JP2775147B2 - 傾斜地歩行用補助具 - Google Patents

傾斜地歩行用補助具

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JP2775147B2 JP29340695A JP29340695A JP2775147B2 JP 2775147 B2 JP2775147 B2 JP 2775147B2 JP 29340695 A JP29340695 A JP 29340695A JP 29340695 A JP29340695 A JP 29340695A JP 2775147 B2 JP2775147 B2 JP 2775147B2
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、例えば山地の果樹
園等の傾斜地での農作業や登山等を行う際に足元を略水
平に保つための歩行用補助具に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、山地の果樹園等の傾斜地で種々
の作業を行う場合には、足元が不安定で滑りやすく、作
業がしずらい。そのため長時間作業を行うのは難儀であ
り、疲労もしやすい。そこで従来、靴の下面に装着して
足元を略水平に保持する補助具が種々提案されている
(例えば実公昭48−30447号、実公平6−251
31号公報等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の補助
具は必ずしも満足できるものではなく、特に上記公報の
ものは、主として歩行者の前後方向もしくは左右方向の
いずれか一方の傾斜を補正することを意図したもので、
全方向的な傾斜を補正することはできない、また補正で
きる傾斜角度が限られる等の不具合があった。
【0004】本発明は上記の問題点に鑑みて提案された
もので、歩行者の前後方向および左右方向のいずれの方
向の傾斜地に対しても足元を略水平に保持することので
きる傾斜地歩行用補助具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明による傾斜地歩行用補助具は、以下の構成と
したものである。
【0006】即ち、少なくとも地面に当接する接地板
と、その接地板の上方に配置される足載板とを備え、そ
の足載板と接地板とを互いに前後方向および左右方向に
傾動可能に構成し、その接地板と足載板との間に、周方
向にそれぞれ多数の係止爪を有する略半円弧状の前後方
向傾動阻止用爪板および左右方向傾動阻止用爪板と、そ
の各爪板の係止爪に選択的に係合して傾斜地での接地板
の傾動に拘らず足載板を常時略水平に保持する係合爪付
き係合片とを設けたことを特徴とする。
【0007】
【作用】上記のように足載板と接地板とを互いに前後方
向および左右方向に傾動可能に構成し、その接地板と足
載板との間に、周方向に多数の係止爪を有する前後方向
および左右方向の傾動阻止用爪板と、その各爪板の係止
爪に選択的に係合して傾斜地での接地板の傾動に拘らず
足載板を常時略水平に保持する係合爪付き係合片とを設
けたことによって、前後方向および左右方向のいずれの
方向の傾斜地に対しても上記足載板に載置される歩行者
の足元を常時略水平に保つことが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施例に
基づいて具体的に説明する。図1は本発明による傾斜地
歩行用補助具の一実施例を示す側面図、図2はその拡大
側面図、図3は拡大正面図、図4は拡大平面図、図5は
図2におけるA−A線断面図、図6は図5におけるB−
B線断面図である。
【0009】図において、1は接地板で、その下面には
多数のスパイク1aが取付けられている。その接地板1
の上方には中間板2を介して足載板3が配設され、その
接地板1と中間板2との間には、外周面側にそれぞれ多
数の係止爪4aを有する略半円弧状の前後方向傾動阻止
用爪板4Aおよび左右方向傾動阻止用爪板4Bと、その
爪板4A・4Bの係止爪4aにそれぞれ選択的に係合す
る係合爪5a付きの係合片5A・5Bとがそれぞれ一対
ずつ設けられている。
【0010】前後方向の傾動阻止用爪板4Aは、その両
端部を図2に示すように接地板1の上面に取付けた軸受
部材6に横軸6aで左右方向に傾動可能に連結保持さ
れ、左右方向の傾動阻止用爪板4Bは、同様に図3に示
すように接地板1の上面に取付けた軸受部材7に横軸7
aで前後方向に傾動可能に連結保持されている。その両
爪板4A・4Bは、接地板1に対して直角に起立させた
状態では互いに直交するように配置されている。
【0011】また上記各爪板4A・4Bに係合する係合
片5A・5Bは、それぞれ断面逆L字形の一対の支持板
8・8、9・9間に一体的に固着され、その両支持板8
・8、9・9間の係合片5A・5Bの下方には、上記各
爪板4A・4Bが周方向に摺動可能に配置されている。
上記各支持板8・8の上部は中間板2の下面に溶接等で
一体的に固着され、その両支持板8・8間の下部には上
記半円弧状爪板4Aの内周面に当接するローラ10が回
転自由に設けられている。
【0012】一方、上記両支持板9・9の上部は、連結
板11を介して中間板2にねじ12とナット13等で連
結され、その連結板11と中間板2とは連結軸14で回
動可能に連結されている。それによって両支持板9・9
および係合片5Bは、連結板11と共に連結軸14を中
心に中間板2に対して回動可能であり、そのとき上記ね
じ12が両支持板9・9および連結板11とともに回動
し得るように中間板2に図4に示すように円弧状の長孔
15が形成されている。
【0013】また両支持板9・9の下端面と接地板1の
上面との間には、両支持板9・9を介して中間板2と接
地板1とを互いに離間する方向に常時移動付勢するコイ
ルばね16が縮設されている。そのコイルばね16によ
