JPH0775695A - ミシンの下糸の自動補充方法とその装置 - Google Patents
ミシンの下糸の自動補充方法とその装置Info
- Publication number
- JPH0775695A JPH0775695A JP24750493A JP24750493A JPH0775695A JP H0775695 A JPH0775695 A JP H0775695A JP 24750493 A JP24750493 A JP 24750493A JP 24750493 A JP24750493 A JP 24750493A JP H0775695 A JPH0775695 A JP H0775695A
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- JP
- Japan
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- bobbin
- thread
- chuck
- winding
- case
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 下糸ボビンに下糸を補充し且つ下糸束から切
り離し、また下糸の補充されたボビンをボビンケースに
収めて且つ下糸の端部をボビンケースに対してミシンで
使用可能な状態に自動的にセットする。 【構成】 下糸の消費され取り外されたボビンを下糸巻
きモータで回動される支軸で支え、下糸先端を第1チャ
ックで把持した状態でクランク機構で支軸上のボビンの
周りで下糸を挿通した巻始めパイプ片を周動させて下糸
先端部分の巻き止めを行う。その後、第1チャックを開
放して、下糸巻きモータを回転させて所定量巻く。下糸
束から切り離す時は、第1チャックの他に第2チャック
で下糸を把持して切断手段で把持されている間で切断す
る。下糸の補充巻きされたボビンは、ボビンケースに戻
してからボビンケースを所定角旋回し、下糸端部を第2
チャックでケース開口端縁に押しつけながらケースの旋
回戻しをして、糸出し穴にかけて斜めに形成されたスリ
ットに下糸端部を通し、プッシャーで更に押して糸出し
穴に導いてミシンでの使用可能状態にする。
り離し、また下糸の補充されたボビンをボビンケースに
収めて且つ下糸の端部をボビンケースに対してミシンで
使用可能な状態に自動的にセットする。 【構成】 下糸の消費され取り外されたボビンを下糸巻
きモータで回動される支軸で支え、下糸先端を第1チャ
ックで把持した状態でクランク機構で支軸上のボビンの
周りで下糸を挿通した巻始めパイプ片を周動させて下糸
先端部分の巻き止めを行う。その後、第1チャックを開
放して、下糸巻きモータを回転させて所定量巻く。下糸
束から切り離す時は、第1チャックの他に第2チャック
で下糸を把持して切断手段で把持されている間で切断す
る。下糸の補充巻きされたボビンは、ボビンケースに戻
してからボビンケースを所定角旋回し、下糸端部を第2
チャックでケース開口端縁に押しつけながらケースの旋
回戻しをして、糸出し穴にかけて斜めに形成されたスリ
ットに下糸端部を通し、プッシャーで更に押して糸出し
穴に導いてミシンでの使用可能状態にする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ミシンのかま内に下
糸ボビンケースに収めて装着される空の下糸ボビンに自
動的に新たな下糸を巻きつけ補充したり、新たな下糸が
補充された下糸ボビンをボビンケースに収めて自動的に
使用可能状態に下糸端部をセットするミシンの下糸の自
動補充方法とその装置とに関する。
糸ボビンケースに収めて装着される空の下糸ボビンに自
動的に新たな下糸を巻きつけ補充したり、新たな下糸が
補充された下糸ボビンをボビンケースに収めて自動的に
使用可能状態に下糸端部をセットするミシンの下糸の自
動補充方法とその装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】ミシンの縫製作業によって下糸ボビンの
下糸が消費されて無くなった場合(下糸がなくなった状
態で上糸のみで縫製すると、下糸が無くなった状態のと
ころ迄作業者がほどいて下糸があるところから再び縫製
する)、縫製者は下糸ボビンをミシンのかまからケース
ごと取り外して残糸を除去して、家庭用ミシンに付設さ
れているような、また縫製工場で利用されているような
ボビン回転駆動装置によって空のボビンを回動し、新た
に下糸束から下糸を補充巻きし、人手で下糸束から切り
離していた。また、下糸を補充したボビンをボビンケー
スに入れて、使用状態に下糸の端をボビンケースにセッ
トするのも人手で行っていた。
下糸が消費されて無くなった場合(下糸がなくなった状
態で上糸のみで縫製すると、下糸が無くなった状態のと
ころ迄作業者がほどいて下糸があるところから再び縫製
する)、縫製者は下糸ボビンをミシンのかまからケース
ごと取り外して残糸を除去して、家庭用ミシンに付設さ
れているような、また縫製工場で利用されているような
ボビン回転駆動装置によって空のボビンを回動し、新た
に下糸束から下糸を補充巻きし、人手で下糸束から切り
離していた。また、下糸を補充したボビンをボビンケー
スに入れて、使用状態に下糸の端をボビンケースにセッ
トするのも人手で行っていた。
【0003】下糸ボビンに新たに下糸を補充してボビン
ケースに使用可能状態にセットするのに、上述のように
人手をかけていては近年急速に開発が進められている全
自動縫製システムは実現できなくなってしまうため、下
糸ボビンへの新たな下糸の補充と切り離し及び下糸の補
充されたボビンをボビンケースに使用状態にセットする
