JPH0471799A

JPH0471799A - プレス装置

Info

Publication number: JPH0471799A
Application number: JP2182709A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Kimura; 浩木村
Original assignee: Nissan Motor Co Ltd
Current assignee: Nissan Motor Co Ltd
Priority date: 1990-07-12
Filing date: 1990-07-12
Publication date: 1992-03-06

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、プレス装置の改良に関する。

（従来の技術）例えば、従来の自動車プレス加工ラインにおいて使用さ
れるプレス機械の一種に、２個のスライドを有する複動
プレス機械がある。

この内、第４図に示す複動プレス機械１は、１対の上型
と下型によりプレス製品を１個ずつ成形するといういわ
ゆる１型生産のみを行う１型対応プレス機械である。こ
のプレス機械１によりプレス加工を行う場合、アッパス
ライド２にダイ（上型）３、ロアスライド４にポンチ（
下型）５、ボルスタ６にスペーサ７を介してブランクホ
ルダ８をそれぞれ取り付け、図示しないスライド駆動機
構によりアッパスライド２及びロアスライド４の双方を
機械的に連動して上下運動させ、これによってプレス製
品Ｗが成形加工される。

この外に、同一のプレス機械を用いて、第６図に示すよ
うな１型生産のみならず、第５図に示すように、２対の
上型と下型を取り付けて同時にプレス製品を２個ずつ成
形するといういわゆる２型生産も可能である２型間時生
産対応の複動プレス機械９がある。

このプレス機械９により２型生産を行う場合には、第５
図に示すように、アッパスライド１０に２個のダイ１１
ａ％１１ｂＮロアスライド１２に２個のポンチ１３ａ、
１３ｂ、ボルスタ１４に２個のスペーサ１５ａ、１５ｂ
を介して２個のブランクホルダ１６ａ、１６ｂをそれぞ
れ取り付け、アッパスライド１０及びロアスライド１２
を機械的に連動して上下運動させることにより、同時に
２個のプレス製品Ｗ１、Ｗ２が成形加工される。

また、同プレス機械９により１型生産を行う場合の様子
は、第６図に示す通りであり、第４図に示す１型対応プ
レス機械１による場合と同様である。

（発明が解決しようとする課題）前記従来技術にあっては、１型対応プレス機械１の場合
、第４図に示すように、ブランクホルダ８は、スペーサ
７を介してボルスタ６により４辺とも確実に支持される
。

これに対して、２型間時生産対応プレス機械９の場合に
は、１型生産と２型生産とを両立させる構造が要求され
るため、２型生産を行うとき、第５図に示すように、２
個のブランクホルダ１６ａ１１６ｂはロアスライド１２
の中央部において支持を欠くことになる。よって、この
場合には、その都度適当なブロック１７をロアスライド
１２とスペーサ１５ａ、１５ｂとの間に入れ、その摺り
合わせを実施しなければならず、面倒な作業を要するこ
とになる。

このように、従来の２型間時生産対応プレス機械９では
、２型生産を行うに際して余分の型摺り合わせ作業を要
するので、ラインを構成してもその柔軟性はあまり高く
ないという問題がある。

また、同様の事情より、１型対応プレス機械１と２型間
時生産対応プレス機械９との間におけるプレス型の互換
性にも一定の限界がある。

本発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになさ
れたものであり、同一の装置で１型生産と２型生産との
能率的切り替えが可能なプレス装置を提供することを目
的とする。

（課題を解決するための手段）前記目的を達成するための本発明は、上型と下型がそれ
ぞれ着脱自在に取り付けられ、相互に相対的に接近離反
移動する上型支持部材と下型支持部材とを有するプレス
装置において、上昇して少なくとも２個の前記下型を支
持し、下降して前記下型支持部材に格納される第１支持
ブロックと、この第１支持ブロックを昇降駆動する第１
駆動手段と、上昇した前記第１支持ブロックを支持する
第２支持ブロックと、この第２支持ブロックを進退駆動
する第２駆動手段とを有することを特徴とする。

