JPH0776169A - 光情報記録媒体 - Google Patents
光情報記録媒体Info
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- JPH0776169A JPH0776169A JP5172411A JP17241193A JPH0776169A JP H0776169 A JPH0776169 A JP H0776169A JP 5172411 A JP5172411 A JP 5172411A JP 17241193 A JP17241193 A JP 17241193A JP H0776169 A JPH0776169 A JP H0776169A
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- JP
- Japan
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- compound
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- recording
- thin film
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- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高密度記録が可能な630〜700nmのレ
ーザーを用いた光ピックアップに適応できる光情報記録
媒体、及び770〜830nmに高い屈折率を有し、保
存寿命が長く再生による劣化の少ない追記型CD用の光
情報記録媒体を提供すること。 【構成】 基板上に有機薄膜層を設け、必要に応じてそ
の上に保護層を設けてなる記録媒体、または基板上に有
機薄膜層を設け、その上に金属反射層及び保護層を順次
積層して基板側からの反射率が65%以上ある記録媒体
において、有機薄膜層中に特定された構造のチアゾール
誘導体化合物を含有させる。この際、アルミニウム塩な
どの光安定性の高い化合物を有機薄膜層中に混合させる
ことが好ましい。
ーザーを用いた光ピックアップに適応できる光情報記録
媒体、及び770〜830nmに高い屈折率を有し、保
存寿命が長く再生による劣化の少ない追記型CD用の光
情報記録媒体を提供すること。 【構成】 基板上に有機薄膜層を設け、必要に応じてそ
の上に保護層を設けてなる記録媒体、または基板上に有
機薄膜層を設け、その上に金属反射層及び保護層を順次
積層して基板側からの反射率が65%以上ある記録媒体
において、有機薄膜層中に特定された構造のチアゾール
誘導体化合物を含有させる。この際、アルミニウム塩な
どの光安定性の高い化合物を有機薄膜層中に混合させる
ことが好ましい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピューターメモリ
ー、画像及び音声ファイル用メモリー、光カードなどに
利用される光情報記録媒体(以後記録媒体と略す)に関
し、特に耐久性や保存安定性に優れた追記型CD用など
の光情報記録媒体に関する。
ー、画像及び音声ファイル用メモリー、光カードなどに
利用される光情報記録媒体(以後記録媒体と略す)に関
し、特に耐久性や保存安定性に優れた追記型CD用など
の光情報記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】これまで提案されている記録媒体には次
のようなタイプのものがある。 (a)低融点金属薄膜を記録層に用いたもの。 (b)反射層と有機光吸収層の2層構造記録層としたも
の。 (c)高反射率の有機色素膜を用いたもの。 (d)有機色素膜に金属反射層を積層したもの(特開昭
63−22045号、特開平2−42652号各公
報)。
のようなタイプのものがある。 (a)低融点金属薄膜を記録層に用いたもの。 (b)反射層と有機光吸収層の2層構造記録層としたも
の。 (c)高反射率の有機色素膜を用いたもの。 (d)有機色素膜に金属反射層を積層したもの(特開昭
63−22045号、特開平2−42652号各公
報)。
【0003】上記(a)タイプの記録媒体は、低融点金
属のTeなどを主成分とした薄膜により記録層を構成し
たもので、穴あけ型と結晶〜非結晶間の相転移に伴う反
射率変化を利用した相変化型とがある。この(a)タイ
プの記録媒体は一般に保存安定性が悪く、さらに穴あけ
型のものは分解能が低く記録密度が上がらず、また相変
化型のものは製造条件が難かしくコストが高くなるとい
う欠点がある。
属のTeなどを主成分とした薄膜により記録層を構成し
たもので、穴あけ型と結晶〜非結晶間の相転移に伴う反
射率変化を利用した相変化型とがある。この(a)タイ
プの記録媒体は一般に保存安定性が悪く、さらに穴あけ
型のものは分解能が低く記録密度が上がらず、また相変
化型のものは製造条件が難かしくコストが高くなるとい
う欠点がある。
【0004】上記(a)タイプの記録媒体は金属の反射
膜上に有機光吸収層をコーティングにより設け、該有機
光吸収層にレーザー光を照射して窪みを作り情報の記録
を行うものである。この(b)タイプの記録媒体は、記
録層が金属反射膜上に有機吸収層を積層した2層構造と
なっているため製造が面倒であり、また光や熱によって
変形または変質しない金属の反射層をもつため、基板側
からの記録・再生が難しいという欠点がある。
膜上に有機光吸収層をコーティングにより設け、該有機
光吸収層にレーザー光を照射して窪みを作り情報の記録
を行うものである。この(b)タイプの記録媒体は、記
録層が金属反射膜上に有機吸収層を積層した2層構造と
