JPH077642Y2 - タイミングベルト及びスプロケットの歯型構造 - Google Patents
タイミングベルト及びスプロケットの歯型構造Info
- Publication number
- JPH077642Y2 JPH077642Y2 JP1987189999U JP18999987U JPH077642Y2 JP H077642 Y2 JPH077642 Y2 JP H077642Y2 JP 1987189999 U JP1987189999 U JP 1987189999U JP 18999987 U JP18999987 U JP 18999987U JP H077642 Y2 JPH077642 Y2 JP H077642Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- timing belt
- sprocket
- tooth profile
- tooth
- camshaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【考案の詳細な説明】 ＜産業上の利用分野＞ 本考案はクランクシャフトの回転をカムシャフトへ伝達
するタイミングベルト及びスプロケットの歯型構造に関
する。
するタイミングベルト及びスプロケットの歯型構造に関
する。
＜従来の技術＞ 第３図は従来のタイミングベルトを示す概略図である。
この図に示すように、タイミングベルト１はカムシャフ
ト（不図示）、クランクシャフト（不図示）及びオイル
ポンプ（不図示）にそれぞれ連結されているスプロケッ
ト2,3,4間に配設され、クランクシャフト（不図示）の
回転をカムシャフト（不図示）へ伝達する。尚、５はタ
イミングベルト１の張りを調整するテンショナである。
この図に示すように、タイミングベルト１はカムシャフ
ト（不図示）、クランクシャフト（不図示）及びオイル
ポンプ（不図示）にそれぞれ連結されているスプロケッ
ト2,3,4間に配設され、クランクシャフト（不図示）の
回転をカムシャフト（不図示）へ伝達する。尚、５はタ
イミングベルト１の張りを調整するテンショナである。
＜考案が解決しようとする問題点＞ 前記したタイミングベルト１では、タイミングベルト１
の歯型面1aにカムシャフト、クランクシャフト、オイル
ポンプの各スプロケット2,3,4の歯型面が噛み合って回
転するので、カムシャフトのトルク変動等によって生じ
るタイミングベルト１の振れにより、スプロケット２と
離れる時に騒音が発生する。
の歯型面1aにカムシャフト、クランクシャフト、オイル
ポンプの各スプロケット2,3,4の歯型面が噛み合って回
転するので、カムシャフトのトルク変動等によって生じ
るタイミングベルト１の振れにより、スプロケット２と
離れる時に騒音が発生する。
本考案は上記した問題点を解決する目的でなされ、タイ
ミングベルトの振れによってカムシャフトのスプロケッ
トと離れる時に発生する騒音を低減させるタイミングベ
ルト及びスプロケットの歯型構造を提供しようとするも
のである。
ミングベルトの振れによってカムシャフトのスプロケッ
トと離れる時に発生する騒音を低減させるタイミングベ
ルト及びスプロケットの歯型構造を提供しようとするも
のである。
＜問題点を解決するための手段＞ 前記問題点の解決にあたって本考案は、クランクシャフ
トの回転をカムシャフトへ伝達するためにクランクシャ
フトスプロケットとカムシャフトスプロケット間に掛け
まわされたタイミングベルトを有したものにおいて、上
記タイミングベルトの歯型面が内周の長手方向に２列に
並設され一方の歯型面の凹部と他方の歯型面の凸部とが
隣接配置されそれぞれの歯型面の凸部が長手方向に関し
て互い違いに配置されるとともに、上記タイミングベル
トが掛けまわされているスプロケットの歯型形状が上記
タイミングベルトの歯型形状に対応させるように配置さ
れて形成されたことを特徴とする。
トの回転をカムシャフトへ伝達するためにクランクシャ
フトスプロケットとカムシャフトスプロケット間に掛け
まわされたタイミングベルトを有したものにおいて、上
記タイミングベルトの歯型面が内周の長手方向に２列に
並設され一方の歯型面の凹部と他方の歯型面の凸部とが
隣接配置されそれぞれの歯型面の凸部が長手方向に関し
て互い違いに配置されるとともに、上記タイミングベル
トが掛けまわされているスプロケットの歯型形状が上記
タイミングベルトの歯型形状に対応させるように配置さ
れて形成されたことを特徴とする。
＜実施例＞ 以下、本考案を図示の一実施例により詳細に説明する。
第１図（ａ）（ｂ）は本考案に係るタイミングベルトの
歯型構造を示す概略図である。この図に示すように、タ
イミングベルト10はその内周の長手方向に突起した歯型
面10a,10bがそれぞれ２列に並設され、且つ各歯型面10
a,10bが交互に位置するように配列されている。また、
カムシャフト（不図示）に連結されるスプロケット20
は、第２図に示すようにタイミングベルト10の歯型面10
a,10bの形状に対応して歯型面20a,20bがそれぞれ２列に
並設され、且つ各歯型面20a,20bが交互に位置するよう
