JP2581493B2 - 成形体の取り出し装置 - Google Patents

成形体の取り出し装置

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JP2581493B2 JP4214269A JP21426992A JP2581493B2 JP 2581493 B2 JP2581493 B2 JP 2581493B2 JP 4214269 A JP4214269 A JP 4214269A JP 21426992 A JP21426992 A JP 21426992A JP 2581493 B2 JP2581493 B2 JP 2581493B2
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  • Treatment Of Sludge (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば下水汚泥溶融ス
ラグの粉砕物を原料として透水性ブロックのような成形
体をプレス成形する場合に使用される成形体の取り出し
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】下水処理場から大量に発生する下水汚泥
の有効利用を図るために、本発明者等は下水汚泥を溶融
してスラグ化し、その粉砕物にバインダーを混ぜて加圧
成形することにより透水性ブロックのような付加価値の
高い商品を製造する技術を開発中である。一般に、プレ
ス成形品はバキュームチャック等によってプレス金型の
内部から取り出されるが、上記の成形体は成形直後の強
度が低く型崩れし易いため、従来のような取り出し手段
を使用することができない。
【0003】このために本発明者は、プレス金型の底部
に底板をセットして加圧振動成形を行い、成形体を底板
とともにプレス金型の下方から突き上げてその上方に待
機している取り出しヘッドにより取り出す機構を発明
し、既に特願平3-181987号(特許第2073994号、特公平7
-115232号公報参照)等として特許出願済みである。と
ころが上型と下型との間でプレス成形を行うプレス成形
機では下型の下部に底板の突き上げ機構を組み込むこと
ができない場合が多いため、先願の装置を使用すること
ができなかった。またこのような底板を使用する成形方
法では、成形後に次の底板を金型内に供給するための時
間を必要とし、サイクルタイムを短縮できない問題があ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決し、金型の下部に底板の突き上げ機構を
組み込むことができないプレス成形機により成形された
強度の低い成形体を、型崩れさせることなくコンベヤ上
へ取り出すことができ、また次の成形のための底板を迅
速に金型内へ供給することができる成形体の取り出し装
置を提供するために完成されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明は、内部に底板を収納した枠状の側
型が載せられる下型の片側に、成形体反転装置と底板下
降装置とを設置するとともに、その反対側には底板上昇
装置を設置し、また下型を囲むように上下2段式の移送
アームを設け、その上段には下型上から成形体を成形体
反転装置へ移送すると同時に底板上昇装置から次の底板
を下型上へ移送する上段チャック機構を設け、その下段
には底板下降装置から下型の下を通って底板上昇装置ま
で空の底板を返送する下段チャック機構を設けたことを
特徴とするものである。
【0006】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例によって更に詳
細に説明する。図1において、1はプレス成形機の下
型、2は無底枠状の側型である。この側型2の内部には
底板3が収納され、その上から下水汚泥溶融スラグの粉
砕物のような原料が供給されて図示しない上型と下型1
との間でプレス成形が行われるようになっている。成形
後は図示しない機構によって上型と側型2とは垂直に持
ち上げられ、成形体Wと底板3とが下型1の上に残され
ることとなる。
【0007】この下型1の片側には、成形体反転装置4
と底板下降装置5とが設置されている。成形体反転装置
4は水平固定軸6の回りに180 度反転する反転アーム7
を備えている。この反転アーム7は図2に示されるよう
にコ字状のアームであり、対向する位置にチャックシリ
ンダ8とチャックバー9とが取り付けられている。また
図1に実線で示すように、反転アーム7の上方には受け
板10を支持する受け爪11と受け板押さえシリンダー
12が設けられている。
【0008】底板下降装置5は上記のコ字状の反転アー
ム7の内側で昇降できるサイズの昇降板13を備えてい
る。後述する移送アーム14によって成形体Wを載せた
底板3が下型1上からスライド板30に沿って水平方向
にスライドしつつ成形体反転装置4まで移送されてくる
と、成形体Wを載せた底板3は成形体反転装置4のチャ
ックバー9により両側からチャックされ、成形体Wは上
下を受け板10と底板3に挟まれた状態で固定される。
そこで反転アーム7を180 度反転させると、成形体Wは
受け板10を下側にしてコンベヤ15上へ移送されるこ
ととなる。その後、成形体反転装置4の反転アーム7が
空になった底板3のみを底板下降装置5の昇降板13へ
戻すと、昇降板13は下型1よりも低い位置まで下降さ
れる。
【0009】下型1の反対側には、底板上昇装置16が
設置されている。この底板上昇装置16は底板下降装置
5の昇降板13と同じサイズの昇降板17を備えてい
る。この装置の作動については後述する。
【0010】図2と図3に示すように、14は下型1を
囲むように配置された上下2段式の移送アームである。
この移送アーム14はコ字状のものであり、図4に示す
ように上下2段に上段チャック機構18と下段チャック
機構19とを備えている。上段チャック機構18を示す