なっているため製造が面倒であり、また光や熱によって
変形または変質しない金属の反射層をもつため、基板側
からの記録・再生が難しいという欠点がある。
【0005】上記(c)のタイプの記録媒体は基板に反
射率の高い有機色素薄膜を記録層として設けたものであ
る。有機色素薄膜は融点、分解温度が高く、熱伝導率も
低いので、高感度、高C/N化、高信頼性が期待でき、
また膜形成がコーティングにより可能なため生産性がよ
く、低コスト化ができるなどの利点がある。しかし、現
在、従来の光ディスクで使用されてきた波長域より短波
長に発振波長(〜680nm)を有する半導体レーザー
が実用化され始められているにも拘らず、これまでの色
素では700nm以下の波長域に光吸収能及び光反射能
をもたず、高密度記録性に限界があった。
射率の高い有機色素薄膜を記録層として設けたものであ
る。有機色素薄膜は融点、分解温度が高く、熱伝導率も
低いので、高感度、高C/N化、高信頼性が期待でき、
また膜形成がコーティングにより可能なため生産性がよ
く、低コスト化ができるなどの利点がある。しかし、現
在、従来の光ディスクで使用されてきた波長域より短波
長に発振波長(〜680nm)を有する半導体レーザー
が実用化され始められているにも拘らず、これまでの色
素では700nm以下の波長域に光吸収能及び光反射能
をもたず、高密度記録性に限界があった。
【0006】上記(d)のタイプの記録媒体は基板上に
有機色素、金属反射層、必要に応じ保護層を順次積層し
てなり、市販のCDプレーヤーで再生可能な追記型CD
(CD−WO)に利用されるもので、高い反射率と高い
安定性が両立し得る有機色素の開発が必要である。その
ため再生波長域(770〜830nm)に高い屈折率を
有し、かつ、安定性の高い有機色素の開発が望まれる。
有機色素、金属反射層、必要に応じ保護層を順次積層し
てなり、市販のCDプレーヤーで再生可能な追記型CD
(CD−WO)に利用されるもので、高い反射率と高い
安定性が両立し得る有機色素の開発が必要である。その
ため再生波長域(770〜830nm)に高い屈折率を
有し、かつ、安定性の高い有機色素の開発が望まれる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、集光ビーム
をより細く絞り込み高密度記録が可能な、630〜70
0nmのレーザーを用いた光ピックアップに適応できる
記録媒体を提供することを目的とする。また本発明は、
熱安定性及び光安定性に優れ、かつ、770〜830n
mに高い屈折率を有する有機色素による記録層を提供
し、保存寿命が長く、再生による劣化が少なく、かつ、
高反射率のCD−WO記録媒体を提供することを目的と
する。
をより細く絞り込み高密度記録が可能な、630〜70
0nmのレーザーを用いた光ピックアップに適応できる
記録媒体を提供することを目的とする。また本発明は、
熱安定性及び光安定性に優れ、かつ、770〜830n
mに高い屈折率を有する有機色素による記録層を提供
し、保存寿命が長く、再生による劣化が少なく、かつ、
高反射率のCD−WO記録媒体を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によれば、基板上に直接または下引き層を介
して有機薄膜層を設け、必要に応じて、さらにその上に
保護層を設けてなる記録媒体において、前記有機薄膜層
中に下記一般式(I)で示される化合物を含有させた記
録媒体が提供される。
め、本発明によれば、基板上に直接または下引き層を介
して有機薄膜層を設け、必要に応じて、さらにその上に
保護層を設けてなる記録媒体において、前記有機薄膜層
中に下記一般式(I)で示される化合物を含有させた記
録媒体が提供される。
【化1】 また、本発明によれば、上記構成において、前記有機薄
膜層と保護層との間に金属反射層を設けてなり、かつ基
板側からの反射率が65%以上ある記録媒体が提供され
る。また、本発明によれば、上記構成において、前記有
機薄膜層中に、前記一般式(I)の化合物よりも長波長
領域の光に対して吸収能を有し、かつ、前記一般式
(I)の化合物より光安定性の高い化合物を混合させた
記録媒体が提供される。さらに、本発明によれば、上記
構成において、前記一般式(I)の化合物よりも光安定
性の高い化合物が、アミニウム塩、ジイモニウム塩及び
金属錯体のうちの少なくとも一種である記録媒体が提供
される。
膜層と保護層との間に金属反射層を設けてなり、かつ基
板側からの反射率が65%以上ある記録媒体が提供され
る。また、本発明によれば、上記構成において、前記有
機薄膜層中に、前記一般式(I)の化合物よりも長波長
領域の光に対して吸収能を有し、かつ、前記一般式
(I)の化合物より光安定性の高い化合物を混合させた
記録媒体が提供される。さらに、本発明によれば、上記
構成において、前記一般式(I)の化合物よりも光安定
性の高い化合物が、アミニウム塩、ジイモニウム塩及び
金属錯体のうちの少なくとも一種である記録媒体が提供
される。
【0009】以下、本発明を詳細に説明する。まず、記
録媒体の構成について述べる。図1は、本発明の記録媒
体に適用し得る層構成例を示す図で、基板1の上に、必
要に応じて下引き層3を介して、有機薄膜層2を設け、
さらに必要に応じ保護層4が設けられる。
録媒体の構成について述べる。図1は、本発明の記録媒
体に適用し得る層構成例を示す図で、基板1の上に、必
要に応じて下引き層3を介して、有機薄膜層2を設け、
さらに必要に応じ保護層4が設けられる。
【0010】図2は、本発明の記録媒体に適用し得る別
のタイプの層構成例を示す図で、図1の構成の有機薄膜
層2の上に金属反射層5が設けられている。
