JP2872088B2 - 屋根用踏板 - Google Patents

屋根用踏板

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JP2872088B2
JP2872088B2 JP7270254A JP27025495A JP2872088B2 JP 2872088 B2 JP2872088 B2 JP 2872088B2 JP 7270254 A JP7270254 A JP 7270254A JP 27025495 A JP27025495 A JP 27025495A JP 2872088 B2 JP2872088 B2 JP 2872088B2
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roof
disk
tread
arm
locking portion
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▲たかし▼ 松岡
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MATSUOKA KENKI KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋根用踏板に関
し、特に屋根に設置することが容易な屋根用踏板に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から家屋の建設現場において踏板が
使用されている。踏板は、建設現場において一方から他
方に架け渡され、作業者が該踏板の上を踏み渡って移動
している。なお、該踏板は、作業のための足場としても
使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の踏
板は、単に板状のものであるので、実際に踏板を傾斜が
ある屋根上に設置すること及び屋根上に設置された踏板
を取り外すことが容易ではなかった。したがって、本願
発明の目的は、上記従来例の欠点をなくし、屋根上に設
置したり、取り外したりすることが容易な屋根用踏板を
提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願発明の構成は、踏板本体と、該踏板本体の一端
に連結され、屋根の棟に係止可能な係止部とを具備し、
該係止部が湾曲したアーム状第1及び第2部分と該係止
部の湾曲の角度を調節する角度調節手段とを有し、該角
度調節手段が、前記係止部の第1部分に固定され、複数
の孔が形成された第1円板と、前記係止部の第2部分に
固定され、前記第1円板の複数の孔に対応した複数の孔
が形成された第2円板と、前記第1及び第2円板を回動
自在に連結するボルトと、前記第1円板の任意の孔と前
記第2円板の任意の孔とに挿通されるように配置された
ボルトとを有していることを特徴とする屋根用踏板であ
る。
【0005】上記本願発明の構成により、屋根用踏板が
踏板本体と、該踏板本体の一端に連結され、屋根の棟に
係止可能な係止部とを具備しているので、該係止部を屋
根の棟に係止させて、該踏板本体を屋根上に設置するこ
とができる。更に、該係止部が湾曲したアーム状第1及
び第2部分と該係止部の湾曲の角度を調節する角度調節
手段とを有しているので、屋根の傾斜に応じて該係止部
の湾曲の角度を調節することにより、種々の傾斜の屋根
に屋根用踏板を設置することができる。なお、該角度調
節手段が、前記係止部の第1部分に固定され、複数の孔
が形成された第1円板と、前記係止部の第2部分に固定
され、前記第1円板の複数の孔に対応した複数の孔が形
成された第2円板と、前記第1及び第2円板を回動自在
に連結するボルトと、前記第1円板の任意の孔と前記第
2円板の任意の孔とに挿通されるように配置されたボル
トとを有しているので、第1円板と第2円板相互の回動
方向の位置は、前記第1円板の孔と前記第2円板の孔と
に挿通されるように配置されたボルトにより任意に固定
される。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本願発明の実施の形態を図
面を使用して説明する。図1は後述する本願発明の実施
の形態を説明するための補助的な図である。図1におい
て、屋根用踏板10は、踏板本体11、係止部12及び
キャスター16、17からなる。踏板本体11は、細長
