JPH0778695B2 - 情報処理装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ 本発明は、情報処理装置に関し、特に処理作業を能率よ
く行うことを可能にした装置に関するものである。

［発明の技術的背景と問題点］ 近年、情報処理装置の一例として、画像情報ファイル装
置が普及しつつある。この画像情報ファイル装置は大量
の画像情報を光デイスク装置等の大容量記録媒体に記録
し、また必要に応じて記録された情報を容易に検索でき
るものである。

上記画像情報ファイル装置についてさらに詳述する。オ
ペレータが電源を投入すると、初期画面がディスプレイ
上に表示される。この初期画面はオペレータが実行しよ
うとする各種業務がリストされたもので、この表示され
た業務リストを見てオペレータが所望の業務をキーボー
ドから入力して選択する。例えば、改訂版登録処理（登
録済の画像情報の改訂版を登録する処理）を実行したい
場合には第６図に示すように、まず初期画面に表示され
た“検索”“登録”“削除”等の業務モードからキーF2
を操作して、“登録”モードを選択する。次いでキーF3
を操作して“改訂版登録”モードを選択することで改訂
版登録が実行可能となる。

ところが、上記従来の情報処理装置としての画像情報フ
ァイル装置では、装置の電源投入の都度、ディスプレイ
には業務選択リストが初期画面として表示される。この
ため、特定の業務を繰り返し実行したい場合（前記の例
で言えば、“改訂版登録”を繰り返し実行したい場合）
や特定の業務にのみ装置を利用する場合等では、特定の
業務モードが選択されるまでオペレータは複数回キー入
力を繰り返さねばならず、非常に煩雑であり作業能率を
阻害するという問題点があった。

［発明の目的］ 本発明は上記事情に基づいて成されもので、その目的は
作業能率を向上させることが可能な情報処理装置を提供
することにある。

［発明の概要］ 上記目的を達成するために本発明は、第１図に示すよう
に、電源投入時の初期画面上に表示される業務選択リス
ト中の複数の業務モードからオペレータが所望する業務
モードを選択した後、当該業務モードに基づく情報処理
が行われる情報処理装置において、電源投入時における
初期画面に表示される業務モードの中からオペレータが
所望する業務モードを情報処理装置の記憶装置に記憶さ
せることによって予め固定する業務固定手段Ａと、この
業務固定手段Ａにより、前記オペレータが所望する業務
モードが固定された場合には、該固定された業務モード
だけを記憶装置から記憶を読み込み初期画面上に表示
し、前記業務固定手段Ａにより前記オペレータが所望す
る業務モードが固定されない場合には、前記複数の業務
モードの全てを記憶装置から読み込まれて初期画面上に
表示する表示手段Ｂと、この表示手段Ｂにより表示され
る業務モードの実行を選択する選択手段Ｃと、この選択
手段Ｃにより選択された業務に基づいて情報処理を行う
実行手段Ｄとを具備することを要旨とする。

［発明の実施例］ 第２図は本発明に係る情報処理装置の一実施例の構成を
示しており、本実施例では情報処理装置として画像情報
ファイル装置が示されている。

この画像情報ファイル装置はコンピュータを中心に構成
された制御装置１により制御され、入力装置としてキー
ボード３と画像入力装置５とを、また表示装置としてCR
Tディスプレイ７を、さらに記憶装置として画像記憶装
置９と磁気記憶装置11とをそれぞれ備えている。

キーボード３はオペレータの操作により制御装置１に各
種指令を与えるともに、画像情報の入力の際には入力画
像の管理情報（検索情報）を入力できる。

画像入力装置５は記憶しようとする画像をスキャンして
ディジタル画像情報に変換するものである。

画像記憶装置９は画像入力装置５で得られた画像情報を
記憶するもので、大記憶容量をもつ光ディスク装置で構
成される。

磁気記憶装置11は記憶される画像の名称、番号、検索情
報、格納アドレス等の管理情報及び、初期画面に表示さ
れる業務モードの中からオペレータが予め固定する業務
を記憶するもので、磁気ディスク装置で構成される。

本実施例における制御装置１は、電源投入時におけるCR
Tディスプレイ７の初期画面に表示される業務モードを
オペレータが所望する業務モードに固定する業務固定手
段の制御機構を有している。

次に業務固定手段について第３図〜第５図に基づいて説
明する。

第３図は本実施例の処理手順を示すフローチャートであ
る。電源が投入されると、制御装置１は磁気記憶装置
（MD）11から画面種別テータ（業務モード）を読み込
み、この読み込まれた画面種別が判定される（ステップ
301,303）。オペレータにより所望する業務が磁気記憶
装置（MD）11に記憶されていない初期時には、従来例と
同様にCRT7上には全業務が表示される（ステップ30
5）。表示される全業務には、例えば“画面選択”、
“検索”、“登録”等がある。

