JPH077771Y2 - 作業用滑り止め具 - Google Patents

作業用滑り止め具

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JPH077771Y2
JPH077771Y2 JP436793U JP436793U JPH077771Y2 JP H077771 Y2 JPH077771 Y2 JP H077771Y2 JP 436793 U JP436793 U JP 436793U JP 436793 U JP436793 U JP 436793U JP H077771 Y2 JPH077771 Y2 JP H077771Y2
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JP
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JP436793U
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JPH0657208U (ja
Inventor
直治 渡辺
Original Assignee
直治 渡辺
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本案は、傾斜地における草刈り作
業時に好適な作業用滑り止め具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のものにあっては、下記の
ようなものになっている。傾斜地での草刈り作業は、斜
面を横方向へ進行するのが普通である。このような箇所
での作業にはスパイク靴が有効とされてきた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の技術で述べたも
のにあっては、下記のような問題点を有していた。上述
のような傾斜地での草刈り作業は、斜面を横方向へ進行
することになるから草刈機の荷重と体重の大半は谷足に
かかる。この場合、上述のような作業に有効とされてい
るスパイク靴の滑り止め効果にも限界があり意外に滑る
ものである。
【0004】また、谷足側の靴は斜面に順応して傾きや
すく、足底部も靴と共に靴底から外れやすい。このた
め、谷足側の疲労が多大となり、必然的に大股になって
上体が山側に傾くことが多く、したがって、草刈機も斜
面に近くなるため、その刃先の回転面と斜面との平行状
態を維持することが困難で、この点が作業者の最も苦労
する点である。
【0005】本願は、従来の技術の有するこのような問
題点を解決できるものを提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案のものは下記のようになるものである。すな
わち本願のものは、基枠部2と、支柱部3と、バンド部
4とから構成され、基枠部2は、靴あるいは地下たび5
の底面に対応するよう前後枠2Aと左右枠2Bを前後方
向に長い長方形に連結構成され、この基枠部2における
左右枠2Bの下面には下方に向け適数本のスパイク2C
が垂下植設され、この基枠部2における後枠2Aには正
面略逆U字状に構成された後方の結束紐装着部2Dが前
後方向に起伏自在に取付けられ、この結束紐装着部2D
には左右一対の結束紐2D1,2D2が取付けられ、さ
らに、基枠部2における左右枠2Bの左右側面の先端近
傍位置と、ほぼ中央位置には逆J状に構成された前後の
結束紐係止具2E,2Fが取付けられ、基枠部2の上面
には前後の結束紐係止具2E,2Fの取付位置のほぼ中
間位置をもって横向きの受パイプ2Gが固着され、支柱
部3は、当該基枠部2における受パイプ2Gに貫入され
回動自在に支持された回転軸3Aと、この回転軸3Aの
内方端に上方に向け連結せしめた伸縮自在の支柱体3B
とから構成され、バンド部4は、支柱体3Bの上端にボ
ルト4Aで枢着状態で連結された平面略U状に構成され
た弾性を有する板部4Bと、この板部の両端に取付けら
れた締付けバンド4Cとから構成されている作業用滑り
止め具である。
【0007】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。1
は本案の作業用滑り止め具で、基枠部2と、支柱部3
