JPH0777659B2 - 締め付け具設置装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、締め付け具設置装置に関するものでる。一層
詳細には、設置の際に折られ、取り除かれなければなら
い部分を有している締め付け具のための設置装置に関す
るものである。

従来の技術 過去においては、このような締め付け具設置装置（例え
ば、破壊心棒型リベット）は、通常、それを取り扱う作
業者により、手により保持され、一時に１個の新たな締
め付け具が装置の中に差し込まれていたが、今や、この
ような装置に対して、作業者により周期的に、作業者に
よる直接的な監視無しに、多数の締め付け具を連続的に
且つ自動的に設置するようにすることが要求されてい
る。このような装置は、通常、新たな締め付け具を連続
的に締め付け具設置ヘッドへ供給し、締め付け具の折ら
れた部分を締め付け具から除去するように配置されてい
る。装置が、例えば、設置ヘッドへの新規な締め付け具
の誤供給、あるいは、折られた部分が、それから完全に
且つ適正に除去されないことのために詰まることがある
が、このような詰まりがないように自動的に作動させる
ことを可能とさせるためには、装置の各種の部分の正し
い作動が、自動的に監視され、照合されることが必要で
ある。

発明が解決しようとする問題点 本発明は、このような機能を容易とさせることを探求す
ることにあるものである。

問題点を解決するための手段 それ故、本発明は、設置の際に発生する折られた部分を
運び去るための輸送手段を備えた、多数の締め付け具を
周期的かつ自動的に設置するための締め付け具設置装置
において、前記輸送手段に沿う、予定された位置に部分
検出手段を設け、この部分検出手段を装置の作動を制御
する制御手段に接続し、折られた部分が予定された位置
に達したことを部分検出手段が検出した場合にのみ、前
記制御装置が新たな締め付け具の設置をするための作動
を許容するようにしたものである。

好適には、前記の予定された位置は、折られた部分が、
輸送手段に沿うその走行を完了し、又は、実質的に完了
した位置であることが望ましい。好適には、輸送手段
が、折られた部分を容器の中に排出し、また、前記の予
定された位置が、容器に近いことが望ましい。好適に
は、輸送手段が、管、又は、ホースから成り立っている
ことが望ましい。好適には、前記の部分検出手段が、
管、又は、ホースに隣接して置かれた接近センサから成
り立っていることが望ましい。

実施例 以下、本発明の特別な実施例を添付図面に基づいて詳細
に説明する。

まず、第１図を参照する。盲破断式リベットを自動的に
且つ反復的に設置するための装置が、強固な枠12の内部
に設置された設置装置11から成り立っている。この装置
は、空気的及び空気的／流体的手段により動力を供給さ
れ、作動される。この目的のために、装置は、空気圧力
源13、電子的／空気的シーケンス制御装置14、真空発生
器20及びリベット心棒容器15、流体的に作動されるリベ
ット設置ヘッドに動力を供給するための空気的／流体的
増幅器16、リベット供給器17、単一リベット供給器18を
有している。設置装置11、空気的／流体的増幅器16、単
一リベット供給18、そして真空発生器20は、シーケンス
制御装置14に連結され、新たなリベットを一時に１個を
設置装置11に供給するように制御され、装置11の作動を
後記のように制御する。制御装置14は、プログラム可能
な電子論理ユニット14a及び空気弁ユニット14bから成り
立っている（第４図参照）。