のタイプの層構成例を示す図で、図1の構成の有機薄膜
層2の上に金属反射層5が設けられている。
【0011】本発明の記録媒体は、図1及び図2に示し
た構成の有機薄膜層(記録層)を内側にして、他の基板
と空間を介して密封したエアーサンドイッチ構造にして
もよく、また保護層を介して接着した貼合せ構造にして
もよい。
た構成の有機薄膜層(記録層)を内側にして、他の基板
と空間を介して密封したエアーサンドイッチ構造にして
もよく、また保護層を介して接着した貼合せ構造にして
もよい。
【0012】次に、構成各層の必要特性及びその構成材
料について述べる。 1)基板 基板の必要特性としては、基板側より記録再生を行う場
合には使用レーザー光に対して透明でなければならない
が、記録層側から記録再生を行う場合は透明である必要
はない。基板材料としては、例えばポリエステル、アク
リル樹脂、ポリアミド、ポリカーボネート樹脂、ポリオ
レフィン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリイ
ミドなどのプラスチック、ガラス、セラミックあるいは
金属などを用いることができる。なお、基板の表面にト
ラッキング用の案内溝や案内ピット、さらにアドレス信
号などのプレフォーマットが形成されていてもよい。
料について述べる。 1)基板 基板の必要特性としては、基板側より記録再生を行う場
合には使用レーザー光に対して透明でなければならない
が、記録層側から記録再生を行う場合は透明である必要
はない。基板材料としては、例えばポリエステル、アク
リル樹脂、ポリアミド、ポリカーボネート樹脂、ポリオ
レフィン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリイ
ミドなどのプラスチック、ガラス、セラミックあるいは
金属などを用いることができる。なお、基板の表面にト
ラッキング用の案内溝や案内ピット、さらにアドレス信
号などのプレフォーマットが形成されていてもよい。
【0013】2)下引き層 下引き層は、(a)接着性の向上、(b)水またはガス
などに対するバリヤー、(c)記録層の保存安定性の向
上、(d)反射率の向上、(e)溶剤からの基板の保
護、案内溝、案内ピット、プレフォーマットの形成など
を目的として使用される。(a)の目的に対しては高分
子、例えばアイオノマー樹脂、ポリアミド、ビニル系樹
脂、天然樹脂、天然高分子、シリコーン、液状ゴムなど
の種々の高分子物質及びシランカップリング剤などを用
いることができ、(b)及び(c)の目的に対しては、
上記高分子材料以外に無機化合物、例えばZnS、Si
O2、MgF2、SiO、TiO2、ZnO、TiN、S
iN、及びZn、Ni、Cr、Ge、Se、Au、A
g、Alなどの金属または半金属などを用いることがで
きる。また(b)の目的に対しては金属、例えばAl、
Agなどや、金属光沢を有する有機薄膜、例えばメチン
染料、キサンテン系染料などを用いることができ、
(e)及び(f)の目的に対しては、紫外線硬化樹脂、
熱硬化樹脂、熱可塑性樹脂などを用いることができる。
下引き層の膜厚は0.01〜30μm、好ましくは0.
05〜10μmが適当である。
などに対するバリヤー、(c)記録層の保存安定性の向
上、(d)反射率の向上、(e)溶剤からの基板の保
護、案内溝、案内ピット、プレフォーマットの形成など
を目的として使用される。(a)の目的に対しては高分
子、例えばアイオノマー樹脂、ポリアミド、ビニル系樹
脂、天然樹脂、天然高分子、シリコーン、液状ゴムなど
の種々の高分子物質及びシランカップリング剤などを用
いることができ、(b)及び(c)の目的に対しては、
上記高分子材料以外に無機化合物、例えばZnS、Si
O2、MgF2、SiO、TiO2、ZnO、TiN、S
iN、及びZn、Ni、Cr、Ge、Se、Au、A
g、Alなどの金属または半金属などを用いることがで
きる。また(b)の目的に対しては金属、例えばAl、
Agなどや、金属光沢を有する有機薄膜、例えばメチン
染料、キサンテン系染料などを用いることができ、
(e)及び(f)の目的に対しては、紫外線硬化樹脂、
熱硬化樹脂、熱可塑性樹脂などを用いることができる。
下引き層の膜厚は0.01〜30μm、好ましくは0.
05〜10μmが適当である。
【0014】3)記録層(光吸収層) 本発明による記録層はレーザー光の照射により何らかの
光学的変化を生じさせその変化により情報を記録できる
有機薄膜層であって、この記録層中には前記一般式
(I)の化合物が含有されている必要がある。また、記
録層の形成にあたっては本発明の化合物を1種または2
種以上組み合わせて用いてもよい。さらに、本発明の化
合物は他の染料、例えばフタロシアニン系染料、テトラ
ヒドロコリン系染料、ジオキサジン系染料、トリフェニ
ルメタン系染料、フェナンスレン系染料、シアニン(メ
ロシアニン)系染料、ナフトキノン系染料、アントラキ
ノン(インダンスレン)系染料、キサンテン系染料、ト
リフェニルメタン系染料、クロコニウム系染料、ピリリ
ウム系染料、アズレン系染料などと組み合わせてもよ
い。
光学的変化を生じさせその変化により情報を記録できる
有機薄膜層であって、この記録層中には前記一般式
(I)の化合物が含有されている必要がある。また、記
録層の形成にあたっては本発明の化合物を1種または2
種以上組み合わせて用いてもよい。さらに、本発明の化
合物は他の染料、例えばフタロシアニン系染料、テトラ
ヒドロコリン系染料、ジオキサジン系染料、トリフェニ
ルメタン系染料、フェナンスレン系染料、シアニン(メ
ロシアニン)系染料、ナフトキノン系染料、アントラキ
ノン(インダンスレン)系染料、キサンテン系染料、ト
