JPH077575Y2 - 燃料タンク用フィルタ装置 - Google Patents
燃料タンク用フィルタ装置Info
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- JPH077575Y2 JPH077575Y2 JP1987051590U JP5159087U JPH077575Y2 JP H077575 Y2 JPH077575 Y2 JP H077575Y2 JP 1987051590 U JP1987051590 U JP 1987051590U JP 5159087 U JP5159087 U JP 5159087U JP H077575 Y2 JPH077575 Y2 JP H077575Y2
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- 239000000446 fuel Substances 0.000 claims description 29
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 8
- 238000001914 filtration Methods 0.000 description 5
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- 238000009941 weaving Methods 0.000 description 1
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Classifications
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M37/00—Apparatus or systems for feeding liquid fuel from storage containers to carburettors or fuel-injection apparatus; Arrangements for purifying liquid fuel specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines
- F02M37/20—Apparatus or systems for feeding liquid fuel from storage containers to carburettors or fuel-injection apparatus; Arrangements for purifying liquid fuel specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines characterised by means for preventing vapour lock
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D35/00—Filtering devices having features not specifically covered by groups B01D24/00 - B01D33/00, or for applications not specifically covered by groups B01D24/00 - B01D33/00; Auxiliary devices for filtration; Filter housing constructions
- B01D35/02—Filters adapted for location in special places, e.g. pipe-lines, pumps, stop-cocks
- B01D35/027—Filters adapted for location in special places, e.g. pipe-lines, pumps, stop-cocks rigidly mounted in or on tanks or reservoirs
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D35/00—Filtering devices having features not specifically covered by groups B01D24/00 - B01D33/00, or for applications not specifically covered by groups B01D24/00 - B01D33/00; Auxiliary devices for filtration; Filter housing constructions
- B01D35/02—Filters adapted for location in special places, e.g. pipe-lines, pumps, stop-cocks
- B01D35/027—Filters adapted for location in special places, e.g. pipe-lines, pumps, stop-cocks rigidly mounted in or on tanks or reservoirs
