JPH09112023A - 屋根用踏板 - Google Patents

屋根用踏板

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JPH09112023A
JPH09112023A JP27025495A JP27025495A JPH09112023A JP H09112023 A JPH09112023 A JP H09112023A JP 27025495 A JP27025495 A JP 27025495A JP 27025495 A JP27025495 A JP 27025495A JP H09112023 A JPH09112023 A JP H09112023A
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roof
tread
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step plate
ridge
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Takashi Matsuoka
▲たかし▼ 松岡
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MATSUOKA KENKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋根用踏板を屋根上に設置することを容易に
すること。 【解決手段】 踏板本体11と、踏板本体11の一端
11eに連結され、屋根の棟に係止可能な係止部12と
を具備することを特徴とする屋根用踏板。更に、係止
部12が湾曲したアーム状であること。更に、アーム
状係止部の湾曲の角度を調節する角度調節手段を具備す
ること。更に、係止部がフープ状であること。更
に、キャスター16、17が係止部12又は踏板本体1
1の一端11e側に取り付けられていること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋根用踏板に関
し、特に屋根に設置することが容易な屋根用踏板に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から家屋の建設現場において踏板が
使用されている。踏板は、建設現場において一方から他
方に架け渡され、作業者が該踏板の上を踏み渡って移動
している。なお、該踏板は、作業のための足場としても
使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の踏
板は、単に板状のものであるので、実際に踏板を傾斜が
ある屋根上に設置すること及び屋根上に設置された踏板
を取り外すことが容易ではなかった。したがって、本願
発明の目的は、上記従来例の欠点をなくし、屋根上に設
置したり、取り外したりすることが容易な屋根用踏板を
提供するとである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願の第1の発明の構成は、踏板本体と、該踏板本
体の一端に連結され、屋根の棟に係止可能な係止部とを
具備することを特徴とする屋根用踏板である。上記第1
の発明の構成により、踏板本体の一端に連結された係止
部を屋根の棟に着脱自在に係止することができるので、
屋根用踏板を屋根上に設置すること及び屋根上に設置さ
れている屋根用踏板を取り外すことが容易である。
【0005】更に、第2の発明の構成は、上記第1の発
明の構成において、係止部が湾曲したアーム状であるこ
とである。上記第2の発明の構成により、上記第1の発
明の構成による作用とともに、係止部が湾曲したアーム
状であるので、係止部を容易に屋根の棟に係止すること
ができる。
【0006】更に、第3の発明の構成は、上記第2の発
明の構成において、アーム状係止部の湾曲の角度を調節
する角度調節手段を具備することである。上記第3の発
明の構成により、上記第2の発明の構成による作用とと
もに、アーム状係止部の湾曲の角度を調節することがで
きるので、種々の勾配の屋根においても係止部を屋根の
棟に着脱自在に係止することができる。
【0007】更に、第4の発明の構成は、上記第1の発
明の構成において、係止部がフープ状であることであ
る。上記第4の発明の構成により、上記第1の発明の構
成による作用とともに、係止部がフープ状であるので、
係止部を尖塔屋根の棟に容易に着脱自在に係止すること
ができる。