作業を人手をかけずに全自動化することが待望されてい
た。
ケースに使用可能状態にセットするのに、上述のように
人手をかけていては近年急速に開発が進められている全
自動縫製システムは実現できなくなってしまうため、下
糸ボビンへの新たな下糸の補充と切り離し及び下糸の補
充されたボビンをボビンケースに使用状態にセットする
作業を人手をかけずに全自動化することが待望されてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本願発明は上
記要望に沿ったミシンの下糸の自動補充方法及びその装
置をここに提供するもので、方法としては特定発明(請
求項1)とその第1関連方法発明(請求項2)、装置と
しては特定発明を実施する第2関連発明(請求項3)及
び第1関連方法発明を実施する第3関連発明(請求項
4)よりなる。
記要望に沿ったミシンの下糸の自動補充方法及びその装
置をここに提供するもので、方法としては特定発明(請
求項1)とその第1関連方法発明(請求項2)、装置と
しては特定発明を実施する第2関連発明(請求項3)及
び第1関連方法発明を実施する第3関連発明(請求項
4)よりなる。
【0005】上記2つの方法発明は、ミシンの下糸ボビ
ンの糸を補充するについて、人手によらず自動的に補充
して且つ下糸束から切り離すことが出来るようにする点
に於て、産業上の利用分野及び解決課題を一にするもの
であり、2つの装置は夫々の方法発明を実施するための
夫々個有な装置である。
ンの糸を補充するについて、人手によらず自動的に補充
して且つ下糸束から切り離すことが出来るようにする点
に於て、産業上の利用分野及び解決課題を一にするもの
であり、2つの装置は夫々の方法発明を実施するための
夫々個有な装置である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する特定
発明のミシンの下糸の自動補充方法は、ミシンのかま内
に下糸ボビンケースに収めて装着される下糸ボビンに新
たに下糸を補充するものであって、糸巻モータによって
回動される支軸上に下糸ボビンを嵌着する工程と、上記
支軸の一側部において補充下糸の始端を第1チャックで
止めておいて補充下糸束からの下糸を通した巻始めパイ
プ片を該支軸上の下糸ボビンの周りを複数回周動させる
巻始めユニットによって下糸巻始めを行う工程と、上記
第1チャックを開放してから上記糸巻きモータを回転さ
せて上記ボビンに下糸を巻きつけ補充する工程と、巻き
つけ補充後に巻き終わり側の下糸を上記第1チャックと
別の第2チャックではさんで支持してそれらの間で切断
手段によって切り離す工程とからなることを特徴として
いる。
発明のミシンの下糸の自動補充方法は、ミシンのかま内
に下糸ボビンケースに収めて装着される下糸ボビンに新
たに下糸を補充するものであって、糸巻モータによって
回動される支軸上に下糸ボビンを嵌着する工程と、上記
支軸の一側部において補充下糸の始端を第1チャックで
止めておいて補充下糸束からの下糸を通した巻始めパイ
プ片を該支軸上の下糸ボビンの周りを複数回周動させる
巻始めユニットによって下糸巻始めを行う工程と、上記
第1チャックを開放してから上記糸巻きモータを回転さ
せて上記ボビンに下糸を巻きつけ補充する工程と、巻き
つけ補充後に巻き終わり側の下糸を上記第1チャックと
別の第2チャックではさんで支持してそれらの間で切断
手段によって切り離す工程とからなることを特徴として
いる。
【0007】第1関連発明のミシンの下糸の補充方法
は、下糸の補充された下糸ボビンを下糸ボビンケースに
使用状態にセットするものであって、下糸の補充された
下糸ボビンを下糸端部を第2チャックではさんだ状態で
ボビンケースホルダー内に保持されたボビンケース内に
収める工程と、上記ボビンケースホルダー内のボビンケ
ースの開口端縁に向かって上記下糸端部を第2チャック
によって押しつける工程と、上記ボビンケースホルダー
を旋回手段で270°等所定角度旋回させてボビンケー
ス開口端縁から糸出し穴にかけて形成され斜めスリット
に上記押されている下糸端部を通す工程と、下糸セット
プッシャーによって更に下糸端部を押して上記ボビンケ
ースの糸出し穴に導く工程とからなることを特徴として
いる。
は、下糸の補充された下糸ボビンを下糸ボビンケースに
使用状態にセットするものであって、下糸の補充された
下糸ボビンを下糸端部を第2チャックではさんだ状態で
ボビンケースホルダー内に保持されたボビンケース内に
収める工程と、上記ボビンケースホルダー内のボビンケ
ースの開口端縁に向かって上記下糸端部を第2チャック
によって押しつける工程と、上記ボビンケースホルダー
を旋回手段で270°等所定角度旋回させてボビンケー
ス開口端縁から糸出し穴にかけて形成され斜めスリット
に上記押されている下糸端部を通す工程と、下糸セット
プッシャーによって更に下糸端部を押して上記ボビンケ
ースの糸出し穴に導く工程とからなることを特徴として
いる。
【0008】特定発明を実施する第2関連発明のミシン
の下糸の補充装置は、糸巻きモータによって回動される
下糸ボビン支軸に隣接した一側部に離接可能に往復駆動
される基台と、該基台上に往復動手段によって往復動さ
れるように立設され且つ補充下糸の先端部をはさみ持つ
第1チャックと、糸巻始めモータによって駆動されて補
充下糸束からの下糸を通した巻始めパイプ片を上記一側
部において上記支軸上の下糸ボビンの周りを複数回周動
させるように上記基台上に設けられたクランク機構手段
とから成る巻始めユニットと、巻始め後に上記糸巻きモ
ータによって支軸及びボビンを回動して所定量下糸をボ
ビンに巻き補充した後に、上記支軸からの離隔位置で上
