JP3009141B2 - 傾斜地歩行用補助具 - Google Patents
傾斜地歩行用補助具Info
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- JP3009141B2 JP3009141B2 JP10107273A JP10727398A JP3009141B2 JP 3009141 B2 JP3009141 B2 JP 3009141B2 JP 10107273 A JP10107273 A JP 10107273A JP 10727398 A JP10727398 A JP 10727398A JP 3009141 B2 JP3009141 B2 JP 3009141B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- footrest
- ground
- claw
- grounding
- Prior art date
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- Expired - Fee Related
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A43—FOOTWEAR
- A43C—FASTENINGS OR ATTACHMENTS OF FOOTWEAR; LACES IN GENERAL
- A43C15/00—Non-skid devices or attachments
- A43C15/09—Equipment associated with footwear for walking on inclines to compensate for angle of inclination
Landscapes
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Description
【０００１】
【発明が属する技術分野】本発明は、例えば山地の果樹
園等の傾斜地での農作業や登山等を行う際に足元を略水
平に保つための傾斜地歩行用補助具に関する。
園等の傾斜地での農作業や登山等を行う際に足元を略水
平に保つための傾斜地歩行用補助具に関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば、山地の果樹園等の傾斜地で種々
の作業を行う場合には、足元が不安定で滑りやすく、作
業がしずらい。そのため長時間作業を行うのは難儀であ
り、疲労もしやすい。そこで従来、靴の下面に装着して
足元を略水平に保持する補助具が種々提案されている
（例えば実公昭４８−３０４４７号、実公平６−２５１
３１号公報等参照）。
の作業を行う場合には、足元が不安定で滑りやすく、作
業がしずらい。そのため長時間作業を行うのは難儀であ
り、疲労もしやすい。そこで従来、靴の下面に装着して
足元を略水平に保持する補助具が種々提案されている
（例えば実公昭４８−３０４４７号、実公平６−２５１
３１号公報等参照）。
【０００３】ところが、従来の補助具は、主として歩行
者の前後方向もしくは左右方向のいずれか一方の傾斜を
補正することを意図したもので、全方向的な傾斜を補正
することはできない等の不具合があり、本出願人は先に
特開平９−１０８０１０号において、歩行者の前後方向
および左右方向のいずれの方向の傾斜地に対しても足元
を略水平に保持することのできる補助具を提案した。
者の前後方向もしくは左右方向のいずれか一方の傾斜を
補正することを意図したもので、全方向的な傾斜を補正
することはできない等の不具合があり、本出願人は先に
特開平９−１０８０１０号において、歩行者の前後方向
および左右方向のいずれの方向の傾斜地に対しても足元
を略水平に保持することのできる補助具を提案した。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
傾斜地歩行用補助具の改良に関するもので、傾斜面上で
の滑りを良好に防止できるようにすることを目的とす
る。
傾斜地歩行用補助具の改良に関するもので、傾斜面上で
の滑りを良好に防止できるようにすることを目的とす
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明による傾斜地歩行用補助具は、以下の構成と