（作用）このように構成されたプレス装置は、以下のように作用
する。

少なくとも２個の下型を使用する場合、第１支持ブロッ
クは、第１駆動手段により駆動されて上昇し、第２支持
ブロックは、第２駆動手段により駆動されて前進し、上
昇した第１支持ブロックを支持固定する。このとき、少
なくとも２個の下型は、第１支持ブロックにより確実に
支持されることになる。

一方、下型を１個だけ使用する場合、第２支持ブロック
は、第２駆動手段により駆動されて原位置に後退し、第
１支持ブロックは、第１駆動手段により駆動されて下降
し、下型支持部材に格納される。このとき、下型は、専
ら下型支持部材により支持される。

そして、いずれの場合にも、上型支持部材と下型支持部
材とが相互に相対的に接近離反することにより、プレス
製品が成形される。

（実施例）以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。

第１図は、本発明の一実施例に係るプレス装置の下型支
持部材の平面図、第２図は、第１図の■−■線に沿う断
面図、第３図は、第１図の■−■線に沿う断面図である
。ここでは、プレス装置として、第５図及び第６図に示
すような、２型間時生産対応プレスであって、アッパス
ライドとロアスライドの２個のスライドを有する複動プ
レス機械を例にとって説明する。

本装置は、第５図に示す従来のロアスライド１２をその
中央部において横断的に一部分割して得た一方の下型支
持部材たるロアスライド本体１８と第１支持ブロックた
るセパレートブロック１９とを有し、このセパレートブ
ロック１９を昇降させるため、２個の昇降用シリンダ２
０が、第１駆動手段としてロアスライド本体１８に埋設
されている。このシリンダ２０とセパレートブロック１
９との間に機械的な結合関係はない。セパレートブロッ
ク１９は、昇降用シリンダ２０のロッド２１が前進する
と、これに押し上げられて上昇し、ロッド２１が後退す
ると、これに支持されつつ自重により下降して、ロアス
ライド本体１８に格納されるようになっている。

また、もう一方の下型支持部材たるボルスタ２２には、
ロアスライド本体１８より上昇したセパレートブロック
１９を支持固定するための１対の支持用ブロック２３が
、第２支持ブロックとして出し入れ自在に設けられてい
ると共に、この１対のブロック２３を出し入れするため
、それぞれに対して出入用シリンダ２４が、第２駆動手
段として取り付けられている。この出入用シリンダ２４
と支持用ブロック２３とは機械的に結合されている。支
持用ブロック２３は、出入用シリンダ２４のロッド２５
の前進に伴って前進し、ボルスタ２２より一部分だけ突
き出て、上昇したセパレートブロック１９を支持固定す
る一方、ロッド２５の後退に伴って後退し、ボルスタ２
２に収納されるようになっている。

このように構成された本装置の動作は、以下の通りであ
る。

２型生産を行う場合、予め、ロアスライド本体１８を上
死点で停止させ、昇降用シリンダ２０を作動させてロッ
ド２１を前進させ、これによりセパレートブロック１９
をロアスライド本体１８より上昇させ、セパレートブロ
ック１９の上面がボルスタ２２の上面と同一レベルに達
した所で停止させる。それから、出入用シリンダ２４を
作動させて支持用ブロック２３を前進させ、セパレート
ブロック１９を支持固定し得る位置に達した所で停止さ
せる。このとき、セパレートブロック１９は、支持用ブ
ロック２３により支持固定され、ボルスタ２２と同一レ
ベルにあってこれと一体化している。こうしてセパレー
トブロック１９がボルスタ２２と一体化されると、再び
昇降用シリンダ２０を作動させロッド２１を後退させる
。

このような準備を終えた後、従来通り、上型支持部材た
るアッパスライドに２個のダイ（上型）、下型支持部材
たるロアスライド本体１８に２個のポンチ（下型）、下
型支持部材たるボルスタ２２に２個のスペーサ（下型）
を介して２個のブランクホルダ（下型）をそれぞれ取り
付ける。このとき、２個のブランクホルダ（及びスペー
サ）は、その機械中心側の部分がセパレートブロック１
９により支持されるため、１型生産の場合と同様、全体
的に確実に支持されている。このような状態において、
アッパスライド及びロアスライド本体１８を機械的に連
動して上下運動させ、プレス製品を２個ずつ成形加工す
る（以上、第５図参照）。