リフェニルメタン系染料、クロコニウム系染料、ピリリ
ウム系染料、アズレン系染料などと組み合わせてもよ
い。
【0015】また、本発明の化合物は金属、金属化合
物、例えばIn、Sn、Te、Bi、Al、Se、Te
O2、SnO、As、Cdなどを分散混合あるいは積層
の形態で用いることもできる。さらに、本発明の化合物
中に高分子材料、例えばアイオノマー樹脂、ポリアミド
系樹脂、ビニル系樹脂、天然高分子、シリコーン、液状
ゴムなどの種々の材料もしくはシランカップリング剤な
どを分散混合して用いてもよく、あるいは特性改良の目
的で安定剤(例えば、遷移金属錯体)、分散剤、難燃
剤、滑剤、帯電防止剤、界面活性剤、可塑剤などと一緒
に用いることができる。
物、例えばIn、Sn、Te、Bi、Al、Se、Te
O2、SnO、As、Cdなどを分散混合あるいは積層
の形態で用いることもできる。さらに、本発明の化合物
中に高分子材料、例えばアイオノマー樹脂、ポリアミド
系樹脂、ビニル系樹脂、天然高分子、シリコーン、液状
ゴムなどの種々の材料もしくはシランカップリング剤な
どを分散混合して用いてもよく、あるいは特性改良の目
的で安定剤(例えば、遷移金属錯体)、分散剤、難燃
剤、滑剤、帯電防止剤、界面活性剤、可塑剤などと一緒
に用いることができる。
【0016】記録層の形成は蒸着、スパッタリング、C
VD、または溶剤塗布などの通常の手段によって行うこ
とができる。塗布法を用いる場合には上記化合物などを
有機溶剤に溶解してスプレー、ローラー塗布、ディッピ
ングまたはスピナー塗布などの慣用の塗布方法で行う。
有機溶剤としては一般にメタノール、エタノール、イソ
プロパノールなどアルコール類、アセトン、メチルエチ
ルケトン、シクロヘキサンなどのケトン類、N,N−ジ
メチルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミドな
どのアミド類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシ
ド類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチルエー
テル、エチレングリコールモノメチルエーテルなどのエ
ーテル類、酢酸メチル、酢酸エチルなどのエステル類、
クロロホルム、塩化メチレン、ジクロロエタン、四塩化
炭素、トリクロロエタンなどの脂肪族ハロゲン化炭化水
素、あるいはベンゼン、キシレン、モノクロロベンゼ
ン、ジクロロベンゼンなどの芳香族類などを用いること
ができる。記録層の膜厚は、100Å〜10μm、好ま
しくは200Å〜1000Åが適当である。
VD、または溶剤塗布などの通常の手段によって行うこ
とができる。塗布法を用いる場合には上記化合物などを
有機溶剤に溶解してスプレー、ローラー塗布、ディッピ
ングまたはスピナー塗布などの慣用の塗布方法で行う。
有機溶剤としては一般にメタノール、エタノール、イソ
プロパノールなどアルコール類、アセトン、メチルエチ
ルケトン、シクロヘキサンなどのケトン類、N,N−ジ
メチルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミドな
どのアミド類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシ
ド類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチルエー
テル、エチレングリコールモノメチルエーテルなどのエ
ーテル類、酢酸メチル、酢酸エチルなどのエステル類、
クロロホルム、塩化メチレン、ジクロロエタン、四塩化
炭素、トリクロロエタンなどの脂肪族ハロゲン化炭化水
素、あるいはベンゼン、キシレン、モノクロロベンゼ
ン、ジクロロベンゼンなどの芳香族類などを用いること
ができる。記録層の膜厚は、100Å〜10μm、好ま
しくは200Å〜1000Åが適当である。
【0017】4)保護層 保護層は記録層を傷、埃、汚れなどから保護する、記録
層の保存安定性の向上、反射率の向上などを目的として
使用される。これらの目的に対しては、前記の下引き層
に示した材料を用いることができる。無機材料としてS
iO、SiO2なども用いることもでき、有機材料とし
てアクリル樹脂、ポリカーボネート、エポキシ樹脂、ポ
リスチレン、ポリエステル樹脂、ビニル樹脂、セルロー
ス、脂肪族炭化水素樹脂、芳香族炭化水素樹脂、天然ゴ
ム、スチレン−ブタジエン樹脂、クロロプレンゴム、ワ
ックス、アルキッド樹脂、乾性油、ロジンなどの熱軟化
性、熱溶融性樹脂も用いることができる。本発明におい
て、前記の下引き層及び保護層には記録層の場合と同時
に、安定剤、分散剤、難燃剤、滑剤、帯電防止剤、界面
活性剤、可塑剤などを含有させることができる。
層の保存安定性の向上、反射率の向上などを目的として
使用される。これらの目的に対しては、前記の下引き層
に示した材料を用いることができる。無機材料としてS
iO、SiO2なども用いることもでき、有機材料とし
てアクリル樹脂、ポリカーボネート、エポキシ樹脂、ポ
リスチレン、ポリエステル樹脂、ビニル樹脂、セルロー
ス、脂肪族炭化水素樹脂、芳香族炭化水素樹脂、天然ゴ
ム、スチレン−ブタジエン樹脂、クロロプレンゴム、ワ
ックス、アルキッド樹脂、乾性油、ロジンなどの熱軟化
性、熱溶融性樹脂も用いることができる。本発明におい
て、前記の下引き層及び保護層には記録層の場合と同時
に、安定剤、分散剤、難燃剤、滑剤、帯電防止剤、界面
活性剤、可塑剤などを含有させることができる。
【0018】5)金属反射層 金属反射層は単体で高反射率の得られる金属、半金属な
