JPH0775798B2 - ブロック体成形装置 - Google Patents

ブロック体成形装置

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JPH0775798B2
JPH0775798B2 JP18312691A JP18312691A JPH0775798B2 JP H0775798 B2 JPH0775798 B2 JP H0775798B2 JP 18312691 A JP18312691 A JP 18312691A JP 18312691 A JP18312691 A JP 18312691A JP H0775798 B2 JPH0775798 B2 JP H0775798B2
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JP
Japan
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bottom plate
block body
molding die
returning
conveyor
Prior art date
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JP18312691A
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English (en)
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JPH05399A (ja
Inventor
知紀 土本
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NGK Insulators Ltd
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NGK Insulators Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は下水汚泥焼却灰の溶融ス
ラグのような粒状原料から透水性ブロックのようなブロ
ック体を能率良く成形することができるブロック体成形
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】下水処理場等から発生する下水汚泥焼却
灰の有効利用を図るために、汚泥焼却灰を溶融スラグと
し、これを無機質バインダーとともにブロック状に成形
して焼成し、舗装用の透水性ブロックとする試みがなさ
れている。ところがこのような粒状原料から成形された
未焼成のブロック体は強度が低いので型内からそのまま
取り出すことができない。このために従来から成形され
たブロック体を底板とともに型内から突き上げ、ブロッ
ク体の上面に平板を当てて底板とこの平板とによってブ
ロック体を上下から軽く挟んだ状態として上下を反転
し、コンベヤ上へ底板を付けたままで取り出す方法が取
られている。
【0003】しかしこのような成形方法を取ると、コン
ベヤ上へ取り出されたブロック体から底板を分離して再
び成形機の型内へ戻す必要があり、このために1回目の
成形が終了してから2回目の成形までにかなりのインタ
ーバルが必要となり、成形速度を向上させることができ
なかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解消し、底板の成形型への返送方法に工夫を
加えることにより、汚泥焼却灰の溶融スラグのような粒
状原料から能率的にブロック体を成形することができる
ブロック体成形装置を提供するために完成されたもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた第1の発明は、底板突き上げ棒を備えた成
形型の上部側方に、成形されたブロック体を底板ととも
に保持して上下を反転させ、底板を保持したままコンベ
ヤ上にブロック体を取り出す反転取り出し機構を設け、
また成形型の下部側方に、前記反転取り出し機構から底
板を受け取り、成形型の下側から成形型の内部に戻す底
板返送機構を設けたことを特徴とするものである。また
上記の課題を解決するためになされた第2の発明は、底
板突き上げ棒を備えた成形型の上部側方に、成形された
ブロック体を底板とともに保持して上下を反転させ、底
板を保持したままコンベヤ上にブロック体を取り出す反
転取り出し機構を設け、また成形型の側方に、前記反転
取り出し機構から底板を受け取り、成形型の上側から成
形型の内部に戻す底板返送機構を設けたことを特徴とす
るものである。
【0006】
【実施例】以下にこれらの発明を、図示の3連式成形機
の実施例によって更に詳細に説明する。図1〜図5は第
1の発明の実施例を示すもので、図1、図2において1
は粒状原料を振動しつつ上型2によって加圧成形する3
連式の成形型である。この成形型1は枠状のもので、そ
の内部には3枚の底板3がシリンダ4により昇降される
底板突き上げ棒5により支持されている。そしてこの底
板3を成形型1の底部に支持した状態で、図2に示され
る左右の移動ホッパ6、6を交互に成形型1の上方に移
動させて粒状原料を成形型1の内部に充填し、上型2に
よってブロック体Bを加圧成形するものである。
【0007】図1に想像線で示すように、上記の成形型
1により成形されたブロック体Bは底板突き上げ棒5に
より成形型1から上方に突き上げられ、以下に説明する