巻始めパイプ片とボビン間に張っている補充下糸を上記
第1チャックと共に下流側ではさむ第2チャックと、そ
れら第1と第2のチャック間の張った下糸を切断する切
断手段とからなることを特徴としている。
の下糸の補充装置は、糸巻きモータによって回動される
下糸ボビン支軸に隣接した一側部に離接可能に往復駆動
される基台と、該基台上に往復動手段によって往復動さ
れるように立設され且つ補充下糸の先端部をはさみ持つ
第1チャックと、糸巻始めモータによって駆動されて補
充下糸束からの下糸を通した巻始めパイプ片を上記一側
部において上記支軸上の下糸ボビンの周りを複数回周動
させるように上記基台上に設けられたクランク機構手段
とから成る巻始めユニットと、巻始め後に上記糸巻きモ
ータによって支軸及びボビンを回動して所定量下糸をボ
ビンに巻き補充した後に、上記支軸からの離隔位置で上
巻始めパイプ片とボビン間に張っている補充下糸を上記
第1チャックと共に下流側ではさむ第2チャックと、そ
れら第1と第2のチャック間の張った下糸を切断する切
断手段とからなることを特徴としている。
【0009】第1関連発明を実施する第3関連発明のミ
シンの下糸補充装置は、下糸の補充された下糸ボビンを
下糸ボビンケース内に使用状態にセットするものであっ
て、下糸の補充された下糸ボビンを収容するボビンケー
スを収容保持する穴を有し且つ外周にリング歯車を備え
たボビンケースホルダーと、上記リング歯車に噛合する
歯車を介して上記ホルダーを270°等所定角度旋回さ
せる旋回手段と、上記ボビンケースホルダー内のボビン
ケースに収められた下糸ボビンの下糸端部をはさんで保
持すると共に該ボビンケースの開口端縁に押し当てる第
2チャックと、上記ホルダー内のボビンケースに収めら
れた下糸ボビンと上記第2チャックとの間の下糸部分を
上記ボビンケースの開口端縁に向かって上記第2チャッ
クによって押しつけている間に開口端縁から糸出し穴に
かけて形成された斜めスリットに上記ホルダーの旋回中
に該下糸部分を通した後に更に該ボビンケース外周の下
糸部分を押して糸出し穴に導くプッシャーとからなるこ
とを特徴としいてる。
シンの下糸補充装置は、下糸の補充された下糸ボビンを
下糸ボビンケース内に使用状態にセットするものであっ
て、下糸の補充された下糸ボビンを収容するボビンケー
スを収容保持する穴を有し且つ外周にリング歯車を備え
たボビンケースホルダーと、上記リング歯車に噛合する
歯車を介して上記ホルダーを270°等所定角度旋回さ
せる旋回手段と、上記ボビンケースホルダー内のボビン
ケースに収められた下糸ボビンの下糸端部をはさんで保
持すると共に該ボビンケースの開口端縁に押し当てる第
2チャックと、上記ホルダー内のボビンケースに収めら
れた下糸ボビンと上記第2チャックとの間の下糸部分を
上記ボビンケースの開口端縁に向かって上記第2チャッ
クによって押しつけている間に開口端縁から糸出し穴に
かけて形成された斜めスリットに上記ホルダーの旋回中
に該下糸部分を通した後に更に該ボビンケース外周の下
糸部分を押して糸出し穴に導くプッシャーとからなるこ
とを特徴としいてる。
【0010】
【実施例及び作用】本願発明を実施例を添付図面を参照
にして以下に詳細に説明する。図1は、本願発明の2つ
の装置発明を含む実施例のミシンの下糸の自動補充装置
の展開斜視図、図2は2つの方法発明の下糸の自動補充
方法の動作工程のフローチャート、図3は同下糸ボビン
及びその下糸のボビンケースに対するセット手順を示す
斜視図である。
にして以下に詳細に説明する。図1は、本願発明の2つ
の装置発明を含む実施例のミシンの下糸の自動補充装置
の展開斜視図、図2は2つの方法発明の下糸の自動補充
方法の動作工程のフローチャート、図3は同下糸ボビン
及びその下糸のボビンケースに対するセット手順を示す
斜視図である。
【0011】図1乃至図3において、ミシンの下糸の自
動補充装置1は、ミシンのかま5内に下糸ボビンケース
6に収めて装着される下糸ボビン7に新たに下糸9を補
充し、ボビン7をボビンケース6に収めて下糸端部を使
用状態にセットするものである。先ず使用済みボビンと
新たなボビンの復旧について概説する。ミシン針の上下
動カウントの積算等によってかま5内の下糸ボビン7の
下糸の残りが少なくなったのを検知した時点でミシンの
運転を止め、かま5の外側で対向して旋回されるホルダ
ーリング10の周部のホルダー11、12(180°ピ
ッチで隔設)の上死点位置の一つに抜出し・復旧ユニッ
ト20によって下糸ボビンケース6ごと抜き出されて収
められる。抜出し・復旧ユニット20は、シリンダー2
2によって往復動され且つモータ24によって往復旋回
されるつまみ板係合具23の尖端部23aによってかま
5内のボビンケース6のつまみ板6aの中央切欠部6b
をひっかけて抜き出すようにしている(この技術は、本
願出願人による実願平4−40086号明細書及び図面
を参照)。ホルダー11内の抜き出されたボビン7とボ
ビンケース6とは、モータ15によってホルダーリング
10が180°旋回されて下死点に至り、他方のホルダ
ー12に収容されている使用状態にセットされた新たな
下糸ボビンとそのボビンケース8はかま5と整列する上
死点に運ばれることになる。そこで抜出し・復旧ユニッ
ト20のF形の押し込み板25によってシリンダー22
の往動で新たなボビンとそのケース8は、かま5内に押
し込まれ復旧されることになる。他方使用済みボビン7
とそのケース6とは、次の残糸取り作業へ送られる。
動補充装置1は、ミシンのかま5内に下糸ボビンケース
6に収めて装着される下糸ボビン7に新たに下糸9を補
充し、ボビン7をボビンケース6に収めて下糸端部を使