- B01D35/0273—Filtering elements with a horizontal or inclined rotation or symmetry axis submerged in tanks or reservoirs
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D35/00—Filtering devices having features not specifically covered by groups B01D24/00 - B01D33/00, or for applications not specifically covered by groups B01D24/00 - B01D33/00; Auxiliary devices for filtration; Filter housing constructions
- B01D35/26—Filters with built-in pumps filters provided with a pump mounted in or on the casing
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M37/00—Apparatus or systems for feeding liquid fuel from storage containers to carburettors or fuel-injection apparatus; Arrangements for purifying liquid fuel specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines
- F02M37/22—Arrangements for purifying liquid fuel specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines, e.g. arrangements in the feeding system
- F02M37/32—Arrangements for purifying liquid fuel specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines, e.g. arrangements in the feeding system characterised by filters or filter arrangements
- F02M37/50—Filters arranged in or on fuel tanks
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
- Filtration Of Liquid (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば、自動車に搭載される燃料タンク内に
設けられ、ポンプに接続されるフィルタ装置に関する。
設けられ、ポンプに接続されるフィルタ装置に関する。
この種のフィルタ装置として、従来、例えば、第5図に
示すように、自動車用の燃料タンク1内に収容された例
えばギヤ式のポンプ2に接続されたものがある(例えば
実公昭61-26617号公報に記載)。このフィルタ装置はポ
ンプ2のサクション口3に接続される接続管部4とこの
接続管部4に連設され下部に網状部材5を含んで中空状
に形成された吸引部6とを備えている。尚、符号7はポ
ンプ2を弾性体8を介してタンク1に支持する支持ブラ
ケットである。
示すように、自動車用の燃料タンク1内に収容された例
えばギヤ式のポンプ2に接続されたものがある(例えば
実公昭61-26617号公報に記載)。このフィルタ装置はポ
ンプ2のサクション口3に接続される接続管部4とこの
接続管部4に連設され下部に網状部材5を含んで中空状
に形成された吸引部6とを備えている。尚、符号7はポ
ンプ2を弾性体8を介してタンク1に支持する支持ブラ
ケットである。
ところで、この従来のフィルタ装置にあっては、時折ポ
ンプが空転して燃料を供給できないという所謂ベーパー
ロックの原因を生じさせるという問題があった。
ンプが空転して燃料を供給できないという所謂ベーパー
ロックの原因を生じさせるという問題があった。
それは、自動車が走行して一時的に停止したような場合
に、燃料が高温になっていると、第5図に示すように、
ポンプ2部において燃料の蒸気が発生し、吸引部6より
もサクション口3側の圧力が高いことからこの蒸気が吸
引部6に流出し、吸引部内の上部に滞留してしまうから
である。滞留するとポンプ始動時に、滞留した蒸気が接
続管部4及びサクション口3を介してポンプ2内に吸引
されベーパーロックを生じてしまうことがある。
に、燃料が高温になっていると、第5図に示すように、
ポンプ2部において燃料の蒸気が発生し、吸引部6より
もサクション口3側の圧力が高いことからこの蒸気が吸
引部6に流出し、吸引部内の上部に滞留してしまうから
である。滞留するとポンプ始動時に、滞留した蒸気が接
続管部4及びサクション口3を介してポンプ2内に吸引
されベーパーロックを生じてしまうことがある。