ように反転取り出し機構7により間欠移動式のコンベヤ
8上に上下を反転されて取り出される。
【0008】実施例の反転取り出し機構7は、図1に示
されるように成形型1からコンベヤ8の方向に走行でき
る台車9に昇降シリンダ10を取り付け、その下端に油圧
トルクアクチュエータ等により水平軸を中心として180
度回転できるヘッド12を取り付けたものである。図3、
図4に示されるように、このヘッド12はその下側に成形
型1から突き上げられた底板3の下面に挿入されるフォ
ーク13を持ち、上側には成形されたブロック体Bの上面
に接触させる平板14のための支持具15を備えたものであ
る。この平板14の支持具15は小型シリンダ16によりフォ
ーク13に対して近接離間させることができる。またフォ
ーク13と平板14の支持具15には、図示されない機構によ
り底板3と平板14とを両側から挟んで保持することがで
きる開閉爪17、18がそれぞれ設けられている。
【0009】この反転取り出し機構7は、図1に示すよ
うに底板3とともに成形型1から上方に突き上げられた
ブロック体Bの上面に平板14を密着させて底板3との間
にブロック体Bを軽く挟み、油圧トルクアクチュエータ
11により上下を反転させて底板3を上側とした姿勢でコ
ンベヤ6上に取り出す。このとき、平板14の開閉爪18は
開放されるが底板3の開閉爪17は閉じたままとされるの
で、図1に想像線で示したようにブロック体Bは平板14
の上に乗った状態でコンベヤ6上に取り出され、底板3
は開閉爪17に保持されたままとなる。
【0010】図1に示されるように、成形型1の下部側
方には反転取り出し機構7から底板3を受け取り、レー
ル20上を走行して成形型1の内部に戻す底板返送機構19
が設けられている。図5に示すように、この底板返送機
構19はフレーム21と、このフレーム21をレール20に沿っ
て走行させるためのシリンダ22及びアーム23を含むもの
である。フレーム21は2つに分離されたもので、各フレ
ーム21の上面には底板3を昇降させるための小シリンダ
24が3個ずつ設けられている。
【0011】またレール20の真下にはシリンダ25によっ
て昇降される底板支持板26が設けられている。これは図
5に示すように2つに分離されたフレーム21の中央で昇
降することによって、反転取り出し機構7の開閉爪17に
保持された底板3をフレーム21上に載せる役割を持つも
のである。
【0012】次に上記の装置の作動を説明する。まず成
形型1において成形が完了すると、底板突き上げ棒5に
より成形されたブロック体Bとともに底板3が成形型1
の上方に突き上げられる。次に前記した反転取り出し機
構7がブロック体Bの上面に平板14を密着させ、またフ
ォーク1311を底板3の下面に差し込んで底板3との間に
ブロック体Bを軽く挟み、油圧トルクアクチュエータ11
により上下を反転させながら底板3を上側とした姿勢で
成形されたブロック体Bをコンベヤ8上に取り出す。こ
のとき、前述したとおり平板14の開閉爪18は開放される
が底板3の開閉爪17は閉じたままとされるので、ブロッ
ク体Bは平板14の上に乗った状態でコンベヤ6上に取り
出され、底板3は反転取り出し機構7の開閉爪17に保持
されたままとなる。
【0013】次に反転取り出し機構7は底板3を保持し
たヘッド12を180 度反転させつつ底板支持板26の直上位
置へ戻り、シリンダ25によって底板支持板26が上昇して
底板3を受ける。この状態で反転取り出し機構7の開閉
爪17が開き、底板3は反転取り出し機構7から底板支持
板26上へ移行する。次に底板支持板26は下降して底板3
を底板返送機構19の小シリンダ24の先端に支持させる。
【0014】次に底板返送機構19の小シリンダ24が底板
3を底板支持板26からわずかに持ち上げたうえ、シリン
ダ22でアーム23を回転させて底板返送機構19を成形型1
の下方へ移動させる。このとき底板3は2つに分離され
たフレーム21に両側を支持された状態であり、成形型1
の底板突き上げ棒5は最低位置まで下げられている。そ
こで底板突き上げ棒5を上昇させると、フレーム21上の
底板3は成形型1の下方から成形型1の内部に戻り、次
の成形が行われる。
【0015】このように第1の発明では底板3は成形型
1の下方から成形型1の内部に戻るのであるが、もし成
形型1の側面に前回成形した際の粒状原料の一部が付着
したままであると次回に成形されるブロック体Bの品質
を低下させる。そこで第7図又は第8図のように底板3
の下面の外周や底板突き上げ棒5の周囲にブラシ30やゴ
ムパッキン等を取り付けておき、底板3を成形型1から
上方へ突き上げる際及び底板突き上げ棒5が再び下降す
る際にブラシ30等が成形型1の側面を掃除する構造とし
ておくことが好ましい。
【0016】以上に説明したように、第1の発明によれ
ばブロック体Bとともに取り出された底板3を自動的に
成形型1の下側から成形型1の内部に戻すことができる
ので、作業員がコンベヤ上から底板3を成形型1の内部
に戻していた従来法に比較して、成形速度を大幅に向上
させることができる。
【0017】図6は第2の発明の実施例を示すものであ
り、反転取り出し機構7は第1の発明と同様であるが、
底板返送機構19を成形型1の側方に設けておき、この底
板返送機構19が反転取り出し機構7から底板3を受け取
り、成形型1の上側から成形型1の内部に戻す構造とし
た点のみが相違するものである。この第2の発明では戻