したものである。
めに本発明による傾斜地歩行用補助具は、以下の構成と
したものである。
【０００６】即ち、少なくとも地面に当接する接地板
と、その接地板の上方に配置される足載板とを備え、傾
斜地での上記接地板の傾動に拘わらず足載板を常時略水
平に保持し得るようにした傾斜地歩行用補助具におい
て、上記接地板の下面側に突出する滑り止め用スパイク
を傾動可能に設け、上記接地板の傾動に拘わらず上記ス
パイクが常時足載板と略直交する方向に向くように構成
したことを特徴とする。
と、その接地板の上方に配置される足載板とを備え、傾
斜地での上記接地板の傾動に拘わらず足載板を常時略水
平に保持し得るようにした傾斜地歩行用補助具におい
て、上記接地板の下面側に突出する滑り止め用スパイク
を傾動可能に設け、上記接地板の傾動に拘わらず上記ス
パイクが常時足載板と略直交する方向に向くように構成
したことを特徴とする。
【０００７】具体的には、例えば前記接地板と足載板と
を互いに前後方向および左右方向に傾動可能に構成し、
その接地板と足載板との間に、周方向にそれぞれ多数の
係止爪を有する略半円弧状の前後方向および左右方向の
傾動阻止用爪板を、前記接地板または足載板に対して傾
動可能に設けると共に、その各爪板の係止爪に選択的に
係合して傾斜地での接地板の傾動に拘らず足載板を常時
略水平に保持する係合爪付き係合片を設け、上記両爪板
の少なくとも一方の接地板または足載板に対する傾動動
作に連動して前記スパイクが接地板の傾動に拘わらず常
時足載板と略直交する方向に向くように構成する。
を互いに前後方向および左右方向に傾動可能に構成し、
その接地板と足載板との間に、周方向にそれぞれ多数の
係止爪を有する略半円弧状の前後方向および左右方向の
傾動阻止用爪板を、前記接地板または足載板に対して傾
動可能に設けると共に、その各爪板の係止爪に選択的に
係合して傾斜地での接地板の傾動に拘らず足載板を常時
略水平に保持する係合爪付き係合片を設け、上記両爪板
の少なくとも一方の接地板または足載板に対する傾動動
作に連動して前記スパイクが接地板の傾動に拘わらず常
時足載板と略直交する方向に向くように構成する。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
に基づいて具体的に説明する。図１は本発明による傾斜
地歩行用補助具の一実施形態の正面図、図２はその側面
図である。図において、１は接地板、２はその接地板１
の上方に設けた足載板で、その足載板２上には足または
靴を載置して固定するバンド３１・３２と、その各バン
ドを掛止するバンド掛止部材３３・３４等が備えられて
いる。
に基づいて具体的に説明する。図１は本発明による傾斜
地歩行用補助具の一実施形態の正面図、図２はその側面
図である。図において、１は接地板、２はその接地板１
の上方に設けた足載板で、その足載板２上には足または
靴を載置して固定するバンド３１・３２と、その各バン
ドを掛止するバンド掛止部材３３・３４等が備えられて
いる。
【０００９】上記接地板１と足載板２との間には、外周
面側にそれぞれ多数の係止爪４ａを有する略半円弧状の
前後方向の傾動阻止用爪板４Ａと左右方向の傾動阻止用
爪板４Ｂとを設けると共に、その各爪板４Ａ・４Ｂの係
止爪４ａにそれぞれ選択的に係合する係合爪５ａ付きの
係合片５Ａ・５Ｂがそれぞれ一対ずつ設けられている。
面側にそれぞれ多数の係止爪４ａを有する略半円弧状の
前後方向の傾動阻止用爪板４Ａと左右方向の傾動阻止用
爪板４Ｂとを設けると共に、その各爪板４Ａ・４Ｂの係
止爪４ａにそれぞれ選択的に係合する係合爪５ａ付きの
係合片５Ａ・５Ｂがそれぞれ一対ずつ設けられている。
【００１０】前後方向の傾動阻止用爪板４Ａは、その両
端部を図２に示すように接地板１の上面に取付けた軸受
部材６に横軸６ａで左右方向に傾動可能に連結保持さ
れ、左右方向の傾動阻止用爪板４Ｂは、同様に図３に示
すように接地板１の上面に取付けた軸受部材７に横軸７
ａで前後方向に傾動可能に連結保持されている。その両
爪板４Ａ・４Ｂは、接地板１に対して直角に起立させた
状態では互いに直交するように配置されている。
端部を図２に示すように接地板１の上面に取付けた軸受
部材６に横軸６ａで左右方向に傾動可能に連結保持さ
れ、左右方向の傾動阻止用爪板４Ｂは、同様に図３に示