また、吸引部6の上部を網状部材で構成しても、網状部
材の孔が細かいので表面張力の違いから蒸気はこの孔か
ら外へ逃げにくく上記の問題を生じてしまう。
材の孔が細かいので表面張力の違いから蒸気はこの孔か
ら外へ逃げにくく上記の問題を生じてしまう。
そこで本考案の技術的課題は、吸引部内に蒸気が滞留し
ないようにする点にある。
ないようにする点にある。
このような課題を解決するための本考案の技術的手段
は、ポンプのサクション口に接続される連続管部とこの
接続管部に連通し網状部材を含んで中空状に形成された
吸引部とを備えた燃料タンク用フィルタ装置において、
吸引部を、弾性を有し、先端が燃料タンクの底面に接触
する網状部材で袋状部材として形成し、該袋状部材の上
側面に、ポンプ側から吸引部内に流入した燃料の蒸気が
通過する通孔を設け、この通孔に、常には該通孔を閉塞
する一方、袋状部材に流入した蒸気の存在によって該通
孔を開放する弁機構を設けたことである。
は、ポンプのサクション口に接続される連続管部とこの
接続管部に連通し網状部材を含んで中空状に形成された
吸引部とを備えた燃料タンク用フィルタ装置において、
吸引部を、弾性を有し、先端が燃料タンクの底面に接触
する網状部材で袋状部材として形成し、該袋状部材の上
側面に、ポンプ側から吸引部内に流入した燃料の蒸気が
通過する通孔を設け、この通孔に、常には該通孔を閉塞
する一方、袋状部材に流入した蒸気の存在によって該通
孔を開放する弁機構を設けたことである。
この手段によれば、ポンプ駆動時には、蒸気が吸引部内
に流入しないので弁機構は通孔を閉塞した状態を保持す
る。
に流入しないので弁機構は通孔を閉塞した状態を保持す
る。
また、ポンプ停止時に高温になった燃料の蒸気が吸引部
に流入してきたとすると、該蒸気の存在によって弁機構
が通孔を開放する。すると蒸気が通孔を通過して吸引部
外に流入する。
に流入してきたとすると、該蒸気の存在によって弁機構
が通孔を開放する。すると蒸気が通孔を通過して吸引部
外に流入する。
さらに、吸引部を弾性を有する網状部材で形成した袋状
部材としたので、吸引部が小さな形状でも網状部分の面
積を大きなものとすることができ、有効濾過面積を大き
いものとすることができる他、弁機構を直接袋状部材に
設けても、該袋状部材が弁機構の重みで潰れてしまうこ
とがなくなる。
部材としたので、吸引部が小さな形状でも網状部分の面
積を大きなものとすることができ、有効濾過面積を大き
いものとすることができる他、弁機構を直接袋状部材に
設けても、該袋状部材が弁機構の重みで潰れてしまうこ
とがなくなる。
このため燃料タンク内の作業性を向上させるためフィル
タ装置を小さいものとしても、ベーパを有効に排出で
き、かつ、弁機構の取付に必要な面積を小さいものとで
き、有効濾過面積を確保できる。
タ装置を小さいものとしても、ベーパを有効に排出で
き、かつ、弁機構の取付に必要な面積を小さいものとで
き、有効濾過面積を確保できる。
さらに、本発明に係るフィルタ装置によれば、燃料残量
が減ってフィルタの上面が燃料タンク内の空気中に露出
した場合、一般に燃料の表面張力による濡れ現象で、袋
状部材の表面は燃料で覆われた状態となっており、この
時、燃料を吸入すると、袋状部材内部が負圧となり変形
しようとする。この際、袋状部材の上側面に他の部材を
介さず直接ベーパ抜き弁機構を設けているため、袋状部
材は、変形するときに弁機構と共に移動するから、その
移動を他の部材で邪魔されることなく、変形しやすい。
このため、網状部材で形成した袋状部材はその大部分が
燃料液面より下に位置して、燃料中に浸ることが可能と
なり、燃料液位が低くても吸い込み性能を確保すること
ができる。
が減ってフィルタの上面が燃料タンク内の空気中に露出
した場合、一般に燃料の表面張力による濡れ現象で、袋
状部材の表面は燃料で覆われた状態となっており、この
時、燃料を吸入すると、袋状部材内部が負圧となり変形
しようとする。この際、袋状部材の上側面に他の部材を
介さず直接ベーパ抜き弁機構を設けているため、袋状部
材は、変形するときに弁機構と共に移動するから、その
移動を他の部材で邪魔されることなく、変形しやすい。
このため、網状部材で形成した袋状部材はその大部分が
燃料液面より下に位置して、燃料中に浸ることが可能と
なり、燃料液位が低くても吸い込み性能を確保すること
ができる。
以下添付図面に基づいて本考案の実施例に係るフィルタ
装置を説明する。尚、前記従来例で説明したものと同一
のものは同一の符号を付してその説明を省略する。
装置を説明する。尚、前記従来例で説明したものと同一
のものは同一の符号を付してその説明を省略する。
第1図には本考案の実施例に係るフィルタ装置10が示さ
れている。このフィルタ装置10はギヤ式のポンプ2のサ
クション口3に接続される接続管部11を有している。本
実施例では接続管部11を、サクション口3に取付けられ
た状態で斜め下方を向くようにし、その先端部11aの下
側を略半分切り欠いてある。
れている。このフィルタ装置10はギヤ式のポンプ2のサ
クション口3に接続される接続管部11を有している。本
実施例では接続管部11を、サクション口3に取付けられ
た状態で斜め下方を向くようにし、その先端部11aの下
側を略半分切り欠いてある。
吸引部12は、第1図及び第4図に示すように、弾性を有