どが使用できる。具体的材料としては、Au、Ag、C
u、Al、Cr、Ni、Alなどが挙げられ、好ましく
はAu、Alがよい。これらの金属、半金属は単独で使
用してもよく、2種以上の合金としてもよい。膜形成法
としては蒸着、スパッタリングなどが挙げられ、膜厚と
しては50〜3000Å、好ましくは100〜1000
Åである。
どが使用できる。具体的材料としては、Au、Ag、C
u、Al、Cr、Ni、Alなどが挙げられ、好ましく
はAu、Alがよい。これらの金属、半金属は単独で使
用してもよく、2種以上の合金としてもよい。膜形成法
としては蒸着、スパッタリングなどが挙げられ、膜厚と
しては50〜3000Å、好ましくは100〜1000
Åである。
【0019】本発明の一般式(I)で示される化合物の
具体例を表1に示す。
具体例を表1に示す。
【表1】
【0020】本発明で用いられるアミニウム塩もしくは
ジイモニウム塩化合物は、次式の(II)〜(X)で構
造式が示されるものが使用される。以下、各式について
詳述し、2、3の具体例を述べる。なお、それぞれの具
体例の詳細は特公昭43−25335号公報に記述され
ているので参照することができる。
ジイモニウム塩化合物は、次式の(II)〜(X)で構
造式が示されるものが使用される。以下、各式について
詳述し、2、3の具体例を述べる。なお、それぞれの具
体例の詳細は特公昭43−25335号公報に記述され
ているので参照することができる。
【化2】アミニウム塩もしくはジイモニウム塩化合物
例;式(II)の化合物 (式中、Aはフェニール、シクロヘキシルイミノ、ジベ
ンジルアミノまたはC1〜C4のアルキルを有するジアル
キルアミノを表わし、BはAと同じかあるいは水素原子
を表わし、Xは酸アニオンを表わし、そして上記式中に
存在する芳香核は低級アルキル、低級アルコキシ、低級
アルキルチオ、ハロゲンまたは水酸基によって置換され
ていてもよい。)
例;式(II)の化合物 (式中、Aはフェニール、シクロヘキシルイミノ、ジベ
ンジルアミノまたはC1〜C4のアルキルを有するジアル
キルアミノを表わし、BはAと同じかあるいは水素原子
を表わし、Xは酸アニオンを表わし、そして上記式中に
存在する芳香核は低級アルキル、低級アルコキシ、低級
アルキルチオ、ハロゲンまたは水酸基によって置換され
ていてもよい。)
【0021】具体的には、以下表2に示す化合物などが
ある。
ある。
【表2】
【0022】
【化3】アミニウム塩もしくはジイモニウム塩化合物
例;式(III)の化合物 (式中、Zは置換もしくは未置換の炭素環ケトンを完成
するのに必要な原子群を表わし、この炭素環には芳香族
環が縮合していてもよく、R1及びR2は同じかまたは異
なっていてもよく、そしてそれぞれは置換もしくは未置
換アルキル基あるいは置換もしくは未置換アリール基を
表わし、Xは金属錯体アニオンを表わし、mは1または
2を表わし、Aは下記の芳香環(a)または(b)を表
わし、それぞれのフェニール基はアルキル基、アルコキ
シ基、ハロゲンまたは水酸基で置換されていてもよ
い。)
例;式(III)の化合物 (式中、Zは置換もしくは未置換の炭素環ケトンを完成
するのに必要な原子群を表わし、この炭素環には芳香族
環が縮合していてもよく、R1及びR2は同じかまたは異
なっていてもよく、そしてそれぞれは置換もしくは未置
換アルキル基あるいは置換もしくは未置換アリール基を
表わし、Xは金属錯体アニオンを表わし、mは1または
2を表わし、Aは下記の芳香環(a)または(b)を表
わし、それぞれのフェニール基はアルキル基、アルコキ
シ基、ハロゲンまたは水酸基で置換されていてもよ
い。)
【表3】
【0023】具体的には次の表4に示されるものがあ
る。
る。
【表4】
【0024】アミニウム塩もしくはジイモニウム塩化合
物例;式(IV)の化合物
物例;式(IV)の化合物
【化4】 (式中、Zは置換もしくは未置換の炭素環ケトンを完成
するのに必要な原子群を表わし、この炭素環には芳香族
環が縮合していてもよく、R1及びR2は同じかまたは異
なっていてもよく、そしてそれぞれは置換もしくは未置
換アルキル基あるいは置換もしくは未置換アリール基を
表わし、Xは金属錯体アニオンを表わし、mは1または
2を表わし、Aは下記の芳香環(a)または(b)を表
わし、それぞれのフェニール基はアルキル基、アルコキ
シ基、ハロゲンまたは水酸基で置換されていてもよ
い。)
するのに必要な原子群を表わし、この炭素環には芳香族
環が縮合していてもよく、R1及びR2は同じかまたは異
なっていてもよく、そしてそれぞれは置換もしくは未置
換アルキル基あるいは置換もしくは未置換アリール基を
表わし、Xは金属錯体アニオンを表わし、mは1または
2を表わし、Aは下記の芳香環(a)または(b)を表
わし、それぞれのフェニール基はアルキル基、アルコキ
シ基、ハロゲンまたは水酸基で置換されていてもよ
い。)
【表5】
【0025】具体的には表6で示されるものなどが挙げ
られる。
られる。
【表6】
【0026】次に本発明で用いられる金属錯体について
詳述し、2、3の具体例を述べる。なお、それぞれの具
体例の詳細は特公昭43−25335号公報に記述され
ているので参照することができる。
詳述し、2、3の具体例を述べる。なお、それぞれの具
体例の詳細は特公昭43−25335号公報に記述され
ているので参照することができる。
【0027】金属錯体例;アセチルアセトナート系化合
物 Ni(II)アクリルアセトナート、Cu(II)アセ
チルアセトナート、Mn(III)アセチルアセトナー
トなど。
物 Ni(II)アクリルアセトナート、Cu(II)アセ
チルアセトナート、Mn(III)アセチルアセトナー
