JPH0532504Y2 - - Google Patents

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JPH0532504Y2
JPH0532504Y2 JP1986016673U JP1667386U JPH0532504Y2 JP H0532504 Y2 JPH0532504 Y2 JP H0532504Y2 JP 1986016673 U JP1986016673 U JP 1986016673U JP 1667386 U JP1667386 U JP 1667386U JP H0532504 Y2 JPH0532504 Y2 JP H0532504Y2
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molding
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molded
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  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、成形可能な状態に加熱軟化処理した
光学ガラス素材を上下の成形型にて成形した後
に、成形体を成形型から離型させるためのガラス
成形装置における離型装置に関する。
[従来の技術] 上記この種の離型装置は、従来、第6図a,b
にて示すごとく構成されていた。即ち、図におい
て1で示すのは、成形型(図は上型を例示)2の
外周に遊嵌された離型リングで、アーム3を介し
て上下動されるようになつており、成形型2にて
成形された成形体(ガラスレンズ)4の有効径外
に突出する余肉フランジ部4aを離型リング1を
介して離型方向5に押すことにより、第6図bに
て示すごとく、成形体4を成形型2から離型しう
るようになつている。
上記構成によれば、成形可能な状態に加熱軟化
処理された光学ガラス素材4を成形型2(他側の
型は省略してある)にて成形した後に、離型リン
グ1をアーム3を介して離型方向5に摺動操作す
ることにより、成形体4を成形型2から離型する
ことができるものである。
[考案が解決しようとする問題点] 第6図a,bにて示した従来技術においては、
離型リング1を加温する技術は何ら装備されてい
なかつた。そのために、離型時には、加熱軟化処
理された高温状態にある成形体にこれよりはるか
に低温状態の冷たい離型リング1が当接すること
になり、この大きな温度差のために離型時に成形
体であるガラスレンズが割れるという大きな問題
点があつた。
本考案は、上記従来技術の問題点に鑑みなされ
たものであつて、離型用部材と成形体との間の温
度差をなくし、離型時の成形体の割れを防止しう
るようにしたガラス成形装置における離型装置を
提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、離型用部材を保持するアームにおけ
る離型用部材保持部付近に、離型用部材の温度を
成形完了直後の成形体の温度と同一温度付近まで
加温しうるように加熱器を配備して構成したもの
である。
[作用] 上記構成においては、加熱器により離型部材の
温度を成形体の温度付近まで加温することができ
る。
[実施例] 以下、図面を用いて本考案の実施例について詳
細に説明する。
第1図は、本考案に係る離型装置10を装備し
たガラス成形装置11の概略断面図であり、第2
図はその斜視図である。なお、第1図において
は、各構成の理解を容易にするためにその一部の
構成配置を第2図とは変えてある。
ガラス成形装置11は、図に示すごとく、上下
の成形型12,13を装備した成形本体部14
と、成形後のガラスレンズを上下の成形型12,
13から離型させるための離型装置10と、マガ
ジン15上に載置された光学ガラス素材16を予
備加熱炉17、本加熱炉(電気炉)18及び成形
室19内の成形ポイント20に搬送するための搬
送アーム駆動部21と、装置基台22等より構成
してある。
上下の成形型12,13は、装置基台22上の
テーブル23に固定された下板24上に立設され
た4本の支柱25とこの周辺を閉塞するカバー2
6及び上板27とにより形成された成形室19内
に配備してある。上型12は、上板27の内面に
固設されたホルダー28に取付リング29を介し
て固定されており、下型13は、テーブル23に
装備された軸受30を介して上下動自在に支承さ
れた可動軸31に取付リング32を介して固定さ
れている。33,34で示すのはヒーターある。
上下の成形型12,13には、成形後のガラス
レンズを各型12,13から離型させるための離
型装置10における離型部材としての離型リング
(上下の離型リング)35,36が遊嵌してあり、
各離型リング35,36は、駆動部37を介して
上下動される上下のアーム38,39を介して発
揮されるように構成してある。下型13を固定装
備した可動軸31は、エンコーダ40を介して回
転駆動される偏心カム41により上下駆動される