すように接地板１の上面に取付けた軸受部材７に横軸７
ａで前後方向に傾動可能に連結保持されている。その両
爪板４Ａ・４Ｂは、接地板１に対して直角に起立させた
状態では互いに直交するように配置されている。
【００１１】上記各爪板４Ａ・４Ｂに係合する係合片５
Ａ・５Ｂは、それぞれ断面逆Ｌ字形の一対の支持板８・
８、９・９間に一体的に固着され、その両支持板８・
８、９・９間の係合片５Ａ・５Ｂの下方には、上記各爪
板４Ａ・４Ｂが周方向に摺動可能に配置されている。上
記各支持板８・８、９・９の上部は、それぞれＬ字状に
折り曲げられ、支持板８・８の上部折曲部８ａ・８ａは
足載板２の下面に溶接等で一体的に固着され、支持板９
・９の上部折曲部９ａ・９ａは回動支軸１０を介して足
載板２に回動可能に連結されている。
Ａ・５Ｂは、それぞれ断面逆Ｌ字形の一対の支持板８・
８、９・９間に一体的に固着され、その両支持板８・
８、９・９間の係合片５Ａ・５Ｂの下方には、上記各爪
板４Ａ・４Ｂが周方向に摺動可能に配置されている。上
記各支持板８・８、９・９の上部は、それぞれＬ字状に
折り曲げられ、支持板８・８の上部折曲部８ａ・８ａは
足載板２の下面に溶接等で一体的に固着され、支持板９
・９の上部折曲部９ａ・９ａは回動支軸１０を介して足
載板２に回動可能に連結されている。
【００１２】また各支持板８・８間の下部には、上記半
円弧状爪板４Ａの内周面に当接するローラ８ｂが回転自
由に設けられ、両支持板９・９の下端面と接地板１の上
面との間には、両支持板９・９を介して中間板２と接地
板１とを互いに離間する方向に常時移動付勢するコイル
ばね１１が縮設されている。そのコイルばね１１によっ
て自由状態においては図１〜３に示すように前記の各係
合片５Ａ・５Ｂの係合爪５ａと、各爪板４Ａ・４Ｂの係
止爪４ａとの係合が解除され、接地板１と足載板２とが
互いに前後方向および左右方向に傾動可能となる。
円弧状爪板４Ａの内周面に当接するローラ８ｂが回転自
由に設けられ、両支持板９・９の下端面と接地板１の上
面との間には、両支持板９・９を介して中間板２と接地
板１とを互いに離間する方向に常時移動付勢するコイル
ばね１１が縮設されている。そのコイルばね１１によっ
て自由状態においては図１〜３に示すように前記の各係
合片５Ａ・５Ｂの係合爪５ａと、各爪板４Ａ・４Ｂの係
止爪４ａとの係合が解除され、接地板１と足載板２とが
互いに前後方向および左右方向に傾動可能となる。
【００１３】さらに前記接地板１には、その下面側に突
出する滑り止め用のスパイクを設けたもので、図の実施
形態においては接地板１の前後方向２箇所に、左右方向
に傾動可能な可動スパイク１２を左右一対ずつ設けると
共に、接地板１に固定の補助スパイク１３を接地板１の
下面に複数個設けた構成である。上記各可動スパイク１
２は軸受部材１４および横軸１４ａを介して接地板１に
傾動可能に取付けられ、互いに対をなす左右のスパイク
１２・１２の上部は、接地板１と略平行なリンク１５の
両端部に連結軸１６を介して揺動可能に連結すると共
に、そのリンク１５の中央部は軸ピン１７により前記爪
板４Ａに回動可能に連結されている。
出する滑り止め用のスパイクを設けたもので、図の実施
形態においては接地板１の前後方向２箇所に、左右方向
に傾動可能な可動スパイク１２を左右一対ずつ設けると
共に、接地板１に固定の補助スパイク１３を接地板１の
下面に複数個設けた構成である。上記各可動スパイク１
２は軸受部材１４および横軸１４ａを介して接地板１に
傾動可能に取付けられ、互いに対をなす左右のスパイク
１２・１２の上部は、接地板１と略平行なリンク１５の
両端部に連結軸１６を介して揺動可能に連結すると共
に、そのリンク１５の中央部は軸ピン１７により前記爪
板４Ａに回動可能に連結されている。
【００１４】上記の構成において、例えば果樹園等の傾
斜地で作業を行う際には、図１および図２の鎖線示のよ
うに例えば靴Ｓを履いたままで足載板２上に足を載せ、
バンド２４・２５で固定する。その状態で、足を地面か
ら引き上げると、接地板１および爪板４Ａ・４Ｂがその
自重とばね１１によって下降移動して、図１〜図３のよ
うに各爪板４Ａ・４Ｂの係止爪４ａと係合片５Ａ・５Ｂ
の係合爪５ａとの係合が解除されると共に、前後方向の
傾動阻止用爪板４Ａの内周面に支持板８・８間の設けた
ローラ８ｂが当接して、接地板１は中間板２および足載
