JPH0776767B2 - 液体クロマトグラフイー用カラム - Google Patents
液体クロマトグラフイー用カラムInfo
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- JPH0776767B2 JPH0776767B2 JP63312453A JP31245388A JPH0776767B2 JP H0776767 B2 JPH0776767 B2 JP H0776767B2 JP 63312453 A JP63312453 A JP 63312453A JP 31245388 A JP31245388 A JP 31245388A JP H0776767 B2 JPH0776767 B2 JP H0776767B2
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- JP
- Japan
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- column
- filter
- inlet
- liquid chromatography
- inlet side
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N30/00—Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
- G01N30/02—Column chromatography
- G01N30/60—Construction of the column
- G01N30/6004—Construction of the column end pieces
- G01N30/6017—Fluid distributors
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N30/00—Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
- G01N30/02—Column chromatography
- G01N30/60—Construction of the column
- G01N30/6004—Construction of the column end pieces
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
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- Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、液体クロマトグラフィー用カラムに係り、特
に、高分離能の得るのに好適な液体クロマトグラフィー
用カラムの改良に関する。
に、高分離能の得るのに好適な液体クロマトグラフィー
用カラムの改良に関する。
従来、内径50mm、特に、内径100mm以上の径の分取クロ
マトグラフィー用分離カラムでは、液の入口部を複数個
設けるとか、あるいはカラム入口部に液の分散板を設け
ることにより均一な流束を得て、用いたカラム充填剤本
来の性能が得られるように工夫されている。
マトグラフィー用分離カラムでは、液の入口部を複数個
設けるとか、あるいはカラム入口部に液の分散板を設け
ることにより均一な流束を得て、用いたカラム充填剤本
来の性能が得られるように工夫されている。
一方、内径10mm以下の分析用カラムでは、液の入口は1
個所で十分で、カラム入口部に液の分散板を特に設ける
必要性はほとんどないと信じられていた。
個所で十分で、カラム入口部に液の分散板を特に設ける
必要性はほとんどないと信じられていた。
なお、液体クロマトグラフィー用カラムに関する先行技
術は、例えば、実開昭58−4067号公報に記載されてい
る。
術は、例えば、実開昭58−4067号公報に記載されてい
る。
しかし、粒径が5μm、特に、3μm以下のカラム充填
剤を用いる場合には、高分離能を得ることを目的とし
て、カラム外での成分ピークの拡がりを抑えるために、
カラムに溶離液を導く配管も0.25mm i.d.以下と細くな
る。また、カラムフィルター部(エンドフィッティング
部)の空隙も極力小さくなり、その結果、細い配管から
勢い良く流出してくる溶離液はカラム内に拡がりながら
流入してくることとなり、もはやカラム上端から液の流