と、バンド部4とから構成されている。なお、本願の作
業用滑り止め具1は、左右一対で使用する場合と、地形
によっては左右のうちの谷足側のみを使用する場合とが
あるが、ここで、図示しながら説明するのは右足に使用
している場合である。左足に使用するものは右足の場合
と対称な状態に構成されることとなるのは当然である。
【0008】以下順にその詳細を説明する。基枠部2
は、金属材などを素材として公知の靴あるいは地下たび
5の底面に対応するよう前後枠2Aと左右枠2Bを前後
方向に長い長方形に連結構成されている。この基枠部2
における左右枠2Bの下面には下方に向け適数本のスパ
イク2Cが垂下植設されている。
【0009】また、この基枠部2における後枠2Aには
正面略逆U字状に構成された後方の結束紐装着部2Dが
前後方向に起伏自在に取付けられている。この結束紐装
着部2Dには左右一対の結束紐2D1,2D2が取付け
られている。さらに、基枠部2における左右枠2Bの左
右側面の先端近傍位置と、ほぼ中央位置には逆J状に構
成された前後の結束紐係止具2E,2Fが取付けられて
いる。基枠部2の上面には前後の結束紐係止具2E,2
Fの取付位置のほぼ中間位置をもって横向きの受パイプ
2Gが固着されている。この場合、基枠部2の下面には
受パイプ2Gの左右端に対応するよう左の受枠単体2H
1と右の受枠単体2H2とからなる受枠2Hが添着され
ている。
【0010】支柱部3は、当該基枠部2における受パイ
プ2Gに貫入され回動自在に支持された回転軸3Aと、
この回転軸3Aの内方端に上方に向け連結せしめた伸縮
自在の支柱体3Bとから構成されている。そこで、支柱
体3Bは鞘状に構成された下方支柱3B1と、この下方
支柱に対して昇降自在に挿入された上方支柱3B2とか
ら構成されている。3A1は受枠2H(図示の場合は左
の受枠単体2H1)と、左右枠2B、受パイプ2G間に
置かれたナットで、回転軸3Aの先端のネジ部に螺合す
るよう構成されている。
【0011】 バンド部4は、支柱体3Bの上端にボル
ト4Aで枢着状態で連結された平面略U状に構成された
弾性を有する板部4Bと、この板部の両端に取付けられ
た締付けバンド4Cとから構成されている。そして、こ
の板部4Bの外周面は布地4B1で覆われている。
お、図4では左の受枠単体2H1と右の受枠単体2H2
とが、一体の状態で示されているが、図5のごとくこれ
らを左右に分割した状態で左右枠2Bの下面にそれぞれ
固着した状態にすることもできる。
【0012】作用について効果と共に説明する。
【0013】
【考案の効果】本考案は、上述の通り構成されているの
で次に記載する効果を奏する。装着は、図1、図2を参
照して、基枠部の上面に靴あるいは地下たびを履いた右
足を載せ、左右の結束紐2D1,2D2を、図示の如く
互いに交差させて結束紐係止具2E,2Fに係止して締
付けながら結束する。ついで、バンド部4の締付けバン
ド4Cを下腿部に装着する。
【0014】このような状態で、斜面に立つと、谷側方
への傾斜を押さえる代わりに、バンド部4は支柱体3B
を介して下腿部を谷側へ押圧するため、爪部は山側の地
面を確実につかむことになり滑ることは全くない。加え
て、基枠部は斜面から若干上がる形となり、その分山側
の膝も若干伸ばせるから、上体を直立した状態で作業を
することが可能となる。このため、作業効率を高め、足
周辺部その他の疲労を軽減させ、労働条件の改善にも寄
与できる。
【0015】次に、180°転じて逆向きになると、谷
足は山足となり各部の作用も変化し、バンド部4は下腿
部から離れようとするが、基枠部は結束紐2D1,2D
2により足に確実に固定されているからそのまま行動し
ても有効である。また、平地での作業も可能なため、平
地と斜面とを忙しく移行する作業にも有効である。な
お、基枠部は回転軸3Aを中心に前後部分が上下動する
ことが可能なため、斜面を上下に移動する場合にも滑ら
ないため有効である。
【0016】基枠部は結束紐2D1,2D2により足に
結束固定するよう構成されているから、どのような形の
靴あるいは地下たび5にも、また、どのようなサイズの
靴あるいは地下たびにも広く対応できる共用性を有する
と云う特徴をも有するものである。このほか、基枠部2
は前後枠2Aと左右枠2Bが前後方向に長い長方形の枠
状に連結構成されているから、全体をコンパクトに構成