用状態にセットするものである。先ず使用済みボビンと
新たなボビンの復旧について概説する。ミシン針の上下
動カウントの積算等によってかま5内の下糸ボビン7の
下糸の残りが少なくなったのを検知した時点でミシンの
運転を止め、かま5の外側で対向して旋回されるホルダ
ーリング10の周部のホルダー11、12(180°ピ
ッチで隔設)の上死点位置の一つに抜出し・復旧ユニッ
ト20によって下糸ボビンケース6ごと抜き出されて収
められる。抜出し・復旧ユニット20は、シリンダー2
2によって往復動され且つモータ24によって往復旋回
されるつまみ板係合具23の尖端部23aによってかま
5内のボビンケース6のつまみ板6aの中央切欠部6b
をひっかけて抜き出すようにしている(この技術は、本
願出願人による実願平4−40086号明細書及び図面
を参照)。ホルダー11内の抜き出されたボビン7とボ
ビンケース6とは、モータ15によってホルダーリング
10が180°旋回されて下死点に至り、他方のホルダ
ー12に収容されている使用状態にセットされた新たな
下糸ボビンとそのボビンケース8はかま5と整列する上
死点に運ばれることになる。そこで抜出し・復旧ユニッ
ト20のF形の押し込み板25によってシリンダー22
の往動で新たなボビンとそのケース8は、かま5内に押
し込まれ復旧されることになる。他方使用済みボビン7
とそのケース6とは、次の残糸取り作業へ送られる。
【0012】残糸取りのために、先ずシリンダ31の往
動によって基台32と共にボビンケース押出しプッシャ
ー31a及びボビンプッシャー33aを前進させてホル
ダー11内のボビンケース6をケースホルダー34(図
1は展開図のため離して示されている)内に押し、次に
基台32付きシリンダ33を往動させてボビンケース6
の正面壁切欠き6cからボビンプッシャー33aを前進
させてボビン7を支軸37上に押し出す。その後にシリ
ンダ33を復動してプッシャー33aを戻しておく。ボ
ビンケース6は、その周壁厚と同じ高さのストッパー3
4aによって係止されてケースホルダー34内にとどま
っている。プッシャー31aは、後述のボビン7の再挿
入のためにボビンケース6を押した状態となっている。
残糸の端部は、支軸上のボビン7とケースホルダー34
内のボビンケース6の下糸張力調節バネ板6dとの間に
張っている。支軸37に並設された残糸取りユニット4
0のモータ43によって回動される一方の円錐台プーリ
41から突設されたフック44により、上記張った残糸
の端部をひっかけて順次他方の非従動円錐台プーリ42
との突き合わせ部に巻き取って行く。一対のプーリ4
1、42は、小端部で相互に離接可能につき合わさって
おり、シリンダ45によって非回転プーリ42を引き離
すと巻き取った残糸束は落下する。
動によって基台32と共にボビンケース押出しプッシャ
ー31a及びボビンプッシャー33aを前進させてホル
ダー11内のボビンケース6をケースホルダー34(図
1は展開図のため離して示されている)内に押し、次に
基台32付きシリンダ33を往動させてボビンケース6
の正面壁切欠き6cからボビンプッシャー33aを前進
させてボビン7を支軸37上に押し出す。その後にシリ
ンダ33を復動してプッシャー33aを戻しておく。ボ
ビンケース6は、その周壁厚と同じ高さのストッパー3
4aによって係止されてケースホルダー34内にとどま
っている。プッシャー31aは、後述のボビン7の再挿
入のためにボビンケース6を押した状態となっている。
残糸の端部は、支軸上のボビン7とケースホルダー34
内のボビンケース6の下糸張力調節バネ板6dとの間に
張っている。支軸37に並設された残糸取りユニット4
0のモータ43によって回動される一方の円錐台プーリ
41から突設されたフック44により、上記張った残糸
の端部をひっかけて順次他方の非従動円錐台プーリ42
との突き合わせ部に巻き取って行く。一対のプーリ4
1、42は、小端部で相互に離接可能につき合わさって
おり、シリンダ45によって非回転プーリ42を引き離
すと巻き取った残糸束は落下する。
【0013】次に、残糸が除去されて空になったボビン
7を新たな下糸6を巻きつける補充巻きステーションS
1 に搬送する搬送装置50について説明する。上記残糸
取りステーションS0 と補充巻きステーションS1 の間
に敷設されたガイドレールに沿ってシリンダ51によっ
て往復動される基台52に対して、シリンダ53によっ
て、残糸取りステーションで支軸37をケースホルダー
34に離接可能に往復動するようにしている。即ち基台
52付きシリンダ53の出力軸に連結されて往復動され
る第1基盤54に支軸37が固定されており、支軸37
を取り囲むスリーブ状プッシャー57を取り付けた第2
基板56は第1基板54付きシリンダ55によって往復
動されるようになっている。第2基板56には、後述す
る第2チャック58が突設されている。以上の構成の搬
送装置50によって、シリンダ51の往動で支軸37上
の空のボビン7は、補充巻きステーションS1 に搬送さ
れる。
7を新たな下糸6を巻きつける補充巻きステーションS
1 に搬送する搬送装置50について説明する。上記残糸
取りステーションS0 と補充巻きステーションS1 の間
に敷設されたガイドレールに沿ってシリンダ51によっ
て往復動される基台52に対して、シリンダ53によっ
て、残糸取りステーションで支軸37をケースホルダー
34に離接可能に往復動するようにしている。即ち基台
52付きシリンダ53の出力軸に連結されて往復動され
る第1基盤54に支軸37が固定されており、支軸37
を取り囲むスリーブ状プッシャー57を取り付けた第2
基板56は第1基板54付きシリンダ55によって往復