れが均一ということにはなり得ず、成分ピークの対称性
が低下したり、カラム効率が低下する現象を呈する。
剤を用いる場合には、高分離能を得ることを目的とし
て、カラム外での成分ピークの拡がりを抑えるために、
カラムに溶離液を導く配管も0.25mm i.d.以下と細くな
る。また、カラムフィルター部(エンドフィッティング
部)の空隙も極力小さくなり、その結果、細い配管から
勢い良く流出してくる溶離液はカラム内に拡がりながら
流入してくることとなり、もはやカラム上端から液の流
れが均一ということにはなり得ず、成分ピークの対称性
が低下したり、カラム効率が低下する現象を呈する。
なお、カラム充填剤が微粒子化すればする程、溶離液流
れのカラム内線速度が速くなっても、カラム効率の低下
は理論的に少なくなるはずであるが、現状のカラムで
は、線速度を上げると急激にカラム性能が低下する現象
が認められる。
れのカラム内線速度が速くなっても、カラム効率の低下
は理論的に少なくなるはずであるが、現状のカラムで
は、線速度を上げると急激にカラム性能が低下する現象
が認められる。
すなわち、従来にあっては、特に微粒子充填剤を充填し
たカラムを用いた場合、カラム入口部で均一な流れが得
られず、性能が低下するという問題があった。
たカラムを用いた場合、カラム入口部で均一な流れが得
られず、性能が低下するという問題があった。
上記した従来技術の問題点を解決すべく、種々検討の結
果、本発明者等は、第3図に示す液体クロマトグラフィ
ー用分離カラム、および第4図に示す邪魔板8、さらに
は第7図に示す入口部フィルター3を得た。
果、本発明者等は、第3図に示す液体クロマトグラフィ
ー用分離カラム、および第4図に示す邪魔板8、さらに
は第7図に示す入口部フィルター3を得た。
第3図において、円筒状カラム本体1の中空には、カラ
ム充填剤2が、入口部フィルター(フリット)3および
出口部フィルター4に挾まれた状態で充填されている。
これらフィルター3および4は、フッ素樹脂製のパッキ
ング5および5′が、カラム本体1に、ネジふた6およ
び6′で締めつけられることにより固定されている。一
方、溶離液は、内径0.25mmのステンレス鋼製配管7によ
り、カラム入口部に導かれる。配管7から吐出する溶離
液は、第4図に示す邪魔板8にぶつかり、邪魔板8にあ
けられた細孔9,10および11を通ってフィルター3へと流
れる。なお、実験で用いた邪魔板8は、外径4.5mm、厚
さ0.5mmのフッ素樹脂製で、その細孔9,10および11は、
それぞれ内径0.3,0.6および0.8mmであった。また、実験
において、カラム本体1の内径は4.6mm、フィルター3
および4には、ステンレス鋼製焼結体を使用し、その外
径は4.5mm、厚さは1.6mmであった。
ム充填剤2が、入口部フィルター(フリット)3および
出口部フィルター4に挾まれた状態で充填されている。
これらフィルター3および4は、フッ素樹脂製のパッキ
ング5および5′が、カラム本体1に、ネジふた6およ
び6′で締めつけられることにより固定されている。一
方、溶離液は、内径0.25mmのステンレス鋼製配管7によ
り、カラム入口部に導かれる。配管7から吐出する溶離
液は、第4図に示す邪魔板8にぶつかり、邪魔板8にあ
けられた細孔9,10および11を通ってフィルター3へと流
れる。なお、実験で用いた邪魔板8は、外径4.5mm、厚
さ0.5mmのフッ素樹脂製で、その細孔9,10および11は、
それぞれ内径0.3,0.6および0.8mmであった。また、実験
において、カラム本体1の内径は4.6mm、フィルター3
および4には、ステンレス鋼製焼結体を使用し、その外
径は4.5mm、厚さは1.6mmであった。
そして、上記実験で使用したカラムに対し、粒径2μm
のシリカーODS(オクタデシルシラン)系の充填剤を充
填して得られたクロマトグラムの例を、第5図および第
6図に示す。すなわち、第5図(a)はカラム本体入口
部に邪魔板を備えていない従来型カラム(カラム本体の
長さ80mmの場合)によって得られるクロマトグラム特性
線図、第5図(b)はカラム本体入口部に邪魔板を備え
たカラム(カラム本体の長さ80mmの場合)によって得ら
れるクロマトグラム特性線図、第6図(a)は第5図
(a)と同様、カラム本体入口部に邪魔板を備えていな
い従来型カラム(カラム本体の長さ40mmの場合)によっ
て得られるクロマトグラム特性線図、第6図(b)は第
5図(b)と同様、カラム本体入口部に邪魔板を備えた