でき、かつ工場での規格化した量産に好適なものとする
ことができる。
【0017】また、この基枠部2における後枠2Aには
正面略逆U字状に構成された後方の結束紐装着部2Dが
前後方向に起伏自在に取付けられているから、携帯時に
はこの結束紐装着部2Dを基枠部2の上面に対して倒伏
すれば邪魔にならないと共に、使用時にはこの結束紐装
着部2Dを起立させると、この結束紐装着部2Dが靴あ
るいは地下たびの背面部に当接するから、どのような形
の靴あるいは地下たび、また、どのようなサイズの靴あ
るいは地下たびへの対応をより確実にすることができ
る。
【0018】加えて、受枠2Hなどについては下記の効
果を期待することができる。使用に際しては、受枠2
H、左右枠2B、受パイプ2G間にナット3A1を置
き、これに回転軸3Aのネジ部を挿入するが、この場
合、ナット3A1は受枠2H、左右枠2B、受パイプ2
Gの間から出られないから、回転軸3Aのネジ込み程度
を調整することで、当該回転軸に対する下方支柱3B1
および左右枠2Bと間隔を任意に保持できる効果があ
る。
【0019】なお、回転軸3Aをナット3A1内に入れ
る場合、当該回転軸3Aを回転させながらの方法と、ナ
ット3A1を回転する方法がある。受枠2Hを左の受枠
単体2H1と右の受枠単体2H2とから構成し、かつこ
れに回転軸3Aを左右いずれかの方向からでも挿入でき
るようにしたので、本願のものを右足でも左足にも使用
できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】使用状態の斜視図である。
【図2】1部を省略した斜視図である。
【図3】A−A線拡大端面図である。
【図4】要部の拡大縦断面図である。
【図5】左の受枠単体と右の受枠単体に関する他の実施
例の要部拡大縦断面図である。
【符号の説明】
1 作業用滑り止め具 2 基枠部 3 支柱部 4 バンド部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基枠部(2)と、支柱部(3)と、バン
    ド部(4)とから構成され、基枠部(2)は、靴あるい
    は地下たび(5)の底面に対応するよう前後枠(2A)
    と左右枠(2B)を前後方向に長い長方形に連結構成さ
    れ、この基枠部(2)における左右枠(2B)の下面に
    は下方に向け適数本のスパイク(2C)が垂下植設さ
    れ、この基枠部(2)における後枠(2A)には正面略
    逆U字状に構成された後方の結束紐装着部(2D)が前
    後方向に起伏自在に取付けられ、この結束紐装着部(2
    D)には左右一対の結束紐(2D1,2D2)が取付け
    られ、さらに、基枠部(2)における左右枠(2B)の
    左右側面の先端近傍位置と、ほぼ中央位置には逆J状に
    構成された前後の結束紐係止具(2E,2F)が取付け
    られ、基枠部(2)の上面には前後の結束紐係止具(2
    E,2F)の取付位置のほぼ中間位置をもって横向きの
    受パイプ(2G)が固着され、支柱部(3)は、当該基
    枠部(2)における受パイプ(2G)に貫入され回動自
    在に支持された回転軸(3A)と、この回転軸(3A)
    の内方端に上方に向け連結せしめた伸縮自在の支柱体
    (3B)とから構成され、バンド部(4)は、支柱体
    (3B)の上端にボルト(4A)で枢着状態で連結され
    た平面略U状に構成された弾性を有する板部(4B)
    と、この板部の両端に取付けられた締付けバンド(4
    C)とから構成されていることを特徴とする作業用滑り
    止め具。
JP436793U 1993-01-19 1993-01-19 作業用滑り止め具 Expired - Lifetime JPH077771Y2 (ja)

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JPH0657208U JPH0657208U (ja) 1994-08-09
JPH077771Y2 true JPH077771Y2 (ja) 1995-03-01

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