ように設定してある。
搬送アーム駆動部21は、搬送アーム42を駆
動するためのもので、搬送アーム42を予備加熱
炉17、本加熱炉18及び成形ポイント20にて
停止制御しうるように設定してある。光学ガラス
素材16はゴブ皿43を介してマガジン15上に
載置支持されており、マガジン15上のゴブ皿4
3は、第3図a,bにて示すごとき搬送アーム4
2の先端部に形設されたゴブ皿支持部44上に移
し変えられて支持されるようになつている。マガ
ジン15上のゴブ皿43を搬送アーム42のゴブ
皿支持部44上に移し変える構成を第4図a,
b,c,dに示す。即ち、第1図及び第4図aに
て示すごとく、マガジン15の下位置にはゴブ皿
43突き上げ用のシリンダー45が配設してあ
り、第4図bにて示すごとく、このシリンダー4
5のピストンロツド(可動杆)46先端の突き上
げ部47にてゴブ皿43を一時的マガジン15上
から突き上げ操作しうるように設定してある。搬
送アーム42は、マガジン15の側方上部に配置
してあり、駆動部21を介して第4図bの矢印4
8方向に移動せしめられ、第4図cにて示すごと
く、溝49を介してピストンロツド46の軸心が
ゴブ皿支持部44の軸心と同軸となる位置まで進
入操作されるように設定してある。そして、第4
図cにて示す状態にてピストンロツド46を下動
操作させることにより、第4図dにて示すごと
く、ゴブ皿43を搬送アーム41のゴブ皿支持部
44上に移し変えることができるように設定構成
してある。
複数のゴブ皿43を載置したマガジン15は、
供給室50内から順次搬送されるようになつてお
り、成形完了後のガラスレンズを載せたゴブ皿4
3を支持するマガジン15は、収納室51内に収
納されるように設定構成してある。供給室50内
から順次搬送されるマガジン15上の各ゴブ皿4
3は、まず、予備加熱炉17内にて停止制御され
るようになつている。予備加熱炉17は、マガジ
ン15上の光学ガラス素材16をゴブ皿43とと
もに約400℃程度の温度に予備加熱するためのも
ので、炉17内に配設した赤外線ヒーター52に
て予備加熱しうるように設定構成してある。
予備加熱炉17にて予備加熱された光学ガラス
素材16は、第4図a,b,c,dにて示したゴ
ブ皿移し替え機構部にて搬送アーム42上に移し
替えられ、搬送アーム42を介して本加熱炉(電
気炉)18内に搬送されて停止制御されるように
設定してある。本加熱炉18は、予備加熱された
光学ガラス素材16を転移点以上の温度、例えば
600℃以上の温度にて加熱し、光学ガラス素材1
6を成形可能状態に軟化処理するためのもので、
電気炉にて構成してある。本加熱炉18を電気炉
にて構成するのは、光学ガラス素材16を加熱軟
化させうるだけの高温雰囲気が得られるからであ
る。
離型装置10における離型リング35,36
は、第5図aにて示すごとく、固定ねじ53,5
4を介して分割された搬送アーム片38a,39
aに固定されており、搬送アーム片38a,39
aは、固定ボルト55,56、断熱部材57,5
8を介して搬送アーム(本体部)38,39に固
定してある。搬送アーム片38a,39aにおけ
る離型リング35,36に近接した付近には、凸
上の加熱器支持部59,60が形設してあり、こ
の支持部59,60にはヒーター(加熱器)6
1,62内挿用の孔63,64が形設してある。
ヒーター61は、離型リング35,36の温度
を、上下成形型12,13で成形された直後のガ
ラスレンズの温度と同一温度程度まで(最高480
℃程度)加熱しうるように設定されて孔63,6
4内に挿着されている。
次に上記構成に基づく作用を説明する。
供給室50内から排出されてくるマガジン15
上のゴブ皿43のうち、成形しようとする光学ガ
ラス素材16を載置したゴブ皿43が予備加熱炉
17内に達すると、マガジン15を停止してゴブ
皿43とともに光学ガラス素材16を赤外線ヒー
ター52を介して400℃程度に予備加熱する。
次に、第4図a,b,c,dにて示す動作順序
にて、予備加熱された光学ガラス素材16をゴブ
皿43とともにマガジン15上から搬送アーム4
2上に移し替える。そして、搬送アーム42を介
してゴブ皿43を電気炉(本加熱炉)18内に搬
送し、所定位置にて停止させて光学ガラス素材1
6を転移点以上の温度、例えば600℃以上の温度
に加熱する。これにより、光学ガラス素材16
は、成形可能な状態に加熱軟化処理される。
電気炉18にて加熱軟化処理された光学ガラス
素材16は、搬送アーム42を介して成形室19
内に搬送され、光学ガラス素材6が成形ポイント
20に達した状態で停止制御される。そして、下
型13を装備した可動軸31が偏心カム41の回
転により上動せしめられ、下型13と上型12と
により、加熱軟化処理された状態にある光学ガラ
ス素材16が所定形状に押圧成形される。成形の
完了したガラスレンズは、離型リング35,36
を介して離型せしめられ、ゴブ皿43上に再び載
置される。上記光学ガラス素材16が成形ポイン
ト20に達した状態から押圧成形および離型動作
が行なわれる状態までを、第5図b〜gに基づい
