JPH0776008A - 裏足付きタイルの製造方法及びその成形金型 - Google Patents
裏足付きタイルの製造方法及びその成形金型Info
- Publication number
- JPH0776008A JPH0776008A JP25882193A JP25882193A JPH0776008A JP H0776008 A JPH0776008 A JP H0776008A JP 25882193 A JP25882193 A JP 25882193A JP 25882193 A JP25882193 A JP 25882193A JP H0776008 A JPH0776008 A JP H0776008A
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- JP
- Japan
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- tile
- rubber
- thickness
- molding
- mold
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ラバー金型部を用いて裏足付きタイルを製造
した場合に、成形体の厚みが偏っていることが原因で生
ずる反り、裏足跡、歪み等の問題点を解決する。 【構成】 タイル裏足を成形するためのラバー金型部7
において、従来のラバー金型を用いた場合に成形後のタ
イルの厚みが薄くなる部分の領域のラバー厚みをそれ以
外のラバー厚みよりも大きくして成形し、成形金型とし
ては、ラバー金型部7の中央部11とその周縁部12と
でラバー厚みを異にしたものを用いる。
した場合に、成形体の厚みが偏っていることが原因で生
ずる反り、裏足跡、歪み等の問題点を解決する。 【構成】 タイル裏足を成形するためのラバー金型部7
において、従来のラバー金型を用いた場合に成形後のタ
イルの厚みが薄くなる部分の領域のラバー厚みをそれ以
外のラバー厚みよりも大きくして成形し、成形金型とし
ては、ラバー金型部7の中央部11とその周縁部12と
でラバー厚みを異にしたものを用いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、裏足付きタイルの製造
方法及びその成形金型に関する。
方法及びその成形金型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、壁面等へのタイルの接着強度を増
大させるために、タイル裏面側に凹凸形状からなる裏足
を形成したタイルが提供されている。そして、この種の
裏足付きタイルを成形するための金型として、近時スチ
ール金型に代わっていわゆるラバー金型16が用いられ
ている。これは、ラバー金型16によるとほぼ常温での
成形が可能で、かつ型洗い周期もスチール金型の2倍以
上になる等の種々の利点があるからである。
大させるために、タイル裏面側に凹凸形状からなる裏足
を形成したタイルが提供されている。そして、この種の
裏足付きタイルを成形するための金型として、近時スチ
ール金型に代わっていわゆるラバー金型16が用いられ
ている。これは、ラバー金型16によるとほぼ常温での
成形が可能で、かつ型洗い周期もスチール金型の2倍以
上になる等の種々の利点があるからである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ラバー金型1
6を用いた成形方法によると、成形時のラバー収縮によ
って成形後の成形素地の厚さ分布が偏る場合があり、特
にタイルの4隅の周縁部分または中央部分で厚くなる場
合が多い。そして、例えばタイルの4隅の周縁部分の厚
みが中央部分より大きい場合には、図3に示す反り形状
のタイル17となる。ところで、このタイル17を複数
個段積して焼成するいわゆる段積焼成をした場合には、
そのような反り量が加算される結果、厚みの大きい部分
に集中的に荷重がかかり、タイル全体の吸水率が偏るた
めに、図4に示すように、タイルの4隅に波模様18が
できたり、タイル表面が荒れていわゆる裏足跡ができた
り、さらにはタイル全体に歪みが発生する場合があっ
た。
6を用いた成形方法によると、成形時のラバー収縮によ
って成形後の成形素地の厚さ分布が偏る場合があり、特
にタイルの4隅の周縁部分または中央部分で厚くなる場
合が多い。そして、例えばタイルの4隅の周縁部分の厚
みが中央部分より大きい場合には、図3に示す反り形状
のタイル17となる。ところで、このタイル17を複数
個段積して焼成するいわゆる段積焼成をした場合には、
そのような反り量が加算される結果、厚みの大きい部分
に集中的に荷重がかかり、タイル全体の吸水率が偏るた
めに、図4に示すように、タイルの4隅に波模様18が
できたり、タイル表面が荒れていわゆる裏足跡ができた
り、さらにはタイル全体に歪みが発生する場合があっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる請求項1
記載の裏足付きタイルの製造方法は、タイル裏足を成形
する成形金型にラバーを用いた製造方法であって、該ラ
バー金型部における所定領域と他の領域とのラバー厚み
を変えて成形する方法である。
記載の裏足付きタイルの製造方法は、タイル裏足を成形
する成形金型にラバーを用いた製造方法であって、該ラ
バー金型部における所定領域と他の領域とのラバー厚み
を変えて成形する方法である。
【0005】本発明に係わる請求項2記載の裏足付きタ