【0008】更に、第5の発明の構成は、上記第1、
2、3又は4の発明の構成において、キャスターが係止
部又は踏板本体の一端側に取り付けられていることであ
る。上記第5の発明の構成により、上述の第1〜第4の
発明の構成による作用とともに、作業者が踏板本体の他
端側を手で持って屋根用踏板の一端に連結された係止部
を屋根の棟に係止する場合に、係止部又は踏板本体の一
端側に取り付けられたキャスターにより屋根用踏板を棟
の方に押し上げることが容易になる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本願発明の実施の形態を図
面を使用して説明する。図1は第1の実施の形態を示
す。図1において、屋根用踏板10は、踏板本体11、
係止部12及びキャスター16、17からなる。踏板本
体11は、細長い金属製板状であり、その材質は、アル
ミニウム合金等である。複数の横木11cが踏板本体1
1の表面11aに所定間隔でボルト等により取り付けら
れている。更に、多数の突起11dが前記表面11aに
形成されている。横木11c及び突起11dは滑り止め
になる。板状ゴム11gが踏板本体11の裏面11bに
取り付けられている。この板状ゴム11gはクッション
材になる。
【0010】係止部12は、一対のアーム13、14及
び当たり棒15からなる。アーム13の基部分13aが
踏板本体11の一端11eにボルト13cにより連結さ
れている。同様に、アーム14の基部分14aが踏板本
体11の一端11eにボルト14cにより連結されてい
る。なお、11fは踏板本体11の他端である。キャス
ター16がボルト16aによりアーム13に取り付けら
れている。同様に、キャスター17が図示しないボルト
によりアーム14に取り付けられている。当たり棒15
は、当たり棒本体15a及びこの当たり棒本体15aの
両端を被う一対のゴムキャップ15b、15cからな
る。当たり棒本体15aは、アーム13の先端13b及
びアーム14の先端14bに固定されている。
【0011】図2及び図3においては、屋根用踏板10
が切妻屋根20に設置されている。係止部12が切妻屋
根20の棟21に係止されている。当たり棒15が棟2
1の基部分に当接している。踏板本体11の前記他端1
1fは切妻屋根20の軒22側に設置されている。作業
者26が踏板本体11の横木11c上を踏み渡ってい
る。なお、23は切妻屋根20の瓦であり、24は樋で
あり、25は下屋根である。
【0012】以上の構成により、作業者26が踏板本体
11の前記他端11f側を手で持って、キャスター1
6、17を踏板本体11の下側にし、キャスター16、
17を切妻屋根20の上を回動させて係止部12を棟2
1側に押し上げ、その後踏板本体11の上下面を逆にし
キャスター16、17を踏板本体11の上側にして、係
止部12を棟21に係止させる。このため、踏板本体1
1の一端11eに連結された係止部12を切妻屋根20
の棟21に着脱自在に係止することができるので、屋根
用踏板10を切妻屋根20上に設置すること及び切妻屋
根20上に設置されている屋根用踏板10を取り外すこ
とが容易になる。更に、作業者26が踏板本体11の他
端11f側を手で持って係止部12を切妻屋根20の棟
に係止する場合に、キャスター16、17により屋根用
踏板10を棟21の方に押し上げることが容易になる。
作業者は、上述のように架け渡した屋根用踏板10を踏
み渡って切妻屋根20の棟21にたどり着くことができ
る。更に、屋根用踏板10は作業用の足場にもなる。
【0013】図4は第2の実施の形態の要部を示し、図
5は該第2の実施の形態の使用例を示し、図6は該第2
の実施の形態を使用する屋根の例を示す。図4〜図6に
おいて、屋根用踏板30は、踏板本体31及び係止部3
2からなる。踏板本体31は上述の踏板本体11に相当
するものである。係止部32は、アーム状であり、アー
ム33、34、角度調節部分35、固定用枠36及び当
たり棒37からなる。アーム33及びアーム34は、帯
状鉄板を加工したものであり、角度調節部分35はアー
ム33とアーム34との角度を調節するものである。角
度調節部分35の主要部は、第1円板35a、第2円板
35cである。第1円板35aの端はアーム34に溶接
され、更に、支持材35fが第1円板35aとアーム3
4とを連結するように第1円板35a及びアーム34に
溶接されている。第2円板35cの端はアーム33に溶
接され、支持材35gが第2円板35cとアーム33と
を連結するように溶接されている。