い金属製板状であり、その材質は、アルミニウム合金等
である。複数の横木11cが踏板本体11の表面11a
に所定間隔でボルト等により取り付けられている。更
に、多数の突起11dが前記表面11aに形成されてい
る。横木11c及び突起11dは滑り止めになる。板状
ゴム11gが踏板本体11の裏面11bに取り付けられ
ている。この板状ゴム11gはクッション材になる。
【0007】係止部12は、一対のアーム13、14及
び当たり棒15からなる。アーム13の基部分13aが
踏板本体11の一端11eにボルト13cにより連結さ
れている。同様に、アーム14の基部分14aが踏板本
体11の一端11eにボルト14cにより連結されてい
る。なお、11fは踏板本体11の他端である。キャス
ター16がボルト16aによりアーム13に取り付けら
れている。同様に、キャスター17が図示しないボルト
によりアーム14に取り付けられている。当たり棒15
は、当たり棒本体15a及びこの当たり棒本体15aの
両端を被う一対のゴムキャップ15b、15cからな
る。当たり棒本体15aは、アーム13の先端13b及
びアーム14の先端14bに固定されている。
【0008】図2及び図3においては、屋根用踏板10
が切妻屋根20に設置されている。係止部12が切妻屋
根20の棟21に係止されている。当たり棒15が棟2
1の基部分に当接している。踏板本体11の前記他端1
1fは切妻屋根20の軒22側に設置されている。作業
者26が踏板本体11の横木11c上を踏み渡ってい
る。なお、23は切妻屋根20の瓦であり、24は樋で
あり、25は下屋根である。
【0009】このため、作業者26が踏板本体11の前
記他端11f側を手で持って、キャスター16、17を
踏板本体11の下側にし、キャスター16、17を切妻
屋根20の上を回動させて係止部12を棟21側に押し
上げ、その後踏板本体11の上下面を逆にしキャスター
16、17を踏板本体11の上側にして、係止部12を
棟21に係止させる。このため、踏板本体11の一端1
1eに連結された係止部12を切妻屋根20の棟21に
着脱自在に係止することができるので、屋根用踏板10
を切妻屋根20上に設置すること及び切妻屋根20上に
設置されている屋根用踏板10を取り外すことが容易に
なる。
【0010】更に、作業者26が踏板本体11の他端1
1f側を手で持って係止部12を切妻屋根20の棟に係
止する場合に、キャスター16、17により屋根用踏板
10を棟21の方に押し上げることが容易になる。作業
者は、上述のように架け渡した屋根用踏板10を踏み渡
って切妻屋根20の棟21にたどり着くことができる。
更に、屋根用踏板10は作業用の足場にもなる。
【0011】図4は本願発明の実施の形態の要部を示
し、図5は該実施の形態の使用例を示し、図6は該実施
形態を使用する屋根の例を示す。図4〜図6におい
て、屋根用踏板30は、踏板本体31及び係止部32か
らなる。踏板本体31は上述の踏板本体11に相当する
ものである。係止部32は、アーム状であり、アーム3
3、34、角度調節部分35、固定用枠36及び当たり
棒37からなる。アーム33及びアーム34は、帯状鉄
板を加工したものであり、角度調節部分35はアーム3
3とアーム34との角度を調節するものである。
【0012】角度調節部分35の主要部は、第1円板3
5a、第2円板35cである。第1円板35aの端はア
ーム34に溶接され、更に、支持材35fが第1円板3
5aとアーム34とを連結するように第1円板35a及
びアーム34に溶接されている。第2円板35cの端は
アーム33に溶接され、支持材35gが第2円板35c
とアーム33とを連結するように溶接されている。
【0013】第1円板35aと第2円板35cは、ボル
ト35dにより互いに回動自在に連結されている。第1
円板35aには複数の孔35bが形成され、第2円板3
5cにも孔35bに対応する図示しない孔が形成されて
いる。第1円板35aと第2円板35c相互の回動方向
の位置は、前記第1円板35aの孔35bと前記第2円
板35cの孔とに挿通されるように配置されたボルト3
5eにより任意に固定されている。キャスター38、3
9がアーム33に固定されている。
【0014】固定用枠36はアーム33の基部分33a
に取り付けられ、踏板本体31の一端31eが固定用枠
36に固定されている。当たり棒37はアーム34の先