トなど。
【0028】金属錯体例;ビスジチオ−α−ジケトン系
化合物 ビス(ジチオベンジル)ニッケル、ビス(ジチオビアセ
チル)ニッケル、ビス(4−ジエチルアミノベンジルジ
チオ)ニッケルなど。
化合物 ビス(ジチオベンジル)ニッケル、ビス(ジチオビアセ
チル)ニッケル、ビス(4−ジエチルアミノベンジルジ
チオ)ニッケルなど。
【0029】金属錯体例;ビスフェニルジチオール系化
合物 ビス(1,2−ジチオフェニル)ニッケル、ビス(1,
2−ジチオ−3,6−ジメチルフェニル)ニッケル、ビ
ス(1,2−ジチオ−3,4,6−トリメチルフェニ
ル)ニッケルなど。また、これらの金属錯体はカチオン
と塩を形成してもよく、例えば下記の第4級アンモニウ
ム塩を挙げることができる。ビス(1,2−ジチオ−5
−メチルフェニル)ニッケルテトラブチルアンモニウ
ム、ビス(1,2−ジチオ−4−メチルフェニル)ニッ
ケルテトラブチルアンモニウム、ビス(1,2−ジチオ
−5−メチルフェニル)ニッケルテトラ(t−ブチルア
ンモニウムなど。
合物 ビス(1,2−ジチオフェニル)ニッケル、ビス(1,
2−ジチオ−3,6−ジメチルフェニル)ニッケル、ビ
ス(1,2−ジチオ−3,4,6−トリメチルフェニ
ル)ニッケルなど。また、これらの金属錯体はカチオン
と塩を形成してもよく、例えば下記の第4級アンモニウ
ム塩を挙げることができる。ビス(1,2−ジチオ−5
−メチルフェニル)ニッケルテトラブチルアンモニウ
ム、ビス(1,2−ジチオ−4−メチルフェニル)ニッ
ケルテトラブチルアンモニウム、ビス(1,2−ジチオ
−5−メチルフェニル)ニッケルテトラ(t−ブチルア
ンモニウムなど。
【0030】金属錯体例;サリチルアルデヒドオキシム
系化合物 下記式(V)で示されるもので、具体的には下記のよう
なものがある。
系化合物 下記式(V)で示されるもので、具体的には下記のよう
なものがある。
【化5】
【0031】Ni(II)o−(N−イソプロピルホル
ムイミドイル)フェノール、Ni(II)o−(N−ド
デシルホルムイミドイル)フェノール、Cu(II)o
−(N−ドデシルホルムイミドイル)フェノールなど。
ムイミドイル)フェノール、Ni(II)o−(N−ド
デシルホルムイミドイル)フェノール、Cu(II)o
−(N−ドデシルホルムイミドイル)フェノールなど。
【0032】金属錯体例;チオビスフェノレートキレー
ト系化合物 下記式(VI)で示されるもので、具体的には下記のよ
うなものがある。
ト系化合物 下記式(VI)で示されるもので、具体的には下記のよ
うなものがある。
【化6】
【0033】Ni(II)n−ブチルアミノ〔2,2−チ
オビス(4−t−オクチル)−フェノレート〕(Cyasor
b-UV-1064、アメリカン シアナミド社 )、Co(I
I)n−ブチルアミノ〔2,2−チオビス(4−t−オ
クチル)−フェノレート〕、Ni(II)−2,2−チオ
ビス(4−t−オクチル)−フェノレート〕など。
オビス(4−t−オクチル)−フェノレート〕(Cyasor
b-UV-1064、アメリカン シアナミド社 )、Co(I
I)n−ブチルアミノ〔2,2−チオビス(4−t−オ
クチル)−フェノレート〕、Ni(II)−2,2−チオ
ビス(4−t−オクチル)−フェノレート〕など。
【0034】金属錯体例;ビドラジン−S−メチルジチ
オカルボキシレート系化合物 下記式(VII)で示されるもので、具体的には下記の
ようなものがある。
オカルボキシレート系化合物 下記式(VII)で示されるもので、具体的には下記の
ようなものがある。
【化7】
【0035】金属錯体例;下記式(VIII)で示され
る化合物
る化合物
【化8】
【0036】金属錯体例;下記式(IX)で示される化
合物
合物
【化9】
【0037】金属錯体例;下記表7のインドアニリン系
化合物
化合物
【表7】
【0038】また、一般式(I)の化合物と長波長吸収
色素との混合比は、一般式(I)の化合物に対して長波
長吸収色素す0.1〜30wt%、好ましくは5〜20
wt%であって、上記の層はガラスなどの基板の上にス
ピナー塗布法などによって厚さ100Å〜10μm、好
ましくは200Å〜2000Å程度となるように塗布さ
れて、本発明の光情報記録媒体となる。
色素との混合比は、一般式(I)の化合物に対して長波
長吸収色素す0.1〜30wt%、好ましくは5〜20
wt%であって、上記の層はガラスなどの基板の上にス
ピナー塗布法などによって厚さ100Å〜10μm、好
ましくは200Å〜2000Å程度となるように塗布さ
れて、本発明の光情報記録媒体となる。
【0039】
【実施例】以下実施例について本発明を説明するが、本
発明はこれらに限定されるものではない。
発明はこれらに限定されるものではない。
【0040】実施例1 厚さ1.2μmのポリメチルメタアクリレート板上に、
フォトポリマー50μmにて、深さ980Å、半値幅
0.3μm、トラックピッチ1.3μmの案内溝を形成
した基板上に、表1の化合物No.5の1,2−ジクロ
ルエタン溶液をスピナー塗布し、厚さ750Åの記録層
を設けて記録媒体とした。
フォトポリマー50μmにて、深さ980Å、半値幅
0.3μm、トラックピッチ1.3μmの案内溝を形成
した基板上に、表1の化合物No.5の1,2−ジクロ
ルエタン溶液をスピナー塗布し、厚さ750Åの記録層
を設けて記録媒体とした。
【0041】実施例2,3 実施例1において、表1の化合物No.5の代わりに、
同表の化合物No.9及び化合物No.12を用いた以
外は実施例1と同様にして実施例2及び実施例3の記録
媒体を得た。
同表の化合物No.9及び化合物No.12を用いた以