て説明する。第5図bにおいて、ゴブ皿43の下
側段部に載置された状態で加熱軟化処理された光
学ガラス素材16は、搬送アーム42を介して上
型12および下型13間の成形ポイント20に達
する。次いで、第5図cのように、偏心カム41
の回転により下型13が上動してガラス素材16
は突き上げられ、上型12との間でガラス素材1
6が押圧成形される。この際、余分なガラスは上
型12、下型13の外周側に移動し、ガラス素材
6の外周部とともに上側離型リング35の下側凹
部内でフランジ部が形成される。その後、偏心カ
ム41の回転により下型13が少し下降した後、
第5図dのように、上側離型リング35を下降し
てレンズのフランジ部を上側から押圧し、上型1
2とレンズとを離型する。
上側離型リング35を上昇して元の位置に戻し
た後、第5図eのように下側離型リング36を上
昇してレンズのフランジ部を押圧し、第5図fの
ように、レンズを下型13から離型する。
その後、下型離型リング36および下型13を
下降させることにより、第5図gのように、レン
ズのフランジ部はゴブ皿43の上側凹部内に載置
される。次いで、レンズはゴブ皿43とともに、
搬送アーム42を介して成形ポイントから搬送さ
れ、再びマガジン15上に載置される。このよう
にして、次々に、マガジン15上の光学ガラス素
材16が成形加工処理される。
離型リング(上型用及び下型用の離型リング)
35,36にて成形後のガラスレンズを離型させ
る際には、各離型リング35,36をヒーター6
1,62を介して成形直後のガラスレズの温度と
同程度の温度に加熱しておいて離型させる。離型
リング35,36は、ガラスレンズと同温度にて
ガラスレンズに接合して離型させるので、離型時
にガラスレンズが冷却されることがなく、従来の
ような離型時のガラスレンズの割れを確実に防止
することができる。その結果、成形品であるガラ
スレンズの不良品の発生を激減させることができ
るとともに、成形品の品質の向上を図ることがで
きるものである。
[考案の効果] 以上のように本考案によれば、成形完了後に成
形体を成形型から離型させる際に、成形体の割れ
を確実に防止することができ、不良品の発生の防
止と成形品の品質向上しうるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る装置を装備したガラス成
形装置の概略断面図、第2図はその斜視図、第3
図は第1図の要部の拡大説明図、第4図a,b,
c,dは第1図の要部の作用説明図、第5図a,
b,c,d,e,f,gは本考案の実施例の説明
図、第6図a,bは従来技術の説明図である。 12,13……上下成形型、16……光学ガラ
ス素材、35,36……離型リング、42……搬
送アーム、61,62……ヒーター(加熱器)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 加熱軟化処理した光学ガラス素材を成形室内の
    上下の成形型にて成形した後に成形体を成形型か
    ら離型させるためのガラス成形装置における離型
    装置において、 前記成形体を離型させる成形型の外周に、外周
    側に突出した成形体のフランジ部を押圧するよう
    に、成形型の移動方向と同方向に移動自在に遊嵌
    された離型リングと、 この離型リングを一端に保持し、他端を成形室
    外の駆動部に連結したアームと、 前記離型リングを成形完了直後の成形体の温度
    付近にまで加温するように成形室内の前記アーム
    に取り付けられた加熱器と、 を具備したことを特徴とするガラス成形装置にお
    ける離型装置。
JP1986016673U 1986-02-06 1986-02-06 Expired - Lifetime JPH0532504Y2 (ja)

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JP1986016673U JPH0532504Y2 (ja) 1986-02-06 1986-02-06

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JPS62129032U JPS62129032U (ja) 1987-08-15
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6067118A (ja) * 1983-09-24 1985-04-17 Canon Inc 光学素子の製造方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6067118A (ja) * 1983-09-24 1985-04-17 Canon Inc 光学素子の製造方法

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JPS62129032U (ja) 1987-08-15

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