端34aに回動自在に取り付けられている。係止部32
は屋根40の棟41に係止されている。なお、31fは
踏板本体31の他端であり、42は屋根40の軒であ
り、43は梯子であり、44は作業者である。
【0015】図6においては、勾配の異なる屋根50
a、50b、50cが示されている。なお、51aは屋
根50aの棟であり、51bは屋根50bの棟であり、
51cは屋根50cの棟である。屋根50aの勾配は
「4寸勾配」(底辺が1尺(約30.3cm)で垂線が4寸
(約12.12cm)の場合)であり、屋根50bの勾配は
「7寸勾配」(底辺が1尺(約0.3cm)で垂線が7寸
(約21.21cm)の場合)であり、屋根50cの勾配は
「8勾配」(底辺が1尺(約30.3cm)で垂線が8寸(約
24.24cm)の場合)である。
【0016】以上の構成により、上記図1〜図3の場合
と同様に、屋根用踏板30を屋根40に設置すること及
び屋根用踏板30を屋根40から取り外すことが容易に
なる。更に、アーム状係止部32の湾曲の角度を調節す
ることができるので、係止部32を種々の勾配の屋根5
0a、50b、50cの棟51a、51b、51cに着
脱自在に係止することができる。なお、キャスター3
8、39の役割は上記キャスター16、17の役割と同
様である。
【0017】
【発明の効果】上記本願発明の構成により、屋根用踏板
が踏板本体と、該踏板本体の一端に連結され、屋根の棟
に係止可能な係止部とを具備しているので、該係止部を
屋根の棟に係止させて、該踏板本体を屋根上に設置する
ことができる。更に、該係止部が湾曲したアーム状第1
及び第2部分と該係止部の湾曲の角度を調節する角度調
節手段とを有しているので、屋根の傾斜に応じて該係止
部の湾曲の角度を調節して固定することにより、種々の
傾斜の屋根に屋根用踏板を設置することができる。この
ため、種々の勾配の屋根に屋根用踏板を設置することが
容易になる。
【0018】このため、屋根用踏板を屋根上に設置する
こと及び屋根上に設置された屋根用踏板を取り外すこと
が容易になる。この場合、作業者が屋根上に設置された
屋根用踏板上を容易に踏み渡ることができ、更に該屋根
用踏板は作業用の足場にもなる。このため、屋根上での
作業が著しく安全になる。更に、屋根用踏板の係止部を
屋根の棟に係止することが容易になるので、屋根用踏板
を屋根上に設置することが一層容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態を説明する補助的な斜視
図である。
【図2】前記図1に示すものの使用例の説明図である。
【図3】図2の要部の拡大詳細図である。
【図4】本願発明の実施の形態の要部を示す斜視図であ
る。
【図5】前記実施の形態の使用例の説明図である。
【図6】前記実施の形態を使用する屋根の説明図であ
る。
【符号の説明】
30 屋根用踏板 31 踏板本体 31e 踏板本体の一端 32 係止部 33、34 係止部のアーム 35 角度調節部分35a 第1円板 35b 孔 35c 第2円板 35d ボルト 35e ボルト 40 屋根 41 棟 50a、50b、50c 屋根 51a、51b、51c 棟

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 踏板本体と、該踏板本体の一端に連結さ
    れ、屋根の棟に係止可能な係止部とを具備し、 該係止部が湾曲したアーム状第1及び第2部分と該係止
    部の湾曲の角度を調節する角度調節手段とを有し、 該角度調節手段が、前記係止部の第1部分に固定され、
    複数の孔が形成された第1円板と、前記係止部の第2部
    分に固定され、前記第1円板の複数の孔に対応した複数
    の孔が形成された第2円板と、前記第1及び第2円板を
    回動自在に連結するボルトと、前記第1円板の任意の孔
    と前記第2円板の任意の孔とに挿通されるように配置さ
    れたボルトとを有している ことを特徴とする屋根用踏
    板。
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JPH03176562A (ja) * 1989-12-06 1991-07-31 Misawa Homes Co Ltd 工業化住宅の屋根作業用足場

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