イルの成形金型は、タイル裏足を成形するためのラバー
金型部の中央部のラバー厚みをその周縁部のラバー厚み
よりも大きくしたものである。
イルの成形金型は、タイル裏足を成形するためのラバー
金型部の中央部のラバー厚みをその周縁部のラバー厚み
よりも大きくしたものである。
【0006】本発明に係わる請求項3記載の裏足付きタ
イルの成形金型は、タイル裏足を成形するためのラバー
金型部の中央部のラバー厚みをその周縁部のラバー厚み
よりも小さくしたものである。
イルの成形金型は、タイル裏足を成形するためのラバー
金型部の中央部のラバー厚みをその周縁部のラバー厚み
よりも小さくしたものである。
【0007】
【作用】請求項1記載の製造方法は、ラバー金型部にお
ける所定領域と他の領域とのラバー厚みを変えて成形す
るので、成形後のタイルの厚み差を未然に修正できる。
そして、成形体の中央部の厚みがその周縁部の厚みより
も小さくなる場合には、請求項2記載の如く、ラバー金
型部の中央部のラバー厚みをその周縁部のラバー厚みよ
りも大きくした成形金型を用いて、中央部におけるラバ
ー収縮量を大きくして、この中央部の成形体の厚みが大
きくなるようにして、全体として平板状のタイルを成形
する。また、成形体の中央部の厚みがその周縁部の厚み
よりも大きくなる場合には、請求項3記載の如く、ラバ
ー金型部の中央部のラバー厚みをその周縁部のラバー厚
みよりも小さくした成形金型を用いて、周縁部における
ラバー収縮量を大きくして、この周縁部の成形体の厚み
が大きくなるようにして、全体として平板状のタイルを
成形する。以上により、成形後のタイルは反りがなく平
板状にできるので、いわゆる段積焼成した場合でも、荷
重が偏って部分的に作用することもない。
ける所定領域と他の領域とのラバー厚みを変えて成形す
るので、成形後のタイルの厚み差を未然に修正できる。
そして、成形体の中央部の厚みがその周縁部の厚みより
も小さくなる場合には、請求項2記載の如く、ラバー金
型部の中央部のラバー厚みをその周縁部のラバー厚みよ
りも大きくした成形金型を用いて、中央部におけるラバ
ー収縮量を大きくして、この中央部の成形体の厚みが大
きくなるようにして、全体として平板状のタイルを成形
する。また、成形体の中央部の厚みがその周縁部の厚み
よりも大きくなる場合には、請求項3記載の如く、ラバ
ー金型部の中央部のラバー厚みをその周縁部のラバー厚
みよりも小さくした成形金型を用いて、周縁部における
ラバー収縮量を大きくして、この周縁部の成形体の厚み
が大きくなるようにして、全体として平板状のタイルを
成形する。以上により、成形後のタイルは反りがなく平
板状にできるので、いわゆる段積焼成した場合でも、荷
重が偏って部分的に作用することもない。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係る裏足付きタイルの製造方
法及びその成形金型について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る裏足付きタイルを成形する成形装置
を示す断面図である。図1に示す成形装置1は、枠体2
によって囲まれた枠型内の下型3の上面にタイル原料と
なる坏土4を充填し、該枠型内に上型5を装入して加圧
圧縮して裏足付きタイル素地を成形する装置である。下
型3は、タイル素地の裏面側を型押しするもので、スチ
ール製からなる基台部6の上部にラバー金型部7がコー
テイングされている。
法及びその成形金型について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る裏足付きタイルを成形する成形装置
を示す断面図である。図1に示す成形装置1は、枠体2
によって囲まれた枠型内の下型3の上面にタイル原料と
なる坏土4を充填し、該枠型内に上型5を装入して加圧
圧縮して裏足付きタイル素地を成形する装置である。下
型3は、タイル素地の裏面側を型押しするもので、スチ
ール製からなる基台部6の上部にラバー金型部7がコー
テイングされている。
【0009】基台部6の中央部8は、その周縁部9より
も深い凹形状になされ、基台部6の上部には全体として
皿状の窪み10が形成されている。そして、この窪み1
0にラバーがコーティングされて、前記ラバー金型部7
が作製されている。この結果、ラバー金型部7の中央部
11はその周縁部12よりもラバーの厚みが大きくなっ
ている。
も深い凹形状になされ、基台部6の上部には全体として
皿状の窪み10が形成されている。そして、この窪み1
0にラバーがコーティングされて、前記ラバー金型部7
が作製されている。この結果、ラバー金型部7の中央部
11はその周縁部12よりもラバーの厚みが大きくなっ
ている。
【0010】ラバー金型部7の表面は、前記タイル素地
裏面に突条の裏足を複数形成するために、裏足の蟻溝部
を成形するための凸条部13と足部を成形するための凹
条部14とが一定間隔をおいて交互に形成されている。
裏面に突条の裏足を複数形成するために、裏足の蟻溝部
を成形するための凸条部13と足部を成形するための凹
条部14とが一定間隔をおいて交互に形成されている。
【0011】上記構成からなる成形装置を用いて裏足付
きタイルの成形を行うと、ラバー金型部7の中央部11
のラバー厚みがその周縁部12よりも大きいので、この
中央部11は加圧成形されたときに周縁部12より多く
縮むので、その結果成形素地の厚みを大きくすることが
できる。この大きくできる厚み量は、ラバー自体の硬
度、成形圧力、ラバーの厚み等によって異なるが、これ