次いで、表示された全業務のうちオペレータの所望する
業務モードがキーボード（KB）３から入力される（ステ
ップ307）。

ステップ309において、入力された業務モードが“画面
選択処理（業務の固定処理）”の場合にはステップ311
へ進み、第５図に示す画面選択処理が実行される。すな
わち、第５図において、第４図に示すような業務選択画
面がCRT7上に表示され、この画面中からオペレータによ
り所望する業務モードがキー入力によって選択される
（ステップ501）。選択された業務モードは前記磁気記
憶装置11に記憶されることにより、業務固定手段として
動作する（ステップ503）。

以上のような画面選択処理を実行することにより業務が
磁気記憶装置に記憶されて固定され、後の電源投入時の
初期画面には、制御装置１によって磁気記憶装置11から
固定された業務を読み込み、固定された業務のみが表示
される。

また、ステップ309において、オペレータにより入力さ
れた業務モードが検索モードであれば検索処理が、登録
モードであれば登録処理が実行される（ステップ313,31
5）。

ステップ317からステップ329までの処理は、既に前記画
面選択処理（業務固定処理）が実行済の場合を示してい
る。前記ステップ303において、画面種別が検索・登録
モードであれば、ステップ317へ進み、“検索",“登
録”がCRT7上に表示される。オペレータは表示画面中か
ら所望する業務モードを選択してキー入力する（ステッ
プ319）。選択された業務が検索モードであれば、検索
処理が実行され、また登録モードであれば登録処理が実
行される（ステップ321,323,325）。

また、ステップ303において、オペレータにより予め設
定された画面種別が検索モードであれば、検索処理が、
登録モードであれば登録処理が電源投入後直ちに実行可
能となる（ステップ327,329）。

勿論、業務モードの固定を解消する場合は、キー入力に
よって磁気記憶を消去させて、磁気記憶装置を未入力状
態とする。

このように、本実施例においては、予め所望の業務モー
ドを固定しておくことにより、電源投入後、直ちに所望
の業務処理が実行できるので、作業能率が向上する。

以上、本実施例では画像情報ファイル装置を例に説明し
たが、本発明はこれに限らず、例えば、ワードプロセッ
サやパーソナルコンピュータ等の情報処理装置に適用し
てもよいことは勿論である。

［発明の効果］ 以上、説明したように本発明によれば、電源投入時にお
ける初期画面に表示される業務モードをオペレータが所
望する業務モードに予め固定する業務固定手段を有する
ので、電源投入直後から所望の業務処理を実行でき、情
報処理作業の能率が向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の構成を示すブロック図、第２図は本発
明に係る一実施例である画像情報ファイル装置の構成を
示すブロック図、第３図は第２図装置の処理手順を示す
フローチャート、第４図は画面選択処理時に表示される
画面の一例を示す図、第５図は画面選択処理の手順を示
すフローチャート、第６図は従来例の作用説明図であ
る。 Ａ……業務固定手段 Ｂ……表示手段 Ｃ……選択手段 Ｄ……実行手段 １……制御装置 ３……キーボード ７……CRTディスプレイ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】電源投入時に、複数の業務モードを含む業
   務選択リストを初期画面として表示する表示装置と、こ
   の表示装置の初期画面上に表示される業務選択リスト中
   の複数の業務モードからオペレータが所望する業務モー
   ドの実行を選択する選択手段と、この選択手段により選
   択された業務モードに基づく情報処理制御を行なう制御
   装置とを有する情報処理装置において、 前記制御装置が、 電源投入時における前記表示装置の初期画面に表示され
   る業務モードの中から予め固定すべきオペレータが所望
   する業務モードの画面種別を設定する業務固定手段と、 この業務固定手段により、前記予め固定すべきオペレー
   タが所望する業務モードの画面種別が設定されているか
   否かを判定する手段と、 この判定手段により、前記予め固定すべきオペレータが
   所望する業務モードの画面種別が設定されていないと判
   定された場合には、前記業務固定手段により画面種別を
   設定するための画面選択モードを含む前記複数の業務モ
   ードを、前記表示装置に表示させ、かつ前記判定手段に
   より、前記予め固定すべきオペレータが所望する業務モ
   ードの画面種別が設定されていると判定された場合に
   は、この設定された画面種別の業務モードのみを、前記
   表示装置に表示させる表示制御手段と、 この表示制御手段により、前記表示装置に表示された業
   務モード中から、前記選択手段により選択された業務に
   基づいて情報処理を行なう実行手段と、 を具備することを特徴とする情報処理装置。