する網状部材15で先端が鋭角状となるように袋状に形成
され、接続管11の先端部11aが吸引部12内に配されるよ
うにグロメット13を介して接続管11の中央部に接続して
ある。また、吸引部12の先端がタンク底部1aに弾性的に
接触するものとしている。
する網状部材15で先端が鋭角状となるように袋状に形成
され、接続管11の先端部11aが吸引部12内に配されるよ
うにグロメット13を介して接続管11の中央部に接続して
ある。また、吸引部12の先端がタンク底部1aに弾性的に
接触するものとしている。
そして、網状部材15は第2図に示すように、いわゆる畳
織りの織物であり、一般に袋状部材の上面が燃料タンク
内燃料液面上の空気中に露出しても、燃料の表面張力に
よる濡れ現象で、袋状部材の表面が燃料で覆われ、空気
を吸入しない程度にその織り細かさの程度、即ち網状部
材の表面に多数存在する孔の大きさが選択されている。
そして、この実施例においては接続管部11への取付部か
ら先端に向う方向の線材15bを巾広にしてある。また、
先端部11aに対向する吸引部12の上部12aには孔14が開設
され、この孔14に通孔16を開設した円盤体17が嵌挿され
ている。通孔16は、燃料の表面張力等を考慮してその大
きさが定められ、網状部材15の孔などに比較して大きく
形成されている。そして、該円盤体17には通孔16を閉塞
開放する弁機構としての弁体18が設けられている。この
弁体18は、耐油性の弾性部材で一体形成され、支柱19に
円盤状の弁部20を連設したものであり、弁部20が上側か
ら通孔16を常時閉塞するように支柱19を円盤体17に立設
してある。この弁部20は、吸引部12内に流入してその上
部に滞留しつつある蒸気の圧力で撓んで通孔16を開放す
るようにその厚さや大きさ等が定められている。
織りの織物であり、一般に袋状部材の上面が燃料タンク
内燃料液面上の空気中に露出しても、燃料の表面張力に
よる濡れ現象で、袋状部材の表面が燃料で覆われ、空気
を吸入しない程度にその織り細かさの程度、即ち網状部
材の表面に多数存在する孔の大きさが選択されている。
そして、この実施例においては接続管部11への取付部か
ら先端に向う方向の線材15bを巾広にしてある。また、
先端部11aに対向する吸引部12の上部12aには孔14が開設
され、この孔14に通孔16を開設した円盤体17が嵌挿され
ている。通孔16は、燃料の表面張力等を考慮してその大
きさが定められ、網状部材15の孔などに比較して大きく
形成されている。そして、該円盤体17には通孔16を閉塞
開放する弁機構としての弁体18が設けられている。この
弁体18は、耐油性の弾性部材で一体形成され、支柱19に
円盤状の弁部20を連設したものであり、弁部20が上側か
ら通孔16を常時閉塞するように支柱19を円盤体17に立設
してある。この弁部20は、吸引部12内に流入してその上
部に滞留しつつある蒸気の圧力で撓んで通孔16を開放す
るようにその厚さや大きさ等が定められている。
従って、この実施例に係るフィルタ装置10によれば、ポ
ンプ駆動時には、第1図に示すように、サクション口3
から燃料が吸引されるので、吸引部12内が負圧になり、
弁体18は通孔16を閉塞した状態を保持する。また、負圧
になることにより吸引部12が内側に凹もうとするが、吸
引部12を構成する網状部材15は巾広の線材15bを用いて
いるので剛性が大きいものになっており、凹みが抑止さ
れる。また、吸入部12がタンク底部1aに接しているので
吸い上げ不能な液体残量を少ないものとすることができ
る。更に、網状部材15の剛性が大きいことからスプリン
グ等の弾性部材を用いずともタンク底部1aに押付けるこ
とができ、簡単な構造でフィルタ装置のタンク底面基準
を得ることができる。また、弁機構を直接袋状部材に設
けても、該袋状部材が弁機構の重みで潰れてしまうこと
がない。
ンプ駆動時には、第1図に示すように、サクション口3
から燃料が吸引されるので、吸引部12内が負圧になり、
弁体18は通孔16を閉塞した状態を保持する。また、負圧
になることにより吸引部12が内側に凹もうとするが、吸
引部12を構成する網状部材15は巾広の線材15bを用いて
いるので剛性が大きいものになっており、凹みが抑止さ
れる。また、吸入部12がタンク底部1aに接しているので
吸い上げ不能な液体残量を少ないものとすることができ
る。更に、網状部材15の剛性が大きいことからスプリン
グ等の弾性部材を用いずともタンク底部1aに押付けるこ
とができ、簡単な構造でフィルタ装置のタンク底面基準
を得ることができる。また、弁機構を直接袋状部材に設
けても、該袋状部材が弁機構の重みで潰れてしまうこと
がない。
更に、接続管11の先端部11aが切欠かれているので接続
管11の流路面積が急に変わるものでなく徐々に大きくな
ることになるので、燃料の吸引の際にキャビテーション
が発生しにくくなる。
管11の流路面積が急に変わるものでなく徐々に大きくな
ることになるので、燃料の吸引の際にキャビテーション
が発生しにくくなる。
次に、第3図に示すように、ポンプ停止時に高温になっ
た燃料の蒸気が吸引部12に流入してきたとすると、該蒸
気が吸引部12内に滞留しようとするが、滞留しつつある
蒸気は圧力が高いので、弁部20が開き弁体18が開弁して