動されるようになっている。第2基板56には、後述す
る第2チャック58が突設されている。以上の構成の搬
送装置50によって、シリンダ51の往動で支軸37上
の空のボビン7は、補充巻きステーションS1 に搬送さ
れる。
【0014】補充巻きステーションS1 において、搬送
されて来たボビン7は、糸巻きモータ71によって回動
される2つ割りの下糸ボビン支軸72上に移される。即
ち、搬送装置50のシリンダ51による往動で、支軸3
7を2つ割り支軸72に整列状につき合わせ、次いでシ
リンダ55の往動によってスリーブ状プッシャー57で
ボビン7を支軸72へ移す。移した後は、シリンダ55
を復動させておく。
されて来たボビン7は、糸巻きモータ71によって回動
される2つ割りの下糸ボビン支軸72上に移される。即
ち、搬送装置50のシリンダ51による往動で、支軸3
7を2つ割り支軸72に整列状につき合わせ、次いでシ
リンダ55の往動によってスリーブ状プッシャー57で
ボビン7を支軸72へ移す。移した後は、シリンダ55
を復動させておく。
【0015】新たな下糸をボビン7に巻きつける時の巻
き始めは、糸の端を止めておかなければならないため巻
始めユニット60が使用される。即ち、巻始めユニット
60は、補充巻きステーションS1 の支軸72に隣接し
た一側部にガイドレールに沿ってシリンダ62によって
往復動される基台61と、基台61上にシリンダ63を
介して上下動可能に立設され且つ補充下糸の先端部をは
さみ持つ第1チャック64と、糸巻始めモータ65aに
よって駆動されて補充用下糸束Bからの下糸bを通した
巻始めパイプ片65bを上記一側部において支軸72上
のボビン7の周りを複数回(好ましくは12〜16回)
周動させるように基台61上に設けられたクランク機構
手段65とから構成されており、第1チャック64で糸
bの端を止めておいて、パイプ片65bの周動で巻始め
を行う。第1チャック64は、シリンダ63で下降させ
てシリンダ62の往動で支軸72の下をくぐって一側部
に至り、シリンダ63で上昇される。また、クランク機
構65は、基台81上に立設された起立板61aに軸承
された上下一対のプーリ65c、65cと、一方のプー
リ65cに連結されたモータ65aと、プーリ65c、
65cの周りにかけ渡されたタイミングベルト65d
と、各プーリ65c、65cに偏心位置でクランクピン
65e、65eで連接されたクランクアーム65fと、
クランクアーム65fの上端に貫設された巻始めパイプ
片65bとから構成されており、モータ65aの回動に
よってパイプ片65bは円運動(軌跡Tを図1に示す)
を行わせるようにしている。
き始めは、糸の端を止めておかなければならないため巻
始めユニット60が使用される。即ち、巻始めユニット
60は、補充巻きステーションS1 の支軸72に隣接し
た一側部にガイドレールに沿ってシリンダ62によって
往復動される基台61と、基台61上にシリンダ63を
介して上下動可能に立設され且つ補充下糸の先端部をは
さみ持つ第1チャック64と、糸巻始めモータ65aに
よって駆動されて補充用下糸束Bからの下糸bを通した
巻始めパイプ片65bを上記一側部において支軸72上
のボビン7の周りを複数回(好ましくは12〜16回)
周動させるように基台61上に設けられたクランク機構
手段65とから構成されており、第1チャック64で糸
bの端を止めておいて、パイプ片65bの周動で巻始め
を行う。第1チャック64は、シリンダ63で下降させ
てシリンダ62の往動で支軸72の下をくぐって一側部
に至り、シリンダ63で上昇される。また、クランク機
構65は、基台81上に立設された起立板61aに軸承
された上下一対のプーリ65c、65cと、一方のプー
リ65cに連結されたモータ65aと、プーリ65c、
65cの周りにかけ渡されたタイミングベルト65d
と、各プーリ65c、65cに偏心位置でクランクピン
65e、65eで連接されたクランクアーム65fと、
クランクアーム65fの上端に貫設された巻始めパイプ
片65bとから構成されており、モータ65aの回動に
よってパイプ片65bは円運動(軌跡Tを図1に示す)
を行わせるようにしている。
【0016】巻始めが完了すると、第1チャック64を
開放して且つ下げてまたシリンダ62の復動によって基
台61を支軸72から遠ざける。また、糸巻きモータ7
1を作動させて下糸束Bからパイプ片65bを経てボビ
ン7に所定量の下糸bを補充巻きする。所定量の巻き
は、巻き終わり位置に設定された一対の光センサーによ
って検出してモータ71を止めることによって行われ
る。補充巻きが完了すると、上記第1及び第2チャック
64、58がパイプ片65bとボビン7との間で張って
いる下糸bを把持し、それらの間でカッター67をシリ
ンダ68で下降させて切断する。切断後は、シリンダ6
8の復動でカッター67を上昇復帰させるが、第1及び
第2チャック64、58は、次の作業のために把持状態
を保っている。補充巻きの完了したボビン7は、支軸7
2に再度整列接合した支軸37上に、シリンダ75の往
動でボビン外し板76を介して移され、下糸端は第2チ
ャック58で把持されたままとなっている。
開放して且つ下げてまたシリンダ62の復動によって基
台61を支軸72から遠ざける。また、糸巻きモータ7
1を作動させて下糸束Bからパイプ片65bを経てボビ
ン7に所定量の下糸bを補充巻きする。所定量の巻き
は、巻き終わり位置に設定された一対の光センサーによ
って検出してモータ71を止めることによって行われ
る。補充巻きが完了すると、上記第1及び第2チャック
64、58がパイプ片65bとボビン7との間で張って