カラム(カラム本体の長さ40mmの場合)によって得られ
るクロマトグラム特性線図である。なお、第5図(a)
および第6図(a)の評価に用いた従来型カラムとは、
カラム入口部の構造が第3図に示すカラム本体1の出口
部構造と同一構造のものを云う。そして、第5図および
第6図の評価によって得られた性能データを、分析条件
とともに比較して表1に示す。
のシリカーODS(オクタデシルシラン)系の充填剤を充
填して得られたクロマトグラムの例を、第5図および第
6図に示す。すなわち、第5図(a)はカラム本体入口
部に邪魔板を備えていない従来型カラム(カラム本体の
長さ80mmの場合)によって得られるクロマトグラム特性
線図、第5図(b)はカラム本体入口部に邪魔板を備え
たカラム(カラム本体の長さ80mmの場合)によって得ら
れるクロマトグラム特性線図、第6図(a)は第5図
(a)と同様、カラム本体入口部に邪魔板を備えていな
い従来型カラム(カラム本体の長さ40mmの場合)によっ
て得られるクロマトグラム特性線図、第6図(b)は第
5図(b)と同様、カラム本体入口部に邪魔板を備えた
カラム(カラム本体の長さ40mmの場合)によって得られ
るクロマトグラム特性線図である。なお、第5図(a)
および第6図(a)の評価に用いた従来型カラムとは、
カラム入口部の構造が第3図に示すカラム本体1の出口
部構造と同一構造のものを云う。そして、第5図および
第6図の評価によって得られた性能データを、分析条件
とともに比較して表1に示す。
第5図および第6図、さらには表1から、カラム本体入
口部に邪魔板を備えたカラムによれば、カラムの理論段
数およびピーク非対称性(テーリング比,成分ピーク高
さの10%の高さにおける、中心線からピーク立上がりま
での長さaと立下がりまでの長さbとの比b/aで、1.0で
完全対称と見なせる)は改善されていることが分かり、
特に、カラム長さが短い第6図の場合には、その効果の
大きいことが明らかであるが、上記した効果は、溶離液
を流入させる配管内径が0.5mm以下と細い場合に特に顕
著であり、また使用するカラム充填剤は5μm以下、特
に2μm以下の場合に著しいことが分かった。
口部に邪魔板を備えたカラムによれば、カラムの理論段
数およびピーク非対称性(テーリング比,成分ピーク高
さの10%の高さにおける、中心線からピーク立上がりま
での長さaと立下がりまでの長さbとの比b/aで、1.0で
完全対称と見なせる)は改善されていることが分かり、
特に、カラム長さが短い第6図の場合には、その効果の
大きいことが明らかであるが、上記した効果は、溶離液
を流入させる配管内径が0.5mm以下と細い場合に特に顕
著であり、また使用するカラム充填剤は5μm以下、特
に2μm以下の場合に著しいことが分かった。
しかしながら、第3図および第4図に示す邪魔板8の構
成をさらに詳細に検討してみると、細孔9,10および11の
穴の径は断続的にその大きさが変化し、また細孔9,10,1
1以外の板面部分の直下には溶離液が流出しないため、
従来例に比べては優れているものの、細い配管からカラ
ムに流入する溶離液の流れをカラム入口部の全域に渡っ
て均一にする点では自ずと限度がある。
成をさらに詳細に検討してみると、細孔9,10および11の
穴の径は断続的にその大きさが変化し、また細孔9,10,1
1以外の板面部分の直下には溶離液が流出しないため、
従来例に比べては優れているものの、細い配管からカラ
ムに流入する溶離液の流れをカラム入口部の全域に渡っ
て均一にする点では自ずと限度がある。
なお、第3図および第4図においては、邪魔板8とし
て、中心部から遠ざかるにしたがって穴の径が大きくな
る細孔9,10,11を有する円板状の邪魔板8を設けた場合
について述べたが、第7図に示すように、フィルター3
の中心部に位置して、配管孔断面よりも大きな断面を有
する液通過阻止部12を設けた場合であっても、液通過阻
止部12の直下には溶離液が流出しないため、第3図およ
び第4図の場合と同様、細い配管からカラムに流入する
溶離液の流れをカラム入口部の全域に渡って均一にする
点では自ずと限度がある。
て、中心部から遠ざかるにしたがって穴の径が大きくな
る細孔9,10,11を有する円板状の邪魔板8を設けた場合
について述べたが、第7図に示すように、フィルター3
の中心部に位置して、配管孔断面よりも大きな断面を有
する液通過阻止部12を設けた場合であっても、液通過阻