板２に対して前後方向および左右方向に自由に傾動可能
となる。
斜地で作業を行う際には、図１および図２の鎖線示のよ
うに例えば靴Ｓを履いたままで足載板２上に足を載せ、
バンド２４・２５で固定する。その状態で、足を地面か
ら引き上げると、接地板１および爪板４Ａ・４Ｂがその
自重とばね１１によって下降移動して、図１〜図３のよ
うに各爪板４Ａ・４Ｂの係止爪４ａと係合片５Ａ・５Ｂ
の係合爪５ａとの係合が解除されると共に、前後方向の
傾動阻止用爪板４Ａの内周面に支持板８・８間の設けた
ローラ８ｂが当接して、接地板１は中間板２および足載
板２に対して前後方向および左右方向に自由に傾動可能
となる。
【００１５】上記の状態で、例えば図３のように左右方
向に傾斜した地面Ｇに接地板１を軽く当接させると、そ
の地面Ｇの傾斜に沿って接地板１が軸受部材６の横軸６
ａを中心に図３で時計方向に傾動する。そのとき、前後
方向の傾動阻止用爪板４Ａは傾動することなく支持板８
・８間において略上下方向に起立した状態にあり、左右
方向の傾動阻止用爪板４Ｂは支持板９・９間を摺動して
接地板１と一体に傾動する。
向に傾斜した地面Ｇに接地板１を軽く当接させると、そ
の地面Ｇの傾斜に沿って接地板１が軸受部材６の横軸６
ａを中心に図３で時計方向に傾動する。そのとき、前後
方向の傾動阻止用爪板４Ａは傾動することなく支持板８
・８間において略上下方向に起立した状態にあり、左右
方向の傾動阻止用爪板４Ｂは支持板９・９間を摺動して
接地板１と一体に傾動する。
【００１６】また接地板１の傾動に伴って可動スパイク
１２も横軸６ａを中心に図３で時計方向に傾動すると共
に、リンク１５も軸ピン１７を中心に同方向に傾動し、
そのリンク１５と接地板１および互いに対をなす左右の
可動スパイク１２・１２がそれぞれ平行リンクの作用を
して可動スパイク１２・１２は接待板１の傾動に拘わら
ず常時足載板２と略直交する方向、すなわち略上下方向
に起立した状態に保持される。
１２も横軸６ａを中心に図３で時計方向に傾動すると共
に、リンク１５も軸ピン１７を中心に同方向に傾動し、
そのリンク１５と接地板１および互いに対をなす左右の
可動スパイク１２・１２がそれぞれ平行リンクの作用を
して可動スパイク１２・１２は接待板１の傾動に拘わら
ず常時足載板２と略直交する方向、すなわち略上下方向
に起立した状態に保持される。
【００１７】その状態で足載板２を略水平に保ったまま
足を押し下げると、可動スパイク１２および補助スパイ
ク１３が地面Ｇに食い込むと同時に、足載板２がばね１
１に抗して下降する。すると、係合片５Ａの係合爪５ａ
が、前後方向の傾動阻止用爪板４Ａの係止爪４ａに係合
して足載板２の前後方向の傾動が阻止されると同時に係
合片５Ｂの係合爪５ａが爪板４Ｂの係止爪４ａに係合し
て足載板２の左右方向の傾動が阻止される。
足を押し下げると、可動スパイク１２および補助スパイ
ク１３が地面Ｇに食い込むと同時に、足載板２がばね１
１に抗して下降する。すると、係合片５Ａの係合爪５ａ
が、前後方向の傾動阻止用爪板４Ａの係止爪４ａに係合
して足載板２の前後方向の傾動が阻止されると同時に係
合片５Ｂの係合爪５ａが爪板４Ｂの係止爪４ａに係合し
て足載板２の左右方向の傾動が阻止される。
【００１８】上記のようにして傾斜地での接地板１の傾
斜に拘らず足載板２が常時略水平に保持されて足元の安
定性を良好に確保できると共に、可動スパイク１２が常
時足載板２と略直交する方向、すなわち常時上下方向に
起立した状態に保持され、傾斜地での滑りを可及的に低
減することが可能となるものである。
斜に拘らず足載板２が常時略水平に保持されて足元の安
定性を良好に確保できると共に、可動スパイク１２が常
時足載板２と略直交する方向、すなわち常時上下方向に
起立した状態に保持され、傾斜地での滑りを可及的に低
減することが可能となるものである。
【００１９】特に図の実施形態においては地面Ｇが上記
図３のように接地板１の左右方向に傾斜している場合に
限らず、図４のように前後方向に傾斜している場合に
も、足載板２を略水平に保つことが可能であり、さらに
は左右方向および前後方向の両方向に傾斜している場合
にも足載板２を常時略水平に保つことができる。
図３のように接地板１の左右方向に傾斜している場合に
限らず、図４のように前後方向に傾斜している場合に
も、足載板２を略水平に保つことが可能であり、さらに
