖条片（26）の長さ
   が、側方部の板状の成形ストランドの切断片（10）及び
   角隅部分（20）の高さに相応している特許請求の範囲第
   １項から第８項のいずれか１項記載の多目的・デスク型
   ケーシング。
10. 【請求項１０】側方部の板状の成形ストランドの切断片
    （10）と両方の角隅部分（20）とが側壁・成形ストラン
    ドの一体の切断片としてまとめられている特許請求の範
    囲第１項から第９項のいずれか１項記載の多目的・デス
    ク型ケーシング。
11. 【請求項１１】側方の固定フランジ（34）を備えた構成
    ユニット支持体（33）を組み込むための装置が固定アン
    グル材（30）を有しており、固定アングル材がそれぞれ
    一方の脚部で以て結合条片（17）を介して側方部にねじ
    固定されており、構成ユニット支持体（33）の固定フラ
    ンジ（34）が固定アングル材（30）の互いに逆方向に向
    いた脚部（32）に取り外し可能に結合されている特許請
    求の範囲第１項から第10項のいずれか１項記載の多目的
    ・デスク型ケーシング。
12. 【請求項１２】プリント基板・支持条片（40）がＵ字形
    の固定部材（36）及び結合条片（17）を介して側方部に
    結合されている特許請求の範囲第１項から第11項のいず
    れか１項記載の多目的・デスク型ケーシング。
13. 【請求項１３】固定アングル材（30）及び固定部材（3
    6）が付加的な固定ウエブ（31,39）を備えており、固定
    ウエブがＴ字形溝（11）内に差し込まれて固定アングル
    材（30）及び固定部材（36）を唯一のねじ（35）による
    締め付けに際して回動しないように側方部に保持してい
    る特許請求の範囲第11項又は第12項記載の多目的・デス
    ク型ケーシング。
14. 【請求項１４】箱型の背壁（42）が掛け金（47）を用い
    て側方部に保持されるようになっており、掛け金が背壁
    （42）に回動可能に支承されていて、背壁の垂直な縁部
    （43）内の孔（49）を通って突出しかつ角隅部分（20）
    のＴ字形溝（25）内に旋回させられるようになっている
    特許請求の範囲第１項から第13項のいずれか１項記載の
    多目的・デスク型ケーシング。
15. 【請求項１５】扉若しくは透視窓（55）が垂直な縁部の
    区分で蝶番の一方の旋回可能な蝶番部分（53）に堅く結
    合されており、蝶番の一方の蝶番部分とヒンジ結合され
    た他方の定置の蝶番部分が結合条片及びねじ（52）を用
    いて角隅部分（20）のＴ字形溝（25）内に固定されてい
    る特許請求の範囲第１項から第14項のいずれか１項記載
    の多目的・デスク型ケーシング。
16. 【請求項１６】定置の蝶番部分（50）が結合条片に一体
    に形成されており、結合条片がねじ孔（51）を備えてい
    る特許請求の範囲第15項記載の多目的・デスク型ケーシ
    ング。
17. 【請求項１７】Ｌ字形の挿入体・案内レール（56）が一
    方の脚部（57）で以て各側方部のそれぞれ少なくとも２
    つのＴ字形溝（11）内の結合条片を介して側方部に水平
    に取り付けられている特許請求の範囲第１項から第16項
    のいずれか１項記載の多目的・デスク型ケーシング。
18. 【請求項１８】錠止部材が側方部の角隅部分（20）並び
    に扉若しくは透視窓（55）に結合されている特許請求の
    範囲第15項記載の多目的・デスク型ケーシング。
19. 【請求項１９】一部のＴ字形溝の溝底部（15）が横断面
    方形の受容通路（16）内へ移行している特許請求の範囲
    第１項から第18項のいずれか１項記載の多目的・デスク
    型ケーシング。