通孔16を開放する。すると蒸気が通孔16を通過して吸引
部12外に流出することになり、吸引部12に蒸気が滞留す
る事態が防止される。そのため、その後ポンプが駆動し
た際には、蒸気がポンプ2に吸い込まれることがなく、
ベーパロックを生じてしまう事態が防止される。また、
該先端部11aが吸引部12内に配されているので弁体18が
開弁しにくくなって蒸気が吸引部12内の上側に滞留して
しまったとしても、該先端部11aが吸引されようとする
蒸気を遮断するので蒸気がサクション口3に側に吸引さ
れる事態が抑制されると共にこの先端部11aにより接続
管11は通孔16より下方で開口することになるので万一弁
体18が開弁したままの状態になっても燃料の吸込可能量
は、先端部11aの開口まで確保することができる。
た燃料の蒸気が吸引部12に流入してきたとすると、該蒸
気が吸引部12内に滞留しようとするが、滞留しつつある
蒸気は圧力が高いので、弁部20が開き弁体18が開弁して
通孔16を開放する。すると蒸気が通孔16を通過して吸引
部12外に流出することになり、吸引部12に蒸気が滞留す
る事態が防止される。そのため、その後ポンプが駆動し
た際には、蒸気がポンプ2に吸い込まれることがなく、
ベーパロックを生じてしまう事態が防止される。また、
該先端部11aが吸引部12内に配されているので弁体18が
開弁しにくくなって蒸気が吸引部12内の上側に滞留して
しまったとしても、該先端部11aが吸引されようとする
蒸気を遮断するので蒸気がサクション口3に側に吸引さ
れる事態が抑制されると共にこの先端部11aにより接続
管11は通孔16より下方で開口することになるので万一弁
体18が開弁したままの状態になっても燃料の吸込可能量
は、先端部11aの開口まで確保することができる。
従って、本実施例によれば、吸引部に流入した蒸気は通
孔から吸引部外に逃げるので、蒸気が吸引部内に滞留す
る事態を防止することができる。そのため、ポンプが駆
動した際には、蒸気がポンプに吸い込まれることがな
く、ベーパロックを生じてしまう事態を防止することが
できる他、吸引部を小さな形状としても網状部材の面積
を大きなものとすることができ、有効濾過面積を大きい
ものとすることができる。
孔から吸引部外に逃げるので、蒸気が吸引部内に滞留す
る事態を防止することができる。そのため、ポンプが駆
動した際には、蒸気がポンプに吸い込まれることがな
く、ベーパロックを生じてしまう事態を防止することが
できる他、吸引部を小さな形状としても網状部材の面積
を大きなものとすることができ、有効濾過面積を大きい
ものとすることができる。
このため燃料タンク内の作業性を向上させるためフィル
タ装置を小さいものとしても、ベーパを有効に排出で
き、かつ、弁機構の取付に必要な面積を小さいものとで
き、有効濾過面積を確保できる。
タ装置を小さいものとしても、ベーパを有効に排出で
き、かつ、弁機構の取付に必要な面積を小さいものとで
き、有効濾過面積を確保できる。
更に、本実施例に係るフィルタ装置によれば、燃料残量
が減って吸入部の上面が燃料タンク内の空気中に露出し
た場合、一般的な燃料の表面張力による濡れ現象で、袋
状部材である吸入部の表面は燃料で覆われた状態となっ
て、吸入部の内部が、負圧となり変形しようとする。こ
の際、袋状部材の上側面に他の部材を介さず直接ベーパ
抜き弁機構を設けているため、吸引部12が変形するとき
に弁体8と共に移動するから、吸引部にその移動が他の
部材で邪魔されることなく、変形しやすくなる。このた
め、袋状部材で形成した吸引部12はその大部分が燃料液
面より下に位置して燃料中に浸ることが可能となり、燃
料液位が低くても吸い込み性能を確保することができ
る。
が減って吸入部の上面が燃料タンク内の空気中に露出し
た場合、一般的な燃料の表面張力による濡れ現象で、袋
状部材である吸入部の表面は燃料で覆われた状態となっ
て、吸入部の内部が、負圧となり変形しようとする。こ
の際、袋状部材の上側面に他の部材を介さず直接ベーパ
抜き弁機構を設けているため、吸引部12が変形するとき
に弁体8と共に移動するから、吸引部にその移動が他の
部材で邪魔されることなく、変形しやすくなる。このた
め、袋状部材で形成した吸引部12はその大部分が燃料液
面より下に位置して燃料中に浸ることが可能となり、燃
料液位が低くても吸い込み性能を確保することができ
る。
以上説明したように本考案によれば、吸引部に流入した
蒸気は通孔から吸引部外に逃げるので、蒸気が吸引部内
に滞留する事態を防止することができる。そのため、ポ
ンプが駆動した際には、蒸気がポンプに吸い込まれるこ
とがなく、ベーパロックを生じてしまう事態を防止する
ことができる。更に、燃料タンク内の作業性を向上させ
るためフィルタ装置を小さいものとしても、ベーパを有
効に排出でき、かつ、弁機構の取付に必要な面積を小さ
いものとでき、有効濾過面積を確保できるという効果を
奏する。
蒸気は通孔から吸引部外に逃げるので、蒸気が吸引部内
に滞留する事態を防止することができる。そのため、ポ
ンプが駆動した際には、蒸気がポンプに吸い込まれるこ
とがなく、ベーパロックを生じてしまう事態を防止する
ことができる。更に、燃料タンク内の作業性を向上させ
るためフィルタ装置を小さいものとしても、ベーパを有
効に排出でき、かつ、弁機構の取付に必要な面積を小さ