は左右方向および前後方向の両方向に傾斜している場合
にも足載板２を常時略水平に保つことができる。
【００２０】なお、上記のように地面Ｇが足載板２の前
後方向および左右方向の両方向に傾斜している場合に
は、前後方向の傾動阻止用爪板４Ａの板面と、左右方向
の傾動阻止用爪板４Ｂの板面とは互いに直交せず、爪板
４Ｂは爪板４Ａに対して直交方向以外の方向にずれるよ
うな作用を受けるが、そのずれは爪板４Ｂが両支持板９
・９とともに足載板２に対して前記回動支軸１０を中心
に回動することによって吸収される。
後方向および左右方向の両方向に傾斜している場合に
は、前後方向の傾動阻止用爪板４Ａの板面と、左右方向
の傾動阻止用爪板４Ｂの板面とは互いに直交せず、爪板
４Ｂは爪板４Ａに対して直交方向以外の方向にずれるよ
うな作用を受けるが、そのずれは爪板４Ｂが両支持板９
・９とともに足載板２に対して前記回動支軸１０を中心
に回動することによって吸収される。
【００２１】また図示例の接地板１および足載板２の前
後方向の長さは左右方向（幅方向）の長さよりも長く、
左右方向の傾斜よりも前後方向の傾斜に対して安定性が
高いため、図の実施形態においては、図４のように前後
方向に傾斜したとき可動スパイク１２が接地板１に対し
て略垂直な状態のままで接地板１と一体に傾動して足載
板２とは直交しない構成であるが、上記のような前後方
向の傾斜に対しても前記図３と同様に可動スパイク１２
が足載板２と直交する方向に向くように構成することも
できる。さらに左右方向および前後方向のいずれの方向
に傾斜した場合にも可動スパイク１２が足載板２と直交
する方向、すなわち常時鉛直方向に向くように構成する
ことも可能である。
後方向の長さは左右方向（幅方向）の長さよりも長く、
左右方向の傾斜よりも前後方向の傾斜に対して安定性が
高いため、図の実施形態においては、図４のように前後
方向に傾斜したとき可動スパイク１２が接地板１に対し
て略垂直な状態のままで接地板１と一体に傾動して足載
板２とは直交しない構成であるが、上記のような前後方
向の傾斜に対しても前記図３と同様に可動スパイク１２
が足載板２と直交する方向に向くように構成することも
できる。さらに左右方向および前後方向のいずれの方向
に傾斜した場合にも可動スパイク１２が足載板２と直交
する方向、すなわち常時鉛直方向に向くように構成する
ことも可能である。
【００２２】また前記の実施形態では、爪板４Ａ・４Ｂ
に係合する係合片５Ａ・５Ｂを、支持板８・８、９・９
間に配置したが、足載板２や前記回動支軸１０に直接取
付けるようにしてもよく、また爪板４Ａ・４Ｂの係止爪
４ａおよび係合片５Ａ・５Ｂの係合爪５ａの個数や形状
等は図示例の構成に限らず適宜変更可能である。
に係合する係合片５Ａ・５Ｂを、支持板８・８、９・９
間に配置したが、足載板２や前記回動支軸１０に直接取
付けるようにしてもよく、また爪板４Ａ・４Ｂの係止爪
４ａおよび係合片５Ａ・５Ｂの係合爪５ａの個数や形状
等は図示例の構成に限らず適宜変更可能である。
【００２３】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、地面に当
接する接地板１と、その上方に配置される足載板２とを
備え、傾斜地での接地板１の傾動に拘わらず足載板２を
常時略水平に保持し得るようにした傾斜地歩行用補助具
において、接地板１の下面側に突出する滑り止め用スパ
イク１２を傾動可能に設け、接地板１の傾動に拘わらず
スパイク１２が常時足載板２と略直交する方向に向くよ
うに構成したので、傾斜地での滑りを良好に防止するこ
とが可能となり、足元を常時略水平に保つことができる
ことと相まって安定性のよい傾斜地歩行用補助具を提供
できる等の効果がある。
接する接地板１と、その上方に配置される足載板２とを
備え、傾斜地での接地板１の傾動に拘わらず足載板２を
常時略水平に保持し得るようにした傾斜地歩行用補助具
において、接地板１の下面側に突出する滑り止め用スパ
イク１２を傾動可能に設け、接地板１の傾動に拘わらず
スパイク１２が常時足載板２と略直交する方向に向くよ
うに構成したので、傾斜地での滑りを良好に防止するこ
とが可能となり、足元を常時略水平に保つことができる
ことと相まって安定性のよい傾斜地歩行用補助具を提供
できる等の効果がある。
【図１】本発明による傾斜地歩行用補助具の一実施形態