なお、この場合、１型対応プレス機械に使用していた上
型及び下型をそれぞれ２個並べて使用することも容易で
ある。

一方、２型生産から１型生産に移行する場合には、ロア
スライド１８を上死点で停止させた後、昇降用シリンダ
２０のロッド２１を前進させてセパレートブロック１９
に当接させ、それから出入用シリンダ２４を作動させて
支持用ブロック２３を後退させ、それをボルスタ２２に
収納する。それから、昇降用シリンダ２０のロッド２１
を後退させつつセパレートブロック１９をロアスライド
本体１８に格納する。

こうした準備が終了すれば、従来通り、アッパスライド
に１個のダイ、ロアスライド本体１８に１個のポンチ、
ボルスタ２２に１個のスペーサを介して１個のブランク
ホルダをそれぞれ取り付け、アッパスライド及びロアス
ライド本体１８を連動して上下運動させて、プレス製品
を１個ずつ成形加工する（以上、第６図参照）。

従って、本実施例によれば、従来のロアスライドをロア
スライド本体１８とセパレートブロック１９とに分割し
、２型生産時には、セパレートブロック１９を上昇させ
てボルスタ２２と一体化させる一方、１型生産時には、
セパレートブロック１９を下降させてロアスライド本体
１８に格納するようにしたので、従来、２型間時生産対
応プレス機械において１型生産から２型生産に移行する
際に要した特別の型摺り合わせ作業が不要となり、１型
生産と２型生産との間の能率的切り替えが可能となる。

従って、ラインを構成した場合その柔軟性が向上するば
かりか、１型対応プレス機械と本装置間におけるプレス
型の互換性も向上する。

なお、本実施例では、２型間時生産対応プレス機械に本
発明を適用した場合について説明したが、これに限らず
、３型以上の同時生産対応プレス機械に対しても本発明
は適用可能である。

（発明の効果）以上の説明により明らかなように、本発明によれば、同
一プレス装置による１型生産と複数型生産との能率的切
り替えが可能となり、プレス加工ラインの柔軟性が向上
すると共に、各種プレス装置間の互換性が向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例に係るプレス装置の下型支
持部材の平面図、第２図は、第１図の■−■線に沿う断
面図、第３図は、第１図の■−■線に沿う断面図、第４
図は、従来の１型対応プレス装置の一例を示す断面図、
第５図は、従来の２型間時生産対応プレス装置で２型生
産を行う場合の一例を示す断面図、第６図は、第５図に
示すプレス装置で１型生産を行う場合の一例を示す断面
図である。１０・・・アッパスライド（上型支持部材）、１１ａ、
１１ｂ・・・ダイ（上型）　、１３ａ、１３ｂ・・・ポ
ンチ（下型）　、１５ａ、１５ｂ−・・スペーサ（下型
）、１６ａ、１６ｂ・・・ブランクホルダ（下型）、１
８・・・ロアスライド本体（下型支持部材）、１９・・
・セパレートブロック（第１支持ブロック）、２０・・
・昇降用シリンダ（第１駆動手段）、２２・・・ボルス
タ（下型支持部材）、２３・・・支持用ブロック（第２
支持ブロック）、２４・・・出入用シリンダ（第２駆動
手段）。

Claims

【特許請求の範囲】

上型と下型がそれぞれ着脱自在に取り付けられ、相互に
相対的に接近離反移動する上型支持部材と下型支持部材
とを有するプレス装置において、上昇して少なくとも２
個の前記下型を支持し、下降して前記下型支持部材に格
納される第１支持ブロックと、この第１支持ブロックを
昇降駆動する第１駆動手段と、上昇した前記第１支持ブ
ロックを支持する第２支持ブロックと、この第２支持ブ
ロックを進退駆動する第２駆動手段とを有するプレス装
置。