【0014】第1円板35aと第2円板35cは、ボル
ト35dにより互いに回動自在に連結されている。第1
円板35aには複数の孔35bが形成され、第2円板3
5cにも孔35bに対応する図示しない孔が形成されて
いる。第1円板35aと第2円板35c相互の回動方向
の位置は、前記第1円板35aの孔35bと前記第2円
板35cの孔とに挿通されるように配置されたボルト3
5eにより任意に固定されている。キャスター38、3
9がアーム33に固定されている。固定用枠36はアー
ム33の基部分33aに取り付けられ、踏板本体31の
一端31eが固定用枠36に固定されている。当たり棒
37はアーム34の先端34aに回動自在に取り付けら
れている。係止部32は屋根40の棟41に係止されて
いる。なお、31fは踏板本体31の他端であり、42
は屋根40の軒であり、43は梯子であり、44は作業
者である。
【0015】図6においては、勾配の異なる屋根50
a、50b、50cが示されている。なお、51aは屋
根50aの棟であり、51bは屋根50bの棟であり、
51cは屋根50cの棟である。屋根50aの勾配は
「4寸勾配」(底辺が1尺(約30.3cm)で垂線が4寸
(約12.12cm)の場合)であり、屋根50bの勾配は
「7寸勾配」(底辺が1尺(約30.3cm)で垂線が7寸
(約21.21cm)の場合)であり、屋根50cの勾配は
「8寸勾配」(底辺が1尺(約30.3cm)で垂線が8寸
(約24.24cm)の場合)である。
【0016】以上の構成により、上記第1の実施の形態
と同様に、屋根用踏板30を屋根40に設置すること及
び屋根用踏板30を屋根40から取り外すことが容易に
なる。更に、アーム状係止部32の湾曲の角度を調節す
ることができるので、係止部32を種々の勾配の屋根5
0a、50b、50cの棟51a、51b、51cに着
脱自在に係止することができる。なお、キャスター3
8、39の役割は上記キャスター16、17の役割と同
様である。
【0017】図7は第3の実施の形態の要部を示し、図
8は該第3の実施の形態の使用例を示し、図9は該第3
の実施の形態の他の使用例を示す。図7〜図8におい
て、屋根用踏板60は、踏板本体61、係止部62及び
キャスター66、67からなる。踏板本体61は、上記
踏板本体11に相当し、横木61cが踏板本体61の表
面61aに固定され、板状ゴム61dが踏板本体61の
裏面61bに固定れている。係止部62は、アーム6
3、64及び当たり棒65からなる。アーム63の基部
分63aはボルト63cにより踏板本体61の一端61
eに固定され、アーム64の基部分64aは図示しない
ボルトにより踏板本体61の一端61eに固定されてい
る。なお、61fは踏板本体61の他端である。当たり
棒65は、当たり棒本体65a及び当たり棒本体65a
の両端に固定されたゴムキャップ65b、65cからな
り、当たり棒本体65aはアーム63の先端63b及び
アーム64の先端64bに固定されている。キャスター
66は、ボルト66aにより踏板本体61の一端61e
に固定され、キャスター67はボルト67aにより前記
一端61fに固定されている。
【0018】図8は、係止部62を片流れ屋根70の棟
71に係止する方法を示す。矢印68は屋根用踏板60
の移動方向を示し、矢印69は屋根用踏板60の回転方
向を示す。なお、72は軒であり、73は下屋根であ
り、74はスレート瓦であり、75は樋であり、76は
窓である。作業者77が脚立78に登って屋根用踏板6
0を片流れ屋根70に設置しようとしている。図9は、
屋根用踏板60を鋸屋根80に設置する場合を示す。な
お、81は棟であり、82は樋であり、83は窓であ
る。
【0019】以上の構成により、上記第1の実施の形態
と同様に、屋根用踏板60を片流れ屋根70及び鋸屋根
80に設置すること及び片流れ屋根70及び鋸屋根80
に設置された屋根用踏板60を取り外すことが容易にな
る。なお、キャスター66、67の役割は上記キャスタ
ー16、17の役割を同様である。
【0020】図10は第4の実施の形態を示し、図11
は該第4の実施の形態の使用例を示す。なお、図10
(a)は正面を示し、図10(b)は側面を示す。図1
0及び図11において、屋根用踏板90は、踏板本体9
1、係止部92及びキャスター93、94からなる。踏
板本体91は、上記踏板本体11と同様のものであり、
横木91cが踏板本体91の表面91aに固定され、板
状ゴム91dが踏板本体91の裏面91bに取り付けら
れている。係止部92はフープ状であり、係止部92の