を示す正面図。
を示す正面図。
【図２】上記実施形態の側面図。
【図３】左右方向の傾斜地での使用状態を示す正面図。
【図４】前後方向の傾斜地での使用状態を示す側面図。
１ 接地板 ２ 足載板 ４Ａ 前後方向傾動阻止用爪板 ４Ｂ 左右方向傾動阻止用爪板 ４ａ 係止爪 ５Ａ、５Ｂ 係合片 ５ａ 係合片 Ｓ 靴 Ｇ 地面
Claims (2)
- 【請求項１】 少なくとも地面に当接する接地板と、そ
の接地板の上方に配置される足載板とを備え、傾斜地で
の上記接地板の傾動に拘わらず足載板を常時略水平に保
持し得るようにした傾斜地歩行用補助具において、上記
接地板の下面側に突出する滑り止め用スパイクを傾動可
能に設け、上記接地板の傾動に拘わらず上記スパイクが
常時足載板と略直交する方向に向くように構成したこと
を特徴とする傾斜地歩行用補助具。 - 【請求項２】 前記接地板と足載板とを互いに前後方向
および左右方向に傾動可能に構成し、その接地板と足載
板との間に、周方向にそれぞれ多数の係止爪を有する略
半円弧状の前後方向および左右方向の傾動阻止用爪板
を、前記接地板または足載板に対して傾動可能に設ける
と共に、その各爪板の係止爪に選択的に係合して傾斜地
での接地板の傾動に拘らず足載板を常時略水平に保持す
る係合爪付き係合片を設け、上記両爪板の少なくとも一
方の接地板または足載板に対する傾動動作に連動して前
記スパイクが接地板の傾動に拘わらず常時足載板と略直
交する方向に向くように構成してなる請求項１記載の傾
斜地歩行用補助具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10107273A JP3009141B2 (ja) | 1998-04-17 | 1998-04-17 | 傾斜地歩行用補助具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10107273A JP3009141B2 (ja) | 1998-04-17 | 1998-04-17 | 傾斜地歩行用補助具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11299503A JPH11299503A (ja) | 1999-11-02 |
| JP3009141B2 true JP3009141B2 (ja) | 2000-02-14 |
Family
ID=14454893
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10107273A Expired - Fee Related JP3009141B2 (ja) | 1998-04-17 | 1998-04-17 | 傾斜地歩行用補助具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3009141B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102330816B1 (ko) * | 2019-12-19 | 2021-11-23 | 이석춘 | 호차를 구비한 창짝프레임 결합용 코너브라켓 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE112020000703A5 (de) * | 2019-02-06 | 2021-10-28 | Steffen Bank | Gehvorrichtung zum Begehen von Solarpaneelen |
-
1998
- 1998-04-17 JP JP10107273A patent/JP3009141B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102330816B1 (ko) * | 2019-12-19 | 2021-11-23 | 이석춘 | 호차를 구비한 창짝프레임 결합용 코너브라켓 |
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|---|---|
| JPH11299503A (ja) | 1999-11-02 |
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