設置装置11は、往復運動可能な設置ヘッド19を含んでい
る。新たなリベットは、その後方位置にある時に、リベ
ット手段手段21から成り立っているリベット供給手段に
より、その前部に供給されるが、リベット支持手段21
は、シーケンス制御装置14により制御される複動空気ア
クチュエータ24によりベルクランク23を介して動かされ
るスライダ22の上を、横方向に作動可能となっている。
単一供給器18からの新たなリベットは、一時に１個、供
給管25の中に吹き出されるが、管25の前端部からは、リ
ベット支持手段21が、一時に１個のリベットを、設置ヘ
ッド19の前の取り上げ位置に移送する。設置ヘッド19
は、複動空気アクチュエータ26により、シーケンス制御
装置14により制御されて、軸方向に往復運動される。ヘ
ッド19は、その内部に、シーケンス制御装置14により制
御される増幅器16から、流体管27により供給される流体
により作動されるヘッドアクチュエータを含んでいる。
ヘッドアクチュエータが作動される時は、それは、ヘッ
ド内部のあご38（第２図参照）が、リベットの心棒36を
つかみ、それを引っ張り、このようにして、リベット本
体を変形する。各リベット32が、工作物29の中の穴28の
ような穴の中に設置された後、あご38によりつかまれ、
引っ張られた心棒の部分は、リベットの残りから破断さ
れ、それから、あごから解放され、このあごから解放さ
れた心棒の折られた部分は、心棒引き出し管31を後方下
方へ走行し、真空発生器20により発生された吸引によ
り、容器15の中に走行する。

リベット設置ヘッドの前部部分が、第２及び３図に示さ
れており、これは、その前部に、中心開口35を形成され
た環状鋼金敷34を有している円筒形状の胴33から成り立
っている。この開口35の中に、各リベット32の心棒36が
差し込まれる。心棒36は、開口35の中に全く緊密にはめ
られ、心棒容器15、心棒引き出し管31及びヘッドを貫く
軸方向通路37を経て開口35に加えられる真空が、リベッ
ト32を金敷34の上に、リベット32が設置されるまで保持
することを助ける。各リベット32が設置された後、他の
リベットがヘッドに、リベット供給手段により供給され
る。装置の各種の要素を自動的に制御するための14のよ
うな電子的／空気的シーケンス制御装置の使用は、良く
理解されるところであり、一層詳細には説明しない。次
ぎの説明においては、装置の種々の要素の動作及び、特
に、設置装置11の種々の要素が、シーケンス制御装置14
により適当な時に作動されることが仮定されている。

装置は、リベット32を継続的に設置するために、周期的
に作動することを意図されている。各周期は、シーケン
ス制御装置14に供給される適当な信号により開始され
る。

前に説明されたように、系統の安全な且つ適当な作動の
ためには、作動が、若しも、前の段階が完了された時に
だけ、次ぎの段階に続くことを許すことが、必要であ
る。若しも、そうでないならば、装置の作動は、即座に
停止すべきである。同様に、リベット設置装置は、前の
リベットの設置が完了した時にだけ、他のリベットの設
置をすることを進めることを許されるべきである。各リ
ベットの設置が完了された時には、心棒が折られ、ヘッ
ド19から、管31に沿い、容器15の中に輸送されるので、
管に沿うある位置における折られた心棒の存在の検出
が、リベットが設置されたことを指示する。

このような心棒の存在を検出するための手段を、第４及
び５図に基づいて説明する。

心棒容器15は、金属箱39から成り立っているが、この箱
は、箱から心棒を空とするために取り外し可能な側壁41
を有している。側壁41は、箱39を、空気の進入に対して
シールする。心棒引き出し管31（これは、たわみ可能な
合成樹脂ホースから成り立っている）は、箱39の反対側
に、連結スリーブ42を経て入る。

真空発生器20は、供給管43を介して圧縮空気を供給され
るベンチュリ形式のものである。発生器20の真空側は、
容器15の中へ剛体継手44を介して連結されている。真空
発生器20は、連続的に運転し、容器15及び心棒引き出し
管31を排気する。管31の他端部は、設置ヘッド19を経
て、通路37、従って、開口35に連結されている。