された底板3が成形型1の内部を下降して来るので、底
板3の側面によって成形型1の側面が掃除される利点が
あり、特に図7に示すように底板3の下面の周囲にブラ
シ30やゴムパッキン等を取り付けておけば、その効果を
高めることができる。
【0018】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のブロッ
ク体成形装置はブロック体とともに取り出された底板の
成形型への返送機構に工夫を凝らすことにより、汚泥焼
却灰の溶融スラグのような粒状原料から能率的にブロッ
ク体を成形することができるようにしたものである。ま
た本発明によれば成形型の側面に付着した汚れを確実に
掃除することができ、成形されたブロック体の品質を一
段と向上させることができる。よって本発明は従来のこ
の種装置の問題点を解消したものとして、産業の発展に
寄与するところは極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の実施例を示す一部切欠正面図であ
る。
【図2】図1の右側面図である。
【図3】反転取り出し機構のヘッド部分の拡大正面図で
ある。
【図4】図3の左側面図である。
【図5】底板返送機構の正面図である。
【図6】第2の発明の実施例を示す一部切欠正面図であ
る。
【図7】底板の下面の周囲にブラシを取り付けた状態を
説明する断面図である。
【図8】底板突き上げ棒の周囲にブラシを取り付けた状
態を説明する断面図である。
【符号の説明】
1 成形型 3 底板 4 底板突き上げ棒 5 コンベヤ 7 反転取り出し機構 8 コンベヤ 19 底板返送機構 B ブロック体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板突き上げ棒を備えた成形型の上部側
    方に、成形されたブロック体を底板とともに保持して上
    下を反転させ、底板を保持したままコンベヤ上にブロッ
    ク体を取り出す反転取り出し機構を設け、また成形型の
    下部側方に、前記反転取り出し機構から底板を受け取
    り、成形型の下側から成形型の内部に戻す底板返送機構
    を設けたことを特徴とするブロック体成形装置。
  2. 【請求項2】 底板突き上げ棒を備えた成形型の上部側
    方に、成形されたブロック体を底板とともに保持して上
    下を反転させ、底板を保持したままコンベヤ上にブロッ
    ク体を取り出す反転取り出し機構を設け、また成形型の
    側方に、前記反転取り出し機構から底板を受け取り、成
    形型の上側から成形型の内部に戻す底板返送機構を設け
    たことを特徴とするブロック体成形装置。
JP18312691A 1991-06-26 1991-06-26 ブロック体成形装置 Expired - Lifetime JPH0775798B2 (ja)

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JP18312691A JPH0775798B2 (ja) 1991-06-26 1991-06-26 ブロック体成形装置

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JP18312691A JPH0775798B2 (ja) 1991-06-26 1991-06-26 ブロック体成形装置

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Publication Number Publication Date
JPH05399A JPH05399A (ja) 1993-01-08
JPH0775798B2 true JPH0775798B2 (ja) 1995-08-16

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ID=16130255

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JP18312691A Expired - Lifetime JPH0775798B2 (ja) 1991-06-26 1991-06-26 ブロック体成形装置

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DE69842005D1 (de) 1997-12-05 2010-12-30 Mercian Corp Kristallines anthracyclin antibiotikum und seine herstellung
KR19990073330A (ko) * 1999-07-02 1999-10-05 홍성덕 흙벽돌제조장치
DE10107531A1 (de) * 2000-12-23 2002-06-27 Nuedling Franz C Basaltwerk Verfahren zum Herstellen von Formsteinen, Vorrichtung und Formstein

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JPH05399A (ja) 1993-01-08

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Effective date: 19960126