らの条件を調整することで、成形後のタイル全体の形状
の反り等の歪みをなくして平板状にすることができる。
きタイルの成形を行うと、ラバー金型部7の中央部11
のラバー厚みがその周縁部12よりも大きいので、この
中央部11は加圧成形されたときに周縁部12より多く
縮むので、その結果成形素地の厚みを大きくすることが
できる。この大きくできる厚み量は、ラバー自体の硬
度、成形圧力、ラバーの厚み等によって異なるが、これ
らの条件を調整することで、成形後のタイル全体の形状
の反り等の歪みをなくして平板状にすることができる。
【0012】ここで上記した下型3は、タイルの中央部
の厚みがその周縁部の厚みよりも小さくなって、成形後
のタイル形状が全体として弓状に反る場合の成形装置に
対応したものである。しかし、例えば、上型が分割型で
構成され、中央部の分割上型が最初に下降するように構
成した成形装置等でタイルの4隅部分が中央部よりも厚
くなる場合には、ラバー金型部7の厚み分布としては、
上記したのと反対に中央部よりもその周縁部の方を厚く
した金型を用いて成形を行う。
の厚みがその周縁部の厚みよりも小さくなって、成形後
のタイル形状が全体として弓状に反る場合の成形装置に
対応したものである。しかし、例えば、上型が分割型で
構成され、中央部の分割上型が最初に下降するように構
成した成形装置等でタイルの4隅部分が中央部よりも厚
くなる場合には、ラバー金型部7の厚み分布としては、
上記したのと反対に中央部よりもその周縁部の方を厚く
した金型を用いて成形を行う。
【0013】このように、本願ではラバー金型部7の厚
みが一様な従来の金型において、成形後のタイルの厚み
が4隅又は中央部で大きくなるのに対して、そのような
大きくなる厚み補償をラバー金型部7のラバー分布を変
更して行うので、素焼後のタイルに裏足跡や、歪みを未
然に防止することができる。
みが一様な従来の金型において、成形後のタイルの厚み
が4隅又は中央部で大きくなるのに対して、そのような
大きくなる厚み補償をラバー金型部7のラバー分布を変
更して行うので、素焼後のタイルに裏足跡や、歪みを未
然に防止することができる。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ラ
バー金型部によってタイルの裏足部を形成する際にも、
成形後の反り、歪みを発生させないので、成形品の部分
的な厚みの偏りに基づく裏足跡や歪み等を防ぐことがで
きる。よって、段積焼成しても不良が発生しない。
バー金型部によってタイルの裏足部を形成する際にも、
成形後の反り、歪みを発生させないので、成形品の部分
的な厚みの偏りに基づく裏足跡や歪み等を防ぐことがで
きる。よって、段積焼成しても不良が発生しない。
【図1】本発明に係る裏足付きタイルを成形するための
成形装置を示す断面図である。
成形装置を示す断面図である。
【図2】従来の裏足付きタイル用のラバー金型を示す断
面図である。
面図である。
【図3】従来の裏足付きタイルが反った状態を示す側面
図である。
図である。
【図4】従来の裏足付きタイルの表面に裏足跡ができた
状態を示す平面図である。
状態を示す平面図である。
1…成形装置 2…枠体 3…下型 4…坏土 5…上型 6…基台部 7…ラバー金型部 11…中央部 12…周縁部 13…凸条部 14…凹条部
Claims (3)
- 【請求項1】 タイル裏足を成形する成形金型にラバー
金型部を用いた製造方法であって、該ラバー金型部にお
ける所定領域と他の領域とのラバー厚みを変えて成形す
ることを特徴とする裏足付きタイルの製造方法。 - 【請求項2】 タイル裏足を成形するためのラバー金型
部の中央部のラバー厚みをその周縁部のラバー厚みより
も大きくしたことを特徴とする裏足付きタイルの成形金
型。 - 【請求項3】 タイル裏足を成形するためのラバー金型
部の中央部のラバー厚みをその周縁部のラバー厚みより
も小さくしたことを特徴とする裏足付きタイルの成形金
型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25882193A JPH0776008A (ja) | 1993-09-08 | 1993-09-08 | 裏足付きタイルの製造方法及びその成形金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25882193A JPH0776008A (ja) | 1993-09-08 | 1993-09-08 | 裏足付きタイルの製造方法及びその成形金型 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0776008A true JPH0776008A (ja) | 1995-03-20 |
Family
ID=17325513
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25882193A Pending JPH0776008A (ja) | 1993-09-08 | 1993-09-08 | 裏足付きタイルの製造方法及びその成形金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0776008A (ja) |
-
1993
- 1993-09-08 JP JP25882193A patent/JPH0776008A/ja active Pending
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