JPH0292833A - ガラスレンズの成形装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、加熱軟化した光学素子用素材を押圧し、ガ
ラスレンズを加圧成形する光学素子の成形製に関する。

〔従来の技術〕

従来のこの種の技術としては、例えば特開昭６１−４４
７２１号公報に示されているように、取り入れ室５１．
予備加熱用の昇温室５２．ヒータ５３、加熱用の誘導コ
イルヒータを備えたプレス室５４．放冷室５５および取
り出し室５Ｇをそれぞれ別個独立に備え、ガラス素材を
挿入した金型５７を減圧下でこれらの室を順次移送させ
てプレス成形し、ガラスレンズを成形する装置が存する
（第５図参照）６ 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、特開昭６−１−４４７２１号公報のもの
にあっては、各室がそれぞれ別個独立に存して順次移送
方式であるため、一つのラインにおいて横軸方向に大型
化し、さらにベルトコンベアなども取り付けると装置が
大掛かりとなる不具合を存していた。また、順次移送方
式であるため、各工程に費やされる時間がそれぞれ異な
り、成形用金型に待ち時間が生じ、非効率的であるとい
う不具合も生じていた。

この発明はこのような不具合に着目してなされたもので
、省スペース化、小型化を図り、且つ成形用金型を効率
良く使用できるガラスレンズの成形装置を提供すること
を目的とする。

〔問題点を解決するための手段および作用〕この発明に
よる成形装置は、加圧部、加熱部を垂直方向同軸上に内
装した成形槽と、前記放冷部の前後に配設した供給部お
よび排出部と、前記供給部、放冷部および排出部間を移
動するマガジンと、このマガジン上に配置した前記成形
用金型を供給、排出および上下動させる駆動手段とによ
り構成されている。

前記のこの発明の構成により、効率的なガラスレンズの
成形作用を有するとともに成形装置の小型化をなし得る
。

〔実施例〕

以下１、二の発明の成形装置の実施例を図面を参照しつ
つ詳細に説明する。

第１図は、この発明の第一実施例を示す成形装置の一部
縦断側面図、第２図は同実施例の平面図である。

図に示されるように、成形装置は装置の垂直同軸上に加
圧部Ａおよび加熱部Ｂを内部に備えた成形槽ｌと放冷部
Ｃ並びに成形用金型を配置し、前記放冷部Ｃの前後に、
成形用金型の供給部りおよび排出部Ｅを配設したもので
ある。該成形用の金型セット２はガラス素材３を成形す
るための一対の上型４と下型５および核上型４と下型５
を摺動自在に嵌装したスリーブ６とにより構成される。

円筒形状ヒータ７を有する加熱部Ｂはその外周を断熱材
８により覆われ、さらに該ヒータ７を保持・する保持筒
９により保持された上、放冷室との遮蔽板の役割をもな
す前記成形槽１の下板１０上にｉ置されている。前記加
熱部Ｂはさらに断熱材８により外部と遮断されている。

成形槽１は上板１２と下板１０とで密閉されており、上
板１２の上部には加圧シリンダ１１が設置され、成形槽
の背部には非酸化性ガスなどの不活性ガスボンベに接続
される吸気管１３と真空ポンプ（不図示）に接続される
排気管１４が設けである。放冷部Ｃは支柱１５により形
成される放冷室１６と、放冷部Ｃの前後に配設されてい
る成形用金型の供給部りおよび排出部８間を移動するマ
ガジン１７により構成され、該マガジン１７の中央には
前記金型セット２を載せた台座１８を設置するための嵌
合部１９が穿設されている。前記金型セット２を載せた
台座１８は駆動部２４に連結する軸２０の頂部に設けら
れた突上げ台２１と嵌合され、所要ストローク、即ち台
座１８のフランジ部２５と成形槽１の下板１０の中央部
下面に固設されているリングシール２６とが密接するま
でを上限とし、マガジン１７上の嵌合部１９を下限とし
て、駆動部２４および軸２０を介して上下動する。前記
マガジン１７は成形用金型の供給部りから放冷部Ｃ１排
出部Ｅへと、モータなどの駆動手段２８に連結されてい
る突出し棒２２により、ベース板２３上を前後移動する
。

次に、上記構成の成形装置にてガラスレンズを成形する
方法について説明する。先ず、ガラス素材３を上下一対
の成形用金型４．５間に供給、載置する。次いで、台座
１８の下型５が収容される様に金型セット２を載置し、
さらに台座１８をマガジン１７の嵌合部１９に載置して
金型の供給部りにマガジンごとセットする。次いで、突
出し棒２２より、マガジン１７を放冷部Ｃ位置まで移動
させ、駆動部２４に連結する軸２０を、金型セ。