図2と、下段チャック機構19を示す図3から明らかな
ように、いずれもシリンダ18a、19aにより駆動さ
れるチャックバー20、21の爪22、23によって底
板3を両側から挟み、水平方向に移送するためのもので
ある。図2、図3に示されているように、これらのチャ
ックバー20、21は移送アーム14の長手方向に長く
延びており、長手方向に2組ずつの爪22、23が設け
られている。このため、実施例の場合には上段チャック
機構18のチャックバー20の右側の爪22が下型1上
から成形体Wを載せた3枚の底板3を成形体反転装置4
へ移送すると同時に、左側の爪22が底板上昇装置16
から次の3枚の底板3を下型1上へ移送することができ
るようになっている。なお、下段チャック機構19は図
1、図3に示すように、下型1の下側を通過できるよう
な高さに設けられている。
【0011】
【作用】次に本発明の装置の作動を説明する。まず図1
に示すように、内部に底板3が収納された側型2に原料
が供給され、図示しない上型により成形体Wがプレス成
形される。成形後、まず上型が上昇し次に側型2が上昇
するので、成形体Wは底板3の上に載った状態で下型1
の上に残される。
【0012】次に移送アーム14の上段チャック機構1
8の右側の爪22が下型1上にある成形体Wを載せた3
枚の底板3をチャックし、移送アーム14の全体をスラ
イド板30に沿って水平方向に移動させることにより、
成形体反転装置4まで移送する。なおこのときには反転
アーム7は、図1の実線位置で待機しているものとす
る。またこれと同時に、上段チャック機構18の左側の
爪22は底板上昇装置16の昇降板17上に待機してい
る空の3枚の底板3をチャックし、下型1の上に移送す
る。このためにその上から側型2を下降させれば、次の
成形を開始できる状態となる。
【0013】さて、成形体反転装置4まで移送された成
形体Wを載せた底板3は、反転アーム7のチャックバー
9が底板3を両側からチャックする。そこで反転アーム
7を180 度反転させると、成形体Wは上下を受け板10
と底板3に挟まれたまま型崩れすることなく反転され、
受け板10に載せられた状態となってコンベヤ15上へ
取り出される。
【0014】しかし、反転アーム7のチャックバー9は
底板3をチャックしたままであるので、成形体Wをコン
ベヤ15上へ取り出した後に再び反転アーム7を図1の
実線位置まで戻せば、底板下降装置5の昇降板13上に
空の底板3を返送することができる。空の底板3を受け
取った昇降板13は図1に実線で示す位置まで下降し、
移送アーム14の下段チャック機構19の右側の爪23
が昇降板13上の底板3を両側からチャックする。そし
て移送アーム14が下型1の下を通って左側へ戻るとき
に、昇降板13上の底板3を下型1の直下の位置に移送
する。またこれと同時に、移送アーム14の下段チャッ
ク機構19の左側の爪23が下型1の直下の位置にあっ
た底板3を底板3を底板上昇装置16の昇降板17に載
せる。底板3は底板上昇装置16より上段チャック機構
18の高さまで持ち上げられて、最初の状態に戻ること
となる。
【0015】以上の説明は同一の底板3の動きを追って
なされたが、実際には複数組の底板3を使用して成形が
行われる。このため、移送アーム14の右方向への動き
により、成形体Wを載せた底板3が下型1上から成形体
反転装置4まで移送されると同時に、次の空の底板3が
下型1上へ移送される。また移送アーム14が左方向へ
戻るときに、別の底板3が下段チャック機構19により
下型1の下を通って底板上昇装置16へ戻される。以上
の動きを図5に模式的に示す。このように本発明では多
数組の底板3を順次移動させつつ使用するので、1組の
底板3を使用する方法に比較して、底板3の返送をきわ
めて迅速に行うことが可能であり、サイクルタイムを短
縮することができる。
【0016】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の装置に
よれば、下部に底板3の突き上げ機構を組み込むことが
できないプレス成形機により成形された強度の低い成形
体Wを、底板3に載せたまま型崩れさせることなく型内
から取り出し、上下を反転させてコンベヤ15上へ取り
出すことができる。また本発明の装置によれば、移送ア
ーム14の戻り動作を利用して、成形終了後に次の成形
のための底板を迅速に金型内へ供給することができるの
で、成形のサイクルタイムを著しく短縮することができ
る。よって本発明は従来の問題点を解消した成形体の取
り出し装置として、産業の発展に寄与するところは極め
て大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す一部切欠正面図である。
【図2】本発明の実施例を示す平面図である。
【図3】移送アームの上段チャック機構を示す側面図で
ある。
【図4】移送アームの下段チャック機構を示す側面図で
ある。
【図5】底板の動きを説明する模式図である。
【符号の説明】
1 下型 2 側型 3 底板 4 成形体反転装置 5 底板下降装置 14 移送アーム 16 底板上昇装置 18 上段チャック機構 19 下段チャック機構 W 成形体

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に底板を収納した枠状の側型が載せ
    られる下型の片側に、成形体反転装置と底板下降装置と
    を設置するとともに、その反対側には底板上昇装置を設
    置し、また下型を囲むように上下2段式の移送アームを
    設け、その上段には下型上から成形体を成形体反転装置
    へ移送すると同時に底板上昇装置から次の底板を下型上
    へ移送する上段チャック機構を設け、その下段には底板
    下降装置から下型の下を通って底板上昇装置まで空の底
    板を返送する下段チャック機構を設けたことを特徴とす
    る成形体の取り出し装置。
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