外は実施例1と同様にして実施例2及び実施例3の記録
媒体を得た。
【0042】実施例4 実施例1において、表1の化合物No.5と下記のアミ
ニウム塩の10/1.2(重量比)の1,2−ジクロル
エタン溶液を用いた以外は実施例1と同様にして実施例
4の記録媒体を得た。
ニウム塩の10/1.2(重量比)の1,2−ジクロル
エタン溶液を用いた以外は実施例1と同様にして実施例
4の記録媒体を得た。
【化10】
【0043】実施例5 実施例1において、表1の化合物No.5と下記のジイ
モニウム塩の10/1.2(重量比)の1,2−ジクロ
ルエタン溶液を用いた以外は実施例1と同様にして実施
例5の記録媒体を得た。
モニウム塩の10/1.2(重量比)の1,2−ジクロ
ルエタン溶液を用いた以外は実施例1と同様にして実施
例5の記録媒体を得た。
【化11】
【0044】実施例6 実施例1において、表1の化合物No.5に代わる同表
の化合物No.9と金属錯体ビス(1,2−ジチオ−
3,4,6−トリクロロフェニル)ニッケルの10/
1.5(重量比)の1,2−ジクロールエタン溶液を用
いた以外は実施例1と同様にして実施例6の記録媒体を
得た。
の化合物No.9と金属錯体ビス(1,2−ジチオ−
3,4,6−トリクロロフェニル)ニッケルの10/
1.5(重量比)の1,2−ジクロールエタン溶液を用
いた以外は実施例1と同様にして実施例6の記録媒体を
得た。
【0045】実施例7 実施例1において、表1の化合物No.5と下記のアミ
ニウム塩の10/1.5(重量比)の1,2−ジクロル
エタン溶液を用いた以外は実施例1と同様にして実施例
7の記録媒体を得た。
ニウム塩の10/1.5(重量比)の1,2−ジクロル
エタン溶液を用いた以外は実施例1と同様にして実施例
7の記録媒体を得た。
【化12】
【0046】実施例8 深さ900Å、半値幅0.4μm、トラックピッチ1.
6μmの案内溝を有する厚さ1.2mmの射出成形ポリ
カーボネート基板上に、表1の化合物No.4の1,
1,2−トリフルオロエタノール溶液をスピナー塗布
し、厚さ1600Åの記録層を設け、その上に10- 5
Torr下でAuを1200Å真空蒸着して反射層と
し、その上にアクリル系フォトポリマーにて厚さ3μm
の保護層を形成し、記録媒体とした。
6μmの案内溝を有する厚さ1.2mmの射出成形ポリ
カーボネート基板上に、表1の化合物No.4の1,
1,2−トリフルオロエタノール溶液をスピナー塗布
し、厚さ1600Åの記録層を設け、その上に10- 5
Torr下でAuを1200Å真空蒸着して反射層と
し、その上にアクリル系フォトポリマーにて厚さ3μm
の保護層を形成し、記録媒体とした。
【0047】実施例9,10 実施例8において、表1の化合物No.5の代わりに、
同表の化合物No.7及び化合物No.10を用いた以
外は実施例8と同様にして実施例9及び実施例10の記
録媒体を得た。
同表の化合物No.7及び化合物No.10を用いた以
外は実施例8と同様にして実施例9及び実施例10の記
録媒体を得た。
【0048】実施例11 実施例8において、表1の化合物No.4と下記のアミ
ニウム塩の10/1.5(重量比)の1,1,2−トリ
フルオロエタノール溶液を用いた以外は実施例8と同様
にして実施例11の記録媒体を得た。
ニウム塩の10/1.5(重量比)の1,1,2−トリ
フルオロエタノール溶液を用いた以外は実施例8と同様
にして実施例11の記録媒体を得た。
【化13】
【0049】実施例12 実施例8において、表1の化合物No.4と下記のジイ
モニウムの10/1.5(重量比)の1,1,2−トリ
フルオロエタノール溶液を用いた以外は実施例8と同様
にして実施例12の記録媒体を得た。
モニウムの10/1.5(重量比)の1,1,2−トリ
フルオロエタノール溶液を用いた以外は実施例8と同様
にして実施例12の記録媒体を得た。
【化14】
【0050】前記の実施例1〜実施例7の記録媒体を用
い、下の記録条件で基板を介して記録し、その後記録箇
所をパワー0.25mWの連続レーザー光で再生し、下
の条件でC/Nを測定し、表8の結果を得た。 記録条件: レーザー波長 790nm 線速 2.1m/sec 記録周波数 1.2MHz ピックアップレンズ N.A.0.5
い、下の記録条件で基板を介して記録し、その後記録箇
所をパワー0.25mWの連続レーザー光で再生し、下
の条件でC/Nを測定し、表8の結果を得た。 記録条件: レーザー波長 790nm 線速 2.1m/sec 記録周波数 1.2MHz ピックアップレンズ N.A.0.5
【0051】
【表8】
【0052】前記の実施例8〜実施例12の記録媒体を
用い波長780nm、記録パワー7mWのレーザー光
で、線速1.3m/secでEFM信号を記録し、パワ
ー0.5mWのレーザー光で再生波形を観察したとこ
ろ、いずれも記録したEFM信号を再生し、反射率65
%以上を有していた。次に、同一トラックを連続的に再
生する再生劣化テストを行なったところ、実施例8〜実
施例10は徐々に信号の低下が見られたが、実施例11
及び実施例12は100万回再生後も殆ど変化は認めら
れなかった。
用い波長780nm、記録パワー7mWのレーザー光
で、線速1.3m/secでEFM信号を記録し、パワ
ー0.5mWのレーザー光で再生波形を観察したとこ
ろ、いずれも記録したEFM信号を再生し、反射率65
%以上を有していた。次に、同一トラックを連続的に再
生する再生劣化テストを行なったところ、実施例8〜実
施例10は徐々に信号の低下が見られたが、実施例11
及び実施例12は100万回再生後も殆ど変化は認めら
れなかった。
【0053】
1)波長630〜700nmに高い光吸収と光反射性を