いる下糸bを把持し、それらの間でカッター67をシリ
ンダ68で下降させて切断する。切断後は、シリンダ6
8の復動でカッター67を上昇復帰させるが、第1及び
第2チャック64、58は、次の作業のために把持状態
を保っている。補充巻きの完了したボビン7は、支軸7
2に再度整列接合した支軸37上に、シリンダ75の往
動でボビン外し板76を介して移され、下糸端は第2チ
ャック58で把持されたままとなっている。
【0017】下糸の補充されたボビン7は、シリンダ5
1の復動によって支軸37に支持された状態で元の残糸
取りステーションS0 へ戻され、そこでケースホルダー
34内で待機していた元のボビンケース6に収められ、
セットされることになる。具体的には、図3に示されて
いるように、先ずケースホルダー34は、その外周のリ
ング歯車34bとそれに噛合するケースホルダー反転モ
ータ35の出力軸付き歯車35bとを介してモータ35
の作動で例えば270°時計方向(かま正面方向に見
て)に回動され、次いで搬送装置50のシリンダ55の
往動で先端部57aが自由に旋回するスリーブ状プッシ
ャー57によってケースホルダー34内のボビンケース
6内に支軸37上のボビン7を挿入する。このとき、ケ
ースホルダー34内のボビンケース6は、その正面で上
記ボビンケース押出しプッシャー31a(その先端部3
1bは自由に旋回可能)によって背当てされた状態で、
第2チャック58によって下糸の端部は、ケースホルダ
ー34の周壁切欠き部分から露出しているボビンケース
6の開口端縁に押し当てられる。この状態で、ケースホ
ルダー34をモータ35の逆回転で270°反時計方向
に回動するとボビンケース6の開口端縁から糸出し穴6
eにかけて形成された斜めスリット6fに下糸端部を通
すことになる。スリット6fの内部から糸出し穴6eに
かけてボビンケース6の周壁に沿った湾曲した下糸張力
調整バネ板6dが糸出し穴6eと反対側端部で片持状に
ケース周壁に取付けられているため、シリンダ81で往
動される糸セットプッシャー82によって更に下糸端部
のケース周壁上部分を押して押え6dの下を通過させて
糸出し穴6eに導く。この状態でミシンのかま5に復旧
されるとすぐ使用可能となる。
1の復動によって支軸37に支持された状態で元の残糸
取りステーションS0 へ戻され、そこでケースホルダー
34内で待機していた元のボビンケース6に収められ、
セットされることになる。具体的には、図3に示されて
いるように、先ずケースホルダー34は、その外周のリ
ング歯車34bとそれに噛合するケースホルダー反転モ
ータ35の出力軸付き歯車35bとを介してモータ35
の作動で例えば270°時計方向(かま正面方向に見
て)に回動され、次いで搬送装置50のシリンダ55の
往動で先端部57aが自由に旋回するスリーブ状プッシ
ャー57によってケースホルダー34内のボビンケース
6内に支軸37上のボビン7を挿入する。このとき、ケ
ースホルダー34内のボビンケース6は、その正面で上
記ボビンケース押出しプッシャー31a(その先端部3
1bは自由に旋回可能)によって背当てされた状態で、
第2チャック58によって下糸の端部は、ケースホルダ
ー34の周壁切欠き部分から露出しているボビンケース
6の開口端縁に押し当てられる。この状態で、ケースホ
ルダー34をモータ35の逆回転で270°反時計方向
に回動するとボビンケース6の開口端縁から糸出し穴6
eにかけて形成された斜めスリット6fに下糸端部を通
すことになる。スリット6fの内部から糸出し穴6eに
かけてボビンケース6の周壁に沿った湾曲した下糸張力
調整バネ板6dが糸出し穴6eと反対側端部で片持状に
ケース周壁に取付けられているため、シリンダ81で往
動される糸セットプッシャー82によって更に下糸端部
のケース周壁上部分を押して押え6dの下を通過させて
糸出し穴6eに導く。この状態でミシンのかま5に復旧
されるとすぐ使用可能となる。
【0018】この使用可能状態への下糸端部のセット終
了後に、シリンダ81の復動でプッシャー82を戻し、
第2チャック58を開放した後、シリンダ31を復動し
てプッシャー31aを後退させてから、シリンダ53の
往動でホルダーリング10の空いていたホルダー12内
にセット済みの下糸ボビン7及びそのボビンケース6を
押し戻す。その後にシリンダ53、55を復動してお
く。これで、上述したように、ホルダーリング10を1
80°旋回させると、使用済みボビンを抜いたかま5内
にその新たなボビン7を復旧することが可能となる。上
記実施例は、ボビンの下糸が消費されて無くなった場合
の補充について説明したものであるが、搬送装置50の
シリンダ51のストロークを長くして複数箇所で停止で
きるようにし、色の異なる下糸束Bから適宜複数の巻始
めユニット60によって色の異なる下糸を空のボビンに
巻く実施例にも本発明は適用される。
了後に、シリンダ81の復動でプッシャー82を戻し、
第2チャック58を開放した後、シリンダ31を復動し
てプッシャー31aを後退させてから、シリンダ53の
往動でホルダーリング10の空いていたホルダー12内
にセット済みの下糸ボビン7及びそのボビンケース6を
押し戻す。その後にシリンダ53、55を復動してお
く。これで、上述したように、ホルダーリング10を1
80°旋回させると、使用済みボビンを抜いたかま5内
にその新たなボビン7を復旧することが可能となる。上
記実施例は、ボビンの下糸が消費されて無くなった場合
の補充について説明したものであるが、搬送装置50の
シリンダ51のストロークを長くして複数箇所で停止で
きるようにし、色の異なる下糸束Bから適宜複数の巻始
めユニット60によって色の異なる下糸を空のボビンに