ト２を載置した台座１８のフランジ部２５がリングシー
ル２６と当接するまで上昇させ、加熱部Ｂ内に金型セッ
ト２を挿入させる。次いで、真空ポンプ（不図示）に接
続されている排気管１４により、空気を排し、非酸化性
ガスなどの不活性ガスと置換しく雰囲気はやや陰圧にし
ておく）、その後、所定のプレス可能温度まで加熱する
（ガラス素材の粘度が１０目〜１０′２ボアーズに相当
する温度）。所定温度まで加熱した後、加圧シリンダー
１１により、金型２の上型４の上面に加圧軸２７を押し
当てて、ガラス素材３に圧力を加えることにより、ガラ
ス素材３は上型４および下型５間で圧縮されて所定の型
面に沿って変形される。

この時点にて円筒形状ヒータ７の温度を徐々に下げ、ガ
ラス素材３の粘度が１０１３ボアーズ以上になった後、
加圧シリンダ１１による圧力を解除し、軸２０を突上げ
台２１の下面がマガジン１７の嵌合部１９に当接するま
で降下させて金型セット２を放冷させる。金型が取り出
し可能な所定の温度まで放冷された後、突出し棒２２を
作動させて、マガジン１７を排出部Ｅに移動させ、金型
セット２を取り出し、金型セット２を分解して、レンズ
形状となったガラスレンズを取り出す。

尚、云うまでもな（、ガラス素材３を加熱、加圧してい
る際に、次の金型セットをマガジンにセットして金型供
給部已に載置しておくことにより、連続してガラスレン
ズの成形を行うことができる。

（第二実施例） 第３図は、この発明の第２実施例を示す成形装置の一部
縦断面図である。

この実施例にあっては、ベース板２８上の、供給部りの
位置にマガジン１７を予熱しておくためのヒータを中に
組み込んだ加熱板２９を固設し、放冷部Ｃの位置に断熱
板３１を固設し、排出部Ｅの位置にマガジン１７を冷却
するだめの水冷パイプを中に組み込んだ冷却板３０を固
設しである。

他の構成および作用は第１実施例と同様であるのでその
説明を省略する。

この実施例によるときは、加熱板２９により成形前に予
め金型セット２を予熱しておくことができ、成形後にお
いては冷却板３０により強制的に冷却できるので、ガラ
スレンズ成形の時間が短縮でき、より効率的な成形が行
なえるという効果がある。

〔第３実施例〕 第４図は、この発明の第３実施例を示す成形装置の一部
縦断面図である。

この実施例においては、各金型セットには異なる形状お
よび材質の金型とガラス素材が組み込まれており、それ
に応じてマガジン１７上には、各レンズを識別するため
の識別マーク３２が設置されている。識別マーク３２は
センサー３３により認知され、コントローラ３４により
各レンズに適した温度及び加圧条件を制御できるように
構成されている。他の構成及び作用は第１実施例と同様
であるのでその説明を省略する。

この実施例によれば、異なるレンズ形状あるいは、ガラ
ス素材を連続して成形することが可能となり、多種少量
の生産に対する適用も可能となる。

〔発明の効果〕

この発明は、加圧部、加熱部、放冷部および成形用金型
を垂直同軸上に配置して成形’ＡＴＬを構成することに
より、装置の小型化による省スペース化が図れるし、成
形槽とが別であるために、自動搬送による単時間での成
形用金型の取り入れ、取り出しができるので、効率良く
ガラスレンズを成形できる。

す一部縦断面図、第５図はガラスレンズ成形装置の従来
例を示す図である。

１・・・成形槽 ２・・・金型上ノド ３・・・ガラス素材 １７・・・マガジン ２４・・・駆動部 Ａ・・・加圧部 Ｂ・・・加熱部 Ｃ・・・放冷部 Ｄ・・・供給部 Ｅ・・・排出部

【図面の簡単な説明】

第１圓は本発明の第１実施例を示す成形装置の一部縦断
面図、第２図は同実施例の平面図、第３図は本発明成形
装置の第２実施例を示す一部縦断面図、第４図は本発明
成形装置の第３実施例を示」住士都Ｅ 第２図 イ夫％会辷るＩＳＤ 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 不活性ガス雰囲気中に被加工物および成形用金型を配置
   し、加熱部、加圧部、放冷部を用いてガラスレンズを成
   形する成形装置において、前記加圧部、加熱部を垂直方
   向同軸上に内装した成形槽と、前記放冷部の前後に配設
   した供給部および排出部と、前記供給部、放冷部および
   排出部間を移動するマガジンと、このマガジン上に配置
   した前記成形用金型を供給、排出および上下動させる駆
   動手段とから成るガラスレンズの成形装置。