有しているため、高密度記録が可能な630〜700n
mのレーザーを用いたピックアップに適応できる記録媒
体で、現状の800nmにおける記録密度より1.6〜
1.8倍の高密度化が達成可能となった。 2)波長630〜700nmに高い屈折率を有し、か
つ、高い安定性を有するために、高反射率で保存安定性
及び再生安定性に優れたCD・WO用記録媒体が提供可
能となった。
有しているため、高密度記録が可能な630〜700n
mのレーザーを用いたピックアップに適応できる記録媒
体で、現状の800nmにおける記録密度より1.6〜
1.8倍の高密度化が達成可能となった。 2)波長630〜700nmに高い屈折率を有し、か
つ、高い安定性を有するために、高反射率で保存安定性
及び再生安定性に優れたCD・WO用記録媒体が提供可
能となった。
【図1】本発明の記録媒体に適用し得る層構成例を示す
図である。
図である。
【図2】本発明の記録媒体に適用し得る他のタイプの層
構成例を示す図である。
構成例を示す図である。
1 基板 2 有機色素層 3 下引き層 4 保護層 5 金属反射層
Claims (4)
- 【請求項1】 基板上に直接または下引き層を介して有
機薄膜層を設け、必要に応じて、その上に保護層を設け
てなる記録媒体において、前記有機薄膜層中に下記一般
式(I)で示される化合物を含有させたことを特徴とす
る光情報記録媒体。 【化1】 - 【請求項2】 前記有機薄膜層と保護層との間に金属反
射層を設けてなり、かつ基板側からの反射率が65%以
上あることを特徴とする請求項1に記載の光情報記録媒
体。 - 【請求項3】 前記有機薄膜層中に、前記一般式(I)
の化合物よりも長波長領域の光に対する吸収能を有し、
かつ、前記一般式(I)の化合物より光安定性の高い化
合物を混合させたことを特徴とする請求項1または2に
記載の光情報記録媒体。 - 【請求項4】 前記一般式(I)の化合物よりも光安定
性の高い化合物が、アミニウム塩、ジイモニウム塩及び
金属錯体のうちの少なくとも一種であることを特徴とす
る請求項3に記載の光情報記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5172411A JPH0776169A (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | 光情報記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5172411A JPH0776169A (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | 光情報記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0776169A true JPH0776169A (ja) | 1995-03-20 |
Family
ID=15941465
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5172411A Pending JPH0776169A (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | 光情報記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0776169A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6162520A (en) * | 1997-09-17 | 2000-12-19 | Mitsui Chemicals, Inc. | Optical recording medium and dipyrromethene metal chelate compound for use therein |
US7977482B2 (en) * | 2006-10-23 | 2011-07-12 | The Procter & Gamble Company | Dark coloured azo dyes |
-
1993
- 1993-06-18 JP JP5172411A patent/JPH0776169A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6162520A (en) * | 1997-09-17 | 2000-12-19 | Mitsui Chemicals, Inc. | Optical recording medium and dipyrromethene metal chelate compound for use therein |
US6355327B1 (en) | 1997-09-17 | 2002-03-12 | Mitsui Chemicals, Inc. | Optical recording medium and dipyrromethene metal chelate compound for use therein |
US7977482B2 (en) * | 2006-10-23 | 2011-07-12 | The Procter & Gamble Company | Dark coloured azo dyes |
US8152861B2 (en) | 2006-10-23 | 2012-04-10 | The Procter & Gamble Company | Dark coloured azo dyes |
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