に配列されている。尚、図では省略したが、クランクシ
ャフト、オイルポンプに連結されている各スプロケット
にもタイミングベルト10の歯型面10a,10bの形状に対応
した歯型面が形成されている。
歯型構造を示す概略図である。この図に示すように、タ
イミングベルト10はその内周の長手方向に突起した歯型
面10a,10bがそれぞれ２列に並設され、且つ各歯型面10
a,10bが交互に位置するように配列されている。また、
カムシャフト（不図示）に連結されるスプロケット20
は、第２図に示すようにタイミングベルト10の歯型面10
a,10bの形状に対応して歯型面20a,20bがそれぞれ２列に
並設され、且つ各歯型面20a,20bが交互に位置するよう
に配列されている。尚、図では省略したが、クランクシ
ャフト、オイルポンプに連結されている各スプロケット
にもタイミングベルト10の歯型面10a,10bの形状に対応
した歯型面が形成されている。
そして、タイミングベルト10を第３図に示したように、
テンショナ５で張りを調整してカムシャフト（不図示）
のスプロケット20及びクランクシャフト（不図示）、オ
イルポンプ（不図示）の各スプロケット間に配設する。
テンショナ５で張りを調整してカムシャフト（不図示）
のスプロケット20及びクランクシャフト（不図示）、オ
イルポンプ（不図示）の各スプロケット間に配設する。
このように、カムシャフトのスプロケット20の歯型面20
a,20bにタイミングベルト10の歯型面10a,10bが噛み合っ
て回転することにより、従来の歯型形状による噛み合わ
せの時にはスプロケット２からタイミングベルト10が離
れた位置でも、交互に配列した歯型面10a,10bの一方の
歯型面10a又は10bがまだスプロケット20に噛み合ってい
る。よって、歯型面10a又は10bがスプロケット２に噛み
合っている分だけスプロケット２とタイミングベルト10
間の隙間が小さくなるので、タイミングベルト10の振れ
によってスプロケット20からタイミングベルト10が離れ
る時に発生する騒音を低減することができる。
a,20bにタイミングベルト10の歯型面10a,10bが噛み合っ
て回転することにより、従来の歯型形状による噛み合わ
せの時にはスプロケット２からタイミングベルト10が離
れた位置でも、交互に配列した歯型面10a,10bの一方の
歯型面10a又は10bがまだスプロケット20に噛み合ってい
る。よって、歯型面10a又は10bがスプロケット２に噛み
合っている分だけスプロケット２とタイミングベルト10
間の隙間が小さくなるので、タイミングベルト10の振れ
によってスプロケット20からタイミングベルト10が離れ
る時に発生する騒音を低減することができる。
＜考案の効果＞ 以上、実施例とともに具体的に説明したように本考案に
よれば、タイミングベルトの歯型面及びカムシャフトに
連結したタイミングベルトと噛み合うスプロケットの歯
型面をそれぞれ２列に並設し、且つ各歯型面が交互に位
置するように配列したことにより、タイミングベルトが
スプロケットと離れる時の噛み合い状態が従来よりも長
くなるので、タイミングベルトの振れによるスプロケッ
トとの騒音を低減することができる。
よれば、タイミングベルトの歯型面及びカムシャフトに
連結したタイミングベルトと噛み合うスプロケットの歯
型面をそれぞれ２列に並設し、且つ各歯型面が交互に位
置するように配列したことにより、タイミングベルトが
スプロケットと離れる時の噛み合い状態が従来よりも長
くなるので、タイミングベルトの振れによるスプロケッ
トとの騒音を低減することができる。
第１図（ａ），（ｂ）はそれぞれ本考案に係るタイミン
グベルトの歯型構造を示す側面図と平面図、第２図はス
プロケットを示す斜視図、第３図は従来のタイミングベ
ルトを示す概略図である。 図面中、 10はタイミングベルト、10a,10b,20a,20bは歯型面、20
はスプロケットである。
グベルトの歯型構造を示す側面図と平面図、第２図はス
プロケットを示す斜視図、第３図は従来のタイミングベ
ルトを示す概略図である。 図面中、 10はタイミングベルト、10a,10b,20a,20bは歯型面、20
はスプロケットである。
Claims (1)
- 【請求項１】クランクシャフトの回転をカムシャフトへ
伝達するためにクランクシャフトスプロケットとカムシ
ャフトスプロケット間に掛けまわされたタイミングベル
トを有したものにおいて、上記タイミングベルトの歯型
面が内周の長手方向に２列に並設され一方の歯型面の凹
部と他方の歯型面の凸部とが隣接配置されそれぞれの歯
型面の凸部が長手方向に関して互い違いに配置されると
ともに、上記タイミングベルトが掛けまわされているス
プロケットの歯型形状が上記タイミングベルトの歯型形
状に対応させるように配置されて形成されたことを特徴