止部12の直下には溶離液が流出しないため、第3図およ
び第4図の場合と同様、細い配管からカラムに流入する
溶離液の流れをカラム入口部の全域に渡って均一にする
点では自ずと限度がある。
本発明の目的は、カラム充填剤に微粒子充填剤を用いた
場合であっても、細い配管からカラムに流入する溶離液
の流れを、カラム入口部の全域に渡って均一にして、カ
ラムの理論段数(カラム効率)をこれまで以上に高め、
成分ピークの対称性を良好にして、カラム性能を向上さ
せることのできる、改良された液体クロマトグラフィー
用カラムを提供することにある。
場合であっても、細い配管からカラムに流入する溶離液
の流れを、カラム入口部の全域に渡って均一にして、カ
ラムの理論段数(カラム効率)をこれまで以上に高め、
成分ピークの対称性を良好にして、カラム性能を向上さ
せることのできる、改良された液体クロマトグラフィー
用カラムを提供することにある。
上記目的は、カラム入口の中心部に配管を1本接続し、
かつカラム入口および出口部にフィルターを配置し、上
記2個のフィルターの間に充填剤を充填してなる液体ク
ロマトグラフィー用カラムにおいて、カラム入口側に接
続されている配管からカラム内に吹き付けられる液の、
その吹付部分に位置するカラム入口側のフィルターを、
中心部が厚く、フィルター中心から外周に至るにしたが
って漸次薄い円錐形に形成するか、あるいはカラム入口
側に接続されている配管からカラム内に吹き付けられる
液の、その吹付部分に位置するカラム入口側の平板状フ
ィルターの中心部組成を密とし、フィルター中心から外
周に至るにしたがって漸次その組成を粗にすることによ
って達成される。
かつカラム入口および出口部にフィルターを配置し、上
記2個のフィルターの間に充填剤を充填してなる液体ク
ロマトグラフィー用カラムにおいて、カラム入口側に接
続されている配管からカラム内に吹き付けられる液の、
その吹付部分に位置するカラム入口側のフィルターを、
中心部が厚く、フィルター中心から外周に至るにしたが
って漸次薄い円錐形に形成するか、あるいはカラム入口
側に接続されている配管からカラム内に吹き付けられる
液の、その吹付部分に位置するカラム入口側の平板状フ
ィルターの中心部組成を密とし、フィルター中心から外
周に至るにしたがって漸次その組成を粗にすることによ
って達成される。
きわめて細い配管からカラム内に流出してくる液は、か
なりの高速でフィルター中心部の狭い部分に吹き付けら
れるようにしてぶつかる。
なりの高速でフィルター中心部の狭い部分に吹き付けら
れるようにしてぶつかる。
これに対し、上記構成よりなる本発明によれば、カラム
入口側に接続されている配管からカラム内に吹き付けら
れる液の、その吹付部分に位置するカラム入口側のフィ
ルターを、中心部が厚く、フィルター中心から外周に至
るにしたがって漸次薄い円錐形に形成するか、あるいは
カラム入口側に接続されている配管からカラム内に吹き
付けられる液の、その吹付部分に位置するカラム入口側
の平板状フィルターの中心部組成を密とし、フィルター
中心から外周に至るにしたがって漸次その組成を粗にす
ることにより、細い配管から勢い良く流出してくる溶離
液のフィルター中心部での液の流れを抑制し、かつ液流
の勢いの影響の少ないフィルター外周部程、溶離液の通
過を良くして、結果として、カラム入口部の全域に渡っ
て溶離液の流れを均一にすることができ、カラムの理論
段数(カラム効率)をこれまで以上に高め、成分ピーク
の対称性を良好にして、カラム性能を向上させることが
できる。
入口側に接続されている配管からカラム内に吹き付けら
れる液の、その吹付部分に位置するカラム入口側のフィ
ルターを、中心部が厚く、フィルター中心から外周に至
るにしたがって漸次薄い円錐形に形成するか、あるいは
カラム入口側に接続されている配管からカラム内に吹き
付けられる液の、その吹付部分に位置するカラム入口側
の平板状フィルターの中心部組成を密とし、フィルター
中心から外周に至るにしたがって漸次その組成を粗にす
ることにより、細い配管から勢い良く流出してくる溶離
液のフィルター中心部での液の流れを抑制し、かつ液流
の勢いの影響の少ないフィルター外周部程、溶離液の通
過を良くして、結果として、カラム入口部の全域に渡っ
て溶離液の流れを均一にすることができ、カラムの理論
段数(カラム効率)をこれまで以上に高め、成分ピーク
の対称性を良好にして、カラム性能を向上させることが
できる。
以下、本発明を、第3図を参照しつつ、第1図の一実施