いものとでき、有効濾過面積を確保できるという効果を
奏する。
また、本発明に係るフィルタ装置によれば、燃料残量が
減ってフィルタの上面が燃料タンク内の空気中に露出し
て袋状部材が変形しようとしても、袋状部材の上側面に
他の部材を介さず直接ベーパ抜き弁機構を設けているた
め、袋状部材は、変形するときに弁機構と共に移動する
から、その移動を他の部材で邪魔されることなく、変形
しやすい。このため、網状部材で形成した袋状部材はそ
の大部分が燃料液面より下に位置して、燃料中に浸るこ
とが可能となり、燃料液位が低くても吸い込み性能を高
いものとすることができるという効果を奏する。
減ってフィルタの上面が燃料タンク内の空気中に露出し
て袋状部材が変形しようとしても、袋状部材の上側面に
他の部材を介さず直接ベーパ抜き弁機構を設けているた
め、袋状部材は、変形するときに弁機構と共に移動する
から、その移動を他の部材で邪魔されることなく、変形
しやすい。このため、網状部材で形成した袋状部材はそ
の大部分が燃料液面より下に位置して、燃料中に浸るこ
とが可能となり、燃料液位が低くても吸い込み性能を高
いものとすることができるという効果を奏する。
第1図は、本考案の実施例に係るフィルタ装置を示す断
面図、第2図はその要部図、第3図は実施例に係るフィ
ルタ装置の作用を示す断面図、第4図は実施例に係るフ
ィルタ装置を示す斜視図、第5図は従来のフィルタ装置
の一例をその不具合とともに示す断面図である。 1……燃料タンク 2……ポンプ 3……サクション口 10……フィルタ装置 11……接続管部 12……吸引部 15……網状部材 16……通孔 18……弁体(弁機構)
面図、第2図はその要部図、第3図は実施例に係るフィ
ルタ装置の作用を示す断面図、第4図は実施例に係るフ
ィルタ装置を示す斜視図、第5図は従来のフィルタ装置
の一例をその不具合とともに示す断面図である。 1……燃料タンク 2……ポンプ 3……サクション口 10……フィルタ装置 11……接続管部 12……吸引部 15……網状部材 16……通孔 18……弁体(弁機構)
Claims (1)
- 【請求項1】ポンプのサクション口に接続される連続管
部とこの接続管部に連通し網状部材を含んで中空状に形
成された吸引部とを備えた燃料タンク用フィルタ装置に
おいて、 吸引部を、弾性を有し、先端が燃料タンクの底面に接触
する網状部材で袋状部材として形成し、該袋状部材の上
側面に、ポンプ側から吸引部内に流入した燃料の蒸気が
通過する通孔を設け、この通孔に、常には該通孔を閉塞
する一方、袋状部材に流入した蒸気の存在によって該通
孔を開放する弁機構を設けたことを特徴とする燃料タン
ク用フィルタ装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987051590U JPH077575Y2 (ja) | 1987-04-07 | 1987-04-07 | 燃料タンク用フィルタ装置 |
US07/177,368 US4922959A (en) | 1987-04-07 | 1988-04-04 | Filter arrangement for fuel tank |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987051590U JPH077575Y2 (ja) | 1987-04-07 | 1987-04-07 | 燃料タンク用フィルタ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63158577U JPS63158577U (ja) | 1988-10-18 |
JPH077575Y2 true JPH077575Y2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=12891135
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987051590U Expired - Lifetime JPH077575Y2 (ja) | 1987-04-07 | 1987-04-07 | 燃料タンク用フィルタ装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4922959A (ja) |
JP (1) | JPH077575Y2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1987
- 1987-04-07 JP JP1987051590U patent/JPH077575Y2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1988
- 1988-04-04 US US07/177,368 patent/US4922959A/en not_active Expired - Fee Related
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US4922959A (en) | 1990-05-08 |
JPS63158577U (ja) | 1988-10-18 |
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