引き出し管31に沿う折られた心棒の、容器15の近くであ
る、ある予定された位置58への進行の検出は、接近セン
サ48により遂行される。この例の装置においては、セン
サは、誘導センサであり、これは、金属心棒の存在を、
電磁誘導の変化により検出する。センサ48は、容器15の
近くである位置58において、管31に対して直接に取り付
けられている。センサ48は、センサを心棒引き出し管31
に対して置くために、その管31もそこを通されるブラケ
ット49に支持されている。ブラケット49は、連結スリー
ブ42の上に取り付けられている。心棒が管に沿って通る
時に、センサ48に対向する点58における折られた心棒36
aの存在は、センサ48が、電気的信号を発生するように
させる。心棒は、管に沿って高速度で動きつつあるの
で、心棒は、センサ48は、ほんの非常に短い時間の間作
動させるだけである。このように短い持続の電気的出力
は、電子的／空気的シーケンス制御装置14を作動させる
には不十分であり、従って、接近センサ48と、制御装置
14との間には、ソリッドステートのラッチングリレー51
（第４図）があるようにする。センサ48が、心棒の通過
を検出し、電気的信号を与える時は、この電気的出力が
ソリッドステートのラッチングリレー51を入れ、その電
気的出力は、適当な時間後に制御装置14からの指令によ
り、ラッチングリレー51にリセットパルスが加えられて
それがリセットされるまで、制御装置14に連続的に与え
られる。リセットパルスは、第４図に53により示されて
いる接続手段に沿って加えられる。

折られたリベットの心棒が管31に沿ってセンサ48まで走
行したことを指示する制御装置14への電気的出力は、制
御装置14を作動させ、リベット設置系統が、多分、適当
な開始信号が制御装置14に供給されると、他のリベット
を設置する他のサイクルを継続することを許すように配
置される。

本発明は、前記の実施例に限定されるものでは無い。

発明の効果 本発明は、上記のような構成及び作用を有しているの
で、設置の際に折られた部分の発生する締め付け具の設
置において、折られた部分の輸送手段に沿う、予定され
た位置に部分検出手段を設け、この部分検出手段からの
検出信号に新たな締め付け具の設置のための装置の作動
を行うようにしたので、作業負担が著しく軽減されると
共に折られた部分の詰まり等による装置の事故を未然に
防止することができ、自動化された装置の効率を上げる
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本出願前の自動的盲リベット設置系統略図、
第２図は、設置ヘッドの前端部の縦断面図、第３図は、
第２図の線３−３による設置ヘッドの前端部の正面図、
第４図は、本発明を組み込んでいる系統の略ブロック
図、第５図は、系統の一部の平面図である。 11……締め付け具設置手段、14a,14b……制御手段、15
……容器、31……輸送手段、36……締め付け具、36a…
…折られた部分、48……検出手段、58……予定位置。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】設置の際に発生する折られた部分（36a）
   を運び去るための輸送手段（31）を備えた、多数の締め
   付け具を周期的かつ自動的に設置するための締め付け具
   設置装置において、前記輸送手段（31）に沿う、予定さ
   れた位置（58）に部分検出手段（48）を設け、この部分
   検出手段を装置の作動を制御する制御手段（14a,14b）
   に接続し、折られた部分が予定された位置に達したこと
   を部分検出手段（48）が検出した場合にのみ、前記制御
   装置が新たな締め付け具の設置をするための作動を許容
   するようにしたことを特徴とする締め付け具設置装置。
2. 【請求項２】上記予定された位置（58）は、輸送手段
   （31）を走行する折られた部分（36a）が実質的にその
   走行を完了する位置であることを特徴とする請求項１に
   記載の装置。
3. 【請求項３】上記輸送手段（31）が、折られた部分（36
   a）を排出する容器に接続されており、上記予定された
   位置がこの容器の近くであることを特徴とする請求項２
   に記載の装置。
4. 【請求項４】上記輸送手段（31）が管又はホースである
   ことを特徴とする請求項１〜３のいずれか１項に記載の
   装置。
5. 【請求項５】上記部分検出手段（48）が、管又はホース
   （31）に隣接して置かれた接近センサ（48）からなるこ
   とを特徴とする請求項１に記載の装置。