巻く実施例にも本発明は適用される。
【0019】
【発明の効果】以上述べた如く、本願特定発明及び第1
関連方法発明に依れば、人手に依らず自動的に下糸ボビ
ンに下糸を補充して且つ下糸束から切り離すことがで
き、使用済み下糸ボビンのミシンがまからの抜出しから
下糸の補充・復旧まで一定したシステムの全自動化を可
能にする。また本願の第2及び第3関連発明に依れば、
人手に依らずに自動的に下糸の補充されたボビンをボビ
ンケースに収めて且つ下糸の端部をボビンケースに対し
て使用可能状態にセットすることができ、使用済み下糸
ボビンの抜出しから下糸の補充・復旧まで一定したシス
テムの全自動化を可能にする。
関連方法発明に依れば、人手に依らず自動的に下糸ボビ
ンに下糸を補充して且つ下糸束から切り離すことがで
き、使用済み下糸ボビンのミシンがまからの抜出しから
下糸の補充・復旧まで一定したシステムの全自動化を可
能にする。また本願の第2及び第3関連発明に依れば、
人手に依らずに自動的に下糸の補充されたボビンをボビ
ンケースに収めて且つ下糸の端部をボビンケースに対し
て使用可能状態にセットすることができ、使用済み下糸
ボビンの抜出しから下糸の補充・復旧まで一定したシス
テムの全自動化を可能にする。
【図1】本願の2つの装置発明の代表実施例のミシンの
下糸の自動補充装置の展開斜視図である。
下糸の自動補充装置の展開斜視図である。
【図2】本願の2つの方法発明に於けるミシンの下糸の
自動補充方法の動作工程のフローチャートである。
自動補充方法の動作工程のフローチャートである。
【図3】同下糸ボビン及びその下糸のボビンケースに対
するセット手順を示す斜視図である。
するセット手順を示す斜視図である。
1 ミシンの下糸の自動補充装置 5 ミシンのかま 6 下糸ボビンケース 6d 下糸張力調節バネ板 6e 糸出し穴 6f スリット 7 下糸ボビン 8 下糸ボビンケース 34 ケースホルダー 34a ストッパー 34b リング歯車 35 旋回手段 35b 出力軸付き歯車 58 第2チャック 60 巻始めユニット 61 基台 64 第1チャック 65 クランク機構 65b 巻始めパイプ片 67 切断手段 71 糸巻モータ 72 下糸ボビン支軸 82 セット用プッシャー B 下糸束 b 下糸
Claims (4)
- 【請求項1】 ミシンのかま内に下糸ボビンケースに収
めて装着される下糸ボビンに新たに下糸を補充するもの
であって、糸巻きモータによって回動される支軸上に下
糸ボビンを嵌着する工程と、上記支軸の一側部において
補充下糸の始端を第1チャックで止めておいて補充下糸
束からの下糸を通した巻始めパイプ片を該支軸上の下糸
ボビンの周りを複数回周動させる巻始めユニットによっ
て下糸巻始めを行う工程と、上記第1チャックを開放し
てから上記糸巻きモータを回転させて上記ボビンに下糸
を巻きつけ補充する工程と、巻きつけ補充後に巻き終わ
り側の下糸を上記第1チャックと別の第2チャックでは
さんで支持してそれらの間で切断手段によって切り離す
工程とからなることを特徴とするミシンの下糸の自動補
充方法。 - 【請求項2】 下糸の補充された下糸ボビン及び下糸を
下糸ボビンケースに使用状態にセットするものであっ
て、下糸の補充された下糸ボビンを下糸端部を第2チャ
ックではさんだ状態でボビンケースホルダー内に保持さ
れたボビンケース内に収める工程と、上記ボビンケース
ホルダー内のボビンケースの開口端縁に向かって上記下
糸端部を第2チャックによって押しつける工程と、上記
ボビンケースホルダーを旋回手段で270°等所定角度
旋回させてボビンケース開口端縁から糸出し穴にかけて
形成され斜めスリットに上記押されている下糸端部を通
す工程と、下糸セットプッシャーによって更に下糸端部
を押して上記ボビンケースの糸出し穴に導く工程とから
なることを特徴とするミシンの下糸の自動補充方法。 - 【請求項3】 糸巻きモータによって回動される下糸ボ
ビン支軸に隣接した一側部に離接可能に往復駆動される
基台と、該基台上に往復動手段によって往復動されるよ
うに立設され且つ補充下糸の先端部をはさみ持つ第1チ
ャックと、糸巻始めモータによって駆動されて補充下糸
束からの下糸を通した巻始めパイプ片を上記一側部にお
いて上記支軸上の下糸ボビンの周りを複数回周動させる
ように上記基台上に設けられたクランク機構手段とから
成る巻始めユニットと、巻始め後に上記糸巻きモータに
よって支軸及びボビンを回動して所定量下糸をボビンに
巻き補充した後に、上記支軸からの離隔位置で上記巻始
めパイプ片とボビン間に張っている補充下糸を上記第1
チャックと共に下流側ではさむ第2チャックと、それら
第1と第2のチャック間の張った下糸を切断する切断手
段とからなることを特徴とするミシンの下糸の自動補充
装置。 - 【請求項4】 下糸の補充された下糸ボビンを下糸ボビ
ンケース内に使用状態にセットするものであって、下糸
の補充された下糸ボビンを収容するボビンケースを収容
保持する穴を有し且つ外周にリング歯車を備えたボビン
ケースホルダーと、上記リング歯車に噛合する歯車を介
して上記ホルダーを270°等所定角度旋回させる旋回
手段と、上記ボビンケースホルダー内のボビンケースに
収められた下糸ボビンの下糸端部をはさんで保持すると
共に該ボビンケースの開口端縁に押し当てる第2チャッ
クと、上記ホルダー内のボビンケースに収められた下糸
ボビンと上記第2チャックとの間の下糸部分を上記ボビ
ンケースの開口端縁に向かって上記第2チャックによっ
て押しつけている間に開口端縁から糸出し穴にかけて形
成された斜めスリットに上記ホルダーの旋回中に該下糸
部分を通した後に更に該ボビンケース外周の下糸部分を