例にもとづいて説明すると、第1図の実施例において
は、カラム入口の中心部に配管(第3図の符号7参照)
を1本接続し、かつカラム入口および出口部にフィルタ
ー(第3図の符号3および4参照)を配置し、上記2個
のフィルターの間に充填剤を充填してなる液体クロマト
グラフィー用カラムにおいて、カラム入口側に接続され
ている配管からカラム内に吹き付けられる液の、その吹
付部分に位置するカラム入口側の入口部フィルター3
を、中心部が厚く、フィルター中心から外周に至るにし
たがって漸次薄い円錐形に形成したことを要旨とするも
のである。
例にもとづいて説明すると、第1図の実施例において
は、カラム入口の中心部に配管(第3図の符号7参照)
を1本接続し、かつカラム入口および出口部にフィルタ
ー(第3図の符号3および4参照)を配置し、上記2個
のフィルターの間に充填剤を充填してなる液体クロマト
グラフィー用カラムにおいて、カラム入口側に接続され
ている配管からカラム内に吹き付けられる液の、その吹
付部分に位置するカラム入口側の入口部フィルター3
を、中心部が厚く、フィルター中心から外周に至るにし
たがって漸次薄い円錐形に形成したことを要旨とするも
のである。
また、第2図の実施例においては、カラム入口側に接続
されている配管(同じく第3図の符号7参照)からカラ
ム内に吹き付けられる液の、その吹付部分に位置するカ
ラム入口側の平板状フィルター3の中心部組成を密と
し、フィルター中心から外周に至るにしたがって漸次そ
の組成を粗にしたことを要旨とするものである。
されている配管(同じく第3図の符号7参照)からカラ
ム内に吹き付けられる液の、その吹付部分に位置するカ
ラム入口側の平板状フィルター3の中心部組成を密と
し、フィルター中心から外周に至るにしたがって漸次そ
の組成を粗にしたことを要旨とするものである。
そして、第1図および第2図のいずれの場合も、細い配
管から勢い良く流出してくる溶離液のフィルター中心部
での液の流れを抑制し、かつ液流の勢いの影響の少ない
フィルター外周部程、溶離液の通過を良くして、結果と
して、カラム入口部の全域に渡って溶離液の流れを均一
にすることができる。
管から勢い良く流出してくる溶離液のフィルター中心部
での液の流れを抑制し、かつ液流の勢いの影響の少ない
フィルター外周部程、溶離液の通過を良くして、結果と
して、カラム入口部の全域に渡って溶離液の流れを均一
にすることができる。
なお、本発明は分離カラムに限らず、プレカラム,ガー
ドカラム等に用た場合であっても、成分ピークの拡がり
を効果的に防止することができる。
ドカラム等に用た場合であっても、成分ピークの拡がり
を効果的に防止することができる。
本発明によれば、カラム充填剤に微粒子充填剤を用いた
場合であっても、細い配管からカラムに流入する溶離液
の流れを、カラム入口部の全域に渡って均一にして、カ
ラムの理論段数(カラム効率)をこれまで以上に高め、
成分ピークの対称性を良好にして、カラム性能を向上さ
せることができる。
場合であっても、細い配管からカラムに流入する溶離液
の流れを、カラム入口部の全域に渡って均一にして、カ
ラムの理論段数(カラム効率)をこれまで以上に高め、
成分ピークの対称性を良好にして、カラム性能を向上さ
せることができる。
第1図(a)は本発明の第1の実施例を示す要部(入口
部フィルター3)の平面図、第1図(b)は第1図
(a)の縦断面図、第2図(a)は本発明の第2の実施
例を示す要部(入口部フィルター3)の平面図、第2図
(b)は第2図(a)の縦断面図、第3図は本発明との
比較のため提案する液体クロマトグラフィー用分離カラ
ムの内部構造説明図、第4図(a)は第3図に符号1で
示すカラム本体の入口部に設置された邪魔板8のみを取
り出して示す平面図、第4図(b)は第4図(a)の縦
断面図、第5図(a)はカラム本体入口部に邪魔板を備
えていない従来型カラム(カラム本体の長さ80mmの場
合)によって得られるクロマトグラム特性線図、第5図
(b)はカラム本体入口部に邪魔板を備えたカラム(カ
ラム本体の長さ80mmの場合)によって得られるクロマト
グラム特性線図、第6図(a)は第5図(a)と同様、
カラム本体入口部に邪魔板を備えていない従来型カラム
(カラム本体の長さ40mmの場合)によって得られるクロ
マトグラム特性線図、第6図(b)は第5図(b)と同
様、カラム本体入口部に邪魔板を備えたカラム(カラム
本体の長さ40mmの場合)によって得られるクロマトグラ