基部分92aはねじ92bにより踏板本体91の一端9
1fに固定されている。キャスター93はボルト93a
により踏板本体91の一端91fに固定され、キャスタ
ー94はボルト94aにより踏板本体91の一端91f
に固定されている。図11においては、屋根用踏板90
が尖塔屋根95に設置されている。この場合、係止部9
2が尖塔屋根95の棟96に係止されている。なお、9
7は軒であり、98は梯子である。
【0021】以上の構成により、屋根用踏板90の係止
部92を尖塔屋根95の棟96に容易に着脱自在に係止
することができる。このため、屋根用踏板90を尖塔屋
根95上に設置すること及び尖塔屋根95上に設置され
た屋根用踏板90を取り外すことが容易になる。なお、
キャスター93、94の役割は上記キャスター16、1
7と同様である。
【0022】
【発明の効果】本願の第1の発明に係わる屋根用踏板に
よれば、屋根用踏板を屋根上に設置すること及び屋根上
に設置された屋根用踏板を取り外すことが容易になる。
この場合、作業者が屋根上に設置された屋根用踏板上を
容易に踏み渡ることができ、更に該屋根用踏板は作業用
の足場にもなる。このため、屋根上での作業が著しく安
全になる。更に、第2の発明に係わる屋根用踏板によれ
ば、上記第1の発明による効果とともに、屋根用踏板の
係止部を屋根の棟に係止することが容易になるので、屋
根用踏板を屋根上に設置することが一層容易になる。更
に、第3の発明に係わる屋根用踏板によれば、上記第2
の発明の効果とともに、種々の勾配の屋根に屋根用踏板
を設置することが容易になる。更に、第4の発明に係わ
る屋根用踏板によれば、上記第1の発明の効果ととも
に、係止部を尖塔屋根に係止することが容易になる。更
に、第5の発明に係わる屋根用踏板によれば、上記第1
〜第4の発明の効果とともに、屋根用踏板を屋根上に設
置することが一層容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施の形態の斜視図である。
【図2】前記第1の実施の形態の使用例の説明図であ
る。
【図3】図2の要部の拡大詳細図である。
【図4】第2の実施の形態の要部を示す斜視図である。
【図5】前記第2の実施の形態の使用例の説明図であ
る。
【図6】前記第2の実施の形態を使用する屋根の説明図
である。
【図7】第3の実施の形態の要部を示す斜視図である。
【図8】前記第3の実施の形態の使用例の説明図であ
る。
【図9】前記第3の実施の形態の他の使用例の説明図で
ある。
【図10】第4の実施の形態の要部の説明図である。
【図11】前記第4の実施の形態の使用例の説明図であ
る。
【符号の説明】
10 屋根用踏板 11 踏板本体 11e 踏板本体の一端 12 係止部 13 係止部のアーム 16、17 キャスター 20 切妻屋根 21 棟 30 屋根用踏板 31 踏板本体 31e 踏板本体の一端 32 係止部 33、34 係止部のアーム 35 角度調節部分 38、39 キャスター 40 屋根 41 棟 50a、50b、50c 屋根 51a、51b、51c 棟 60 屋根用踏板 61 踏板本体 61e 踏板本体の一端 62 係止部 63 係止部のアーム 66、67 キャスター 70 片流れ屋根 71 棟 80 鋸屋根 81 棟 90 屋根用踏板 91 踏板本体 91e 踏板本体の一端 92 係止部 93、94 キャスター 95 尖塔屋根 96 棟

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 踏板本体と、該踏板本体の一端に連結さ
    れ、屋根の棟に係止可能な係止部とを具備することを特
    徴とする屋根用踏板。
  2. 【請求項2】 係止部が湾曲したアーム状であることを
    特徴とする請求項1記載の屋根用踏板。
  3. 【請求項3】 アーム状係止部の湾曲の角度を調節する
    角度調節手段を具備することを特徴とする請求項2記載
    の屋根用踏板。
  4. 【請求項4】 係止部がフープ状であることを特徴とす
    る請求項1記載の屋根用踏板。
  5. 【請求項5】 キャスターが係止部又は踏板本体の一端
    側に取り付けられていることを特徴とする請求項1、
    2、3又は4記載の屋根用踏板。
JP7270254A 1995-10-18 1995-10-18 屋根用踏板 Expired - Lifetime JP2872088B2 (ja)

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