とするタイミングベルト及びスプロケットの歯型構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987189999U JPH077642Y2 (ja) | 1987-12-16 | 1987-12-16 | タイミングベルト及びスプロケットの歯型構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987189999U JPH077642Y2 (ja) | 1987-12-16 | 1987-12-16 | タイミングベルト及びスプロケットの歯型構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0194649U JPH0194649U (ja) | 1989-06-22 |
| JPH077642Y2 true JPH077642Y2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=31481002
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987189999U Expired - Lifetime JPH077642Y2 (ja) | 1987-12-16 | 1987-12-16 | タイミングベルト及びスプロケットの歯型構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH077642Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3909950C2 (de) * | 1989-03-25 | 1993-12-23 | Breco Kunststoff | Riementrieb bestehend aus einem Zahnriemen und einer Zahnscheibe |
| US5209705A (en) * | 1992-05-29 | 1993-05-11 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Synchronous drive belt with oblique and offset teeth |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62176539U (ja) * | 1986-04-28 | 1987-11-10 |
-
1987
- 1987-12-16 JP JP1987189999U patent/JPH077642Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0194649U (ja) | 1989-06-22 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3548855B2 (ja) | 位相調整されたエンジンのタイミングチェーンシス テム | |
| JP4083264B2 (ja) | サイレントチェーン | |
| JP3187802B1 (ja) | サイレントチェーン駆動機構 | |
| EP0291110B1 (en) | Pre-timed distribution unit, in particular for internal combustion engines | |
| EP0989334B1 (en) | Sprocket for multiple axis phased chain systems | |
| JPH077642Y2 (ja) | タイミングベルト及びスプロケットの歯型構造 | |
| US6908407B2 (en) | Silent chain transmission mechanism | |
| JP2904418B2 (ja) | 撓み噛み合い式歯車装置のスプラインの歯形 | |
| JPH09177901A (ja) | フェーズドチェーン・スプロケット組立体およびサイレントチェーン | |
| JPS6388368A (ja) | 等速駆動装置 | |
| JPS61232305A (ja) | Ｖ形ｄｏｈｃエンジンのカム軸駆動構造 | |
| JPH0658133U (ja) | ダブルオーバーヘッドカムシャフトエンジンのカムシャフト駆動機構 | |
| JPS63149449A (ja) | 動力伝達用ｖベルト | |
| JPS62251564A (ja) | 複列式チエ−ン装置 | |
| JP2790644B2 (ja) | Ｖ型エンジンの動弁装置 | |
| JP6955157B2 (ja) | スプロケット及び伝動機構 | |
| JPS6340685Y2 (ja) | ||
| JPS5817938Y2 (ja) | 減速・逆転機のクラッチ板中立保持装置 | |
| JP2748271B2 (ja) | Ｖ型エンジンのカムシャフト駆動装置 | |
| JPS6153412A (ja) | Ｖ型エンジンのカムシヤフト駆動装置 | |
| JPH0381026B2 (ja) | ||
| JP3326308B2 (ja) | シグナルロータを備えた内燃機関の動弁装置 | |
| JPS6193654U (ja) | ||
| JPS62159712A (ja) | クランク軸直結型オイルポンプの取付装置 | |
| JPH0736084Y2 (ja) | カムシャフトスプロケットの固定治具 |