って自由状態においては図1〜3に示すように前記の各
係合片5A・5Bの係合爪5aと、各爪板4A・4Bの
係止爪4aとの係合が解除され、接地板1と中間板2お
よび足載板3とが互いに前後方向および左右方向に傾動
可能となる。
【0014】さらに上記足載板3は、その前部3aと後
部3bとを別体に形成し、その前部3aは間隔保持部材
17を介して中間板2に固着され、後部3bはヒンジ1
8を介して前部3aに対して図2の鎖線示のように上下
傾動可能に連結されている。19は後部3bの下降位置
決めストッパ、20は後部3bの上昇範囲を規制するス
トッパピンで、そのストッパピン20には後部3bを常
時ストッパ19に当接する方向に付勢するコイルばね2
1が設けられている。22は靴の踵を載置固定する踵固
定枠、23はバンド係止部材で、その踵固定枠22およ
びバンド係止部材23には、靴を固定するバンド24・
25が備えられている。26は中間板2と接地板1との
間の周縁部を囲むようにして設けた蛇腹状の泥よけ用の
カバーである。
【0015】上記の構成において、例えば果樹園等の傾
斜地で作業を行う際には、足載板3に図1の鎖線示のよ
うに靴Sと共に足を載せ、バンド24・25で固定す
る。その状態で、足を地面から引き上げると、接地板1
および爪板4A・4Bがその自重とばね16によって下
降移動して、図1〜図3のように各爪板4A・4Bの係
止爪4aと係合片5A・5Bの係合爪5aとの係合が解
除されると共に、前後方向の傾動阻止用爪板4Aの内周
面に支持板8・8間の設けたローラ10が当接して、接
地板1は中間板2および足載板3に対して前後方向およ
び左右方向に自由に傾動可能となる。
【0016】その状態で、図2および図3の鎖線示のよ
うに傾斜した地面Gに接地板1を軽く当接させると、そ
の地面Gの傾斜に倣って接地板1が傾斜する。そのとき
各爪板4A・4Bは、それぞれ支持板8・8、9・9間
を摺動して接地板1と一体に傾動する。その状態で足載
板3および中間板2を略水平状態に保ったままで足を下
方に軽く踏み込むと、接地板1の下面のスパイク1aが
地面Gに食い込むと同時に、足載板3と共に中間板2が
ばね16に抗して下降する。
【0017】すると、係合片5Aの係合爪5aが、前後
方向の傾動阻止用爪板4Aの係止爪4aに係合して中間
板2および足載板3の前後方向の傾動が阻止されると同
時に係合片5Bの係合爪5aが爪板4Bの係止爪6aに
係合して中間板2および足載板3の左右方向の傾動が阻
止される。その結果、地面Gの傾斜に拘らず中間板2お
よび足載板3を略水平に保持することができるもので、
特に地面Gが足載板3の前後方向および左右方向のいず
れか一方に傾斜している場合はもとより、両方向に傾斜
している場合でも足載板3を常時略水平に保つことがで
きる。
【0018】なお、上記のように地面Gが足載板3の前
後方向および左右方向の両方向に傾斜している場合に
は、前後方向の傾動阻止用爪板4Aの板面と、左右方向
の傾動阻止用爪板4Bの板面とは互いに直交せず、爪板
4Bは爪板4Aに対して直交方向以外の方向にずれるよ
うな作用を受けるが、そのずれは爪板4Bが両支持板9
・9および連結板11とともに中間板2に対して前記連
結軸14を中心に回動することによって吸収される。
【0019】上記のようにして本発明の傾斜地歩行用補
助具は、地面Gの傾斜方向や傾斜角度の如何に拘らず爪
板4A・4Bに対する係合片5A・5Bの係合位置が一
歩毎に自動的に選択されて係合することによって足載板
3を常時略水平に保つことができる。また荷重が大きい
ほど係合状態が安定する等の利点がある。
【0020】なお上記実施例では足載板3を前後2分割
に構成したが、1枚板で構成してもよく、また接地板1
と足載板3との間に中間板2を介在させたが、その中間
板2を省略して足載板3に直接前記の係合片5A・5B
等を取付けるようにしてもよい。さらに雪の斜面で作業
を行ったり歩行する際には、必要に応じて接地板1の下
面にかんじき等を取付けることもできる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明による傾斜地
歩行用補助具は、前記の構成であるから、傾斜地が歩行
者の前後方向および左右方向の両方向に傾斜している場
合にも、またその傾斜角度の如何に拘らず歩行者の足元
を常時略水平に保つことができるもので、この種の傾斜
地歩行用補助具として有効適切である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による傾斜地歩行用補助具の一実施例を
示す側面図。
【図2】上記実施例の拡大側面図。
【図3】上記実施例の拡大正面図。
【図4】上記実施例の拡大平面図。
【図5】図2におけるA−A線断面図。
【図6】図5におけるB−B線断面図。
【符号の説明】
1 接地板 1a スパイク 2 中間板 3 足載板 4A 前後方向傾動阻止用爪板 4B 左右方向傾動阻止用爪板 4a 係止爪 5A、5B 係合片 5a 係合片 S 靴 G 地面

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも地面に当接する接地板と、そ
    の接地板の上方に配置される足載板とを備え、その足載
    板と接地板とを互いに前後方向および左右方向に傾動可
    能に構成し、その接地板と足載板との間に、周方向にそ
    れぞれ多数の係止爪を有する略半円弧状の前後方向傾動
    阻止用爪板および左右方向傾動阻止用爪板と、その各爪
    板の係止爪に選択的に係合して傾斜地での接地板の傾動
    に拘らず足載板を常時略水平に保持する係合爪付き係合
    片とを設けたことを特徴とする傾斜地歩行用補助具。
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