押して糸出し穴に導くプッシャーとからなることを特徴
とするミシンの下糸の自動補充装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24750493A JPH0775695A (ja) | 1993-09-07 | 1993-09-07 | ミシンの下糸の自動補充方法とその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24750493A JPH0775695A (ja) | 1993-09-07 | 1993-09-07 | ミシンの下糸の自動補充方法とその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0775695A true JPH0775695A (ja) | 1995-03-20 |
Family
ID=17164463
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24750493A Pending JPH0775695A (ja) | 1993-09-07 | 1993-09-07 | ミシンの下糸の自動補充方法とその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0775695A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103603148A (zh) * | 2013-11-29 | 2014-02-26 | 宁波舒普机电科技有限公司 | 自动换梭装置的打结机构 |
CN103643412A (zh) * | 2013-11-29 | 2014-03-19 | 宁波舒普机电科技有限公司 | 自动换底梭装置 |
CN103643410A (zh) * | 2013-11-29 | 2014-03-19 | 宁波舒普机电科技有限公司 | 一种自动绕梭芯底线的方法 |
CN103643414A (zh) * | 2013-11-29 | 2014-03-19 | 宁波舒普机电科技有限公司 | 一种为梭壳更换梭芯的方法 |
CN103643416A (zh) * | 2013-11-29 | 2014-03-19 | 宁波舒普机电科技有限公司 | 一种更换梭芯的方法 |
CN103643411A (zh) * | 2013-11-29 | 2014-03-19 | 宁波舒普机电科技有限公司 | 自动换梭装置的取梭芯机构 |
CN103643413A (zh) * | 2013-11-29 | 2014-03-19 | 宁波舒普机电科技有限公司 | 一种更换缝纫机底梭的方法 |
CN103643415A (zh) * | 2013-11-29 | 2014-03-19 | 宁波舒普机电科技有限公司 | 一种换底梭的方法 |
WO2020166887A1 (ko) * | 2019-02-14 | 2020-08-20 | 강홍근 | 미싱머신용 북실 자동교체 시스템 |
-
1993
- 1993-09-07 JP JP24750493A patent/JPH0775695A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103603148A (zh) * | 2013-11-29 | 2014-02-26 | 宁波舒普机电科技有限公司 | 自动换梭装置的打结机构 |
CN103643412A (zh) * | 2013-11-29 | 2014-03-19 | 宁波舒普机电科技有限公司 | 自动换底梭装置 |
CN103643410A (zh) * | 2013-11-29 | 2014-03-19 | 宁波舒普机电科技有限公司 | 一种自动绕梭芯底线的方法 |
CN103643414A (zh) * | 2013-11-29 | 2014-03-19 | 宁波舒普机电科技有限公司 | 一种为梭壳更换梭芯的方法 |
CN103643416A (zh) * | 2013-11-29 | 2014-03-19 | 宁波舒普机电科技有限公司 | 一种更换梭芯的方法 |
CN103643411A (zh) * | 2013-11-29 | 2014-03-19 | 宁波舒普机电科技有限公司 | 自动换梭装置的取梭芯机构 |
CN103643413A (zh) * | 2013-11-29 | 2014-03-19 | 宁波舒普机电科技有限公司 | 一种更换缝纫机底梭的方法 |
CN103643415A (zh) * | 2013-11-29 | 2014-03-19 | 宁波舒普机电科技有限公司 | 一种换底梭的方法 |
CN103643410B (zh) * | 2013-11-29 | 2014-09-24 | 宁波舒普机电科技有限公司 | 一种自动绕梭芯底线的方法 |
CN103643416B (zh) * | 2013-11-29 | 2014-09-24 | 宁波舒普机电科技有限公司 | 一种更换梭芯的方法 |
CN103643413B (zh) * | 2013-11-29 | 2014-09-24 | 宁波舒普机电科技有限公司 | 一种更换缝纫机底梭的方法 |
CN103643415B (zh) * | 2013-11-29 | 2014-09-24 | 宁波舒普机电科技有限公司 | 一种换底梭的方法 |
WO2020166887A1 (ko) * | 2019-02-14 | 2020-08-20 | 강홍근 | 미싱머신용 북실 자동교체 시스템 |
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