ム特性線図、第7図はこれまた本発明との比較のため提
案する入口部フィルター3の平面図である。 1……カラム本体、2……カラム充填剤、3……入口部
フィルター、4……出口部フィルター、5,5′……パッ
キング、6,6′……ネジふた、7……配管。
部フィルター3)の平面図、第1図(b)は第1図
(a)の縦断面図、第2図(a)は本発明の第2の実施
例を示す要部(入口部フィルター3)の平面図、第2図
(b)は第2図(a)の縦断面図、第3図は本発明との
比較のため提案する液体クロマトグラフィー用分離カラ
ムの内部構造説明図、第4図(a)は第3図に符号1で
示すカラム本体の入口部に設置された邪魔板8のみを取
り出して示す平面図、第4図(b)は第4図(a)の縦
断面図、第5図(a)はカラム本体入口部に邪魔板を備
えていない従来型カラム(カラム本体の長さ80mmの場
合)によって得られるクロマトグラム特性線図、第5図
(b)はカラム本体入口部に邪魔板を備えたカラム(カ
ラム本体の長さ80mmの場合)によって得られるクロマト
グラム特性線図、第6図(a)は第5図(a)と同様、
カラム本体入口部に邪魔板を備えていない従来型カラム
(カラム本体の長さ40mmの場合)によって得られるクロ
マトグラム特性線図、第6図(b)は第5図(b)と同
様、カラム本体入口部に邪魔板を備えたカラム(カラム
本体の長さ40mmの場合)によって得られるクロマトグラ
ム特性線図、第7図はこれまた本発明との比較のため提
案する入口部フィルター3の平面図である。 1……カラム本体、2……カラム充填剤、3……入口部
フィルター、4……出口部フィルター、5,5′……パッ
キング、6,6′……ネジふた、7……配管。
Claims (4)
- 【請求項1】カラム入口の中心部に配管を1本接続し、
かつカラム入口および出口部にフィルターを配置し、上
記2個のフィルターの間に充填剤を充填してなる液体ク
ロマトグラフィー用カラムにおいて、 カラム入口側に接続されている配管からカラム内に吹き
付けられる液の、その吹付部分に位置するカラム入口側
のフィルターを、中心部が厚く、フィルター中心から外
周に至るにしたがって漸次薄い円錐形に形成したことを
特徴とする液体クロマトグラフィー用カラム。 - 【請求項2】カラム入口の中心部に配管を1本接続し、
かつカラム入口および出口部にフィルターを配置し、上
記2個のフィルターの間に充填剤を充填してなる液体ク
ロマトグラフィー用カラムにおいて、 カラム入口側に接続されている配管からカラム内に吹き
付けられる液の、その吹付部分に位置するカラム入口側
の平板状フィルターの中心部組成を密とし、フィルター
中心から外周に至るにしたがって漸次その組成を粗にし
たことを特徴とする液体クロマトグラフィー用カラム。 - 【請求項3】液体クロマトグラフィーカラム入口側に装
着され、かつ上記カラム入口側に接続されている配管孔
と対峙するフィルターを、中心部が厚く、フィルター中
心から外周に至るにしたがって漸次薄い円錐形に形成し
たことを特徴とする液体クロマトグラフィーカラム用フ
ィルター。 - 【請求項4】液体クロマトグラフィーカラム入口側に装
着され、かつ上記カラム入口側に接続されている配管孔
と対峙するフィルターはこれを、中心部組成を密とし、
フィルター中心から外周に至るにしたがって漸次その組
成を粗にしたことを特徴とする液体クロマトグラフィー
カラム用フィルター。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63312453A JPH0776767B2 (ja) | 1988-12-10 | 1988-12-10 | 液体クロマトグラフイー用カラム |
DE19893939854 DE3939854A1 (de) | 1988-12-10 | 1989-12-01 | Saeule fuer die fluessigkeits-chromatographie |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63312453A JPH0776767B2 (ja) | 1988-12-10 | 1988-12-10 | 液体クロマトグラフイー用カラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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